JP2018194402A - 温度センサ素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温使用下でも抵抗値ドリフトやTCR変化が生じにくい温度センサ素子を提供する。【解決手段】セラミック基板2の主面2a上に白金を主成分とする抵抗パターン3がミアンダ形状に形成されており、保護膜層を構成するトラップ層8とオーバーコート層7のうち、トラップ層8が、抵抗パターン3を覆ってセラミック基板2の主面2aに密着する下部トラップ層5と、下部トラップ層5を覆ってセラミック基板2の主面2aに密着する上部トラップ層6との2層構造からなり、上部トラップ層6がアルミナを主成分として白金を2〜30体積%含有する材料で形成されていると共に、下部トラップ層5がアルミナを主成分として白金を0〜10体積%含有する材料で形成されており、かつ、下部トラップ層5は上部トラップ層6よりも白金の含有率を少ないものとしている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車の排気管を通過する排気ガスや触媒の温度計測に用いる高温用の温度センサ素子に係り、特に、セラミック基板上に白金を主成分とする抵抗パターンが形成された温度センサ素子に関する。
自動車の排気管や触媒には温度センサが取り付けられており、排気ガスの温度が電気信号としてエンジンコントロールユニット(ECU)に送られている。ECUに送られた電気信号により、例えば耐熱制限の厳しい部品の保護や触媒温度が最適となるように燃焼が制御され、排気ガスの浄化や燃費の改善がなされている。
このような排気温度センサの一例として、特許文献1に記載されているように、直方体形状のアルミナ基板上に白金膜からなる抵抗パターンを形成すると共に、抵抗パターンの両端に接続する一対の電極を形成し、これら電極にそれぞれリード線を接合して外部に導出させ、抵抗パターンを保護膜層で覆うようにした平板型の温度センサ素子が知られている。
特許文献1に記載の温度センサ素子では、抵抗パターンを構成する感温膜として化学的に極めて安定している白金が用いられているため、高温下においても感温膜に特性変動は生じにくく、高温用途に適したセンサとなっている。しかしながら、近年では900℃を越えるような高い作動温度でも使用可能なセンサが要望されており、このような高温範囲においては、抵抗パターンを覆う保護膜層が電気化学的に分解してしまうという問題が発生する。
そこで従来より、特許文献2に記載されているように、セラミック基板上に白金膜からなる抵抗パターンを形成し、抵抗パターンを覆うようにセラミック基板の主面上に蒸着されたセラミック層と、セラミック層上に設けられたセラミックペースト層とによって保護中間層を構成し、この保護中間層の上に保護膜層を設けた温度センサ素子が提案されている。
このように構成された温度センサ素子によれば、高温領域で2層構造の保護中間層に継続的な負荷がかかった場合でも、クラックが生じる恐れのあるセラミックペースト層の下に、クラックが生じる恐れのないセラミック層が設けられているため、たとえ保護膜層がセラミックペースト層に浸透したとしても、保護膜層は常に白金抵抗パターンから隔離されることになり、保護膜層の電気化学的な分解を防止するようにしている。
特開平11−121207号公報 特許3493343号公報
温度センサ素子のセラミック基板として広く使用されているアルミナ基板には、焼結の促進や異常結晶成長の防止あるいは特性向上等を目的として、SiO、CaO、BaO、MgO、ZnO、B等の焼結助剤が添加されている。しかし、アルミナ基板上に形成された抵抗パターンの材料である白金は高温下での反応性が高く、特に900℃以上の高温になると、測定雰囲気中の酸素やアルミナ基板に含まれる焼結助剤等の不純物が抵抗パターンに拡散し、その不純物が抵抗パターンの白金と反応したり、白金の結晶粒界に侵入してしまうため、抵抗値ドリフトやTCR変化を引き起こすという問題がある。
