JP2018198167A - 電極製造装置及び電極製造方法 - Google Patents
電極製造装置及び電極製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018198167A JP2018198167A JP2017102699A JP2017102699A JP2018198167A JP 2018198167 A JP2018198167 A JP 2018198167A JP 2017102699 A JP2017102699 A JP 2017102699A JP 2017102699 A JP2017102699 A JP 2017102699A JP 2018198167 A JP2018198167 A JP 2018198167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- suction
- transport conveyor
- conveyor
- air ejection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
【課題】高速搬送される電極をダメージレスで抜取検査することが可能な電極製造装置及び電極製造方法を提供する。【解決手段】電極製造装置1は、第1の吸着搬送コンベア2と第2の吸着搬送コンベア3との間の受渡部分Pにおいて電極100の搬送ラインLよりも下方に進出退避自在である電極ホルダ4と、電極100へのエアの吹き付けをオンにすることによって第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3への電極100の受け渡しを行う補助用エア噴出部6と、電極ホルダ4及び補助用エア噴出部6を制御する制御部22を有し、第1の吸着搬送コンベア2によって搬送される電極100の良品不良品判定及び抜取検査を実行する検査部8と、を備え、制御部22は、抜取検査において電極100を搬送ラインLから抜き取る場合に、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオフにする。【選択図】図8
Description
本発明は、電極製造装置及び電極製造方法に関する。
二次電池などに用いられるシート状の電極は、例えば長尺の金属箔の一面又は両面に活物質層を備えた帯状電極を形成し、その後、帯状電極を所定の幅に加工することによって製造される。電極の加工手段としては、例えば、プレス型を用いるダイカット、レーザービームを用いたレーザーカット等が挙げられる。例えば特許文献1には、搬送中の電極に加工を施す電極製造装置が記載されている。この電極製造装置は、ワークとしての帯状電極を吸着して搬送する吸着搬送コンベアと、吸着搬送コンベアにより搬送される帯状電極を加工する加工装置と、これらを制御するコントローラとを備えて構成されている。
上述したような電極製造装置では、加工直後の電極の抜取検査が実行される場合がある。抜取検査では、加工直後の電極を吸着搬送コンベアの搬送ラインから抜き取り、電極のバリの有無、寸法、水分含有量、電極塗布用の有機溶剤の残存量などの検査が行われる。これらの検査項目の中でも、バリの有無の検査を実行するにあたっては、加工直後の電極をダメージレスで搬送ラインから抜き取る必要がある。電極をダメージレスで搬送ラインから抜き取る機構としては、例えば吸着アームを用いたピックアップ機構などが挙げられるが、かかる機構では、電極を高速で搬送する搬送ラインへの適用は困難である。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、高速搬送される電極をダメージレスで抜取検査することが可能な電極製造装置及び電極製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る電極製造装置は、シート状の電極を吸着して一方向に搬送する第1の吸着搬送コンベアと、第1の吸着搬送コンベアから電極を受け取って一方向に搬送する第2の吸着搬送コンベアと、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとにより電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダと、搬送ラインの下方に配置され、受渡部分に位置する電極へのエアの吹き付けのオンオフを切り替え可能であり、当該エアの吹付をオンにすることによって第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアへの電極の受け渡しを行う補助用エア噴出部と、電極ホルダ及び補助用エア噴出部を制御する制御部を有し、第1の吸着搬送コンベアによって搬送される電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査部と、を備え、制御部は、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で前記補助用エア噴出部をオフにする。
この電極製造装置では、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で補助用エア噴出部をオフにする。補助用エア噴出部をオフにすることで、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分において電極が落下し、受渡部分に進出している電極ホルダによって電極が受け取られる。これにより、第1の吸着搬送コンベア及び第2の吸着搬送コンベアによって電極が高速搬送される場合でも、電極の端面等にダメージを与えることなく電極を搬送ラインから抜き取ることができる。したがって、ダメージレスでの電極の抜取検査を実行することが可能となる。
また、制御部は、良品不良品判定において電極が良品とされた場合に、補助用エア噴出部をオンにしてもよい。この場合、良品とされた電極を第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアに確実に受け渡すことができる。
