JP2018505808A - 貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法 - Google Patents

貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法 Download PDF

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Abstract

貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法に関し、(a) 貨物倉の底面に、幅方向に設置用レールを設置するステップと、(b) 前記貨物倉の内部に投入された一対のモバイルプラットフォームを、前記設置用レールに移動可能に設置するステップと、(c) 前記モバイルプラットフォームのそれぞれにタワーユニットを結合して、一対の組立式タワーを組立てるステップと、(d) 前記設置用レールの両端にそれぞれ、前記貨物倉の長手方向に走行用レールを設置するステップと、(e) 前記組立式タワーのそれぞれに、前記組立式タワーに沿って昇降可能であるように、バスケットを設置するステップとを含むことにより、タワーユニットを組立てながら下降させるので、タワークレーンを速かに設置することができ、2つの組立式タワー設置時間を短縮することができ、また、バスケット及び桟橋の設置により、貨物倉の全域を点検することができるという効果を奏する。

Description

本発明は、貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法に関し、より詳しくは、コンテナ船、LNG運搬船、FLNG(Floating liquefied natural gas)などのような大型船舶の貨物倉内部を検査、及びメインテナンスする貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法に関する。
一般に、天然ガスは、陸上又は海上のガス配管を介して、ガス状態で運搬されるか、液化した液化天然ガス(Liquefied Natural Gas、以下、‘LNG'という)の状態でLNG輸送船に貯留して、遠距離の需要先に運搬される。
LNGを運搬する船舶としては、大きく、モス(Moss)型とメンブレイン(Membrane)型があり、モス型のLNG船舶は、全体として、矩状を有する貨物倉の半分以上が船舶の外部に突出した形態を有し、メンブレイン型のLNG船舶は、船舶内部にメンブレイン型の貨物倉が構成されるか、メンブレイン型の貨物倉の一部だけが、船舶の外部に突出する形態を有する。
メンブレイン型のLNG船舶の場合、貨物倉の大部分又は全部が船舶内に構成され、長方状の基本構造としているので、モス型に比べて、多いLNGを運送することができ、風の影響を最小化することができ、運航性能に優れたものと評価されている。
メンブレイン方式の貨物倉は、構造の特性上、貨物倉内部になんらの支持物や構造物がないため、貨物倉内のガス漏水の検査、及びメンブレイン損傷有無に関する検査やメインテナンス作業のために、資材を1つ1つ連結して足場を設置している実情であり、このような足場の設置時間が過多になっている。
なお、貨物倉の乾燥が行われることにつれ、足場が全て撤去された以後は、メンブレインのメインテナンス又は点検作業が必要であると、足場を再度設置・解体しなければならないので、莫大な工程上の蹉跌が発生することになる。
一般のLNG船の場合、約5年毎に、貨物倉だけでなく、他の機資材などのメインテナンス又は点検のために、修理造船所で修理を受けることになり、この時、時間的な余裕により、貨物倉に足場を設置して、検査及びメインテナンス作業を行なうことが可能である。
しかし、FLNG(Floating liquefied natural gas)のように海上に長期間漂流する洋上プラットフォームの場合、修理造船所までに移動することができないため、海上に漂っている状態で、貨物倉の内部検査及びメインテナンスを行わなければならないので、検査及びメインテナンスにかかる作業時間が長くなる。
また、貨物倉の検査及びメインテナンスによる作業が中断される場合、経済的な損失が大きいため、従来の足場を設置する方法とは異なり、検査及びメインテナンス作業を早く行なえる代案が必要である。
このように大型船舶及び倉庫の内部の検査及び修理において、足場が手作業で設置されるので、その分だけ設置の作業期間が多くかかるだけでなく、別の安全装置が設けられていないため、作業中の墜落などのような災害による安全事故の危険が常時内在されており、また、点検及び保守作業の完了後における足場の解体時にも多大な手間がかかることになって、製造及び検査にかかるコストが嵩むという不都合があった。
また、メンブレイン方式のLNG船の貨物倉内部には、なんらの支持物もないため、貨物倉内のガス漏水の検査及びメンブレインの損傷、断熱ボックスの損傷などに対する検査やメインテナンスのためには、貨物倉内部への唯一の通路であるガスドーム(Gas dome)を用いて資材を投入した後、資材を1つ1つ連結して足場を設置している実情であり、設置及び解体時間が多くかかり、多大な作業人力が必要である。
特に、足場解体済みの以後、やむを得ず、貨物倉内部のメインテナンス作業が必要である場合、多くの時間と人力を投入して足場を設置しなければならないので、深刻な工程蹉跌を誘発することになる。
一方、ガスドームに多関節ロボットを設置する方式が提案されているが、貨物倉の全域をカバーするためには、多関節ロボットの全長が30m以上と巨大に構成されるべきであるだけでなく、ロボット端に作業者が安全に搭乗できるほど、丈夫に製作しなければならない。
このような多関節ロボットシステムは、FLNGなどのような海洋プラントに適用する場合、トップサイドとメインデッキの間の空間的な制約により、長さが長いか、径の大きい構造物の進入が困難であるため、現実的に設置が難しいという問題があった。
例えば、特許文献1には、‘液化天然ガス運搬船の貨物倉作業用の移動式足場構造物'が開示されている。
特許文献1による液化天然ガス運搬船の貨物倉作業用の移動式足場構造物は、貨物倉内に設置される足場構造物を支持するベース本体部と、前記ベース本体部の底面部に設置される固定脚部と、前記固定脚部に対して、ピボット支点部を介して、旋回可能に設置される旋回脚部と、前記旋回脚部に対して、テレスコピック連結部を介して、長さ調節が可能に設置される補助脚部を備える支持脚部と、前記支持脚部に設置され、前記ベース本体部の移動を具現するロール接触部とを含む。
前記ピボット支点部は、固定脚部の一端に結合される第1のマウントブラケットと、前記旋回脚部の一端に結合される第2のマウントブラケットと、前記第1のマウントブラケット及び前記第2のマウントブラケットのヒンジ点を共有して結合されるヒンジピンと、前記ヒンジピンを中心に、同一の半径に亘りて、前記第1のマウントブラケット及び前記第2のマウントブラケットにそれぞれ形成された多数の結合孔と、前記結合孔に挿入される締結ピンとを備える。
前記テレスコピック連結部は、前記旋回脚部の先端にねじ込まれ、前記旋回脚部の内部に嵌入する補助脚部の移動を拘束する調節ナットを備え、前記ロール接触部は、前記補助脚部の下方の先端部に水平に設置されるホイール支持体と、前記ホイール支持体に対して、長手方向に設置される多数の回転輪とを備える。
特許文献2には、‘LNG貨物倉の移動式足場システム'が開示されている。
特許文献2によるLNG貨物倉の移動式足場システムは、LNG貨物倉に設けられる足場システムであって、前記貨物倉内の側部に、長手方向に沿って並ぶように設けられる多数のガイドレール、前記ガイドレールに沿って移動するように垂直に設置されるフレーム、前記フレームの上下に間隔を置いて分離可能に結合される多数の足場が開示されている。
しかし、従来技術による液化天然ガス運搬船の貨物倉作業用の移動式足場構造物は、貨物倉内で多層式足場構造物の設置範囲を最小化して、足場構造物の設置・解体にかかる作業工程数を減らすことはできるが、大型の貨物倉内に多数設置しなければならないという問題があった。
また、従来技術のLNG貨物倉の移動式足場システムでは、貨物倉の内側壁面に沿って、長手方向にガイドレールを固定しなければならないという不都合があり、一定の高さ間隔で足場を設置しなければならないという面倒があるだけでなく、これらの移動式足場フレームの設置・解体による不便さもあった。
本発明の目的は、前記のような問題点を解決するためになされたものであって、貨物倉内部の点検又はメインテナンスのためのタワークレーンを、速かに設置・解体する貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を提供することである。
本発明の他の目的は、貨物倉の点検及びメインテナンスに際して、作業者の安全を確保する貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、貨物倉内部の全体の点検及びメインテナンスのために、垂直及び水平方向に自由に回転可能な貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、貨物倉の検査及びメインテナンス作業を速かに行える貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を提供することである。
更に、本発明の他の目的は、貨物倉の上部に形成されたガスドームにより、ガントリータワークレーンを設置又は解体することができる貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を提供することである。
なお、本発明の他の目的は、貨物倉内部の壁面及び天井への作業者の接近が容易であるように、回転可能な貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を提供することである。
前記のような目的を達成するために、本発明による貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法は、(a) 貨物倉の底面に、幅方向に設置用レールを設置するステップと、(b) 前記貨物倉の内部に投入された一対のモバイルプラットフォームを、前記設置用レールに移動可能に設置するステップと、(c) 前記モバイルプラットフォームのそれぞれにタワーユニットを結合して、一対の組立式タワーを組立てるステップと、(d) 前記設置用レールの両端にそれぞれ、前記貨物倉の長手方向に走行用レールを設置するステップと、(e) 前記組立式タワーのそれぞれに、前記組立式タワーに沿って昇降可能であるように、バスケットを設置するステップとを含むことを特徴とする。
更に、前記ステップ(a)の前に、(f) 前記貨物倉の底面に、保護カバーを設置するステップを含む。
前記ステップ(f)は、(f1) 前記貨物倉の幅方向に前記設置用レールが設置される位置に、第1の保護カバーを設置するステップと、(f2) 前記第1の保護カバーの両端にそれぞれ前記貨物倉の長手方向に前記走行用レールが設置される位置に、第2の保護カバーを設置するステップとを含む。
更に、前記ステップ (a)の前に、(g) 前記貨物倉のガスドームに、ユニット下降装置を設置するステップを含む。
