JP2018513676A - 切断ブレード間の間隔を自動的に調整するための装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1および第2切断ブレード(21,22;51,52)間の間隔を自動的に調整するための調整装置に関し、第1および第2切断ブレードは、第1および第2接触表面(31,32)が互いに接触して平行となるように取り付けられ、第1および第2切断ブレード(21,22;51,52)の少なくとも1つは、第1および第2の切断エッジ(23,24)間に切断作用を生じさせるように変位可能である。第1および第2の切断ブレードは、第1および第2の平面接触面の間の間隔を維持するように構成された少なくとも1つの調整装置(28;50;90)によって接続される。調整装置(28;50;90)は、第1および第2の接触面に対して直角に、第1および第2の切断ブレードのそれぞれの凹部を貫通して延び、他方の切断ブレードに対して変位可能な切断ブレードの動きを案内するように配置された、コネクタ(34;64;79;84;94)と、前記コネクタ(34;64;79;84;94)の一端に固定され、前記第2の切断ブレードの外面に接触して配置された第1のストップ(33;63;102)と、コネクタの反対側の一端に位置し、第1の切断ブレード(21;51)の外面にプレテンション力を加えるとともに、第1および第2の接触面(31,32)を接触状態に維持するように配置された、調整手段(40;70;80;100)とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、第1および第2の接触面(contact surfaces)を接触状態または近接接触状態に維持するための、第1および第2の切断ブレード(cutting blade)間の間隔を自動的に調整するための装置に関する。
公知のトリマー(trimmer,草刈機、刈払機)の構成は、互いに移動する協働する切断ブレードを備え、切断ブレード上の切断エッジ(cutting edges)を相互作用させて、例えば植生のような材料を切断する。1つの例示的な形態では、別個の切断ブレードは細長く、互いに対して動くよう案内されて協働する表面を有しており、その上の切断エッジがはさみ式の動作で反復的に相互作用することによって切断作用が生じる。理想的には、切断ブレードの表面が、過大な拘束を受けることなく、一方が他方に対して移動する。この目的のための機構の実施例を以下に述べる。
1つの設計では、切断ブレードは、内燃機関または電気モータなどの駆動機構に関連するフレーム上の支持バーに作動可能に接続される。数多くのボルトが、切断ブレードの凹部(recesses)を貫通して案内され、ねじ留め具(threaded fasteners)によって支持バーに接合され、ブレードは支持バーとボルト頭部の間で保持される。ボルトは締め付けた後、ブレードとの間に十分なクリアランス(clearance)を設けるために4分の1回転から2分の1回転分ボルトを緩めて、大きな抵抗を受けることなく互いにガイドすることができる。このメカニズム(mechanism,機構)は、その摩耗に伴ってブレード間の間隔を変更することができ、その間隔は最適な量を超えるまでクリアランスを増加させるという利点を有する。クリアランスが一定量以上増加すると、切断効率が低下する可能性がある。材料が協働する表面の間に割り込むと、ブレードは、ある時点で詰まる傾向がある。このシステムの問題は、現場のエンドユーザがこの調整をしなければならないということである。あるユーザは、この調整プロセスが困難で困惑されられると感じるのに対して、他のユーザは、ボルトを調整するのに必要な時間を取られることを望まない。
別の設計では、支持バーと底部切断ブレードの間に剛性スペーサ(rigid spacer)を固定することができる。支持バーと底部切断ブレードの間の関係が固定されるまで、ボルトが締め付けられる。この間隔は調整不能であり、そのためスペーサの形状によって決まる。互いに接触するブレードの反復切断作用は時間の経過とともに摩耗を引き起こし、協働する切断ブレード表面間の間隔を増加させる。ついには、ブレード表面間のクリアランスは、ブレードが有害なまでに互いに離れる方向に移動するので、切断ブレードは、切断対象である材料を効果的に切断できなくなるか、または切断した材料が詰まるようになる。
したがって、上記の問題を少なくとも部分的に軽減する装置が必要となる。本発明の目的は、摩耗によって生じる切断ブレード間の間隔に関連した改善された装置を提供することである。
上記の問題は、添付の請求の範囲に記載の装置によって解決される。
1つの形態では、本発明は、トリマーなどの、第1および第2の切断ブレードを有する切断装置に用いることを意図する。第1の切断ブレードは、第1の平面に位置する概ね平坦な第1の接触面と、第1の切断エッジとを有する。第2の切断ブレードは、第2の平面に位置する概ね平坦な第2の接触面と、第2の切断エッジとを有する。第1および第2の切断ブレードは、第1および第2の平坦な表面が対向して接触し、実質的に互いに平行であるように設置される。駆動ユニットは、第1および第2の切断ブレードのうちの少なくとも一方を第1および第2の切断ブレードのうちの他方に対して移動させて、それによって、第1および第2の切断ブレード間の反復的な切断作用を生じさせる。上述のとおり、駆動ユニットは、内燃機関または電気モータであってもよい。少なくとも1つの締結アセンブリ(fastening assembly)は、第1および第2の対向する支持バーを有し、それらの間に第1および第2の切断ブレードを案内する。第1および第2の対向する支持バーは、互いに所定の間隔を有しており、好ましくは、第1および第2の平坦な切断ブレード表面を互いに接触させた状態を維持するように、または、少なくとも第1および第2の平坦な切断ブレード表面の間の最大許容間隔(maximum allowable spacing)を成立させるように構成されている。少なくとも1つの締結アセンブリは、さらに、付勢力の作用の下で所望の間隔を維持するか、または、第1および第2の平坦な切断ブレードの表面が互いに向き合うようなプレテンション力(pre-tensioning force,予張力)を生じさせるように、自動的な調整のための少なくとも1つの装置を有する。この文脈において、「間隔」(spacing)という用語は、2つの表面間の間隔を説明するために用いられており、その間隔の範囲は、ゼロ(近接接触)から上限は所望の最大値に及ぶ。
好ましい実施形態によれば、本発明は、第1および第2の切断ブレード間の間隔の自動調整のための装置に関連する。第1の切断ブレードは、平坦な第1の接触面と、反対側の第1の外面を有し、第1の接触面と一致する第1の平面上に、少なくとも1つの第1の切断エッジを備える。同様に、第2の切断ブレードは、平坦な第2の接触面と、反対側の第2の外面を有し、第2の接触面と一致する第2の平面上に、少なくとも1つの第2の切断エッジを備える。第1および第2の切断ブレードは、第1および第2の接触面が所定の間隔で互いに平行に維持されるように取り付けられ、第1および第2の切断ブレードのうちの少なくとも一方は、第1および第2の切断ブレード間の切断作用を生じるように変位可能である。
第1および第2の切断ブレードは、第1および第2の平坦な接触面の間に接触を維持するように配置された、少なくとも1つの調整装置によって接合することができる。調整装置は、第1および第2の接触面に対して直角に第1および第2の切断ブレードのそれぞれの凹部を貫通して延びるコネクタを備える。コネクタは、間隔調整中にコネクタの軸に沿って切断ブレードの相対的な移動を案内するよう構成することができる。コネクタはまた、少なくとも1つの変位可能な切断ブレードの往復運動を案内するよう構成してもよいが、ここでは詳細は説明しないが、この機能はボルトなどの別個の手段によって実行することができる。少なくとも1つの切断ブレードは、他の切断ブレードに対して往復運動を可能にする細長い凹部(elongated recesses)を有する。あるいは、両方のブレードが往復運動を行うように構成することができる。
