JP2018204513A - ロッカアーム - Google Patents

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Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
大樹 宮沢
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【課題】カムの回転時にロッカアームが脱落するのを防止する。【解決手段】ロッカアーム10は、一端部に、バルブのステム端部81に当接する当接部15を有するとともに、他端部に、支持部材の頂部63に支持されてその頂部63を摺動する摺動部16を有するアーム本体12を備え、他端部から一端部に向けてカム50の回転力を受ける。アーム本体12の一端部には、ステム端部81に対して他端部側から対向し、カム50の回転時に摺動部16の摺動領域20が頂部63から離間するときに、ステム端部81に当接する脱落規制部24が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、ロッカアームに関する。
従来より、内燃機関の動弁装置においてカムとバルブとの間に設置され、カムの回転に伴って揺動して、バルブの開閉動作を行わしめるロッカアームが知られている。特許文献1に開示のロッカアームは、一端部から他端部にかけて延出するアーム本体と、アーム本体の中間部に開口形成された収容空間に回転可能に収容されるローラとを備えている。アーム本体は、一端部に、バルブのステム端部に当接するバルブ当接部を有し、他端部に、ラッシュアジャスタ(支持部材)の頂部に摺動可能に支持される支持当接部を有している。ローラは、カムと接触しており、ロッカアームは、ローラを介してカム側から押圧されつつラッシュアジャスタの頂部とバルブのステム端部とにまたがって配置される。バルブ当接部は、受け壁と一対の側壁とで断面門型をなし、内側に、ステム端部が挿入される組付空間を有している。
特開2016−125348号公報
ところで、仮に、ロッカアームに対してその他端部から一端部に向けてカムの回転力が作用すると(特許文献1の図5においてカムの回転方向が反時計周りに設定されている場合)、カムの回転時に、支持当接部がラッシュアジャスタの頂部から浮き上がるようにして離間し、それとともにバルブ当接部がステム端部から一端部外方へとずれ落ち、ロッカアームの支持機能が喪失されるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、カムの回転時にロッカアームが脱落するのを防止することを目的とする。
本発明のロッカアームは、一端部に、バルブのステム端部に当接する当接部を有するとともに、他端部に、支持部材の頂部に支持されて前記頂部を摺動する摺動部を有するアーム本体を備え、前記一端部と前記他端部との間にカムと接触する部分を有し、前記他端部から前記一端部に向けて前記カムの回転力を受けるロッカアームであって、前記アーム本体の前記一端部には、前記ステム端部に対して前記他端部側から対向し、前記カムの回転時に前記摺動部の摺動領域が前記頂部から離間するときに、前記ステム端部に当接する脱落規制部が設けられているところに特徴を有する。
ロッカアームが他端部から一端部に向けてカムの回転力を受けると、アーム本体の他端部の摺動部が支持部材の頂部から離間し、ロッカアームが一端部外方へ脱落する懸念があるものの、本発明によれば、カムの回転時に摺動部の摺動領域が頂部から離間するときに、アーム本体の一端部に設けられた脱落規制部がステム端部に当接するため、ロッカアームが一端部外方へ脱落するのを防止することができる。また、摺動部が頂部を摺動する通常使用時には、脱落規制部がステム端部に当接しない状態に保たれるため、ロッカアームの揺動動作が実質的に妨げられることはない。
