JP2018501541A - 安全な口座振替用のシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

一実施形態は、安全な資金振替を容易にするシステムを提供する。動作中に、システムは、銀行口座の受取人用の認証識別子をサーバによって生成し、認証識別子は、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を示す。システムは、受取人に支払金額を振り替える第１のコマンドを示すメッセージを支払人から受信し、第１のコマンドは、認証識別子を含む。認証識別子をうまく検証したことに応じて、システムは、決済口座及び銀行口座に関連する情報を認証識別子から抽出する。システムは、抽出された情報に基づいて、受取人の銀行口座に支払金額を振り替える。

Description

分野
本開示は、一般に金融取引に関する。より具体的には、本開示は、受取人の正当性を認証する第三者機関に基づいた安全な資金振替用のシステム及び方法に関する。

関連技術
技術の進歩は、利便性の向上及びリスクの両方を金融取引にもたらす。支払人は、様々な計算装置及びモバイル装置を用いることによって、自分の銀行口座から受取人の銀行口座に資金を振り替えることができる。場合によっては、多くの支払人が、単一の受取人に資金を振り替えたいと思う場合がある。例えば、多くの家族が、学校に授業料を支払うか又は多くの事業主が、チャリティ若しくは信託口座に資金を寄付する。これらの例において、受取人の氏名及び銀行口座番号など、ある受取人情報が、公に開示される可能性がある。ある受取人情報の公開は、セキュリティ問題に帰着する可能性がある。例えば、ハッカーは、対象とされた受取人と同じ氏名（例えば同じ姓及び同じ名）を有する人物の銀行口座識別子を取得する可能性がある。次に、ハッカーは、対象とされた受取人用の銀行口座識別子を、同じ氏名を持つ人物の異なる銀行口座識別子と取り替えることにより、インターネットを通じて不正確な情報を公開することができる。別の例において、ハッカーは、口座情報を含むパケットをインターセプトし、受取人の口座識別子を悪意のある口座識別子と取り替え得る。インターセプトされたパケットを受信すると、受取人のシステムは、取り替えられた識別子に気づかないままで、示された資金振替を進める可能性がある。その結果、これらの例の両方において、資金は、権限のない人物の銀行口座に不適切に振り替えられる可能性がある。加えて、口座振替用の現在の方法は、支払人が資金振替用の特定の目的を表明できるようにはしない場合があり、それはまた、不適切な資金振替に帰着する可能性がある。

概要
一実施形態は、安全な資金振替を容易にするシステムを提供する。動作中に、システムは、銀行口座の受取人の認証識別子をサーバによって生成し、認証識別子は、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を示す。システムは、受取人に支払金額を振り替えるための第１のコマンドを示すメッセージを支払人から受信し、第１のコマンドは、認証識別子を含む。認証識別子の検証に成功したことに応じて、システムは、決済口座及び銀行口座に関連する情報を認証識別子から抽出する。システムは、抽出された情報に基づいて、受取人の銀行口座に支払金額を振り替える。

幾つかの実施形態において、システムは、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を決定し、受取人の銀行口座及び決済口座を認証する。

幾つかの実施形態において、システムは、受取人の決済口座を管理する決済システムに１つ又は複数のメッセージを送信し、決済システムは、受取人の銀行口座を管理するバンキングシステムと通信する。

幾つかの実施形態において、システムは、支払金額だけ決済口座における資金を増加させるため、且つ決済口座を凍結するための第２のコマンドを示すメッセージを送信する。

幾つかの実施形態において、第２のメッセージの受信に応じて、システムは、受取人の決済口座を管理する決済システムによって、支払金額だけ決済口座における資金を増加させる。システムはまた、決済口座を凍結する。

幾つかの実施形態において、第２のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、システムは、支払金額、受取人及び認証識別子を含む報告をデータベースに格納する。

幾つかの実施形態において、システムは、所定の日付又は期間に基づいて、認証識別子を含む１つ又は複数の報告の検索をデータベースにおいて実行し、報告は、支払金額を含む。システムは、１つ又は複数の報告の合計支払金額を計算する。システムは、１つ又は複数の報告のバッチ番号を生成する。システムはまた、受取人の決済口座から受取人の銀行口座に合計支払金額を振り替えるため、決済口座の凍結を解除するため、且つ決済口座の資金から合計支払金額を差し引くための第３のコマンドを示すメッセージを送信する。

幾つかの実施形態において、第３のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、システムは、合計支払金額、受取人、認証識別子及びバッチ番号を含む報告をデータベースにおいて更新する。

幾つかの実施形態において、第３のコマンドの受信に応じて、システムは、受取人の決済口座から銀行口座に合計支払金額を振り替えるための第４のコマンドを示すメッセージを、受取人の決済口座を管理する決済システムによって生成する。システムは、決済口座の凍結を解除する。システムは、決済口座の資金から合計決済口座を差し引く。システムはまた、第３のコマンドの完了を示す確認メッセージをサーバに送信する。

