JP2001283119A - コンピュータシステムによる商品等の取引とその決済方法 - Google Patents

コンピュータシステムによる商品等の取引とその決済方法

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JP2001283119A
JP2001283119A JP2000096523A JP2000096523A JP2001283119A JP 2001283119 A JP2001283119 A JP 2001283119A JP 2000096523 A JP2000096523 A JP 2000096523A JP 2000096523 A JP2000096523 A JP 2000096523A JP 2001283119 A JP2001283119 A JP 2001283119A
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Tomoyuki Arisawa
知行 有澤
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業間の商品等の取引においてもインターネ
ットを用いることにより、多くの企業が参加し、かつ効
率のよい商品等の取引を行い、商品を確実に引き渡すと
共に、その商品代金を安全に決済する。 【解決手段】 仲介者1が金融機関2と共にインターネ
ット仮想マーケットを提供し、売主4と買主5を会員と
して募る段階と、売主4と買主5がこのマーケットに商
品等の売値や買値等を入力する段階と、仲介者1が売主
4と買主5との間で商品等の売買契約を成立させる段階
と、買主5が金融機関2におけるエスクロウ口座に契約
番号を添付して送金する段階と、売主4がエスクロウ口
座に買主5から送金されていることを確認した上で商品
等を買主5に引き渡す段階と、売主4が、エスクロウ口
座から金融機関2における売主4の口座に送金する段階
と、から成る商品等の取引とその決済方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、インターネット
を使用したコンピュータシステムによる商品取引に係
り、特にインターネットを用いて、情報システム及び金
融システムを統合し、企業間における商品取引を効率よ
く行い、かつ安全に商品代金を決済出来るコンピュータ
システムによる商品等の取引とその決済方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、企業間における商品取引は、
売主と買主が、価格や種々の条件を交渉し、それぞれの
条件が合えば交渉が成立し、契約書を締結するものであ
った。一般的な取引形態としては、先ず売主が商品を買
主に送り、条件が一致すればその代金が売主に支払われ
るものであった。しかし、買主が何らかの事情で代金を
支払わない場合もあり、売主にとっては、大きなリスク
となっていた。企業間の取引は、商品代金が高額である
ため、このような事態を避けるため、信用力のある買主
にのみ販売されていた。あるいは、買主に信用力がない
ときは、買主は先ず商品代金の支払いを行い、売主がこ
の入金を確認した後、商品を買主に送る場合もあった。
【0003】このような企業間の取引は、常に取引がで
きる相手が限定され、多くの商売チャンスを失うことに
なっていた。
【0004】一方、個人間ベースの商品取引では、コン
ピュータシステムの発達により、インターネットを使用
した商品取引が行われている。この商品取引は、例えば
売主がホームページに掲載した商品を購入しようとする
買主に対して、売主は宅配便等の物流手段を用いてその
商品を引き渡す方法である。買主はその商品を受け取っ
た後、その商品代金を銀行振込して商品取引の作業が完
了する。或いは、買主が商品代金を先に銀行振込して、
売主はその振込を確認した後に、商品を買主に引き渡し
て商品取引の作業が完了する。このインターネットを使
用した商品取引は、同時に多数の人が各商品情報を容易
に入手できると共に、自宅等で容易に商品を購入するこ
とができるという特徴があるため、個人間ベースでは頻
繁に行われるようになってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなイ
ンターネットを使用した個人間ベースの商品取引では、
例えば買主が商品代金を売主に送金しても、商品が買主
に引き渡されなかったり、逆に売主が商品を買主に引き
渡しても、その買主から商品代金が売主に送金されない
という問題が生じていた。
【0006】一方、企業間の商品取引においても、イン
ターネットの普及により、不特定多数の相手と常に商品
取引ができる機会が飛躍的に伸びてきている。そこで、
企業間の取引においても、高額な商品代金を安全に決済
することができ、安心かつ透明なインターネット仮想マ
ーケットが望まれていた。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、企
業間の商品等の取引においてもインターネットを用いる
ことにより、多くの企業が参加し、かつ効率のよい商品
等の取引を行い、商品を確実に引き渡すと共に、その商
品代金を安全に決済することができるコンピュータシス
テムによる商品等の取引とその決済方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インタ
ーネットを使用したコンピュータシステムによる商品等
の取引とその決済方法であって、仲介者(1)が、その
商品における取引形態に合わせたマーケットルールやデ
