JP2018200781A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】スペーサの本係止位置における保持を安定化することができるコネクタを提供する。【解決手段】端子収容室3が設けられたハウジング5と、端子収容室3に連通された収容凹部7と、端子を係止する係止部11を有するスペーサ13とを備えたコネクタ1において、スペーサ13が、ヒンジ9が設けられた基部15と、基部15の側面に撓み可能に設けられた側壁19とを有し、スペーサ13の側壁19に、第1突起21と、第2突起23とを設け、端子収容室3の側面17に、第1突起21と係合して仮係止位置でスペーサ13を保持する第1凹部25と、第2突起23と係合して本係止位置でスペーサ13を保持する第2凹部27とを設け、端子収容室3の側面17に、本係止位置で第1突起21と係合してスペーサ13を保持する係合部29を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに関する。詳細には、ハウジングに収容された端子を係止するスペーサを有するコネクタに関する。
従来、コネクタとしては、端子を収容可能な端子収容室が設けられたハウジングと、ハウジングの一面に開口して設けられ端子収容室に連通された収容凹部と、ハウジングにヒンジを介して回動可能に設けられ回動により収容凹部に挿入され端子収容室に収容された端子を係止する係止部としての二重係止凸部を有するスペーサとしての二重係止部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このコネクタでは、二重係止部の二重係止凸部に、仮係止突起と本係止突起とが設けられ、端子収容室に、仮係止突起及び本係止突起が係止する係止部が設けられている。
このようなコネクタでは、仮係止突起が係止部に係合されることにより二重係止部が仮係止位置に保持され、端子収容室への端子の挿入が可能となり、本係止突起が係止部に係合されることにより二重係止部が本係止位置に保持され、端子が端子収容室に係止される。
特開2010−102946号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタでは、スペーサの本係止位置における保持が本係止突起と係止部との係合のみであるので、ハウジングに加わる振動などの外力によって、本係止突起と係止部との係合が解除され、スペーサの本係止状態が解除される恐れがあった。
そこで、この発明は、スペーサの本係止位置における保持を安定化することができるコネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、端子を収容可能な端子収容室が設けられたハウジングと、前記ハウジングの一面に開口して設けられ前記端子収容室に連通された収容凹部と、前記ハウジングにヒンジを介して回動可能に設けられ回動により前記収容凹部に挿入され前記端子収容室に収容された前記端子を係止する係止部を有するスペーサと、前記スペーサに配置されて前記ヒンジが設けられ前記スペーサを前記収容凹部に挿入することにより前記端子収容室の開口を閉塞する基部と、前記基部の側面に一体に設けられ前記スペーサを前記収容凹部に挿入することにより前記端子収容室の側面に配置される撓み可能な側壁と、前記側壁に設けられ前記端子収容室側に向けて突設された第1突起と、前記端子収容室の側面に設けられ前記第1突起と係合して前記端子を前記端子収容室に収容可能に仮係止位置で前記スペーサを保持する第1凹部と、前記側壁に設けられ前記端子収容室側に向けて突設された第2突起と、前記端子収容室の側面に設けられ前記第2突起と係合して前記係止部を前記端子に係止した本係止位置で前記スペーサを保持する第2凹部と、前記端子収容室の側面に設けられ前記第2突起と前記第2凹部とが係合した本係止位置で前記第1突起と係合して前記スペーサを保持する係合部とを有することを特徴とするコネクタである。
このコネクタでは、端子収容室の側面に、第2突起と第2凹部とが係合した本係止位置で第1突起と係合してスペーサを保持する係合部が設けられているので、第2突起と第2凹部との係合と、第1突起と係合部との係合とで、スペーサを本係止位置に保持することができる。
