JP2018195741A - 積層体及びフレキシブル電子デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持体が機械特性に優れ、支持体剥離後の高分子フィルムの変形を抑制可能な積層体及びこの積層体を用いたフレキシブル電子デバイスの製造方法の提供【解決手段】示差走査熱量測定(DSC)で求められるガラス転移温度が50℃〜200℃の範囲である高分子フィルムと、金属又は金属化合物からなり、前記高分子フィルムに仮固定される支持体と、を備え、前記高分子フィルムの30℃から120℃までの温度領域Aにおける前記支持体の長手方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの長手方向の温度膨張係数と、の差の絶対値、及び、前記温度領域Aにおける前記支持体の幅方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの幅方向の温度膨張係数と、の差の絶対値が、それぞれ5ppm/℃以下であり、フレキシブル電子デバイスの製造に用いられる積層体。【選択図】なし

Description

本発明は、積層体及びフレキシブル電子デバイスの製造方法に関する。
高精細な導体パターンを要する場合にも搭載する電子デバイスに動作不良を生じることなくフレキシブル電子デバイスを製造できる方法として、高分子フィルムを粘着剤層を介して硬質の支持体に仮固定して高分子フィルム複合体とし、金属ナノ粒子インクを使用した接触型の印刷法を少なくとも用いて前記高分子フィルム複合体の高分子フィルム側の面に導体パターンを印刷し、加熱工程を経て、最終的に支持体から高分子フィルムを剥離する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、特許文献1では、高分子フィルムとしてポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート及びポリエチレンテレフタレートのいずれか、並びに高分子フィルムを仮固定する硬質の支持体としてガラスを用いてフレキシブル電子デバイスを製造することが具体的に提案されている。
特開2015−198176号公報
しかしながら、特許文献1にて提案されている高分子フィルムと硬質の支持体との組み合わせでは、高分子フィルムの仮固定により加熱処理等での高分子フィルムの変形を抑制することは可能であるものの、硬質の支持体を高分子フィルムから剥離した後に、高分子フィルムが変形してしまい、寸法安定性が良好ではないという問題がある。
また、硬質の支持体としてガラスを用いた場合、ガラスは割れやすくもろい性質があるため、より機械特性に優れる硬質の支持体をフレキシブル電子デバイスの製造工程に用いることが望ましい。
本発明の目的は、支持体が機械特性に優れ、支持体剥離後の高分子フィルムの変形を抑制可能な積層体及びこの積層体を用いたフレキシブル電子デバイスの製造方法を提供することである。
前記課題を達成するための具体的手段は、以下の通りである。
<1> 示差走査熱量測定(DSC)で求められるガラス転移温度が50℃〜200℃の範囲である高分子フィルムと、金属又は金属化合物からなり、前記高分子フィルムに仮固定される支持体と、を備え、
30℃から120℃までの温度領域Aにおける前記支持体の長手方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの長手方向の温度膨張係数と、の差の絶対値、及び、前記温度領域Aにおける前記支持体の幅方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの幅方向の温度膨張係数と、の差の絶対値が、それぞれ5ppm/℃以下であり、フレキシブル電子デバイスの製造に用いられる積層体。
<2> 前記支持体の温度膨張係数及び前記高分子フィルムの温度膨張係数の少なくとも一方が、5ppm/℃〜50ppm/℃である<1>に記載の積層体。
<3> 前記高分子フィルムの温度膨張係数は、前記支持体の温度膨張係数以上である<1>又は<2>に記載の積層体。
<4> 前記高分子フィルム及び前記支持体は、ポリエチレンテレフタレート及びアルミニウム、又はポリエチレンナフタレート及びステンレス合金である<1>〜<3>のいずれか1つに記載の積層体。
<5> <1>〜<4>のいずれか1つに記載の積層体を用いてフレキシブル電子デバイスを製造する製造方法であって、前記高分子フィルムを前記支持体に仮固定して前記積層体とし、前記高分子フィルム側の面に導体パターンを印刷し、加熱を経た後、前記支持体から前記高分子フィルムを剥離するフレキシブル電子デバイスの製造方法。