また、制御部は、良品不良品判定において電極が不良品とされた場合に、電極ホルダを受渡部分から退避させてもよい。この場合、不良品とされた電極を搬送ラインから確実に外すことができる。
また、搬送ラインの上方に配置され、受渡部分に位置する電極へのエアの吹き付けのオンオフを切り替え可能であり、当該エアの吹付をオンにすることによって受渡部分を通過する電極を落下させる落下用エア噴出部を更に備え、制御部は、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、落下用エア噴出部をオンにしてもよい。これにより、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極を電極ホルダに一層確実に受け渡すことが可能となる。
また、制御部は、良品不良品判定において電極が不良品とされた場合に、落下用エア噴出部をオンにしてもよい。この場合、不良品とされた電極を搬送ラインから一層確実に外すことができる。
また、本発明の一側面に係る電極製造装置は、シート状の電極を吸着して一方向に搬送する第1の吸着搬送コンベアと、第1の吸着搬送コンベアから電極を受け取って一方向に搬送する第2の吸着搬送コンベアと、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとにより電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダと、搬送ラインの上方に配置され、受渡部分に位置する電極へのエアの吹き付けのオンオフを切り替え可能であり、当該エアの吹付をオンにすることによって受渡部分を通過する電極を落下させる落下用エア噴出部と、落下用エア噴出部及び電極ホルダを制御する制御部を有し、第1の吸着搬送コンベアによって搬送される電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査部と、を備え、制御部は、抜取検査において搬送ラインから電極を抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で落下用エア噴出部をオンにする。
この電極製造装置では、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で落下用エア噴出部をオンにする。落下用エア噴出部をオンにすることで、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分において電極が落下し、受渡部分に進出している電極ホルダによって電極が受け取られる。これにより、第1の吸着搬送コンベア及び第2の吸着搬送コンベアによって電極が高速搬送される場合でも、電極の端面等にダメージを与えることなく電極を搬送ラインから抜き取ることができる。したがって、ダメージレスでの電極の抜取検査を実行することが可能となる。
また、制御部は、良品不良品判定において電極が良品とされた場合に、落下用エア噴出部をオフにしてもよい。この場合、良品とされた電極を第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアに受け渡すことができる。
また、制御部は、良品不良品判定において電極が不良品とされた場合に、電極ホルダを受渡部分から退避させた状態で落下用エア噴出部をオンにしてもよい。この場合、不良品とされた電極を搬送ラインから確実に外すことができる。
また、電極ホルダは、受渡部分で落下した電極を受け取る受取面を有していてもよい。この場合、電極ホルダの受取面において電極をより確実に受け取ることができる。
また、電極ホルダの少なくとも受取面は、衝撃吸収材によって形成されていてもよい。こうすると、電極ホルダの受取面で電極を受け取る際の電極へのダメージを一層緩和することができる。
また、電極ホルダは、受取面から一方向に張り出す張出面を有していてもよい。この場合、落下の際に電極が慣性で一方向側に移動したとしても、電極ホルダによって電極の受け取りを好適に実行できる。
また、制御部は、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極が受渡部分に位置した際に受渡部分に進出させた電極ホルダを電極の搬送速度と略等速で一方向に移動させてもよい。この場合、落下の際に電極が慣性で一方向側に移動したとしても、電極ホルダによって電極の受け取りを好適に実行できる。
また、本発明の一側面に係る電極製造方法は、第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアにシート状の電極を吸着搬送する搬送ステップと、第1の吸着搬送コンベアによって搬送される電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査ステップと、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとにより電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダ、及び搬送ラインの下方に配置され、受渡部分に位置する電極へのエアの吹き付けが可能であり、当該エアの吹き付けをオンにすることによって第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアへの電極の受け渡しを行う補助用エア噴出部を制御する制御ステップと、を備え、制御ステップでは、検査ステップの抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で補助用エア噴出部をオフにする。
この電極製造方法では、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で補助用エア噴出部をオフにする。補助用エア噴出部をオフにすることで、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分において電極が落下し、受渡部分に進出している電極ホルダによって電極が受け取られる。これにより、第1の吸着搬送コンベア及び第2の吸着搬送コンベアによって電極が高速搬送される場合でも、電極の端面等にダメージを与えることなく電極を搬送ラインから抜き取ることができる。したがって、ダメージレスでの電極の抜取検査を実行することが可能となる。
