JP2018200985A - 電流補強部品を備えた回路装置 - Google Patents

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Masakazu Koshiumi
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Abstract

【課題】プリント基板上に取り付けられる大電流を許容する電子部品のための電流補強部品を備えた回路装置を提供する。【解決手段】電子部品が配置される表面と、該電子部品のリード線をハンダ付けするための裏面とを有し、該表面から裏面に貫通するスルーホールを有するプリント基板と、前記プリント基板には表面側及び裏面側に形成される、前記電子部品のための導電パターンと、前記スルーホール介して前記プリント基板に取り付けられる電流補強部品と、を備え、前記電流補強部品は前記スルーホールを介して前記表面側と裏面側の導電パターン間を連通させる構造を有しており、これによって、前記表面側と裏面側の導電パターン間で前記スルーホールを介して電流補強を行うように構成されている回路装置。前記表面側と裏面側の導電パターン間で前記スルーホールを介して電流補強を行うように構成されている回路装置。【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板上に設けられる電流補強部品を備えた回路装置に関し、とりわけ、プリント基板上に取り付けられる大電流を許容する電子部品のための電流補強部品を備えた回路装置に関する。
プリント基板に取り付けられる電子部品には様々な用途、機能を持つ電子部品が含まれる。最近では、プリント基板上に取り付けられる電子部品の中には小型で極めて大容量の電流、いわゆる大電流を許容する電子部品を組み込むことができるプリント基板を提供することが求められるようになってきている。たとえば、特許文献1には大容量の電流を受けいれる電子部品を有する半導体プリント基板の構成が開示されている。
また、特許文献2には、ジャンパ線を有効使用することによって、大電流プリント基板の信頼性を高めるようにした構成が開示されている。
また、特許文献3には、基板の上・下に導電させるための貫通孔を利用して大電流を流すために、導電用貫通孔内に核を形成し、核と貫通孔の内壁によりメッキを成長させ、貫通孔にメッキを充填するようにして貫通孔を利用して部品面(表面)と半田面(裏面)との間で大電流を流すようにした構成が開示されている。
特開2014−236150号公報 特開平10−200221号 特開2011−40508号
このような大電流を伴う電子部品については、当該電子部品の円滑な動作を保障するためには、プリント基板上において大容量の電流に耐える導電パターンを当該電子部品の配置に合わせて提供する必要がある。
従来では、プリント基板上に配置される大容量の電流で動作する電子部品、すなわち大電流電子部品への対応が不十分となっていた。最近では大電流電子部品が配置されるプリント基板上では当該電子部品に対しては大電流を許容する導電パターンを安定的に確保する必要があるとともに、大電流に伴う導電パターンの発熱を効果的に放熱する必要がある。また、プリント基板上への電子部品の配置によっては、導電パターンを交差させる必要が生じる。この場合には従来では、プリント基板の表面側だけでなく、裏面側にも導電パターンを形成して導電パターンの交差の問題を回避するようにしていた。しかし、電子部品の許容する電流が大電流のため、とりわけスルーホール及び裏面側の導電パターンには熱が蓄積しても、放熱できないという問題が生じていた。したがって、従来では結果として、プリント基板上での電子部品の配置の自由度が低下する、あるいは導電パターンの放熱が不十分となり、回路に機能障害が生じる等の問題が生じていた。
特許文献1に開示された構成では大電流容量を確保するための特別のバスバーを半導体モジュールの外部接続端子にレーザ溶接で接合するようになっているため大電流許容のための特別の接続工程が必要になるという問題がある。
特許文献2では、プリント基板の表裏面に導電パターンを形成して、導電パターン間を、スルーホール(貫通孔)を介して接合された近接ジャンパ線を用いて大電流を許容するように構成されている。しかし、この構成は隣接するペアのスルーホール毎にジャンパ線を互いに近接させて挿入配置した大電流用基板において、近接したジャンパ線間の導電パターン上に半田を設け、近接した各ジャンパ線を半田を介して接合し、近接ジャンパ線の活用の効率を高めることを意図しているものであって、貫通孔を用いて部品面(表面)と半田面(裏面)との間で大電流を流すことを前提とするものではない。