本発明によれば、支持体が機械特性に優れ、支持体剥離後の高分子フィルムの変形を抑制可能な積層体及びこの積層体を用いたフレキシブル電子デバイスの製造方法を提供することができる。
実施例1〜実施例3及び比較例1〜比較例5において、高分子フィルムのCTE−支持体のCTEと、剥離前後の寸法差との関係を示すグラフ(長手方向)である。 実施例1〜実施例3及び比較例1〜比較例5において、高分子フィルムのCTE−支持体のCTEと、剥離前後の寸法差との関係を示すグラフ(幅方向)である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本開示において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
本開示において、高分子フィルムのガラス転移温度(Tg)は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求めることができる。
<積層体>
本発明の一実施形態に係る積層体は、示差走査熱量測定(DSC)で求められるガラス転移温度が50℃〜200℃の範囲である高分子フィルムと、金属又は金属化合物からなり、前記高分子フィルムに仮固定される支持体と、を備え、30℃から120℃までの温度領域Aにおける前記支持体の長手方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの長手方向の温度膨張係数と、の差の絶対値、及び、前記温度領域Aにおける前記支持体の幅方向(長手方向と直交する方向)の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの幅方向の温度膨張係数と、の差の絶対値が、それぞれ5ppm/℃以下であり、フレキシブル電子デバイスの製造に用いられる。すなわち、本実施形態の積層体は、フレキシブル電子デバイスの製造工程の一部にて、高分子フィルムが支持体に仮固定された状態で使用され、印刷工程、加熱工程等の所定の工程が終了した後に、支持体から高分子フィルムが剥離される。
本実施形態の積層体は、温度領域Aにおける高分子フィルムの温度膨張係数と、温度領域Aにおける支持体の温度膨張係数との差の絶対値が5ppm/℃以下である。これにより、支持体を高分子フィルムから剥離した後における高分子フィルムの変形を抑制することができ、寸法安定性が良好となる。この理由は、前述の支持体の温度膨張係数と、前述の高分子フィルムの温度膨張係数との差の絶対値の値がある程度小さいことにより、支持体を高分子フィルムから剥離する前において、高分子フィルムに残留応力が生じにくく、支持体を高分子フィルムから剥離した後に、残留応力等による高分子フィルムの変形(例えば収縮)が抑制されるためであると推測される。
さらに、本実施形態の積層体では、湿度膨張係数が比較的大きい高分子フィルムが、湿度膨張係数が比較的小さい金属又は金属化合物からなる支持体に仮固定されているため、湿度の影響が緩和される効果も奏する。例えば、湿度膨張係数の比較的大きいポリエステル樹脂から形成される高分子フィルムでは、乾燥機による加熱乾燥により、放湿収縮が生じるが、本実施形態の積層体ではその影響を小さくすることができる。
また、本実施形態の積層体では、通常用いられるガラスの支持体の替わりに、金属又は金属化合物からなる支持体を用いている。そのため、支持体が機械特性に優れ、フレキシブル電子デバイスの製造工程にて支持体の割れ、欠け等が好適に抑制されるため、ハンドリング性に優れる。
(高分子フィルム)
本実施形態の積層体は、高分子フィルムを備える。高分子フィルムとしては、支持体との関係で前述の温度膨張係数の条件を満たすものであれば特に限定されず、例えば、電子デバイスの製造に用いられる高分子フィルムが挙げられる。
温度領域Aにおける高分子フィルムの温度膨張係数(以下、「高分子フィルムの温度膨張係数」とも称する。)は、長手方向および幅方向共に、支持体との温度膨張係数のバランスをとる点から、5ppm/℃〜50ppm/℃であることが好ましく、10ppm/℃〜40ppm/℃であることが好ましく、15ppm/℃〜30ppm/℃であることがさらに好ましい。なお、本開示において、高分子フィルムの温度膨張係数は後述の測定方法に基づいて、TMAにて測定された結果であり、一旦180℃まで昇温した後に30℃まで冷却し、再度の昇温した際の温度領域Aにおける寸法変化から算出したものである。また、長手方向と幅方向の高分子フィルムの温度膨張係数の差の絶対値は、支持体との温度膨張係数のバランスをとる点から、9ppm/℃以下、さらに6ppm/℃以下、特に3ppm/℃以下であることが好ましい。