従って、このようなコネクタでは、第2突起と第2凹部との係合と、第1突起と係合部との係合とで、外力に対するスペーサの保持力を強化することができ、スペーサの本係止位置における保持を安定化することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記第1凹部と前記第2凹部との前記スペーサ側には、前記スペーサの回動により前記第1突起と前記第2突起と摺動して前記側壁を撓ませる第1テーパと第2テーパとが設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、第1凹部と第2凹部とのスペーサ側に、スペーサの回動により第1突起と第2突起と摺動して側壁を撓ませる第1テーパと第2テーパとが設けられているので、スペーサの回動に合わせて、第1突起と第1凹部との係合及び第2突起と第2凹部との係合を行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコネクタであって、前記第1凹部と前記第2凹部とは、前記ハウジングの一面と平行に位置され、前記第1突起は、前記第2突起より前記スペーサの回動軌跡の内側に配置され、前記第1凹部には、前記スペーサの回動軌跡に沿って第3凹部が連通され、前記係合部は、前記第3凹部に設けられていることを特徴とする。
このコネクタでは、第1凹部と第2凹部とが、ハウジングの一面と平行に位置され、第1突起が、第2突起よりスペーサの回動軌跡の内側に配置されているので、スペーサの回動によりスペーサを仮係止位置に配置したとき、第1突起と第1凹部とが係合される。
このとき、スペーサを仮係止位置に配置させるときのスペーサの収容凹部に対する挿入力は、第1突起と第1凹部との係合における第1突起の摺動による側壁を撓ませる挿入力のみとなる。
一方、スペーサの回動によりスペーサを仮係止位置から本係止位置に配置したときには、第2突起と第2凹部とが係合される。
このとき、係合部は、スペーサの回動軌跡に沿って第1凹部に連通された第3凹部に設けられているので、第1突起は、第1凹部からスペーサの回動軌跡に沿って第3凹部に移動され、第1突起が側壁を撓ませることなく係合部に係合される。
このため、スペーサを本係止位置に配置させるときのスペーサの収容凹部に対する挿入力は、第2突起と第2凹部との係合における第2突起の摺動による側壁を撓ませる挿入力のみとなる。
従って、スペーサの収容凹部に対する挿入力を低減することができ、組付性を向上することができる。
本発明によれば、スペーサの本係止位置における保持を安定化することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを収容凹部に挿入する前の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを収容凹部に挿入する前の図1と異なる方向から見たときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを収容凹部に挿入する前の正面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを収容凹部に挿入する前の側面図である。 図3のX−X断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを仮係止位置に保持したときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを仮係止位置に保持したときの図6と異なる方向から見たときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを仮係止位置に保持したときの側面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを仮係止位置に保持したときの断面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを本係止位置に保持したときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを本係止位置に保持したときの図10と異なる方向から見たときの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを本係止位置に保持したときの側面図である。 本発明の実施の形態に係るコネクタのスペーサを本係止位置に保持したときの断面図である。
図1〜図13を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
本実施の形態に係るコネクタ1は、端子を収容可能な端子収容室3が設けられたハウジング5と、ハウジング5の一面に開口して設けられ端子収容室3に連通された収容凹部7と、ハウジング5にヒンジ9を介して回動可能に設けられ回動により収容凹部7に挿入され端子収容室3に収容された端子を係止する係止部11を有するスペーサ13とを備えている。
また、スペーサ13は、ヒンジ9が設けられスペーサ13を収容凹部7に挿入することにより端子収容室3の開口を閉塞する基部15と、基部15の側面に一体に設けられスペーサ13を収容凹部7に挿入することにより端子収容室3の側面17に配置される撓み可能な側壁19とを有する。