調整装置は、さらに、コネクタの一端に、第2の切断ブレードの外面に接触して配置された、第1のストップ(a first stop,第1の留め具)を備える。コネクタは、適切なねじ、ボルトまたはピンとすることができ、ストップは、コネクタの端部に恒久的に固定されるか、あるいは、取り外し可能に固定またはねじ止めすることができる。調整手段は、コネクタの反対側の端部に設けられ、第1の切断ブレードの外面に作用するよう構成される。調整手段は、第1および第2の接触面間の間隔を接触状態に維持するために、付勢力によって作動するか、または、第1の切断ブレードの外面に付勢力を加えるように構成される。あるいは、ストップは、第2の調整手段によって置換することができ、切断ブレードアセンブリの第1および第2の切断ブレードの両側に調整手段を備えることができる。
調整手段は、相互作用する制御面(interacting control surfaces)を有する第1および第2の要素(a first and a second element)を備え、該第1および第2の要素は、互いに変位可能に配置される。この文脈において、これは、要素の一方または両方が相対的な変位が可能であることを意味する。要素のうちの少なくとも一方は、第1および第2の切断ブレードの接触面に対して、ある角度で(at an angle)配置された傾斜した制御面(inclined control surface)を有する。加えて、少なくとも一方の要素は、前記傾斜した制御面に沿って第1および第2の要素間の相対変位を起こすために、ばね負荷がかけられており(spring loaded)、第1および第2の要素間の相対変位は、第1の切断ブレードの外面に加えられる付勢力を生じさせる。
相互作用する表面は、必ずしも必要ではないが、好ましくはコネクタの方向にセルフロック(self-locking)であり、それで、第1および第2の切断ブレードの分離は阻止されるか、または少なくとも抑制される。この文脈において、「コネクタの方向に」(in the direction of the connector)との用語は、第1および第2の接触面に対して直角の、コネクタの主たる長手方向の延長に対応する。機械がセルフロックであるか否かは、両者間の摩擦力(静摩擦係数)および距離比din/dout(理想的な機械的倍率(ideal mechanical advantage))の両方に依存する。摩擦および理想的な機械的倍率の両方が十分高ければ、セルフロックが働く。この条件は、機構の効率ηが50%よりも低い場合に生じる。セルフロックは主に、ねじ、傾斜面、楔などの可動部分間の摺動接触面積が大きい機構に生じる。相互作用する制御面は、所定の角度傾斜させることができる。調整手段の所望の特性に応じて、角度は一定であってもよいし、変動してもよい。接触面の平面に対する傾斜面の角度は、比較的小さくなければならない。これは、比較的小さい接触力と、ブレード間の比較的低い摩擦を維持しつつ、切断ブレード間の接触または少なくとも所望の間隔を保証する。
相互作用する制御面はまた、所定の割合で上昇し、接触面に対して実質的に平行な平坦な中間面(intermediate surfaces)によって分離された、一連の段差(a series of steps)を備えることができる。調整手段の所望の特性に応じて、その割合は一定であってもよいし、変動してもよい。それぞれの段差の高さは、第1および第2の接触面間の所望の最大間隔(maximum desired spacing)を示すように選択することができる。これらの本体(bodies)は、付勢手段(biasing means)によって互いに対してプレテンション(pre-tension,予張力)がかけられているが、中間面を分離する段差によって相対変位が防止されている。間隔が段差の高さと同じかまたは大きいとき、付勢力が生成するプレテンション力によって、その対応する対向する段差を越えて、次の中間面へ1つの段差を進ませることができる。その後、2つの段差間の距離に対応する距離を越えて本体間の相対変位が生じ、プレテンションプロセス(pre-tensioning process)が再開される。この段差式の変位(step-wise displacement)を達成するために、対向する段差間の接触面は、傾斜している(angled)か、または他の適切な形状を有することができ、その角度または形状は、付勢手段のばね定数および/または2つの段差間の中間面の大きさなどの要因に応じて選択することができる。この実施例では、制御面が係合するとき、対向する中間面は互いに接触しないから、対向する段差間の接触面は制御面となる。段差の形状に応じて、制御面の接触部分は、領域、線または点の形態(in the form of an area, a line or a point)であってもよい。この段差式の調整は、ブレード間の接触力または摩擦を増大させることなく間隔を維持することができる。
あるいは、第1および第2の要素の一方または両方は、接触面に対してある角度で配置された傾斜した接触制御面を有する。相互作用する制御面の接触部分は、領域、線または点の形態であってもよい。例えば、球状の制御面と相互作用する平坦な制御面は、点接触を生じる。
第1および第2の要素のうちの少なくとも一方は、接触面に対して平行な面内で変位可能に配置される。第1および第2の要素のうちの少なくとも一方の変位が、少なくとも1つの傾斜した制御面に沿うように配置されている間、変位した要素は、第1および第2の接触面に対して平行方向への移動および直角方向への移動を同時に実行する。それによって、第1のストップと調整手段との間の距離が減少し、第1の切断ブレードの外面に付勢力が加えられる。あるいは、第1および第2の要素の両方が、切断ブレードの接触面に平行な面内で変位可能に配置されて、この移動を実行する。
本実施形態の第1の実施例によれば、第1の要素は、コネクタの第2の端部に配置され、第1および第2の切断ブレードに対向する傾斜面を有する凹部を備える。凹部は、好ましくは、切断ブレードの接触面に対して平行に延び、第2の要素の、その最小端部における断面に実質的に一致する断面を有する。第2の要素は、第1の切断ブレードに取り付けられた調整装置の部分に配置され、該切断ブレードは、調整装置に対して固定または移動可能としてもよい。第2の要素は、調整装置内の空洞から第1の要素の凹部へ延びて傾斜面と接触する細長い本体を備える。第2の要素を形成する細長い本体は、円形ピン、細長い円筒状または長方形状の楔形体などの任意の適切な形状を有することができる。細長い本体は、調整装置内の空洞内に設置された付勢手段によって接触面に対して平行な面内で変位可能である。第2の要素のばね荷重を加える付勢手段は、コイルばね、皿ばねのスタック(a stack of Belleville springs)、同様の適切な弾性ばねなどの、ばねであってもよい。第2の要素の変位は、接触面から離れるよう第1の要素を変位させるとともに、ブレード間の間隔を維持するために、第2の要素およびコネクタの第1の端部のストップをそれぞれ第1および第2の切断ブレードに向かって付勢する。
本発明の第2の実施例によれば、調整装置は、それぞれコネクタのための開口を有する第1および第2の回転対称体(rotationally symmetrical body)を備える、第1及び第2の要素の形態での調整手段を備える。第1および第2の要素は、コネクタの第2の端部に固定されたストップによって保持され、第1および第2の回転対称体の外側と接触して配置される。あるいは、ストップは、第2の調整手段と置き換えて、切断ブレードアセンブリの第1および第2の切断ブレードの両側に調整手段を備えることができる。