実施例1において、内燃機関の動弁装置に設置されたロッカアームが適正に揺動する状態を示す断面図である。 内燃機関の動弁装置に設置されたロッカアームが不正な揺動姿勢をとり、脱落規制部がステム端部に当接した状態を示す断面図である。 アーム本体の一端部の底面図である。 アーム本体の側面図である。 実施例2におけるロッカアームが適正に揺動する状態を示す断面図である。 実施例2におけるロッカアームのアーム本体の展開図である。 実施例3におけるロッカアームが適正に揺動し、脱落規制部がステム端部から離れて位置する状態を示す拡大断面図である。 実施例3におけるロッカアームが不正な揺動姿勢をとり、脱落規制部がステム端部に当接した状態を示す拡大断面図である。 実施例4におけるロッカアームが適正に揺動し、脱落規制部がステム端部から離れて位置する状態を示す拡大断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記脱落規制部は、前記カムの回転に伴って前記摺動部の摺動領域が前記離間する状態から前記頂部と摺動可能な状態へと戻るように、前記摺動部との位置関係が設定されているとよい。これによれば、カムの回転に伴って摺動部の摺動領域が頂部と摺動可能な状態へと自動的に復帰することができるため、ロッカアームを組み付け直す必要がない。
前記アーム本体の前記一端部は、前記当接部に交差して連なり、前記ステム端部の両側を覆う一対の側壁部を有し、前記脱落規制部は、前記一対の側壁部のうちの少なくとも一方に押し込み形成されているとよい。一対の側壁部は、アーム本体の一端部がステム端部から両側に脱落するのを防止するべく設けられる既存構造であるが、上記形態によれば、脱落規制部が新設されても、ロッカアームの慣性質量が既存のものから増加しないため、ロッカアームの揺動動作の応答性が低下するのを防止することができる。
前記アーム本体の前記一端部には、前記当接部に交差して連なり、前記ステム端部の両側を覆う一対の側壁部を有し、前記脱落規制部は、前記当接部のうちの前記一対の側壁部が連なる部位間に設けられた突片部分を前記一対の側壁部と同じ側に折り曲げて形成されているとよい。これによれば、当接部から突出する部分の形態や折り曲げ態様を調整することができ、脱落規制部の成形の自由度を高めることができる。また、一対の側壁部間に、脱落規制部を保護状態に置くことができる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図4に基づいて説明する。実施例1のロッカアーム10は、内燃機関の動弁装置に設けられる。
図1に示すように、動弁装置は、シリンダヘッド90を備え、シリンダヘッド90には、通気路91(吸気ポート又は排気ポート)と、通気路91に連通するステム孔92とが設けられている。ステム孔92は、上下方向に延出してシリンダヘッド90の上面に開口する形態とされ、内部に円管状のステムガイド93が装着されている。ステムガイド93には、上下方向に延出する棒状のバルブステム80が挿入される。バルブステム80は、円管状のステムガイド93に摺動可能とされ、シリンダヘッド90の上方に突出する先端部(上端部)に、ステム端部81を有している。ステム端部81は、例えば、バルブステム80の棒状の本体部分に被冠される円筒状のキャップで構成される。
バルブステム80の外周側には、バルブスプリング70が設けられている。バルブステム80は、バルブスプリング70の付勢力によって閉弁方向(図1の上方)に付勢されている。バルブステム80の下端部には、円盤状のバルブ本体82が設けられている。バルブ本体82及びバルブステム80によってバルブが構成される。バルブステム80が相対的に上方にあるときには、バルブ本体82が閉弁位置にあって通気路91を閉弁し、バルブステム80が相対的に下方にあるときには、バルブ本体82が開弁位置にあって通気路91を開弁するようになっている。
また、シリンダヘッド90の上面には、ステム孔92から離間した位置に、有底の取付孔94が開口して設けられている。取付孔94には、ロッカアーム10を支持する支持部材としてのラッシュアジャスタ60が嵌合挿入される。取付孔94は、シリンダヘッド90の内部を通る給油路96に連通している。
ラッシュアジャスタ60は、筒状のボディ61と、ボディ61内に挿入される筒状のプランジャ62とを備えている。プランジャ62の上端部は、ボディ61の上端開口から上方に突出しており、半球面状に丸まる形態の頂部63を有している。頂部63の中心部には、図示しない通油孔が設けられている。かかるラッシュアジャスタ60は、給油路96を流通する作動油の油圧に基づいて、プランジャ62がボディ61に対して上下方向に往復摺動することにより、ロッカアーム10の支持高さを自動調整する機能を有している。
また、シリンダヘッド90の上方には、略卵形のカム50が配設されている。カム50は、カムシャフト51に設けられている。
ロッカアーム10は、カム50に従動するものであり、カム50に接触するローラ11と、ローラ11を収容するアーム本体12とを有している。アーム本体12は、一端部(図1の右側端部)から他端部(図1の左側端部)にかけて図1の左右方向に延出するものであり、一端部と他端部との間にローラ11を収容するローラ収容空間13を有している。