さらに、スペーサ13の側壁19には、端子収容室3側に向けて突設された第1突起21と、第2突起23とが設けられ、端子収容室3の側面17には、第1突起21と係合して端子を端子収容室3に収容可能に仮係止位置でスペーサ13を保持する第1凹部25と、第2突起23と係合して係止部11を端子に係止した本係止位置でスペーサ13を保持する第2凹部27とが設けられている。
そして、端子収容室3の側面17には、第2突起23と第2凹部27とが係合した本係止位置で第1突起21と係合してスペーサ13を保持する係合部29が設けられている。
また、第1凹部25と第2凹部27とのスペーサ13側には、スペーサ13の回動により第1突起21と第2突起23と摺動して側壁19を撓ませる第1テーパ31と第2テーパ33とが設けられている。
さらに、第1凹部25と第2凹部27とは、ハウジング5の一面と平行に位置され、第1突起21は、第2突起23よりスペーサ13の回動軌跡の内側に配置され、第1凹部25には、スペーサ13の回動軌跡に沿って第3凹部35が連通され、係合部29は、第3凹部35に設けられている。
図1〜図13に示すように、ハウジング5は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、相手ハウジング(不図示)と嵌合可能となっている。
このハウジング5には、相手ハウジングとの嵌合状態を保持するロック部37が設けられたロックアーム39が撓み可能に設けられ、ロック部37が相手ハウジングに設けられた被ロック部(不図示)と係合することにより、相手ハウジングとハウジング5との嵌合状態が保持される。
なお、ロックアーム39の自由端側には、操作部41が設けられ、操作部41を押圧することにより、ロックアーム39が撓まされ、ロック部37と被ロック部との係合を解除し、相手ハウジングとハウジング5との嵌合状態を解除することができる。
このようなハウジング5には、複数の端子(不図示)をそれぞれ収容する複数(ここでは2つ)の端子収容室3が設けられ、相手ハウジングと嵌合することにより、相手ハウジングに収容された相手端子(不図示)と端子とが電気的に接続される。
複数の端子収容室3は、ハウジング5の幅方向に複数列(ここでは2列)設けられている。
この端子収容室3の内部には、係止ランス(不図示)が撓み可能に設けられ、この係止ランスが内部に収容された端子と係合し、端子収容室3からの端子の抜け止めがなされる。
このような端子をそれぞれ収容する複数の端子収容室3は、ハウジング5の中央部に設けられた収容凹部7にそれぞれ連通されている。
収容凹部7は、ハウジング5の一面の中央部に長方形状に開口し、複数の端子収容室3の両側面17,17の上方に位置する開口と連通するように複数の端子収容室3を横切り、端子収容室3の両側面17,17をハウジング5の外部に露出するように設けられている。
この収容凹部7には、ハウジング5の一面側の開口からスペーサ13が挿入され、複数の端子収容室3にそれぞれ収容された端子と係合し、端子の端子収容室3からの抜け止めが係止ランスと共に二重になされる。
スペーサ13は、収容凹部7に挿入可能なようにコ字状に形成され、ヒンジ9を介してハウジング5の一面側に回動可能に設けられ、基部15と、係止部11と、側壁19とを備えている。
基部15は、平板状に形成され、長さ方向の一端側がヒンジ9を介してハウジング5の一面側に回動可能に連続する一部材で連結されている。
この基部15の外面は、収容凹部7に対してスペーサ13が完全に収容された本係止位置で、ハウジング5の一面と面一となるように配置される。
このような基部15の内面には、端子収容室3内に挿入される係止部11が設けられている。
係止部11は、複数の端子収容室3に合わせて、基部15の幅方向に複数(ここでは2つ)が並列に配置され、基部15の内面から連続する一部材で突設されている。
この係止部11は、収容凹部7に対してスペーサ13が完全に収容されていない仮係止位置で、端子収容室3の側面17,17間に挿入されず、端子を端子収容室3内に収容可能とする。
一方、係止部11は、端子が端子収容室3内に収容され、収容凹部7に対してスペーサ13が完全に収容された本係止位置で、端子収容室3の側面17,17間に挿入され、端子に設けられた被係止部(不図示)に係合可能に配置され、端子の端子収容室3からの抜け止めを行う。
このようにスペーサ13によって端子の抜け止めを行うことにより、端子収容室3内に設けられた係止ランスとで、端子を端子収容室3に二重に係止することができる。
このような係止部11が設けられた基部15には、幅方向の両側にそれぞれ側壁19,19が設けられている。
