JP2018198629A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2018198629A
JP2018198629A JP2015208965A JP2015208965A JP2018198629A JP 2018198629 A JP2018198629 A JP 2018198629A JP 2015208965 A JP2015208965 A JP 2015208965A JP 2015208965 A JP2015208965 A JP 2015208965A JP 2018198629 A JP2018198629 A JP 2018198629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
washing machine
pulley
tub
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015208965A
Other languages
English (en)
Inventor
功治 岩▲崎▼
Koji Iwasaki
功治 岩▲崎▼
拓朗 平井
Takuro Hirai
拓朗 平井
雄也 大浦
Yuya Oura
雄也 大浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Techno Motor Corp
Original Assignee
Nidec Techno Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Techno Motor Corp filed Critical Nidec Techno Motor Corp
Priority to JP2015208965A priority Critical patent/JP2018198629A/ja
Priority to PCT/JP2016/079600 priority patent/WO2017068977A1/ja
Publication of JP2018198629A publication Critical patent/JP2018198629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F37/00Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
    • D06F37/30Driving arrangements 
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F37/00Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
    • D06F37/30Driving arrangements 
    • D06F37/40Driving arrangements  for driving the receptacle and an agitator or impeller, e.g. alternatively

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

【課題】振動及び騒音の発生を低減できる洗濯機を提供する。【解決手段】水槽内に軸線L周りに回転可能に配置される洗濯槽17と、洗濯槽17内の底部に洗濯槽17と同軸に配置される撹拌羽根18と、駆動機構19とを備え、駆動機構19は水槽の下面に取り付けられるとともに、洗濯槽17及び撹拌羽根18の軸線周りに設けられるクラッチユニット21と、水槽の下面に取り付けられてクラッチユニット21に対して水平方向に離れて配置されるとともに、クラッチユニット21に連結されるモータユニット22とを備え、クラッチユニット21によって、撹拌羽根18及び洗濯槽17の一体回転と、撹拌羽根18のみの回転とが切り替えられるとともに、クラッチユニット21の重量が、モータユニット22の重量より大きいことで、水槽の重心位置が洗濯槽17及び撹拌羽根18の軸線から大きくずれることを抑制して、振動及び騒音の発生を低減できる。【選択図】図2

Description

本発明は洗濯機に関する。
従来、洗濯工程では洗濯兼脱水槽を静止状態にして撹拌翼を回転させ、脱水工程では洗濯兼脱水槽と撹拌翼とを一緒に回転させる洗濯機が知られている。前述の洗濯機は、例えば特許文献1に開示される。