前記ステップ (a)は、(a1) 前記貨物倉の内部に、前記設置用レールを下降させるステップと、(a2) 順次下降された設置用レールが一直線をなすように配置されると共に、順次結合させるステップとを含む。
前記ステップ(a)は、(a3) 前記貨物倉の幅方向に、前記設置用レールと離隔して、設置用補助レールを設置するステップを含む。
前記ステップ(b)は、(b1) 前記モバイルプラットフォームを、前記設置用レールに安着させるステップと、(b2) 前記モバイルプラットフォームの安着と共に、前記モバイルプラットフォームに設置されたピニオンギアと、前記設置用レールに設置されたラックとを噛み合うように結合させるステップと、(b3) 前記モバイルプラットフォームの両側面に設置された案内ローラを、走行用レールに密着するように調節するステップとを含む。
前記ステップ(c)は、(c1) ユニット下降装置に、下部トラスユニットを安着させるステップと、(c2) 前記ユニット下降装置に安着した前記下部トラスユニットの上面に、1以上の中間トラスユニットを結合するステップと、(c3) 前記中間トラスユニットの上端に、上部トラスユニットを結合するステップと、(c4) 前記ユニット下降装置により組立済みの前記タワーユニットを下降させるステップと、(c5) 前記モバイルプラットフォームのポストに、前記タワーユニットの下部トラスユニットを固定するステップとを含む。
前記ステップ(c3)は、前記上部トラスユニットの上方に、固定ユニットを結合するステップを含む。
前記ステップ(c)は、前記組立式タワーの側面に、前記設置用補助レールに沿って走行可能なアウトリガを設置するステップを含む。
前記ステップ(e)は、(e1) 前記組立式タワーにバスケットを設置するように、前記組立式タワーが、前記貨物倉のガスドーム位置に移動するステップと、(e2) 前記組立式タワーの外面に沿って移動可能であるように、昇降フレームの第1のフレームを下降させるステップと、
(e3) 前記組立式タワーの外面に沿って移動可能であるように、昇降フレームの第2のフレームを下降させるステップと、(e4) 前記第1のフレーム及び第2のフレームを、前記組立式タワーの外側に前記バスケットを昇降可能に設置するステップと、(e5) 前記バスケットの設置済みの前記組立式タワーを、走行用レールに移動させるステップとを含む。
更に、前記ステップ(e)の後に、(h) 前記一対の組立式タワーの間に、桟橋を設置するステップを含む。
前記ステップ(h)は、(h1) 多数に分離された桟橋を組立てながら下降させるステップと、
(h2) 前記貨物倉の内部に投入された前記桟橋の一側を、前記組立式タワーのいずれか1つに結束するステップと、(h3) 前記貨物倉の内部に投入された前記桟橋の他側を、前記組立式タワーの他の1つに結束するステップとを含む。
本発明の貨物倉点検用のガントリータワークレーンによると、貨物倉の底面に保護カバーを設置するので、貨物倉の損傷や破損を防止することができ、設置用レールにモバイルプラットフォーム、タワーユニット、固定ユニットを組立てながら下降させて、簡便且つ速かに設置することにより、組立式タワーのそれぞれにバスケットを設置することで、作業者の作業領域(空間)を幅広く確保することができる。
本発明の貨物倉点検用のガントリータワークレーンによると、組立式タワーにバスケットを長さ可変及び回転自在に設置することによって、貨物倉の壁面及び天井の両方を点検することができ、また、桟橋に沿って移動しながら壁面を点検することができ、合わせて、桟橋の補助足場を延長することで、作業者が壁面により近接した状態で、安全且つ精密に点検することができる。
また、本発明の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法によると、ユニット下降装置により、タワーユニットを組立てながら下降させるので、タワークレーンを短時間に速かに設置することができ、ガスドームにより、タワークレーン設置に必要な部品を安定に投入(下降)することができ、設置用レールにより、タワークレーンを設置してから、走行用レールを設置することで、2つの組立式タワー設置時間を短縮することができ、また、バスケット及び桟橋の設置により、貨物倉の全域を点検することができる。
更に、本発明の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法によると、2つの組立式タワーを互いに連結して設置することで、タワークレーンの設置状態を更に安定に維持し、また、2つの組立式タワーを移動することもできるので、貨物倉の点検により、作業領域を自由に移動することができる。
図1は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの走行用レールが設置される前の状態を示す立体図である。 図2は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの走行用レールが設置された状態を示す立体図である。 図3は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの保護カバーを示す立体図である。 図4は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのレールに、モバイルプラットフォームを設置した状態を示す立体図である。 図5は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのレールを示す分解立体図である。 図6は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの組立式タワーを示す分解立体図である。 図7は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのモバイルプラットフォームを示す底面分解立体図である。 図8は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの組立式タワーの一部を組み立てた状態を示す分解立体図である。 図9は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの固定ユニットを示す分解立体図である。 図10は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのタワーユニットを示す分解立体図である。 図11は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのバスケットを示す立体図である。 図12は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのバスケットを示す底面立体図である。 図13は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの桟橋を示す立体図である。 図14は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの桟橋を示す底面立体図である。 図15は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの桟橋を折り畳む状態を示す概略的な断面図である。 図16は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのユニット下降装置を、ガスドームに設置した状態を示す立体図である。 図17は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの設置状態を示す一部切欠立体図である。 図18は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を、ステップ別に説明する工程図である。 図19は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、保護カバー設置ステップを含む工程図である。 図20は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、保護カバー設置ステップを説明する工程図である。 図21は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、設置用レールの設置ステップを説明する工程図である。 図22は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、モバイルプラットフォームの設置ステップを説明する工程図である。 図23は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、組立式タワーの設置ステップを説明する工程図である。 図24は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、バスケット設置ステップを説明する工程図である。 図25は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、桟橋の設置ステップを含む工程図である。 図26は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、桟橋の設置ステップを説明する工程図である。
以下、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンを、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの走行用レールが設置される前の状態を示す立体図であり、図2は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの走行用レールが設置された状態を示す立体図である。
本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンは、貨物倉の長手方向に設置される2つの走行用レール150と、前記走行用レール150に沿って移動可能であるように、モバイルプラットフォーム210がそれぞれ備えられる組立式タワー200と、前記組立式タワー200に沿って昇降し、貨物倉(10、図16参照)の壁面に向かって長さが可変され、水平方向に回転自在に設置されるバスケット300とを含む。
更に、本発明の貨物倉点検用のガントリータワークレーンは、前記組立式タワー200の間に、作業者が通行可能に設けられる桟橋400を含む。
また、本発明の実施例によるガントリータワークレーンは、貨物倉(10、図17参照)内部に、タワークレーンを設置するための設置用レール130と、タワークレーンの移動を案内する走行用レール150とがそれぞれ設置される。
また、貨物倉10の壁面に沿って点検するために、貨物倉10の長手方向に2つの走行用レール150が設置され、これらの2つの走行用レール150にそれぞれ、1つの組立式タワー200が設置される。
また、組立式タワー200には、組立式タワー200に沿って乗降され、水平方向に自由に回転されるバスケット300が設置され、2つの組立式タワー200の間には、作業者が安全に移動(通行)可能な桟橋400が設置されて、貨物倉10の全域を点検することができ、貨物倉10の点検に必要なガントリータワークレーンを速かに設置及び解体しながら、作業者の安全を確保するのが主要特徴である。