また、本発明の一側面に係る電極製造方法は、第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアにシート状の電極を吸着搬送する搬送ステップと、第1の吸着搬送コンベアによって搬送される電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査ステップと、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとにより電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダ、及び搬送ラインの上方に配置され、受渡部分に位置する電極へのエアの吹き付けのオンオフが可能であり、当該エアの吹き付けをオンにすることによって受渡部分を通過する電極を落下させる落下用エア噴出部を制御する制御ステップと、を備え、制御ステップでは、検査ステップの抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で落下用エア噴出部をオンにする。
この電極製造方法では、抜取検査において電極を搬送ラインから抜き取る場合に、電極ホルダを受渡部分に進出させた状態で落下用エア噴出部をオンにする。落下用エア噴出部をオンにすることで、第1の吸着搬送コンベアと第2の吸着搬送コンベアとの間の電極の受渡部分において電極が落下し、受渡部分に進出している電極ホルダによって電極が受け取られる。これにより、第1の吸着搬送コンベア及び第2の吸着搬送コンベアによって電極が高速搬送される場合でも、電極の端面等にダメージを与えることなく電極を搬送ラインから抜き取ることができる。したがって、ダメージレスでの電極の抜取検査を実行することが可能となる。
本発明によれば、高速搬送される電極をダメージレスで抜取検査することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一側面に係る電極製造装置及び電極製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
[電極の構成例]
図1は、電極製造装置で製造される電極の一例を示す図である。図1(a)は、正極の平面図、図1(b)は、負極の平面図である。正極101及び負極102は、例えばリチウムイオン二次電池等の蓄電装置に用いられるシート状の電極100である。蓄電装置では、セパレータを介して正極及び負極が交互に積層されてなる電極組立体が電解液と共にケース内に収容される。
図1は、電極製造装置で製造される電極の一例を示す図である。図1(a)は、正極の平面図、図1(b)は、負極の平面図である。正極101及び負極102は、例えばリチウムイオン二次電池等の蓄電装置に用いられるシート状の電極100である。蓄電装置では、セパレータを介して正極及び負極が交互に積層されてなる電極組立体が電解液と共にケース内に収容される。
図1(a)に示すように、正極は、例えばアルミニウム箔からなる金属箔103と、金属箔103の両面に形成された正極活物質層104とを有している。正極活物質層104は、金属箔103におけるタブ103a側の縁部及びタブ103aを除いた領域に形成されている。正極活物質層104は、金属箔103の片面のみに形成される場合もある。正極活物質層104は、正極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。
また、図1(b)に示すように、負極102は、例えば銅箔からなる金属箔105と、金属箔105の両面に形成された負極活物質層106とを有している。負極活物質層106は、金属箔105におけるタブ105aを除いた領域に形成されている。負極活物質層106は、負極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物またはホウ素添加炭素等が挙げられる。
セパレータとしては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、或いはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布等が例示される。セパレータは、シート状であってもよく、タブ103aを除いて正極101を覆うように袋状をなしていてもよい。
[電極製造装置の第1実施形態]
図2は、第1実施形態に係る電極製造装置の概略構成図である。この電極製造装置1は、リチウムイオン二次電池の製造ラインに組み込まれて使用される装置である。電極製造装置1は、製造ラインにおいて、長尺の母材を加工して電極100を形成する加工部の後段側に設けられ、加工直後の電極の検査を行う装置として構成されている。
図2は、第1実施形態に係る電極製造装置の概略構成図である。この電極製造装置1は、リチウムイオン二次電池の製造ラインに組み込まれて使用される装置である。電極製造装置1は、製造ラインにおいて、長尺の母材を加工して電極100を形成する加工部の後段側に設けられ、加工直後の電極の検査を行う装置として構成されている。
電極製造装置1は、図2に示すように、第1の吸着搬送コンベア2と、第2の吸着搬送コンベア3と、電極ホルダ4と、回収ボックス5と、補助用エア噴出部6と、落下用エア噴出部7と、検査部8とを含んで構成されている。
第1の吸着搬送コンベア2及び第2の吸着搬送コンベア3は、電極100の搬送を行う装置である。第1の吸着搬送コンベア2及び第2の吸着搬送コンベア3は、例えばエアの吸引を許容する複数の通気孔が設けられたベルトと、ベルトの内側に配置された吸引ダクトとを有している。第1の吸着搬送コンベア2及び第2の吸着搬送コンベア3は、吸引ダクトでエアを吸引することによってベルトに電極100を密着させる。第1の吸着搬送コンベア2及び第2の吸着搬送コンベア3は、ベルトをローラで周回させることで、ベルト上の電極100の搬送経路である搬送ラインLに沿って一方向に吸着搬送する。なお、吸着搬送コンベアについては、吸引ダクトを備えているものに限られず、ベルト自体に吸着機能を有するものなど、他の構成のものであってもよい。