高分子フィルムとしては、それ自体公知のフィルム又はシート状にできる高分子から形成されるフィルムであれば特に制限されず、DSCで求められるTgが50℃〜200℃の範囲にあればよい。Tgの下限は好ましくは55℃、より好ましくは60℃である。Tgの上限は好ましくは180℃、より好ましくは160℃である。DSCで求められるTgが上記下限以上であることで高分子フィルムに必要な耐熱性及び寸法安定性を具備させることができ、一方、Tgが上記上限以下であることでフィルムへの製膜性及び延伸性などの加工性に優れる。
具体的な高分子フィルムを形成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルペンテン−1)などのポリオレフィン樹脂、ノルボルネン類の開環メタセシス重合体、付加重合体、他のオレフィン類との付加共重合体などのシクロオレフィンポリマー、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネートなどの生分解性ポリマー、ナイロン6,11,12,66などのポリアミド樹脂、アラミド、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、エチレン酢酸ビニルコポリマー、ポリアセタール、ポリグリコール酸、ポリスチレン、スチレン・メタクリル酸メチル共重合体、ポリカーボネート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、シンジオタクチックポリスチレン、ナイロン6、ナイロン66、ポポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、変性ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合コポリマーなどそれ自体公知のものを用いることができる。これらの中でも本発明の効果の点からは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、シンジオタクチックポリスチレン、ナイロン6、ナイロン66、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート等が挙げられ、支持体との温度膨張係数のバランスをとる点から、ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートが好ましい。
なお、高分子フィルムとしては、ポリイミドが良く使用されるが、ポリイミドは高価な材料であり、着色を有し、かつ、湾曲時に割れやすいといった問題があり、ポリイミドを用いたフレキシブル電子デバイスでは利用用途が限られるといった問題がある。
高分子フィルムの厚さとしては、特に限定されず、機械的強度及び小型化の点から、0.1μm〜300μmであることが好ましく、0.5μm〜250μmであることがより好ましく、1.0μm〜200μmであることがさらに好ましい。
(支持体)
本実施形態の積層体は、金属又は金属化合物からなり、高分子フィルムに仮固定される支持体を備える。支持体としては、高分子フィルムとの関係で前述の温度膨張係数の条件を満たすものであれば特に限定されない。
温度領域Aにおける支持体の温度膨張係数(以下、「支持体の温度膨張係数」とも称する。)は、高分子フィルムとの温度膨張係数のバランスをとる点から、高分子フィルムと貼り合せたときに、高分子フィルムの長手方向および幅方向と同一の方向を示す方向が共に、5ppm/℃〜50ppm/℃であることが好ましく、10ppm/℃〜40ppm/℃であることが好ましく、15ppm/℃〜30ppm/℃であることがさらに好ましい。
なお、本開示において、支持体の温度膨張係数は後述の測定方法に基づいて、TMAにて測定された結果であり、一旦180℃まで昇温した後に30℃まで冷却し、再度の昇温した際の温度領域Aにおける寸法変化から算出したものである。また、長手方向と幅方向の支持体の温度膨張係数の差は、高分子フィルムとの温度膨張係数のバランスをとる点から、9ppm/℃以下、さらに6ppm/℃以下、特に3ppm/℃以下であることが好ましい。
