JP2018204025A - 安定化されたポリアミド組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも効率的に熱に対し安定化され、且つより費用がかからないポリアミド組成物の提供。【解決手段】熱可塑性ポリアミドと、少なくとも1つのアミン官能基と少なくとも2つの脂肪族ヒドロキシル官能基とを含む化合物、好ましくはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチルアミノ−1,2−プロパンジオール、ジエタノールアミン、ビス(2−ヒドロキシプロピル)アミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、アミノプロピルジエタノールアミン、及び/又はそれらの塩を含む群から選択される化合物とを含むポリアミド樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、少なくとも1つのアミン官能基と少なくとも2つの脂肪族ヒドロキシル官能基とを含む化合物を使用することによって熱、光および/または悪天候に対して安定化されるポリアミドに関する。安定化化合物をポリアミドに添加して安定化されたポリアミド組成物を形成してもよい。
ポリアミドは、成形品および/または射出成形品などの様々な物品の製造のために広範囲に使用される合成ポリマーである。ポリアミドは、例えば紫外線、熱および/または悪天候などの外的要素または条件に晒されるときに分解され得る。また、分解は、その製造および/またはその形成の間に使用される熱によって引き起こされ得る。この不安定性は、分解、機械的性質の損失、および色の変化によって示される。これらの問題は、或る特定数の用途、例えば、特に、かなりの熱に特に晒される自動車産業においての部品については重要になり得る。
熱に対してポリアミドの安定性を改良するために、それらを特定の安定剤と組み合わせることは公知の方法である。多くの添加剤がこの目的のために販売されている。例えば、多くの場合において利用され、良い安定化性質を提供する、ヨウ化銅を特にヨウ化カリウムと組み合わせて使用することは公知である。また、より複雑な添加剤、例えばヒンダードフェノール系酸化防止剤化合物、HALSタイプの少なくとも1つのヒンダードアミン単位を有する安定剤、またはリン含有安定剤を使用することも公知の方法である。
しかしながら、熱に対する安定化の観点からさらにより効率的であり、且つより費用がかからないポリアミド組成物を得る必要がある。
本出願人は、少なくとも1つのアミン官能基および少なくとも2つの脂肪族ヒドロキシル官能基を含有する化合物を使用することによって、熱、光および/または悪天候への長い曝露後に機械的性質が非常によく維持され得る新規なポリアミド組成物を開発した。このような化合物は、ポリアミドに添加されるとき、カルボン酸タイプの末端基との反応によるかまたは鎖内のアミドとの反応によるかいずれかで、化学的に共有結合する場合があり、および/またはポリアミド鎖を有するポリアミド母材中に希薄化されて見出される場合がある。得られた組成物は特に、機械的性質とレオロジー性質との十分な妥協点および特に増加した溶融流動性を有する。
また、本発明は、少なくとも、
− 熱可塑性ポリアミド樹脂と、
− 式:(R)NH−R−(OH) (I)
[式中、
− nが2以上であり、特にnが3もしくは4であり、またはRがアルコール官能基を有する場合、nが1以上であり、特にRがアルコール官能基を有し且つnが1、2もしくは3であり、
− Rが、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む置換または非置換脂肪族、脂環式またはアリールアルキル炭化水素系基であり、
− Rが水素原子であっても、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む置換または非置換脂肪族炭化水素系基であってもよい]によって表わされる式(I)の化合物とを混合することによって得られた組成物に関する。
本発明の目的のために、用語「アルキルアリール」は、OH基が脂肪族炭素原子によって保持されることを意味する。
基Rが少なくとも1つのアルコール官能基を有する場合、nは1に等しくてもよい。
特定の実施形態によると、組成物はまた、少なくとも1つの充填剤、特に以下に規定されたような特に補強充填剤、特に以下に規定されたような少なくとも1つの難燃剤、および/または特に以下に規定されたような少なくとも1つの添加剤を含み、これらの化合物は場合により、説明に示される内容において存在している。
特に、式(I)において−OHによって示されるアルコール官能基は、脂肪族炭素によって保持される。したがって、式(I)の化合物は、フェノールタイプの化合物ではない。
特に、式(I)の化合物のアミン官能基は第一アミン官能基であり、すなわちそれは、R=Hであり且つ式(I)の化合物が(HO)−R−NHである場合に相当する。
得られた組成物は、ポリアミド母材中で希薄化された、式(I)の化合物の共有結合した残基を含むポリアミド鎖、式(I)の化合物の残基と結合していないポリアミドの鎖および式(I)の遊離化合物を特に含んでもよい。
ポリアミドに共有結合した式(I)の化合物のモル比は有利には10%〜100%およびより有利には30%〜70%である。結合した多価アルコール化合物のモル比は特に、結合した多価アルコール化合物のモル数の、多価アルコール化合物の全モル数に対する比によって計算される。
特に、共有結合は、式(I)の化合物を組成物から「洗浄すること」につながる現象を低減、制限またはさらに防ぐことを可能にする場合がある。これは、冷却回路内の部品など、高温液体と接触している部品の場合、特に有用であることがある。