幾つかの実施形態において、システムは、受取人の銀行口座を決済システムによって認証する。

幾つかの実施形態において、システムは、受取人の第１の認証識別子をサーバによって生成し、第１の認証識別子は、受取人の決済口座に関連付けられ、サーバに格納される。システムは、受取人に支払金額を振り替える要求を支払人から受信し、要求は、第２の認証識別子を含む。第２の認証識別子と第１の認証識別子とのマッチングが成功すると、サーバは、第１の認証識別子に基づいて、決済口座を抽出する。システムは、受取人の決済口座に支払金額を振り替える。

幾つかの実施形態において、システムは、第三者システムにおける受取人の決済口座が、銀行システムにおける受取人の銀行口座に結合されることを規定する。システムは、第三者システムにおいて受取人の第１の認証識別子を生成し、第１の認証識別子は、受取人の銀行口座に関連付けられ、且つ第三者システムに格納される。システムは、受取人に支払金額を振り替える要求を支払人から受信し、要求は、第２の認証識別子を含む。第２の認証識別子と第三者システムにおける第１の認証識別子とのマッチングが成功すると、システムは、銀行システムにおける受取人の結合された銀行口座を抽出し、受取人の銀行口座に支払金額を振り替える。

本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的な計算システムを示す。 本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的な計算環境を示す。 本出願の実施形態に従って、資金を安全に振り替えるための取引サーバによる方法を示す流れ図を示す。 本出願の実施形態に従って、決済システムとの対話を含む、資金を安全に振り替えるための取引サーバによる方法を示す流れ図を示す。 本出願の実施形態に従って、決済システムとの対話を含む、安全な資金振替を集約し処理するための取引サーバによる方法を示す流れ図を示す。 本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を処理するための決済システムによる方法を示す流れ図を示す。 本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的な機器を示す。 本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的なコンピュータシステムを示す。

図において、同じ参照数字は、同じ図形要素を指す。

詳細な説明
以下の説明は、どんな当業者も実施形態を作り利用できるように提示され、且つ特定の用途及びその要件の文脈で提供される。開示される実施形態の様々な修正が、当業者には容易に明らかになるであろうし、本明細書で定義される一般原則は、本開示の趣旨及び範囲から逸脱せずに、他の実施形態及び用途に適用され得る。従って、本発明は、示されている実施形態に限定されず、本明細書で開示される原理及び特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

概観
本発明の実施形態は、受取人の信憑性を確認するシステムを提供することによって不適切な資金振替の問題を解決し、適切な決済口座の凍結を可能とし、決済口座から対応する銀行口座への自動的な資金振替を容易にする。受取人のある情報が公に開示された場合に、不適切な資金振替が発生する可能性がある。例えば、受取人の氏名及び銀行口座番号が周知の場合に、ハッカーは、受取人の銀行口座番号を受取人と同じ氏名を持つ人物用の銀行口座番号と取り替えることができる。別の例において、ハッカーは、受取人の銀行口座番号を含むパケットをインターセプトし、権限のない人物の銀行口座番号を挿入することができる。これらの状況は両方とも、不適切な資金振替に帰着する可能性がある。

本システムは、第三者として働き、且つ受取人の信憑性の確認を提供するシステムを提供することによって、これらのセキュリティ問題に取り組む。本システムは、受取人の一意の認証識別子を生成し、支払人に当該一意の識別子を提供する。これは、受取人の氏名も口座番号も用いずに、支払人が、一意の識別子に基づいて受取人に資金を振り替えることができるようにする。本システムは、Ａｌｉｐａｙ又はＰａｙｐａｌなどの第三者決済サービスプロバイダによって提供される第三者決済システムを指してもよい。決済口座を含む第三者決済システムは、受取人の銀行口座を含む銀行システムに結合される。その結果、受取人は、不適切な資金振替を容易にするために利用され得る（受取人の氏名及び銀行口座番号などの）情報を開示する必要がない。本システムはまた、決済システムが、受取人の決済口座に資金を振り替えて受取人の決済口座を凍結し（「決済口座振替」）、周期的なバッチ報告を実行し、受取人の決済口座からの識別子に関連する全ての資金を受取人の銀行口座に自動的に振り替える（「銀行口座振替」）。本システムは、決済口座振替及び後続の自動的な銀行口座振替の両方に関して、受取人に行われた支払いを詳述する報告を作成することができる。これらの特徴は、不適切な資金振替を防止する際に役立つ。

幾つかの実施形態において、本システムは、識別子の満了時間を設定し、識別子が期限切れになった場合に、支払人が資金を振り替えるのを防ぐことができる。本システムはまた、所定の回数だけ利用され得る検証コードを生成し、そのコードを支払人に送信することができる。加えて、本システムは、資金振替の理由の短い説明又は要約を入力する選択肢を支払人に提供することができる。本システムは、続いて、入力された説明を点検し、それを作成された報告と比較することができる。