実施例1の場合、アーム本体12は、金属製の板材を所定形状に打ち抜いた後、曲げ加工して成形され、左右方向で相対向して配置される一対の側壁部14(図3を参照)と、一端部において両側壁部14の上端間に架設される当接部15と、他端部において両側壁部14の上端間に架設される摺動部16とを有している。上記ローラ収容空間13は、当接部15、摺動部16及び両側壁部14によって区画され、平面視略矩形に開口している。
ローラ11は、カムシャフト51と平行な軸部17に回転可能に支持されている。軸部17は、その両端部がローラ収容空間13を区画する両側壁部14に貫通装着されている。ローラ11の上部は、両側壁部14の上端から上方に突出しており、その周面にカム50が接触している。ここで、カム50は、図1の反時計周り方向に回転し、ローラ11は、回転するカム50からアーム本体12を一端部側へ変位させる方向(図1の矢印X方向)への回転力(圧力)を受ける。
図4に示すように、摺動部16は、両側壁部14につながる平板状の板部18と、板部18の中央部にて上方に半球面状に膨出する形態の膨出部19とを有している。膨出部19は、下方を向く内側の凹状球面に、ラッシュアジャスタ60のプランジャ62の頂部63が摺動する摺動領域20を有している。
当接部15は、下方に緩く湾曲するパッド状をなし、下方を向く内側の湾曲面が、ステム端部81の上面に押し当てられる。本実施例1の場合、図1に示すように、当接部15がステム端部81に当接する高さ位置は、摺動部16がラッシュアジャスタ60の頂部63に支持される高さ位置よりも下方に設定されている。このため、アーム本体12は、一端側へ向けて下傾して配置される。
アーム本体12の一端部は、当接部15と一対の側壁部14とで断面門型をなし、その内側空間22に、ステム端部81が進入して配置される。このとき、図3に示すように、両側壁部14が、ステム端部81を左右両側(図3の左右方向)から覆うように配置される。アーム本体12の一端部が左右両側のいずれかに傾いたときに、両側壁部14の少なくとも一方がステム端部81と当接し、ロッカアーム10がステム端部81から側方に脱落するのが防止されるようになっている。
アーム本体12の一端部には、ステム端部81に他端部側(ローラ収容空間13側であって、図1及び図3の左側)から対向する脱落規制部24が設けられている。図3に示すように、脱落規制部24は、両側壁部14のローラ収容空間13寄りの部位を外側からプレスすることで内側空間22側へ向けて断面略U字形に膨出する形態とされ、アーム本体12の長さ方向の同一位置に左右両側で対をなして形成されている。この対をなす脱落規制部24間の離間寸法は、ステム端部81の直径よりも小さくされ、両脱落規制部24は、ステム端部81に他端側から当接可能となっている。また、両脱落規制部24は、図4に示すように、上下方向にリブ状に延出して下端が両側壁部14の下端に臨むように形成されている。
さらに、アーム本体12の一端部には、ステム端部81に一端部側(アーム本体12の先端側であって、図1及び図3の右側)から対向する第2の脱落規制部25が設けられている。図3に示すように、第2の脱落規制部25は、両側壁部14の先端部を外側からプレスすることで内側空間22へ向けて断面略L字状に膨出する形態とされ、アーム本体12の長さ方向の同一位置に左右両側で対をなして形成されている。この対をなす第2の脱落規制部25間の離間距離は、ステム端部81の直径よりも小さくされ、両第2の脱落規制部25は、ステム端部81に一端側から当接可能となっている。また、両第2の脱落規制部25は、図4に示すように、上下方向にリブ状に延出して下端が両側壁部14の下端に臨み且つ先端が両側壁部14の先端に臨むように形成されている。
両第2の脱落規制部25と両脱落規制部24とは、図3に示すように、アーム本体12の長さ方向に関して、ステム端部81を挟んで対向して配置される。また、両第2の脱落規制部25と両脱落規制部24とは、図4に示すように、いずれも両側壁部14の下部のみに設けられ、当接部15から離間している。
次に、実施例1の作用効果を説明する。
組み付けに際し、ロッカアーム10は、一端部がバルブステム80のステム端部81に載せられ、他端部がラッシュアジャスタ60のプランジャ62の頂部63に載せられる。また、アーム本体12の一端部と他端部と間に位置するローラ11にカム50が接触する状態になる。