特許文献1の洗濯機は、水受け外槽の底壁の外側に固定される駆動機構部を備える。駆動機構部は、減速ギヤと摩擦クラッチと摩擦ブレーキを内蔵するユニットである。駆動機構部は、水受け外槽の底壁を貫通して、水受け外槽内の底部に突出する同心2重軸を備える。同心2重軸は、外側に脱水軸、内側に洗濯軸を備える。脱水軸の上端に洗濯兼脱水槽が取り付けられる。洗濯軸の上端に撹拌翼が取り付けられる。駆動機構部は、プーリー及びベルトを介して駆動モータに連結され、駆動モータから回転駆動力を入力される。駆動モータは、水受け外槽の底壁外側に固定される。駆動モータとしては、極数変換型の単相誘導電動機(誘導モータ)が使用される。
特許公開2000-014974号公報
特許文献1に開示される洗濯機では、摩擦クラッチ等を内蔵するユニットが水受け外槽の中央部に配置され、駆動モータが前記中央部から端部側にずれた位置に配置される。洗濯兼脱水槽及び撹拌翼の回転軸は、前記中央部に位置する。駆動モータとして使用される誘導モータは、巻線の使用量が多いため重たい。このために、特許文献1の構成では、水受け外槽の重心位置が、駆動モータが配置される側に偏ってしまい、回転軸から大きくずれ易い。重心位置の回転軸からのずれ量が大きくなると、例えば洗濯兼脱水槽等が回転する場合に、回転が波打って振動及び騒音が生じ易くなる。
以上の点に鑑みて、本発明は、振動及び騒音の発生を低減できる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明の例示的な洗濯機は、筐体と、上面を開口して前記筐体内に支持される水槽と、前記水槽内に軸線周りに回転可能に配置される洗濯槽と、前記洗濯槽内の底部に前記洗濯槽と同軸に配置される撹拌羽根と、前記水槽の下面に取り付けられるとともに、前記洗濯槽及び前記撹拌羽根の前記軸線周りに設けられるクラッチユニットと、前記水槽の下面に取り付けられて前記クラッチユニットに対して水平方向に離れて配置されるとともに、前記クラッチユニットに連結されるモータユニットと、を備える。前記クラッチユニットによって、前記撹拌羽根及び前記洗濯槽の一体回転と、前記撹拌羽根のみの回転とが切り替えられる。前記クラッチユニットの重量は、前記モータユニットの重量より大きい。
例示的な本発明による洗濯機によれば、水槽の重心位置が洗濯槽及び撹拌羽根の軸線から大きくずれることを抑制して、振動及び騒音の発生を低減できる。
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯機の概略断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る洗濯機が備える駆動機構の構成を説明するための概略正面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る洗濯機が備える駆動モータの構成を示す概略平面図である。 図4は、ブラシレスDCモータ(DCモータ)及び誘導モータ(ACモータ)における、トルクとモータ効率の関係の一例を示すグラフである。 図5は、本発明の実施形態に係る洗濯機が備える第1のプーリーと第2のプーリーとの関係を示す第1の概略平面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る洗濯機が備える第1のプーリーと第2のプーリーとの関係を示す第2の概略平面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る洗濯機の第1の変形例を説明するための概略平面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る洗濯機の第2の変形例を説明するための概略平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態に係る洗濯機について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明にあたっては、図1に示す洗濯機1の配置を基準として上下方向を定義する。また、図1に示す洗濯機1の左側を前方、右側を後方として前後方向を定義する。また、図1の紙面に対して手前側を洗濯機1の右方とし、紙面に対して奥側を洗濯機1の左方として左右方向を定義する。また、上下方向に対して垂直な面を水平面として水平方向を定義する。ただし、この方向の定義より、本発明に係る洗濯機の向きを限定する意図はない。また、本願では、プーリーの直径とは、プーリーのピッチ円における直径(ピッチ円直径)のことをいう。
<1.洗濯機の概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯機1の概略断面図である。図1を参照して、洗濯機1は筐体10を備えている。洗濯機1は、電気洗濯機であり、筐体10内の適所に、マイクロコンピュータを含む制御回路(不図示)を備えている。筐体10の上面には、開口10aが形成されている。この開口10aを介して、衣類等の洗濯物の出し入れが行われる。洗濯機1は、開口10aを開閉する蓋体11も備えている。