側壁19,19は、基部15の幅方向両側にそれぞれ基部15と連続する一部材で平板状に形成され、基部15の幅方向に撓み可能に設けられている。
この側壁19,19は、収容凹部7に対してスペーサ13が完全に収容された本係止位置で、外面がハウジング5の両側面と面一となるように配置され、内面が端子収容室3の側面17,17に対向して配置される。
このような側壁19,19の内面には、それぞれ第1突起21と、第2突起23とが設けられている。
第1突起21は、側壁19のヒンジ9側に配置され、側壁19の内面から側壁19,19間に向けて円柱状に突設されている。
この第1突起21の突出高さは、スペーサ13がヒンジ9を介して回動され、収容凹部7内に収容されるときに、端子収容室3の側面17と摺動可能な高さに設定されている。
第2突起23は、側壁19の係止部11側に配置され、側壁19の内面から側壁19,19間に向けて円柱状に突設されている。
この第2突起23の突出高さは、第1突起21と同様に、スペーサ13がヒンジ9を介して回動され、収容凹部7内に収容されるときに、端子収容室3の側面17と摺動可能な高さに設定されている。
このような第1突起21と第2突起23とは、スペーサ13の回動軌跡において、第1突起21が第2突起23より内側に位置するように配置されている。
このため、スペーサ13がヒンジ9を介して回動され、収容凹部7内に収容されるとき、第1突起21が第2突起23より先に、端子収容室3の側面17と摺動し、側壁19を外方に向けて撓ませる。
このような第1突起21と第2突起23とは、収容凹部7に対するスペーサ13の挿入により、端子収容室3の側面17,17にそれぞれ設けられた第1凹部25と、第2凹部27と、第3凹部35に設けられた係合部29とに係合される。
第1凹部25は、端子収容室3の側面17のヒンジ9側に配置され、第1突起21を収容可能に端子収容室3の側面17を貫通して設けられた孔部となっている。
この第1凹部25のスペーサ13側には、端子収容室3の側面17の縁部から第1凹部25に向けて傾斜する第1テーパ31が設けられている。
この第1テーパ31は、スペーサ13がヒンジ9を介して回動され、収容凹部7内に収容されるときに、第1突起21と摺動し、側壁19を外方に向けて撓ませる。
この第1テーパ31によって撓まされた側壁19は、第1突起21が第1テーパ31を越えて第1凹部25に位置したときに復元し、第1突起21を第1凹部25に係合させる。
この第1凹部25に対する第1突起21の係合により、スペーサ13がハウジング5に対して仮係止位置に保持される。
このスペーサ13の仮係止位置では、係止部11が端子収容室3内に挿入されておらず、端子を端子収容室3内に収容させることができる。
第2凹部27は、端子収容室3の側面17の係止部11側に配置され、第2突起23を収容可能に端子収容室3の側面17を貫通して設けられた孔部となっている。
この第2凹部27のスペーサ13側には、端子収容室3の側面17の縁部から第2凹部27に向けて傾斜する第2テーパ33が設けられている。
この第2テーパ33は、スペーサ13がヒンジ9を介して回動され、収容凹部7内に収容されるときに、第2突起23と摺動し、側壁19を外方に向けて撓ませる。
この第2テーパ33によって撓まされた側壁19は、第2突起23が第2テーパ33を越えて第2凹部27に位置したときに復元し、第2突起23を第2凹部27に係合させる。
この第2凹部27に対する第2突起23の係合により、スペーサ13がハウジング5に対して本係止位置に保持される。
このスペーサ13の本係止位置では、係止部11が端子収容室3内に挿入され、端子収容室3内に収容された端子に係止部11が係合可能に配置され、端子収容室3からの端子の抜け止めを行うことができる。
第3凹部35は、端子収容室3の側面17において、第1凹部25よりヒンジ9側に配置され、第1突起21を収容可能に端子収容室3の側面17を貫通して設けられた孔部となっており、第1凹部25に連通されている。
この第3凹部35は、第1凹部25からスペーサ13の回動軌跡に沿って形成されており、スペーサ13が仮係止位置から本係止位置に移行するときに、第1突起21が第1凹部25から第3凹部35に沿って第3凹部35に収容される。
このような第3凹部35内には、第1突起21が第3凹部35に収容された状態で、第1突起21に係合する係合部29が設けられている。
係合部29は、第3凹部35内のスペーサ13側に設けられた段部となっており、スペーサ13が仮係止位置から本係止位置に移行するときに、第1凹部25から第3凹部35内に移動した第1突起21と係合される。
この係合部29に対する第1突起21の係合により、第2凹部27に対する第2突起23の係合と共に、スペーサ13をハウジング5に対して本係止位置に保持することができ、スペーサ13の本係止位置における保持を強化することができる。