貫通孔に大電流を流すこと念頭においた構成はたとえば特許文献3に開示されている。この開示された構成では回路基板の導電用貫通孔に絶縁性感光剤で核を露光・現像して形成し、該核と貫通孔の内壁によりメッキを成長させ、貫通孔にメッキを充填する回路基板の貫通孔に核を形成するようになっている。
しかしながらこの開示された手法では、貫通孔(スルーホール)内に大電流を許容する導電路を形成するための労力が多大となり、コスト面での負担も大きくなるという問題がある。
したがって、本件発明は、プリント基板において部品面(表面)、半田面(裏面)の導電パターン及びその間の貫通孔を介して設けられる導電路における大電流を許容できる効率的な回路構成を提供することを目的とする。
さらに、本件発明は大電流許容部品の動作に伴う部品面(表面)、半田面(裏面)における導電パターンからの発熱の問題を有効の処理できる効率的なプリント基板を備えた回路装置及び電流補強部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本件発明は、電子部品が配置される表面と、該電子部品のリード線をハンダ付けするための裏面とを有し、該表面から裏面に貫通するスルーホールを有するプリント基板と、
前記プリント基板には表面側及び裏面側に形成される、前記電子部品のための導電パターンと、
前記スルーホール介して前記プリント基板に取り付けられる電流補強部品と、を備え、
前記電流補強部品は前記スルーホールを介して前記表面側と裏面側の導電パターン間を連通させる構造を有しており、これによって、前記表面側と裏面側の導電パターン間で前記スルーホールを介して電流補強を行うように構成されていることを特徴とする。
また、好ましい態様としては、前記電流補強部品は前記導電パターンからの熱を放熱するための放熱構造を備えていることを特徴とする。
好ましい態様としては、前記電流補強部品は前記電子部品と同様の自動挿入動作により、プリント基板に取り付けられる。
好ましい態様としては、電流補強部品の放熱構造は前記表面側の導電パターンと接することにより放熱するようになっている。
好ましい態様としては、放熱構造はハンダ付けにより前記表面側の導電パターンと接することにより放熱するようになっている。
また、電流補強部品の放熱構造は、好ましい態様としては、複数のそろばん玉を直線的に連結した構造をしており、それぞれのそろばん玉の下端が前記表面側の導電パターンと接するように構成することができる。
それぞれそろばん玉の間には空間が形成されるので、導電パターンに蓄積された熱を効率的に放熱することができる。
また、別の好ましい態様としては、電流補強部品の放熱構造は直線的に延びるぜんまい型の構造とすることができ、それぞれの巻き線の下端部が前記表面側の導電パターンと接するように構成することができる。それぞれの巻き線は空間的に隔離されているので、導電パターンに蓄積された熱を、該ぜんまい構造を介して効率的に放熱することができる。
さらに、別の好ましい態様としては、前記電流補強部品の放熱構造が下方に延びる複数の脚部を有して直線的に延びるむかで型の構造をしており、それぞれの脚部の下端部が前記表面側の導電パターンと接するように構成することができる。
さらに、本件発明は、別の特徴として、電子部品が配置される表面と、該電子部品のリード線をハンダ付けするための裏面とを有し、該表面から裏面に貫通するスルーホール及び前記表面と裏面に形成された、導電パターンを有するプリント基板上に取り付けられる電流補強部品であって、
前記導電パターン間を前記スルーホールを介して連通させる構造を有する電流補強部品が構成される。
また、電流補強部品が前記導電パターンからの熱を放熱するための放熱構造を備えていてもよい。
本件発明は、プリント基板において部品面(表面)、半田面(裏面)の導電パターン及びその間を連通させる貫通孔(スルーホール)を介して設けられる導電路における大電流を許容する効率的な回路構成を提供することができる。
また、プリント基板上に配置された、放熱が必要な、とりわけ大電流を許容する電子部品に起因する表面側及び裏面側の導電パターンに蓄積される熱を、電流補強部品を介して効率的に放熱することができるとともに当該電流補強部品のプリント基板への取り付けを効率的に行うことができる。
さらに、上記のように部品面(表面)、半田面(裏面)の導電パターン及びその間を連通させる貫通孔(スルーホール)を介しての導電路の全体的にわたって大電流を許容できるため、プリント基板の表面側及び裏面側の導電パターンの形成の自由度を確保することができる。この結果、大電流を伴う電子部品のプリント基板上の配置の自由度を高めることもできる。
