JP2018201600A - メスコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】メス部材の損傷を防止し、また、より大きなオス部材を有するオスコネクタを誤って接続してしまうのを防止する。
【解決手段】メスコネクタ1はメス部材10を備える。メス部材1の内周面は、第1領域11と、第1領域11に対して先端側に配された第2領域12とを含む。第1領域11は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなるメステーパ面である。第2領域12は、その内径が中心軸方向において一定である円筒面である。
【選択図】図7

Description

本発明は、メステーパ面を備えたメスコネクタに関する。
医療の分野において、柔軟なチューブ等を用いて、液状物を流すための流路(回路と呼ばれることもある)が形成される。異なる部材を接続するために、オスコネクタとメスコネクタとからなる接続具が用いられる。このような接続具として、オスコネクタとメスコネクタとの間からの液漏れを防止するために、オスコネクタのオステーパ面とメスコネクタのメステーパ面とを嵌合(テーパ嵌合)させる接続具が知られている(例えば特許文献1参照)。オステーパ面は、筒形状のオス部材の外周面に設けられており、その外径は、先端に近づくにしたがって小さくなる。メステーパ面は、筒形状のメス部材の内周面に設けられており、その内径は、先端に近づくにしたがって大きくなる。オステーパ面とメステーパ面とは、径及びテーパ角度が一致する。このため、オス部材をメス部材に挿入すると、オステーパ面とメステーパ面とは面接触し、両者間にシールが形成される。
テーパ嵌合を構成するオステーパ面及びメステーパ面に関して寸法(例えば径)が異なる複数の規格が存在する。医療の現場では、液状物の投与部位(例えば静脈、消化管、気管など)ごとに規格が異なる接続具(オスコネクタ及びメスコネクタ)が使用されることがある。これは、異なる流路を構成するオスコネクタとメスコネクタとを誤って接続するのを防止するためである。
オステーパ面及びメステーパ面の各規格では、各部の寸法に関して、公称値と、公称値に対する許容範囲が定められている。製造業者は、この許容範囲内に収まるように、オスコネクタ及びメスコネクタを製造する。このため、互いに適合するように製造されたオスコネクタ及びメスコネクタであっても、実際にこれらを接続すると、オステーパ面とメステーパ面とが常に広い領域で面接触するとは限らない。例えば、オステーパ面が、メステーパ面の先端側(大径側)の一部のみまたは基端側(小径側)の一部のみに嵌合するという事態(本発明では、これを「片当たり」という)が起こりうる。
特開2012−075495号公報
テーパ嵌合方式の接続具では、オス部材をメス部材内に強く挿入すればするほど、オステーパ面とメステーパ面との間のシール性は向上する。このとき、メス部材はオス部材から拡径されるような力を受ける。
メス部材の先端側部分は、その基端側部分に比べて強度が低い。このため、オステーパ面がメステーパ面の先端側の一部のみに嵌合する場合に、オス部材をメス部材内に強く挿入し過ぎると、メス部材にクラック等の損傷が生じることがある。
メス部材を含むメスコネクタは、実質的に変形しない硬質材料で構成される。メス部材の損傷を防止するため対策の一つとして、メス部材を含むメスコネクタの全体を、高い靱性を有する(即ち、粘り強い)材料(例えばポリプロピレンやポリエチレン)で構成することが考えられる。しかしながら、メスコネクタの材料の変更は、製造方法の変更が必要となり、またコスト高を招く。
本発明の第1の目的は、メステーパ面を備えたメス部材の損傷を防止することにある。本発明の第2の目的は、本来接続すべきオスコネクタのオス部材より大きなオス部材を有するオスコネクタを誤ってメスコネクタに接続してしまうのを防止することにある。
本発明のメスコネクタは、中空の略円筒形状のメス部材を備える。前記メス部材の内周面は、第1領域と、前記第1領域に対して先端側に配された第2領域とを含む。
本発明の第1メスコネクタでは、前記第1領域は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなるメステーパ面である。前記第2領域は、その内径が中心軸方向において一定である円筒面である。
本発明の第2メスコネクタでは、前記第1領域は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなる第1メステーパ面である。前記第2領域は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなる第2メステーパ面である。前記第2メステーパ面は、前記第1メステーパ面より小さなテーパ角度を有する。
本発明のメスコネクタにオスコネクタを接続したとき、オスコネクタのオス部材を、常に、メス部材の第1領域に嵌合させることができる。第1領域は、相対的に高強度である、メス部材の基端側に位置している。これにより、メス部材の損傷を防止することができる。
メス部材の先端側に位置する第2領域が、円筒面又は第1メステーパ面より小さなテーパ角度を有する第2メステーパ面であるので、メス部材の先端側の開口径は、過大に大きくならない。これにより、本来接続すべきオス部材より大きなオス部材をメス部材に誤って接続してしまうという誤接続を防止することができる。