また、本発明は、熱、光および/または悪天候に対するポリアミドのための安定剤としての式(I)の化合物の使用に関する。特に、これは、熱、光および/または悪天候によってもたらされた老化に対する安定効果作用である。また、式(I)の化合物は、特に渦巻試験に対して、組成物を流動化するための薬剤として、特に、溶融組成物を流動化するための薬剤として使用されてもよい。
nは有利には2〜20、特に3〜7である。最も具体的には、式(I)の化合物はアミノトリオールまたはアミノテトラオールである。
Rは有利には、2〜20個の炭素原子、より有利には4〜10個の炭素原子を含む。
脂環式基Rは、特にシクロヘキサンであってもよい。
基Rは、例えば、様々な基、例えばアミン官能基、チオール官能基またはハロゲン、例えばCl、F、BrまたはIで置換されてもよい。
Rは有利には、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む直鎖または分岐炭化水素系脂肪鎖に相当する。また、本発明による式(I)の化合物は、第一、第二および/または第三アミンなどの他のアミン官能基を含んでもよい。
有利には、式(I)の化合物の脂肪族ヒドロキシル官能基は阻害されず、すなわち、例えば、脂肪族ヒドロキシル官能基に対してアルファの炭素原子は好ましくは、分岐アルキルなどの嵩高い置換基で置換されていない。
式(I)の化合物は有利には、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(RN CAS:77−86−1)、3−アミノ−1,2−プロパンジオール(RN CAS:616−30−8)、2−アミノ−1,3−プロパンジオール(RN CAS:534−03−2)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール(RN CAS:115−69−5)、3−メチルアミノ−1,2−プロパンジオール(RN CAS:40137−22−2)、ジエタノールアミン(RN CAS:111−42−2)、ビス(2−ヒドロキシプロピル)アミン(RN CAS:110−97−4)、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、アミノプロピルジエタノールアミン(RN CAS:4985−85−7)および/またはそれらの塩を含む群から選択される。
特に挙げられてもよい塩には、塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、硫酸アンモニウム、スルホン酸アンモニウムおよびリン酸アンモニウムなどがある。
挙げられてもよい特定の例には、ジエタノールアミン塩酸塩、2−アミノ−1,3−プロパンジオール塩酸塩およびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸塩などがある。
また、式(I)の化合物は、アミン官能基と脂肪族ヒドロキシル官能基とを含むポリマー、例えば1つまたは複数のアミン官能基を含むビニルアルコールポリマー、例えば特に名称Erkol(登録商標)として公知のビニルアルコール/ビニルアミンコポリマーであってもよい。
組成物の全重量に対して式(I)の化合物0.05重量%〜20重量%、有利には0.5重量%〜10重量%、さらにより有利には1重量%〜5重量%またはさらに1.2重量%〜2.5重量%をポリアミド組成物に特に添加してもよい。
ポリアミドの全重量に対して式(I)の化合物0.05重量%〜20重量%、特に0.5重量%〜10重量%、特に1重量%〜7重量%またはさらに1.5重量%〜5重量%を特に添加してもよい。
特定の実施形態によると、式(I)の化合物は、
− 組成物の全重量に対して、1.4重量%〜5重量%および特に1.6重量%〜4重量%の範囲の含有量において、および/または
− ポリアミドの全重量に対して2重量%〜6重量%および特に2.5重量%〜5重量%の範囲の含有量において存在している。
組成物は、170℃において500時間および特に1000時間にわたって老化後の極限引張強さおよび/またはノッチなしシャルピー衝撃強さに対してその性能の改良を示す場合がある。
本発明による組成物は、
− 210℃において500時間老化後に少なくとも50%、特に少なくとも70%および特に少なくとも80%の極限引張強さの保持率、および/または
− 210℃において1000時間老化後に少なくとも50%、特に少なくとも65%および特に少なくとも80%の極限引張強さの保持率を有する場合がある。
本発明による組成物は、
− 210℃において500時間老化後に少なくとも40%、特に少なくとも60%および特に少なくとも70%のノッチなしシャルピー衝撃強さの保持率、および/または
− 210℃において1000時間老化後に少なくとも40%、特に少なくとも50%および特に少なくとも60%のノッチなしシャルピー衝撃強さの保持率を有する場合がある。
さらに、組成物は、式(I)の化合物および例えばDPEまたはジペンタエリトリトールなどのポリオールタイプの化合物を含有しない組成物に対して、少なくとも150%、特に少なくとも200%、またはさらに少なくとも250%の、渦巻試験の平均流動長の改良を示す場合がある。
特に、組成物は、DPEの等しい重量を含む組成物に対して少なくとも150%の、特に渦巻試験による平均流動長の改良を示す。
上述の、渦巻試験による極限引張強さ、ノッチなしシャルピー衝撃強さおよび平均流動長が、実施例において示された手順によって測定される。