洗濯機1は、上面を開口して筐体10内に支持される水槽12を備えている。水槽12は、詳細には、筐体10内に複数設けられる吊り棒13及びサスペンション機構14によって弾性支持されている。水槽12には、筐体10の上部後方に設けられる給水口15から供給される水が溜められる。水槽12の底壁12aには、排水口(不図示)が設けられている。排水口には、開閉弁16aを備える排水ホース16が繋がれている。開閉弁16aを開くことによって、水槽12に溜められた水を外部に排水できる。
洗濯機1は、水槽12内に軸線L周りに回転可能に配置される洗濯槽17を備えている。軸線Lは、上下方向に平行であるとともに水槽10の中央部を通る。洗濯槽17は、詳細には、有底筒状に設けられている。洗濯槽17は、衣類等の洗濯物が入れられる槽であり、脱水槽も兼ねる。洗濯槽17の側壁には、複数の孔17aが形成されている。複数の孔17aを介して、水槽12に溜められる水が洗濯槽17内に入る。また、脱水時には、洗濯槽17から水槽12へと水が排出される。水槽12に排出された水は、排水ホース16を介して外部に排出される。
洗濯機1は、洗濯槽17内の底部に洗濯槽17と同軸に配置される撹拌羽根18を備えている。撹拌羽根18は、洗濯及びすすぎの際に洗濯槽17に水流を発生させる。その他、洗濯機1は、水槽12の底壁12aの外側に設けられて、洗濯槽17及び撹拌羽根18を駆動させる駆動機構19を備えている。
図2は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が備える駆動機構19の構成を説明するための概略平面図である。なお、図2においては、理解を容易にするために、駆動機構19に連結される洗濯槽17も示されている。図2を参照して、洗濯機1は取付部材20を備えている。取付部材20は、例えば金属によって形成される。取付部材20は、図2においては図示が省略される水槽12の底壁12aの外面に固定される。取付部材20の水槽12への固定には、例えばネジが使用される。
図1及び図2を参照して、洗濯機1は、水槽12の下面に取り付けられるとともに、洗濯槽17及び撹拌羽根18の軸線L周りに設けられるクラッチユニット21を備えている。本実施形態では、クラッチユニット21は、取付部材20を介して水槽12の下面に間接的に取り付けられている。しかし、これは例示にすぎず、クラッチユニット21は水槽12の下面に直接取り付けられてもよい。
また、図1及び図2を参照して、洗濯機1は、水槽12の下面に取り付けられてクラッチユニット21に対して水平方向に離れて配置されるとともに、クラッチユニット21に連結されるモータユニット22を備えている。本実施形態では、モータユニット22は、クラッチユニット21と同様に、水槽12の下面に間接的に取り付けられている。ただし、これは例示にすぎず、モータユニット22は、水槽12の下面に直接取り付けられてもよい。また、モータユニット22は、クラッチユニット21に対して水平方向に離れていればよく、離れる向き及び離れる量は適宜決定されてよい。モータユニット22は、例えば、洗濯機1の左右いずれかの斜め後方に配置される。
モータユニット22は、駆動モータ24を備えている。駆動モータ24は、ブラシレスDCモータである。洗濯機1は、ブラシレスDCモータの駆動制御を行うインバータ回路(不図示)を備える。図3は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が備える駆動モータ24の構成を示す概略平面図である。駆動モータ24は、樹脂製のケーシング241を備えている。ケーシング241は、インサート成形によってステータ(不図示)と一体的に形成されている。ケーシング241は、モータユニット22を水槽12の下面に固定する留め具25(図2参照)と係合する取付脚242を備えている。留め具25は、例えばネジであってよい。
ケーシング241は、詳細には、出力軸24aを挟んで対向する位置に、一対の取付脚242を備えている。取付脚242は、ケーシング241の外面から径方向に突出している。取付脚242は、ケーシング241と一体成形されている。駆動モータ24は、一部が取付部材20に設けられた凹部(不図示)に入れられた状態で取付部材20に固定される。このために、取付脚242は、ケーシング241の上下方向の中間位置近傍に設けられている。各取付脚242には、留め具25と係合する長孔243が形成されている。取付脚242に設ける孔は、長孔でなく丸孔等であってもよい。取付脚242に長孔243を設けることによって、モータユニット22のクラッチユニット21に対する位置調整が行い易い。