図1Aは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタの斜視図である。図1Bは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタの断面図である。図1Cは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタの側面図である。図1Dは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタの正面図である。 図2Aは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタに接続されるオスコネクタの斜視図である。図2Bは、オスコネクタの断面図である。図2Cは、オスコネクタの側面図である。図2Dは、オスコネクタの正面図である。 図3Aは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタにオスコネクタを接続した状態を示した斜視図である。図3Bは、その断面図である。 図4は、図2A〜図2Dに示したオスコネクタに設けられたオス部材の拡大断面図である。 図5は、従来のメスコネクタに設けられたメス部材の拡大断面図である。 図6Aは、図4に示したオス部材と、図5に示した従来のメス部材とが、理想的なテーパ嵌合を形成して接続されている状態を示した断面図である。図6Bは、公称値から外れた寸法を有する図4に示したオス部材と、図5に示した従来のメス部材とが接続された状態を示した断面図である。 図7Aは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタに設けられたメス部材の拡大断面図である。図7Bは、図4に示したオス部材と、図7Aに示した本発明の実施形態1にかかるメス部材とが接続されている状態を示した断面図である。 図8Aは、比較例にかかるメスコネクタに設けられたメス部材の拡大断面図である。図8Bは、図4に示したオス部材と、図8Aに示した比較例にかかるメス部材とが接続されている状態を示した断面図である。 図9は、本発明の実施形態2にかかるメスコネクタに設けられたメス部材の拡大断面図である。 図10Aは、本発明の実施形態3にかかるメスコネクタの斜視図である。図10Bは、本発明の実施形態3にかかるメスコネクタの断面図である。
上記の本発明のメスコネクタにおいて、前記第1領域と前記第2領域とが隣接していてもよい。かかる態様は、本発明のメスコネクタの構成を簡単化するのに有利である。
前記メスコネクタは、棒状のオス部材を備えたオスコネクタに接続することができてもよい。前記メス部材の内周面は、前記メスコネクタに前記オスコネクタを接続したとき、前記第1領域と前記オス部材との間にシールが形成されるように構成されていてもよい。かかる態様は、相対的に高強度である第1領域でシールが形成されるので、メス部材の損傷を防止するのに有利である。また、メスコネクタとオスコネクタとを、液体及び気体の漏れなく接続するのに有利である。
前記メス部材の内周面は、前記メスコネクタに前記オスコネクタを接続したとき、前記オス部材と前記第1領域を除いた前記内周面との間にシールが形成されないように構成されていてもよい。かかる態様は、相対的に低強度であるメス部材の先端側部分にクラック等の損傷が生じるを防止するのに有利である。
前記オス部材の外周面は、その外径が前記オス部材の先端に近づくにしたがって小さくなるオステーパ面を含んでいてもよい。前記第1領域は、前記オステーパ面よりも大きなテーパ角度を有していてもよい。かかる態様は、第1領域に対してオステーパ面が嵌合する領域が比較的狭くなるので、メス部材とオス部材との間のシール性を向上するのに有利である。
本発明のメスコネクタは、前記第1領域と前記オス部材との間にシールが形成されるのとほぼ同時に前記オス部材の長手方向と平行な方向に前記オスコネクタに当接するように構成された当接部を更に備えていてもよい。かかる態様は、作業者がメス部材にオス部材を必要以上に強く挿入してしまうことを防止できるので、メス部材にクラック等の損傷が生じる可能性を更に低減するのに有利である。
前記メス部材の外周面に、前記メスコネクタが接続されるオスコネクタと螺合する突起が設けられていてもよい。かかる態様は、メスコネクタとオスコネクタとの接続を強固にし、また、メス部材とオス部材との間のシール性を向上させるのに有利である。本発明によれば、オスコネクタをメスコネクタに強く螺合させても、メス部材が損傷する可能性は低い。
前記メスコネクタに前記オスコネクタを接続したときに前記オスコネクタに設けられた指標と一致する指標が、前記メスコネクタに設けられていてもよい。かかる態様は、作業者がメスコネクタにオスコネクタを必要以上に強く螺合させてしまうことを防止することができるので、メス部材にクラック等の損傷が生じる可能性を更に低減するのに有利である。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態を構成する主要部材を簡略化して示したものである。従って、本発明の範囲内において、図面に示されていない任意の部材を追加したり、あるいは、図面に示された任意の部材を変更もしくは省略したりしてもよい。各実施形態の説明において引用する図面において、先行する実施形態で引用した図面に示された部材に対応する部材には、当該先行する実施形態の図面で付された符号と同じ符号が付してある。そのような部材については、重複する説明が省略されており、先行する実施形態の説明を適宜参酌すべきである。
