JP2001297283A - 決済システム - Google Patents

決済システム

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JP2001297283A
JP2001297283A JP2000149017A JP2000149017A JP2001297283A JP 2001297283 A JP2001297283 A JP 2001297283A JP 2000149017 A JP2000149017 A JP 2000149017A JP 2000149017 A JP2000149017 A JP 2000149017A JP 2001297283 A JP2001297283 A JP 2001297283A
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Japan
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special account
special
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JP2000149017A
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English (en)
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Sota Tomoyasu
宗太 友安
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MUFG Bank Ltd
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Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引のリスクを軽減できる決済システムを提
供する。 【解決手段】 銀行に設けられた供給者の特殊口座7か
らの出金を制御する制御部1を具備し、需要者の資金が
特殊口座7に入金されたとき、制御部1が特殊口座7を
凍結する決済システムであって、設定されたパスワード
を記憶する記憶部3と、記憶部3が記憶したパスワード
と同一のパスワードの入力を確認する確認部5とを具備
し、確認部5が、パスワードの入力を確認したとき、制
御部1は、特殊口座7の凍結状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、決済システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により、個
人が商品取引や、商品に関する情報を直接得られるよう
になった結果、インターネットを介して、企業から直接
商品を購入したり、個人同士の取引を行うことが一般的
になってきている。このような取引の際には、一般に、
商品を購入する側が、販売者の指定する銀行口座に代金
を振り込むことにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の取引に
おいで、料金を先払いしても商品が送られてこなかった
り、或いは、商品を送っても代金が支払われなかったり
する等、取引にまつわるリスクが大きいという課題があ
る。
【0004】そこで、本発明は、取引のリスクを軽減で
きる決済システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、銀行に設けられた供給者の特殊口座からの出金を制
御する制御手段を具備し、需要者の資金が特殊口座に入
金されたとき、制御手段が特殊口座を凍結する決済シス
テムであって、設定されたパスワードを記憶する記憶手
段と、記憶手段が記憶したパスワードと同一のパスワー
ドの入力を確認する確認手段とを具備し、確認手段が、
パスワードの入力を確認したとき、制御手段は、特殊口
座の凍結状態を解除することを特徴とする。
【0006】この請求項1に記載の発明では、供給者か
らの商品やサービスを受けたい需要者は、その代金(資
金)を供給者の特殊口座に振り込む(入金する)。この
とき、制御手段は特殊口座を凍結し、特殊口座からの出
金を禁止する。その後、需要者が供給者から商品を受け
取ったり、サービスを受けた場合(以後、「需要者が確
認した場合」という。)、需要者はパスワードを入力
し、制御手段は特殊口座の凍結状態を解除する。
【0007】一方、供給者から商品が送られてこなかっ
たり、商品が希望と違っていたり、或いはサービスを受
けられなかった場合(以後、「需要者が確認できない場
合」という。)、需要者はパスワードの入力を行わず、
特殊口座の凍結状態を維持する。この場合、需要者は、
特殊口座の凍結状態を維持しながら、例えば、供給者に
催促したり、返金を請求する等の手段をとる。
【0008】このように、需要者からのパスワードの入
力がない限り、口座の持ち主である供給者であっても、
特殊口座に入金された資金を自由に動かせないようにな
っているので、取引のリスクを軽減することが出来る。
【0009】即ち、需要者側からみれば、代金を先払い
した後に、商品が送られてこなかったり(サービスを受
けられなかったり)、商品やサービスが希望と違ってい
た場合には、パスワードを入力せずに、特殊口座の凍結
状態を維持し、供給者に対して商品やサービスを催促す
る等を行うことができ、供給者が代金を持ち逃げするこ
とを防止できる。また、供給者が、商品を送らなかった
り(サービスの提供を行わなかったり)、粗悪品を送っ
たりすることも防止できる。しかも、需要者により特殊
口座の凍結状態の解除が行われるので、代金を先払いし