付勢手段は、本体(bodies,回転対称体)の制御面間に配置され、付勢手段は、対応する本体のそれぞれの上または内部の、半径方向面(radial surface)、凹部または同様の適切な表面に作用し、本体の少なくとも1つは、他の本体に対して回転可能である。回転対称体のそれぞれは、対向する傾斜面から離れた外側の平坦な表面を形成する基準面から測定した最大値および最小値を有する、少なくとも1つの傾斜面を備えることができる。傾斜面は、らせん状であり、制御面の周りに360°延びることができ、半径方向面は、本体の回転軸に対して平行な面内で段差を形成する。あるいは、傾斜面は、制御面の周りに180°延びることができ、直径方向に配置された2つの半径方向面は、本体の回転軸に対して平行な面内で、段差を形成する。同様の装置は、複数の傾斜面を含むことができ、3つの傾斜面であれば、制御面の周りに120°延びるなど、以下同様である。接触面の平面に対する傾斜面の角度は、比較的小さくなければならない。これによって、ブレード間の、比較的小さな接触力と、比較的低い摩擦とを維持しつつ、切断ブレード間の接触を確実にする。
あるいは、一定の角度で傾斜させる代わりに、360°、180°、120°などを越えて延びる対向する表面は、接触面に対して実質的に平行で平坦な中間面を有する円弧状セクタによって分離された一連の段差として形成することができる。各段差の高さは、第1および第2の接触面間の所望の最大間隔を示すように選択することができる。本体は、付勢手段によって互いに対してプレテンションがかけられているが、実質的に円弧状のセクタを分離する段差によって相対的な回転を防止している。間隔が段差の高さと同じか大きいとき、付勢力が生成するプレテンション力によって、その対応する対向する段差を越えて、次の中間面へ1つの段差を進ませることができる。その後、本体間の相対的な回転が、2つの段差間の表面を定める円弧に対応する角度にわたって行われ、プレテンションプロセスが再開される。この段差式の変位を達成するために、対向する段差間の接触面は、傾斜しているか、他の適切な形状を有することができ、その角度または形状は、付勢手段のばね定数および/または2つの段差間の円弧状面を定める角度の大きさなどの要因に応じて選択することができる。この実施例では、制御面が係合するとき、対向する円弧状面は互いに接触しないから、対向する段差間の接触面が制御面となる。段差の形状に応じて、制御面の接触部分は、領域、線または点の形態であってもよい。この段差式の調整は、ブレード間の接触力または摩擦を増大させることなく間隔を維持することができる。
この実施例における適切な付勢手段の例は、回転対称体間のコネクタ上に設けられた、ねじりばねである。ねじりばねは、ばねのアームがばねの中心軸の周りに回転するときに、円弧または回転弧(circular or rotating arc)にトルクを加える。回転対称体は、適切な厚さを有するワッシャーまたはナットであってもよく、上記の実施例において、コネクタの周りに自由に回転可能である。第2の要素の変位は、第1の要素および/または第2の要素に、第1の要素および第2の要素に互いに対するプレテンションをかける付勢手段の作用の下で変位を生じさせる。このようにして、調整手段およびコネクタの第1の端部のストップは、ブレード間の間隔を維持するために、それぞれ第1および第2の切断ブレードに向かって変位する。
本発明はさらに、平坦な第1の接触面と反対側の第1の外面とを有し、第1の平面内に少なくとも1つの第1の切断エッジを備えた第1の切断ブレードと、平坦な第2の接触面と反対側の第2の外面とを有し、第2の平面内に少なくとも1つの第2の切断エッジを備えた第2の切断ブレードとを備えた、切断装置に関する。第1および第2の切断ブレードは、第1および第2の接触面が所定の間隔で互いに平行に接触状態に維持されるように取り付けられ、第1および第2の切断ブレードのうちの少なくとも一方は、第1および第2の切断ブレード間の切断作用を生じるように変位可能である。駆動ユニットは、切断作用を生じるように第1および第2の切断ブレードのうちの少なくとも一方に作用するように構成される。第1および第2の切断ブレードは、少なくとも1つのボルトナットアセンブリ(bolt and nut assembly)、または同様に適切な接合手段によって相互接合される。本発明によれば、少なくとも1つのボルトナットアセンブリは、上記の調整装置によって代替される。少なくとも1つの調整装置は、第1および第2の切断ブレードの外面のいずれか一方に配置できる。適切な切断装置の例は、例えば、動力式ヘッジトリマー(powered hedge trimmer)、手動ヘッジトリマー(manual hedge trimmer)、切断バー(cutting bar)、ガーデニング用または工業用はさみ(gardening or industrial scissors)などである。
上記の実施形態で説明した調整装置は、ブレードアセンブリの任意の側に、調整手段とともに配置することができる。すなわち、該調整装置は、図1に示すようなブレードアセンブリの上側または下側に配置してもよい。複数の調整装置を用いた場合、調整手段は、一方の側にすべて配置するか、または、任意の適切な組み合わせで交互の側に配置することができる。調整手段の配置は、設計上の制限または保守点検のアクセスなどの要因で決定することができる。さらに、1または複数の調整装置は、ブレードアセンブリの両側に調整手段を備えることができる。この装置の利点は、調整のための可能な距離を伸ばすこと、および/または、1つの調整手段が破片で詰まったとしても調整を保証できることである。
本発明の目的および利点は、以下の説明および添付の請求の範囲においてさらに明らかとなるであろうし、添付の図面にも示されている。
本発明による装置を備えた切断装置の概略図である。
本発明による装置を備えた切断ブレードアセンブリの概略図である。
本発明の第1の実施形態による切断ブレードアセンブリの概略側面図である。
図3Aの切断ブレードアセンブリの概略断面図である。
図3Aの調整装置の概略長手方向断面図である。
本発明の第2の実施形態による調整装置の概略斜視図である。
図5Aの調整装置の概略側面図である。
図5Bの調整装置の概略断面図である。
図6Aないし図6Dは、本発明による第2の実施形態の変形例の概略分解図である。
本発明の第3の実施形態による切断ブレードアセンブリの概略側面図である。
図7Aの切断ブレードアセンブリの概略断面図である。
本発明の第3の実施形態による調整装置の概略断面図である。
本発明の第3の実施形態の第1の変形例による調整装置の概略断面図である。
図1は、本発明による装置を備えた切断装置の概略図である。この実施例の切断装置は、第1平面内に複数の切断エッジ13を有する第1の切断ブレード11と、第2の平面内に複数の第2の切断エッジ14を有する第2の切断ブレード12とを備えたトリマー10である。第1および第2の切断ブレード11,12は、第1および第2の接触面が互いに接触して平行になるように取り付けられ、第1および第2の切断ブレードのうちの少なくとも一方は、第1および第2の切断ブレード間で切断作用を生じるように移動可能である。第1および第2の切断ブレード11,12の少なくとも一方に作用して切断作用を生じさせるための駆動ユニット15が設けられている。