リバリーのルールを作成し会員規約とする段階と、売主
(4)と買主(5)とがそれぞれ、その会員となり、そ
の会員規約を遵守することを承認し、会員としてのID
番号を取得する段階と、その会員規約に基づいて売主
(4)と買主(5)とがそれぞれが、インターネットの
ホームページに価格と条件等を入力する段階と、仲介者
(1)が、その会員規約に従って交渉し、売買契約が成
立した場合、その契約番号を、売主(4)と買主(5)
の双方に通知する段階と、仲介者(1)が、金融機関
(2)に対して契約番号及びその明細を登録する段階
と、買主(5)が、金融機関(2)に設けられた買主
(5)の口座より、契約番号と共に、インターネットに
よりエスクロウ口座へ送金する段階と、売主(4)が、
金融機関(2)にインターネットにて接続し、このエス
クロウ口座に買主(5)から商品代金が入金しているこ
とを確認した後に、商品を買主(5)に引き渡す段階
と、買主(5)が、引き渡された商品が条件に適合して
いることを確認し、売主(4)に暗証番号を通知する段
階と、売主(4)が、金融機関(2)にインターネット
にて接続し、通知された暗証番号を入力し、エスクロウ
口座より、金融機関(2)に設けられた売主(4)の口
座に、入金を指示する段階と、から成ること、を特徴と
するコンピュータシステムによる商品等の取引とその決
済方法が提供される。
【0009】上記発明の商品等の取引とその決済方法で
は、売主(4)或いは買主(5)は、仲介者(1)が提
供するホームページにて、あらかじめ自分に必要な商品
マーケットを検索し、その会員になり、金融機関(2)
に口座を開設すると共に、ID番号を取得しておく。次
に、売主(4)と買主(5)はその会員規約に基づき、
仲介者(1)のホームページに自分の希望価格や条件等
を入力する。または、このホームページへの入力に代え
て電話連絡でもよい。仲介者(1)は、売主(4)と買
主(5)と交渉し、条件が合致したときに、契約が成立
した旨とその契約番号を、売主(4)と買主(5)の双
方に通知する。買主(5)は、商品代金を金融機関
(2)のエスクロウ口座に出金し、金融機関(2)より
暗証番号を受領する。
【0010】次に、買主(5)は、売主(4)から引き
渡された商品が条件に適合していることを確認して、売
主(4)に商品代金を金融機関(2)のエスクロウ口座
から引き落とすための暗証番号を通知する。もし、買主
(5)が、条件に適合した商品でないと判断したとき
は、売主(4)にクレームを申し出て、その暗証番号は
教えない。売主(4)は、そのクレームに対処し、条件
に沿うように手配する。一方、暗証番号を知っている買
主(5)も、エスクロウ口座にある商品代金を自分の口
座へ送金しようとしても、金融機関(2)のコンピュー
タにより売主(4)の口座以外へ送金できないように設
定されているため、買主(5)も商品代金を引き出すこ
とができないようになっている。エスクロウ口座にある
商品代金は、買主(5)が契約番号と相手先を入力した
時点で、売主(4)の口座にしか送金できないように設
定されている。
【0011】このように、届けられた商品に何らかの問
題が発生した場合、買主(5)のみ知っている暗証番号
と、エスクロウ口座にある商品代金は、売主(4)の口
座以外へ送金できないように設定されているため、お互
いに誠意をもって対処することになる。なお、商品に不
都合があったり、数量が足らなかった場合など、買主
(5)は暗証番号を通知することを条件に、売主(4)
から商品代金の一部を返却してもらう等の条項を含んだ
別の契約を交わすこともできる。
【0012】従って、本発明は商品代金を一時的にエス
クロウ口座に供託することで、買主(5)が商品代金を
売主(4)に送金しても、商品が買主(5)に引き渡さ
れないという問題や、売主(4)が商品を引き渡したに
かかわらず、商品代金が支払われないといった問題は発
生せず、商品取引を安全に遂行することができる。
【0013】仲介者(1)は、売主(4)或いは買主
(5)から取引しようとする商品に関する価格等の情報
を入手し、この商品に関する相場情報や、売値・買値等
の各種情報を、インターネットのホームページに提供す
る。なお、売主(4)或いは買主(5)から、仲介者
(1)へのアクセスは、その商品マーケットに適合した
ものを用い、電話であったり、インターネットであった
り、その商品マーケットに応じて或いは時代時代で変化
していくものである。
【0014】次に、仲介者(1)は、商品に関して売主
(4)と買主(5)の交渉を、電話又はインターネット
を通じて行い、その形態は、その商品マーケットに適合
したものを用いる。この商品について契約が成立したと
きに、契約番号を付与し、この契約番号を売主(4)と
買主(5)の双方に通知する。このとき成立した契約
は、このマーケットの会員になるにあたって、ID番号
の取得と共に承諾した会員規約に起因するもので、商品
の特性やデリバリーの方法も決まっている。一方、仲介
者(1)は、金融機関(2)に対して、契約番号、売主
(4)、買主(5)及び商品の金額等をインターネット
を通じて登録する。
【0015】売主(4)は、仲介者(1)から通知され
た契約番号を用いて、金融機関(2)にインターネット
で接続し、この金融機関(2)におけるエスクロウ口座
に買主(5)からの商品代金が入金しているか否かを確
認する。商品代金が入金していることを確認できたら、
買主(5)に商品を引き渡す手配をする。買主(5)は
商品を受け取った後、売主(4)に暗証番号を通知す
る。買主(5)は、金融機関(2)にインターネットで
