JP2018511325A5

JP2018511325A5 -

Info

Publication number: JP2018511325A5
Application number: JP2017550936A
Authority: JP
Filing date: 2016-03-31
Publication date: 2019-04-11

Claims

グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ１（ＧＯＴ１）ポリペプチド分子を含むタンパク質調製物であって、前記ＧＯＴ１ポリペプチド分子の１００％が、前記ＧＯＴ１ポリペプチドの１位にアラニンを有し、前記ＧＯＴ１ポリペプチドが、配列番号２に示されるアミノ酸配列からなり、前記ＧＯＴ１ポリペプチド分子は、前記調製物中のタンパク質の１００％を構成する、タンパク質調製物。
活性な作用物質として請求項１に記載のタンパク質調製物、および薬学的に許容され得る担体を含む、薬学的組成物。
過剰なグルタメートに関連する疾患または状態の処置に使用される、請求項１に記載の調製物または請求項２に記載の薬学的組成物。
前記疾患または状態が脳の疾患または状態であり、前記脳の疾患が中枢神経系の癌、脳虚血および神経変性疾患からなる群より選択される、請求項３に記載の調整物または薬学的組成物。
ＧＯＴ１ポリペプチドを精製する方法であって、前記方法は、
（ａ）前記ＧＯＴ１ポリペプチドおよびＳＵＭＯを含む融合タンパク質を宿主細胞において発現させる工程であって、前記ＧＯＴ１ポリペプチドのＮ末端は、前記ＳＵＭＯのＣ末端に翻訳段階で融合され、前記融合タンパク質は、前記ＳＵＭＯまたは前記ＧＯＴ１に天然には含まれないいかなるアミノ酸配列も欠く、工程；
（ｂ）前記宿主細胞を破壊し、前記融合タンパク質を放出させる工程、
（ｃ）前記融合タンパク質から前記ＳＵＭＯを除去する工程；および
（ｄ）前記宿主細胞から前記ＧＯＴ１ポリペプチドを単離する工程であって、前記単離する工程は、
（ｉ）熱処理によって前記ＧＯＴ１を精製する工程；
（ｉｉ）塩誘導沈殿によって前記ＧＯＴ１を精製する工程；
（ｉｉｉ）混合モードクロマトグラフィーによって前記ＧＯＴ１を精製する工程；
（ｉｖ）陽イオン交換クロマトグラフィーによって前記ＧＯＴ１を精製する工程；および
（ｖ）陰イオン交換クロマトグラフィーによって前記ＧＯＴ１を精製する工程
によって実施され、ここで、工程（ｃ）および（ｄ）は、工程（ａ）および（ｂ）の後に行われ、工程（ｖ）は、工程（ｉｖ）の後に行われ、工程（ｉｖ）は、工程（ｉｉｉ）の後に行われ、工程（ｉｉ）は、工程（ｉ）の後に行われるものである、工程と、を含む、方法。