(実施形態1)
図1Aは、本発明の実施形態1にかかるメスコネクタ1の斜視図である。図1Bは、メスコネクタ1の断面図である。図1Cはメスコネクタ1の側面図、図1Dはメスコネクタ1の正面図である。図1Bにおいて、一点鎖線1aは、メスコネクタ1の中心軸を示す。以下の説明の便宜のために、中心軸1aに平行な方向を「上下方向」という。「上」及び「下」は、図1A〜図1Dに基づいて定義する。但し、「上」及び「下」は、メスコネクタ組立体1の実際の使用時の向きを意味するものではない。中心軸1aに垂直な平面に平行な方向を「水平方向」という。中心軸1aに直交する方向を「半径方向」又は「径方向」といい、中心軸1aの周りを回転する方向を「周方向」という。
メスコネクタ1は、一端にメス部材(嵌合筒)10を備え、他端に接続筒20を備える。メス部材10と接続筒20とは同軸に配置されている。
メス部材10は、全体として中空の略円筒形状を有する。メス部材10の内周面は、形状が異なる第1領域11と第2領域12とを含む(図1B参照)。
第1領域11は、その内径が、メス部材10の先端(図1Bにおいて上端)に近づくにしたがって大きくなるテーパ面(いわゆるメステーパ面)である。以下、本実施形態1の第1領域11の内周面を「メステーパ面11」という。メステーパ面11のテーパ角度は、任意であるが、例えば6%テーパであってもよい。
第2領域12は、メステーパ面11に対して先端側に隣接する。第2領域12は、その内径が中心軸1a方向において一定である円筒面であって、その内径は、メステーパ面11の最大内径(メステーパ面11の先端側端での内径)と一致する。以下、本実施形態1の第2領域12の内周面を「円筒面12」という。
メスコネクタ1は、メステーパ面11よりも基端側(接続筒20側)に、メステーパ面11の最小内径よりも小さな内径を有する小径部13を備える。
メス部材10の外周面は、外径が中心軸1a方向において一定である円筒面15を含む。円筒面15には、半径方向に突出した突起16が設けられている。突起16は、中心軸1aを中心とする螺旋(即ち、弦巻線)に沿って延びた螺状突起(雄ネジ)である。但し、本発明では、突起16は、螺旋ではなく、周方向に沿って延びていてもよい。あるいは、突起16を省略してもよい。
接続筒20も、全体として中空の略円筒形状を有している。接続筒20は、小径部13を介してメス部材10と連通している。接続筒20に、柔軟なチューブ(図示せず)が挿入される。チューブは接続筒20の内周面に、接着剤を介して固定される。チューブは、液状物(例えば血液、薬液、栄養剤など)を流す流路を構成する。
接続筒20の外周面は、略円筒面である。一対のグリップ片28が、接続筒20の外周面に、半径方向に互いに逆向きに突出するように設けられている。各グリップ片28の水平方向に沿った断面形状は、中空の略「U」字形状である。一対のグリップ片28と、その間の接続筒20とが、メスコネクタ1の「グリップ部」を構成する。グリップ部は、全体として、水平方向に沿った断面形状が略長方形である四角柱体である。水平方向に沿った当該断面形状の長手方向を、グリップ部の「長手方向」という。本実施形態1では、上記略長方形の長辺方向、即ち、一対のグリップ片28が対向する方向が、グリップ部の長手方向である。グリップ部は、作業者がメスコネクタ1を把持して回転力を加えるのを容易にする。
グリップ部の構成は、本実施形態1に限定されず任意である。例えば、グリップ片28が、半径方向に沿って延びた薄い板状物であってもよい。グリップ部が2つのグリップ片28とその間の接続筒20とで構成される必要はない。例えば、グリップ部が、水平方向に沿った断面形状が略長方形である中空の四角柱形状を有していてもよい。この場合、グリップ部は、接続筒20を取り囲むように配置されていてもよい。あるいは、グリップ片28を省略してもよい。この場合、接続筒20の外周面を例えば多角柱面(四角柱面、六角柱面等)に形成して、これをグリップ部としてもよい。
メスコネクタ1の材料は、限定されないが、外力によって実質的に変形しない程度の機械的強度(剛性)を有する硬い材料(硬質材料)を用いることができる。一般には、硬度が700MPa以上の材料が用いられる。例えば、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエチレン、硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂材料を用いることができる。メスコネクタ1は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
メスコネクタ1は、メス部材10と嵌合するオス部材を備えたオスコネクタに接続される。オスコネクタの一例を図2A〜図2Dに示す。図2Aはオスコネクタ100の斜視図、図2Bはオスコネクタ100の断面図、図2Cはオスコネクタ100の側面図、図2Dはオスコネクタ100の正面図である。オスコネクタ100は、一端に棒状のオス部材(嵌合筒)110を備え、他端に接続筒120を備える。