接続し、暗証番号を入力することにより、この金融機関
(2)のエスクロウ口座から売主(4)の口座へ、商品
代金を引き出すことができる。もし、商品代金がエスク
ロウ口座に入金されない場合、その入金が確認されるま
で売主(4)は商品のデリバリー手配を留保する。
【0016】このように、商品が買主(5)に引き渡さ
れる前に、買主(5)から商品代金が既に金融機関
(2)に入金されているので、売主(4)が商品を買主
(5)に引き渡しても、商品代金が売主(4)に送金さ
れないという問題は発生せず、商品等の取引を安全に履
行することができる。
【0017】金融機関(2)は、契約番号と暗証番号に
基づいて、売主(4)の口座のみに商品代金を出金す
る。従って、売主(4)と関係ない第三者が何らかの手
段で契約番号を入手しても、この商品代金は、買主
(5)から通知された暗証番号も入力しないと、売主
(4)の口座に入金できないようになっている。従っ
て、本発明の商品等の取引とその決済方法では、商品の
引き渡しを確実に行うことができると共に、その商品等
の取引の代金を安全に決済することができる。
【0018】更に、金融機関(2)における買主(5)
の口座から商品代金をエスクロウ口座に入金するとき
に、金融機関(2)が契約番号をデータベースにて照合
し一致すれば、その契約番号に対して暗証番号を交付す
ると共に、データベース内の情報により、売主(4)が
暗証番号を用いれば売主(4)の口座にのみに商品代金
の送金を指示する方法を採用することができる。このよ
うに、暗証番号を用いて、商品等の取引の代金を売主
(4)に対して安全に決済することができる。
【0019】売主(4)及び買主(5)は、仲介者
(1)にインターネットで接続し、商品の売値及び買
値、商品に関する相場情報を入手することができる。ま
た、売主(4)及び買主(5)は、仲介者(1)が用意
した情報入力用定型フォームで商品の売値及び買値を入
力したり、価格や条件を訂正することができる。仲介者
(1)のサーバ(3a)は、これらの情報に基づき自動
で、インターネットのホームページで提供している情報
をリアルタイムで更新していく。場合によっては、売主
(4)又は買主(5)は、インターネットを使わずに電
話又はファックスによって、仲介者(1)に連絡し、仲
介者(1)がホームページを更新していくことも可能で
ある。
【0020】売主(4)及び買主(5)が仲介者(1)
が商品の売値、買値及び条件等を入力した後、仲介者
(1)はその条件が合致したものを契約成立していく。
また、条件が近いものは仲介者(1)が取り持って成約
まで導いたり、業態に応じてはオークション形式を採用
するとも可能である。仲介者(1)は、その商品の業態
に応じた手法を考え、それを会員規約に規定する。
【0021】売買契約が成立したときに、金融機関
(2)及び仲介者(1)が、仲介手数料をコンピュータ
システムにより、自動的に振り替える従って、この仲介
手数料の収入は、本発明の商品等の取引とその決済方法
を金融機関(2)又は仲介者(1)がそれぞれの事業を
運営するための運営費用として充当することができる。
【0022】仲介者(1)は、商品に応じて複数存在す
ることもある。それぞれの仲介者(1)は金融機関
(2)と提携することにより、売主(4)及び買主
(5)は商品に応じて複数の金融口座を開設することな
く様々な商品を扱うことができる。
【0023】金融機関(2)は、前記コンピュータシス
テム動作を初期設定することにより、その後のこのコン
ピュータシステムに対する種々の入力は仲介者(1)、
売主(4)及び買主(5)がそれぞれ行ない、金融機関
(2)においては何ら人件費がかからずに商品等の代金
の授受を完了させることができる。また、金融機関
(2)は、全くリスクが発生しない状態において商品等
の代金の決済を行う得るようになっている。
【0024】更に、本発明によれば、インターネットを
使用したコンピュータシステムによる商品等の取引とそ
の決済方法であって、売主(4)が、仲介者(1)が提
供するホームページにインターネットを通じて、販売し
たい商品及び売値を入力する段階と、買主(5)が、前
記ホームページにインターネットを通じて、購入したい
商品とその買値を入力する段階と、仲介者(1)が、前
記売主(4)と買主(5)との間で、商品等の売買契約
を成立させ、その契約番号を売主(4)と買主(5)の
双方に通知する段階と、仲介者(1)が、金融機関
(2)に対して、前記契約番号及びその契約に係る売主
(4)と買主(5)及び、その支払いに発生する金額を
インターネットにて登録する段階と、買主(5)が、イ
ンターネットを通じて、金融機関(2)における買主
(5)の口座から、金融機関(2)におけるエスクロウ
口座に、前記契約番号を添付して送金する段階と、金融
機関(2)が、買主(5)に対して暗証番号を発行する
段階と、売主(4)が、金融機関(2)にインターネッ
トで接続し、前記契約番号を入力し、前記エスクロウ口
座に買主(5)から送金されていることを確認した上
で、商品等を買主(5)に引き渡す段階と、買主(5)
が、引き渡された商品等が条件に適合しているか否かを
確認し、適合するものであれば売主(4)に前記暗証番
号を通知する段階と、売主(4)が、金融機関(2)に
インターネットで接続し、買主(5)から通知された暗
証番号を入力し、前記エスクロウ口座から金融機関
(2)における売主(4)の口座に送金する段階と、か
ら成ること、を特徴とするコンピュータシステムによる
商品等の取引とその決済方法が提供される。
【0025】また、本発明の方法は、インターネットを