特許文献2に記載の温度センサ素子では、白金膜からなる抵抗パターンを2層構造のセラミック層で覆うことにより、保護膜層を抵抗パターンから隔離して電気化学的な分解を防止するようにしているが、蒸着により形成されたセラミック層はアモルファス状態であるため、セラミック層によって不純物の抵抗パターンへの拡散を防止して、抵抗パターンの白金との反応や白金の結晶粒界への侵入を抑えることはできない。しかも、セラミック基板としてアルミナ基板を使用した場合、抵抗パターンの白金がアルミナ基板に含まれる焼結助剤等の不純物と反応してしまうことを抑制できないため、このものも抵抗値ドリフトやTCR変化を引き起こすという問題がある。
なお、セラミック基板としてアルミナ基板の代わりに不純物の少ない単結晶サファイア基板を使用することも考えられるが、その場合、抵抗パターンの白金とサファイア基板の線膨張係数が大きく異なることや、表面粗さの小さいサファイア基板に対する抵抗パターンの密着強度が低下する等の理由により、白金抵抗パターンがサファイア基板から剥離してしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、高温使用下でも抵抗値ドリフトやTCR変化が生じにくい温度センサ素子を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の温度センサ素子は、セラミック基板と、前記セラミック基板の主面上に形成された白金を主成分とする抵抗パターンと、この抵抗パターンを覆うアルミナを主成分とするトラップ層と、このトラップ層を覆うアルミナを主成分とするオーバーコート層とを備え、前記トラップ層は、前記抵抗パターンを覆って前記セラミック基板の主面に密着する下部トラップ層と、この下部トラップ層を覆って前記セラミック基板の主面に密着する上部トラップ層との2層構造からなり、前記上部トラップ層がアルミナを主成分として白金を2〜30体積%含有する材料で形成されていると共に、前記下部トラップ層がアルミナを主成分として白金を0〜10体積%含有する材料で形成されており、かつ、前記下部トラップ層は前記上部トラップ層よりも白金の含有率が少ないことを特徴としている。
このように構成された温度センサ素子では、オーバーコート層によって覆われたトラップ層が、抵抗パターンを覆ってセラミック基板の主面に密着する下部トラップ層と、下部トラップ層を覆ってセラミック基板の主面に密着する上部トラップ層との2層構造からなり、上部トラップ層がアルミナを主成分として白金を2〜30体積%含有する材料で形成されていると共に、下部トラップ層がアルミナを主成分として白金を0〜10体積%含有する材料で形成されており、かつ、下部トラップ層は上部トラップ層よりも白金の含有率を少なくしているため、高温使用下で白金抵抗パターンの反応性が高くなった場合でも、上部トラップ層に多く含有される白金が酸素やセラミック基板の不純物等と反応することで白金抵抗パターンの反応が抑えられ、抵抗値ドリフトやTCR変化を引き起こすことがない信頼性の高いセンサを実現することができる。
上記構成の温度センサ素子において、抵抗パターンが複数の蛇行導体部を有するミアンダ形状に形成されており、下部トラップ層が蛇行導体部間に位置する切欠き部を有すると共に、上部トラップ層が切欠き部を通ってセラミック基板の主面に密着していると、白金を多く含有する上部トラップ層とセラミック基板との接触面積が増えるため、白金抵抗パターンがセラミック基板の不純物と反応してしまうことを一層確実に抑制することができる。
本発明の温度センサ素子によれば、高温使用下でも白金抵抗パターンの反応や粒界への不純物の侵入に起因する抵抗値ドリフトやTCR変化を防止することができる。
本発明の第1実施形態例に係る温度センサ素子の平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態例に係る温度センサ素子の平面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1〜図3に示すように、本発明の第1実施形態例に係る温度センサ素子1は、直方体形状のセラミック基板2と、セラミック基板2の主面(表面)2aに形成されたミアンダ形状の抵抗パターン3と、抵抗パターン3の両端部に接続するようにセラミック基板2の主面2aに形成された一対の電極4と、抵抗パターン3を覆うトラップ層8と、トラップ層8を覆うオーバーコート層7と、一対の電極4上に接合されてセラミック基板2の外部へ突出する図示せぬリード線とを備えており、トラップ層8とオーバーコート層7によって保護膜層が構成されている。