オス部材110は、全体として中空の略円筒形状を有する。流路114が、オス部材110を、その長手方向に沿って貫通している。オス部材110の外周面は、その先端に近づくにしたがって外径が小さくなるテーパ面(いわゆるオステーパ面)111を含む。円筒形状の外筒115がオス部材110を取り囲んでいる。外筒115のオス部材110に対向する内周面には雌ネジ116が設けられている。本発明では、外筒115及び雌ネジ116を省略してもよい。
接続筒120も、全体として中空の略円筒形状を有する。接続筒120は、オス部材110と同軸に配置され、流路114と連通している。接続筒120に、柔軟なチューブ(図示せず)が挿入される。チューブは接続筒120の内周面に、接着剤を介して固定される。
接続筒120の外周面は、略円筒面である。メスコネクタ1のグリップ片28と同様に、一対のグリップ片128が、接続筒120の外周面に、半径方向に互いに逆向きに突出するように設けられている。各グリップ片128の水平方向に沿った断面形状は、中空の略「U」字形状である。一対のグリップ片128と、その間の接続筒120とが、オスコネクタ100の「グリップ部」を構成する。グリップ部は、全体として、水平方向に沿った断面形状が略長方形である四角柱体である。水平方向に沿った当該断面形状の長手方向を、グリップ部の「長手方向」という。本実施形態1では、上記略長方形の長辺方向、即ち、一対のグリップ片128が対向する方向が、グリップ部の長手方向である。グリップ部は、作業者がオスコネクタ100を把持して回転力を加えるのを容易にする。オスコネクタ100のグリップ部は、本実施形態1に限定されず、メスコネクタ1のグリップ部と同様に変更または省略しうる。
オスコネクタ100の材料は、限定されないが、外力によって実質的に変形しない程度の機械的強度(剛性)を有する硬い材料(硬質材料)を用いることができる。具体的には、上述したメスコネクタ1の材料として例示した樹脂材料と同じ樹脂材料を用いうる。オスコネクタ100の材料は、メスコネクタ1と同じであってもよいし、異なっていてもよい。オスコネクタ100は、上記の樹脂材料を用いて、射出成形法等により全体を一部品として一体的に製造することができる。
図3Aは、メスコネクタ1にオスコネクタ100を接続した状態を示した斜視図、図3Bはその断面図である。メスコネクタ1とオスコネクタ100とは、オス部材110をメス部材10に挿入し、且つ、突起16と雌ネジ116とを螺合させることにより接続される。突起16と雌ネジ116との螺合は、メスコネクタ1とオスコネクタ100との接続を強固にし、また、メス部材10とオス部材110との間のシール性を向上させる。
上述したように、オス部材とテーパ嵌合する従来のメス部材は、オス部材が挿入されることによってクラック等の損傷が生じるという課題があった。本実施形態1のメスコネクタ1は、メス部材10の内周面に、メステーパ面11及び円筒面12を備えることにより、この課題が解消される。以下に、本実施形態1のメスコネクタ1の作用を、従来のメスコネクタと比較しながら説明する。
図4は、オスコネクタ100に設けられたオス部材110の拡大断面図である。図4では、理解を容易にするために、オステーパ面111のテーパ角度は、実際より誇張されている。また、図面を簡単化するため、外筒115及び雌ネジ116(図2B参照)の図示を省略している。
図示したように、オステーパ面111の最小外径(オステーパ面111の先端側端での外径)はφDm1、最小外径φDm1を有する地点から中心軸に沿って基端側に長さLmだけ離れた地点でのオステーパ面111の外径はφDm2(φDm2>φDm1)である。径φDm1,φDm2及び長さLmは、オスコネクタ100に関する規格の公称値である。
図5は、オスコネクタ100に適合する、従来のメスコネクタ900に設けられたメス部材910の拡大断面図である。従来のメス部材910の内周面には、その内径が、メス部材910の先端(図5において上端)に近づくにしたがって大きくなるテーパ面(いわゆるメステーパ面)911が設けられている。テーパ面911は、メス部材910の先端にまで延びている。本実施形態1のメスコネクタ1のメス部材10には設けられていた円筒面12は、メス部材910には設けられていない。図示したように、メステーパ面911の最大内径(メス部材910の開口端での内径)はφDf91(φDf91>φDm1)、メステーパ面911の最小内径(メステーパ面911の小径部13側端での内径)はφDf92(φDf92<φDf91、φDf92<φDm1)、メステーパ面911の中心軸に沿った長さ(最大内径φDf91を有する地点から最小内径φDf92を有する地点までの中心軸に沿った距離)はLf9である。メステーパ面911のテーパ角度はオステーパ面111(図4参照)のテーパ角度と一致する。径φDf91,φDf92及び長さLf9は、メスコネクタ900に関する規格の公称値である。図5では、理解を容易にするために、メステーパ面911のテーパ角度は、実際より誇張されている。また、図面を簡単化するため、円筒面15に設けられた突起16(図1A参照)の図示を省略している。
図6Aは、オス部材110(図4参照)とメス部材910(図5参照)とが、理想的なテーパ嵌合を形成して接続されている状態を示した断面図である。オス部材110のオステーパ面111とメス部材910のメステーパ面911とが、領域A9にて面接触している。領域A9は、オステーパ面111が最小外径φDm1を有する地点から、メステーパ面911が最大内径φDf91を有する地点にまで延びている。