使用したコンピュータシステムによる商品等の取引とそ
の決済方法であって、仲介者(1)と信販会社が提携す
る段階と、売主(4)が、仲介者(1)が提供するホー
ムページにインターネットを通じて、販売したい商品及
び売値を入力する段階と、買主(5)が、前記ホームペ
ージにインターネットを通じて、購入したい商品とその
買値を入力する段階と、仲介者(1)が、前記売主
(4)と買主(5)との間で、商品等の売買契約を成立
させ、その契約番号を売主(4)と買主(5)の双方に
通知する段階と、仲介者(1)が、信販会社に対して、
前記契約番号及びその契約に係る売主(4)及び買主
(5)の信販会社のカード番号及び、その支払いに発生
する金額をインターネットにて登録する段階と、買主
(5)が、インターネットを通じて、信販会社における
エスクロウ口座に、前記契約番号を添付して送金する段
階と、信販会社が、買主(5)に対して暗証番号を発行
する段階と、売主(4)が、信販会社にインターネット
で接続し、前記契約番号を入力し、前記エスクロウ口座
に買主(5)から送金されていることを確認した上で、
商品等を買主(5)に引き渡す段階と、買主(5)が、
引き渡された商品等が条件に適合しているか否かを確認
し、適合するものであれば売主(4)に前記暗証番号を
通知する段階と、売主(4)が、信販会社にインターネ
ットで接続し、買主(5)から通知された暗証番号を入
力し、前記エスクロウ口座から売主(4)の信販会社の
口座に送金する段階と、信販会社が、買主(5)に対し
翌決済日に上記商品等の代金を請求する段階と、から成
るものである。
【0026】個人間ベースの取引においては、信販会社
のカード番号を用いて、売主(4)及び買主(5)を認
識する。本発明のインターネット仮想マーケットでは、
仲介者(1)が提携している信販会社のカードを所有し
ていれば参加することができる。しかも、買主(5)は
商品の取引において信販会社に先に支払いをしてもら
い、翌決済日に信販会社が買主(5)に請求することに
より、カード感覚にて購入できる。このカード決済はデ
ビットカードにても適用でる。
【0027】このように、個人間ベースのインターネッ
トを通じての商品等の取引であっても、金融機関(2)
又は信販会社におけるエスクロウ口座を利用することに
より、商品の引き渡しを確実に行うと共に、その商品等
の取引の代金を安全に決済することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は本発明のコンピュ
ータシステムによる商品等の取引とその決済方法の第一
の発明の実施の形態を示す基本的なブロック図である。
本発明の商品等の取引とその決済方法は、仲介者1と銀
行等の金融機関2が中心になり、この仲介者1における
サーバ3aでインターネットに接続された端末を通じ
て、商品を販売したい売主4と、商品を購入したいと考
えている買主5とが、その商品の売買を容易に行い、か
つその商品代金を安全に決済するシステムである。仲介
者1は、インターネットに接続されたサーバ3aによ
り、商品売買の情報を保持し、商品等の取引の仲介、決
済のための情報を送るものである。また、金融機関2
は、そのサーバ3bにおいて仲介者1のサーバ3aによ
り決済に必要な情報を入手し、商品の売買に伴う商品代
金の決済を安全に行うものである。
【0029】各サーバ3a,3bは、インターネット常
時接続回線を経由してインターネットに接続してある。
このインターネットに、会社や家庭内等の室内において
はデスクトップ型パソコン、WebTV等の室内用の端
末6を接続してある。また、屋外においてはラップトッ
プ型パソコン、モバイル端末機等の携帯情報端末6を接
続してある。このサーバ3aの情報はファックス7でも
入手することができるようになっている。
【0030】特に、仲介者1のサーバ3aは、インター
ネットを通じて端末6に対し、注文番号や契約番号を発
行する役割がある。金融機関2のサーバ3bにおいて
は、仲介者1のサーバ3aより送られた決済に必要な情
報をもとに正しい商品代金の支払いが行われているかを
管理したり、商品代金の送金先の指定を行ったりする役
割がある。
【0031】図2は本発明のコンピュータシステムによ
る商品等の取引とその決済方法の第二の発明の実施の形
態を示す基本的なブロック図である。第一の発明の実施
の形態では、買主5のみが、仲介者1のサーバ3a又は
金融機関2のサーバ3bでインターネットに接続された
端末6を通じて、商品を販売したい売主4のホームペー
ジを検索できるようになっている。しかし、第二の発明
の実施の形態では、商品を販売したい売主4もインター
ネットに接続された端末6を利用できるようになってい
る。なお、図示例では便宜上インターネットを挟んで左
側に売主4を、右側に買主5を示しているが、このよう
な配置に限定されない。
【0032】このように、売主4から仲介者1へインタ
ーネットを介在してアクセスすることができれば、売主
4と買主5の間の情報の交換や販売条件の交渉の仲介を
ホームページ上又は電子メール等により行うことが可能
になる。また、売主4は仲介者1にインターネットで接
続し、商品の売値、商品に関する相場情報を、仲介者1
のホームページの入力により行うことも可能になる。例
えば、売主4は、仲介者1が用意した情報入力用定型フ
ォームで商品に関する情報の更新が簡単にできるので、
登録した商品情報等を仲介者1のサーバ3aが自動で、
「売値」等の商品情報を再編集できるため、最新の商品
情報にリアルタイムで更新することができる。
【0033】図3は本発明のコンピュータシステムによ