本発明のポリアミドは、少なくとも1つの脂肪族ジカルボン酸と脂肪族または環状または脂環式またはアリール脂肪族ジアミンとの重縮合によって得られたポリアミド、例えばPA6.6、PA6.10、PA6.12、PA10.10、PA10.6、PA12.12、PA4.6、MXD6、PA92、PA102、または少なくとも1つの芳香族ジカルボン酸と脂肪族または芳香族ジアミンとの間、例えばPA9T、PA10T、PA11T、PA12T、PA13TまたはPA6T/MT、PA6T/6I、PA6T/66、PA66/6Tなどのタイプのポリテレフタルアミド、PA6I、PA6I/6Tなどのタイプのポリイソフタルアミド、PA10N、PA11N、PA12Nなどのタイプのポリナフタルアミド、Kevlarなどのポリアラミド、またはそれらのブレンドおよびそれらの(コ)ポリアミドを含む群から特に選択される。また、本発明のポリアミドは、少なくとも1つのアミノ酸またはラクタムそれ自体の重縮合によって得られたポリアミド(アミノ酸をラクタム環の加水分解開環によって生成させることができる)、例えば、PA6、PA7、PA11、PA12もしくはPA13、またはそれらのブレンドおよび(コ)ポリアミドから選択されてもよい。特に挙げられてもよいコポリアミドのタイプには、ポリアミド6/66、ポリアミド6/11、ポリアミド6/12およびポリアミド11/12などがある。
ジアミンおよび二酸がヘテロ原子を有してもよい。5−ヒドロキシイソフタル酸、5−スルホイソフタル酸またはそれらの塩、例えばリチウム、ナトリウムまたは亜鉛の塩が挙げられる。
特に半結晶性脂肪族または半芳香族ポリアミドが好ましい。
熱可塑性ポリアミド樹脂は有利には、ポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド66およびポリアミド66/6Tを含む群から選択される。
一般的には、ポリアミドは、ポリアミドの融点よりも20℃高い温度において1000s−1の剪断速度で標準ISO 11443によって測定されたときに0.5〜1200Pa.s、有利には0.5〜500Pa.sの見掛溶融粘度を有する半結晶性ポリアミドである。特に、ポリアミドモノマーの重合の前または間に、あるいは溶融押出において、鎖の長さを変えるモノマー、例えば、特に、ポリアミドのモノマーまたはポリアミドと反応することができるアミンまたはカルボン酸官能基を示す二官能性および/または一官能性化合物を添加することによって様々な分子量のポリアミドを使用してもよい。
カルボン酸は、カルボン酸およびそれらの誘導体、例えば酸無水物、酸塩化物およびエステルなどを意味すると理解される。アミンは、アミンおよびアミド結合を形成することができるそれらの誘導体を意味すると理解される。
重合の開始時、間または終了時に、脂肪族もしくは芳香族モノカルボン酸もしくはジカルボン酸の任意のタイプまたは脂肪族もしくは芳香族モノアミンもしくはジアミンアミンの任意のタイプを使用することができる。
少なくともアジピン酸およびヘキサメチレンジアミンまたはそれらの塩、例えばアジピン酸ヘキサメチレンジアミンから得られたポリアミドを特に使用してもよく、それは場合により、様々な比率の他のポリアミドモノマーを含むことができる。この目的のために、様々なモル量のテレフタル酸モノマーを含有するポリアミド66/6Tが挙げられる。
また、本発明によるポリアミドをブレンディング、特に溶融ブレンディングによって得ることができる。例えば、ポリアミドと別のポリアミド、またはポリアミドとポリアミドオリゴマー、あるいはポリアミドと鎖の長さを変えるモノマー、例えば、特に、ジアミン、ジカルボン酸、モノアミンおよび/またはモノカルボン酸をブレンドすることができる。特に、イソフタル酸、テレフタル酸または安息香酸を例えば約0.2重量%〜2重量%の含有量においてポリアミドに添加することができる。
また、本発明の組成物は、特に上記のポリアミドから誘導されたコポリアミド、またはこれらのポリアミドもしくは(コ)ポリアミドのブレンドを含むことができる。
また、ポリアミドモノマーの存在下で、重合の間、アミン官能基またはカルボン酸官能基タイプの少なくとも3つの同一の反応性官能基を含む少なくとも1つの多官能性化合物をブレンドすることによって特に得られた高メルトフローの分岐ポリアミドを使用してもよい。
また、高メルトフローのポリアミドとして、星形高分子鎖および適切な場合は直鎖高分子鎖を含む星形ポリアミドを使用してもよい。このような星形高分子鎖を含むポリマーは、例えば、国際公開第97/24388号パンフレットおよび国際公開第99/64496号パンフレットの文書に記載されている。
これらの星形ポリアミドは、ポリアミドモノマーの存在下で、重合の間、アミノ酸またはカプロラクタムなどのラクタム、アミン官能基またはカルボン酸官能基タイプの少なくとも3つの同一の反応性官能基を含む少なくとも1つの多官能性化合物をブレンドすることによって特に得られる。カルボン酸は、カルボン酸およびそれらの誘導体、例えば酸無水物、酸塩化物およびエステルなどを意味すると理解される。アミンは、アミンおよびアミド結合を形成することができるそれらの誘導体を意味すると理解される。
したがって本発明は、少なくとも1つのポリアミド、および/またはそのモノマー、および式(I)の化合物が一緒に混合される組成物を製造するための方法に関する。前記化合物は、特に例えばポリアミドのオリゴマーと接触して置くことによって既に形成されたまたは部分的に形成されたポリアミドに添加されてもよく、または代わりに合成の開始時に、すなわち、ポリアミドの形成を可能にするモノマーが主にまたは完全に存在するときに添加されてもよい。
一変形形態によると、ポリアミド、特にポリアミド粉末と式(I)の化合物との混合物は、1時間を超えてその融点より高い温度に加熱されない。
有利には、この方法において、式(I)の化合物の重量はポリアミドまたはその先駆物質の重量よりも小さく、特に、ポリアミドの重量の50%未満、最も具体的にはポリアミドの重量の30%以下、またはさらにポリアミドの重量の10%以下である。