上述したように、オス部材110及びメス部材910の各規格では、オステーパ面111の各部の寸法、及び、メステーパ面911の各部の寸法に関して、公称値と、公称値に対する許容範囲が定められている。医療の現場では、許容範囲内で様々な寸法を有するオスコネクタ100と、許容範囲内で様々な寸法を有するメスコネクタ900とが、接続される。従って、オスコネクタ100とメスコネクタ900との組み合わせによっては、オステーパ面111とメステーパ面911とが、常に図6Aのような理想的なテーパ嵌合を形成するとは限らない
図6Bは公称値から外れた寸法を有するオスコネクタ100とメスコネクタ900とが接続された状態を示した断面図である。図6Bのオステーパ面111の外径は、図4に示した外径の公称値(φDm1,φDm2)よりもわずかに大きい。即ち、オステーパ面111は、許容された寸法の範囲内において相対的に大きな外径を有している。このため、図6Bではオス部材110をメス部材910に対して、図6Aほどに深く挿入することができない。オステーパ面111は、メステーパ面911の先端近傍の比較的狭い領域Aeにて、メステーパ面911と嵌合している。本発明では、図6Bのように、オステーパ面111がメステーパ面911の先端側の一部のみに嵌合する状態を「先端側片当たり」という。
オステーパ面111とメステーパ面911とを嵌合させるテーパ嵌合方式の接続具では、オス部材110をメス部材910内に強く挿入すればするほど、オステーパ面111とメステーパ面911との間のシール性は向上する。図6Bのような先端側片当たり状態では、オス部材110のメス部材910に対する挿入深さが浅いので、作業者は、オス部材110をメス部材910に更に深く挿入しようと強く押し込む可能性が高い。先端側片当たり状態でオス部材110をメス部材910内に強く挿入し過ぎると、相対的に狭い領域Aeにおいてメス部材910はオス部材110から拡径されるような力を受ける。メス部材910の先端側の部分は、メス部材910の開口に近く、また、肉厚が薄いので、メス部材910の基端側の部分に比べて強度が低い。従って、メス部材910にクラック等の損傷が生じることがある。
図6Bに示した先端側片当たり状態は、例えば、メステーパ面911の最大内径及び最小内径が、許容された寸法の範囲内において、それらの公称値(φDf91,φDf92、図5参照)よりも小さい場合にも、同様に起こりうる。
図7Aは、オスコネクタ100に適合するように設計された、本実施形態1にかかるメスコネクタ1に設けられたメス部材10の拡大断面図である。図7Aでは、理解を容易にするために、メステーパ面11のテーパ角度は、実際より誇張されている。また、図面を簡単化するため、円筒面15に設けられた突起16(図1A参照)の図示を省略している。図示したように、メステーパ面11の最大内径(円筒部12側端での内径)はφDf1(φDf1>φDm1)、メステーパ面11の最小内径(メステーパ面11の小径部13側端での内径)はφDf2(φDf2<φDf1、φDf2<φDm1)、メステーパ面11の中心軸に沿った長さ(最大内径φDf1を有する地点から最小内径φDf2を有する地点までの中心軸に沿った距離)はLf1(Lf1<Lf9)である。円筒面12の内径はφDf1であり、これは中心軸(図1Bの中心軸1a)方向において一定である。円筒面12の中心軸に沿った長さはLf2である。本例では、メステーパ面11の長さLf1と円筒面12の長さLf2の和は、従来のメステーパ面911の長さLf9(図5参照)に一致する(Lf1+Lf2=Lf9)。径φDf1,φDf2及び長さLf1,Lf2は、メスコネクタ1に関する規格の公称値である。メステーパ面11の径φDf1,φDf2及び長さLf1は、メステーパ面11のテーパ角度が従来のメステーパ面911(図5参照)のテーパ角度より大きくなるように、且つ、オステーパ面111(図4参照)のテーパ角度よりも大きくなるように、設定される。更に、径φDf1及び円筒面12の長さはLf2は、メス部材10にオス部材110を接続したときに(後述する図7B参照)、オステーパ面111が円筒面12に接触しないように設定される。
図7Bは、オス部材110(図4参照)とメス部材10(図7A参照)とが接続されている状態を示した断面図である。図示されているように、オステーパ面111の先端部分(最小外径φDm1を有する部分及びその近傍の領域、図4参照)が、領域A1にてメステーパ面11と嵌合している。領域A1において、メステーパ面11とオステーパ面111との間にシールが形成される。領域A1は、図6Aの領域A9よりも狭い。このため、領域A1でのメステーパ面11とオステーパ面111との間の接触圧力は、高くなる。これは、メステーパ面11とオステーパ面111との間のシール性を向上するのに有利である。領域A1では、オステーパ面111及び/又はメステーパ面11が局所的に変形していてもよい。
オステーパ面111は、メステーパ面11と嵌合する。図示を省略するが、オステーパ面111の各部の寸法及びメステーパ面11の各部の寸法が、許容された寸法の範囲内においてそれらの公称値から外れると、オステーパ面111とメステーパ面11との嵌合領域A1の中心軸(図1Bの中心軸1a)方向の位置と中心軸方向の寸法が変化する。しかしながら、オステーパ面111は、必ずメステーパ面11と嵌合し、円筒面12と嵌合することはない。即ち、領域A1は、常に、メス部材10の相対的に強度が高い基端側に位置する。図7Bを図6Bと比較すれば容易に理解できるように、本実施形態1では、メス部材10とオス部材100とが、図6Bのような先端側片当たり状態で嵌合することはない。従って、オス部材110をメス部材10内に強く挿入したとしても、メス部材10にクラック等の損傷が生じる可能性は低い。