る商品等の取引とその決済方法の第三の発明の実施の形
態を示す基本的なブロック図である。前記第一と第二の
発明の実施の形態では、1の金融機関2に対して1の仲
介者1を組み合わせた実施の形態について説明してあ
る。しかし、本発明ではこのような組合せに限定される
ことはない。第三の発明の実施の形態は、図3に示すよ
うに、1の金融機関2に対して2以上の仲介者1を組み
合わせたものである。このように、取り扱う商品の種類
に応じて、仲介者1の数は増加することができる。そこ
で、売主4は所望の仲介者1を選択して、インターネッ
ト仮想マーケットを構築することができる。
【0034】図4は本発明の実施の形態におけるサーバ
の構成を示すブロック図である。例えば、仲介者1にお
けるサーバ3aを形成する制御手段8は、CPU、記憶
手段等から成り、各構成の制御、データの転送、種々の
演算、データの一時的な格納を行うものである。入力制
御手段9は、インターネットを介在して、上述した各端
末6を通じて売主4や買主5からの商品内容、売値や買
値等の商品情報について入力されるデータを制御するも
のである。出力制御手段10は、売主4又は買主5が検
索する各端末6に出力する商品情報についてのデータを
制御するものである。記憶手段11には、売主4や買主
5の情報やその他の商品情報が格納、記憶される。メイ
ンプログラム12は、制御手段8において用いられるも
のであり、各端末6のモニター等の表示部に案内画面を
表示させるものである。
【0035】各端末6は、サーバ3aと接続されて通信
を行ない、いずれも商品を販売する売主4の端末6とし
ても、商品を購入する買主5の端末6としても機能す
る。各端末6がサーバ3aに接続されると、制御手段8
は、この接続をメインプログラム12に従って各端末6
に向けて制御する。なお、金融機関2におけるサーバ3
bも上述した構成と略同様である。
【0036】図5は本発明の商品等の取引とその決済方
法の動作を説明するための動作図である。先ず、仲介者
1は、各商品における取引形態に合わせた、本発明にお
けるインターネット仮想マーケットのルールとなる会員
規約を作成する。この仲介者1が募った売主4と買主5
は、この会員規約を遵守することを承認し、その会員と
なる。併せて、会員となった売主4と買主5は、金融機
関2に対してそれぞれ口座を開設する。この時点で、仲
介者1は売主4と買主5に対して会員としてのID番号
を付与する。
【0037】商品を販売する売主4は、会員規約に従っ
て、仲介者1に対して、商品についての自分の希望価
格、引き渡し場所、引き渡しの方法等の条件をインター
ネットを通じて連絡する(矢印1)。そこで、仲介者1
は、売主4からの商品の売値等の情報を入手し、更に、
この商品に関する相場情報等の各種情報を、仲介者1の
ホームページ(HP)に提供する(矢印2)。
【0038】なお、売主4は、自己の通信端末6を使用
して仲介者1のサーバ3aに直接アクセスし、自己の商
品に関する上記のような各種情報の登録を行うことがで
きる。
【0039】一方、商品を購入したいと考えている買主
5は、端末6を使用して仲介者1のサーバ3aにアクセ
スし、仲介者1が提供するホームページの商品等に関す
る相場情報等の各種情報を検索し、このホームページの
中から自己の求めている商品が販売のリストに登録され
ているかどうかを調査する。購入したい商品が仲介者1
のサーバ3aに登録されている場合には、商品の買主5
は、会員規約に従って、自己の端末6を使用して、この
ホームページに、希望の買値と条件等を入力することに
よりその商品の売買交渉を行う(矢印3)。
【0040】なお、買主5と売主4との商品等の買値と
条件等を交渉する方法としては、インターネットのホー
ムページを使用したオークション形式を採用することが
できる。
【0041】サーバ3aを管理している仲介者1は、一
般的には、売主4と買主5の間の情報の交換や販売条件
の交渉の仲介を通常の電話やファックスによって行う
(矢印4)。この交渉の結果、売買契約が成立すると
(矢印5)、この条件が仲介者1のサーバ3aに登録さ
れ、商品の代金の支払いの段階に入る。あるいは、売主
4がインターネットを通じて示す条件に買主5が完全に
合意したり、逆に買主5がインターネットを通じて示す
条件に売主4が販売の合意がある場合、仲介者1の指定
した定型フォームにインターネットを通じて成約する場
合もある。
【0042】この売買契約が成立した際には、会員規約
に示された規約に従い売主4と買主5は規定の契約書を
締結すると共に、商品の輸送手段や引渡し日時等の条件
を確認する。本発明の商品等の取引とその決済方法で
は、この売主4と買主5との売買契約が成立しても、直
ぐに売主4と買主5の間で金銭の授受と商品の引き渡し
の段階へ進まず、次に示すように安全な取引段階を経る
ようになっている。
【0043】売買契約が成立すると、先ず、仲介者1
は、会員規約に基づいてインターネット又はその他の連
絡手段で商品等の売買契約の成立及びその契約番号を、
買主5と売主4の双方に通知する(矢印6)。このこと
により、買主5と売主4の両者は端末6等でこの通知内
容を確認することができる。このとき、買主5は売主4
へ正式な商品購入の依頼(発注)をする(矢印7)と共
に、商品の引き渡しの詳細な条件等を連絡する。
【0044】次に、仲介者1は、金融機関2に対して、
契約番号及びその契約に係る売主4及び買主5の特定、
その支払いに発生する金額をインターネットにて登録す
る(矢印8)。買主5は、商品代金の支払について、イ
ンターネットを通じて、金融機関2における買主5の口