一方、本発明で用いるレール100は、必要によって、設置用レール130と、走行用レール150とを含み、2つが一対の組立式タワー200に対しては、説明の便宜のために、第1の組立式タワー、第2の組立式タワーと説明するが、これは、必要によって、2つの組立式タワーを区分するために制限するだけであり、必要によって、1又は2つの組立式タワーを共に称することと理解されるべきである。
すなわち、本発明において、2つが一対の走行用レール150は、必要によって、第1の走行用レールと、第2の走行用レールとに区分し、2つが一対の組立式タワー200は、必要によって、第1の組立式タワーと、第2の組立式タワーとに区分することができる。
また、2つが一対のバスケット300は、必要によって、第1のバスケットと、第2のバスケットとに区分して説明し、第1及び第2に区分するそれぞれの構成要素に対して、別の図面符号を付することなく説明することにする。
また、本発明において‘点検'とは、貨物倉10の検査・メインテナンスなどを総称するものと理解されるべきである。
図3は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの保護カバーを示す立体図であり、図4は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのレールに、モバイルプラットフォームを設置した状態を示す立体図である。
図1乃至図4に示しているように、前記貨物倉10には、組立式タワー200を設置するための設置用レール130と、組立式タワー200を移動させるための走行用レール150とをそれぞれ設置する。
このような設置用レール130及び走行用レール150は、貨物倉10の底面に設置され、レール100の設置により、貨物倉10底面の損傷を防止するための保護カバー110が設置される。
前記保護カバー110は、フェルト、ゴム、織物などからなっており、貨物倉10の底面にレール100が直接接触しないようにする。貨物倉10は、耐食性に優れ、膨脹係数の極めて低いインバーからなっており、微細な隙間、きずやスクラッチなどが生じないようにする。
すなわち、保護カバー110は、レール100の設置、又は組立式タワー200がレール100に沿って移動する途中で加えられる荷重又は衝撃などによって、貨物倉10の損傷を防止するために、弾力又は弾性を持つ材質を用いる。
このような保護カバー110は、貨物倉10の幅方向に設置される第1の保護カバー111と、第1の保護カバー111の両端に、貨物倉10の長手方向に設置される第2の保護カバー112とを含む。
前記第1の保護カバー111は、貨物倉10の底面に突出しているタング(tongue、図示せず)の干渉又は障害を受けないようにするため、一定の幅及び長さを有する。
第1の保護カバー111の一側は、タングの上面を覆うために、所定の長さ分だけ突出部113が形成され、他側は、突出部113が載せられるように、結合部114が形成される。
前記突出部113と結合部114により形成される溝部115は、貨物倉10の底面に突出しているタングに位置されて、タングの損傷や毀損を防止する。
また、第2の保護カバー112は、貨物倉10の長手方向に設置されるように、巻取り形態に設けられ、第2の保護カバー112の下端には、タングに挿入される長手方向に、溝部115が形成される。
図5は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのレールを示す分解立体図である。
図4及び図5に示しているように、レール100は、組立式タワー200を設置するために、一時的に設置される設置用レール130と、組立式タワー200が貨物倉10の長手方向に移動可能に設置される走行用レール150とを含む。
前記設置用レール130は、貨物倉10の上面に形成されているガスドームの垂直下方で、貨物倉10の幅方向に配置される。
また、前記設置用レール130は、一定の長さ及び幅を有する長方形状からなるレール本体131と、組立式タワー200が移動するように、前記レール本体131の上面に設置されるラック132と、ラック132から所定の長さ分離隔した位置に、同一の方向に設置される案内レール133と、貨物倉10の底面に沿って移動可能であるように、レール本体131の底面に設置される多数の移動輪134とを含む。
このような設置用レール130は、貨物倉10の幅方向に多数設置され、また、多数の設置用レール130が結合するように、レール本体131のそれぞれには、第1の結合部135と、第2の結合部136とが形成される。
レール本体131の一側には、隣接する他のレール本体131と結合するように、第1の結合部135が形成され、レール本体131の他側には、隣接する他のレール本体131と結合するように、第2の結合部136が形成される。
これらの第1の結合部135と第2の結合部136は、雄雌形態に結合可能であり、これらの第1の結合部135と第2の結合部136は、ピン(図示せず)などで設置又は分離可能に結合される。
また、移動輪134は、設置用レール130の設置及び解体に際して、制限的に使用されるものであって、貨物倉10に下降した状態において、組立式タワー200が設置される前の状態で、自由に移動させて設置することができる。
すなわち、移動輪134は、レール本体131の荷重、又は組立式タワー200の重量によって、移動輪134の使用を制限する緩衝輪を使用することができる。
このような緩衝輪は、荷重又は重量が加えられない場合、スプリング(図示せず)の弾性力によって自由に移動することができ、荷重又は重量が加えられると、スプリングの弾性力が制限されて、ブレーキ(図示せず)が制動されることによって、移動を制限することができる。
このような緩衝輪又はガススプリングは、通常のものを使用することができる。
合わせて、設置用レール130は、組立式タワー200をより安全に移動するために、設置用補助レール140を含む。
前記設置用補助レール140は、レール本体131と同じ長さで形成され、これらの補助レール140の両端にはそれぞれ、移動が容易であるように、輪(図示せず)が設置される。
このような設置用補助レール140は、レール本体131の両側面から所定の距離離隔した位置に設置され、前記設置用補助レール140は、組立式タワー200が設置用レール130上で移動する時、アウトリガ236により更に支持してくれることで、垂直に移動する組立式タワー200が安定に移動するようにする。
前記設置用補助レール140は、タング(図示せず)に嵌入する溝部(図示せず)が形成され、溝部と隣接した位置に固定ピン(図示せず)を挿入して、溝部がタングを押圧することで、タングに設置用補助レール140を強固に固定することができる。
また、走行用レール150は、一定の長さと幅で形成されるレール本体151と、前記組立式タワー200が移動されるように、前記レール本体151の上面に設置されるラック152と、前記ラック152から所定の長さ分離れた位置に、前記ラック152と同一の方向に設置される案内レール153と、前記レール本体151の底面に、前記貨物倉10の底面に沿って移動可能に設置される多数の移動輪154とを含む。
このような走行用レール150のレール本体151は、レール本体151の両側にそれぞれ、第1の結合部155と第2の結合部156とを設け、これらの第1の結合部155と第2の結合部156とは回転可能であるように、ヒンジ結合される。
このような走行用レール150は、組立式タワー200の両側面にそれぞれ結合した状態で、組立式タワー200と共に下降した後、組立式タワー200から分離されて、貨物倉10の長手方向に展開しながら設置される。
合わせて、レール100は、組立式タワー200を回転させる回転レール170を含む。
前記回転レール170は、設置用レール130及び走行用レール150と同様に形成されており、その両端がそれぞれ円弧状からなり、組立式タワーと共に回転されて、他のレール130、150にそれぞれ結合することになる。
すなわち、回転レール170は、隣接して設置される設置用レール本体131及び走行用レール本体151は、回転レール170の回転で結合するように、回転レール170の円弧と同一の円弧形状で形成される。
図6は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの組立式タワーを示す分解立体図であり、図7は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのモバイルプラットフォームを示す底面分解立体図である。
図8は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの組立式タワーを示す分解立体図であり、図9は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの固定ユニットを示す分解立体図であり、図10は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのタワーユニットを示す分解立体図である。
図6乃至図10に示しているように、組立式タワー200は、貨物倉10の長手方向に移動可能に設置され、設置用レール130に設置された状態で、組立式タワー200にバスケット330の組立を完了する。以後、回転レール170により、方向が切り替えられた後、走行用レール150に沿って移動することになる。
すなわち、組立式タワー200は、回転レール170により、設置用レール130から、走行用レール150へ方向が切替えられる。
前記組立式タワー200は、前記走行用レール150に沿って移動可能に設置されるモバイルプラットフォーム210と、前記モバイルプラットフォーム210に垂直に結合される多数のタワーユニット230と、前記タワーユニット230が安定に設置されるように、前記貨物倉10の上面に密着して形成される固定ユニット250とを含む。
前記組立式タワー200は、走行用レール150に沿って移動し、2つ一対の走行用レール150にそれぞれ設置される。これは、2つの組立式タワー200を用いて、貨物倉10の両側面で貨物倉10を点検し、且つ、2つの組立式タワー200の間に桟橋400を設置して、貨物倉10の前後方壁面を点検するためである。
モバイルプラットフォーム210は、走行用レール150に沿って、タワーユニット230を移動させるものであって、一定の大きさに形成されるプラットフォーム本体211と、前記タワーユニット230が結合するように、前記プラットフォーム本体211の上部に垂直に固定される多数のポスト212と、前記レール150に沿って移動可能であるように、前記プラットフォーム本体211の底面に設置される多数のピニオンギア214と、前記組立式タワー200を安全に移動するために、前記走行用レール150の側面に密着して案内する案内ローラ215とを含む。
また、モバイルプラットフォーム210は、前記タワーユニット230が速かに結合するように、前記ポスト212に一定の間隔で形成される多数の孔213と、前記孔213に嵌入するピン(図示せず)とを含む。
前記モバイルプラットフォーム210には、一定の大きさを有するプラットフォーム本体211が設けられ、プラットフォーム本体211には、タワーユニット230を固定する多数のポスト212が固定される。