セラミック基板2はアルミナ純度96%以上のアルミナ基板であり、このセラミック基板(アルミナ基板)2には、主成分であるアルミナ(Al)にSiOやMgO等の焼結助剤が添加されている。
抵抗パターン3は白金(Pt)を主成分とする薄膜抵抗膜であり、この抵抗パターン3はPtをスパッタしてパターニングすることにより、セラミック基板2の主面2a上にミアンダ形状に形成されている。
一対の電極4は白金を主成分とする電極ペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものであり、本実施形態例の場合、一対の電極4は両方共にセラミック基板2の図示左側の短辺部に配置されているが、一対の電極4をセラミック基板2の長手方向両端部に振り分けて配置しても良い。
トラップ層8は、抵抗パターン3を覆ってセラミック基板2の主面2aに密着する下部トラップ層5と、この下部トラップ層5を覆う上部トラップ層6との2層構造からなり、上部トラップ層6の周縁部はセラミック基板2の主面2aに密着している。これら下部トラップ層5と上部トラップ層6はアルミナを主成分とするアルミナペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものであるが、主成分であるアルミナに対する白金の含有率が異なっている。
具体的には、白金抵抗パターン3に接触する下部トラップ層5は上部トラップ層6よりも白金の含有率が少なく、かつ、下部トラップ層5は白金を0〜10体積%含有し、上部トラップ層6は白金を2〜30体積%含有したものとなっている。すなわち、下部トラップ層5における白金の含有率を例えば5体積%とした場合は、上部トラップ層6における白金の含有率を5体積%よりも多い30体積%以下とし、下部トラップ層5が白金を全く含有しない場合(0%)は、上部トラップ層6における白金の含有率を2〜30体積%とすれば良い。
オーバーコート層7はアルミナペーストをスクリーン印刷して乾燥・焼成させたものであり、オーバーコート層7に白金は含有されていない。オーバーコート層7は上部トラップ層6の全体を覆っており、その周縁部はセラミック基板2の主面2aに密着している。
なお、図示せぬ一対のリード線は例えばニッケル芯線の白金被覆線であり、これらリード線は対応する電極4上に溶接により接合されている。
次に、このように構成された温度センサ素子1の製造工程について説明すると、まず、セラミック基板2が多数個取りされる大判基板(例えばアルミナ純度99%)を準備する。この大判基板には予め1次分割溝と2次分割溝が格子状に設けられており、両分割溝によって区切られたマス目の1つ1つが1個分のチップ領域となる。
そして、大判基板の表面に白金(Pt)をスパッタ蒸着して着膜した後、このPt膜をフォトリソグラフィによりパターニングすることにより、大判基板上の各チップ領域にミアンダ形状の抵抗パターン3を形成する。
次に、大判基板の表面に白金を含有する電極ペーストをスクリーン印刷し、これを乾燥して約1400℃の高温で焼成することにより、抵抗パターン3の両端部に接続する電極4を形成する。
次に、大判基板の表面に白金を0〜10体積%含有するアルミナペースト(例えばアルミナ98vol%、白金2vol%)をスクリーン印刷し、これを乾燥して1400℃以上の高温で焼成することにより、大判基板上の各チップ領域に抵抗パターン3を覆う下部トラップ層5を形成する。この下部トラップ層5は抵抗パターン3の周囲に露出する大判基板の表面に密着しており、抵抗パターン3と電極4の接続箇所も下部トラップ層5によって覆われる。
次に、下部トラップ層5の上から白金を2〜30体積%含有するアルミナペースト(例えばアルミナ90vol%、白金10vol%)をスクリーン印刷し、これを乾燥して1400℃以上の高温で焼成することにより、下部トラップ層5の全体を覆う上部トラップ層6を形成する。この上部トラップ層6は下部トラップ層5の外側に露出する大判基板の表面に密着しており、これら下部トラップ層5と上部トラップ層6によってトラップ層8が形成される。