図１Ａは、本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的な計算システムを示す。この例において、システム１００は、計算装置１３０、１３２及び１３４を含むことができ、これらの計算装置は、ユーザ１２０、１２２及び１２４とそれぞれ関連付けられる。計算装置１３０〜１３４は、例えば、タブレット、携帯電話、電子書籍リーダ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ又は任意の他の計算装置を含むことができる。計算装置１３０〜１３４は、ネットワーク１４０を介して、取引サーバ１４２（例えば、金融取引用の認証サービスを提供するサーバ装置）並びにアプリケーションサーバ１４２及び１４４（例えば、ユーザの決済口座又は銀行口座を管理するサーバ又はシステム）と通信することができる。

動作中に、ユーザ１２０は、対応する計算装置１３０と相互作用する。例えば、ユーザ１２０は、モバイル装置１３０上を走行するウェブブラウザを介して、決済システム又はバンキングシステム用のウェブサイトにブラウズしてもよい。ユーザ１２０は、特定の受取人への支払（例えば資金振替）を装置１３０上に示してもよい。ユーザ１２０のユーザ情報に基づいて、システムは、受取人に資金を振り替える際に使用するために認証識別子をユーザ１２０に提供することができる。幾つかの実施形態において、受取人は、認証識別子を受信する権限を付与された支払人のリストをシステムに予め提供してもよい。認証識別子は、例えばデジタル認証書又は一連の文字列とすることができる。次に、ユーザは、認証識別子及び支払金額を取引サーバ１４２に送り、取引サーバ１４２は、認証識別子を確認する。サーバ１４２は、ある受取人に資金を振り替えたいと思うユーザに認証サービスを提供する第三者とすることができる。サーバ１４２は、受取人の対応する決済口座及び銀行口座を認証識別子から抽出することができる。次に、サーバ１４２は、受取人への支払金額の振替を開始することができる。

サーバ１４２は、アプリケーションサーバ１４４と通信することができ、アプリケーションサーバ１４４は、受取人の決済口座を管理するシステム（「決済サーバ」）とすることができる。アプリケーションサーバ１４４は、アプリケーションサーバ１４６と通信することができ、アプリケーションサーバ１４６は、受取人の銀行口座を管理するシステム（「銀行サーバ」）とすることができる。例えば、サーバ１４２は、支払金額を処理するためのメッセージを決済サーバ１４４に送信することができ、それは、決済サーバ１４４が、支払金額だけ決済口座の資金を増加させ、続いて決済口座の資金量に変更が行われないように、決済口座を凍結することに帰着し得る。決済サーバ１４４は、増加及び凍結をサーバ１４２に通知することができ、サーバ１４２は、支払金額、受取人及び認証識別子を示す報告を作成することができる。

後で（例えば、サーバ１４２が、その毎日のバッチ報告を実行するように設定されるそれぞれの日の真夜中に）、サーバ１４２は、認証識別子に関連する報告を検索し、報告のバッチ番号を生成することができる。サーバ１４２は、バッチ番号に関連する合計支払金額を振り替えるために、決済サーバ１４４にメッセージを送信することができる。決済サーバ１４４は、銀行サーバ１４６に資金を振り替えることができ、銀行サーバ１４６は、今度は取引成功の確認メッセージを送信することができる。確認メッセージはまた、サーバ１４２に送信することができる。決済サーバ１４４はまた、合計支払金額だけ決済口座の資金を減少させ、続いて決済口座の凍結を解除することができる。次に、サーバ１４２は、合計支払金額、受取人、認証識別子及びバッチ番号を示す報告を作成することができる。

従って、システム１００は、受取人の一意の識別子、及び当該一意の識別子の後続の確認を提供する第三者に基づいて、受取人への安全な資金振替を容易にするシステムを表す。第三者はまた、報告を作成し、受取人の決済口座及び銀行口座を管理するシステムと通信することができる。

図１Ｂは、本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的な計算環境１５０を示す。環境１５０は、ユーザ１２０、第三者システム１６０、及び銀行システム１７０を含むことができる。第三者システム１６０は、受取人の決済口座１６２を含むことができ、銀行システム１７０は、受取人の銀行口座１７２を含むことができる。第三者システム１６０及び銀行システム１７０は、独立システムとすることができ、決済口座１６２及び銀行口座１７２のそれぞれは、それぞれの独立システムに関連付けられるか又は属することができる。第三者システム１６０は、図１Ａのサーバ１４２及び決済サーバ１４４に関連して説明された機能を実行することができ、銀行システム１７０は、図１Ａの銀行サーバ１４６に関連して説明された機能を実行することができる。