本実施形態では、第1の吸着搬送コンベア2は、搬送ラインLの上流側から順に、下段に配置された吸着搬送コンベア2Aと、上段に配置された吸着搬送コンベア2Bとを有している。吸着搬送コンベア2Aは、電極100の一方面側を吸着し、吸着搬送コンベア2Bは、電極100の他方面側を吸着する。吸着搬送コンベア2Aの下流側と吸着搬送コンベア2Bの上流側とは、上下に互いに重なっており、当該重なり部分において吸着搬送コンベア2Aから吸着搬送コンベア2Bへの電極100の受け渡しが行われる。
第2の吸着搬送コンベア3は、搬送ラインLの上流側から順に、上段に配置された吸着搬送コンベア3Aと、下段に配置された吸着搬送コンベア3Bとを有している。吸着搬送コンベア3Aは、電極100の他方面側を吸着し、吸着搬送コンベア3Bは、電極100の一方面側を吸着する。吸着搬送コンベア3Aの下流側と吸着搬送コンベア3Bの上流側とは、上下に互いに重なっており、当該重なり部分において吸着搬送コンベア3Aから吸着搬送コンベア3Bへの電極100の受け渡しが行われる。
吸着搬送コンベア2Bと吸着搬送コンベア3Aとは、少なくとも電極100の幅(搬送ラインL方向の幅)よりも小さい間隔をもって同じ高さに配置されている。吸着搬送コンベア2Bと吸着搬送コンベア3Aとの間の領域は、第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3への電極100の受渡部分Pとなっている。
電極ホルダ4は、搬送ラインLに沿って搬送される複数の電極100の一部を回収する装置である。電極ホルダ4は、受渡部分Pにおいて電極100の搬送ラインLよりも下方に進出退避自在であり、受渡部分Pで落下した電極100を受け取って回収を行ようになっている。電極ホルダ4は、図3に示すように、ホルダ部11と、アーム12とを含んで構成されている。
ホルダ部11は、平面視において略長方形状をなしている。ホルダ部11は、電極100を受け取る受取面13と、受取面13から搬送ラインLの一方向、すなわち、電極100の搬送方向に張り出す張出面14とを有している。受取面13は、少なくとも電極100のうちのタブを除いた部分の面積よりも大きい面積を有している。張出面14は、受取面13の幅(搬送ラインL方向の幅)の略半分程度の幅で受取面13に連続して設けられている。
アーム12は、例えばホルダ部11における張出面14側の縁部に設けられている。アーム12は、後述する制御部22からの制御に基づいて、電極ホルダ4を受渡部分Pの下方位置に対して進出退避させる。電極ホルダ4が受渡部分Pの下方位置に進出した場合、例えば受取面13が受渡部分Pの真下に位置し、張出面14が受渡部分Pよりも搬送ラインLの後段側に位置する。電極ホルダ4が受渡部分Pの下方位置から退避した場合、受渡部分Pの真下には、回収ボックス5のみが位置することとなる。
本実施形態では、電極ホルダ4が受渡部分Pの下方位置に進出した場合、電極ホルダ4は、搬送ラインLよりも5cm以内の範囲で搬送ラインLよりも下方側に位置する。また、電極ホルダ4の少なくとも受取面13は、全面にわたって衝撃吸収材によって形成されている。衝撃吸収材としては、例えばゴムやスポンジなどが挙げられる。受取面13に連続して張出面14を設ける場合、張出面14が衝撃吸収材によって形成されていてもよい。
図2に戻り、補助用エア噴出部6は、第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3への電極100の受け渡しを行うエア噴出装置であり、エアのオンオフを切り替え可能となっている。補助用エア噴出部6は、例えば電極ホルダ4に設けられ、電極ホルダ4が受渡部分Pの下方位置に進出している場合に、制御部22からの制御に基づいて、受渡部分Pに向けて上方にエアを噴出する。補助用エア噴出部6からのエアにより、受渡部分Pを通過する際の電極100の落下が抑制される。
落下用エア噴出部7は、受渡部分Pを通過する電極100を落下させるエア噴出装置であり、エアのオンオフを切り替え可能となっている。落下用エア噴出部7は、補助用エア噴出部6と対向するように受渡部分Pにおいて電極100の搬送ラインLの上方に配置されている。落下用エア噴出部7は、制御部22からの制御に基づいて、受渡部分Pに向けて下方にエアを噴出する。落下用エア噴出部7からのエアにより、受渡部分Pを通過する際の電極100の落下が促進される。
検査部8は、第1の吸着搬送コンベア2によって搬送される電極100の良品不良品判定及び抜取検査を実行する装置である。検査部8は、例えば第1の撮像装置21Aと、第2の撮像装置21Bと、制御部22とによって構成されている。第1の撮像装置21Aは、吸着搬送コンベア2Aの上方に配置され、吸着搬送コンベア2Aによって搬送される電極100の他方面の撮像を実行する。第2の撮像装置21Bは、吸着搬送コンベア2Bの下方に配置され、吸着搬送コンベア2Bによって搬送される電極100の一方面の撮像を実行する。第1の撮像装置21A及び第2の撮像装置21Bは、撮像結果を示す画像データを制御部22に出力する。
制御部22は、電極ホルダ4、補助用エア噴出部6、及び落下用エア噴出部7の動作を制御する信号処理回路である。制御部22は、電極100の良品不良品判定を行う良品不良品判定モードと、例えばランダムに選出された電極100に対して抜取検査を行う抜取検査モードとを実行する。制御部22は、良品不良品判定モードでは、第1の撮像装置21A及び第2の撮像装置21Bから受け取った画像データに基づいて電極100の寸法、活物質層の寸法、バリの有無等を解析し、電極100の良品不良品判定を実行する。
より具体的には、制御部22は、電極100が良品とされた場合には、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオンにし、かつ落下用エア噴出部7をオフにする。これにより、良品とされた電極100は、受渡部分Pを通過し、第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3に受け渡される。第2の吸着搬送コンベア3に受け渡された電極100は、製造ラインの後段側に設置された積層装置(不図示)に搬送される。一方、制御部22は、電極100が不良品とされた場合には、電極ホルダ4を受渡部分Pから退避させ、落下用エア噴出部7をオンにする。これにより、不良品とされた電極100は、受渡部分Pで落下し、回収ボックス5によって回収される。