このとき、アーム本体12の一端部では、当接部15がステム端部81の上面に当接し、アーム本体12の他端部では、摺動部16の膨出部19内に頂部63が適合して嵌り込む。図1に示すように、頂部63が膨出部19内に適合して摺動領域20に摺動可能な状態では、脱落規制部24がステム端部81の他端側に離間して配置され、第2の脱落規制部25がステム端部81の一端側に離間して配置される。
組み付け後、カム50が回転すると、ローラ11が従動回転して、ロッカアーム10に、アーム本体12を一端側へと位置ずれさせる向き(図1の矢印X方向)の回転力が付与される。ここで、アーム本体12が一端側へ向けて下傾していることから、カム50の回転時に、摺動部16の膨出部19が摺動領域20から外れて、ロッカアーム10の一端部外方へと脱落する懸念がある。
しかるに実施例1の場合、図2に示すように、摺動部16の摺動領域20が頂部63から浮いて頂部63が板部18の端縁に角当たりするときに、ステム端部81が脱落規制部24と当接して、アーム本体12のそれ以上の位置ずれが規制される。したがって、ロッカアーム10が一端部外方へ脱落するのが防止される。
さらにカム50が回転すると、ロッカアーム10に作用する一端側への回転力が減衰するとともに、頂部63が摺動領域20に誘い込まれて再び膨出部19内に嵌り込む。こうして摺動部16の摺動領域20が頂部63に摺動可能な状態に戻るのに伴い、ステム端部81も脱落規制部24から離間して組み付け時の状態に戻る。したがって、実施例1の場合、ロッカアーム10が支持機能を喪失する直前の状態(図2の状態)から通常の使用状態(図1の状態)へと自動的に復帰することができる。言い換えれば、脱落規制部24と摺動部16とは、カム50の継続回転時に摺動部16の摺動領域20が頂部63から浮く状態から頂部63と摺動可能な状態へと戻ることが可能なように、相互の位置関係が設定されている。その後、カム50が継続回転し、アーム本体12が傾動を繰り返す通常の使用範囲では、脱落規制部24及び第2の脱落規制部25はステム端部81とは非接触の状態に保たれる。
なお、上記とは逆に、アーム本体12が他端部側へ位置ずれしようとすると、ステム端部81が第2の脱落規制部25と当接して、アーム本体12のそれ以上の位置ずれが規制され、ロッカアーム10が他端部外方へ脱落するのも防止される。
以上説明したように、実施例1によれば、カム50の回転時に摺動部16が頂部63と係合する一方で摺動部16の摺動領域20が頂部63から離間するときに、脱落規制部24がステム端部81に当接してアーム本体12の位置ずれを規制するため、ロッカアーム10が一端部外方へ脱落するのを防止することができる。また、摺動部16が頂部63を摺動する通常使用時には、脱落規制部24がステム端部81に当接しない状態に保たれるため、ロッカアーム10の揺動動作が実質的に妨げられることはない。
また、カム50の回転に伴って摺動部16の摺動領域20が離間する状態から頂部63と摺動可能な状態へと戻るように、脱落規制部24と摺動部16との位置関係が設定されているため、摺動部16が頂部63から浮いたときに、ロッカアーム10を組み付け直す必要がなく、カム50を継続回転させることができる。
さらに、一対の側壁部14が当接部15に交差して連なり、ステム端部81を両側から覆うように配置され、脱落規制部24が一対の側壁部14に内側空間22へ向けて押し込み形成されているため、脱落規制部24が新設されても、ロッカアーム10の慣性質量が既存のものから実質的に増加することがなく、ロッカアーム10の揺動動作の応答性が低下するのを防止することができる。
<実施例2>
図5及び図6は、本発明の実施例2を示す。実施例2のロッカアーム10Aは、脱落規制部24Aの形態が実施例1とは異なるが、その他は実施例1と同様である。なお、実施例2において、実施例1と同一又は相当する構造には同一符号又は同符号にAを付し、重複する説明を省略する。
脱落規制部24Aは、アーム本体12Aの一端部において内側空間22とローラ収容空間13との間に配置されている。具体的には、脱落規制部24Aは、当接部15の他端側の端縁から突出する略矩形板状の突片部分27(図6を参照)を下側(側壁部14が位置する側)へ略直角に折り曲げて形成される。脱落規制部24Aの下端は、両側壁部14の下端よりも上方に位置し、脱落規制部24Aは、全体が両側壁部14間に収まるように配置される。また、脱落規制部24Aは、アーム本体12Aを曲げ加工する前の図6の展開形状において、ローラ収容空間13側に突出する突片部分27として構成される。このため、材料取りに無駄がなく、コストの上昇が抑えられるようになっている。さらに、この脱落規制部24Aは、慣性質量の増加を回避するべく、板厚方向のプレス加工によって当接部15よりも薄肉に形成されている。なお、実施例1と同様、第2の脱落規制部25が両側壁部14に押し込み形成されている。