た場合であっても、供給者及び需要者の力関係を略平等
にできる。
【0010】更に、需要者の支払い能力を、いわゆる信
用状という形で証明しなくても、特殊口座に代金が振り
込まれれば、供給者が代金を取りはぐれることを防止で
きるため、需要者はその取引分の代金さえあれば、自ら
の支払い能力を証明できるので、信用状を作る時間や手
数料を省くことができる。尚、需要者にパスワードの入
力をスムーズに行ってもらうために、供給者が商品やサ
ービスの質の向上に努めることも期待できる。
【0011】これに対し、従来においては、代金を先払
いするとき、供給者の自由にできる口座(例えば、普通
口座、当座口座等)に代金を振り込んでいたため、その
代金をそのまま持ち逃げされることがあった。
【0012】また、供給者からみれば、本発明による特
殊口座を設けることにより、特殊口座を設けた銀行のブ
ランド、即ち、銀行に化体した信用を借りる(いわゆる
銀行による与信)ことができるとともに、特殊口座の凍
結状態の解除を需要者に行わせることにより、需要者か
らの信用を得ることができる。従って、需要者に代金を
先払いしてもらうことができ、需要者による商品の持ち
逃げ、不渡り等を防止でき、小切手、約束手形等に比べ
て、資金化の時間を短縮することができる。特に、供給
者が無名の企業や個人であった場合には、取引相手の信
用を得ることができる(信用力が補完される)ので、取
引の成立を容易にすることができる。
【0013】これに対し、従来においては、無名の企業
や個人の場合には、取引相手(需要者)からの信用が得
難く、取引が成立し難かったり、成立しても需要者が代
金を後払いすることが多く、需要者による商品の持ち逃
げ、不渡り等のリスクが大きかった。
【0014】尚、本明細書において、「供給者」とは、
商品又はサービスの対価として代金を受けるものをい
い、個人であると企業であるとを問わない(例えば、商
品の販売者、商品を販売する企業、人材派遣、医療、保
険、福祉等のサービスの提供をおこなう企業等)。ま
た、「需要者」とは、商品又はサービスの対価として代
金を支払うものをいい、個人であると企業であるとを問
わない(例えば、商品の購入者、商品を販売する企業の
取引相手等)。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、記憶手段は複数のパスワードを記憶し
ており、確認手段が一部のパスワードのみを確認したと
き、制御手段は、特殊口座に入金された需要者の資金
を、需要者が銀行に設けた需要者用口座に移動し、確認
手段が全てのパスワードを確認したとき、制御手段は、
特殊口座の凍結状態を解除することを特徴とする。
【0016】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、需要
者が確認した場合、需要者は全てのパスワードを入力
し、制御手段は特殊口座の凍結状態を解除する。一方、
需要者が確認できない場合、需要者は一部のパスワード
のみを入力し、制御手段は、特殊口座に振り込まれた代
金を、需要者用口座に振り込む(移動する)。
【0017】一部のパスワードのみを確認したときに、
特殊口座に振り込んだ需要者の資金を、自動的に需要者
に返金する(組戻す)ので、需要者への返金が容易であ
り、返金にかかる手続きの手間を省くことができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、記憶手段は、複数のパスワードを記憶
しており、確認手段が一部のパスワードのみを確認した
とき、制御手段は、特殊口座に入金された需要者の資金
を、需要者が銀行に設けた需要者用口座に移動し、確認
手段が他部のパスワードのみを確認したとき、制御手段
は、特殊口座の凍結状態を解除することを特徴とする。
【0019】この請求項3に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、需要
者が確認した場合、需要者は他部のパスワードを入力し
て特殊口座の凍結状態を解除する。一方、確認できなか
った場合は、一部のパスワードを入力して返金を受け
る。
【0020】一部のパスワードのみを確認したときに、
特殊口座に振り込んだ需要者の資金を、自動的に需要者
用口座(例えば、普通口座、当座口座等)に返金する
(組戻す)ので、需要者への返金が容易であり、返金に
かかる手続きの手間を省くことができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の発明において、予め設定された所定の期間をカ
ウントするカウント手段を具備し、確認手段が一部のパ
スワードのみを確認したとき、カウント手段は、期間の
カウントを開始し、カウント手段が所定の期間をカウン
トすると、制御手段は、資金の移動を行うことを特徴と
する。
【0022】この請求項4に記載の発明では、請求項2
又は3に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、カウント手段を設けることにより、一部のパスワー
ドのみの入力を確認してから所定の期間が到達したとき
に、需要者に返金される。従って、供給者は、パスワー
ドの入力が有った後、需要者に返金するまでに、所定の
猶予期間を得ることができる。
【0023】尚、確認手段が一部のパスワードのみを確
認した時点で(需要者が一部のパスワードのみを入力し
た時点で)、例えば、制御手段から、供給者の端末に向
けて電子メール等で自動的に連絡するようにしたり、制
御手段からの通知を受けた銀行の係員が供給者に連絡を
するようにする等、需要者に返金する旨を供給者に連絡