また、制御部22は、抜取検査モードでは、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオフにし、かつ落下用エア噴出部7をオフにする。これにより、ランダムに選出された電極100は、受渡部分Pで落下し、電極ホルダ4に受け取られる。電極100が電極ホルダ4に受け取られた後、制御部22は、電極ホルダ4を受渡部分Pから退避させ、電極100を回収する。回収された電極100については、製造ラインとは別の場所にて、有無、寸法、水分含有量、電極塗布用の有機溶剤の残存量などの検査が行われる。
続いて、上述した電極製造装置1の動作について説明する。図4は、電極製造装置の動作を示すフローチャートである。
同図に示すように、電極製造装置1では、搬送ステップ(ステップS01)と、検査ステップ(ステップS02)と、制御ステップ(ステップS03)とが実行される。
搬送ステップS01では、第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3に向けて複数のシート状の電極100が所定の間隔をもって搬送される。検査ステップS02では、第1の吸着搬送コンベア2によって搬送される電極100の良品不良品判定及び抜取検査が実行される。制御ステップS03では、電極ホルダ4、補助用エア噴出部6、及び落下用エア噴出部7の動作の制御が実行される。
図5は、検査ステップ及び制御ステップの詳細を示すフローチャートである。同図に示すように、まず、制御部22において、電極100の抜取検査を実行するか否かの判断がなされる(ステップS11)。この判断は、ランダムになされる。すなわち、ランダムに選出された電極100に対して抜取検査が実行される。ステップS11において、抜取検査を実行しないと判断された場合、電極の良品不良品判定が実行される(ステップS12)。ここでは、第1の撮像装置A及び第2の撮像装置21Bによる電極100の撮像が実行され、第1の撮像装置A及び第2の撮像装置21Bで取得された電極100の画像データに基づいて電極100の良品不良品判定が行われる(ステップS13)。
ステップS13で電極100が良品とされた場合、受渡部分Pに電極ホルダ4が進出し(ステップS14)、補助用エア噴出部6がオンとなる(ステップS15)。ステップS14及びステップS15では、落下用エア噴出部7がオフとなる。これにより、図6に示すように、受渡部分Pにおいて補助用エア噴出部6からのエアに電極100がアシストされ、第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3に電極100が受け渡される。
ステップs13において、電極100が不良品とされた場合、受渡部分Pから電極ホルダ4が退避し(ステップS16)、落下用エア噴出部7がオンとなる(ステップS17)。これにより、図7に示すように、受渡部分Pにおいて落下用エア噴出部7からのエアが電極100に吹き付けられ、受渡部分Pで落下した電極100が回収ボックス5によって回収される。
一方、ステップS11において、抜取検査を実行すると判断された場合、電極ホルダ4が受渡部分Pに進出する(ステップS18)。また、補助用エア噴出部6がオフとなり(ステップS19)、落下用エア噴出部7がオンとなる(ステップS20)。これにより、図8に示すように、受渡部分Pにおいて落下用エア噴出部7からのエアが電極100に吹き付けられ、受渡部分Pで落下した電極100が真下の電極ホルダ4によって受け取られる。この後、電極ホルダ4が受渡位置から退避し(ステップS21)、抜取検査用の電極100が回収される。
以上説明したように、電極製造装置1では、抜取検査において電極100を搬送ラインLから抜き取る場合に、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオフにする。補助用エア噴出部6をオフにすることで、第1の吸着搬送コンベア2と第2の吸着搬送コンベア3との間の電極100の受渡部分Pにおいて電極100が落下し、受渡部分Pに進出している電極ホルダ4によって電極100が受け取られる。これにより、第1の吸着搬送コンベア2及び第2の吸着搬送コンベア3によって電極100が高速搬送される場合でも、電極100の端面等にダメージを与えることなく電極100を搬送ラインから抜き取ることができる。したがって、ダメージレスでの電極100の抜取検査を実行することが可能となる。
電極製造装置1では、電極100が良品とされた場合に、制御部22が電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオンにする。これにより、良品とされた電極100を第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3に確実に受け渡すことができる。また、電極製造装置1では、電極100が不良品とされた場合に、制御部22が電極ホルダ4を受渡部分Pから退避させる。これにより、不良品とされた電極100を搬送ラインLから確実に外すことができる。
また、電極製造装置1では、受渡部分Pにおいて電極100の搬送ラインLの上方に配置され、電極100にエアを吹き付けることによって受渡部分Pを通過する電極100を落下させる落下用エア噴出部7が設けられている。そして、電極製造装置1では、抜取検査において電極100を搬送ラインLから抜き取る場合に、制御部22が落下用エア噴出部7をオンにすると共に、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオフにする。これにより、抜取検査の際に電極100を電極ホルダ4に一層確実に受け渡すことが可能となる。
また、電極製造装置1では、電極100が不良品とされた場合に、制御部22が電極ホルダ4を受渡部分から退避させた状態で落下用エア噴出部7をオンにする。これにより、不良品とされた電極100を搬送ラインLから一層確実に外すことができる。