このため、ハウジング5に加わる振動などの外力によって、端子収容室3内で端子が移動したとしても、第2突起23と第2凹部27との係合と、第1突起21と係合部29との係合とにより、スペーサ13の本係止状態が解除されることを防止することができる。
ここで、第1凹部25と第2凹部27とは、端子収容室3の側面17において、ハウジング5のスペーサ13が配置された一面と平行に配置されている。
また、スペーサ13は、ヒンジ9を介してハウジング5に回動可能に設けられており、第1突起21が第2突起23よりスペーサ13の回動軌跡の内側に配置されている。
このため、スペーサ13がヒンジ9を介して回動され、収容凹部7内に仮係止位置で保持されるとき、まず、第1突起21が第1テーパ31と摺動し、側壁19が撓まされ、側壁19の復元により第1突起21が第1凹部25に係合される。
次に、スペーサ13が仮係止位置から本係止位置に移行され、収容凹部7内に本係止位置で保持されるとき、第2突起23が第2テーパ33と摺動し、側壁19が撓まされ、側壁19の復元により第2突起23が第2凹部27に係合される。
このとき、第1突起21は、側壁19を撓ませるために側壁19と摺動することなく、第1凹部25から第3凹部35に沿って第3凹部35内に移動され、第2突起23との摺動によって撓まされた側壁19の復元により第3凹部35内の係合部29に係合される。
このようにスペーサ13が仮係止位置から本係止位置に移行するときに、第1突起21が側壁19を撓ませるための摺動を行わないことにより、収容凹部7に対するスペーサ13の挿入力が第2突起23と第2テーパ33との摺動のみとなる。
このため、スペーサ13が仮係止位置に位置するときの挿入力は、第1突起21と第1テーパ31との摺動のみとなり、スペーサ13が本係止位置に位置するときの挿入力は、第2突起23と第2テーパ33との摺動のみとなる。
従って、収容凹部7に対するスペーサ13の挿入力を、スペーサ13を仮係止位置に保持させ、仮係止位置から本係止位置に保持させるまでの間、低減させた状態のまま一定に保つことができ、ハウジング5に対するスペーサ13の組付性を向上することができる。
このようなコネクタ1の組付けは、まず、スペーサ13を回動させ、収容凹部7に挿入し、第1突起21と第1凹部25とを係合させ、収容凹部7に対してスペーサ13を仮係止位置に保持する(図6〜図9参照)。
次に、端子を端子収容室3に収容し、端子を係止ランスに係止させ、係止ランスによって端子収容室3内に端子を保持させる。
そして、スペーサ13を回動させ、収容凹部7内でスペーサ13を仮係止位置から本係止位置に移行させ、第2突起23と第2凹部27及び第1突起21と係合部29を係合させ、収容凹部7に対してスペーサ13を本係止位置に保持し、係止部11を端子に係合可能に配置させ、スペーサ13によって端子収容室3内に端子を保持させる(図10〜図13参照)。
このようなコネクタ1では、端子収容室3の側面17に、第2突起23と第2凹部27とが係合した本係止位置で第1突起21と係合してスペーサ13を保持する係合部29が設けられているので、第2突起23と第2凹部27との係合と、第1突起21と係合部29との係合とで、スペーサ13を本係止位置に保持することができる。
従って、このようなコネクタ1では、第2突起23と第2凹部27との係合と、第1突起21と係合部29との係合とで、外力に対するスペーサ13の保持力を強化することができ、スペーサ13の本係止位置における保持を安定化することができる。
また、第1凹部25と第2凹部27とのスペーサ13側には、スペーサ13の回動により第1突起21と第2突起23と摺動して側壁19を撓ませる第1テーパ31と第2テーパ33とが設けられているので、スペーサ13の回動に合わせて、第1突起21と第1凹部25との係合及び第2突起23と第2凹部27との係合を行うことができる。
さらに、第1凹部25と第2凹部27とは、ハウジング5の一面と平行に位置され、第1突起21は、第2突起23よりスペーサ13の回動軌跡の内側に配置されているので、スペーサ13の回動によりスペーサ13を仮係止位置に配置したとき、第1突起21と第1凹部25とが係合される。
このとき、スペーサ13を仮係止位置に配置させるときのスペーサ13の収容凹部7に対する挿入力は、第1突起21と第1凹部25との係合における第1突起21の摺動による側壁19を撓ませる挿入力のみとなる。
一方、スペーサ13の回動によりスペーサ13を仮係止位置から本係止位置に配置したときには、第2突起23と第2凹部27とが係合される。
