JP2018207586A - グロメット及びワイヤーハーネス - Google Patents

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【課題】グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にも、水密性を確保した状態で極力適正に取り付けできるグロメット等を提供する。【解決手段】グロメット5は、車体パネル1の電線貫通孔2の内周面に密着し、電線Wが内部を貫通するグロメット本体10と、グロメット本体10の外周面に設けられ、電線貫通孔2の内周面に密着するリブと、グロメット本体10の内周面側に配置され、グロメット本体10より剛性の高いインナー部材20と、インナー部材20に設けられ、インナー部材20の外形寸法を可変できる寸法可変手段25Aである一対の板バネ部26とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、電線が貫通する車体パネルの電線貫通孔を塞ぐグロメット、及び、グロメットを有するワイヤーハーネスに関する。
従来より種々のグロメットが提案されている(例えば特許文献1)。かかるグロメットの一従来例として図11〜図14に示すものがある。図11〜図14において、パネル本体1aとカバー1bからなる車体パネル1には、電線貫通孔2が形成されている。この電線貫通孔2に電線Wが貫通されている。この電線Wの外周にグロメット100が装着されている。
グロメット100は、電線貫通孔2内に配置され、電線貫通孔2の内周面に密着するグロメット本体101とグロメット本体101の内周に配置されるインナー部材102とを有する。インナー部材102の内部で、電線Wが貫通している空間には、充填材103が充填されている。充填材103がインナー部材102の内周面と電線Wの外周面に密着している。
グロメット100は、車体パネル1の一方側の被水領域3(図13に示す)と他方側の防水領域4(図13に示す)に亘って電線Wを配策するための電線貫通孔2を防水している。
グロメット100は、電線貫通孔2が適正寸法に対しノミナル又は若干大きく(公差内)形成されている場合には、図14(a)に示す無負荷状態のリブ101aが、図14(b)に示すように圧縮変形し、水密構造となる。そして、グロメット本体101からカバー1bに作用する反発力が所定範囲内に収まるため、図15に示すように、カバー1bが浮き上がることがない。
特開2001−69645号公報 特開2001−69646号公報
しかしながら、前記従来のグロメット100では、図16(a)に示すように、電線貫通孔2が縦方向の適正寸法より小さく形成されている場合、または、図16(b)に示すように、電線貫通孔2が横方向の適正寸法より小さく形成されている場合、カバー1bに過大な外力を加えて電線貫通孔2を閉じることになる。すると、図14(c)に示すように、グロメット本体101のリブ101aが過剰に圧縮変形され、グロメット本体101からカバー1bに作用する反発力が過大になり、カバー1bが浮き上がることがあった。
また、電線貫通孔2が適正寸法に対し公差以上に大きく形成されている場合には、リブ101aが圧縮変形されずに電線貫通孔2の内面に接している状態となり、水密構造とはならない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にも、水密性を確保した状態で極力適正に取り付けできるグロメット、及び、グロメットを有するワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
本発明は、車体パネルの電線貫通孔の内周面に密着し、電線が内部を貫通するグロメット本体と、前記グロメット本体の外周面に設けられ、前記電線貫通孔の内周面に密着するリブと、前記グロメット本体の内周面側に配置され、前記グロメット本体より剛性の高いインナー部材と、前記インナー部材に設けられ、前記インナー部材の外形寸法を可変できる寸法可変手段とを備えたことを特徴とするグロメットである。
本発明によれば、寸法可変手段でインナー部材の外形寸法を可変できるため、リブで水密構造を達成できる範囲が広がる。従って、グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にも、水密性を確保した状態でグロメットを電線貫通孔に極力適正に取り付けできる。
本発明の第1実施形態を示し、グロメットの設置状態の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、グロメットの設置状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、グロメットの上面側を見た斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、グロメットの下面側を見た斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、グロメットの断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、インナー部材の正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)はリブの無負荷状態の要部断面図、(b)はリブの圧縮変形状態の断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、インナー部材の正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)はインナー部材の横方向の寸法を最も小さくした状態を示す図8のA部拡大図、(b)はインナー部材の横方向の寸法を最も広げた状態を示す図8のA部拡大図である。 