することが好ましい。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれかに記載の発明において、記憶手段は、供給者
が設定したメインパスワード及び需要者が設定したサブ
パスワードとを記憶していることを特徴とする。
【0025】この請求項5に記載の発明では、請求項2
乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、需要者及び供給者がそれぞれパスワードを
設定することにより、パスワードが盗まれ難くなる。
【0026】請求項6に記載の発明は、供給者が銀行に
設けた特殊口座からの出金を制御する制御手段を具備
し、需要者の資金が特殊口座に入金されたとき、制御手
段が特殊口座を凍結する決済システムであって、予め設
定された所定の期間をカウントするカウント手段を具備
し、カウント手段は、特殊口座に需要者からの入金があ
ったときに期間のカウントを開始し、カウント手段が所
定の期間をカウントすると、制御手段は、特殊口座の凍
結状態を解除することを特徴とする。
【0027】この請求項6に記載の発明では、カウント
手段により、入金してから所定の期間の間、特殊口座が
自動的に凍結されるので、請求項1に記載の発明と同様
な効果を奏する。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項4又は6
に記載の発明において、カウント手段がカウントする所
定の期間を設定する期間設定手段を具備することを特徴
とする。
【0029】この請求項7に記載の発明では、請求項4
又は6に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、期間設定手段を設けることにより、所定の期間の延
長及び短縮を容易に行うことができる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに記載の発明において、制御手段は、特殊口
座の凍結状態を解除した後、特殊口座の資金を、供給者
が銀行に設けた供給者用口座に移動することを特徴とす
る。
【0031】この請求項8に記載の発明では、請求項1
乃至7のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、凍結状態を解除した後に、自動的に供給者
自らが自由に使える供給者用口座(例えば、普通口座、
当座口座等)に、特殊口座の資金が振り込まれるので、
供給者が資金を移動する手間を省くことができ、資金の
移動にかかる手続きの簡略化を図れる。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、制御手段は、特殊口座から需要者用口
座又は供給者用口座にのみ資金を移動することを特徴と
する。
【0033】この請求項9に記載の発明では、請求項8
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、資金
の移動ルート(振り込みルート)が固定されているの
で、第三者にパスワードが盗まれても、第三者の口座に
資金が移動しないので、第三者からみてパスワードを盗
むメリットがなく、第三者に資金が盗まれることを防止
できる。
【0034】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
9のいずれかに記載の発明において、パスワードの入力
は、通信ネットワークを介して行われていることを特徴
とする。
【0035】この請求項10に記載の発明では、請求項
1乃至9のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏
するとともに、いわゆるインターネット等の電子通信回
線を利用した通信ネットワークを介してパスワードを入
力するので、供給者及び需要者は、自宅のパーソナルコ
ンピュータ等の端末を用いて、パスワードを入力でき、
利便性が良い。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら、本発明にかかる実施の形態を詳細に説明する。図1
は、第1実施の形態にかかる決済システムを示すブロッ
ク図である。図1に示すように、第1実施の形態にかか
る決済システムは、銀行のホストコンピュータである制
御部(制御手段)1と、記憶部(記憶手段)3と、確認
部(確認手段)5とを備えており、商品を販売する販売
者(供給者)と、商品を購入する購入者(需要者)との
決済を行うものである。
【0037】制御部1には、販売者側端末9と、購入者
側端末11と、銀行側端末13とが、いわゆるインター
ネット等の電子通信回線を利用した通信ネットワークを
介してアクセス可能になっており、制御部1は、これら
の端末9、11、13からの入力に応じて、銀行に設け
られた特殊口座7からの出金を制御する。制御部1への
入力が通信ネットワークを介して行われるので、利便性
が良い。
【0038】尚、本実施の形態では、制御部1は、ホス
トコンピュータだが、これに限定されるものではなく、
例えば、CPU(中央処理装置)等、本実施の形態の制
御部1と同様な機能を有するものであれば良い。また、
購入者及び販売者端末9、11は、本実施の形態では、
購入者及び販売者が有するパーソナルコンピュータのこ
とであり、銀行側端末13は、銀行のATM装置や、銀
行の係員が有するパーソナルコンピュータのことである
が、これらに限定されるものではない。
【0039】記憶部3は、本実施の形態では、購入者に
より予め設定されたパスワードを記憶するものであり、
購入者が、購入者側端末11により制御部1にアクセス
してパスワードを設定すると、制御部1は、記憶部3に
アクセスし、購入者により設定されたパスワードを、記