本発明の1つの実施例にかかる電流補強部品を有するプリント基板を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の電流補強部品の斜視図である。 図1のB−B線部分断面図である。 電流補強部品の他の実施例の斜視図である。 図5に示す電流補強部品をプリント基板に取り付けた状態のC−C線部分断面図である。 電流補強部品のさらに他の実施例の斜視図である。 電流補強部品のさらに他の実施例の斜視図である。 図8に示す電流補強部品をプリント基板に取り付けた状態のD−D線断面図である。
以下、図面を参照して、本件発明を説明する。図1、図2、図3及び図4には電流補強部品を備えたプリント基板の例が示されている。
図1に示されているプリント基板10は、電子部品(図示せず)、とりわけ大電流を許容する電子部品を含む多様な電子部品が配置される部品側の表面11と、該電子部品のリード線をハンダ付けするための半田面となる裏面12とを有している。
そして、本実施例ではプリント基板10上には、該プリント基板10に配置される電子部品のための導電パターン13、14が表面側及び裏面側に形成されている。
本実施例の導電パターン13と導電パターン14とは重ね合わせると交差する状態になっている。
しかし、両者は表面側と裏面側に別々に互いに独立して形成されるため、異なる電子部品のためにそれぞれ機能することができる。
そして、本実施例では表面側及び裏面側においてそれぞれの導電パターン13、14はプリント基板上で平面的に延びている。
そして、導電パターン13の両端部には、一対のスルーホール15、16が設けられている。また、導電パターン13は、スルーホール15、16を介してプリント基板の表面側から裏面側に延びる導電パターン13a、13bを有している。そしてプリント基板10の表面側にはスルーホール15、16を介して電流補強のための電流補強部品20が取り付けられている。裏面側の導電パターン13a及び13bはスルーホール15、16に挿入される電流補強部品20を介して表面側の導電パターン13と大電流を許容する導通状態にされている。
また、表面側の導電パターン13とはプリント基板10を挟んで裏面側で交差する導電パターン14の両端部にも、一対のスルーホール17、18が設けられており、そのスルーホール17、18を介して導電パターン14からの放熱及びスルーホール17、18の電流補強のための電流補強部品20がプリント基板10の表面側に取り付けられている。 そして、この裏面側に主要部分を有する導電パターン14のための電流補強部品20の下方部分に当たるプリント基板の表面側の部分の対応した表面側の領域にはそれぞれ導電パターン14a、14b が形成されている。
本実施例における導電パターン13、14、スルーホール15、16、17、18及び電流補強部品20の構造及び接続関係について図2、図3及び図4を参照しながら説明する。
本実施例における電流補強部品20は、複数のそろばん玉21を直線的に連結したような構造をしている。すなわち、電流補強部品20は、銅などの導電性材料からなる部品であり、プリント基板に設けられた一対のスルーホールに取り付けられる一対のリード線からなる両端部と、前記一対のリード線を連結する中間部とを備え、該中間部は、一のリード線から他のリード線に向かう方向に拡径する拡径部と、同方向に縮径する縮径部とを有するものであり、前記拡径部と縮径部とを交互に連続させた構造によって、いわば複数のそろばん玉21を直線的に連結した構造になっている。
また、電流補強部品20は、リード線22、23に比して電流容量が大となる部分を有するものであり、具体的には、前記中間部は、リード線からなる両端部に比して電流容量が大となる部分を有するものであるから、大電流をより効果的に許容することができる。
そして、それぞれのそろばん玉21の下端が表面側の導電パターン14a、14bと接している。この場合、それぞれのそろばん玉21の下端部は導電パターンの上面とは半田19aを介して接続されている。すなわち両者はハンダ付けされている。
また、図4に示すように電流補強部品20はいわゆるアキシャル構造を有しており、自動挿入機に供給される前段階では、リード線22、23がプリント基板に対して水平方向に延びる構造である一方、自動挿入機によってプリント基板に取り付けられた段階では、その長手方向の両端からはリード線22、23がプリント基板に対して垂直方向に延びておりスルーホール17、18を表面側から裏面側に貫通している。そして、その先端部22a、23aは折り曲げられて、プリント基板10の裏面側の表面12に押しつけられた状態になっている。
裏面12において電流補強部品20のリード線の先端部とプリント基板10の裏面12との間は半田19bによってハンダ付けされてプリント基板10の裏面上に接着されている。
この上記の構造を構成するに当たっては、まず所定の平面形状を有する導電パターン13、14をプリント基板10の表面11及び裏面12に形成する。