図2は、本発明の第1の実施形態による第1の切断ブレードと第2の切断ブレードとの間の間隔を自動的に調整するための装置を備えた概略的な切断ブレードアセンブリ20を示す。切断ブレードアセンブリ20は、第1の平面内に複数の切断エッジ23を有する第1の切断ブレード21と、第2の平面内に複数の第2の切断エッジ24を有する第2の切断ブレード22とを備える。第1および第2の切断ブレード21,22は、フレームおよび駆動ユニット(図示せず)に関連する第1の支持バー25と第2の支持バー26との間に作動可能に接続され、第1および第2の切断ブレード21,22の少なくとも一方は、往復動して切断エッジ23,24を用いて切断作用を行う。第1および第2の支持バー25,26は、第1および第2の切断ブレード21,22の外面21’、22’上にそれぞれ位置する。多数のボルト27が、第1の切断ブレード21の凹部および第2の切断ブレード22の案内スロットを貫通して案内される。切断ブレード21,22は、第1の支持バー25と第2の支持バー26に作用するボルトの頭部との間にブレードが保持されるように、ねじ留め具によって第1の支持バー25に接合されている。切断ブレード21,22間の間隔を自動的に調整するための調整装置28は、第1の支持バー25の保持溝29に挿入されている。該装置は、切断ブレード21,22を貫通して延び、第1および第2の平坦な切断ブレード表面を互いに向かって付勢する付勢力を生成する。
図3Aは、本発明の第1の実施形態による切断ブレードアセンブリの概略側面図を示す。前述の図面に示した構成に関連した参照符号、および、調整装置の部分を形成しない構成要素に関係する参照符号は、保持されることに注意されたい。図3Aは、第1の切断ブレード21と、第1の接触面31を形成する第1の平面内の第1の切断エッジ23と、第2の接触面32を形成する第2の平面内に第2の切断エッジ24を有する第2の切断ブレード22とを備えた、切断ブレードアセンブリを示す。切断ブレード21,22間の間隔を自動的に調整するための調整装置28は、第1の支持バー25の長手方向の保持溝29(図3B参照)に挿入されている。この実施形態によれば、第1の支持バー25のみが設けられ、この支持バーは第1の切断ブレード21の外面21’と接触している。装置は、切断ブレード21,22を貫通して延び、第2の切断ブレード22の外面22’と接触するワッシャ35に作用するロック手段(locking means)33によって固定される。切断ブレード21,22を貫通して、切断ブレード21,22および第1の支持バー25の反対側の調整装置28の部分に延びるボルト34(図3B参照)の形態のコネクタ手段の端部に、ロック手段33は取り付けられている。このようにして、調整装置28によって生じる付勢力によって、第1および第2の切断ブレード21,22、および支持バー25は、ともに引き寄せられ、第1および第2の切断ブレード21,22の接触面31,32は、互いに向かって付勢される。この実施例では、ロック手段33は、ボルト34の半径方向の溝に固定されたサークリップ(circlip,半円形のワッシャー)の形態の締結具(fastener)であるが、ナットのような別のロック手段を使用することもできる。
図3Bは、図3Aの切断ブレードアセンブリ20の断面A−Aを示す。図3Bは、第1の接触面31を形成する第1の平面を有する第1の切断ブレード21と、第2の接触面32を形成する第2の平面に第2の切断エッジ24を有する第2の切断ブレード22とを備えた、切断ブレードアセンブリ20を示す。切断ブレード21,22間の間隔を自動的に調整するための調整装置28は、第1の支持バー25内の長手方向の保持溝29に挿入されている。調整装置28は、切断ブレード21,22を貫通して延び、第2の切断ブレード22の外面22’と接触するワッシャ35に作用するロック手段33によって固定される。ロック手段33は、切断ブレード21,22を貫通して切断ブレード21,22の反対側の調整装置28の部分に延びるボルト34の端部に取り付けられる。
図4は、図3Bの切断ブレードアセンブリ20の概略的な長手方向断面B−Bを示す。調整装置28は、ロック手段33によって形成され、ボルト34の一端に固定された第1のストップを備える。ストップ33は、ワッシャ35を介して、第2の切断ブレード22の外面22’に接触して配置される。この実施例では、コネクタ手段はボルト34であるが、適切なねじまたはピンであってもよく、ストップ33は、ボルト34の端部に恒久的に固定されたストップまたは取り外し可能に固定されたサークリップまたはナットであってもよい。調整装置28は、さらに、ボルト34の反対側の第2の端部に配置され、第1の支持バー25を介して第1の切断ブレード21の外面21’に付勢力を加えるように構成され、ブレード21,22の接触面31,32を接触状態に維持する調整手段40を備える。
調整手段40は、相互作用する制御面を有する第1および第2の要素41,42を備え、第1および第2の要素41,42は互いに対して変位可能に構成されている。図4の実施例によれば、第1の要素41は、コネクタ34の第2の端部43内に配置され、第1および第2の切断ブレード31,32に対向する傾斜面45の形態の制御面を有する凹部44を備える。凹部44は、コネクタ34に相互接続された要素41の第2の端部43を貫通して延び、切断ブレード21,22の長手方向に配置されている。凹部44は、第2の要素42の第1の端部における断面に実質的に一致する断面を有する。第2の要素42は、第1の支持バー25の保持溝29および第1の切断ブレード21に取り付けられた調整装置28の部分に配置され、切断ブレード21および調整装置28は互いに固定される。この実施例では、調整装置28は、調整装置28を貫通して保持溝29の底部に接触する固定ねじ39によって、第1の支持バー25および切断ブレード21に固定されている。第2の要素42は、調整装置28の空洞46から第1の要素41の凹部44へ延びる細長い円筒状本体を備える。第2の要素42は、半球形の制御面47を有し、凹部44の傾斜面45と接触するように変位する。本発明の範囲内で、第2の要素を形成する細長い本体は、円形ピン、または細長い円筒状、円錐状または長方形状の楔形体などの任意の適切な形状を有することができる。細長い円筒状本体42は、調整装置28の空洞46内に配置された付勢手段48によって、切断ブレード21,22の接触面31,32に平行な面内で、かつ接触面31,32の長手方向に変位可能である。第2の要素42のばね荷重を加える付勢手段48は、細長い円筒状本体42の第2の端部と空洞46の端部との間に位置するコイルばね48である。付勢手段48は、調整装置28の一端の開口部を介して空洞46内に挿入される。止めねじ49は、付勢手段48を所定位置に保持するように配置され、付勢手段48によって加えられる付勢力を調整するために使用することもできる。細長い円筒状本体42の変位により、第1の要素41がブレードの接触面31,32から直角に離れるように変位し、それによって、調整装置28とストップ33は、コネクタ34の第1の端部において、第1および第2の切断ブレード21,22のそれぞれに向かって付勢され、切断ブレード間の間隔が維持される。この実施例では、切断ブレードは接触しており、間隔はゼロまたはゼロに近い値まで減少している。この連続調整の利点は、ブレード間の接触力または摩擦を実質的に増加させることなく間隔を維持できることである。
図5Aは、本発明の第2の実施形態による調整装置の概略斜視図を示す。図5Aは、第1の切断ブレード51と、第1の接触面61を形成する第1の平面内の第1の切断エッジ53と、第2の接触面62を形成する第2の平面内に第2の切断エッジ54を有する第2の切断ブレード52とを備えた、切断ブレードアセンブリを示す。切断ブレード51,52間の間隔を自動的に調整するための調整装置50は、第1および第2の切断ブレード51,52の外面51’、52’に取り付けられる。調整装置50は、切断ブレード51,52を貫通して延びるボルト64の形態のコネクタと、第1の切断ブレードの外面51’に沿って配置された支持バー56とを備える。調整装置50は、支持バー56の保持溝55内に回転しないように固定された、ナットのようなロック手段63によって所定位置に保持される。この実施例では、コネクタはボルト64であるが、適切なネジまたはピンであってもよく、ロック手段は、コネクタの端部に恒久的に固定したストップまたは取り外し可能に固定したナットであってもよい。ロック手段63は、切断ブレード51,52および支持バー56を貫通して延びるボルト64の第1の端部に固着される。ボルト64については、図5Cに関連してさらに詳細に説明する。