本発明の第3実施形態を示し、インナー部材の正面図である。 従来例を示し、グロメットの設置状態の分解斜視図である。 従来例を示し、グロメットの設置状態の斜視図である。 従来例を示し、グロメットの断面図である。 従来例を示し、(a)はグロメット本体のリブ箇所の要部断面図、(b)は車体パネルの電線貫通孔がノミナル又は若干大きい場合における、リブ部の変形状態を示す断面図、(c)は車体パネルの電線貫通孔が小さい場合における、リブ部の変形状態を示す断面図である。 従来例を示し、車体パネルの電線挿通孔がノミナル又は大きい場合における、グロメットの設置状態を示す概略図である。 従来例を示し、(a)は車体パネルの電線挿通孔が適正な縦寸法より小さい場合に、グロメットを設置した状態を示す概略図、(b)は車体パネルの電線挿通孔が適正な横寸法より小さい場合に、グロメットを設置した状態を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図7は本発明の第1実施形態を示す。図1及び図2において、車体パネル1には、台形状の電線貫通孔2が形成されている。電線貫通孔2は、パネル本体1aの溝の上面開口側をカバー1bが塞ぐことによって形成されている。この台形状の電線貫通孔2に、ワイヤーハーネスの電線(電線集合体)Wが貫通されている。ワイヤーハーネスの電線Wは、電線貫通孔2を貫通することによって車体パネル1の一方側の被水領域3(図5に示す)と他方側の防水領域4(図5に示す)に亘って配策される。被水領域3は、例えば車室外(エンジンルーム等)であり、防水領域4は、例えば車室内である。
ワイヤーハーネスは、電線Wの外周に装着されたグロメット5を有する。このグロメット5によって、車体パネル1の電線貫通孔2が塞がれている。以下、グロメット5の構成を詳しく説明する。
グロメット5は、車体パネル1の電線貫通孔2の内周面に密着するグロメット本体10と、グロメット本体10の内周に配置されるインナー部材20とを備えている。
グロメット本体10は、弾性材(例えばゴム材)より形成されている。グロメット本体10は、電線貫通孔2内に配置された外装フレーム11と、外装フレーム11の内部に配置された筒部12と、外装フレーム11と筒部12の間を連結して遮蔽する遮蔽壁13とを備えている。外装フレーム11は、電線貫通孔2とほぼ同じ寸法の外形輪郭を有する。外装フレーム11の両端側には、フランジ部11aが設けられている。両端側のフランジ部11aがパネル本体1aとカバー1bに挟み付けられている。これにより、グロメット5は、電線貫通孔2内に固定されている。
外装フレーム11の外周面には、3条のリブ14(図4に示す)が設けられている。3条のリブ14は、電線貫通孔2の貫通方向に等間隔に配置されている。外装フレーム11の外面では、圧縮変形された各リブ14が電線貫通孔2の内周面に密着している。これにより、外装フレーム11の外周面と電線貫通孔2の内周面の間からの水等の浸入が防止されている。
外装フレーム11の上面側には、2つのクリップ孔16が形成されている。
筒部12は、その内周面の軸方向の等間隔位置にリブ12a(図5に示す)が設けられている。各リブ12aは、筒部12の周方向に沿って全周に亘って配置されている。筒部12の内周面では、圧縮変形された各リブ12aが電線Wの外周面に密着している。これにより、筒部12の内周面と電線Wの外周面の間からの水等の浸入が防止されている。
筒部12は、その一方端が遮蔽壁13に支持されている。筒部12の他方端(他方端)は、外装フレーム11より被水領域3側に突出している。筒部12は、片持ちで支持されている。
遮蔽壁13は、外装フレーム11と筒部12の間より水等が通らないように遮蔽している。
インナー部材20は、グロメット本体10より剛性の高い材料(例えば合成樹脂材)より形成されている。インナー部材20は、グロメット本体10の形態を保持、つまり、グロメット本体10が外力によって内周面側に変形するのを規制する。
インナー部材20は、外装フレーム11の内周面のほぼ全域に亘って密着するインナーフレーム部21と、遮蔽壁13の内周面に沿って配置されるプレート部22(図6に示す)とを有する。
インナーフレーム部21は、グロメット本体10の外装フレーム11より一回り小さい寸法に形成されている。インナーフレーム部21は、上面枠21aと、上面枠21aの左右端に連結された左右の側面枠21bと、左右の側面枠21bの下端にそれぞれ連結され、互いに隙間dを介して配置された左右の下面枠21cとを有する。上面枠21aには、2つのクリップ部21dが設けられている。各クリップ部21dは、グロメット本体10のクリップ孔16に嵌合されている。この嵌合によって、インナー部材20は、グロメット本体10に強固に固定されている。
プレート部22には、筒部貫通孔23が形成されている。筒部貫通孔23をグロメット本体10の筒部12が貫通している。