このとき、係合部29は、スペーサ13の回動軌跡に沿って第1凹部25に連通された第3凹部35に設けられているので、第1突起21は、第1凹部25からスペーサ13の回動軌跡に沿って第3凹部35に移動され、第1突起21が側壁19を撓ませることなく係合部29に係合される。
このため、スペーサ13を本係止位置に配置させるときのスペーサ13の収容凹部7に対する挿入力は、第2突起23と第2凹部27との係合における第2突起23の摺動による側壁19を撓ませる挿入力のみとなる。
従って、スペーサ13の収容凹部7に対する挿入力を低減することができ、組付性を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、第3凹部がスペーサの回動軌跡に沿って第1凹部に連通されているが、これに限らず、第1突起と干渉することなく、第1凹部から第1突起を移動することができる形状であれば、第3凹部の形状はどのようなものであってもよい。
また、第1凹部と第2凹部とは、ハウジングの一面と平行に位置されているが、第1凹部と第2凹部との配置と、第1突起と第2突起との配置とは、このような配置に限られるものではない。
例えば、第1凹部と第2凹部とをスペーサの回動軌跡に沿って配置させ、第1突起と第2突起とをスペーサの回動軌跡に沿って配置させる。
この配置では、スペーサの仮係止位置で第1突起と第1凹部とが係合し、スペーサの本係止位置で第1突起と第2凹部とが係合し、第2突起と第1凹部とが係合する。
このような配置では、スペーサの本係止位置で第1突起と係合する第2凹部が、係合部となり、スペーサの本係止位置における保持を安定化することができる。
このようにスペーサの仮係止位置で第1突起と第1凹部とが係合し、スペーサの本係止位置で第1突起と係合部とが係合する構成であれば、第1凹部と第2凹部とをどのように配置してもよい。
また、端子収容室は、ハウジングに2つ設けられているが、これに限らず、端子収容室をハウジングに1つ、或いは3つ以上設けてもよく、端子収容室の数に合わせて、スペーサに係止部を設ければよい。
1…コネクタ
3…端子収容室
5…ハウジング
7…収容凹部
9…ヒンジ
11…係止部
13…スペーサ
15…基部
17…側面
19…側壁
21…第1突起
23…第2突起
25…第1凹部
27…第2凹部
29…係合部
31…第1テーパ
33…第2テーパ
35…第3凹部

Claims (3)

  1. 端子を収容可能な端子収容室が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングの一面に開口して設けられ前記端子収容室に連通された収容凹部と、
    前記ハウジングにヒンジを介して回動可能に設けられ回動により前記収容凹部に挿入され前記端子収容室に収容された前記端子を係止する係止部を有するスペーサと、
    前記スペーサに配置されて前記ヒンジが設けられ前記スペーサを前記収容凹部に挿入することにより前記端子収容室の開口を閉塞する基部と、
    前記基部の側面に一体に設けられ前記スペーサを前記収容凹部に挿入することにより前記端子収容室の側面に配置される撓み可能な側壁と、
    前記側壁に設けられ前記端子収容室側に向けて突設された第1突起と、
    前記端子収容室の側面に設けられ前記第1突起と係合して前記端子を前記端子収容室に収容可能に仮係止位置で前記スペーサを保持する第1凹部と、
    前記側壁に設けられ前記端子収容室側に向けて突設された第2突起と、
    前記端子収容室の側面に設けられ前記第2突起と係合して前記係止部を前記端子に係止した本係止位置で前記スペーサを保持する第2凹部と、
    前記端子収容室の側面に設けられ前記第2突起と前記第2凹部とが係合した本係止位置で前記第1突起と係合して前記スペーサを保持する係合部と、
    を有することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタであって、
    前記第1凹部と前記第2凹部との前記スペーサ側には、前記スペーサの回動により前記第1突起と前記第2突起と摺動して前記側壁を撓ませる第1テーパと第2テーパとが設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2記載のコネクタであって、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは、前記ハウジングの一面と平行に位置され、
    前記第1突起は、前記第2突起より前記スペーサの回動軌跡の内側に配置され、
    前記第1凹部には、前記スペーサの回動軌跡に沿って第3凹部が連通され、
    前記係合部は、前記第3凹部に設けられていることを特徴とするコネクタ。
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