このようなポスト212には、タワーユニット230を強固に固定する多数の孔213が形成され、ポスト212には、孔213及びタワーユニット230に挿入固定される固定ピン(図示せず)が設けられる。
また、モバイルプラットフォーム210は、走行用レール150に沿って移動可能に設置され、モバイルプラットフォーム210には、設置用レール130のラック132、及び走行用レール150のラック152に噛み合うピニオンギア214が、モバイルプラットフォーム210の底面に回転自在に設置される。
また、レール130、150に沿って安定に移動するために、案内ローラ215が設けられ、前記案内ローラ215は、モバイルプラットフォーム210の両側面にそれぞれ設置される。すなわち、案内ローラ215は、レール130、150の案内レール133、153に密着して移動することで、組立式タワー200をより安定に移動させる。
前記案内ローラ215は、モバイルプラットフォーム210の両側面にそれぞれ多数個設置され、プラットフォーム本体211の両側面には、それぞれ一定の大きさを有する溝部が設けられる。
案内レール133、153に密着する案内具216は、略凸状からなり、案内具216の上部には、案内具216の位置を移動させる移動体217が結合される。このような移動体217は、プラットフォーム本体211の溝部に挿入され、移動体217には、案内具216を移動させる調節ボルト218が締結される。
前記タワーユニット230は、モバイルプラットフォーム210に結合される下部トラスユニット231と、前記下部トラスユニット231の上部に結合して設けられる多数の中間トラスユニット237と、前記中間トラスユニット237の最上端に結合され、作業者が通行可能に設けられる上部トラスユニット242とを含む。
タワーユニット230は、貨物倉10の底面から天井まで垂直に立てられ、モバイルプラットフォーム210に固定される下部トラスユニット231と、同一の形状及び構造からなる多数の中間トラスユニット237と、タワーユニット230の最上端に固定される上部トラスユニット242とからなり、また、上部トラスユニット242の上面に固定され、組立式タワー200を貨物倉10の天井に密着して安定に維持させる固定ユニット250を含む。
タワーユニット230は、下部トラスユニット231と、中間トラスユニット237と、上部トラスユニット242とを一体化したものを称しており、これに加えて、固定ユニット250を含むことができる。すなわち、タワーユニット230は、モバイルプラットフォーム210を除く組立式タワー200を称する。
これらのトラスユニット231、237、242は、一定の高さを有する直方体形状であり、下部トラスユニット231には、一定の長さを有する多数の垂直フレーム232が四角形状に配置され、これらの垂直フレーム232の間に互いに交差する交差フレーム233が固定される。
合わせて、下部トラスユニット231の垂直フレーム232には、プラットフォーム本体211のポスト212と孔213に対応する孔234が形成され、これらのポスト212と垂直フレーム232が挿入した状態で、孔213、234を貫通する固定ピン(図示せず)で固定することで、強固に固定することができる。
また、垂直フレーム232の上端には、中間トラスユニット237が結合される結合孔235が形成される。
下部トラスユニット231には、組立式タワー200の移動に際して、設置用補助レール140に沿って移動することで、組立式タワー200を安定した状態に維持するアウトリガ(236、図4参照)が回転自在に設置される。
このようなアウトリガ236は、組立式タワー200を安定して支持するために、下部トラスユニット231から、略45゜の角度で設置される。前記アウトリガ236の支持角度は、必要によって、異にしてもよい。
図4及び図6に示しているように、アウトリガ236は、長さが可変するテレスコピック形態の組立式タワー200を両側面で支持することで、組立式タワー200が設置用レール130に沿って移動するに際しても、転倒、転覆などを防止することができる。
前記アウトリガ236の一端は、下部トラスユニット231の上端に回転自在に結合され、アウトリガ236の他端は、設置用補助レール140に沿って移動可能に結合される。
また、中間トラスユニット237は、一定の長さを有し、四角形状に設けられる多数の垂直フレーム238と、前記垂直フレーム238の間に互いに異なる角度で交差して固定される交差フレーム239と、前記交差フレーム239の端に固定される水平フレーム240と、前記水平フレーム240に回転自在に弾力的に設置される回転バー241とを含む。
前記垂直フレーム238の下部には、下方に位置する他の中間トラスユニットの垂直フレームに嵌入する突部が形成され、垂直フレーム238の上部には、上方に位置する更に他の中間トラスユニット237の垂直フレームの突部が嵌入する溝部が形成されることができる。
また、中間トラスユニット237の垂直フレーム238には、交差フレーム239の間に水平フレーム240が固定され、水平フレーム240には、走行用レール150を一時的に係止する回転バー241が設置される。
これにより、組立式タワー200のタワーユニット230を組み立てるために、貨物倉10に、トラスユニット231、237の投入と共に、走行用レール150を投入することができるので、貨物倉点検用のガントリータワークレーンの設置作業にかかる時間を、大幅減少することができる。
前記回転バー241は、楔形状からなり、その内部に設置されたトーションスプリング(図示せず)などによって回転可能であるように、弾力的に設置される。
これは、中間トラスユニット237の外面には、走行用レール150を一時的に係止することにし、走行用レール150を一定の高さで持ち上げることで回転バー241が回転されて、走行用レール150を中間トラスユニット237から分離できるようにする。
前記上部トラスユニット242は、トラスユニット231、237と同一の構造及び形態からなり、上部トラスユニット242には、作業者が通行可能な通行路(図9参照)が設けられる。
これは、後述するバスケット300が上部トラスユニット242に設置された状態で、回転手すり351を展開した場合、組立式タワー200の間に設置される桟橋400を通行するように、前記上部トラスユニット242の一部空間に、通行路が形成される。
また、組立式タワー200の上端には、貨物倉10の天井に密着して、組立式タワー200を安定して固定する固定ユニット250が設置される。このような固定ユニット250は、組立式タワー200を貨物倉10の天井に押圧して、組立式タワー200を安定に固定することができる。
前記固定ユニット250は、タワーユニット230と同一の大きさで設けられる固定プレート251と、前記固定プレート251の上面に昇降するように設置される多数のシリンダ252と、前記固定プレート251の上面に設置されるウインチ253と、前記シリンダ252の上面に回転自在に設置される回転プレート254とを含む。
前記回転プレート254は、前記シリンダ252の上面に固定される第1のプレート255と、前記第1のプレート255の上面に回転自在にフラット軸受256aが結合した第2のプレート256と、前記第2のプレート256の上面に設置され、前記フラット軸受256aに嵌合する溝部(図示せず)が形成された第3のプレート257と、前記第3のプレート257の上面に設置され、貨物倉10のタングに挿入するように、タング挿入部258aが形成された第4のプレート258とを含む。
前記固定ユニット250は、上部トラスユニット242の上面に設置され、上部トラスユニット242の上面には、固定ユニット250が安定して固定するように、所定厚みの固定プレート251が設置される。
このような固定プレート251の上面には、貨物倉10の天井に押圧するように、多数のシリンダ252が設置されており、固定プレート251の上面には、バスケット300を昇降させるウインチ253が設置される。
前記ウインチ253は、バスケット300を安定に昇降するために、2つが設けられ、ウインチ253のケーブル(図示せず)移動を案内する滑車が設置される。
また、シリンダ252の上面には、多数のプレートが重ね合っている回転プレート254が設置され、該回転プレート254は、組立式タワー200を、回転レール170により、設置用レール130から走行用レール150へ方向を切り替える時、貨物倉10の天井に押圧されて、組立式タワー200を安定した姿勢で回転させる。
すなわち、組立式タワー200は、貨物倉10の底面から天井まで垂直に設置されるので、モバイルプラットフォーム210の移動に際して、非常に不安定な状態で移動される。
ここで、組立式タワー200をより安定した姿勢で回転するために、上部トラスユニット242の上面に設置された固定ユニット250の回転プレート254が、貨物倉10の天井に押圧される。
このように、回転プレート254が天井に押圧された状態で、組立式タワー200が安定した姿勢を維持しながら回転される。
また、貨物倉10内部の点検に際して、上部トラスユニット242の上面に設置された固定ユニット250は、回転プレート254が貨物倉10の天井に押圧した状態を維持することで、作業者の安全及びバスケット300の安定した挙動を確保することができる。
前記固定ユニット250の回転プレート254は、シリンダ252の上面に、第1のプレート255が設置され、その上面には、フラット軸受256aが設置された第2のプレート256が設置され、第2のプレート256の上面には、フラット軸受256aと結合するように、底面に溝部が形成された第3のプレート257が回転自在に結合される。
また、第3のプレート257の上面には、所定厚みの第4のプレート258が設置され、第4のプレート258の上面には、天井から突出しているタングに嵌入可能なタング挿入部258aが形成される。
このようなタング挿入部258aは、略十字状からなり、これは、組立式タワー200の設置方向によらず、回転プレート254がタングに結合できるようにするためである。
図11は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのバスケットを示す立体図であり、図12は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのバスケットを示す底面立体図である。
図11乃至図12に示しているように、本発明の実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのバスケット300は、貨物倉10の壁面に向かって水平移動されることは勿論、水平回転して、作業者が貨物倉10の全域を点検することができる。
このために、バスケットは、組立式タワー200の外面に昇降可能に設置される昇降フレーム310と、前記昇降フレーム310の一面に回転自在に設置され、且つ、長さが可変されるブーム架台330と、前記ブーム架台330の端に回転自在に設置される作業台350とを含む。
前記昇降フレーム310は、前記組立式タワー200の側面に沿って移動可能であるように、多数の輪313が設けられる第1のフレーム311と、前記組立式タワー200の他面に沿って移動可能であるように、輪313が設けられ、前記第1のフレーム311の一側に結合される第2のフレーム312と、前記第2のフレーム312の一側に、前記ブーム架台330が回転自在に突設する支持フレーム314とを含む。