インナー部材20には、インナー部材20の外形寸法を可変できる寸法可変手段25Aが設けられている。寸法可変手段25Aは、図6のa,b矢印方向に撓み変形可能な一対の板バネ部26によって形成されている。一対の板バネ部26は、プレート部22からスリット27によって分離された左右の側面枠21bと下面枠21cによって形成されている。インナー部材20は、一対の板バネ部26が撓み変形していない状態(図6の状態)で縦方向Hの寸法が最も大きい。インナー部材20は、一対の板バネ部26が図6のa矢印方向に撓み変形することにより縦方向Hの寸法が小さくなる。インナー部材20は、撓み変形した一対の板バネ部26が図6のb矢印方向に撓み復帰変形することにより、縦方向Hの寸法が大きくなる。
このように、寸法可変手段25Aは、一対の板バネ部26が撓み変形することにより、インナー部材20の縦方向Hの寸法を調整可能に形成されている。
次に、グロメット5の取付け作業を説明する。パネル本体1aよりカバー1bを除去した電線貫通孔2内に、電線Wが装着されたグロメット5を配置する。次に、カバー1bをパネル本体1a上に被せる。
ここで、電線貫通孔2が適正な縦寸法に対しノミナル又は若干大きく(公差内)形成されている場合には、図7(a)に示す無負荷状態のリブ14が、図7(b)に示すように圧縮変形し、水密構造となる。そして、グロメット本体10からカバー1bに作用する反発力は、リブ14の適正量の圧縮変形によるものであり、所定範囲内に収まるため、カバー1bが浮き上がることがない(図15参照)。
ここで、電線貫通孔2が所定の縦寸法より小さく形成されていると、カバー1bをパネル本体1a上に単に載置した状態では、図16(a)に示すように、パネル本体1aよりカバー1bが大きく浮く。このカバー1bをパネル本体1a側に押し付けると、インナー部材20の一対の板バネ部26が図6のa矢印方向に撓み変形する。この一対の板バネ部26の撓み変形によってインナー部材20の縦方向Hの寸法が小さくなると共に、図7(a)に示す無負荷状態のリブ14が、図7(b)に示すように圧縮変形し、水密構造となる。そして、グロメット本体10からカバー1bに作用する反発力は、一対の板バネ部26の撓み変形とリブ14の適正量の圧縮変形によるものであり、所定範囲内に収まるため、カバー1bが浮き上がることがない。
このように寸法可変手段25Aでインナー部材20の外形寸法を可変できるため、グロメット5の寸法を予め大きく設定しておけば、電線貫通孔2が適正な縦寸法に対し公差以上に大きく形成されている場合にも、リブ14が圧縮変形し、水密構造となる。
以上説明したように、グロメット5は、車体パネル1の電線貫通孔2の内周面に密着し、内部を電線Wが貫通するグロメット本体10と、グロメット本体10の内周に配置され、グロメット本体10より剛性が高いインナー部材20と、インナー部材20に設けられ、インナー部材20の縦方向の外形寸法を可変できる寸法可変手段25Aとを備えている。
従って、寸法可変手段25Aでインナー部材20の縦方向Hの寸法を可変できるため、リブ14で水密構造を達成できる範囲が広がる。従って、グロメット5の寸法に対し電線貫通孔2が大きい場合のみならず小さい場合にも、水密性を確保した状態でグロメット5を電線貫通孔2に極力適正に取り付けできる。このように、グロメット5の寸法に対し電線貫通孔2が大きい場合のみならず小さい場合にもグロメット5を極力適正に取り付けできるため、取付作業性が向上する。
寸法可変手段25Aである一対の板バネ部26は、プレート部22からスリット27によって分離された左右の側面枠21bと下面枠21cによって形成されている。
従って、スリット27を設ける等の簡単な設計変更によって、電線貫通孔2が所定の寸法より小さい場合に対応できるグロメット5を提供できる。
より詳細には、寸法可変手段25Aは、互いに隙間dを開けて切り離して形成された一対の板バネ部26より形成されている。そして、一対の板バネ部26は、図6のa矢印方向の撓み変形により、互いの隙間dを狭める方向に変形する。従って、一対の板バネ部26の横方向Sの幅寸法も調整可能である。これにより、電線貫通孔2が所定の縦寸法より小さく、且つ、横寸法も小さく形成されている場合にも対応可能である。
(第2実施形態)
図8及び図9は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態のグロメットは、前記第1実施形態にものと比較するに、インナー部材20の構成が相違する。
つまり、インナー部材20は、図8に示すように、左右(横方向S)2つのインナー分割体31,32に分割されている。左右2つのインナー分割体31,32には、寸法可変手段25Bが設けられている。
寸法可変手段25Bは、互いのインナー分割体31,32を合体し、且つ、ロック位置が調整可能な上下2箇所のロック部33である。各ロック部33は、一方のインナー分割体31に設けられた嵌合爪部33aと、他方のインナー分割体32に設けられ、嵌合爪部33aが嵌合する嵌合溝部33bとから形成されている。左右のインナー分割体31,32の合体位置をロック部33で調整可能に形成されている。
ロック部33は、図9(a)の位置が最も嵌合深さが深く、インナー部材20の横方向Sの寸法が最も小さい位置となる。ロック部33は、図9(b)の位置が最も嵌合深さが浅く、インナー部材20の横方向Sの寸法が最も大きく位置となる。
電線貫通孔の構成及びグロメット本体の構成は、前記第1実施形態のものと同一である。又、インナー部材20については、前記第1実施形態のものに同一、類似する構成箇所には、図面に同一符号を付して説明を省略する。