次に、表面側の導電パターン13の電流補強部品20を取り付ける部分に対応した裏面側導電パターンの投影部分を含む領域14a、14b(すなわち電流補強部品20を取り付けたプリント基板10を上方から見たときに電流補強部品で隠れる領域)を含む導電パターン14a、14bの表面にクリーム状半田19aを所定の厚さで塗って半田層を形成する。
次に、所定の電子部品(図示せず)及び電流補強部品20を、スルーホールを介して自動挿入によりプリント基板10に取り付ける。
つぎに、プリント基板10の表面11の側のハンダ付けによる半田19aは、上記のクリーム状半田を溶融させて電流補強部品20と導電パターン13とのハンダ付けを行う。裏面14の側については、プリント基板10の裏面14を半田槽に漬ける(ディップ)か、または流動するフロー半田を用いては電子部品及び電流補強部品のアキシャル構造を裏面側の導電パターン14との間で半田19bよって補強部品の脚すなわちリード線22、23とプリント基板10とを接着する。
このように大電流を許容する電子部品を含む電子部品及び電流補強部品を好ましくは自動挿入動作によりプリント基板10の上に取り付ける。
これによって、プリント基板の表面11と裏面12の導電パターン13、14及びその間を連通させるスルーホール17、18を介しての導電路の全体的にわたって大電流を許容できる。プリント基板の表面側及び裏面側の導電パターンの形成の自由度を確保することができる。その結果、大電流を伴う電子部品のプリント基板上の配置の自由度を高めることもできる。
この構造では、それぞれそろばん玉21の間には空間24が形成されるので、導電パターン13(14、14a、14b)に蓄積された熱を効率的に放熱することができる。
図5及び図6には別の態様の電流補強部品30が示されている。本実施例の電流補強部品30の放熱構造は直線的に延びるぜんまい型になっている。すなわち、電流補強部品30は、銅などの導電性材料からなる部品であり、プリント基板に設けられた一対のスルーホールに取り付けられる一対のリード線からなる両端部と、前記一対のリード線を連結する中間部とを備え、該中間部は、導電線材を螺旋状に巻き回してなる構造によって、直線的に延びるぜんまい型になっている。
この構造では、それぞれの巻き線31の両端の脚32、33(リード線)が導電パターン13(14、14a、14b)と半田15(16)により接着されている。
実施例の電流補強部品30は、それぞれの巻き線は空間的に隔離されているので、導電パターン13(14、14a、14b)に蓄積された熱を、空間的に離れた巻き線を介して効率的に放熱することができる。
また、電流補強部品30の中間部を螺旋状に構成することにより、両端のリード間を水平方向に直線状に連結する場合に比して、導電容量が大となる部分を有するものであるから、大電流をより効果的に許容することができる。
図7にはさらに別の態様の電流補強部品40が示されている。本実施例では電流補強部品40の放熱構造は、下方に延びる複数の足41を有して直線的に延びるむかで型40の構造をしており、むかで型の電流補強部品40は直線的に延びる胴部41と、該胴部41の両端の脚42、43(リード線)及び当該胴部41の長手方向の側部から所定の間隔を置いて下方に延びる複数の足44を備えており、その足44の下端部がハンダ付けにより半田19a(19b)を介して導電パターン13(14a、14b)と接するように構成されている。
このようなむかで型の構造の電流補強部品においても、導電パターン13(14、14a、14b)に蓄積された熱を、効率的に放熱することができる。
また、電流補強部品40は、電流補強部品30は、脚42、43よりも断面積が大となる胴部41及び複数の足44を備えることにより、両端のリード線間を一本の線状部材によって連結する場合に比して、導電容量が大となる部分を有するものであるから、大電流をより効果的に許容することができる。
図8及び図9にはさらに別の態様の電流補強部品50が開示されている。本実施例の電流補強部品50は、両端部が垂直方向に折れ曲がった脚部51を備えた細長い平面状の本体部52を備えており、該本体部の中央部分には下方に延びる円錐部53とその円錐部53の下端には、本体部の平面と平行な平面を有する下端部54が形成されている。円錐部53は上端が本体部に一体的に結合し、下端部が下端部と一体的に結合される円錐面に沿って斜め方向に延びる複数(本例では4つ)の棒状部材53aからを有する。従って、円錐部52には円周方向に、棒状部材の数に対応した複数の空間部53bが設けられることになる。
本実施例の構造では図8に示すように下端部54の下面が導電パターン13(14、14a、14b)の上面と密着した構造になっている。両者の間は半田によって結合されている。