また、前記昇降フレーム310は、組立式タワー200の上部に設置されているウインチ253によって昇降するように設置され、昇降フレーム310は、組立式タワー200の一側に結合するように設けられる第1のフレーム311と、前記第1のフレーム311の他側に結合される第2のフレーム312とを含む。
このような昇降フレーム310の内面には、組立式タワー200の垂直フレーム232、238に沿って回転する輪313が多数設置され、昇降フレーム310を構成する第1のフレーム311と第2のフレーム312とは、組立式タワー200の外面に密着した状態で、第1のフレーム311と第2のフレーム312とを、ボルト又はピンなどで固定する。
また、昇降フレーム310には、ブーム架台330を設置するために、支持フレーム314が固定され、支持フレーム314は、ブーム架台330が設置される第1の支持フレーム314aと、補助フレームが設置される第2の支持フレーム314bとを含む。
前記ブーム架台330は、前記昇降フレーム310の一側に回転自在に結合される回転ブーム架台331と、前記回転ブーム架台331の内部に、テレスコピック形態に移動可能に結合される多数の移動ブーム架台332と、前記回転ブーム架台332が安定に支持されるように、前記回転ブーム架台331及び昇降フレーム310の一側に回転自在に設置される支持バー333とを含む。
また、作業台350は、前記組立式タワー200に連通するように、一側を中心に回転自在に設置される回転手すり351と、前記回転手すり351と共に回転し、前記回転手すり351の両側にそれぞれ一定の高さを有する補助手すり352とを含む。
前記ブーム架台330は、作業者が貨物倉10の壁面に向かって移動できるように、長さが可変されるだけでなく、昇降フレーム310の支持フレーム314を中心に、水平回転するように結合される。
このような回転ブーム架台331の一側は、昇降フレーム310に回転自在に結合され、回転ブーム架台331の他側には、テレスコピック形態に長さが可変するように、多数の移動ブーム架台332が結合される。
すなわち、回転ブーム架台331は、昇降フレーム310を中心に、作業台350を所望する方向に水平回転し、移動ブーム架台332は、作業台350を所望する位置(距離)に移動させて、作業者を所望する位置に移動することができる。
また、昇降フレーム310の支持フレーム314と回転ブーム架台331の底面には、回転ブーム架台331をより安定に支持する支持バー333が設置される。
合わせて、ブーム架台330の端には、作業者が搭乗する作業台350が結合され、作業台350は、支持板の周縁に沿って手すりが設置され、作業台350の手すりの一面には、上部トラスユニット341の通行路に連通する回転手すり351が設置される。
すなわち、回転手すり351は、必要によって、手すりの一側を開閉するものであって、回転手すり351には、回転手すり351が展開された時、回転手すり351の左右両側に、手すりとして使用可能な補助手すり352を設置する。
図13は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの桟橋を示す立体図であり、図14は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの桟橋を示す底面立体図であり、図15は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの桟橋を折り畳む状態を示す概略的な断面図である。
図1、図2、及び図13乃至図15に示しているように、桟橋400は、一対の組立式タワー200の間に設置されて、作業者が通行する通行路又は作業空間として使用可能である。すなわち、桟橋400は、必要によって、作業者の作業通路又は作業空間として選択的に使用可能であり、これは、補助足場450を展開させることによって、作業空間として使用可能である。
このような桟橋400は、作業者の通行又は作業空間として使用する足場410と、前記足場410を安定に支持するように、トラス構造で形成される足場支持台430と、前記足場410の一側に作業空間が延在するように、外側に向かって回転自在に設置される補助足場450とを含む。
前記足場410は、ヒンジ411を中心に回転自在に結合される足場本体412と、前記足場本体412の両側に、所定の間隔で形成される回転リンク413とを含む。
前記足場支持台430の第1及び第2のフレーム431、432はそれぞれ、上端に手すりフレーム451が回転自在に結合して形成される第1のリング431a、432aと、前記回転リンク413が回転自在に結合されるように、前記第1のリング431a、432aの下方に形成される第2のリング431b、432bと、回転棒433及び連結棒434がそれぞれ回転自在に結合される第3のリング431c、432cとを含む。
前記補助足場450は、前記第1のフレーム431及び第2のフレーム432の上側にそれぞれ、回転自在に結合される手すりフレーム451と、前記手すりフレーム451に分離可能に結合される2つの手すり452を含む。
前記手すり452は、一定長さの第1の手すりフレーム452aと、前記第1の手すりフレーム452aの外面に移動可能に結合される第2の手すりフレーム452bとを含む。
前記2つの手すりのいずれか1つに、作業者の作業空間を形成するように設けられる作業足場453を含む。
前記2つの手すりが相互安定に固定するように、前記手すり452の間に連結されるチェーン454を含む。
図1乃至図15に示しているように、前記桟橋400は、2つの組立式タワー200の間に設置される。このような桟橋400は、第1の組立式タワーから第2の組立式タワーに通行可能であることは勿論、必要によって、2つの手すり452のいずれか1つを、足場410の外側に展開することで、作業者の作業空間を確保することができる。
前記桟橋400の足場410は、一定の幅及び長さで形成され、足場410は、差し込まれる形態で形成される。
また、足場410は、貨物倉10のガスドームにより投入されるようにするため、足場410を折り畳む形態で形成する。すなわち、足場410は、ガスドーム(図示せず)により、貨物倉10内部に投入されるようにするため、折り畳む形態で形成される。
足場410は、ヒンジ411を中心に折畳み、展開するために、回転自在に結合され、ヒンジ411の両側にはそれぞれ、一定の長さ及び幅を有する足場本体412が結合される。
また、足場本体412の両側にはそれぞれ、足場本体412を支持し、且つ足場支持台430に回転自在に結合される回転リンク413が固定される。このような回転リンク413は、足場本体412を支持しながら、必要によって、足場本体412を折り畳むように、足場支持台430の第2のリング431b、432bにそれぞれ、回転自在に結合される。
前記足場支持台430は、左右両側にそれぞれ、所定の角度で設けられる第1のフレーム431及び第2のフレーム432と、前記第1及び第2のフレーム431、432の一端にそれぞれ、長さ方向に回転自在に結合される2つの回転棒433と、前記2つの回転棒433の間に固定される連結棒434とを含む。
前記足場支持台430は、足場410の底面に結合され、足場410を強固に支持するトラス構造からなり、必要によって、足場410を折り畳む回転構造で形成される。
前記足場支持台430はそれぞれ、トラス構造の第1のフレーム431及び第2のフレーム432を有する。このような第1のフレーム431及び第2のフレーム432は、同一の形状からなる。
図15に示しているように、第1のフレーム431及び第2のフレーム432は、一定の高さを有し、第1及び第2のフレーム431、432の最上端には、手すりフレーム451が結合される第1のリング431a、432aが形成される。
また、第1のリング431a、432aの下方には、足場410の回転リンク413を回転自在に結合するために、第2のリング431b、432bが形成される。すなわち、足場410の回転リンク413は、第2のリング431b、432bを中心に回転するように結合される。
合わせて、第1及び第2のフレーム431、432は、互いに対称する方向に回転自在に結合される。すなわち、図15bに示しているように、第1及び第2のフレーム431、432の下端にはそれぞれ、第3のリング431c、432cが形成される。
また、第3のリング431c、432cには、足場410の長手方向にそれぞれ回転棒433が回転自在に結合され、これらの2つの回転棒433の間には、第3のリング431c、432cを貫通する連結棒434が設置される。
第1のフレーム431及び第2のフレーム432のそれぞれは、回転棒433を中心に回転自在に結合され、これらの第1のフレーム431及び第2のフレーム432の回転によって、足場本体412が折り畳み・展開される。
前記第1のフレーム431及び第2のフレーム432の第1のリング431a、432aには、一定の長さを有する棒からなる手すりフレーム451が回転自在に結合される。すなわち、手すりフレーム451は、第1のリング431a、432aの内側に回転自在に差し込まれる。
これらの手すりフレーム451は、第1のフレーム431及び第2のフレーム432のそれぞれに結合され、これらの手すりフレーム451には、一定の高さを有する手すり452がそれぞれ固定される。
このような手すり452は、手すりフレーム451に差し込まれることで、分離・結合される。また、手すり452は、必要によって作業空間を確保するために、手すり452の長さを可変する構造からなる。
前記手すり452は、一定の長さを有する第1の手すりフレーム452aと、前記第1の手すりフレーム452aの外面に移動可能に結合される第2の手すりフレーム452bとを含む。
前記第1の手すりフレーム452aは、一定の長さの円形パイプからなり、第2の手すりフレーム452bは、第1の手すりフレーム452aの外面に沿って移動可能に結合されて、必要によって、手すり452の長さを可変することができる。
また、手すり452は、作業足場として使用可能な作業足場453を含む。このような作業足場453は、手すり452のように可変される長さに応じて、展開するか、折り畳むことができる構造、又はテレスコピック形態に長さ可変される構造からなる。
また、2つの手すり452には、1つの手すり452を作業足場として使用するように展開した状態を安定に維持するためのチェーン454が設置される。このようなチェーン454は、チェーンだけでなく、ロープ又はケーブルなどを使うこともできる。
ついで、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの結合関係について、詳述することにする。
図16は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンのユニット下降装置がガスドームに設置された状態を示す立体図であり、図17は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンの設置状態を示す一部切欠立体図である。