また、電極製造装置1では、電極ホルダ4が受渡部分Pで落下した電極100を受け取る受取面13と、受取面13から一方向に張り出す張出面14とを有している。これにより、電極ホルダ4の受取面13において電極100をより確実に受け取ることができる。また、落下の際に電極100が慣性で一方向側に移動したとしても、電極ホルダ4の受取面13及び張出面14によって電極100の受け取りを好適に実行できる。
さらに、電極製造装置1では、電極ホルダ4の少なくとも受取面13が衝撃吸収材によって形成されている。このため、電極ホルダ4の受取面13で電極100を受け取る際の電極100へのダメージを一層緩和することができる。特に、衝撃吸収材としてスポンジを用いる場合、電極100を受け取る際の電極100の横滑りも防止できる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態に係る電極製造装置の概略構成図である。同図に示すように、第2実施形態に係る電極製造装置31は、補助用エア噴出部6を備えず、落下用エア噴出部7のみを備えている点で、第1実施形態に係る電極製造装置1と相違している。電極製造装置31は、図4に示した搬送ステップS01、検査ステップS02、及び制御ステップS03を実行する。
図9は、第2実施形態に係る電極製造装置の概略構成図である。同図に示すように、第2実施形態に係る電極製造装置31は、補助用エア噴出部6を備えず、落下用エア噴出部7のみを備えている点で、第1実施形態に係る電極製造装置1と相違している。電極製造装置31は、図4に示した搬送ステップS01、検査ステップS02、及び制御ステップS03を実行する。
図10は、第2実施形態に係る電極製造装置における検査ステップ及び制御ステップの詳細を示すフローチャートである。ステップS31〜ステップS33については、第1実施形態におけるステップS11〜ステップ13と同一である。
ステップS33で電極100が良品とされた場合、落下用エア噴出部7がオフとなる(ステップS34)。これにより、図11に示すように、受渡部分Pにおいて第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3に電極100が受け渡される。ステップS34では、電極ホルダ4は、受渡部分Pに進出していてもよく、受渡部分Pから退避していてもよい。
ステップs33において、電極100が不良品とされた場合、受渡部分Pから電極ホルダ4が退避し(ステップS35)、落下用エア噴出部7がオンとなる(ステップS36)。これにより、図12に示すように、受渡部分Pにおいて落下用エア噴出部7からのエアが電極100に吹き付けられ、受渡部分Pで落下した電極100が回収ボックス5によって回収される。
一方、ステップS31において、抜取検査を実行すると判断された場合、電極ホルダ4が受渡部分Pに進出する(ステップS37)。また、落下用エア噴出部7がオンとなる(ステップS38)。これにより、図13に示すように、受渡部分Pにおいて落下用エア噴出部7からのエアが電極100に吹き付けられ、受渡部分Pで落下した電極100が真下の電極ホルダ4によって受け取られる。この後、電極ホルダ4が受渡位置から退避し(ステップS39)、抜取検査用の電極100が回収される。
この電極製造装置31では、抜取検査において電極100を搬送ラインLから抜き取る場合に、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で落下用エア噴出部7をオンにする。落下用エア噴出部7をオンにすることで、第1の吸着搬送コンベア2と第2の吸着搬送コンベア3との間の電極100の受渡部分Pにおいて電極100が落下し、受渡部分Pに進出している電極ホルダ4によって電極100が受け取られる。これにより、第1の吸着搬送コンベア2及び第2の吸着搬送コンベア3によって電極100が高速搬送される場合でも、電極100の端面等にダメージを与えることなく電極100を搬送ラインから抜き取ることができる。したがって、ダメージレスでの電極100の抜取検査を実行することが可能となる。
また、電極製造装置31では、電極100が良品とされた場合に、制御部22が落下用エア噴出部7をオフにする。これにより、良品とされた電極100を第1の吸着搬送コンベア2から第2の吸着搬送コンベア3に受け渡すことができる。電極製造装置31では、電極100が不良品とされた場合に、制御部22が電極ホルダ4を受渡部分Pから退避させた状態で落下用エア噴出部7をオンにする。これにより、不良品とされた電極100を搬送ラインLから確実に外すことができる。
また、電極製造装置31では、第1実施形態と同様の電極ホルダ4を有している。これにより、電極ホルダ4の受取面13及び張出面14において電極100をより確実に受け取ることができる。電極ホルダ4の受取面13で電極100を受け取る際の電極100へのダメージを一層緩和することができる。
[その他の変形例]
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば第1実施形態に係る電極製造装置1では、補助用エア噴出部6及び落下用エア噴出部7の双方が設けられているが、落下用エア噴出部7については省略してもよい。この場合でも、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオフにすることで、受渡部分Pで落下した電極100を電極ホルダ4によって受け取ることができる。したがって、電極100の端面等にダメージを与えることなく電極100を搬送ラインから抜き取ることができ、ダメージレスでの電極100の抜取検査を実行することが可能となる。また、落下用エア噴出部7を設けないので、装置構成の簡単化が図られる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば第1実施形態に係る電極製造装置1では、補助用エア噴出部6及び落下用エア噴出部7の双方が設けられているが、落下用エア噴出部7については省略してもよい。この場合でも、電極ホルダ4を受渡部分Pに進出させた状態で補助用エア噴出部6をオフにすることで、受渡部分Pで落下した電極100を電極ホルダ4によって受け取ることができる。したがって、電極100の端面等にダメージを与えることなく電極100を搬送ラインから抜き取ることができ、ダメージレスでの電極100の抜取検査を実行することが可能となる。また、落下用エア噴出部7を設けないので、装置構成の簡単化が図られる。