なお、取付脚242の数、形状、設置位置は、本実施形態の構成から適宜変更されてよい。また、取付脚242は、ケーシング241とは別部材で構成されてもよい。
モータユニット22は、第1のプーリー26を備えている。第1のプーリー26は、詳細には、駆動モータ24の出力軸24aの先端に取り付けられている。クラッチユニット21は、第1のプーリー26にベルト27を介して連結される第2のプーリー28を備えている。駆動モータ24が駆動して第1のプーリー26が回転すると、第2のプーリー28は軸線Lを中心として回転する。第2のプーリー28の直径は、第1のプーリー26の直径より大きい。このために、駆動モータ24の回転は、減速されてクラッチユニット21に伝達される。
クラッチユニット21は、撹拌羽根18及び洗濯槽17の一体回転と、撹拌羽根18のみの回転とを切り替える。詳細には、駆動モータ24の駆動力を伝達されたクラッチユニット21は、洗濯工程においては、撹拌羽根18のみを回転し、洗濯槽17は回転させない。クラッチユニット21は、洗濯槽17の回転を抑制するブレーキ機構を備えるのが好ましい。なお、洗濯工程は、洗い及びすすぎを含む。また、駆動モータ24の駆動力を伝達されたクラッチユニット21は、脱水工程においては、撹拌羽根18及び洗濯槽17を一緒に回転する。
なお、本実施形態のクラッチユニット21は、洗濯槽17に連結される中空の第1の回転軸と、前記第1の回転軸内に同心状に配置されるとともに撹拌羽根18に連結される第2の回転軸とを備えている。すなわち、クラッチユニット21は同心二重軸構造である。
<2.クラッチユニットとモータユニットの関係>
次に、クラッチユニット21とモータユニット22の関係について、詳細に説明する。本実施形態の洗濯機1においては、クラッチユニット21の重量が、モータユニット22の重量より大きくなっている。このために、水槽12の重心位置の軸線Lからのずれが抑制されている。具体例を示すと、モータユニット22の重量2.5kgに対して、クラッチユニット21の重量は2.6kg以上にされる。換言すると、クラッチユニット21の重量は、例えばモータユニット22の重量の1.04倍以上にされる。なお、取付部材20に駆動モータ24を取り付けるためにモータ取付台が使用される場合には、モータユニット22は、このモータ取付台も含む。
本実施形態の洗濯機1では、駆動モータ24としてブラシレスDCモータを使用している。洗濯機において同等の出力レベルを得られるという前提で比較すると、ブラシレスDCモータは、従来使用される誘導モータに比べて巻線やステータコアの使用量が少ないため、小型且つ軽量にできる。すなわち、ブラシレスDCモータを使用することによって、モータユニット22の重量を軽量化できる。また、駆動モータ24のケーシング241は金属製ではなく樹脂製とされている。この点からも、モータユニット22の重量は軽量化されている。
駆動モータ24は、ケーシング241を構成する樹脂でステータを一体化した構造であり、放熱性に優れる。このために、モータユニット22に冷却ファンを取り付けることを省略でき、モータユニット22の重量の軽量化を図れている。また、ケーシング241に樹脂製の取付脚242を一体的に設けている。このために、金属製のモータ取付台を省略することができ、モータユニット22の重量の軽量化を図れている。また、ケーシング241が樹脂製であるため、洗濯機のような水を使用する環境において、モータの腐食を防止することができる。
クラッチユニット21は、当該ユニットを構成する部品を覆い、取付部材20に取り付けられる筒状のハウジング21aを備える。第2のプーリー28は、ハウジング21aの下方から突出する回転軸21bに取り付けられている。第2のプーリー28の直径は、ハウジング21aの外径よりも大きい。第2のプーリー28は直径が大きく大型に設けられているために、クラッチユニット21の重量が重くなっている。
第2のプーリー28の直径が大きく設けられる理由について、以下説明する。図4は、ブラシレスDCモータ(DCモータ)及び誘導モータ(ACモータ)における、トルクとモータ効率の関係の一例を示すグラフである。図4に示すグラフにおいて、横軸はトルク(kgf・cm)、縦軸はモータ効率(%)である。モータ効率は、入力電力に対する機械出力の比を百分率で表したものである。入力電力と機械出力とは、それぞれ、以下の式で表される。
入力電力=電圧×電流
機械出力=回転速度×トルク
図4から、誘導モータをブラシレスDCモータに変更することによって、モータ効率を向上できることがわかる。ブラシレスDCモータは、ACモータに比べて低トルクで使用する際にモータ効率が良くなる。このために、良好なモータ効率でブラシレスDCモータを使用し、洗濯槽17及び撹拌羽根18の回転時のトルクを十分得ることを条件とすると、第2のプーリー28の直径はACモータを使用する場合に比べて大きくする必要がある。この結果、クラッチユニット21が備える第2のプーリー28の直径は大きくなっており、クラッチユニット21の重量は重くなっている。