図8Aは、比較例にかかるメス部材810の拡大断面図である。メス部材810の内周面には、単一のメステーパ面811が設けられている。メステーパ面811のテーパ角度は、図7Aに示した本実施形態1のメステーパ面11のテーパ角度と同じである。即ち、メステーパ面811は、本実施形態1のメス部材10(図7A参照)において、メステーパ面11を円筒面12(図8Aにおいて二点鎖線で示す)の領域にも延長したものに相当する。メステーパ面811の最大内径(メス部材810の開口端での内径)はφDf81(φDf81>φDf1)、メステーパ面811の最小内径(メステーパ面811の小径部13側端での内径)はφDf82(φDf82=φDf2、φDf82<φDm1)である。メステーパ面811の中心軸に沿った長さ(最大内径φDf81を有する地点から最小内径φDf82を有する地点までの中心軸に沿った距離)はLf8(Lf8=Lf1+Lf2)である。
図8Bは、オス部材110(図4参照)とメス部材810(図8A参照)とが接続されている状態を示した断面図である。図7Bと同様に、オステーパ面911の先端部分が、領域A1にてメステーパ面811と嵌合している。従って、本実施形態1のメス部材10と同様に、オス部材110をメス部材810内に強く挿入したとしても、メス部材810にクラック等の損傷が生じる可能性は低い。
メス部材810は、本実施形態1のメス部材10の先端側開口径φDf1(図7A参照)より大きな先端側開口径φDf81を有する(図8A参照)。従って、メス部材810には、メス部材810に接続することが想定されているオス部材110よりも大きな外径を有する別のオス部材(第2オス部材)を挿入することができ、更に、メス部材810に対して第2オス部材を液密に嵌合させることができる可能性がある。上述したように、医療の現場では、液状物の投与部位(例えば静脈、消化管、気管など)ごとに、規格(例えば径)が異なる接続具(これはオスコネクタ及びメスコネクタで構成される)が用いられる場合がある。先端側に大きな開口径φDf81を有するメス部材810は、本来接続すべきオス部材110ではなく、別の第2オス部材を接続してしまうという誤接続を生じさせる可能性がある。
これに対して、本実施形態1のメス部材10の内周面には、メステーパ面11よりも先端側に円筒面12が設けられている(図7A参照)。このため、メス部材10の先端側の開口径は、過大に大きくならない。これは、上記の誤接続が発生する可能性を低減するのに有利であり、メス部材810に比べて安全性が向上する。
本実施形態1のメスコネクタ1とオスコネクタ100との接続は、メステーパ面11とオステーパ面111とが領域A1で嵌合する(図7B参照)まで突起16を雌ネジ116に螺合させる(図3B参照)ことにより達成される。メステーパ面11とオステーパ面111とが嵌合したとき、メスコネクタ1のグリップ部の長手方向(即ち、一対のグリップ片28が対向する方向)にオスコネクタ1のグリップ部の長手方向(即ち、一対のグリップ片128が対向する方向)とが図3Aに示すように一致することが好ましい。これにより、作業者は、メスコネクタ1のグリップ部の向きにオスコネクタ1のグリップ部の向きが一致するまでメスコネクタ1に対してオスコネクタ100を回転させれば、メステーパ面11とオステーパ面111とが嵌合したと認識することができる。これは、作業者が突起16を雌ネジ116に必要以上に強く螺合させてしまうことを防止することができるので、メス部材10にクラック等の損傷が生じる可能性を低減するのに有利である。
上述したように、メステーパ面11及びオステーパ面111の各部の寸法がその許容範囲内で変化すると、領域A1の中心軸方向の位置が変化し、このため、雌ネジ116に対する突起16の螺入深さが変化する。これは、メステーパ面11とオステーパ面111とが嵌合したときの、メスコネクタ1のグリップ部に対するオスコネクタ1のグリップ部の回転方向の位置ズレを生じさせる。
メステーパ面11(図7A参照)のテーパ角度は、従来のメステーパ面911(図5参照)のテーパ角度より大きいので、雌ネジ116に対する突起16の上記螺入深さの変化は、本実施形態1のメスコネクタ1は従来のメスコネクタ900に比べて小さい。このため、メステーパ面11及びオステーパ面111の各部の寸法がその許容範囲内で様々に異なっていても、メステーパ面11とオステーパ面111とが嵌合したときの、メスコネクタ1に対するオスコネクタ100の回転方向の位置ズレ量は小さい。換言すれば、メステーパ面11とオステーパ面111との嵌合と、メスコネクタ1に対するオスコネクタ100の回転方向の位置とは、高い相関を有している。従って、作業者は、メスコネクタ1のグリップ部の向きとオスコネクタ100のグリップ部の向きとが一致するようにメスコネクタ1に対してオスコネクタ100を回転させさえすれば、常に、メステーパ面11にオステーパ面111が適正に嵌合され、メスコネクタ1にオスコネクタ100が必要以上に強く螺入させてしまうことはない。この観点からも、本実施形態1は、メス部材10にクラック等の損傷が生じる可能性を低減するのに有利である。
(実施形態2)