ポリアミド組成物は一般に、組成物中に含有される様々な化合物、充填剤および/または添加剤、特に式(I)の化合物を、加熱せずにまたは溶融体中で混合することによって得られる。当該方法は、様々な化合物の性質によって、程度の差はあるが大体高温においておよび程度の差はあるが大体高剪断力において行われる。化合物を同時にまたは連続的に導入することができる。一般に押出装置を使用し、その中で材料を加熱し、次に溶融し、剪断力を加え、搬送する。特定の実施形態によると、溶融体中または溶融体中でない式(I)の化合物の予混合物を、最終組成物を調製する前に調製してもよい。例えば、マスターバッチを製造するために樹脂中の、例えばポリアミドの式(I)の化合物の予混合物を調製することができる。
また、式(I)の化合物は、特に後縮合の間に固相において添加されてもよい。
本発明による組成物は、1つまたは複数の他のポリマー、好ましくはポリアミドまたはコポリアミドを含んでもよい。
本発明による組成物は、組成物の全重量に対してポリアミド20重量%〜90重量%、有利には20重量%〜70重量%およびより有利には35重量%〜65重量%を含んでもよい。組成物は、組成物の全重量に対して25重量%〜90重量%および特に30重量%〜70重量%の範囲のポリアミド含有量を含んでもよい。
有利には、ポリアミドは、カルボキシル基を有する有機化合物と一緒に180〜250℃の温度において溶融することによって改質されたポリアミドではない。
有利には、組成物は、固体形態の材料であり、すなわちそれは溶液または分散体の形態ではない。特に、前記ポリアミドは室温において水に可溶性でも分散性でもない。
また、組成物は、少なくとも1つの強化剤または増量剤を含んでもよい。
強化剤または増量剤は、ポリアミド組成物の製造のために慣例的に使用される充填剤である。強化繊維充填剤、例えばガラス繊維、炭素繊維または有機繊維、非繊維質充填剤、例えば粒状またはラメラ充填剤および/または剥脱性または非剥脱性ナノ充填剤、例えばアルミナ、カーボンブラック、粘土、リン酸ジルコニウム、カオリン、炭酸カルシウム、銅、珪藻土、黒鉛、マイカ、シリカ、二酸化チタン、ゼオライト、タルク、ウォラストナイト、ポリマー充填剤、例えば、ジメタクリレート粒子、ガラスビーズまたはガラス粉末などが特に挙げられる。
有利には、強化用繊維、例えばガラス繊維が特に使用される。好ましくは、最も広範囲に使用される繊維は、7〜14μmの直径および5mm未満の長さを有する「細断」タイプのガラス繊維である。これらの充填剤は、繊維とポリアミド母材との間の機械的接着を確実にする表面サイズを有することができる。
本発明による組成物は、組成物の全重量に対して強化剤または増量剤5重量%〜60重量%および有利には10重量%〜40重量%を含むことができる。
上に定義されたようなポリアミドを含む本発明による組成物は、少なくとも1つの耐衝撃性改良剤、すなわち、ポリアミド組成物の衝撃強さを改良することができる化合物を含む。これらの耐衝撃性改良剤は有利には、ポリアミドと反応する官能基を含む。
本発明によって、用語「ポリアミドと反応する官能基」は、特に、共有結合性、イオン結合または水素結合相互作用またはファンデルワールス結合によってポリアミドの酸またはアミン官能基と反応するかまたは化学的に相互作用することができる基を意味する。このような反応性基は、ポリアミド母材中の耐衝撃性改良剤の十分な分散を確実にすることを可能にする。十分な分散は一般に、母材中の0.1〜2μmの平均サイズを有する耐衝撃性改良剤粒子によって得られる。
ポリアミドの不均衡ΔEG=CEG−AEG(酸末端基の濃度CEG−アミン末端基の濃度AEG)の酸またはアミン性質の関数としてポリアミドと反応する官能基を含む耐衝撃性改良剤が有利には使用される。したがって、例えば、ΔEGが「酸」である場合(CEG>AEG)、有利には、特に、共有結合性、イオン結合または水素結合相互作用またはファンデルワールス結合によってポリアミドの酸官能基と反応するかまたは化学的に相互作用することができる反応性官能基が使用される。例えば、ΔEGが「アミン」である場合(AEG>CEG)、特に、共有結合性、イオン結合または水素結合相互作用またはファンデルワールス結合によってポリアミドのアミン官能基と反応するかまたは化学的に相互作用することができる反応性官能基が好ましくは使用される。「アミン」性質のΔEGを示すポリアミドと反応する官能基を有する耐衝撃性改良剤が有利には使用される。
耐衝撃性改良剤は、例えばエチレン/アクリル酸(EAA)製品に関してポリアミドと反応する官能基をそれら自体に非常によく含むことができる。
また、例えば無水マレイン酸でグラフト化されたエチレン/プロピレン/ジエン(EPDM)について一般にグラフト化または共重合によって、ポリアミドと反応する官能基をそれに付加することができる。
本発明によって、以下のモノマーの少なくとも1つまたはそれらの混合物を含むオリゴマーまたはポリマー化合物である耐衝撃性改良剤を使用してもよく、すなわち、エチレン、プロピレン、ブテン、イソプレン、ジエン、アクリレート、ブタジエン、スチレン、オクテン、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、酢酸ビニル、ビニルエステル、例えばアクリル酸およびメタクリル酸エステルおよびグリシジルメタクリレートが挙げられる。また、本発明によるこれらの化合物は、さらに、上述のモノマー以外のモノマーを含むことができる。