資金を安全に振り替えるための一般的な方法
図２は、本出願の実施形態に従って、資金を安全に振り替えるための取引サーバによる方法を示す流れ図２００を示す。動作中に、システムは、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を取引サーバによって決定する（動作２０２）。サーバは、受取人の銀行口座及び決済口座を認証する（動作２０４）。サーバは、受取人の認証識別子を生成し、認証識別子は、受取人の銀行口座及び決済口座を示す（動作２０６）。認証識別子は、例えばデジタル認証書又は一連の数字列とすることができ、決済口座及び銀行口座を示すか又はそれらに対応できる、一意の識別子である。続いて、サーバは、クライアント計算装置のユーザである支払人から、支払金額を受取人に振り替えるための第１のコマンドを示すメッセージを受信する（動作２０８）。第１のコマンドは、認証識別子を示す。図１に関連して上記で説明したように、認証識別子を所有する支払人は、受取人に資金を振り替えるためのコマンドで識別子及び支払金額を送信することができる。

サーバは、認証識別子を検証する（決定２１０）。幾つかの例において、検証は、認証識別子の満了時間に到達したかどうかをチェックすることを含む。幾つかの例において、検証は、支払人によって送信された認証識別子と、受取人用に生成された認証識別子とのマッチングが成功するかどうかをチェックすることを含む。サーバが識別子の検証に失敗した場合に、動作は戻る。サーバが、識別子の検証に成功した場合に、サーバは、決済口座及び銀行口座に関連する情報を認証識別子から抽出する（動作２１２）。例えば、サーバは、決済口座及び銀行口座用の口座番号又は他の識別子を抽出することができる。最後に、サーバは、抽出された情報に基づいて、受取人の銀行口座に支払金額を振り替える（動作２１４）。動作２１４は、下記において図３、４Ａ及び４Ｂで説明される動作を含むことができる。

資金を振り替えるための決済システムとのサーバ通信
図３は、本出願の実施形態に従って、決済システムとの相互作用を含む、資金を安全に振り替えるための取引サーバによる方法を示す流れ図３００を示す。動作中に、システムは、決済口座における資金を増加させるため、且つ決済口座を凍結するための第２のコマンドを示すメッセージを取引サーバによって送信する（動作３０２）。システムは、受取人の決済口座を管理する決済システムによって、決済口座における資金を支払金額だけ増加させ、且つ決済口座を凍結する（動作３０４）。続いて、サーバは、第２のコマンドの完了を示す確認メッセージを決済システムから受信する（動作３０６）。サーバは、支払金額、受取人及び認証識別子を示す報告をデータベースに格納する（動作３０８）。

図４Ａは、本出願の実施形態に従って、決済システムとの相互作用を含む、安全な資金振替を集約し処理するための取引サーバによる方法を示す流れ図４００を示す。動作中に、サーバは、所定の日付又は期間に基づいて、認証識別子を含む１つ又は複数の報告の検索をデータベースにおいて実行する（動作４０２）。報告は、支払金額を含み、所定の日付又は期間は、例えば、ある日付の２４時間の期間とすることができる。サーバは、検索結果における各報告に含まれる支払金額に基づいて、１つ又は複数の報告の合計支払金額を計算する（動作４０４）。サーバは、１つ又は複数の報告のバッチ番号を生成する（動作４０６）。サーバは、受取人の決済口座から受取人の銀行口座に合計支払金額を振り替えるための第３のコマンドを示すメッセージを送信する（動作４０８）。第３のコマンドはまた、決済口座の凍結を解除するため、且つ合計支払金額を決済口座の資金から差し引くための命令を含む。次に、動作は、図４Ｂ（例えば決済システムによって実行される方法）のラベルＡに示されているように継続される。第３のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、サーバは、合計支払金額、受取人、認証識別子及びバッチ番号を含む報告をデータベースにおいて更新する（動作４１０）。

図４Ｂは、本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を処理するための決済システムによる方法を示す流れ図４５０を示す。第３のコマンドの受信に応じて、受取人の決済口座を管理する決済システムは、受取人の決済口座から銀行口座に合計支払金額を振り替えるための第４のコマンドを示すメッセージを生成する（動作４５２）。決済システムは、受取人の銀行口座を認証する（動作４５４）。受取人の銀行口座を認証すると、決済システムは、受取人の決済口座の凍結を解除し（動作４５６）、且つ決済口座の資金から合計支払金額を差し引く（動作４５８）。最後に、決済システムは、第３のコマンドの完了を示す確認メッセージをサーバに送信する（動作４６０）。