図9は、本発明の実施形態2にかかるメスコネクタ2に設けられたメス部材210の拡大断面図である。実施形態1では、メス部材10の内周面を構成する第2領域12が、円筒面であった。これに対して、本実施形態2では、第2領域212は、その内径が、メス部材210の先端(図9において上端)に近づくにしたがって大きくなるテーパ面(いわゆるメステーパ面)である。第1領域11のメステーパ面を「第1メステーパ面11」と呼び、第2領域212のメステーパ面を「第2メステーパ面212」と呼び、両者を区別する。第2メステーパ面212は、第1メステーパ面11より小さなテーパ角度を有している。第2メステーパ面212の最小内径(第2メステーパ面212の第1メステーパ面11側端での内径)はφDf1であり、これは、第1メステーパ面11の最大内径と一致する。第2メステーパ面212の最大内径(メス部材210の開口端での内径)はφDf3(φDf3>φDm1、φDf3>φDf1)である。
本実施形態2のメス部材210にオス部材110(図4参照)を接続したとき、実施形態1のメス部材10の場合(図7B参照)と同様に、オステーパ面111は、必ず第1メステーパ面11と嵌合し、第2メステーパ面212と嵌合することはない。
メス部材210の先端側の開口径φDf3は、図8Aに示した比較例にかかるメス部材810の先端側の開口径φDf81より小さい。従って、実施形態1と同様に、メス部材210に、本来接続すべきオス部材110ではなく、別の第2オス部材を接続してしまうという誤接続を生じさせる可能性が低減される。但し、誤接続をより確実に防止する観点からは、本実施形態2より実施形態1がより好ましい。
本実施形態2は、第2領域212がメステーパ面であるので、第2領域12が円筒面である実施形態1に比べて、メスコネクタを樹脂材料を用いて射出成形法により製造する場合に、メス部材210の金型からの分離(いわゆる金型抜け性)が良好である。
本実施形態2は、上記を除いて実施形態1と同じである。実施形態1の説明が本実施形態2にも適用される。
(実施形態3)
本実施形態3では、メスコネクタに、第1領域とオス部材との間にシールが形成されるのとほぼ同時にオス部材の長手方向と平行な方向にオスコネクタに当接するように構成された当接部が設けられる。
図10Aは、本発明の実施形態3にかかるメスコネクタ3の斜視図である。図10Bは、メスコネクタ3の断面図である。メスコネクタ3は、上記当接部として、周方向に連続する環状の突起18を備える。突起18は、メス部材10の基端から半径方向の外向きに突出した円板状のフランジ17から、上方に向かって(即ち、メス部材10と同じ側に)突出している。突起18の高さは、周方向において一定である。
実施形態1と同様に、メスコネクタ3はオスコネクタ100に接続される。メステーパ面11とオステーパ面111との間にシールが形成される(図7B参照)のとほぼ同時に、突起18の頂部18aがオスコネクタ100の外筒115の頂部115a(図2A、図2B参照)に中心軸1a方向に当接する。突起118が外筒115に当接すると、オス部材110をメス部材10に更に深く挿入することはできない。これは、メス部材10にクラック等の損傷が生じる可能性を更に低減させる。
本実施形態の当接部(突起18)は、メスコネクタに対するオスコネクタの螺合深さの指標(例えばグリップ部)がメスコネクタ及び/又はオスコネクタに設けられていない場合や、メスコネクタ及びオスコネクタに相互に螺合する螺合構造が設けられていない場合においても、作業者がメス部材にオス部材を必要以上に強く挿入してしまってメス部材を損傷してしまうという可能性を低減させる。
当接部の構成は、図10A、図10Bに示した突起18に限定されない。例えば、当接部は、周方向に連続した突起に限定されず、周方向に非連続な複数または単一の突起であってもよい。当接部は、オスコネクタに向かって突出している必要はない。例えば、フランジ17の上面を、メステーパ面11とオステーパ面111との間にシールが形成されるのとほぼ同時に、オスコネクタの外筒115の頂部115a(図2A、図2B参照)に当接するように配置してもよい。この場合、当該フランジ17の上面が当接部として機能する。
図10A、図10Bでは、当接部(突起18)は、メス部材10に対して半径方向の外側に配置されているが、当接部の位置はこれに限定されない。例えば、当接部を、オスコネクタ100のオス部材110の基端と外筒115とを繋ぐ円環状のフランジ117(図2B参照)に当接するように、メス部材10の先端に設けてもよい。あるいは、当接部を、オス部材110の先端に当接するように、メス部材10の内周面の、小径部13またはその近傍の位置に設けてもよい。
本実施形態3は、上記を除いて実施形態1と同じである。実施形態1の説明が本実施形態3にも適用される。本実施形態の当接部3を、実施形態2のメスコネクタ2に適用してもよい。
上記の実施形態1〜3は例示に過ぎない。本発明は、実施形態1〜3に限定されず、適宜変更することができる。
例えば、上記の実施形態1〜3では、メス部材の内周面は、互いに隣接する第1領域と第2領域とで構成されたが、第1領域と第2領域との間に、これらと形状が異なる第3領域が設けられていてもよい。例えば、実施形態1において、第3領域が、その内径が先端に近づくにしたがって大きくなるメステーパ面であってもよい。この場合、第3領域のメーステーパ面のテーパ角度は、第1領域のメステーパ面のテーパ角度より小さいことが好ましい。例えば、実施形態2において、第3領域が、その内径が中心軸方向において一定である円筒面であってもよい。