憶部3に記憶させるようになっている。尚、本実施の形
態では、購入者がパスワードを設定しているが、販売者
又は銀行がパスワードを設定するようにしても良い。
【0040】確認部5は、パスワードの入力があったと
き、記憶部3にアクセスして、記憶部3が記憶したパス
ワードと、入力されたパスワードとの比較を行うもので
あり、比較した結果を制御部1に送るようになってい
る。これを受けた制御部1が、特殊口座7の凍結、販売
者用普通口座15又は購入者用普通口座17への振込み
などを行うようになっている。即ち、制御部1は、特殊
口座7と、販売者用普通口座15及び購入者用普通口座
17との間にのみ資金を移動するようになっており、特
殊口座7からの振り込みルートを固定している。
【0041】振り込みルートを固定することにより、第
三者にパスワードが盗まれても、第三者は、特殊口座7
から自らの口座に資金を移動できないので、第三者から
みてパスワードを盗むメリットがなく、第三者に資金を
盗まれることを防止できる。これに対し、クレジットカ
ードの場合は、パスワードである暗証番号が第三者に盗
まれると、口座の資金がそのまま第三者に引き出される
ことがあった。尚、特殊口座7は、汎用の普通口座、当
座口座とは別途に銀行に設けられるものであり、販売者
が決済の為に銀行に設けた特別な口座である。
【0042】次に、上述した構成、及び図2に示すフロ
ーチャートに基づいで、第1実施の形態の作用を説明す
る。図2は、制御部1が行う制御の流れを示すフローチ
ャートである。
【0043】ステップS1において、制御部1は、特殊
口座7に入金があったか否かを判断し、入金があったと
きは、ステップS2に進み、ステップS2において、特
殊口座7を凍結する。このステップS1及びS2では、
購入者が、販売者から商品を購入したいとき、購入者
は、販売者の特殊口座7にその商品の対価となる代金を
振り込む。この購入者による振込みを制御部1が判断す
ると、制御部1は、特殊口座7を凍結し、特殊口座7か
らの出金を禁止する。
【0044】ステップS3において、パスワードの入力
があったか否かを判断し、パスワードの入力がないとき
は、ステップS4に進み、特殊口座7の凍結状態を維持
する。即ち、販売者から商品が送られてこなかったり、
送られてきた商品が希望と異なる場合は、特殊口座7に
代金を先払いした購入者が、パスワードの入力を行わな
いことにより、特殊口座7の凍結が維持されるので、購
入者が振り込んだ代金が特殊口座7に保留され続ける。
この場合、購入者は、販売者に商品を催促したり、返金
を請求する等の手段をとることができる。また、銀行が
販売者に催促したり、返金を請求するようにしても良
い。
【0045】一方、販売者が、購入者の希望どおりの商
品を送ったにもかかわらず、購入者からの連絡及びパス
ワードの入力がない場合は、銀行又は販売者が、購入者
にパスワードの入力を催促する等の手段をとることがで
きる。
【0046】尚、本実施の形態では、ステップS4にお
いて、特殊口座7の凍結状態を維持しているが、このス
テップS4において、特殊口座7に振り込まれた代金
を、購入者用普通口座17に振込む(組み戻す)ように
しても良い。この場合には、入金を確認してからパスワ
ード入力までに所定の期間を設定するのが好ましく、こ
の所定の期間の間に、銀行が販売者に特殊口座7の代金
を購入者に返金する旨を連絡するのが好ましい。このよ
うに、自動的に購入者に返金を行うようにすれば、購入
者への返金が容易であり、返金の手間を省くことができ
る。
【0047】一方、ステップS3において、制御部1が
パスワードの入力があったことを判断したときは、ステ
ップS5において、特殊口座7の凍結を解除し、ステッ
プS6において、特殊口座7に購入者が振り込んだ代金
を、販売者用普通口座15に振り込む。即ち、購入者
が、販売者から商品を受け取ったり、送られてきた商品
が希望どおりであること等を確認し、購入者側端末11
を介して制御部1にパスワードを入力する。制御部1が
特殊口座7の凍結状態を解除した後、販売者が自由に使
える販売者用普通口座15に、特殊口座7から代金が振
り込まれるので、特殊口座7から販売者用普通口座15
に代金を移動する手間を省くことができ、手続きの簡略
化を図れる。
【0048】尚、本実施の形態では、ステップS3にお
いて、購入者がパスワードの入力を行っているが、購入
者からの連絡(例えば、銀行の窓口において、署名捺印
等)を受けた銀行の係員が、銀行側端末13によりパス
ワードを入力するようにしても良い。
【0049】これらステップS3乃至S6では、制御部
1は、パスワードが入力されると、制御部1は、確認部
5にアクセスする。制御部1のアクセスを受けた確認部
5は、記憶部3にアクセスし、購入者が入力したパスワ
ードと、記憶部3が記憶したパスワードとの比較を行
い、一致していればその旨の情報を制御部1に送る。こ
の情報を受けた制御部1は、特殊口座7の凍結を解除
し、購入者から特殊口座7に振り込まれた商品の代金
を、販売者用普通口座15に振り込む。
【0050】このように、購入者からのパスワードの入
力がない限り、特殊口座7の持ち主である供給者であっ
ても、特殊口座7に入金された資金を自由に動かせない
ようになっているので、取引のリスクを軽減することが
出来る。
【0051】即ち、購入者側からみれば、代金を先払い
した後に、商品が送られてこなかったり、商品が希望と
違っていた場合には、パスワードを入力せずに、特殊口
座7の凍結状態を維持することにより、販売者が代金を
持ち逃げすることを防止できる。また、販売者が、商品
を送らなかったり、粗悪品を送ったりすることも防止で
きる。しかも、購入者により特殊口座7の凍結状態の解
除が行われるので、代金を先払いした場合であっても、