エラストマーベースとして公知である場合がある耐衝撃性改良剤化合物のベースは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、エチレン/プロピレンゴム(EPR)、エチレン/プロピレン/ジエン(EPDM)ゴム、エチレンおよびブテンゴム、エチレンおよびアクリレートゴム、ブタジエンおよびスチレンゴム、ブタジエンおよびアクリレートゴム、エチレンおよびオクテンゴム、ブタジエンおよびアクリロニトリルゴム、エチレン/アクリル酸(EAA)製品、エチレン/酢酸ビニル(EVA)製品、エチレン/アクリル酸エステル(EAE)製品、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)コポリマー、スチレン/エチレン/ブタジエン/スチレン(SEBS)ブロックコポリマー、スチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)コポリマー、メタクリレート/ブタジエン/スチレン(MBS)タイプのコアー/シェルエラストマー、または上に列挙された少なくとも2つのエラストマーの混合物からなる群から選択されてもよい。
また、上に列挙された群の他にこれらの耐衝撃性改良剤は、ポリアミドと反応する官能基、例えば、特に、以下の官能基、すなわち、酸、例えばカルボン酸、塩化された酸、エステル、特に、アクリレートおよびメタクリレート、イオノマー、グリシジル基、特にエポキシ基、グリシジルエステル、無水物、特に無水マレイン酸、オキサゾリン、マレイミドまたはそれらの混合物を一般にグラフト化または共重合されて含むことができる。
エラストマー上のこのような官能基は、例えば、エラストマーの調製の間にコモノマーを使用することによって得られる。
ポリアミドと反応する官能基を含む耐衝撃性改良剤として、エチレン、アクリル酸エステルおよびグリシジルメタクリレートのターポリマー、エチレンのおよびブチルエステルアクリレートのコポリマー、エチレン、n−ブチルアクリレートおよびグリシジルメタクリレートのコポリマー、エチレンのおよび無水マレイン酸のコポリマー、無水マレイン酸でグラフト化されたエチレン/プロピレン/ジエンコポリマー、無水マレイン酸でグラフト化されたスチレン/マレイミドコポリマー、無水マレイン酸で修飾されたスチレン/エチレン/ブチレン/スチレンコポリマー、無水マレイン酸でグラフト化されたスチレン/アクリロニトリルコポリマー、無水マレイン酸でグラフト化されたアクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、およびそれらの水素化された変種が特に挙げられる。
全組成物中の耐衝撃性改良剤の重量比は、組成物の全重量に対して特に3%〜25%および有利には4%〜8%である。
本発明による組成物はまた、組成物の熱安定化に関与する他の添加剤を含んでもよく、例えば、CuIおよびKI対、ヒンダードフェノール化合物、HALSタイプの少なくとも1つのヒンダードアミン単位を有する安定剤、有機または鉱物リン系安定剤、例えば次亜リン酸ナトリウムまたはマンガン、または代わりに、2〜8つの脂肪族ヒドロキシル基を含む少なくとも1つの多価アルコールを含む化合物を含む群から選択される添加剤を含んでもよい。
一変形形態によると、それは組成物の全重量に対して0.1重量%〜1.5重量%および特に0.5重量%〜1.2重量%の範囲のCuI/KI含有量を含む。
別の変形形態によると、それはCuI/Kハロゲンタイプの安定剤の限定された含有量を含むかまたはさらに含有量ゼロである。
また、組成物は、例えば
− ヒンダードフェノール、および
− HALSタイプの少なくとも1つのヒンダードアミン単位を有するタイプの安定剤の限定された含有量を含むかまたはさらに含有量ゼロであってもよい。
用語「限定された含有量」は、組成物の全重量に対して0.5重量%以下、特に0.2重量%、特に0.1重量%またはさらに0.05重量%の含有量を意味する。
したがって挙げられてもよい多価アルコールには、ジオール、例えば1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、トリエチレングリコール、ポリ(グリコールエーテル)、トリオール、例えばグリセロール、トリメチロールプロパン、2,3−ビス(2’−ヒドロキシエチル)シクロヘキサン−1−オール、ヘキサン−1,2,6−トリオール、1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン、3−(2’−ヒドロキシエトキシ)プロパン−1,2−ジオール、3−(2’−ヒドロキシプロポキシ)プロパン−1,2−ジオール、2−(2’−ヒドロキシエトキシ)ヘキサン−1,2−ジオール、6−(2’−ヒドロキシプロポキシ)ヘキサン−1,2−ジオール、1,1,1−トリス[(2’−ヒドロキシエトキシ)メチル]エタン、1,1,1−トリス[(2’−ヒドロキシプロポキシ)メチル]プロパン、1,1,1−トリス(4’−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,1−トリス(ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3−トリス(ジヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1,4−トリス(ジヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,5−トリス(ヒドロキシフェニル)−3−メチルペンタン、ジ(トリメチロールプロパン)、トリメチロールプロパンエトキシレート、またはトリメチロールプロパンプロポキシレート、ポリオール、例えばペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール、およびトリペンタエリトリトール、および糖類、例えばシクロデキストリン、D−マンノース、グルコース、ガラクトース、スクロース、フルクトース、キシロース、アラビノース、D−マンニトール、D−ソルビトール、D−またはL−アラビトール、キシリトール、イジトール、タリトール、アリトール、アルトリトール、グリトール、エリトリトール、トレイールおよびD−グロン酸−γ−ラクトン、および同様な化合物を含む群に記載された多価アルコールがある。