図5は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が備える第1のプーリー26と第2のプーリー28との関係を示す第1の概略平面図である。ブラシレスDCモータは、モータ効率が80%以上となる条件で使用するのが好ましい。この条件を考慮すると、第2のプーリー28の直径R2は、第1のプーリー26の直径R1の2.25倍以上4.5倍以下であるのが好ましい。本実施形態では、一例として、モータ効率が最大効率となる点で駆動モータ24を使用している。具体例を示すと、駆動モータ24のモータトルクは6kgf・cmであり、第2のプーリー28の直径R2は、第1のプーリー26の直径R1の3.4倍である。
図6は、本発明の実施形態に係る洗濯機1が備える第1のプーリー26と第2のプーリー28との関係を示す第2の概略平面図である。図6における破線図は、実線図に比べて第2のプーリー28の直径が大きくなった状態を示している。第1のプーリー26と第2のプーリー28との中心間距離Xが変わらない場合、第2のプーリー28が大きくなると、ベルト27の第1のプーリー26に対する接触角θが小さくなる。
接触角θが小さくなりすぎると、ベルト27に滑りが発生し、例えば洗濯機1の耐久性が低下する。この問題の発生を避けるために、ベルト27の第1のプーリー26に対する接触角θは140°以上が好ましい。この接触角θが140°以上という条件を満たすことを考慮した場合、第2のプーリー28の直径R2は、第1のプーリー26の直径R1の2.8倍以下であるのが好ましい。
なお、ここで言う接触角θは、ベルト27と第1のプーリー28が接触する範囲を、第1のプーリー28の中心位置を基準として示した角度値である。また、2つのプーリー26、28の中心間距離Xを大きくできる場合には、中心間距離Xを大きくすることによって接触角θを大きくしてもよい。
本実施形態の洗濯機1は、クラッチユニット21の重量をモータユニット22の重量より大きくして、水槽12の重心位置の軸線Lからのずれが抑制している。このために、本実施形態の洗濯機1では、洗濯槽17及び撹拌羽根18の回転時に波打った回転等が発生し難い。このために、本実施形態の洗濯機1は、振動及び騒音を発生し難い。また、駆動モータ24としてブラシレスDCモータを使用しているためにモータ効率が良く、洗濯機1の省電力化が期待できる。
<3.第1の変形例>
図7は、本発明の実施形態に係る洗濯機1の第1の変形例を説明するための概略平面図である。図7に示す第1の変形例では、第1のプーリー26と第2のプーリー28との間にアイドラプーリー29が配置されている。ベルト27は、第1のプーリー26と第2のプーリー28との間でアイドラプーリー29に接触している。アイドラプーリー29は、例えば取付部材20又は駆動モータ24のケーシング241等に固定される。
アイドラプーリー29は、当該アイドラプーリー29が設けられない場合のベルト位置(図7に破線で示す)よりも、内側に配置されている。そして、ベルト27は、アイドラプーリー29の内側に円弧状に接触している。この結果、アイドラプーリー29は、ベルト27の第1のプーリー26に対する接触角θを大きくする役目を果たしている。第1の変形例の洗濯機1では、ベルト27の第1のプーリー26に対する接触角θを140°以上に保ちつつ、第2のプーリー28の直径を大きくし易い。
<4.第2の変形例>
図8は、本発明の実施形態に係る洗濯機1の第2の変形例を説明するための概略平面図である。第2の変形例の洗濯機1が備える第2のプーリー28´には、回転軸21bが取り付けられる部分の周囲に貫通孔30が設けられている。詳細には、第2のプーリー28´には、複数の貫通孔30が周方向に等間隔に設けられている。
第2のプーリー28´の重量が重くなりすぎると、例えば洗濯槽17等の回転開始時に大きな力が必要になる。本変形例では、クラッチユニット21の重量がモータユニット22の重量よりも大きいという条件は満たした上で、第2のプーリー28´の重量を適当な範囲で軽くしている。これにより、洗濯槽17及び撹拌羽根18の回転開始時に必要な力を低減して、スムーズに洗濯機1を動かすことができる。
なお、第2のプーリー28´に設ける貫通孔30のサイズ、形状、数、及び、位置については、例えばバランス調整等を考慮して適宜変更してよい。
<5.その他>
以上に示した実施形態や変形例の構成は、本発明の例示にすぎない。実施形態や変形例の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されてもよい。また、複数の変形例は、可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