これによって、導電パターン13(14、14a、14b)に接続される大電流が通電する部品足およびスルーホールの電流負荷を電流補強部品50は共有することができるので、大電流に適した構造を容易に得ることができる。
なお、本実施例ではスルーホールの内壁に金属メッキを施していない場合を示したが、スルーホールの内壁に銅箔などの金属メッキを施しても良い。
本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
例えば、上記各実施例では、電流補強部品として、そろばん玉型(電流補強部品20)、ぜんまい型(電流補強部品30)、むかで型(電流補強部品30)を示したが、これに限るものではなく、例えば、両端のリード間を直線状の導電性線材によって同径のまま水平方向に連結する場合に比して電流容量が大となるものであれば良く、例えば、電流補強部品の両端部であるリードよりも電流容量が大となる大きさを有する中間部として円柱体や四角柱体などの多角柱体を採用しても良い。
10 プリント基板
11 表面
12 裏面
13、14 導電パターン
15、16 スルーホール
19a、19b 半田
20 電流補強部品(そろばん型)
21 そろばん玉
22、23 脚(リード線)
30 電流補強部品(ぜんまい型)
31 巻き線
32、33 脚(リード線)
40 電流補強部品(むかで型)
41 胴部
42、43 脚(リード線)
44 足
50 電流補強部品
51 脚部
52 本体部
53 円錐部
54 下端部

Claims (11)

  1. 電子部品が配置される表面と、該電子部品のリード線をハンダ付けするための裏面とを有し、該表面から裏面に貫通するスルーホールを有するプリント基板と、
    前記プリント基板には表面側及び裏面側に形成される、前記電子部品のための導電パターンと、
    前記スルーホール介して前記プリント基板に取り付けられる電流補強部品と、を備え、
    前記電流補強部品は前記スルーホールを介して前記表面側と裏面側の導電パターン間を連通させる構造を有しており、これによって、前記表面側と裏面側の導電パターン間で前記スルーホールを介して電流補強を行うように構成されていることを特徴とする回路装置。
  2. 前記電流補強部品は、前記導電パターンからの熱を放熱するための放熱構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の回路装置。
  3. 前記電流補強部品は、前記電子部品と同様の自動挿入動作により、プリント基板に取り付けられることを特徴とする請求項1または2にいずれかの請求項に記載の回路装置。
  4. 前記電流補強部品は、前記表面側の導電パターンと接することにより放熱することを特徴とする請求項1または3のいずれかの請求項に記載の回路装置。
  5. 前記電流補強部品は、ハンダ付けにより前記表面側の導電パターンと接するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの請求項に記載の装置。
  6. 前記電流補強部品は、複数のそろばん玉を連結した構造をしており、それぞれのそろばん玉の下端が前記表面側の導電パターンと接するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの請求項に記載の回路装置。
  7. 前記電流補強部品は、ぜんまい型の構造をしており、それぞれの巻き線の下端部が前記表面側の導電パターンと接するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの請求項に記載の回路装置。
  8. 前記電流補強部品は、下方に延びる複数の脚部を有するむかで型の構造をしており、それぞれの脚部の下端部が前記表面側の導電パターンと接するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの請求項に記載の回路装置。
  9. 前記電流補強部品は、前記表面側の導電パターンと平面的に接する平面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の回路装置
  10. 電子部品が配置される表面と、該電子部品のリード線をハンダ付けするための裏面とを有し、該表面から裏面に貫通するスルーホール及び前記表面と裏面に形成された、導電パターンを有するプリント基板上に取り付けられる電流補強部品であって、
    前記導電パターン間を前記スルーホールを介して連結する構造を有することを特徴とする電流補強部品。
  11. 前記電流補強部品は、前記導電パターンからの熱を放熱するための放熱構造を備えていることを特徴とする請求項10に記載の電流補強部品。
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