購入者及び販売者の力関係を略平等にできる。
【0052】更に、購入者の支払い能力を、いわゆる信
用状という形で証明しなくても、特殊口座7に代金が振
り込まれれば、販売者が代金を取りはぐれることを防止
できるため、購入者はその取引分の代金さえあれば、自
らの支払い能力を証明できるので、信用状を作る時間や
手数料を省くことができる。また、購入者にパスワード
の入力をスムーズに行ってもらうために、販売者が商品
やサービスの質の向上に努めることも期待できるので、
販売者による商品やサービスの向上をも図れる。
【0053】これに対し、従来においては、代金を先払
いするとき、販売者の自由にできる口座(例えば、普通
口座、当座口座等)に代金を振り込んでいたため、その
代金をそのまま持ち逃げされることがあった。
【0054】また、販売者からみれば、本実施の形態に
よる特殊口座7を設けることにより、特殊口座7を設け
た銀行のブランド、即ち、銀行に化体した信用を借りる
(いわゆる銀行による与信)ことができるとともに、特
殊口座7の凍結状態の解除を購入者に行わせることによ
り、購入者からの信用を得ることができる。従って、購
入者に代金を先払いしてもらうことができ、購入者によ
る商品の持ち逃げ、不渡り等を防止でき、小切手、約束
手形等に比べて、資金化の時間を短縮することができ
る。特に、販売者が無名の企業や個人であった場合に
は、取引相手の信用を得ることができる(信用力が補完
される)ので、取引の成立を容易にすることができる。
【0055】これに対し、従来においては、無名の企業
や個人の場合には、取引相手(需要者)からの信用が得
難く、取引が成立し難かったり、成立しても需要者が代
金を後払いすることが多く、需要者による商品の持ち逃
げ、不渡り等のリスクが大きかった。
【0056】一方、銀行からみれば、資産増加を伴わ
ず、銀行のブランドを貸す(いわゆる与信)ことで、例
えば、特殊口座管理費や、特殊口座7、販売者及び購入
者用普通口座15、17の振込み手数料等の収入を得る
ことが期待できる。また、販売者による特殊口座7の開
設に伴って、販売者がその銀行に普通口座、当座口座等
を新規に開くことも期待できる。更に、特殊口座7の資
金は、パスワードの入力があるまでは、特殊口座7に保
留されるので、保留している間にその資金を運用するこ
ともできる。尚、例えば、銀行が運送会社等と手を組め
ば、流通と決済とが一体化した一連のサービスを販売者
に提供することも考えられる。
【0057】本実施の形態では、需要者としては購入
者、供給者としては販売者として説明したが、これに限
定されるものではなく、供給者として、例えば、人材派
遣、医療、保険、福祉にかかるサービス等を行う企業と
し、需要者がこれらのサービスを受ける者や企業として
も、同様な作用効果を得る。
【0058】即ち、、本実施の形態及び後述する実施の
形態において、「供給者」とは、商品又はサービスの対
価として代金を受けるものをいい、個人であると企業で
あるとを問わない(例えば、商品の販売者、商品を販売
する企業、人材派遣等のサービスの提供をおこなう企業
等)。一方、「需要者」とは、商品又はサービスの対価
として代金を支払うものをいい、個人であると企業であ
るとを問わない(例えば、商品の購入者、商品を販売す
る企業の取引相手等)。また、本実施の形態では、販売
者用普通口座15及び購入者用普通口座17を用いてい
るが、これに限定されるものではなく、例えば、当座口
座等、銀行に設ける口座であって、販売者及び購入者が
自由に入出金を行えるものであれば良い。
【0059】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述と同様な部分には、同一の符号を付
することによりその説明を省略する。
【0060】図3は、第2実施の形態にかかる制御部が
行う制御の流れを示すフローチャートである。
【0061】第2実施の形態では、記憶部3は、販売者
が設定したメインパスワード(一部のパスワード)と、
購入者が設定したサブパスワード(他部のパスワード)
の二つのパスワードを記憶していることが第1実施の形
態と異なる。販売者及び購入者がそれぞれパスワードを
設定することにより、パスワードが盗まれ難くなる。
【0062】 座7を凍結する。
【0063】そして、ステップS13において、販売者
が設定したメインパスワードの入力があったか否かを判
断し、メインパスワードの入力があった場合は、ステッ
プS14においで、特殊口座7に振り込まれた代金を、
購入者用普通口座17に返金する。このステップS13
及びS14では、購入者に商品が送られてこないとき、
購入者は銀行に連絡することにより、販売者の同意を得
た銀行の係員か、銀行側端末13により、販売者のメイ
ンパスワードを入力し、購入者に返金を行う。尚、購入
者が販売者から直接、メインパスワードを入手して、購
入者側端末11からメインパスワードを入力するように
しても良い。
【0064】一方、ステップS13において、メインパ
スワードの入力がないと判断した場合は、ステップS1
5において、サブパスワードの入力があったか否かを判
断する。サブパスワードの入力がない場合は、ステップ
S16においで、特殊口座7の凍結状態を維持し、サブ
パスワードの入力があったときは、ステップS17にお
いて、特殊口座7の凍結を解除し、ステップS18にお
いて、特殊口座7に振り込まれた代金を、販売者用普通
口座15に振り込む。
【0065】従って、この第2実施の形態においても、
第1実施の形態と同様な効果を奏する。尚、第2実施の
形態では、一部のパスワードとしてメインパスワード
を、他部のパスワードとしてサブパスワードを用いた
が、メインパスワードを他部のパスワードとして、サブ