図16及び図17に示しているように、本発明の実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーンは、貨物倉10に形成されているガスドーム(図示せず)によって、それぞれに分離されているレール100と、組立式タワー200と、バスケット300と、桟橋400とを、ガスドームにより投入して、貨物倉10内部に投入可能なユニット下降装置500を設ける。
前記ユニット下降装置500は、ガスドーム(図示せず)の内面に結合される円筒体510と、その外側に交互に昇降するシリンダ520が設けられた固定フレーム530を含む。
前記シリンダ520は、円筒体510を中心に、互いに対称する方向にそれぞれ設置され、シリンダ520は、交互に昇降するために、第1のシリンダ521と第2のシリンダ522とを備える。
このようなユニット下降装置500は、貨物倉10のガスドームに設置され、レール100と、組立式タワー200と、バスケット300と、桟橋400とをそれぞれ、貨物倉10内部に投入し、組立式タワー200を順次組み立てる。
すなわち、ユニット下降装置500は、下部トラスユニット231と多数の中間トラスユニット237とを順次組立(結合)ながら下降される。
前記組立式タワー200は、ユニット下降装置500の第1のシリンダ521に、下部トラスユニット231を装着し、下部トラスユニット231の上面には、第1の中間トラスユニット237を結合する。
このように第1の中間トラスユニット237は、第1のシリンダ521により下降し、下降された第1の中間トラスユニット237は、第2のシリンダ522に装着した状態で、第1の中間トラスユニット236が結合してから下降される。
すなわち、中間トラスユニット237は、第1のシリンダ521及び第2のシリンダ522の往復により下降され、この時、第1のシリンダ521と第2のシリンダ522の下降の高さは、中間トラスユニット237の高さよりも短いので、第1のシリンダ521と第2のシリンダ522は、往復により、第1の中間トラスユニット237を、ガスドームの上面まで下降させることになる。
このように下降された第1の中間トラスユニット237の上面には、第2の中間トラスユニット237を結合し、第2の中間トラスユニット237は、第1のシリンダ521及び第2のシリンダ522の往復により、第2の中間トラスユニット237を、ガスドームの上面まで下降させた後、第3の中間トラスユニット237を結合させる。
このように多数の中間トラスユニット237を順次結合しながら、下部トラスユニット231と、中間トラスユニット237と、上部トラスユニット242とからなるタワーユニット230を結合することは勿論、固定ユニット250を順次結合しながら下降させる。
このような下部トラスユニット231、中間トラスユニット237、及び上部トラスユニット242のタワーユニット230は、固定ピン(図示せず)などの結合で強固に固定される。
また、タワーユニット230の両側には、走行用レール150が共に結合した状態で下降されることができる。
図18は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を、ステップ別に説明する工程図である。
図1乃至図18に示しているように、本発明の実施例による貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法は、(a) 貨物倉の底面に幅方向に設置用レールを設置するステップ(S100)と、(b) 前記貨物倉内に投入された一対のモバイルプラットフォームを、前記設置用レールに移動可能に設置するステップ(S200)と、(c) 前記モバイルプラットフォームのそれぞれにタワーユニットを結合して、一対の組立式タワーを組立てるステップ(S300)と、(d) 前記設置用レールの両端にそれぞれ、前記貨物倉の長手方向に走行用レールを設置するステップ(S400)と、(e) 前記組立式タワーのそれぞれに、前記組立式タワーに沿って昇降可能にバスケットを設置するステップ(S500)とを含む。
図18乃至図26を参照して、本発明の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を説明し、図1乃至図17を参照して説明することにする。
図18は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法を、ステップ別に説明する工程図である。
図18に示しているように、本発明の実施例によるガントリータワークレーンの設置方法は、貨物倉10の底面に、設置用レール130を幅方向に設置する(S100)。
このような設置用レール130は、貨物倉10の天井に形成されているガスドームにより、投入(又は、下降)させることができる。
このようなガントリータワークレーンは、貨物倉10の天井に形成されているガスドームにより投入して設置される。これと共に、貨物倉10の点検が完了した後に解体されるガントリータワークレーンは、ガスドームにより、貨物倉10外部に排出されるもので、後述するガントリータワークレーンはいずれも、ガスドームにより、投入又は排出されることと理解されるべきである。
前記貨物倉10の底面に設置された設置用レール130には、モバイルプラットフォーム210を移動可能に設置する(S200)。
前記モバイルプラットフォーム210には、貨物倉10の底面から天井に至る高さを有するために、多数の中間トラスユニット237をもってタワーユニット230を設置し、タワーユニット230の上面には、固定ユニット250を設置する。前記モバイルプラットフォーム210は、タワーユニット230及び固定ユニット250を含む組立式タワー200を、必要によって、移動することができる(S300)。
前記モバイルプラットフォーム210は、組立式タワー200を、設置用レール130から走行用レール150に移動することは勿論、走行用レール150に沿って移動することができる。
前記組立式タワー200が設置されることにより、モバイルプラットフォーム210は、設置用レール130の両端にそれぞれ移動することになる。このように移動されたモバイルプラットフォーム210は、中間トラスユニット237に設置された状態で下降された走行用レール150を設置することができる(S400)。
図10に示しているように、走行用レール150は、中間トラスユニット237の回転バー241に係止した状態で下降する。このような走行用レール150は、ガスドームの上部で、クレーン(図示せず)などで走行用レール150を一定の高さ分持ち上げることになる。
これに、走行用レール150は、中間トラスユニット237の回転バー241から分離して下降させることによって、貨物倉10の底面に沿って、貨物倉10の長手方向に設置される。
前記設置用レール130の両端に移動された組立式タワー200は、再度、ガスドームの位置に移動し、これは、組立式タワー200にバスケット300を設置するためである。
前記設置用レール130にある第1の組立式タワーには、バスケット300を設置し、第2の組立式タワーにも、バスケット300を設置する(S500)。
前記バスケット300は、作業者が貨物倉10を点検するために、所定サイズの作業空間を有している。
図19は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、保護カバー設置ステップを含む工程図である。
図19に示しているように、貨物倉10に設置用レール130を設置する前に、貨物倉10の損傷又は破損などを防止するための保護カバー110を設置する(S50)。
また、貨物倉10のガスドーム(図示せず)には、タワーユニット230及び固定ユニット250を下降させると共に、これらを組み立てるユニット下降装置500を設置する(S70)。
このような保護カバー110設置ステップ、及びユニット下降装置500設置ステップは、設置用レール130の設置前に行われる。
図19及び図20に示しているように、保護カバー設置ステップ(S50)は、前記貨物倉10の幅方向に、第1の保護カバー111を設置するステップ(S51)と、前記第1の保護カバー111の両端にそれぞれ、前記貨物倉10の長手方向に、第2の保護カバー112を設置するステップ(S55)とを含む。
前記第1の保護カバー111は、一定の大きさを有する板材形状からなり、第1の保護カバー111の一側には、突出部113が形成され、第1の保護カバー111の他側には、突出部113に対応する結合部114が形成される。
これらの第1の保護カバー111の突出部113と結合部114は、貨物倉10の底面に突出しているタングの外面を覆う形態で結合されて、底面と共ににタングを保護することになる。
また、第2の保護カバー112は、一定の長さを有する巻取形状からなり、第1の保護カバー111及び第2の保護カバー112は、貨物倉10の上側に設置されているクレーン(図示せず)を用いて、貨物倉10の内部に投入(又は下降)させることができる。
合わせて、保護カバー110は、設置用レール130及び走行用レール150の底に設置されて、貨物倉10の底面の損傷又は破損を防止し、その材質は、フェルト、織物、ゴム、合成樹脂などの弾力を有する材質を用いる。
また、これらの保護カバー110は、組立式タワー200、バスケット300、桟橋400などの投入(下降)に際して、貨物倉10との直接的な接触を防止して、貨物倉10の損傷又は破損などを防止することは勿論、作業者の作業途中で、工具などの落下による貨物倉10の損傷又は破損を防止することができる。
図19に示しているように、前記ユニット下降装置の設置ステップは、前記ユニット下降装置500を、前記貨物倉10のガスドームの上面に移動させる。前記ユニット下降装置500の下降により、前記ガスドームの内面を保護するために、前記ユニット下降装置500の円筒体510を、前記ガスドームの内面に結合すると共に、前記ユニット下降装置500を、前記貨物倉10の上面に安着させる。
前記ユニット下降装置500は、それぞれ分離されているレール100、組立式タワー200、バスケット300、及び桟橋400を、貨物倉10内部に投入(又は下降)することができる。
このようなユニット下降装置500は、両側面にそれぞれ、2つが一対の第1のシリンダ521と第2のシリンダ522とを備え、ユニット下降装置500の中央には、ガスドームの内面に挿入して、ガスドームの損傷又は破損を防止する円筒体510が設置される。
ユニット下降装置500は、クレーンなどによって、ガスドームの位置に移動され、ユニット下降装置500を下降させることによって、円筒体510がガスドームの内面に結合される。
これと共に、ユニット下降装置500は、円筒体510の結合と共に、ガスドームの上面に安定した状態で安着される。すなわち、ユニット下降装置500は、クレーン(図示せず)で移動させた後、ガスドームの上側から下降させることによって、円筒体510の結合と共に、貨物倉10の上面に安着される。
設置用レール130は、ユニット下降装置500又はクレーン(図示せず)を用いて、設置可能である。
図21は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、設置用レールの設置ステップを説明する工程図である。
図18、図19、図21に示しているように、設置用レール130の設置ステップは、貨物倉10の内部に垂直に設置される組立式タワー200を一直線方向に移動するために、貨物倉10の底面に設置用レール130を設置する(S100)。