電線貫通孔にグロメットを載置し、カバーをパネル本体上に単に載置した状態では、図15に示すように、パネル本体よりカバーがわずかに浮く状態となるように、ロック部33のロック位置を調整する。そして、カバーをパネル本体側に押し付けると、図7(a)に示す無負荷状態のリブが、図7(b)に示すように圧縮変形し、水密構造となる。グロメット本体からカバーに作用する反発力は、リブの適正量の圧縮変形によるものであり、所定範囲内に収まるため、カバーが浮き上がることがない。
この第2実施形態のグロメットにおいても、寸法可変手段25Bでインナー部材20の外形寸法を可変できるため、リブで水密構造を達成できる範囲が広がる。従って、グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にも、水密性を確保した状態でグロメットを電線貫通孔に極力適正に取り付けできる。このように、グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にもグロメットを極力適正に取り付けできるため、取付作業性が向上する。
(第3実施形態)
図10は本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態のグロメットは、前記第1実施形態にものと比較するに、インナー部材20の構成が相違する。
つまり、インナー部材20は、図10に示すように、第1実施形態と第2実施形態のものを合体した構成を有する。インナー部材20は、左右2つのインナー分割体31,32である。そして、寸法可変手段25Cは、左右2つのインナー分割体31,32に設けられた一対の板バネ部26と、分割されたインナー分割体31,32を合体し、且つ、合体する位置(ロック位置)を可変可能なロック部33とを有している。
詳細には、寸法可変手段25Cは、グロメット本体の内周面に密着するインナーフレーム部21に形成され、撓み変形可能な一対の板バネ部26であり、撓み変形によってインナー部材20の縦方向Hの寸法を調整可能に形成されていると共に、インナー部材20が2つのインナー分割体31,32に分割され、且つ、2つのインナー分割体31,32を合体するロック部33のロック位置が可変可能に形成されることでインナー部材20の横方向Sの寸法を調整可能に形成されている。
この第3実施形態のグロメットにおいても、寸法可変手段25Cでインナー部材20の外形寸法を可変できるため、リブで水密構造を達成できる範囲が広がる。従って、グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にも、水密性を確保した状態でグロメットを電線貫通孔に極力適正に取り付けできる。このように、グロメットの寸法に対し電線貫通孔が大きい場合のみならず小さい場合にもグロメットを極力適正に取り付けできるため、取付作業性が向上する。
(変形例)
寸法可変手段25A,25B,25Cの構成は、インナー部材20の外形寸法を可変できるものであれば良く、第1〜第3実施形態の構成に限定されるものではない。
1 車体パネル
2 電線貫通孔
5 グロメット
10 グロメット本体
14 リブ
20 インナー部材
21 インナーフレーム部
25A〜25C 寸法可変手段
26 板バネ部(寸法可変手段)
31,32 インナー分割体(寸法可変手段)
33 ロック部(寸法可変手段)
W 電線

Claims (5)

  1. 車体パネルの電線貫通孔の内周面に密着し、電線が内部を貫通するグロメット本体と、
    前記グロメット本体の外周面に設けられ、前記電線貫通孔の内周面に密着するリブと、
    前記グロメット本体の内周面側に配置され、前記グロメット本体より剛性の高いインナー部材と、
    前記インナー部材に設けられ、前記インナー部材の外形寸法を可変できる寸法可変手段とを備えたことを特徴とするグロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記寸法可変手段は、前記グロメット本体の内周面に密着するインナーフレーム部に形成され、撓み変形可能な一対の板バネ部であり、撓み変形によって前記インナー部材の縦方向の寸法を調整可能に形成されたことを特徴とするグロメット。
  3. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記寸法可変手段は、前記インナー部材が2つのインナー分割体に分割され、且つ、2つの前記インナー分割体を合体するロック部のロック位置が可変可能に形成されることで前記インナー部材の横方向の寸法を調整可能に形成されたことを特徴とするグロメット。
  4. 請求項1記載のグロメットであって、
    前記寸法可変手段は、前記グロメット本体の内周面に密着するインナーフレーム部に形成され、撓み変形可能な一対の板バネ部であり、撓み変形によって前記インナー部材の縦方向の寸法を調整可能に形成されていると共に、前記インナー部材が2つのインナー分割体に分割され、且つ、2つの前記インナー分割体を合体するロック部のロック位置が可変可能に形成されることで前記インナー部材の横方向の寸法を調整可能に形成されたことを特徴とするグロメット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のグロメットを備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
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