また、本発明による組成物は、ポリアミド組成物の製造において通常使用される添加剤を含むことができる。したがって、潤滑剤、難燃剤、可塑剤、成核剤、紫外線防止剤、触媒、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、マット化剤、成形助剤または他の従来の添加剤が挙げられてもよい。
変形形態によると、組成物は、特に米国特許出願公開第2008/0146704号明細書に記載されているように、難燃剤、特にトリアジンタイプの難燃剤を含有しない。
これらの充填剤および添加剤は、例えば、重合の間または溶融ブレンディングによって各々の充填剤または添加剤に適した通常の手段によって、改良されたポリアミドに添加されてもよい。
特定の実施形態によると、組成物は、
− 組成物の全重量に対して、特に、25重量%〜90重量%の範囲の含有量の熱可塑性ポリアミド樹脂と、
− 組成物の全重量に対して最も具体的には0.5重量%〜3重量%、特に1%〜2.5重量%および特に1.8重量%〜52.2重量%の範囲の含有量の、式:
(R)NH−R−(OH) (I)
[式中、
− nが2以上であり、特にnが3もしくは4であり、またはRが少なくとも1つのアルコール官能基を有する場合、n=1であり、
− Rが、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む置換または非置換脂肪族、脂環式またはアリールアルキル炭化水素系基であり、
− Rが水素原子であっても、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む置換または非置換脂肪族炭化水素系基であってもよく、特にR=Hであり、かつ、
− −OHによって表わされる式(I)の化合物のアルコール官能基が脂肪族炭素によって保持される]によって表わされる式(I)の化合物と、
− 場合により、特に上に規定されたような充填剤、特に上に規定されたような少なくとも1つの難燃剤、および/または特に上に規定されたような少なくとも1つの添加剤とを含むかまたはさらには、これらからなり、これらの成分は場合により、当該説明において示された含有量において存在している。
ポリアミド組成物は一般に、組成物に関与する様々な化合物を低温条件下でまたは溶融体中でブレンドすることによって得られる。プロセスは、様々な化合物の性質によって多少高いかまたは低い高温および多少高いかまたは低い高剪断力において行われる。化合物は同時にまたは連続的に導入することができる。一般に押出装置を使用し、その中で材料を加熱し、次に溶融し、剪断力を加え、搬送する。
全ての化合物を単一操作の間に、例えば押出操作の間に溶融相においてブレンドすることができる。例えば、ポリマー材料の粒体をブレンドして、それらを溶融して多少高いかまたは低い高剪断にかけるためにそれらを押出装置内に導入することができる。特定の実施形態によると、最終組成物を調製する前に化合物の一部を溶融体中で予めブレンドすることも溶融体中でなく予めブレンドすることもできる。
本発明による組成物は、押出装置を使用して調製されるとき、粒体の形で状態調節されるのが好ましい。粒体は、物品を得るために溶融を含むプロセスを用いて形成されるものとする。したがって、物品は組成物から構成される。通常の実施形態によると、改良されたポリアミドは例えば二軸スクリュー押出装置で棒状体の形で押出され、次に、粒体に細断される。次いで、上記のように製造された粒体を溶融し、溶融組成物を成形装置、例えば射出成形装置に供給することによって成形品を製造する。
本発明による組成物は、プラスチックを成形するための任意のプロセス、例えば、成形プロセス、特に射出成形、押出、押出ブロー成形、あるいは回転成形などにおいて使用されてもよい。押出法は特に紡糸法またはフィルムを製造するための方法であってもよい。
また、本発明は、含浸布タイプの物品または連続繊維を含有する複合物品の製造に関する。これらの物品は特に、布と固体または溶融形態の本発明によるポリアミド組成物とを接触して置くことによって製造されてもよい。布は、特に、接着剤による接着、フェルト化、編組、製織または編成などの任意の方法によって一体化される糸または繊維を集成することによって得られた繊維表面である。また、これらの布は、例えばガラス繊維、炭素繊維等をベースとした繊維または糸状網目構造と称される。それらの構造物はランダム、一方向性(1D)または多方向性(2D、2.5D、3Dまたはその他)であってもよい。
また、本発明は、例えば押出、成形、または射出成形によって本発明による組成物を成形することによって得られた物品に関する。物品として、例えば、自動車産業またはエレクトロニクスおよび電気工業において使用される物品が挙げられる。
特に、物品は、特に当該説明において規定されたような充填剤、特に補強充填剤を含む。
また、本発明は、本発明による組成物を形成することによって得られた、高温、特に80℃以上の温度、より具体的には110℃以上の温度およびより具体的には180℃以上の温度に曝露される用途のために製造された物品に関する。
「高温、特に80℃以上の温度に曝露される用途のために製造された物品」という表現は一般に、高温にされる、流体、すなわち液体またはガスを含有するかまたは輸送するために製造された物品、例えば、約100℃の最適且つほとんど一定の温度にエンジンを保持することが意図される自動車の冷却回路の物品を意味する。したがって、本発明によるこれらの物品は、それらを高温に曝露するそれらの用途によって規定される。これは、機能の通常のモードにおいてこの技術的制約に基づいたそれらの設計、製造および使用目的を含む。