前記設置用レール130の設置ステップは、前記貨物倉10内部に前記設置用レール130を下降させるステップ(S110)と、前記先に下降された設置用レール130と、順次下降される設置用レール130とが一直線をなすように配置すると共に、前記設置用レール130を順次結合させるステップ(S120)と、前記設置用レール130の両側面に結合された設置用補助レール140を分離させるステップ(S130)とを含む。
前記設置用補助レール140は、前記貨物倉10のタングに動かないように強固に固定される。
前記設置用レール130は、クレーンによって、貨物倉10内部に下降される(S110)。
前記設置用レール130は、貨物倉10の幅方向に多数の設置用レール130を順次投入しながら、一列に配置すると共に、隣接したレール本体131同士一直線をなすように結合することができる(S120)。
このように一列に配置される設置用レール130は、レール本体131の第1の結合部135と、隣接して配置される他のレール本体131の第2の結合部136とを互いに結合することになり、この時、第1の結合部135と第2の結合部136は、固定ピン(図示せず)などの固定手段で固定される。
合わせて、設置用レール130の設置済みの状態で、設置用レール130の両側にはそれぞれ、設置用補助レール140を分離して設置する(S130)。
前記レール本体131の底面には、移動可能であるように、移動輪134が設置されており、設置用レール130は、多数のレール本体131が結合することにより、レール本体130の自重によって、レール本体131が移動しないように、停止状態に切り替えられる。
すなわち、移動輪134は、多数のレール本体131が結合することにより、レール本体131の全重量が増え、これにより、レール本体131の重量によって、移動輪134の移動が制限される。
また、レール本体131から分離された設置用補助レール140は、組立式タワー200の移動をより安全にし、下部トラスユニット231に結合されているアウトリガ236が到達可能な位置に移動された状態で、多数の固定ピン(図示せず)などによって、貨物倉10のタング(図示せず)に固定することができる。
図22は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、モバイルプラットフォームの設置ステップを説明する工程図である。
図1、図2、図17、図18、図19、及び図22に示しているように、貨物倉10の設置用レール130には、2つの組立式タワー200である第1の組立式タワー及び第2の組立式タワーがそれぞれ移動可能に設置され、組立式タワー200を移動させるモバイルプラットフォーム210が投入して設置される(S200)。
前記貨物倉10の内部に投入されたモバイルプラットフォーム210は、前記設置用レール130に移動可能に設置される。
前記モバイルプラットフォーム設置ステップは、クレーン(図示せず)によって投入された前記モバイルプラットフォーム210を、前記設置用レール130に安着させるステップ(S210)と、前記モバイルプラットフォーム210の安着と共に、前記モバイルプラットフォーム210に設置されたピニオンギア214と、前記設置用レール130に設置されたラック132とを?合うように結合させるステップ(S220)と、前記モバイルプラットフォーム210の両側面に設置された案内ローラ215を、前記走行用レール130に密着して調節するステップと(S230)を含む。
前記組立式タワー200は、設置用レール130に沿って移動可能であるように、モバイルプラットフォーム210を貨物倉10の内部に投入した後、タワーユニット230を組立てながら下降させて、モバイルプラットフォーム210及びタワーユニット230を結合することになる。
前記貨物倉10の内部には、クレーンを利用して、モバイルプラットフォーム210を投入下降することができ、この時、モバイルプラットフォーム210は、2つのモバイルプラットフォーム210を投入することができる。
このように投入されたモバイルプラットフォーム210は、設置用レール130に安着することになる(S210)。
前記設置用レール130に安着したモバイルプラットフォーム210は、プラットフォーム本体211に設置されているピニオンギア214と、設置用レール130に形成されているラック132とが?合うように結合される(S220)。
また、設置用レール130とモバイルプラットフォーム210は、モバイルプラットフォーム210の移動時よりも安定した姿勢で移動するように、案内ローラ215の位置を調節することができる(S230)。
図7に示しているように、前記モバイルプラットフォーム210の側面に設置された調節ボルト218を回転させ、前記調節ボルト218の回転により、移動体217の移動と共に案内具216が、前記設置用レール130の側面に密着することになる。
前記案内ローラ215は、モバイルプラットフォーム210の側面に突設している調節ボルト218によって調節される。すなわち、作業者が、モバイルプラットフォーム210の側面に突設している調節ボルト218を回転させる。
ここで、調節ボルト218に締め付けれれている移動体217が、モバイルプラットフォーム210の側面に移動する。前記移動体217には、調節ボルト218が締め付けられると共に、その内側に結合している案内具216が移動される。
このように移動された案内具216は、調節ボルト218の回転方向によって、モバイルプラットフォーム210の外側に突出するか、モバイルプラットフォーム210の内側方向に移動する。前記案内具216が、モバイルプラットフォーム210の外側に突設することによって、案内具216は、設置用レール130の案内レール133に密着することになる。
このように案内具216が、設置用レール130の案内レール133に密着することによって、モバイルプラットフォーム210が更に安定した状態で移動することになる。
図23は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、組立式タワーの設置ステップを説明する工程図である。
図18、図19、及び図23に示しているように、モバイルプラットフォーム210には、タワーユニット230及び固定ユニット250を組立て、組立式タワー200を設置する。
前記組立式タワー200は、前記ユニット下降装置500によって組立てながら下降するタワーユニット230と、前記モバイルプラットフォーム210とを結合して、組立式タワー200を組み立てる(S300)。
前記組立式タワーの設置ステップは、前記ユニット下降装置500に下部トラスユニット231を安着させるステップ(S310)と、前記ユニット下降装置500に安着した下部トラスユニット231の上面に、中間トラスユニット237を結合するステップ(S320)と、前記中間トラスユニット237の上面に、他の中間トラスユニット237の組立と下降が繰り返し行われるステップ(S330)と、前記中間トラスユニット237の上端に、上部トラスユニット242と固定ユニット250とを結合するステップ(S335)と、前記ユニット下降装置500によって、組立済みの前記タワーユニット230を下降させるステップ(S340)と、前記モバイルプラットフォーム210のポスト212に、前記タワーユニット230の下部トラスユニット231を固定するステップ(S350)とを含む。
前記組立式タワー200を移動する際は、前記タワーユニット230に設置されているアウトリガ236を、前記設置用レール130から所定の距離離隔している設置用補助レール140に移動可能に結合する。
前記ユニット下降装置500に、下部トラスユニット231を安着することになり、下部トラスユニット231は、ユニット下降装置500の第1のシリンダ521又は第2のシリンダ522により安着した状態を維持することになる(S310)。
このような下部トラスユニット231の上部に、中間トラスユニット237を結合することになる(S320)。すなわち、下部トラスユニット231の上方の結合孔235には、中間トラスユニット237を挿入した後、固定ピン(図示せず)で固定する。
合わせて、中間トラスユニット237は、多数からなり、これらの多数の中間トラスユニット237を互いに組立てて固定することになり、中間トラスユニット237が結合する時、ユニット下降装置500は、第1のシリンダ521と第2のシリンダ522とが交互に昇降しながら、タワーユニット230を下降することになる(S330)。
前記中間トラスユニット237の最上端には、上部トラスユニット242と固定ユニット250とを強固に結合する(S335)。このような下部トラスユニット231、中間トラスユニット237、上部トラスユニット242、及び固定ユニット250からなるタワーユニット230は、ユニット下降装置500により組み立てながら、順次下降する(S340)。
前記ユニット下降装置500によって下降されたタワーユニット230は、設置用レール130に装着されているモバイルプラットフォーム210に固定することになる(S350)。
前記タワーユニット230の下部トラスユニット231に形成されている固定孔234と、モバイルプラットフォーム210の孔213とを一致させた後、固定ピン(図示せず)などで固定する。
また、モバイルプラットフォーム210、タワーユニット230、及び固定ユニット250が一体化した組立式タワー200は、設置用レール130に沿って移動することに当たり、安定に移動するために、アウトリガ236を展開することになる。
このようなアウトリガ236は、設置用レール130から所定の距離離隔している設置用補助レール140に結合されて、組立式タワー200をより安全に移動させる。
前記モバイルプラットフォーム210、タワーユニット230、及び固定ユニット250が一体化した組立式タワー200は、タワーユニット230に結合されている走行用レール150を下降することにより、組立式タワー200の両側にそれぞれ、走行用レール150を設置する(S400)。
すなわち、走行用レール150は、タワーユニット230の回転バー241に係止した状態で、クレーンなどによって、タワーユニット230と同時に下降される。このような走行用レール150は、クレーンなどによって持ち上げられ、回転バー241は、スプリング(図示せず)の弾力によって、中間トラスユニット237の内側に回転されて、走行用レール150とタワーユニット230とが互いに分離される。
前記走行用レール150には移動輪154が設置されているので、貨物倉10の底面に沿って、設置用レール130の両端で貨物倉10の長手方向に設置される。
この時、2つの組立式タワー200は、第1の組立式タワーに、タワーユニット230及び固定ユニット250をモバイルプラットフォーム210に装着した後、走行用レール150を設置する。
また、第1の組立式タワーの走行用レール150が設置される途中で、ユニット下降装置500では、タワーユニット230、上部トラスユニット242、及び固定ユニット250を組立てながら下降させて、第2の組立式タワーを設置することになる。
すなわち、ステップS310乃至ステップS350を繰返し、これにより、第2の組立式タワー200の組立及び設置による作業時間を画期的に短縮することができる。
図24は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、バスケット設置ステップを説明する工程図である。