脱落規制部24Aは、ロッカアーム10Aが一端部外方へ脱落するのを防止する実施例1と同様の役割を有するのに加え、当接部15からの突出寸法及び突出形状を任意に調整することができるため、成形の自由度が高められる。また、脱落規制部24Aは、一対の側壁部14間に保護状態に置かれるため、外部異物との干渉を回避することが可能となる。
<実施例3>
図7及び図8は、本発明の実施例3を示す。実施例3のロッカアーム10Bは、実施例2と同様、脱落規制部24Bがアーム本体12Bの一端部において突片部分を下向きに折り曲げて形成されている。実施例2の脱落規制部24Bは、当接部15に対して概ね直角に屈曲していたが、この脱落規制部24Bは、当接部15に対して内側空間22側にせり出すように鋭角に傾斜する形態になっている。
実施例3の場合、摺動部16の摺動領域20が頂部63から浮き上がり、図8に示すように、アーム本体12Bの一端側への傾斜角度がきつくなったときに、脱落規制部24Bがステム端部81に上下方向に沿って当接することができるため、アーム本体12Bの位置ずれを信頼性良く規制することが可能となる。
<実施例4>
図9は、本発明の実施例4を示す。このロックアーム10Cも、実施例2と同様、脱落規制部24Cがアーム本体12Cの一端部において突片部分を下向きに折り曲げて形成されている。この脱落規制部24Cは、内側空間22側に湾曲する形態の曲面部29を有し、ステム端部81に他端部側から曲面部29が当接可能となっている。このため、実施例4によれば、脱落規制部24Cがステム端部81に当接する際の衝撃力を緩和することが可能となる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1〜4においては、支持部材として、ラッシュアジャスタに代えて、バルブクリアランスの自動調整機能を有しないピボットを用いてもよい。この場合、ピボットの半球面状の上端部に頂部が形成される。
(2)実施例1〜4においては、第2の脱落規制部を省略することも可能である。
(3)実施例1〜4においては、アーム本体が水平又は他端部側に下傾して配置されるものであってもよい。
(4)実施例1では、脱落規制部は、両側壁部のうちのいずれか一方のみに設けられるものであってもよい。
10、10A、10B、10C…ロッカアーム
12、12A、12B、12C…アーム本体
14…側壁部
15…当接部
16…摺動部
20…摺動領域
24、24A、24B、24C…脱落規制部
25…第2の脱落規制部
27…突片部分
50…カム
60…ラッシュアジャスタ(支持部材)
63…頂部
81…ステム端部

Claims (4)

  1. 一端部に、バルブのステム端部に当接する当接部を有するとともに、他端部に、支持部材の頂部に支持されて前記頂部を摺動する摺動部を有するアーム本体を備え、前記一端部と前記他端部との間にカムと接触する部分を有し、前記他端部から前記一端部に向けて前記カムの回転力を受けるロッカアームであって、
    前記アーム本体の前記一端部には、前記ステム端部に対して前記他端部側から対向し、前記カムの回転時に前記摺動部の摺動領域が前記頂部から離間するときに、前記ステム端部に当接する脱落規制部が設けられていることを特徴とするロッカアーム。
  2. 前記脱落規制部は、前記カムの回転に伴って前記摺動部の摺動領域が前記離間する状態から前記頂部と摺動可能な状態へと戻るように、前記摺動部との位置関係が設定されている請求項1記載のロッカアーム。
  3. 前記アーム本体の前記一端部は、前記当接部に交差して連なり、前記ステム端部の両側を覆う一対の側壁部を有し、前記脱落規制部は、前記一対の側壁部のうちの少なくとも一方に押し込み形成されている請求項1又は2記載のロッカアーム。
  4. 前記アーム本体の前記一端部には、前記当接部に交差して連なり、前記ステム端部の両側を覆う一対の側壁部を有し、前記脱落規制部は、前記当接部のうちの前記一対の側壁部が連なる部位間に設けられた突片部分を前記一対の側壁部と同じ側に折り曲げて形成されている請求項1又は2記載のロッカアーム。
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