座から、この金融機関2におけるエスクロウ口座に、契
約番号を添付して送金する(矢印9、9’)。このエス
クロウ口座(escrow)とは、口座の名義がなく、
一時的に預金をプールしておくことができ、一定の条件
が充足したときのみに、その払い戻し等ができるように
なっている口座をいう。
【0045】金融機関2は、契約番号に従いデータベー
ス内の情報を根拠にその金額及びその受取先、即ち、売
主4が正しいか否かを確認し、それが正しいときは買主
5に対して暗証番号を発行する(矢印10)。一方、売
主4は、金融機関2にインターネットで接続し、契約番
号を入力し、エスクロウ口座に買主5から送金されてい
ることを確認した上で(矢印11)、商品等を買主5に
引き渡す(矢印12の出荷)。
【0046】次に、買主5は、売主4から引き渡された
商品が条件に適合していることを確認して(矢印1
3)、売主4に商品代金を金融機関2のエスクロウ口座
から引き落とすための暗証番号を通知する。売主4は、
金融機関2にインターネットで接続し、その暗証番号を
入力し、この金融機関2のエスクロウ口座から売主4の
口座への入金を手配指示する(矢印13)。これで本発
明の商品等の取引の作業が終了する。
【0047】もし、買主5が条件に適合した商品でない
と判断したときは、売主4にクレームを申し出て、その
暗証番号は教えないようになっている。売主4は、その
クレームに対処し、条件に沿うように手配する。一方、
暗証番号を知っている買主5も、エスクロウ口座にある
商品代金を自分の口座へ送金しようとしても、金融機関
2のコンピュータにより売主4の口座以外へ送金できな
いように設定されているため、買主5も商品代金を引き
出すことができない。エスクロウ口座にある商品代金
は、買主5が契約番号と相手先を入力した時点で、売主
4の口座にしか送金できないように設定されている。
【0048】このように、届けられた商品に何らかの問
題が発生した場合、買主5のみ知っている暗証番号と、
エスクロウ口座にある商品代金は、売主4の口座以外へ
送金できないように設定されているため、お互いに誠意
をもって対処することになる。なお、商品に不都合があ
ったり、数量が足らなかった場合など、買主5は暗証番
号を通知することを条件に、売主4から商品代金の一部
を返却してもらう等の条項を含んだ別の契約を交わすこ
ともできる。
【0049】従って、本発明は商品代金を一時的にエス
クロウ口座に供託することで、買主5が商品代金を売主
4に送金しても、商品が買主5に引き渡されないという
問題や、売主4が商品を引き渡したにかかわらず、商品
代金が支払われないといった問題は発生せず、商品取引
を安全に遂行することができる。
【0050】上記説明は、商品の販売とこの商品代金の
決済の方法について説明したが、本発明の商品等の取引
とその決済方法を運用するためにはサーバ3aを運営す
る仲介者1、販売に伴う金銭の決済を行う金融機関2に
それぞれの仲介手数料等を支払う必要がある。商品等の
取引が成立したときに、金融機関2及び仲介者1に対し
て、売主4と買主5からの口座から所定の利率で仲介手
数料をコンピュータシステムを使用して自動的に振り替
えることができる(矢印14)。
【0051】商品の種類によっては、仲介者1は、売買
契約が成立した商品を売主4から買主5へ搬送するよう
に物流会社へ、その指示を出すこともできる。この指示
に従って物流会社は売主4から商品を引き取り、商品の
買主5が指示した日時にその配達を行う。
【0052】個人間ベースのインターネットを通じての
商品等の取引においても、上述した本発明の金融機関2
あるいは信販会社におけるエスクロウ口座を使って、商
品の引き渡しを確実に行うと共に、その商品等の取引の
代金を安全に決済することができる。
【0053】なお、本発明は上述した実施形態のような
商品に関する取引方法とその決済方法のみに限定される
ものではなく、商品の代わりに建設会社等の工事一式の
請負費用や各種の設計や研究の手数料等に関する取引方
法とその決済方法についても、インターネットを介在し
て依頼人(買主5)と請負人(売主4)の受注契約作業
を安全にかつ円滑に行うことも可能であり、そのため本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】上述したように、本発明のコンピュータ
システムによる商品等の取引とその決済方法は、インタ
ーネットを介在して、売主と買主からの商品内容、売値
と買値等の商品情報について各端末を通じて買主と売主
が検索し、売主と買主との交渉を進めながら、商品等の
取引を円滑に行うことができる。
【0055】次に、この商品等の取引に伴う費用の決済
を金融機関を介在して行うことにより、商品が買主に引
き渡される前に、買主から商品代金が金融機関に入金さ
れ、かつ暗証番号を用いて安全に決済するので、売主が
商品を買主に引き渡しても、商品代金が売主に送金され
ないという問題は発生しない。そこで、本発明は企業間
ベースの高額な商品等の取引であっても安全に履行する
ことができる。
【0056】更に、本発明は、インターネットを用い
て、商品に関する情報システム及び金融システムを統合
し、効率のよい商品等の取引を行うことができる、等の
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータシステムによる商品等の
取引とその決済方法の第一の発明の実施の形態を示す基
本的なブロック図である。
【図2】本発明のコンピュータシステムによる商品等の
取引とその決済方法の第二の発明の実施の形態を示す基