例えば、以上に示した実施形態では、駆動モータ24がブラシレスDCモータである構成とした。しかし、これは例示にすぎない。クラッチユニット21の重量がモータユニット22の重量よりも大きいという条件は満たすのであれば、駆動モータ24として、ブラシレスDCモータ以外のモータが使用されてもよい。
また、以上に示した実施形態では、駆動モータ24のケーシング241が樹脂製である構成とした。しかし、これは例示にすぎない。クラッチユニット21の重量がモータユニット22の重量よりも大きいという条件は満たすのであれば、ケーシング241は金属製であってもよい。同様に、取付脚432も金属製であってもよい。また、場合によっては、モータユニット22が冷却ファンを備えても構わない。
また、場合によっては、重量バランスを調整するために、モータユニット22が配置される位置と軸線Lを挟んで反対側に錘を配置してもよい。錘は、例えば、取付部材20に取り付けることができる。
本発明は、洗濯機に好適に利用できる。
1・・・洗濯機
10・・・筐体
10a・・・開口
11・・・蓋体
12・・・水槽
12a・・・水槽の底壁
13・・・吊り棒
14・・・サスペンション機構
15・・・給水口
16・・・排水ホース
16a・・・開閉弁
17・・・洗濯槽
17a・・・孔
18・・・撹拌羽根
19・・・駆動機構
20・・・取付部材
21・・・クラッチユニット
21a・・・ハウジング
21b・・・回転軸
22・・・モータユニット
24・・・駆動モータ
24a・・・出力軸
25・・・留め具
26・・・第1のプーリー
27・・・ベルト
28、28´・・・第2のプーリー
29・・・アイドラプーリー
30・・・貫通孔
241・・・ケーシング
242・・・取付脚
243・・・長孔
L・・・軸線
R1・・・第1のプーリーの直径
R2・・・第2のプーリーの直径
X・・・中心間距離
θ・・・接触角

Claims (7)

  1. 筐体と、
    上面を開口して前記筐体内に支持される水槽と、
    前記水槽内に軸線周りに回転可能に配置される洗濯槽と、
    前記洗濯槽内の底部に前記洗濯槽と同軸に配置される撹拌羽根と、
    前記水槽の下面に取り付けられるとともに、前記洗濯槽及び前記撹拌羽根の前記軸線周りに設けられるクラッチユニットと、
    前記水槽の下面に取り付けられて前記クラッチユニットに対して水平方向に離れて配置されるとともに、前記クラッチユニットに連結されるモータユニットと、
    を備え、
    前記クラッチユニットによって、前記撹拌羽根及び前記洗濯槽の一体回転と、前記撹拌羽根のみの回転とが切り替えられ、
    前記クラッチユニットの重量が、前記モータユニットの重量より大きい、洗濯機。
  2. 前記モータユニットが第1のプーリーを備え、
    前記クラッチユニットが前記第1のプーリーにベルトを介して連結される第2のプーリーを備える、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記第2のプーリーの直径は、前記第1のプーリーの直径の2.25倍以上、4.5倍以下である、請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記第2のプーリーには、回転軸が取り付けられる部分の周囲に貫通孔が設けられている、請求項2又は3に記載の洗濯機。
  5. 前記モータユニットが備える駆動モータは、ブラシレスDCモータである、請求項1から4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記モータユニットが備える駆動モータは、樹脂製のケーシングを備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記ケーシングは、前記モータユニットを前記水槽の下面に固定する留め具と係合する取付脚を備える、請求項6に記載の洗濯機。
JP2015208965A 2015-10-23 2015-10-23 洗濯機 Pending JP2018198629A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015208965A JP2018198629A (ja) 2015-10-23 2015-10-23 洗濯機
PCT/JP2016/079600 WO2017068977A1 (ja) 2015-10-23 2016-10-05 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015208965A JP2018198629A (ja) 2015-10-23 2015-10-23 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018198629A true JP2018198629A (ja) 2018-12-20