その態様の別の態様によって、本発明の主題は、長時間加熱を含む、特に、高温液体または流体との長時間接触を含む用途においての物品の使用である。この接触は、500時間または1000時間超程度であってもよい。
高温に晒される物品として、挙げられてもよい例には、水/グリコール冷却回路の物品、例えばラジエータタンク、移送管、温度自動調節タンク、脱ガスタンク、ラジエータ、空気回路の物品、例えばターボ管、空気/空気交換器(中間冷却器)、ターボ冷却器の空気インレットまたはアウトレットボックス、排ガス再循環回路、空気取入器および関連配管、触媒コンバータ、エンジンファン群の部品、中間冷却器、および油回路の物品、例えばシリンダーヘッドカバー、油溜め、油濾過装置、分配溜めおよび送油アセンブリ配管などがある。これらの物品は、自動車などのエンジン駆動車の分野において公知である。
本発明の原理の理解を容易にするために説明において特定の用語が用いられる。それにもかかわらず、これらの特定の用語を用いることによって本発明の範囲に制限が加えられることはないと理解されなければならない。用語「および/または」は、および、またはおよびこの用語に関連する要素の他の可能な全ての組み合わせの意味を包含する。
本発明の他の詳細または利点は、単に一例として示された以下の実施例に照らし合わせてより明白になるであろう。
実験の部
特性決定
標準ISO 307による蟻酸中のポリアミドの溶液としての粘度指数(mL/g単位のIV)
酸末端基(CEG)およびアミン末端基(AEG)含有量:電位差測定によって分析され、meq/kg単位で表される。
融点(Mp)および関連エンタルピー(ΔHf)、並びに冷却時の結晶化温度(T):10℃/分の速度でPerkin Elmer Pyris 1装置を用いた示差走査熱量分析(DSC)によって測定される。
調合物
押出の前に、ポリアミド粒体を1500ppm未満の含水量に乾燥させる。40kg/hにおいておよび270rpmの速度において運転するWerner & Pfleiderer ZSK 40二軸スクリュー同時回転押出機内で様々な成分および添加剤を溶融ブレンドすることによって調合物を調製する。8つの領域の温度設定はそれぞれ:250、255、260、260、265、270、275、280℃である。調合物の全ての成分を押出機の開始時に添加する。押出機を出た棒状体を水槽中で冷却し、粗砕機を用いて粒体の形に切断し、粒体を熱封止バッグに包装する。射出成形する前に、1500ppm未満の湿分を得るために粒体を乾燥させる。
使用された添加剤は以下の通りである。
− Rhodia社製のポリアミド66 Stabamid27AE1、IV 138mL/gおよび31AE1、IV175mL/g
− Sigma−Aldrichによって供給されるトロメタミン(Tromethamine)(THAM)
− Ajay Europe製のCuIおよびKI
− Perstorp製のジペンタエリトリトール「Di−penta」、名称DPE
− Owens Corning Vetrotex製のOCV 983ガラス繊維(35重量%)
実施例1〜4:空気中での老化
ISO 527/1A標準に従って引張機械的性質(引張弾性率、降伏点応力、降伏点歪−5つの試料で得られた平均値)およびISO 179−1/1eU標準に従って衝撃機械的性質(ノッチなしシャルピー(Charpy)−10個の試料で得られた平均値)を空気中で熱老化の前と後に23℃において特性決定するために、調製された調合物を厚さ4mmの多機能試験片の形で、80℃の型温度を有する280℃のDemag 50Tプレス上に射出する。
空気通風される熱老化は、170℃または210℃に調節されたHeraeus TK62120インキュベータ内に試験片を置くことによって行われる。様々な老化時間において、試験片をインキュベータから取り出し、室温に冷却し、それらの機械的性質を評価する前にそれらが一切の湿気を吸収しないように熱封止バッグ内に置く。
次に、与えられた老化時間においての引張強さまたは衝撃強さの保持率が、老化前のこれらの同じ性質に対して決定される。したがって、保持率はパーセンテージとして決定される。
210℃において老化された調合物および性質を以下の表1に記載する。
THAMの存在下でPA66のIVの低下は、PA66鎖へのTHAMのグラフト化が生じることを示す。グラフト化されたTHAMは抽出可能でない。
したがって、本発明による化合物をポリアミドに添加することによって、CuI/KI混合物で慣例的に安定化されたポリアミド調合物と比較したとき、引張および衝撃機械的性質の両方の保持率を高めることができることが観察された。
170℃において老化された調合物と性質を以下の表2に記載する。
したがって、本発明による化合物をポリアミドに添加することによって、CuI/KI混合物で慣例的に安定化されたポリアミド調合物、またはDPEで安定化されたポリアミド調合物と比較したとき、引張および衝撃機械的性質の両方の保持率を高めることができることが観察される。
実施例5〜7:流動性試験
製造された調合物を乾燥させ、次に、1500バールの射出成形圧、1500バールのメンテナンス圧および50バールの対圧でHascoスパイラル型内のDemag80Tプレス上に射出した。シースの4つの領域の公称温度を280℃に設定し、型温度を80℃に設定する。渦巻試験は、調合物による型の比較充填を定量することに存する。測定単位は、mm単位のスパイラル長である。平均長は、作業条件下で100部を設定した後に30超のスパイラルで計算される。
評価された調合物および性質を以下の表3に記載する。
したがって、本発明による化合物をポリアミドに添加することによって調合物の流動性を非常に著しく増加させることができることが観察される。

Claims (17)

  1. 少なくとも、