パスワードを一部のパスワードとして用いても良い。ま
た、メイン及びサブパスワードの二つのパスワードのみ
ならず、商品や代金の種類により、パスワードを増やし
ても良い。
【0066】図4は、第3実施の形態にかかる決済シス
テムを示すブロック図であり、図5は、第3実施の形態
にかかる制御部が行う制御の流れを示すフローチャート
である。
【0067】第3実施の形態では、記憶部3は、販売者
により設定された第1パスワード(一部のパスワード)
及び第2パスワード(他部のパスワード)を記憶してお
り、予め設定された所定の期間をカウントするカウント
部(カウント手段)19が設けられていることが上述の
実施の形態と異なる。尚、本実施の形態では、第1及び
第2パスワードは、販売者により設定されているが、例
えば、販売者が第1パスワードを、購入者が第2パスワ
ードを設定したり、銀行が第1及び第2パスワードを設
定したりする等、販売者、購入者、銀行のいずれかが、
第1及び第2パスワードを設定すれば良い。また、第2
実施の形態と同様に、パスワードを増やしても良い。
【0068】図5に示すステップS21及びS22にお
いて、上述の実施の形態と同様な制御が行われた後、ス
テップS23において、第1パスワードの入力があった
場合は、ステップS25に進み、第1パスワードの入力
がない場合は、ステップS24において、特殊口座7の
凍結状態を維持する。
【0069】ステップS25において、第2パスワード
の入力があった場合は、ステップS28において、特殊
口座7の凍結を解除し、ステップS29において、特殊
口座7から販売者用普通口座15に代金を振り込む。即
ち、記憶部3が記憶したすべてのパスワードである第1
及び第2パスワードが入力された場合、制御部1は、特
殊口座7から販売者用普通口座15に代金を振込む。
【0070】一方、ステップS25において、第2パス
ワードの入力がない場合は、ステップS26において、
所定の期間が到達したか否かを判断し、所定の期間が到
達していれば、ステップS27において、特殊口座7か
ら購入者用普通口座17に代金を組み戻す。
【0071】このステップS26、S27では、第2パ
スワードの入力がない(第1パスワードのみが入力され
た)と判断した制御部1は、カウント部19にアクセス
し、カウント部19に期間のカウントを開始させる。そ
の後、カウント部19が期間のカウントを終了すると、
その旨の情報を制御部1に送り、これを受けた制御部1
は、特殊口座7の代金を購入者用普通口座17に組み戻
す。
【0072】この第3実施の形態では、カウント部19
を設けることにより、第1パスワードのみの入力を確認
してから所定の期間経過後に、購入者に返金される。従
って、第1実施の形態と同様な効果を奏するとともに、
販売者は、パスワードの入力が有った後、購入者に返金
するまでに、所定の猶予期間を得ることができる。尚、
確認部5が第1パスワードのみを確認した時点で(購入
者が第1パスワードのみを入力した時点で)、例えば、
制御部1から、販売者用端末9に向けて電子メール等で
自動的に連絡するようにしたり、制御部1からの通知を
受けた銀行の係員が販売者に連絡をするようにする等、
購入者に返金する旨を販売者に連絡することが好まし
い。
【0073】図6は、第4実施の形態にかかる決済シス
テムを示すブロック図であり、図7は、第4実施の形態
にかかる制御部が行う制御の流れを示すフローチャート
である。
【0074】第4実施の形態では、記憶部3及び確認部
5を設けず、カウント部19と、カウント部19がカウ
ントする所定の期間を設定する期間設定部21を設けて
おり、制御部1から期間設定部21へのアクセスによ
り、カウント部19がカウントする期間を変更可能にし
ていることが上述の実施の形態と異なる。
【0075】図7に示すフローチャートのステップS3
1において、特殊口座7への振込みを判断し、ステップ
S32において、特殊口座7を凍結する。ステップS3
3において、所定の期間になったか否かを判断し、所定
の期間が到達したと判断した場合は、ステップS34に
おいで、特殊口座7の凍結を解除し、ステップS35に
おいて、特殊口座7の代金を、販売者用普通口座15に
振り込む。
【0076】即ち、制御部1が特殊口座7への代金の振
込みを判断すると、カウント部19にアクセスし、カウ
ント部19に期間のカウントを開始させる。カウント部
19は、期間をカウントし、所定の期間が到達すると、
制御部1にその旨の情報を送る。この情報を受けた制御
部1は、特殊口座7の代金を販売者用普通口座15に振
り込む。
【0077】この第4実施の形態では、カウント部19
により、特殊口座7に代金を振り込んでから所定の期間
の間、特殊口座7が自動的に凍結されるので、第1実施
の形態と同様な効果を奏する。また、期間設定部21を
設けることにより、所定の期間の延長及び短縮を容易に
行うことができる。
【0078】図8は、第5実施の形態にかかる決済シス
テムを示すブロック図である。第5実施の形態では、特
殊口座7の代わりに販売者用別段口座23を用いている
ことが第1実施の形態と異なる。この第5実施の形態で
は、銀行の別段口座に、上述の実施の形態で説明した特
殊口座の役割を持たせており、銀行の既存の口座をその
まま用いることができる。この第5実施の形態におい
て、制御部1は、上述の第1又は第2実施の形態と同様
の制御を行っており、それぞれの実施の形態と同様な効
果を奏する。
【0079】図9は、第6実施の形態にかかる決済シス
テムを示すブロック図である。この第6実施の形態で
は、図9に示すように、特殊口座7の代わりに販売者用
別段口座23を用い、第3実施の形態と同様な制御を行
うようになっており、第3実施の形態と同様な効果を得