図5Aの実施例によれば、調整装置50は、ボルト64が通過するための開口部をそれぞれ有する第1および第2の回転対称体を備えた第1および第2の要素71,72の形態の調整手段70を備える。第1および第2の本体(回転対称体)71,72は、ボルト64の頭部によって形成され、第1の回転対称体71の外面71’と接触して配置されるストップ65によって保持される。付勢手段73(図6A参照)が本体71,72の間に配置され、該付勢手段は調整装置50に付勢力を加えるねじりばねである。付勢力により、調整手段70および支持バー56が、第1および第2の切断ブレード51,52の外面51’、52’に作用して、切断ブレード51,52をともに押し付け、第1および第2の切断ブレード51,52の平坦な接触面61,62を、互いに向かって押し付ける。
図5Bは、図5Aの調整装置の概略側面図を示す。図5Bは、第1の切断ブレード51と、第1の接触面61を形成する第1の平面内の第1の切断エッジ53と、第2の接触面62を形成する第2の平面内の第2の切断エッジ54を有する第2の切断ブレード52とを備えた、切断ブレードアセンブリを示す。切断ブレード51,52間の間隔を自動的に調整するための調整装置50は、第1および第2の切断ブレード51,52の外面51’、52’に取り付けられる。ボルト64は、切断ブレード51,52、および第1の切断ブレードの外面51’に沿って配置された支持バー56を貫通して延びる。図5Bの実施例は、図6Aに示すように、本体71,72の対向する面の周りにらせん状に延びている傾斜した対向する制御面75,76を有する対称体71,72を示す。
図5Cは、図5Bの調整装置を通る概略断面A−Aを示す。この図では、調整手段70の構成部品がどのように相互作用するかを見ることができる。第1および第2の切断ブレード51,52の接触面61,62は、第2の切断ブレード52の外面52’と接触する調整手段70と、ボルト64によって調整手段70に接続された支持バー56との間に加わる付勢力によって、接触状態に維持される。この実施例では、コネクタは、ねじ切りされて、支持バー56および保持溝55を貫通して延びる第1の部分64’と、切断ブレード51および52を貫通して延びる拡大された第2の部分64”とを備えたボルト64である。ボルトは段付きであり、第2の部分64”は、第1のねじ部分64’よりも比較的大きな直径を有する。段付きの第2の部分64”は、磨耗していない2つの新しい切断ブレード51,52の組み合わせた厚さと、組み立てられた第1および第2の回転対称体71,72の最小厚さとに対応する延長部または長さを有する(図6A参照)。第2の部分64”の直径は、第1の部分64’と第2の部分64”との間の段差が、第1の切断ブレード51と接触する支持バー56の内面56’と接触するように選択される。その結果、第2の部分64”は、支持バー56を貫通して保持溝55に入ることが防止される。
図6Aは、図5Aとは反対側から見た図5A〜図5Cの調整装置の概略分解図を示す。装置を組み立てるとき、頭部65を含むボルト64が凹部を貫通し第1および第2の本体71,72を貫通して挿入される。第1の本体71の外面71’はボルト64の頭部65と接触し、第2の本体72の外面72’は第1の切断ブレード51と接触している。本体間にボルト64,65を取り囲むようにねじりばね73が取り付けられている。ねじりばね73は、本体71,72の制御面75,76のそれぞれを分離する一対の半径方向面77,78に作用する。半径方向面77,78は、第1の本体71の外面71’に直交し、半径方向面77,78は、対応する組み立てられた本体71,72上で互いに対向するように配置され、少なくとも一方の本体は、他方の本体に対して回転可能である。各回転対称体71,72には、一般的ならせん形状を有し、それぞれの傾斜面から離れた平面を形成する基準面から測定した最大値および最小値を有する傾斜した接触制御面75,76が設けられる。図6Aの実施例は、それぞれらせん状であり、本体71,72の対向面の周りに120°に延びる、3つの傾斜した制御面75,76を有する対称体71,72を示す。制御面の傾斜は、切断作業中に切断ブレード51,52が分離するのを防止するために、調整手段70がセルフロックするように選択される。制御面75,76は、それぞれ、本体の回転軸xに平行な平面内に段差を形成する3つの等距離の直交する半径方向面(three equidistant radial, orthogonal surfaces)77,78によって分離されている(図6A参照)。ねじりばね73は、ばねのアームがねじりばね73の中心軸xを中心にして回転するときに、円弧または回転弧にトルクを加える。この場合、中心軸xはボルト64の軸線と一致する。回転対称体71,72は、適切な厚さを有し、所望の傾斜らせん面75,76を備えるように機械加工されたワッシャを備える。対向する半径方向面77,78に対するねじりばね73の作用による回転対称体71,72の変位は、対向する傾斜した接触制御面75,76に沿って本体71,72を相対的に回転させる。このような変位によって生ずる付勢力は、ブレード間の間隔を維持するために、調整手段50およびボルト64の第1の端部のストップ63をそれぞれ第1および第2の切断ブレード51,52に向けて付勢する。切断ブレード51,52を貫通して延びるボルト64は、支持バー56の保持溝55(図5A参照)内に配置されたナットのようなロック手段63によって所定位置に固定される。ロック手段63は、保持溝55内に配置され、保持溝55の側面によって回転を防止するよう固定される。図6Aは、さらに、コネクタ64の第2の部分64”が、切断ブレード51,52の厚さと、組み立てられた第1および第2の回転対称体71,72の最小厚さの和に等しい軸方向の延長hを有する拡大された直径を有することを示す。ブレード51,52が摩耗すると、ブレード51,52の厚さの減少は、組み立てられた第1および第2の回転対称体71,72間の相対的な回転によって実行される厚さの調整によって吸収される。
図6Bは、図6Aの調整装置の第1の別の実施形態を示す。この図の調整手段は、所定の割合で上昇する一連の段差を有する3つの制御面75’,76’を備える点で、図6Aのものとは異なる。隣接した段差は、接触面61,62と実質的に平行で平坦な中間面によって分離されている。調整手段の所望の特性に応じて、その割合は一定であってもよいし、変動してもよい。各段差の高さは、第1および第2の接触面61,62の間の所望の最大間隔を示すように選択することができる。回転対称体71,72は、付勢手段73によって互いに対してプレテンションがかけられているが、中間面を分離する段差によって相対変位が防止されている。切断ブレード間の間隔が、現在接触している段差の高さと同じか、またはそれより大きいとき、付勢手段73によって生じるプレテンション力は、対応する対向する段差を越えて、次の中間面へと、1段差分変位させる。その後、2つの段差の間の距離に対応する距離を越えて回転対称体71,72間の相対変位が生じ、プレテンションプロセスが再開される。この段差式の変位を達成するために、対向する段差間の接触面は、傾斜しているか、他の適切な形状を有することができ、その角度または形状は、付勢手段73のばね定数および/または2つの段差間の中間面の大きさなどの要因に応じて選択することができる。対向する段差75’,76’間の接触面が、中間面に対して直角に配置されている場合は、切断装置の作動による振動によって、対応する対向段差を越えて、次の中間面へと1段差分の変位を生じさせることができる。