また、電極製造装置1,31において、抜取検査を実行する場合に、制御部22によって電極ホルダ4を電極100の搬送速度と略等速で一方向に移動させるようにしてもよい。この場合、落下の際に電極100が慣性で一方向側に移動したとしても、電極ホルダ4によって電極の受け取りを好適に実行できる。さらに、電極製造装置1,31では、電極ホルダ4に設けられた補助用エア噴出部6を例示しているが、補助用エア噴出部6は、電極ホルダ4とは別体に設けられていてもよい。
1,31…電極製造装置、2…第1の吸着搬送コンベア、3…第2の吸着搬送コンベア、4…電極ホルダ、6…補助用エア噴出部、7…落下用エア噴出部、8…検査部、22…制御部、100…電極、L…搬送ライン、P…受渡部分。
Claims (14)
- シート状の電極を吸着して一方向に搬送する第1の吸着搬送コンベアと、
前記第1の吸着搬送コンベアから前記電極を受け取って前記一方向に搬送する第2の吸着搬送コンベアと、
前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとにより前記電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとの間の前記電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダと、
前記搬送ラインの下方に配置され、前記受渡部分に位置する前記電極へのエアの吹き付けのオンオフを切り替え可能であり、当該エアの吹付をオンにすることによって前記第1の吸着搬送コンベアから前記第2の吸着搬送コンベアへの前記電極の受け渡しを行う補助用エア噴出部と、
前記電極ホルダ及び前記補助用エア噴出部を制御する制御部を有し、前記第1の吸着搬送コンベアによって搬送される前記電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査部と、を備え、
前記制御部は、前記抜取検査において前記電極を前記搬送ラインから抜き取る場合に、前記電極ホルダを前記受渡部分に進出させた状態で前記補助用エア噴出部をオフにする、電極製造装置。 - 前記制御部は、前記良品不良品判定において前記電極が良品とされた場合に、前記補助用エア噴出部をオンにする、請求項1記載の電極製造装置。
- 前記制御部は、前記良品不良品判定において前記電極が不良品とされた場合に、前記電極ホルダを前記受渡部分から退避させた状態で前記補助用エア噴出部をオフにする、請求項1又は2記載の電極製造装置。
- 前記搬送ラインの上方に配置され、前記受渡部分に位置する前記電極へのエアの吹き付けのオンオフを切り替え可能であり、当該エアの吹付をオンにすることによって前記受渡部分を通過する前記電極を落下させる落下用エア噴出部を更に備え、
前記制御部は、前記抜取検査において前記電極を前記搬送ラインから抜き取る場合に、前記落下用エア噴出部をオンにする、請求項1〜3のいずれか一項記載の電極製造装置。 - 前記制御部は、前記良品不良品判定において前記電極が不良品とされた場合に、前記落下用エア噴出部をオンにする、請求項4記載の電極製造装置。
- シート状の電極を吸着して一方向に搬送する第1の吸着搬送コンベアと、
前記第1の吸着搬送コンベアから前記電極を受け取って前記一方向に搬送する第2の吸着搬送コンベアと、
前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとにより前記電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとの間の前記電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダと、
前記搬送ラインの上方に配置され、前記受渡部分に位置する前記電極へのエアの吹き付けのオンオフを切り替え可能であり、当該エアの吹付をオンにすることによって前記受渡部分を通過する前記電極を落下させる落下用エア噴出部と、
前記落下用エア噴出部及び前記電極ホルダを制御する制御部を有し、前記第1の吸着搬送コンベアによって搬送される前記電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査部と、を備え、
前記制御部は、前記抜取検査において前記搬送ラインから前記電極を抜き取る場合に、前記電極ホルダを前記受渡部分に進出させた状態で前記落下用エア噴出部をオンにする、電極製造装置。 - 前記制御部は、前記良品不良品判定において前記電極が良品とされた場合に、前記落下用エア噴出部をオフにする、請求項6記載の電極製造装置。
- 前記制御部は、前記良品不良品判定において前記電極が不良品とされた場合に、前記電極ホルダを前記受渡部分から退避させた状態で前記落下用エア噴出部をオンにする、請求項6又は7記載の電極製造装置。
- 前記電極ホルダは、前記受渡部分で落下した前記電極を受け取る受取面を有している、請求項1〜8のいずれか一項記載の電極製造装置。
- 前記電極ホルダの少なくとも前記受取面は、衝撃吸収材によって形成されている、請求項9記載の電極製造装置。
- 前記電極ホルダは、前記受取面から前記一方向に張り出す張出面を有している、請求項9又は10記載の電極製造装置。
- 前記制御部は、前記抜取検査において前記電極を前記搬送ラインから抜き取る場合に、前記電極が前記受渡部分に位置した際に前記受渡部分に進出させた前記電極ホルダを前記電極の搬送速度と略等速で前記一方向に移動させる、請求項1〜11のいずれか一項記載の電極製造装置。
- 第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアにシート状の電極を吸着搬送する搬送ステップと、
前記第1の吸着搬送コンベアによって搬送される前記電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査ステップと、