支持体としては、金属又は金属化合物からなるものが挙げられる。金属としては、金属単体であってもよく、合金であってもよい。なお、本開示における金属は、元素周期表におけるアルミニウムからポロニウムを結んだ斜め線上の元素及び当該斜め線より左下方の元素を意味する。また、金属化合物としては、金属の酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物等が挙げられる。
支持体としては、より具体的には、アルミニウム、鉄、銅、ステンレス合金等が挙げられ、中でも、アルミニウム及びステンレス合金が好ましい。
支持体の厚さとしては、特に限定されず、積層体としたときのハンドリング性の点から、0.005mm〜3.0mmであることが好ましく、0.01mm〜2.0mmであることがより好ましく、0.02mm〜1.0mmであることがさらに好ましい。
支持体の温度膨張係数と高分子フィルムの温度膨張係数との差の絶対値は、5ppm以下であればよく、また、4.5ppm以下であってもよく、4.0ppm以下であってもよい。なお、支持体の温度膨張係数と高分子フィルムの温度膨張係数との差の絶対値の下限は特に限定されない。
また、高分子フィルムの温度膨張係数は、支持体の温度膨張係数以上であってもよく、支持体の温度膨張係数よりも大きい方が好ましい。これにより、支持体を高分子フィルムから剥離した後における高分子フィルムの変形をより抑制することができ、寸法安定性がより良好となる傾向にある。
高分子フィルムと支持体との組み合わせとしては、温度膨張係数のバランスの点から、ポリエチレンテレフタレート及びアルミニウム又はポリエチレンナフタレート及びステンレスが好ましい。
本実施形態の積層体は、粘着剤層を介して高分子フィルムが支持体に仮固定されたものであってもよい。粘着剤層としては、フレキシブル電子デバイスの製造に用いられる積層体の製造に通常用いられるものであれば特に限定されない。例えば、接着シート、粘着シート等を支持体及び高分子フィルムの少なくとも一方に貼り合わせて粘着剤層としてもよく、粘着成分を含む粘着剤組成物を支持体及び高分子フィルムの少なくとも一方に付与して粘着剤層を形成してもよい。
粘着剤層としては、所定の温度以上で粘着性を発現し、所定の温度未満で粘着性が低下する性質を有していてもよい。これにより、印刷工程、加熱工程等の所定の工程時に高分子フィルムを好適に支持体に仮固定でき、所定の工程終了後に積層体を冷却することにより、支持体から高分子フィルムを容易に剥離できる。
粘着剤層の厚さは特に限定されず、支持体表面の凹凸緩和の点及び粘着剤層由来の凹凸抑制の点から、0.01μm〜50μmであることが好ましく、0.05μm〜40μmであることがより好ましく、0.1μm〜30μmであることがさらに好ましい。
積層体としては、後述のように、高分子フィルム側の面に導体パターンが形成されたものであってもよく、例えば、高分子フィルム側の面に薄膜トランジスタ(TFT)、透明電極等が形成されたものであってもよい。
また、本実施形態の積層体は、高分子フィルムの剥離前後における寸法差の絶対値が700ppm以下であることが好ましく、500ppm以下であることがより好ましく、300ppm以下であることがさらに好ましく、200ppm以下であることが特に好ましく、100ppm以下であることがより一層好ましい。高分子フィルムの剥離前後における寸法差は、積層体における高分子フィルムの寸法(剥離前の寸法)から支持体から高分子フィルムを剥離した後の高分子フィルムの寸法(剥離後の寸法)を引き算し、かつ引き算した値を剥離前の寸法で割り、ppm単位に換算することにより、算出できる。例えば、後述の実施例に示すように、積層体の高分子フィルム面にテストパターンを印刷し、高分子フィルムの剥離前及び剥離後におけるテストパターンの寸法を測定して高分子フィルムの剥離前後における寸法差を求めてもよい。
<フレキシブル電子デバイスの製造方法>
前述の積層体を用いてフレキシブル電子デバイスを製造する製造方法についても本発明の範囲に包含される。例えば、本発明の一実施形態に係るフレキシブル電子デバイスの製造方法では、高分子フィルムを支持体に仮固定して積層体とし、高分子フィルム側の面に導体パターンを印刷し、加熱を経た後、支持体から高分子フィルムを剥離することにより、フレキシブル電子デバイスが製造される。フレキシブル電子デバイスの製造方法では、カットされたシート状の積層体を用いてフレキシブル電子デバイスを製造してもよく、ロールツウロールによりフレキシブル電子デバイスを連続的に製造してもよい。フレキシブル電子デバイスの製造方法に用いられる高分子フィルム及び支持体としては、前述の積層体に用いられる高分子フィルム及び支持体と同様であるため、その説明を省略する。