この実施例では、制御面が係合するとき、対向する中間面は互いに接触しないから、段差付きの面75’,76’の対向する段差の接触面が制御面となる。段差の形状に応じて、制御面の接触部分は、領域、線または点の形態であってもよい。段差式の調整の利点は、ブレード間の接触力または摩擦を実質的に増加させることなく、間隔を維持できることである。
図6Cは、図6Aに示される調整装置の第2の別の実施形態を示す。図6Cは、第1の切断ブレード51と、第1の接触面61を形成する第1の平面内の第1の切断エッジ53と、第2の接触面62を形成する第2の平面内に第2の切断エッジ54を有する第2の切断ブレード52とを備えた、切断ブレードアセンブリを示す。切断ブレード51,52間の間隔を自動的に調整するための調整装置60は、U字状溝111の形態の支持バー110を介して、第1の切断ブレード51に取り付けられる。このU字状溝111は、図6A、図6Bの保持溝に類似する。調整装置60は、切断ブレード51,52を貫通して延びるボルト94の形態のコネクタを備え、調整手段100の部分を形成するロック手段102によって所定位置に固定される。
図6Cの実施例によれば、調整装置60は、第1および第2の回転対称面(rotationally symmetrical surface)を備えた第1および第2の要素101,102の形態の調整手段100を備える。
ボルト94は、第1の本体101を貫通して第2の本体102に入り、該第2の本体102は、ボルト94の端部のねじ部分によって保持される。この取付けによって、ボルトの頭部95と、第2の本体102との間に固定接続が確立される。第1の本体101は、U字状溝111内での回転を防止するように保持され、第2の本体102は、ボルト94の端部に固定される。付勢手段103は、本体101,102の対向する制御面105,106間に配置され、該付勢手段は、第1および第2の切断ブレード51,52の接触面61,62に直交する1対の半径方向面107,108に作用するねじりばね103である。対向する半径方向面107,108は、対応する組み立てられた本体101,102上に互いに対向するように配置される。
各本体101,102は、一般的ならせん形状を有し、それぞれの傾斜面から離れた平面を形成する基準面から測定した最大値および最小値を有する回転対称で傾斜した接触制御面105,106が設けられる。図6Cの実施例は、それぞれらせん状であり、本体101,102の対向面の周りに120°に延びる、3つの傾斜した制御面105,106を有する第1および第2の本体101,102を示す。制御面105,106は、それぞれ、本体の回転軸xに平行な平面内に段差を形成する3つの等距離の直交する半径方向面107,108によって分離されている。ねじりばね103は、ばねのアームがねじりばね103の中心軸xを中心にして回転するときに、円弧または回転弧にトルクを加える。この場合、中心軸xはボルト94の軸線と一致する。対向する半径方向面107,108に対するねじりばね103の作用による第2の本体102の変位は、対向する傾斜した接触制御面105,106に沿って本体101,102を相対的に回転させる。このような変位によって生ずる付勢力は、ブレード間の間隔を維持するために、調整手段100を、その第2の本体102とともにボルトの頭部95に向けて付勢し、第1および第2の切断ブレード51,52をそれぞれ互いに向けて変位させる。
図6Dは、図6Cに示された調整装置の第3の別の実施形態を示す。この図の調整手段100は、所定の割合で上昇する一連の段差を有する3つの段差付き制御面105’,106’を備える点で、図6Cのものとは異なる。隣接した段差は、接触面61,62と実質的に平行で平坦な中間面によって分離されている。調整手段の所望の特性に応じて、その割合は一定であってもよいし、変動してもよい。ボルト94の軸方向の各段差の高さは、第1および第2の接触面61,62の間の所望の最大間隔を示すように選択することができる。第1および第2の本体101,102は、付勢手段103によって互いに対してプレテンションがかけられているが、中間面を分離する段差によって相対変位が防止されている。間隔が現在接触している段差の高さと同じかまたは大きいとき、付勢手段103が生じさせるプレテンション力によって、1つの段差分、その対応し対向する段差を越えて、次の円弧状セクタへと進ませることができる。その後、2つの隣接する段差の間の距離に対応する距離を越えて、第2の本体102の相対変位が生じ、プレテンションプロセスが再開される。この段差式の変位を達成するために、対向する段差間の接触面は、傾斜しているか、他の適切な形状を有することができ、その角度または形状は、付勢手段103のばね定数および/または2つの段差105’,106’間の中間面の大きさなどの要因に応じて選択することができる。この実施例では、制御面が係合するとき、対向する中間面は互いに接触しないから、対向する段差間の接触面が制御面となる。段差の形状に応じて、制御面の接触部分は、領域、線または点の形態であってもよい。この段差式の調整は、ブレード間の接触力または摩擦を増大させることなく間隔を維持することができる。
図7Aは、本発明の第3の実施形態による切断ブレードアセンブリの概略側面図を示す。図7Aは、第1の切断ブレード21と、第1の接触面31を形成する第1の平面内の第1の切断エッジ23と、第2の接触面32を形成する第2の平面内に第2の切断エッジ24を有する第2の切断ブレード22とを備えた、切断ブレードアセンブリを示す。切断ブレード21,22間の間隔を自動的に調整するための調整装置80は、第1の支持バー25の長手方向の保持溝29(図7B参照)に挿入されている。この実施形態によれば、第1の支持バー25のみが設けられ、この支持バーは第1の切断ブレード21の外面21’と接触している。調整装置90は、切断ブレード21,22を貫通して、第2の支持バー26の外面26’に作用するナット、ねじ、ボルトなどのロック手段33によって所定位置に固定される。この実施例では、ロック手段33は、切断ブレード21,22を貫通して切断ブレード21,22の反対側の調整手段80に延びるコネクタを形成する、ボルト84の頭部である。このようにして、調整装置90によって生じる付勢力によって、第1および第2の支持バー25,26は、ともに引き寄せられ、第1および第2の切断ブレード21,22の平坦な接触面31,32は、互いに向かって付勢される。
図7Bは、図7Aの切断ブレードアセンブリの概略断面A−Aを示す。第1および第2の切断ブレード51,52の接触面31,32は、支持バー25を介して第1の切断ブレード51の外面51’と接触する調整手段80と、第2の切断ブレード52の外面52’と接触するボルト64のロック手段33との間に加わる付勢力によって、接触状態に維持される。この実施例では、コネクタは、ねじ切りされて、保持溝29を貫通して延びる第1の部分84’を備えたボルト84であり、調整手段80の第1の要素81に取り付けられている。ボルトの第2の部分84”は、切断ブレード51,52、支持バー25、および、調整手段80の変位可能な第2の要素82を貫通して延びる拡大部分である。ボルトは段差がつけられており、第2の部分84”は、第1のねじ切りされた部分84’よりも比較的大きな直径を有する。ボルト84が取り付けられると、第1および第2の部分84’,84”間の段差は、調整手段80の第1の要素81と接触する。したがって、拡大された第2の部分84”は、切断ブレード51,52と、支持バー25および変位可能な第2の要素82の中間部分とを組み合わせた厚さに等しい、軸方向の延長を有する。ブレード51,52が摩耗すると、ブレード51,52の厚さの減少は、第1の要素81に対する第2の要素82の変位によって実行される厚さの調整によって吸収される。