られる。
【0080】図10は、第7実施の形態にかかる決済シ
ステムを示すブロック図である。第7実施の形態では、
図10に示すように、特殊口座7の代わりに販売者用別
段口座23を用い、第4実施の形態と同様な制御を行う
ようになっており、第4実施の形態と同様な効果を奏す
る。
【0081】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ずその要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形が
可能である。例えば、本実施の形態では、特殊口座7の
凍結状態を解除すると、販売者用普通口座15に代金を
振り込んでいたが、この振込みを行わず、販売者が、凍
結を解除された特殊口座7から直接代金を引き出すよう
にしても良い。
【0082】また、第1及び第2実施の形態に、カウン
ト部19及び期間設定部21を設けて、特殊口座7から
購入者用普通口座7に代金を組み戻す前に、所定の期間
をカウントさせるようにしても良い。更に、第3実施の
形態において、期間設定部21を設けて期間の設定を可
能にしても良い。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、需要者から
のパスワードの入力がない限り、口座の持ち主である供
給者であっても、特殊口座に入金された資金を自由に動
かせないようになっているので、取引のリスクを軽減す
ることが出来る。即ち、需要者側からみれば、代金を先
払いした後に、商品が送られてこなかったり(サービス
を受けられなかったり)、商品やサービスが希望と違っ
ていた場合には、パスワードを入力せずに、特殊口座の
凍結状態を維持し、供給者に対して商品やサービスを催
促する等を行うことができ、供給者が代金を持ち逃げす
ることを防止できる。また、供給者が、商品を送らなか
ったり(サービスの提供を行わなかったり)、粗悪品を
送ったりすることも防止できる。しかも、需要者により
特殊口座の凍結状態の解除が行われるので、代金を先払
いした場合であっても、供給者及び需要者の力関係を略
平等にできる。
【0084】更に、需要者の支払い能力を、いわゆる信
用状という形で証明しなくても、特殊口座に代金が振り
込まれれば、供給者が代金を取りはぐれることを防止で
きるため、需要者はその取引分の代金さえあれば、自ら
の支払い能力を証明できるので、信用状を作る時間や手
数料を省くことができる。
【0085】また、供給者からみれば、本発明による特
殊口座を設けることにより、特殊口座を設けた銀行のブ
ランド、即ち、銀行に化体した信用を借りる(いわゆる
銀行による与信)ことができるとともに、特殊口座の凍
結状態の解除を需要者に行わせることにより、需要者か
らの信用を得ることができる。従って、需要者に代金を
先払いしてもらうことができ、需要者による商品の持ち
逃げ、不渡り等を防止でき、小切手、約束手形等に比べ
て、資金化の時間を短縮することができる。特に、供給
者が無名の企業や個人であった場合には、取引相手の信
用を得ることができる(信用力が補完される)ので、取
引の成立を容易にすることができる。
【0086】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、一部のパスワ
ードのみを確認したときに、特殊口座に振り込んだ需要
者の資金を、自動的に需要者に返金する(組戻す)の
で、需要者への返金が容易であり、返金にかかる手続き
の手間を省くことができる。
【0087】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、一部のパスワ
ードのみを確認したときに、特殊口座に振り込んだ需要
者の資金を、自動的に需要者用口座(例えば、普通口
座、当座口座等)に返金する(組戻す)ので、需要者へ
の返金が容易であり、返金にかかる手続きの手間を省く
ことができる。
【0088】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
3に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、カウン
ト手段を設けることにより、供給者は、パスワードの入
力が有った後、需要者に返金するまでに、所定の猶予期
間を得ることができる。
【0089】請求項5に記載の発明では、請求項2乃至
Aのいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、需要者及び供給者がそれぞれパスワードを設定する
ことにより、パスワードが盗まれ難くなる。
【0090】請求項6に記載の発明では、入金してから
所定の期間の間、特殊口座が自動的に凍結されるので、
請求項1に記載の発明と同様な効果を奏する。
【0091】請求項7に記載の発明では、請求項4又は
6に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、期間設
定手段を設けることにより、所定の期間の延長及び短縮
を容易に行うことができる。
【0092】請求項8に記載の発明では、請求項1乃至
7のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、凍結状態を解除した後に、自動的に供給者自らが自
由に使える供給者用口座に、特殊口座の資金が振り込ま
れるので、供給者が資金を移動する手間を省くことがで
き、資金の移動にかかる手続きの簡略化を図れる。
【0093】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、資金の移動ル
ート(振り込みルート)が固定されているので、第三者