本的なブロック図である。
【図3】本発明のコンピュータシステムによる商品等の
取引とその決済方法の第三の発明の実施の形態を示す基
本的なブロック図である。
【図4】コンピュータシステムによる商品等の取引とそ
の決済方法の発明の実施の形態におけるサーバの構成を
示すブロック図である。
【図5】コンピュータシステムによる商品等の取引とそ
の決済方法の動作を説明するための動作流れ図である。
【符号の説明】
1 仲介者 2 金融機関 3a サーバ(仲介者側) 3b サーバ(金融機関側) 4 売主 5 買主 6 コンピュータシステムの端末 7 ファックス 8 制御手段 9 入力制御手段 10 出力制御手段 11 記憶手段 12 メインプログラム
フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 CC01 CD04 EA01 5B049 AA05 BB11 BB46 CC05 CC10 CC36 DD01 EE00 FF03 GG02 GG04 GG07 5B055 BB16 CA00 CB01 CB09 EE02 EE27 HA00 HC00 JJ05 9A001 BB04 BB06 CC02 DZ15 JJ01 JJ14 JJ25 JJ67 KK57 KK58 LL03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットを使用したコンピュータ
    システムによる商品等の取引とその決済方法であって、 仲介者(1)が、金融機関(2)と共に、インターネッ
    ト仮想マーケットを提供し、売主(4)と買主(5)
    を、当該インターネット仮想マーケットの会員として募
    り、その会員規約に承認してもらう段階と、 売主(4)が、前記会員規約に従い、前記インターネッ
    ト仮想マーケットに、商品等の売値とその条件等を入力
    する段階と、 買主(5)が、前記会員規約に従い、前記インターネッ
    ト仮想マーケットに、商品等の買値とその条件等を入力
    する段階と、 仲介者(1)が、前記会員規約に基づき、売主(4)と
    買主(5)との間で、商品等の売買契約を成立させ、そ
    の契約番号を売主(4)と買主(5)の双方に通知する
    段階と、 仲介者(1)が、金融機関(2)に対して、前記契約番
    号及びその契約に係る売主(4)と買主(5)及び、そ
    の支払いに発生する金額をインターネットにて登録する
    段階と、 買主(5)が、インターネットを通じて、金融機関
    (2)における買主(5)の口座から、金融機関(2)
    におけるエスクロウ口座に、前記契約番号を添付して送
    金する段階と、 金融機関(2)が、前記契約番号に従いデータベース内
    の情報を根拠にその金額及びその受取先(売主(4))
    が正しいか否かを確認し、それが正しいときは買主
    (5)に対して暗証番号を発行する段階と、 売主(4)が、金融機関(2)にインターネットで接続
    し、前記契約番号を入力し、前記エスクロウ口座に買主
    (5)から送金されていることを確認した上で、商品等
    を買主(5)に引き渡す段階と、 買主(5)が、引き渡された商品等が条件に適合してい
    るか否かを確認し、適合するものであれば売主(4)に
    暗証番号を通知する段階と、 売主(4)が、金融機関(2)にインターネットで接続
    し、買主(5)から通知された暗証番号を入力し、前記
    エスクロウ口座から金融機関(2)における売主(4)
    の口座に送金する段階と、から成ること、を特徴とする
    コンピュータシステムによる商品等の取引とその決済方
    法。
  2. 【請求項2】 金融機関(2)は、買主(5)が商品等
    の代金を前記エスクロウ口座に送金する段階において、
    買主(5)に暗証番号を交付すると共に、 データベース内の情報を根拠に商品等の代金は、金融機
    関(2)における売主(4)の口座にのみ送金され、他
    の如何なる口座にも送金できないようにロックされ、 前記エスクロウ口座に正しい入金があったときに、金融
    機関(2)におけるコンピュータシステムは、売主
    (4)に対して、その入金があった旨の電子メールを発
    信すること、を特徴とする請求項1のコンピュータシス
    テムによる商品等の取引とその決済方法。
  3. 【請求項3】 仲介者(1)は、前記インターネット仮
    想マーケットにおいて、公正で透明なマーケットが構築
    されるように、その時代及び種々の商品に応じて作成
    し、かつその内容が適宜更新される会員規約に従って、
    商品等の取引の契約を円滑に成立させること、を特徴と
    する請求項1又は2のコンピュータシステムによる商品
    等の取引とその決済方法。
  4. 【請求項4】 前記契約が成立したときに、金融機関
    (2)及び仲介者(1)が、仲介手数料をコンピュータ
    システムにより、自動的に振り替えること、を特徴とす
    る請求項1、2又は3のコンピュータシステムによる商
    品等の取引とその決済方法。
  5. 【請求項5】 金融機関(2)は、前記コンピュータシ
    ステム動作を初期設定することにより、その後のこのコ
    ンピュータシステムに対する種々の入力は仲介者
    (1)、売主(4)及び買主(5)がそれぞれ行ない、
    金融機関(2)においては何ら人件費がかからずに商品
    等の代金の授受を完了させること、を特徴とする請求項