図8Aは、図7Bの調整装置90の概略的な断面B−Bを示す。調整装置90は、第1のストップまたはロック手段33を備え、ストップは、コネクタ84の、この場合はボルトの、第1の端部に固定される。ロック手段33は、ボルトの頭部であり、第2の切断ブレード22の外面22’と接触して配置される。この実施例では、コネクタはボルト84であるが、適切なネジまたはピンであってもよく、ストップ33は、コネクタの端部に恒久的に固定したストップまたは取り外し可能に固定したナットであってもよい。調整装置90は、さらに、コネクタ84の反対側の端部に配置され、第1の切断ブレード21の外面21’に接触して支持バー25に付勢力を加えるように構成され、ブレード21,22の接触面31,32を接触状態に維持する調整手段80を備える。
調整手段80は、相互作用する制御面85,87を有する第1および第2の要素81,82を備え、第1および第2の要素81,82は互いに接触し、かつ変位可能に構成されている。図8Aの実施例によれば、第1の要素81は、ボルト84のねじ切りされた第1の部分84’に取り付けられ、第1および第2の切断ブレード31,32に対向する傾斜面の形態の第1の接触制御面85を備える。第2の要素82は、調整手段80の変位可能な部分を形成し、第1の支持バー25の保持溝29内で摺動可能である。空洞86は、第1の要素81と第2の要素82との間に形成され、付勢手段88が調整手段80の空洞86内に設置される。付勢手段88は、第2の要素82に対して第1の要素81のばね荷重を加える。付勢手段88は、第1の要素81の第1のストップと第2の要素82の第2のストップとの間に配置されたコイルばねであり、これらのストップは、空洞86の反対側の端部に配置される。第2の要素82は、第1の要素81に対向する傾斜面の形態の第2の接触制御面87を有する。第2の要素82の制御面87は、付勢手段88によって変位し、第1の要素81の傾斜面85と接触する。本発明の範囲内で、第2の要素82の制御面87は、第1の要素81の傾斜面85と協働するために、傾斜面、曲面など、任意の適切な形状を有することができる。第2の要素82は、調整装置80の空洞86内に配置された付勢手段88によって、切断ブレード21,22に平行な面内で、かつ切断ブレード21,22の長手方向に変位可能である。第2の要素82の変位により、第2の要素82は固定された第1の要素81に直角に離れるように変位し、該第1の要素81は、第2の要素82およびロック手段33を、コネクタ84の第1の端部において、第1および第2の切断ブレード21,22の外面21’,22’に向かって付勢し、それによって、切断ブレード間の間隔が維持される。
図8Bは、図8Aに示された本発明の第3の実施形態の第1の変形例による調整装置のさらなる概略的なB−B断面図を示す。図8Bの装置は、ボルト84のねじ付きの第1の部分84’に取り付けられた第1の要素81が、第1および第2の切断ブレード31,32に対向する段差面の形態の第1の接触制御面85’を備える点で図8Aのものと異なる。同様に、第2の要素82は、第1の要素81に対向する段差面の形態の第2の接触制御面87’を有する。両制御面85’,87’は、所定の割合で上昇する一連の段差を有する。段差付き制御面85’,87’に沿って隣接する段差は、切断ブレード21,22間の接触面31,32に実質的に平行で平坦な中間面によって分離されている。各段差の高さは、第1および第2の接触面31,32間の所望の最大間隔を示すように選択することができる。第1および第2の要素81,82は、付勢手段88によって互いに対してプレテンションがかけられているが、中間面を分離する段差によって相対変位が防止されている。切断ブレード21,22間の間隔が現在接触している段差の高さと同じかまたは大きいとき、付勢手段88が生じさせるプレテンション力は、その対応する対向する段差を越えて、次の中間面へ1つの段差を変位させるのに十分である。その後、2つの段差の間の距離に対応する距離を越えて、第1の要素81に対する第2の本体82の相対変位が生じ、プレテンションプロセスが再開される。この段差式の変位を達成するために、対向する段差間の接触面は、傾斜しているか、他の適切な形状を有することができ、その角度または形状は、付勢手段88のばね定数および/または2つの段差間の中間面の大きさなどの要因に応じて選択することができる。対向する段差間の接触面が、中間面に対して直角に配置されている場合は、切断装置の作動による振動によって、対応する対向する段差を越えて、次の中間面へと1段差分の変位を生じさせることができる。
この実施例において、制御面が係合するときは、対向する中間面は互いに接触しないので、対向する段差の接触面は制御面を形成する。段差の形状に応じて、制御面の接触部分は、領域、線または点の形態をとることができる。この段差式の調整の利点は、ブレード間の接触力または摩擦を実質的に増大させることなく間隔が維持されることである。
本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で自由に変更することができる。例えば、上記実施形態で説明した調整装置は、ブレードアセンブリのどの側にも調整手段とともに配置することができる。すなわち、図1に示すとおり、ブレードアセンブリの上側にも下側にも設置することができる。複数の調整装置を用いる場合は、調整手段は、すべて一方の側に配置することもできるし、任意の適切な組み合わせで交互の側に配置することができる。調整手段の配置は、設計上の制限または保守点検のアクセスなどの要因で決定することができる。さらに、1または複数の調整装置は、ブレードアセンブリの両側に調整手段を備えることができる。この装置によって、調整可能な距離を伸ばすことができ、1つの調整手段が破片で詰まったとしても調整可能であることが保証される。
Claims (18)
- 切断装置(10)のための第1の切断ブレード(21;51)および第2の切断ブレード(22;52)間の間隔を自動的に調整するための調整装置(28,50,60;90)であって、
前記第1の切断ブレード(21;51)は、第1の平坦な接触面(31;61)と、反対側の第1の外面(21’;51’)とを有し、第1の平面に少なくとも1つの第1の切断エッジ(23;53)を備え、
前記第2の切断ブレード(22;52)は、第2の平坦な接触面(32;62)と、反対側の第2の外面(22’;52’)とを有し、第2の平面に少なくとも1つの第2の切断エッジ(24;54)を備え、前記第1の接触面(31;61)および前記第2の接触面(32;62)は、互いに対向して整列しており、
前記第1の切断ブレード(21;51)および前記第2の切断ブレード(22;52)は、前記第1の平坦な接触面(31;61)および前記第2の平坦な接触面(32;62)間の間隔を維持するように構成された少なくとも1つの調整装置によって相互接続されており、
前記調整装置(28;50;90)は、
前記第1の切断ブレード(21;51)および前記第2の切断ブレード(22;52)のそれぞれにおいて凹部を貫通して延びるコネクタ(34;64;79;84;94)と、
前記コネクタ(34;64;79;84;94)の一方の端部に配置され、第2の切断ブレード(22;52)の外面(22’;52’)と接触するように構成された、第1のストップ(33;63;102)と、
前記コネクタ(34;64;79;84;94)の反対側の端部に配置され、第1の切断ブレード(21;51)の前記外面に作用して、第1の接触面(31)および第2の接触面(32)間の間隔を維持するように構成された、調整手段(40;70;80;100)と、
を備えた調整装置であって、