上記の実施形態1〜3では、メス部材にオス部材を接続したとき、オス部材は、メス部材の内周面のうち第1領域以外の部分に接触しないように構成された。しかしながら、本発明では、オス部材と、メス部材の内周面のうち第1領域以外の部分とが、これらの間にシールが形成されない程度に接触してもよい。シールが形成されない程度の接触は、メス部材を損傷させるほどに接触圧力が高くないからである。
上記の実施形態1〜3では、メス部材に、オステーパ面111を有するオス部材110を接続した。しかしながら、本発明のメスコネクタのメス部材には、これ以外の任意のオス部材を接続することができる。例えば、外径が中心軸方向において一定である円筒面である外周面を有するオス部材を、メス部材に接続することができる。この場合も、オス部材はメス部材の第1領域に嵌合される。
上記の実施形態1〜3では、メスコネクタ及びオスコネクタのいずれもが、類似した形状のグリップ部を有し、メステーパ面11とオステーパ面111とが嵌合したとき、メスコネクタのグリップ部(特にグリップ片28)及びオスコネクタのグリップ(特にグリップ片128)の向きが一致するように構成されていた。しかしながら、メステーパ面11とオステーパ面111とが嵌合したことを示す指標は、グリップ部に限定されない。当該指標は、例えばメスコネクタ及びオスコネクタのそれぞれの任意の位置に設けられた任意の形状の目印(例えば、点、線、円、多角形(三角形、四角形など))であってもよい。
本発明のメスコネクタの、メス部材の内周面以外の構成は、任意である。
本発明のメスコネクタは、医療分野に限定されず、食品や化学の分野はもちろん、これら以外の各種機械等において、流体が流れる流路(回路)を形成する場合に、広く用いることができる。メスコネクタを流れる流体は、制限はなく、液体及び気体のいずれであってもよい。
本発明の利用分野は、制限はないが、メス部材にオス部材を嵌入して両者間にシールが形成されるように構成された接続具として、広範囲に利用することができる。医療分野において、各種液体が流れる回路を構成するための接続具として、好ましく利用することができる。
1,2 メスコネクタ
10,210 メス部材
11 第1領域(メステーパ面)
12 第2領域(円筒面)
16 メス部材の突起
18 突起(当接部)
28 グリップ片(指標)
15 メス部材の外周面(円筒面)
100 オスコネクタ
110 オス部材
111 オステーパ面
116 雌ネジ(螺合構造)
128 グリップ片(指標)
212 第2領域(メステーパ面)

Claims (9)

  1. 中空の略円筒形状のメス部材を備えたメスコネクタであって、
    前記メス部材の内周面は、第1領域と、前記第1領域に対して先端側に配された第2領域とを含み、
    前記第1領域は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなるメステーパ面であり、
    前記第2領域は、その内径が中心軸方向において一定である円筒面であることを特徴とするメスコネクタ。
  2. 中空の略円筒形状のメス部材を備えたメスコネクタであって、
    前記メス部材の内周面は、第1領域と、前記第1領域に対して先端側に配された第2領域とを含み、
    前記第1領域は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなる第1メステーパ面であり、
    前記第2領域は、その内径が前記メス部材の先端に近づくにしたがって大きくなる第2メステーパ面であり、
    前記第2メステーパ面は、前記第1メステーパ面より小さなテーパ角度を有することを特徴とするメスコネクタ。
  3. 前記第1領域と前記第2領域とが隣接している請求項1又は2に記載のメスコネクタ。
  4. 前記メスコネクタは、棒状のオス部材を備えたオスコネクタに接続することができ、
    前記メス部材の内周面は、前記メスコネクタに前記オスコネクタを接続したとき、前記第1領域と前記オス部材との間にシールが形成されるように構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のメスコネクタ。
  5. 前記メス部材の内周面は、前記メスコネクタに前記オスコネクタを接続したとき、前記オス部材と前記第1領域を除いた前記内周面との間にシールが形成されないように構成されている請求項4に記載のメスコネクタ。
  6. 前記オス部材の外周面は、その外径が前記オス部材の先端に近づくにしたがって小さくなるオステーパ面を含み、
    前記第1領域は、前記オステーパ面よりも大きなテーパ角度を有する請求項4又は5に記載のメスコネクタ。
  7. 前記第1領域と前記オス部材との間にシールが形成されるのとほぼ同時に前記オス部材の長手方向と平行な方向に前記オスコネクタに当接するように構成された当接部を更に備える請求項4〜6のいずれか一項に記載のメスコネクタ。
  8. 前記メス部材の外周面に、前記メスコネクタが接続されるオスコネクタと螺合する突起が設けられている請求項1〜7のいずれか一項に記載のメスコネクタ。
  9. 前記メスコネクタに前記オスコネクタを接続したときに前記オスコネクタに設けられた指標と一致する指標が、前記メスコネクタに設けられている請求項8に記載のメスコネクタ。
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