    − 熱可塑性ポリアミド樹脂と、
    − 式:
    (R)NH−R−(OH)n (I)
    [式中、
    − nが2以上であり、またはRがアルコール官能基を有する場合、nが1以上であり、
    − Rが、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む置換または非置換脂肪族、脂環式またはアリールアルキル炭化水素系基であり、
    − 前記アルコール官能基が脂肪族炭素によって保持され、
    − Rが水素原子であるかまたはN、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を含んでいてもよい置換または非置換脂肪族炭化水素系基である]によって表わされる式(I)の化合物とを混合することによって得られる組成物。
  2. ポリアミド母材中で希薄化された、式(I)の化合物の共有結合した残基を含むポリアミド鎖、式(I)の化合物の残基と結合していないポリアミド鎖および式(I)の遊離化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ポリアミドに共有結合した式(I)の化合物のモル比が10%〜100%であることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. nが2〜20であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 式(I)の前記化合物が、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチルアミノ−1,2−プロパンジオール、ジエタノールアミン、ビス(2−ヒドロキシプロピル)アミン、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン、アミノプロピルジエタノールアミン、および/またはそれらの塩を含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 組成物の全重量に対して式(I)の化合物0.05重量%〜20重量%を添加することによって得られることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記熱可塑性ポリアミド樹脂が、ポリアミド6、ポリアミド610、ポリアミド66およびポリアミド66/6Tを含む群から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記ポリアミドが、前記ポリアミドの融点よりも20℃高い温度において1000s−1の剪断速度で規格ISO 11443によって測定されたときに0.5〜1200Pa.sの見掛溶融粘度を有する半結晶性ポリアミドであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記組成物の全重量に対してポリアミド20重量%〜90重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 少なくとも1つの強化剤または増量剤を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 少なくとも1つの耐衝撃性改良剤を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 80℃以上の温度に曝露される用途のために特に製造される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物を形成することによって得られる物品。
  13. 水/グリコール冷却回路の物品、空気回路の物品または油回路の物品であることを特徴とする、請求項12に記載の物品。
  14. ラジエータタンク、移送管、温度自動調節タンク、脱ガスタンク、ラジエータ、ターボ管、空気/空気交換器、ターボ冷却器の空気インレットもしくはアウトレットボックス、空気取入器および関連配管、排ガス再循環回路の物品、触媒コンバータ、エンジンファン群の部品、中間冷却器、シリンダーヘッドカバー、油溜め、油濾過装置、分配溜めまたは送油アセンブリ配管であることを特徴とする、請求項12または13に記載の物品。
  15. 少なくとも1つのポリアミド、および/またはその先駆物質、例えばそのモノマーと、式(I)の化合物とを混合し、その後に、得られた組成物を回収する少なくとも1つの工程を含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物を製造するための方法。
  16. 熱、光および/または悪天候に対するポリアミドのための安定剤としての式(I)の化合物の使用であって、前記式(I)の化合物が、式:
    (R)NH−R−(OH)n (I)
    [式中、
    − nが2以上であり、またはRが少なくとも1つのアルコール官能基を有するとき、nが1以上であり、
    − Rが、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を場合により含む置換または非置換脂肪族、脂環式またはアリールアルキル炭化水素系基であり、Rが水素原子であっても、N、S、Oおよび/またはPなどのヘテロ原子を含んでいてもよい置換または非置換脂肪族炭化水素系基であってもよく、
    − 前記アルコール官能基が脂肪族炭素によって保持される]によって表わされる、使用。
  17. ポリアミドを含む組成物の特に渦巻試験によって測定された流動性を改良するための薬剤でもあることを特徴とする、請求項16に記載の式(I)の化合物の使用。
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