前記調整手段(40;70;80;100)は、相互作用する制御面(45,47;75,76;85,87)をそれぞれ有する、第1の要素および第2の要素を備え、
前記第1の要素(41;71;81)および前記第2の要素(42;72;82)は、互いに対して変位可能に配置されており、
少なくとも一方の要素は、前記ブレード(21,22;51,52)の前記接触面(31,32;61,62)に対してある角度に設置された制御面(45,47;75,76;85,87)を有し、
少なくとも一方の要素は、前記第1の要素(41;71;81)および前記第2の要素(42;72;82)間の前記制御面に沿った相対的な変位を起こすためにばね負荷がかけられており、
前記第1の要素(41;71;81)および前記第2の要素(42;72;82)間の前記相対的な変位によって、前記第1の接触面(31,61)および前記第2の接触面(32,62)間の間隔を維持する、
ことを特徴とする装置。 - 相互作用する前記制御面は、前記コネクタ(34;64;79;84;94)の方向にセルフロックであり、
前記第1の切断ブレード(21;51)および前記第2の切断ブレード(22;52)の分離が阻止される
ことを特徴とする請求項1に記載の装置(28;50;60;90)。 - 傾斜した前記制御面(45,47;75,77;85,87)が所定の角度で配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置(28;50;60;90)。
- 傾斜した前記制御面(75,77)は、所定の割合で上昇する一連の段差を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の装置(28;50;60;90)。
- 前記第1の要素および前記第2の要素の両方が、前記接触面(31,32;61,62)に対してある角度に配置した傾斜した制御面(45,47;75,77;85,87)を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置(28;50;60;90)。
- 前記第1の要素および前記第2の要素のうちの少なくとも一方が、前記接触面(31,32;61,62)に平行な平面内で変位可能に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置(28;50;60;90)。
- 前記第1の要素(41;71;81)および前記第2の要素(42;72;82)の少なくとも1つが、傾斜した前記制御面(45,47;75;77;85,87)の少なくとも1つに沿って変位することができ、第1のストップと前記調整手段との間の距離は減少することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の装置(28;50;60;90)。
- 前記第1の要素(41)は、前記コネクタの前記第2の端部に配置されるとともに、前記第1の切断ブレードおよび前記第2の切断ブレードに対向する傾斜した第1の制御面(45)を有する凹部を備え、
前記第2の要素(42)は、前記第1の切断ブレードに取り付けられた前記調整手段の部分に配置されており、また、該第2の要素は、前記凹部内に延びて傾斜した第2の制御面(47)に接触する細長い本体を備え、
前記細長い本体が、前記接触面(31,32)に平行な平面内で付勢手段(48)によって変位可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置(28)。 - 前記付勢手段(48;88)は、ばねであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置(28)。
- 前記第1の要素および前記第2の要素は、前記コネクタ(64,65)のための開口を有する第1および第2の回転対称体(71,72)を備え、該コネクタ(64,65)は、前記第1および第2の回転対称体(71,72)の外側(71)と接触して配置されており、
付勢手段(73)が、前記回転対称体(71,72)の接触面(75,76)間に配置され、
前記付勢手段(73)は、各対称体の対向する表面に向かって延びる1対の半径方向面(77,78)に作用し、
前記対称体の少なくとも一方は、他方の対称体に対して回転可能である、
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置(50;60)。 - 前記付勢手段(73)が、前記コネクタに配置されたねじりばねであることを特徴とする請求項10に記載の装置(50;60)。
- 前記回転対称体(71,72)がナットまたはワッシャであることを特徴とする請求項10または11に記載の装置(50;60)。
- 前記調整手段(40;70;90)は、前記第1の切断ブレード(21;51)および/または前記第2の切断ブレード(22;52)に隣接して配置できることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の装置(28;50;60;90)。
- 前記第1のストップは、第2の調整手段(40;70;80;100)を備えることを特徴とする、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の装置(28;50;60;90)。
- 前記付勢手段(73)に隣接する前記コネクタ(64,65)の部分は、前記ブレード(51,52)の厚さと、組み立てられた前記第1の回転対称体(71)および前記第2の回転対称体(72)の最小厚さとの和に等しい軸方向の延長を有する、拡大された直径を有することを特徴とする請求項10ないし14のいずれか1項に記載の装置(50;60)。
- 切断装置(10)であって、
第1の平坦な接触面(31;61)と、反対側の第1の外面とを有し、第1の平面に少なくとも1つの第1の切断エッジ(53)を備えた第1の切断ブレード(21;51)と、
第2の平坦な接触面(32;62)と、反対側の第2の外面とを有し、第2の平面に少なくとも1つの第2の切断エッジ(24;54)を備えた第2の切断ブレード(22;52)とを備え、
前記第1の切断ブレード(21;51)および前記第2の切断ブレード(22;52)は、前記第1の平坦な接触面(31)および前記第2の平坦な接触面(32)が、互いに接触して平行となるように取り付けられており、
前記第1の切断ブレード(21;51)および前記第2の切断ブレード(22;52)は、少なくとも1つのボルトナットアセンブリ(27)によって相互接続され、前記第1の切断ブレード(21;51)および前記第2の切断ブレード(22;52)のうちの少なくとも一方は、前記第1の切断エッジ(23)および前記第2の切断エッジ(24)間で切断作用を生じるように変位可能であり、さらに、
前記第1の切断ブレードおよび前記第2の切断ブレードのうちの少なくとも一方に対して、互いに該ブレードを移動させるように構成された駆動ユニット(15)を備えた切断装置(10)であって、
少なくとも1つのボルトナットアセンブリ(27)は請求項1ないし15のいずれか1項に記載の調整装置(28;50;90)が代わりに用いられることを特徴とする切断装置(10)。 - 前記少なくとも1つの調整装置(28;50;90)は、前記第1の切断ブレード(21;51)および第2の切断ブレード(22;52)の前記外面(21’、22’、51’、52’)のうちの少なくとも1つに配置されていることを特徴とする請求項16に記載の切断装置(10)。
- 前記切断装置(10)が、動力式ヘッジトリマー、手動ヘッジトリマー、切断バーおよびガーデニング用または工業用はさみのうちの1つであることを特徴とする請求項16または17に記載の切断装置(10)。
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