まず、本実施形態のフレキシブル電子デバイスの製造方法は、高分子フィルムを支持体に仮固定する工程(仮固定工程)を有する。これにより、高分子フィルムが支持体に仮固定された積層体が得られる。
高分子フィルムを支持体に仮固定する方法としては、前述のように、粘着剤層を介して高分子フィルムを支持体に仮固定する方法が挙げられる。前述のように、接着シート、粘着シート等を支持体及び高分子フィルムの少なくとも一方に貼り合わせて粘着剤層とし、貼り付けた粘着剤層を他方に貼り合わせて積層体としてもよい。また、粘着成分を含む粘着剤組成物を支持体及び高分子フィルムの少なくとも一方に付与して粘着剤層を形成し、形成された粘着剤層を他方に貼り合わせて積層体としてもよい。なお、粘着剤層を設ける場合、予めUV洗浄装置等を用いて支持体の表面を洗浄しておくことが好ましい。
また、粘着剤層を支持体に設けた後に、その粘着剤層を高分子フィルムに貼り合わせて積層体とすることが好ましい。
例えば、粘着剤層が設けられた支持体に高分子フィルムを貼り合わせる際の手法としては、公知の貼り合せ方法を適宜採用できる。具体的には、ロールラミネート法、プレス法、2本のロールによる加圧による方法等が挙げられる。なお、粘着剤層が設けられた支持体に高分子フィルムを貼り合わせる際の加熱温度としては、例えば30℃〜100℃程度であればよい。
本実施形態のフレキシブル電子デバイスの製造方法は、積層体における高分子フィルム側の面に導体パターンを印刷する工程(印刷工程)を有する。導体パターンを印刷する方法としては、特に限定されないが、印刷時間が短く、フレキシブル電子デバイスの高速生産が可能な点から、金属粒子を含むインク、好ましくは金属ナノ粒子を含むインクを使用し、刷版又はブランケット等の中間媒体を最終媒体となる高分子フィルムに直接接触させて画像転写を行う接触型の印刷法が好ましい。接触型の印刷法としては、例えば、凸版印刷、凹版印刷、平版印刷、孔版印刷、反転オフセット印刷等が挙げられる。
インクに含まれる金属粒子の種類としては、フレキシブル電子デバイスの要求特性に応じて適宜決定すればよく、例えば、白金、金、銀、銅、ニッケル、パラジウム、亜鉛、スズ、鉄等が挙げられる。インクに含まれる金属粒子としては、1種のみであってもよく、2種以上であってもよい。
金属粒子の平均粒子径は、特に制限されず、例えば、1nm〜500nmであることが好ましく、1nm〜200nmであることがより好ましく、1nm〜100nmであることがさらに好ましい。なお、金属粒子の平均粒子径は、レーザー回折法により測定される体積基準の粒度分布において小径側からの累積が50%となるときの粒子径(D50)である。
本実施形態のフレキシブル電子デバイスの製造方法は、印刷工程の後、積層体を加熱する加熱工程を有する。これにより、印刷工程にて高分子フィルムに印刷された金属ナノ粒子が焼成され、また、インクに含まれる溶媒を除去することができる。
加熱工程における加熱温度は、その目的に応じて適宜設定すればよく、例えば、80℃〜200℃であることが好ましく、100℃〜180℃であることがより好ましく、110℃〜150℃であることがさらに好ましい。
本実施形態のフレキシブル電子デバイスの製造方法は、加熱工程の後、支持体から高分子フィルムを剥離する剥離工程を有する。このとき、積層体を冷却しながら支持体から高分子フィルムを剥離することが好ましく、例えば、支持体側の面を冷媒に接触させる等の方法により、積層体全体ではなく支持体側の面を冷却しながら支持体から高分子フィルムを剥離することがより好ましい。積層体全体ではなく支持体側の面を冷却することにより、高分子フィルム側にて結露の発生を抑制することができ、水分が起因して生じる問題を抑制できる。
積層体の冷却温度、好ましくは、支持体側の面に接触させる冷媒の温度としては、粘着剤層の粘着性が低下し、支持体から高分子フィルムが容易に剥離可能となる温度であれば特に限定されない。例えば、粘着剤層における融点、ガラス転移温度及び貯蔵弾性率の変曲点温度のいずれかの温度以下であってもよい。
支持体から高分子フィルムを剥離する際の剥離面は、高分子フィルムへの粘着剤層の残存を抑制する点から、高分子フィルムと粘着剤層との界面であることが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例によって制限を受けるものではない。また、本発明の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