例示的な機器及びコンピュータシステム
図５は、本出願の実施形態に従って、安全な資金振替を容易にする例示的な機器５００を示す。機器５００は、有線又は無線通信チャネルを介して互いに通信し得る複数のモジュールを含むことができる。機器５００は、１つ又は複数の集積回路を用いて実現されてもよく、図５に示されているモジュールより少ないか又は多くのモジュールを含んでもよい。更に、機器５００は、コンピュータシステムに統合されるか又は他のコンピュータシステム及び／若しくは装置と通信できる別個の装置として実現されてもよい。特に、機器５００は、通信モジュール５０２、認証識別子生成モジュール５０４、認証識別子処理モジュール５０６、資金振替モジュール５０８、報告モジュール５１０、及び決済システム処理モジュール５１２を含むことができる。

幾つかの実施形態において、通信モジュール５０２は、コンピュータネットワークを通じ、他のネットワークノードへ／からデータパケットを送信及び／又は受信することができ、データパケットは、支払金額を受取人に振り替えるための第１のコマンドに対応することができる。認証識別子生成モジュール５０４は、銀行口座の受取人の認証識別子を生成することができ、認証識別子は、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を示す。認証識別子は、受取人の決済口座に関連するか又は受取人の銀行口座に関連する第１の認証識別子とすることができる。

認証識別子の検証に成功したことに応じて、認証識別子処理モジュール５０６は、決済口座及び銀行口座に関連する情報を認証識別子から抽出することができる。資金振替モジュール５０８は、抽出された情報に基づいて、受取人の銀行口座に支払金額を振り替えることができる。加えて、認証識別子生成モジュール５０４は、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を決定することができる。認証識別子処理モジュール５０６は、受取人の銀行口座及び決済口座を認証することができる。通信モジュール５０２はまた、支払金額を受取人に振り替える要求を受信することができ、要求は、第２の認証識別子を含む。認証識別子処理モジュール５０６は、第２の認証識別子と第１の認証識別子とのマッチングを成功させることができる。認証識別子処理モジュール５０６は、第１の認証識別子に基づいて決済口座を抽出し、受取人の結合された銀行口座を抽出することができる。

通信モジュール５０２は、支払金額だけ決済口座における資金を増加させるため、且つ決済口座を凍結するための第２のコマンドを示すメッセージを送信することができる。決済システム処理モジュール５１２は、支払金額だけ決済口座における資金を増加させ、且つ決済口座を凍結することができる。

報告モジュール５１０は、支払金額、受取人及び認証識別子を含む報告をデータベースに格納することができる。報告モジュール５１０はまた、所定の日付又は期間に基づいて、認証識別子を含む１つ又は複数の報告の検索をデータベースにおいて実行することができ、報告は、支払金額を含む。報告モジュール５１０は、１つ又は複数の報告の合計支払金額を計算し、且つ１つ又は複数の報告用のバッチ番号を生成することができる。

通信モジュール５０２は、受取人の決済口座から受取人の銀行口座に合計支払金額を振り替えるため、決済口座の凍結を解除するため、且つ決済口座の資金から合計支払金額を差し引くための第３のコマンドを示すメッセージを送信することができる。決済システム処理モジュール５１２は、受取人の銀行口座を認証し、決済口座の凍結を解除し、合計支払金額だけ決済口座における資金を減少させ、且つ第３のコマンドの完了を示すメッセージを送信することができる。第３のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、報告モジュール５１０は、合計支払金額、受取人、認証識別子及びバッチ番号を含む報告をデータベースにおいて更新することができる。通信モジュール５０２は、第３のコマンドの完了を示す確認メッセージを受信することができる。

図６は、本出願の実施形態に従って、装置における内容の表示方向の制御を容易にする例示的なコンピュータシステム６０２を示す。コンピュータシステム６０２は、プロセッサ６０４、メモリ６０６及び記憶装置６０８を含む。メモリ６０６は、管理されたメモリとして働く揮発性メモリ（例えばＲＡＭ）を含むことができ、且つ１つ又は複数のメモリプールを格納するために用いることができる。更に、コンピュータシステム６０２は、ディスプレイ装置６１０、キーボード６１２及びポインティング装置６１４に結合することができる。記憶装置６０８は、オペレーティングシステム６１６、コンテンツ処理システム６１８及びデータ６３２を格納することができる。

コンテンツ処理システム６１８は、命令を含むことができ、命令は、コンピュータシステム６０２によって実行された場合に、本開示で説明される方法及び／又はプロセスをコンピュータシステム６０２に実行させることができる。特に、コンテンツ処理システム６１８は、コンピュータネットワークを通じて他のネットワークノードへ／からデータパケットを送信及び／又は受信するための命令を含んでもよく、データパケットは、支払金額を受取人に振り替えるための第１のコマンドに対応することができる（通信モジュール６２０）。コンテンツ処理システム６１８は、銀行口座の受取人の認証識別子を生成するための命令を含むことができ、認証識別子は、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を示す（認証識別子生成モジュール６２２）。認証識別子は、受取人の決済口座に関連するか又は受取人の銀行口座に関連する第１の認証識別子とすることができる。