前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとにより前記電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとの間の前記電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダ、及び前記搬送ラインの下方に配置され、前記受渡部分に位置する前記電極へのエアの吹き付けが可能であり、当該エアの吹き付けをオンにすることによって前記第1の吸着搬送コンベアから前記第2の吸着搬送コンベアへの前記電極の受け渡しを行う補助用エア噴出部を制御する制御ステップと、を備え、
前記制御ステップでは、前記検査ステップの前記抜取検査において前記電極を前記搬送ラインから抜き取る場合に、前記電極ホルダを前記受渡部分に進出させた状態で前記補助用エア噴出部をオフにする、電極製造方法。 - 第1の吸着搬送コンベアから第2の吸着搬送コンベアにシート状の電極を吸着搬送する搬送ステップと、
前記第1の吸着搬送コンベアによって搬送される前記電極の良品不良品判定及び抜取検査を行う検査ステップと、
前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとにより前記電極が搬送される搬送経路である搬送ラインの下方に配置され、前記第1の吸着搬送コンベアと前記第2の吸着搬送コンベアとの間の前記電極の受渡部分に進出退避自在である電極ホルダ、及び前記搬送ラインの上方に配置され、前記受渡部分に位置する前記電極へのエアの吹き付けのオンオフが可能であり、当該エアの吹き付けをオンにすることによって前記受渡部分を通過する前記電極を落下させる落下用エア噴出部を制御する制御ステップと、を備え、
前記制御ステップでは、前記検査ステップの前記抜取検査において前記電極を前記搬送ラインから抜き取る場合に、前記電極ホルダを前記受渡部分に進出させた状態で前記落下用エア噴出部をオンにする、電極製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017102699A JP2018198167A (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 電極製造装置及び電極製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017102699A JP2018198167A (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 電極製造装置及び電極製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018198167A true JP2018198167A (ja) | 2018-12-13 |
Family
ID=64663153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017102699A Pending JP2018198167A (ja) | 2017-05-24 | 2017-05-24 | 電極製造装置及び電極製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018198167A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7343162B2 (ja) | 2019-09-24 | 2023-09-12 | 不二精機株式会社 | 包装装置 |
-
2017
- 2017-05-24 JP JP2017102699A patent/JP2018198167A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7343162B2 (ja) | 2019-09-24 | 2023-09-12 | 不二精機株式会社 | 包装装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5855483B2 (ja) | 電池押圧装置および電池押圧方法 | |
WO2015180361A1 (zh) | 锂离子电池极片涂层清洗装置 | |
JP6720516B2 (ja) | 電極切断装置及び電極検査方法 | |
JP5521839B2 (ja) | 電極積層装置 | |
KR101606024B1 (ko) | 유리판 절단장치 및 유리판 절단방법 | |
JP6046065B2 (ja) | 分離回収装置及びそれを用いた部品の取出方法 | |
JP6287508B2 (ja) | 電極製造装置及び電極製造方法 | |
JP6644578B2 (ja) | 光学フィルム搬送回収装置、光学フィルム製造システム及び光学フィルム搬送回収方法 | |
CN103298326B (zh) | 电子部件供给装置及电子部件安装装置 | |
JP2018198167A (ja) | 電極製造装置及び電極製造方法 | |
JP6950512B2 (ja) | 電極振り分け装置 | |
JP2007184309A (ja) | 搬送機、実装機、印刷機および検査機 | |
JP2017017049A (ja) | 部品実装機、部品廃棄方法 | |
JP6589511B2 (ja) | 電極積層装置および電極積層方法 | |
JP2007084296A (ja) | 容器の搬送装置 | |
JP2016225246A (ja) | 電極製造装置 | |
JP2017081699A (ja) | 積層装置および電極積層方法 | |
CN107466169A (zh) | 一种led贴片机送料装置 | |
JP6737172B2 (ja) | 電極検査装置 | |
JP2019038674A (ja) | 搬送装置 | |
JP2019220351A (ja) | 包装装置 | |
JP2018206980A (ja) | テープ切断装置、テープ切断方法および部品実装装置 | |
JP2018069248A (ja) | レーザ加工システム | |
JP5391787B2 (ja) | 半導体検査装置 | |
JP2002176289A (ja) | 電子部品装着方法及び装置 |