    1、2、3又は4のコンピュータシステムによる商品等
    の取引とその決済方法。
  6. 【請求項6】 金融機関(2)は、全くリスクが発生し
    ない状態において商品等の代金の決済を行うこと、を特
    徴とする請求項1、2、3、4又は5のコンピュータシ
    ステムによる商品等の取引とその決済方法。
  7. 【請求項7】 インターネットを使用したコンピュータ
    システムによる商品等の取引とその決済方法であって、 売主(4)が、仲介者(1)が提供するホームページに
    インターネットを通じて、販売したい商品及び売値を入
    力する段階と、 買主(5)が、前記ホームページにインターネットを通
    じて、購入したい商品とその買値を入力する段階と、 仲介者(1)が、前記売主(4)と買主(5)との間
    で、商品等の売買契約を成立させ、その契約番号を売主
    (4)と買主(5)の双方に通知する段階と、 仲介者(1)が、金融機関(2)に対して、前記契約番
    号及びその契約に係る売主(4)と買主(5)及び、そ
    の支払いに発生する金額をインターネットにて登録する
    段階と、 買主(5)が、インターネットを通じて、金融機関
    (2)における買主(5)の口座から、金融機関(2)
    におけるエスクロウ口座に、前記契約番号を添付して送
    金する段階と、 金融機関(2)が、買主(5)に対して暗証番号を発行
    する段階と、 売主(4)が、金融機関(2)にインターネットで接続
    し、前記契約番号を入力し、前記エスクロウ口座に買主
    (5)から送金されていることを確認した上で、商品等
    を買主(5)に引き渡す段階と、 買主(5)が、引き渡された商品等が条件に適合してい
    るか否かを確認し、適合するものであれば売主(4)に
    前記暗証番号を通知する段階と、 売主(4)が、金融機関(2)にインターネットで接続
    し、買主(5)から通知された暗証番号を入力し、前記
    エスクロウ口座から金融機関(2)における売主(4)
    の口座に送金する段階と、から成ること、を特徴とする
    コンピュータシステムによる商品等の取引とその決済方
    法。
  8. 【請求項8】 インターネットを使用したコンピュータ
    システムによる商品等の取引とその決済方法であって、 仲介者(1)と信販会社が提携する段階と、 売主(4)が、仲介者(1)が提供するホームページに
    インターネットを通じて、販売したい商品及び売値を入
    力する段階と、 買主(5)が、前記ホームページにインターネットを通
    じて、購入したい商品とその買値を入力する段階と、 仲介者(1)が、前記売主(4)と買主(5)との間
    で、商品等の売買契約を成立させ、その契約番号を売主
    (4)と買主(5)の双方に通知する段階と、 仲介者(1)が、信販会社に対して、前記契約番号及び
    その契約に係る売主(4)及び買主(5)の信販会社の
    カード番号及び、その支払いに発生する金額をインター
    ネットにて登録する段階と、 買主(5)が、インターネットを通じて、信販会社にお
    けるエスクロウ口座に、前記契約番号を添付して送金す
    る段階と、 信販会社が、買主(5)に対して暗証番号を発行する段
    階と、 売主(4)が、信販会社にインターネットで接続し、前
    記契約番号を入力し、前記エスクロウ口座に買主(5)
    から送金されていることを確認した上で、商品等を買主
    (5)に引き渡す段階と、 買主(5)が、引き渡された商品等が条件に適合してい
    るか否かを確認し、適合するものであれば売主(4)に
    前記暗証番号を通知する段階と、 売主(4)が、信販会社にインターネットで接続し、買
    主(5)から通知された暗証番号を入力し、前記エスク
    ロウ口座から売主(4)の信販会社の口座に送金する段
    階と、 信販会社が、買主(5)に対し翌決済日に上記商品等の
    代金を請求する段階と、から成ること、を特徴とするコ
    ンピュータシステムによる商品等の取引とその決済方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297283A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ltd 決済システム
JP2006011993A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Univ Kanagawa 電子商取引の決済仲介システム及び方法
JP2006039857A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Toshiba Corp 為替業務運用方法および運用システム
JP2007079645A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> オンライン販売システムとその方法とそれらに用いる端末及びそれらのプログラムとその記憶媒体
JP2010044474A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Hitachi Ltd 物流決済仲介システム、物流決済仲介方法、物流決済仲介プログラム、および前記物流決済仲介システムと共同する通信端末

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