コンテンツ処理システム６１８はまた、認証識別子の検証に成功したことに応じて、決済口座及び銀行口座に関連する情報を認証識別子から抽出するための命令を含むことができる（認証識別子処理モジュール６２４）。コンテンツ処理システム６１８は、抽出された情報に基づいて、受取人の銀行口座に支払金額を振り替えるための命令を含むことができる（資金振替モジュール６２６）。コンテンツ処理システム６１８は、受取人の銀行口座及び対応する決済口座を決定するための命令（認証識別子生成モジュール６２２）、受取人の銀行口座及び決済口座を認証するための命令（認証識別子処理モジュール６２４）を含むことができる。コンテンツ処理システム６１８は、受取人に支払金額を振り替える要求を受信するための命令を更に含むことができ、要求は、第２の認証識別子を含む（通信モジュール６２０）。コンテンツ処理システム６１８は、第２の認証識別子と第１の認証識別子とのマッチングを成功させるための命令を含むことができる（認証識別子処理モジュール６２４）。コンテンツ処理システム６１８はまた、第１の認証識別子に基づいて決済口座を抽出するための命令、受取人の結合された銀行口座を抽出するための命令を含むことができる（認証識別子処理モジュール６２４）。

コンテンツ処理システム６１８は、支払金額だけ決済口座における資金を増加させるため、且つ決済口座を凍結するための第２のコマンドを示すメッセージを送信するための命令を更に含むことができる（通信モジュール６２０）。コンテンツ処理システム６１８は、支払金額だけ決済口座における資金を増加させるための命令を含み、且つ決済口座を凍結することができる（決済システム処理モジュール６３０）。

コンテンツ処理システム６１８は、支払金額、受取人及び認証識別子を含む報告をデータベースに格納するための命令、所定の日付又は期間に基づいて、認証識別子を含む１つ又は複数の報告の検索をデータベースにおいて実行するための命令を含むことができ、報告は、支払金額を含む（報告モジュール６２８）。コンテンツ処理システム６１８は、１つ又は複数の報告の合計支払金額を計算するための命令、１つ又は複数の報告のバッチ番号の生成するための命令を含むことができる（報告モジュール６２８）。

加えて、コンテンツ処理システム６１８は、受取人の決済口座から受取人の銀行口座に合計支払金額を振り替えるため、決済口座の凍結を解除するため、且つ決済口座の資金から合計支払金額を差し引くための第３のコマンドを示すメッセージを送信するための命令を含むことができる（通信モジュール６２０）。コンテンツ処理システム６１８は、受取人の銀行口座を認証するための命令、決済口座の凍結を解除するための命令、合計支払金額だけ決済口座における資金を減少させるための命令、第３のコマンドの完了を示すメッセージを送信するための命令を含むことができる（決済システム処理モジュール６３００。コンテンツ処理システム６１８は、第３のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、合計支払金額、受取人、認証識別子及びバッチ番号を含む報告をデータベースにおいて更新するための命令を含むことができる（報告モジュール６２８）。コンテンツ処理システム６１８は、第３のコマンドの完了を示す確認メッセージを受信するための命令を含むことができる（通信モジュール６２０）。

データ６３２は、入力として要求されるか、又は本開示で説明される方法及び／又はプロセスによる出力として生成される任意のデータを含むことができる。特に、データ６３２は、少なくとも、認証識別子と、決済口座及び対応する銀行口座を示す情報と、１つ又は複数のコマンドと、支払金額と、支払人及び受取人を示す情報と、支払金額、受取人、認証識別子及び合計支払金額を示す１つ又は複数の報告と、合計支払金額と、受取人の決済口座及び／又は銀行口座を管理するシステムと通信するための情報と、１つ又は複数の報告を格納するデータベースと、を保存することができる。

この詳細な説明に記載されたデータ構造及びコードは、典型的にはコンピュータ可読記憶媒体に格納され、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータシステムによる利用のためのコード及び／又はデータを格納できるどんな装置又は媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、限定するわけではないが、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、ディスクドライブなどの磁気及び光記憶装置、磁気テープ、ＣＤ（コンパクトディスク）、ＤＶＤ（デジタル多用途ディスク若しくはデジタルビデオディスク）、又は現在周知か若しくは今後開発されるコンピュータ可読媒体を格納できる他の媒体を含む。

詳細な説明セクションに記載された方法及びプロセスは、コード及び／又はデータとして具体化することができ、コード及び／又はデータは、上記のようにコンピュータ可読記憶媒体に格納することができる。コンピュータシステムが、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されたコード及び／又はデータを読み出し実行する場合に、コンピュータシステムは、データ構造及びコードとして具体化された、且つコンピュータ可読記憶媒体内に格納された方法及びプロセスを実行する。

更に、上記の方法及びプロセスは、ハードウェアモジュールに含むことができる。例えば、ハードウェアモジュールは、限定するわけではないが、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）チップ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、及び現在周知か又は今後開発される他のプログラマブル論理装置を含むことができる。ハードウェアモジュールが作動されると、ハードウェアモジュールは、ハードウェアモジュール内に含まれる方法及びプロセスを実行する。