図24に示しているように、組立式タワー200の間には、作業者が乗って作業する空間を有するバスケット300を設置する(S500)。
前記バスケット設置ステップは、前記組立式タワー200にバスケット300を設置するために、前記組立式タワー200が、前記貨物倉10のガスドーム位置に移動するステップ(S510)と、前記組立式タワー200の外面に移動可能であるように、昇降フレーム310の第1のフレーム311を下降させるステップ(S520)と、前記組立式タワー200の外面に移動可能であるように、昇降フレーム310の第2のフレーム312を下降させるステップ(S530)と、前記第1のフレーム311及び第2のフレーム312を、前記組立式タワー200の外側に前記バスケット300を昇降可能に設置するステップ(S540)と、前記バスケット300の設置済みの前記組立式タワー200を、走行用レール150に移動させるステップ(S550)とを含む。
前記組立式タワー200は、モバイルプラットフォーム210によって、ガスドームの位置に移動する(S510)。
これは、2つの組立式タワー200である第1の組立式タワー及び第2の組立式タワーのそれぞれに、作業者が乗るバスケット300を設置するためである。
合わせて、第1の組立式タワーにバスケット300を設置した後、第1の組立式タワーは、走行用レール150側に移動し、第2の組立式タワーは、ガスドーム位置に移動して、バスケット300を設置する。
前記バスケット300は、第2のフレーム312に、ブーム架台330及び作業台350を一体化させ、ガスドームにより貨物倉10内部に下降させ、これに対応する第1のフレーム311を下降させて、これらを一体に組立てることにより、バスケット300を設置する。
前記組立式タワー200がガスドーム位置に移動された状態で、ガスドームにより、第1のフレーム311を下降させる(S520)。
一方、第1のフレーム311及び第2のフレーム312の下降は、クレーンによって、先に第1のフレーム311を下降させた後、組立式タワー200に設置されているウインチ253に一時的に係止することができる。
合わせて、第2のフレーム312には、ブーム架台330及び作業台350を一体に組立て、ガスドームにより、クレーンで下降させる(S530)。
このように下降された第1のフレーム311及び第2のフレーム312は、突き合わせた状態で、ピン又はボルトなどの固定手段によって一体に組立て、組立式タワー200に、バスケット300を設置することになる(S540)。
第1のフレーム311及び第2のフレーム312には、多数の輪313が設置されているので、前記バスケット300は、ウインチ253によって、自由に昇降される。
前記バスケット300が組み立てられた第1の組立式タワーは、走行用レール150に沿って移動され、この時、組立式タワー200は、設置用補助レール140にアウトリガ236を結合して、より安定した状態で移動される。
図25は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、桟橋設置ステップを含む工程図であり、図26は、本発明の好適な実施例による貨物倉点検用のガントリータワークレーン設置方法において、桟橋の設置ステップを説明する工程図である。
図25及び図26に示しているように、組立式タワー200の間に桟橋400を設置する(S600)。前記設置用レール130の設置ステップから、組立式タワー200にバスケット300を設置するステップは、同一であるので、重複する説明は省略することにする。
前記桟橋設置ステップは、多数に分離された桟橋400を組立てながら下降させるステップ(S610)と、前記貨物倉10内部に投入された前記桟橋400の一側を、前記組立式タワー200のいずれか1つに結束(設置)するステップ(S620)と、前記貨物倉10内部に投入された前記桟橋400の他側を、前記組立式タワー200の他の1つに結束(設置)するステップ(S630)とを含む。
前記桟橋400は、ユニット下降装置500に装着された状態で、クレーンで移動された桟橋400を一致させて、これらを固定ピンなどの固定手段で組立てながら下降させる(S610)。
このように、貨物倉10内部に投入された桟橋400の一側は、ウインチ253により、第1の組立式タワーに結束(設置)される(S620)。また、桟橋400の他側は、第2の組立式タワーに結束(設置)される(S630)。
このように設置されたガントリータワークレーンは、走行用レール150に沿って、貨物倉10の長手方向に移動し、バスケット300は、組立式タワー200に設置されているウインチ253によって、上下に昇降することになる。
また、バスケット300のブーム架台330は、貨物倉10の壁面に沿って、長さが可変され、回転ブーム架台331により、作業台350を自由に回転することができる。
合わせて、上部トラスユニット242は、桟橋400に連通するように開放されており、作業者が必要によって、自由に移動することができる。
以上、本発明者によって行われた発明を前記の実施例よって具体的に説明したが、本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々に変更可能であることは、言うまでもない。

Claims (13)

  1. (a) 貨物倉の底面に、幅方向に設置用レールを設置するステップと、
    (b) 前記貨物倉の内部に投入された一対のモバイルプラットフォームを、前記設置用レールに移動可能に設置するステップと、
    (c) 前記モバイルプラットフォームのそれぞれにタワーユニットを結合して、一対の組立式タワーを組立てるステップと、
    (d) 前記設置用レールの両端にそれぞれ、前記貨物倉の長手方向に走行用レールを設置するステップと、
    (e) 前記組立式タワーのそれぞれに、前記組立式タワーに沿って昇降可能であるように、バスケットを設置するステップとを含むことを特徴とする貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  2. 更に、前記ステップ(a)の前に、
    (f) 前記貨物倉の底面に、保護カバーを設置するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  3. 前記ステップ(f)は、
    (f1) 前記貨物倉の幅方向に前記設置用レールが設置される位置に、第1の保護カバーを設置するステップと、
    (f2) 前記第1の保護カバーの両端にそれぞれ前記貨物倉の長手方向に前記走行用レールが設置される位置に、第2の保護カバーを設置するステップとを含むことを特徴とする請求項2に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  4. 更に、前記ステップ (a)の前に、
    (g) 前記貨物倉のガスドームに、ユニット下降装置を設置するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  5. 前記ステップ (a)は、
    (a1) 前記貨物倉の内部に、前記設置用レールを下降させるステップと、
    (a2) 順次下降された設置用レールが一直線をなすように配置されると共に、順次結合させるステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  6. 前記ステップ(a)は、
    (a3) 前記貨物倉の幅方向に、前記設置用レールと離隔して、設置用補助レールを設置するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  7. 前記ステップ(b)は、
    (b1) 前記モバイルプラットフォームを、前記設置用レールに安着させるステップと、
    (b2) 前記モバイルプラットフォームの安着と共に、前記モバイルプラットフォームに設置されたピニオンギアと、前記設置用レールに設置されたラックとを噛み合うように結合させるステップと、
    (b3) 前記モバイルプラットフォームの両側面に設置された案内ローラを、走行用レールに密着するように調節するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  8. 前記ステップ(c)は、
    (c1) ユニット下降装置に、下部トラスユニットを安着させるステップと、
    (c2) 前記ユニット下降装置に安着した前記下部トラスユニットの上面に、1以上の中間トラスユニットを結合するステップと、
    (c3) 前記中間トラスユニットの上端に、上部トラスユニットを結合するステップと、
    (c4) 前記ユニット下降装置により組立済みの前記タワーユニットを下降させるステップと、
    (c5) 前記モバイルプラットフォームのポストに、前記タワーユニットの下部トラスユニットを固定するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  9. 前記ステップ(c3)は、
    前記上部トラスユニットの上方に、固定ユニットを結合するステップを含むことを特徴とする請求項8に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  10. 前記ステップ(c)は、
    前記組立式タワーの側面に、前記設置用補助レールに沿って走行可能なアウトリガを設置するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  11. 前記ステップ(e)は、
    (e1) 前記組立式タワーにバスケットを設置するように、前記組立式タワーが、前記貨物倉のガスドーム位置に移動するステップと、
    (e2) 前記組立式タワーの外面に沿って移動可能であるように、昇降フレームの第1のフレームを下降させるステップと、
    (e3) 前記組立式タワーの外面に沿って移動可能であるように、昇降フレームの第2のフレームを下降させるステップと、
    (e4) 前記第1のフレーム及び第2のフレームを、前記組立式タワーの外側に前記バスケットを昇降可能に設置するステップと、
    (e5) 前記バスケットの設置済みの前記組立式タワーを、走行用レールに移動させるステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  12. 更に、前記ステップ(e)の後に、
    (h) 前記一対の組立式タワーの間に、桟橋を設置するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
  13. 前記ステップ(h)は、
    (h1) 多数に分離された桟橋を組立てながら下降させるステップと、
    (h2) 前記貨物倉の内部に投入された前記桟橋の一側を、前記組立式タワーのいずれか1つに結束するステップと、
    (h3) 前記貨物倉の内部に投入された前記桟橋の他側を、前記組立式タワーの他の1つに結束するステップとを含むことを特徴とする請求項12に記載の貨物倉点検用ガントリータワークレーンの設置方法。
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