なお、以下の実施例における特性の評価方法は下記の通りである。また、温度条件又は湿度条件が記載されていない全ての操作及び測定については、温度23.0℃±0.5℃、相対湿度50.0%±3.0%の環境下にて実施した。
<高分子フィルム及び支持体の厚さ測定>
高分子フィルム及び支持体の厚さ測定にはマイクロメーター(ファインリューフ社製「ミリトロン1245D」)を用い、無作為に抽出した任意の10点の平均値を求め、その平均値を高分子フィルム及び支持体の厚さとした。
<高分子フィルムの温度膨張係数(CTE)測定>
高分子フィルムについて、下記条件にて30℃から120℃までの温度領域の伸縮量変化/温度変化をフィルムの長手方向及び幅方向について測定した。この測定をそれぞれの方向について2回繰り返し、平均値を温度膨張係数(CTE)として算出した。
≪条件≫
測定機器名;エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製 TMA/SS 7100型
昇降温温度;30℃ →(昇温1回目)→ 180℃ →(降温)→ 30℃ →(昇温2回目)→ 180℃ (昇温時180℃、降温時30℃到達時の保持時間無し)
昇降温速度;5℃/分
雰囲気;窒素
サンプルサイズ;測定方向15mm、横2mm
チャック間距離;10.0mm
初荷重;49.1mN
CTE算出方法;昇温2回目において、30℃時点及び120℃時点のフィルムの伸縮量/温度変化より算出。
<支持体の温度膨張係数(CTE)測定>
支持体について、上記高分子フィルムの温度膨張係数(CTE)測定と同じ条件にて、貼り合せる高分子フィルムの長手方向および幅方向と一致する方向について測定した。この測定を2回繰り返し、平均値を温度膨張係数(CTE)として算出した。
(実施例1)
<接着シート貼り合わせ>
支持体として用いるステンレス鋼板(SUS304 鋼板、300mm×220mm、厚さ0.1mm)を、UV洗浄装置(株式会社たけでん製SKT2005Y−01)にて180秒間UV光を照射して洗浄した。次いで、接着シートである同サイズ(300mm×220mm)の両面冷却剥離シート(ニッタ株式会社製インテリマー(登録商標)テープ クールオフタイプ 型番:CS2325NA4)の片面の保護フィルムを剥離し、ラミネータ装置(クライムプロダクツ株式会社製SE 650nH)を用いて接着シートをステンレス鋼板へ貼り合わせた。
具体的には、同ラミネータ装置においてステンレス鋼板を孔のあるステンレス鋼製ホットプレートを介して減圧吸着し、接着シート側を300メッシュのステンレススクリーンを介して減圧吸着した。用いたローラーのゴム硬度は70度であった。ステンレス鋼板側のホットプレートは50℃に設定した。支持体として用いるステンレス鋼板と接着シートをギャップ0.1mmにて10秒間対向させ、その後、ローラー供給圧力0.5MPa、貼り付け時押し込み量0.3mm、ローラー移動速度5.0mm/secにてラミネートした。
<高分子フィルム貼り合わせ>
次いで、接着シートを貼り合わせた支持体への高分子フィルム貼り合わせを行った。高分子フィルムとしてポリエチレンナフタレート(PEN;帝人フィルムソリューション株式会社製、テオネックス(登録商標)型番:Q65HA)を用いた。なお、貼り合わせ条件等は前述の接着シート貼り合わせと同条件とした。
これにより、接着シートを介して高分子フィルムと支持体とを貼り合せた積層体を得た。
<剥離前後の寸法差評価>
上記のようにして得られた積層体の高分子フィルム面に反転印刷機である高精細印刷装置(株式会社セプト製)を用い、銀インクにより、外形一辺が150.000mmの正方形であるテストパターンを印刷し、次いで、120℃にて60分間乾燥させた。
その後、正方形であるテストパターンの各頂点の座標位置をNEXIV VMR−6555(株式会社ニコン製)を用いて計測し、座標位置から正方形各辺の長さを求め、4辺の平均値Xを算出した。
次いで、積層体の支持体面を−10℃に温度調整した冷却プレートに10秒間接触させ、その後に高分子フィルムの端部を引っ掻いて剥離のきっかけを作り、そのまま剥離角度が45度程度となるように高分子フィルムを引っ張ることにより、支持体から高分子フィルムを剥離した。
剥離後、NEXIV VMR−6555(株式会社ニコン製)を用いて前述と同様に正方形各辺の長さを求め、4辺の平均値Yを算出した。
得られた剥離前の平均値Xから剥離後の平均値Yを引き算し、かつ引き算した値を剥離前の平均値Xで割り、ppm単位に換算することにより、剥離前後の寸法差を求めた。結果を表1に示す。