本発明の実施形態の前述の説明は、実例及び説明だけの目的で提示された。それらは、包括的であるようにも開示されている形態に本発明を限定するようにも意図されていない。従って、多くの修正及び変形が、当業者には明らかになろう。加えて、上記の開示は、本発明を限定するようには意図されていない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

Claims (22)

1. 受取人に資金を安全に振り替えるためのコンピュータシステムであって、前記システムが、
   プロセッサと、
   前記プロセッサに結合された、且つ前記プロセッサによって実行された場合に前記プロセッサに方法を実行させる命令を格納するメモリであって、前記方法が、
   銀行口座の受取人の認証識別子をサーバによって生成することであって、前記認証識別子が、前記受取人の前記銀行口座及び対応する決済口座を示す、生成することと、
   前記受取人に支払金額を振り替えるための第１のコマンドを示すメッセージを支払人から受信することであって、前記第１のコマンドが、前記認証識別子を含む、受信することと、
   前記認証識別子の検証に成功したことに応じて、前記決済口座及び前記銀行口座に関連する情報を前記認証識別子から抽出することと、
   前記抽出された情報に基づいて、前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることと、を含む、メモリと、
   を含むコンピュータシステム。
2. 前記認証識別子を生成することが、
   前記受取人の前記銀行口座及び前記対応する決済口座を決定することと、
   前記受取人の前記銀行口座及び前記決済口座を認証することと、
   を含む、請求項１に記載のコンピュータシステム。
3. 前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることが、
   前記受取人の前記決済口座を管理する決済システムに１つ又は複数のメッセージを送信することを更に含み、前記決済システムが、前記受取人の前記銀行口座を管理するバンキングシステムと通信する、請求項１に記載のコンピュータシステム。
4. 前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることが、
   前記支払金額だけ前記決済口座における資金を増加させるため、且つ前記決済口座を凍結するための第２のコマンドを示すメッセージを送信することを更に含む、請求項１に記載のコンピュータシステム。
5. 前記第２のメッセージの受信に応じて、前記方法が、
   前記受取人の前記決済口座を管理する決済システムによって、前記支払金額だけ前記決済口座における前記資金を増加させることと、
   前記決済口座を凍結することと、
   を更に含む、請求項４に記載のコンピュータシステム。
6. 前記方法が、
   前記第２のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、前記支払金額、前記受取人及び前記認証識別子を含む報告をデータベースに格納することを更に含む、請求項４に記載のコンピュータシステム。
7. 前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることが、
   所定の日付又は期間に基づいて、前記認証識別子を含む１つ又は複数の報告の検索を前記データベースにおいて実行することであって、報告が、支払金額を含む、実行することと、
   前記１つ又は複数の報告の合計支払金額を計算することと、
   前記１つ又は複数の報告のバッチ番号を生成することと、
   前記受取人の前記決済口座から前記受取人の前記銀行口座に前記合計支払金額を振り替えるため、前記決済口座の凍結を解除するため、且つ前記決済口座の前記資金から前記合計支払金額を差し引くための第３のコマンドを示すメッセージを送信することと、
   を更に含む、請求項１に記載のコンピュータシステム。
8. 前記方法が、
   前記第３のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、前記合計支払金額、前記受取人、前記認証識別子及び前記バッチ番号を含む報告をデータベースにおいて更新することを更に含む、請求項７に記載のコンピュータシステム。
9. 前記第３のコマンドの受信に応じて、前記方法が、
   前記受取人の前記決済口座から前記銀行口座に前記合計支払金額を振り替えるための第４のコマンドを示すメッセージを、前記受取人の前記決済口座を管理する決済システムによって生成することと、
   前記決済口座の凍結を解除することと、
   前記決済口座の前記資金から前記合計決済口座を差し引くことと、
   前記第３のコマンドの完了を示す確認メッセージを前記サーバに送信することと、
   を更に含む、請求項７に記載のコンピュータシステム。
10. 前記第４のコマンドの生成が、
    前記受取人の前記銀行口座を前記決済システムによって認証することを更に含む、請求項７に記載のコンピュータシステム。
11. 受取人に資金を安全に振り替えるためのコンピュータ実行方法であって、
    銀行口座の受取人の認証識別子をサーバによって生成することであって、前記認証識別子が、前記受取人の前記銀行口座及び対応する決済口座を示す、生成することと、
    前記受取人に支払金額を振り替えるための第１のコマンドを示すメッセージを支払人から受信することであって、前記第１のコマンドが、前記認証識別子を含む、受信することと、
    前記認証識別子の検証に成功したことに応じて、前記決済口座及び前記銀行口座に関連する情報を前記認証識別子から抽出することと、
    前記抽出された情報に基づいて、前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることと、