Family

ID=58557449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015208965A Pending JP2018198629A (ja) 2015-10-23 2015-10-23 洗濯機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2018198629A (ja)
WO (1) WO2017068977A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914179B1 (ja) * 1967-02-06 1974-04-05
JPS52141073A (en) * 1976-05-19 1977-11-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Stirring type washing machine
JPH04256796A (ja) * 1991-02-06 1992-09-11 Toshiba Corp 脱水兼用洗濯機
JP3432145B2 (ja) * 1998-07-03 2003-08-04 株式会社日立製作所 電気洗濯機
JP4296658B2 (ja) * 1999-10-27 2009-07-15 パナソニック株式会社 洗濯機用駆動装置
JP3600098B2 (ja) * 1999-12-14 2004-12-08 三洋電機株式会社 洗濯機
JP2008119283A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Sharp Corp 洗濯機
JP4806436B2 (ja) * 2008-09-26 2011-11-02 三洋電機株式会社 洗濯機
JP2011200545A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toshiba Corp ランドリー機器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017068977A1 (ja) 2017-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101639021B1 (ko) 세탁기 구동장치 및 이를 구비한 세탁기
JP6452069B2 (ja) 全自動洗濯機および制御方法
JP2006043153A (ja) 洗濯機
US7677063B2 (en) Washing machine
EP2314747B1 (en) Pulsator device usable with washing machine and washing machine having the same
US20130276483A1 (en) Washing machine
US11773525B2 (en) Double-rotor washing type drum washing machine
EP2037032A3 (en) Support for fixing an electric motor to a tub of a washing machine or similar household appliance
US10683600B2 (en) Washing machine
JP2009078056A (ja) ドラム式洗濯機
WO2015158044A1 (zh) 滚筒洗衣机
WO2016101839A1 (zh) 洗衣机
KR20150144324A (ko) 세탁기 구동 메커니즘
WO2017068977A1 (ja) 洗濯機
JP2019042333A (ja) 洗濯機
JP5193548B2 (ja) 洗濯乾燥機のファン駆動用永久磁石式回転電機
WO2018038009A1 (ja) 洗濯機
JP2007068811A (ja) ドラム式洗濯機
JP2022048838A (ja) 斜歯歯車、当該斜歯歯車を用いた減速歯車機構、及び、洗濯機
KR101123324B1 (ko) 세탁기의 유도 모터
JP2009056113A (ja) 洗濯機
JP2011244976A (ja) 洗濯機
JP6419522B2 (ja) 永久磁石式回転電機および洗濯機
US20180216275A1 (en) Washing machine
CN213664826U (zh) 扰动组件、盖体组件和烹饪器具