(実施例2、3及び比較例1〜比較例5)
高分子フィルム及び支持体を表1に示すものに変更したこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製し、剥離前後の寸法差を求めた。
結果を表1に示す。
また、実施例1〜実施例3及び比較例1〜比較例5について、前述のようにして測定した高分子フィルムの温度膨張係数及び支持体の温度膨張係数から、高分子フィルムの温度膨張係数(CTE)−支持体の温度膨張係数(CTE)を算出した。高分子フィルムの温度膨張係数(CTE)−支持体の温度膨張係数(CTE)と、前述のようにして測定した剥離前後の寸法差との関係を図1及び図2に示す。図1は長手方向に対応し、図2は幅方向に対応する。また、図1及び図2において、丸印のプロットが実施例1〜実施例3に対応し、三角印のプロットが比較例1〜比較例5に対応する。
なお、表1中の高分子フィルム及び支持体は以下の通りである。
≪高分子フィルム≫
PEN:ポリエチレンナフタレート(帝人フィルムソリューション株式会社製、テオネックス(登録商標)、型番:Q65HA、厚さ125μm)
PET:ポリエチレンテレフタレート(東洋紡株式会社製、コスモシャイン(登録商標)、型番:A−1555LS、厚さ188μm)
PI:ポリイミド(東洋紡株式会社製、XENOMAX(登録商標)、型番:F38LR、厚さ38μm)
≪支持体≫
無アルカリガラス(コーニング社製、イーグルXG、厚さ1.1mm)
ソーダガラス(セントラル硝子株式会社製、厚さ1.1mm)
アルミ板(株式会社日立金属ネオマテリアル製アルミニウム板、厚0.1mm及び0.3mm)
SUS304 鋼板(株式会社日立金属ネオマテリアル製SUS304鋼板、厚さ0.1mm)
表1、図1及び図2に示すように、実施例1〜実施例3では、高分子フィルム及び支持体におけるCTE差(絶対値)が5ppm以下であり、剥離前後の寸法差(絶対値)が長手方向および幅方向のいずれか大きい方向でも620ppm以下であった。
一方、比較例1〜比較例5では、高分子フィルム及び支持体におけるCTE差(絶対値)が5ppm超であり、剥離前後の寸法差(絶対値)が長手方向および幅方向のいずれか大きい方向では650ppm以上であった。
以上により、高分子フィルム及び支持体におけるCTE差(絶対値)が5ppm以下である実施例1〜3では、高分子フィルム及び支持体におけるCTE差(絶対値)が5ppm超である比較例1〜5よりも、剥離前後の寸法差(絶対値)が小さく、支持体剥離後の高分子フィルムの変形が抑制されていたことが示された。

Claims (5)

  1. 示差走査熱量測定(DSC)で求められるガラス転移温度が50℃〜200℃の範囲である高分子フィルムと、
    金属又は金属化合物からなり、前記高分子フィルムに仮固定される支持体と、
    を備え、
    30℃から120℃までの温度領域Aにおける前記支持体の長手方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの長手方向の温度膨張係数と、の差の絶対値、及び、前記温度領域Aにおける前記支持体の幅方向の温度膨張係数と、前記温度領域Aにおける前記高分子フィルムの幅方向の温度膨張係数と、の差の絶対値が、それぞれ5ppm/℃以下であり、フレキシブル電子デバイスの製造に用いられる積層体。
  2. 前記支持体の温度膨張係数及び前記高分子フィルムの温度膨張係数の少なくとも一方が、5ppm/℃〜50ppm/℃である請求項1に記載の積層体。
  3. 前記高分子フィルムの温度膨張係数は、前記支持体の温度膨張係数以上である請求項1又は請求項2に記載の積層体。
  4. 前記高分子フィルム及び前記支持体は、ポリエチレンテレフタレート及びアルミニウム、又はポリエチレンナフタレート及びステンレス合金である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の積層体。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の積層体を用いてフレキシブル電子デバイスを製造する製造方法であって、
    前記高分子フィルムを前記支持体に仮固定して前記積層体とし、前記高分子フィルム側の面に導体パターンを印刷し、加熱を経た後、前記支持体から前記高分子フィルムを剥離するフレキシブル電子デバイスの製造方法。
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