    を含むコンピュータ実行方法。
12. 前記認証識別子を生成することが、
    前記受取人の前記銀行口座及び前記対応する決済口座を決定することと、
    前記受取人の前記銀行口座及び前記決済口座を認証することと、
    を含む、請求項１１に記載の方法。
13. 前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることが、
    前記受取人の前記決済口座を管理する決済システムに１つ又は複数のメッセージを送信することを更に含み、前記決済システムが、前記受取人の前記銀行口座を管理するバンキングシステムと通信する、請求項１１に記載の方法。
14. 前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることが、
    前記支払金額だけ前記決済口座における資金を増加させるため、且つ前記決済口座を凍結するための第２のコマンドを示すメッセージを送信することを更に含む、請求項１１に記載の方法。
15. 前記第２のメッセージの受信に応じて、
    前記受取人の前記決済口座を管理する決済システムによって、前記支払金額だけ前記決済口座における前記資金を増加させることと、
    前記決済口座を凍結することと、
    を更に含む、請求項１４に記載の方法。
16. 前記第２のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、前記支払金額、前記受取人及び前記認証識別子を含む報告をデータベースに格納することを更に含む、請求項１４に記載の方法。
17. 前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることが、
    所定の日付又は期間に基づいて、前記認証識別子を含む１つ又は複数の報告の検索を前記データベースにおいて実行することであって、報告が、支払金額を含む、実行することと、
    前記１つ又は複数の報告の合計支払金額を計算することと、
    前記１つ又は複数の報告のバッチ番号を生成することと、
    前記受取人の前記決済口座から前記受取人の前記銀行口座に前記合計支払金額を振り替えるため、前記決済口座の凍結を解除するため、且つ前記決済口座の前記資金から前記合計支払金額を差し引くための第３のコマンドを示すメッセージを送信することと、
    を更に含む、請求項１１に記載の方法。
18. 前記第３のコマンドの完了を示す確認メッセージの受信に応じて、前記合計支払金額、前記受取人、前記認証識別子及び前記バッチ番号を含む報告をデータベースにおいて更新することを更に含む、請求項１７に記載の方法。
19. 前記第３のコマンドの受信に応じて、
    前記受取人の前記決済口座から前記銀行口座に前記合計支払金額を振り替えるための第４のコマンドを示すメッセージを、前記受取人の前記決済口座を管理する決済システムによって生成することと、
    前記決済口座の凍結を解除することと、
    前記決済口座の前記資金から前記合計決済口座を差し引くことと、
    前記第３のコマンドの完了を示す確認メッセージを前記サーバに送信することと、
    を更に含む、請求項１７に記載の方法。
20. 前記第４のコマンドの生成が、
    前記受取人の前記銀行口座を前記決済システムによって認証することを更に含む、請求項１７に記載の方法。
21. 受取人に資金を安全に振り替えるためのコンピュータシステムであって、前記システムが、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合された、且つ前記プロセッサによって実行された場合に前記プロセッサに方法を実行させる命令を格納するメモリであって、前記方法が、
    受取人の第１の認証識別子をサーバによって生成することであって、前記第１の認証識別子が、前記受取人の決済口座に関連付けられ、且つ前記サーバに格納される、生成することと、
    前記受取人に支払金額を振り替える要求を支払人から受信することであって、前記要求が、第２の認証識別子を含む、受信することと、
    前記サーバによって、前記第２の認証識別子と前記第１の認証識別子とのマッチングが成功すると、前記第１の認証識別子に基づいて、前記決済口座を抽出することと、
    前記受取人の前記決済口座に前記支払金額を振り替えることと、を含む、メモリと、
    を含むコンピュータシステム。
22. 銀行システムにおける銀行口座及び第三者システムにおける決済口座を有する受取人に資金を安全に振り替えるためのコンピュータシステムであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合された、且つ前記プロセッサによって実行された場合に前記プロセッサに方法を実行させる命令を格納するメモリであって、前記方法が、
    前記第三者システムにおける前記受取人の前記決済口座が、前記銀行システムにおける前記受取人の前記銀行口座に結合されることを規定することと、
    前記第三者システムにおける前記受取人用の第１の認証識別子を生成することであって、前記第１の認証識別子が、前記受取人の前記銀行口座に関連付けられ、且つ前記第三者システムに格納される、生成することと、
    前記受取人に支払金額を振り替える要求を支払人から受信することであって、前記要求が、第２の認証識別子を含む、受信することと、
    前記第三者システムにおいて前記第２の認証識別子と前記第１の認証識別子とのマッチングが成功すると、前記銀行システムにおける前記受取人の前記結合された銀行口座を抽出することと、
    前記受取人の前記銀行口座に前記支払金額を振り替えることと、を含む、メモリと、
    を含むコンピュータシステム。

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