にパスワードが盗まれても、第三者の口座に資金が移動
しないので、第三者がパスワードを盗むメリットがな
く、第三者に資金が盗まれることを防止できる。
【0094】請求項10に記載の発明では、請求項1乃
至9のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するとと
もに、通信ネットワークを介してパスワードを入力する
ので、利便性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態にかかる決済システムを示すブ
ロック図である。
【図2】第1実施の形態にかかる制御部が行う制御の流
れを示すフローチャートである。
【図3】第2実施の形態にかかる制御部が行う制御の流
れを示すフローチャートである。
【図4】第3実施の形態にかかる決済システムを示すブ
ロック図である。
【図5】第3実施の形態にかかる制御部が行う制御の流
れを示すフローチャートである。
【図6】第4実施の形態にかかる決済システムを示すブ
ロック図である。
【図7】第4実施の形態にかかる制御部が行う制御の流
れを示すフローチャートである。
【図8】第5実施の形態にかかる決済システムを示すブ
ロック図である。
【図9】第6実施の形態にかかる決済システムを示すブ
ロック図である。
【図10】第7実施の形態にかかる決済システムを示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部(制御手段) 3 記憶部(記憶手段) 5 確認部(確認手段) 7 特殊口座 15 販売者用普通口座(供給者用口座) 17 購入者用普通口座(需要者用口座) 19 カウント部(カウント手段) 21 期間設定部(期間設定手段) 23 販売者用別段口座(特殊口座)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀行に設けられた供給者の特殊口座から
    の出金を制御する制御手段を具備し、需要者の資金が特
    殊口座に入金されたとき、制御手段が特殊口座を凍結す
    る決済システムであって、 予め設定されたパスワードを記憶する記憶手段と、 記憶手段が記憶したパスワードと同一のパスワードの入
    力を確認する確認手段とを具備し、 確認手段が、パスワードの入力を確認したとき、制御手
    段は、特殊口座の凍結状態を解除することを特徴とする
    決済システム。
  2. 【請求項2】 記憶手段は複数のパスワードを記憶して
    おり、確認手段が一部のパスワードのみを確認したと
    き、制御手段は、特殊口座に入金された需要者の資金
    を、需要者が銀行に設けた需要者用口座に移動し、確認
    手段が全てのパスワードを確認したとき、制御手段は、
    特殊口座の凍結状態を解除することを特徴とする請求項
    1に記載の決済システム。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、複数のパスワードを記憶し
    ており、確認手段が一部のパスワードのみを確認したと
    き、制御手段は、特殊口座に入金された需要者の資金
    を、需要者が銀行に設けた需要者用口座に移動し、確認
    手段が他部のパスワードのみを確認したとき、制御手段
    は、特殊口座の凍結状態を解除することを特徴とする請
    求項1に記載の決済システム。
  4. 【請求項4】 予め設定された所定の期間をカウントす
    るカウント手段を具備し、確認手段が一部のパスワード
    のみを確認したとき、カウント手段は、期間のカウント
    を開始し、カウント手段が所定の期間をカウントする
    と、制御手段は、資金の移動を行うことを特徴とする請
    求項2又は3に記載の決済システム。
  5. 【請求項5】 記憶手段は、供給者が設定したメインパ
    スワード及び需要者が設定したサブパスワードとを記憶
    していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに
    記載の決済システム。
  6. 【請求項6】 供給者が銀行に設けた特殊口座からの出
    金を制御する制御手段を具備し、需要者の資金が特殊口
    座に入金されたとき、制御手段が特殊口座を凍結する決
    済システムであって、 予め設定された所定の期間をカウントするカウント手段
    を具備し、カウント手段は、特殊口座に需要者からの入
    金があったときに期間のカウントを開始し、 カウント手段が所定の期間をカウントすると、制御手段
    は、特殊口座の凍結状態を解除することを特徴とする決
    済システム。
  7. 【請求項7】 カウント手段がカウントする所定の期間
    を設定する期間設定手段を具備することを特徴とする請
    求項4又は6に記載の決済システム。
  8. 【請求項8】 制御手段は、特殊口座の凍結状態を解除
    した後、特殊口座の資金を、供給者が銀行に設けた供給
    者用口座に移動することを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載の決済システム。
  9. 【請求項9】 制御手段は、特殊口座から需要者用口座
    又は供給者用口座にのみ資金を移動することを特徴とす
    る請求項8に記載の決済システム。
  10. 【請求項10】 パスワードの入力は、通信ネットワー
    クを介して行われていることを特徴とする請求項1乃至
    9のいずれかに記載の決済システム。
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