次に、上部トラップ層6の上からアルミナペーストをスクリーン印刷し、これを乾燥して1400℃以上の高温で焼成することにより、トラップ層8を覆うオーバーコート層7を形成する。その結果、アルミナを主成分として白金を2〜30体積%含有する内層のトラップ層8(下部トラップ層5および上部トラップ層6)と、アルミナを主成分として白金を含有しない外層のオーバーコート層7とからなる積層構造の保護膜層が形成される。
ここまでの各工程は多数個取り用の大判基板に対する一括処理であるが、次なる工程では、大判基板を1次分割溝と2次分割溝に沿って個片分割することにより、セラミック基板2と同等の大きさのチップ単体を得る。しかる後、個片化された各チップ単体の電極4にリード線を溶接し、その溶接個所をポッティングガラス等の強化膜で覆うことにより、図1〜図3に示すような温度センサ素子1が得られる。
以上説明したように、第1実施形態例に係る温度センサ素子1は、オーバーコート層7によって覆われるトラップ層8が、抵抗パターン3を覆ってセラミック基板2の主面2aに密着する下部トラップ層5と、下部トラップ層5を覆ってセラミック基板2の主面2aに密着する上部トラップ層6との2層構造からなり、上部トラップ層6がアルミナを主成分として白金を2〜30体積%含有する材料で形成されていると共に、下部トラップ層5がアルミナを主成分として白金を0〜10体積%含有する材料で形成されているため、高温使用下で白金抵抗パターンの反応性が高くなった場合でも、下部トラップ層5や上部トラップ層6に含有される白金が酸素やセラミック基板の不純物等と反応することで白金抵抗パターン3の反応が抑えられ、抵抗値ドリフトやTCR変化を引き起こすことがない信頼性の高いセンサを実現することができる。
ここで、下部トラップ層5と上部トラップ層6からなるトラップ層8全体における白金の含有率が2%未満であると、トラップ層8が白金抵抗パターン3の反応を抑える機能をほとんど発揮しなくなり、その反対にトラップ層8における白金の含有率が多いとトラップ層8に含有される白金によって白金抵抗パターン3の抵抗値が低下してしまい、トラップ層8における白金の含有率が30%を越えると、トラップ層8に含有される白金によって導通して抵抗値が大きく低下してしまう。第1実施形態例に係る温度センサ素子1では、上部トラップ層6と白金抵抗パターン3との間に、上部トラップ層6よりも白金の含有率の少ない下部トラップ層5を介在させた構成となっているため、下部トラップ層5によって白金抵抗パターン3の抵抗値の低下を抑えた上で、上部トラップ層6に含有される白金の量を増やして白金抵抗パターン3の反応を効果的に抑制することができる。
図4は本発明の第2実施形態例に係る温度センサ素子10の平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図であり、図1〜図3に対応する部分には同一符号を付してある。
この第2実施形態例に係る温度センサ素子10が第1実施形態例に係る温度センサ素子1と相違する点は、下部トラップ層5がミアンダ形状の抵抗パターン3の蛇行導体部間に位置する切欠き部5aを有しており、上部トラップ層6がこの切欠き部5aを通ってセラミック基板2の主面2aに密着していることにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。
すなわち、図4,5に示す温度センサ素子10では、抵抗パターン3が3つの蛇行導体部3aを有するミアンダ形状となっており、この抵抗パターン3を覆う下部トラップ層5は、隣接する蛇行導体部3a間に入り込む2つの切欠き部5aを有する櫛歯状(アルファベットのE形状)に形成されている。また、この下部トラップ層5を覆って平面視矩形状に形成された上部トラップ層6は、周縁部だけでなく切欠き部5a内でもセラミック基板2の主面2aに密着している。
このように構成された第2実施形態例に係る温度センサ素子10においても、トラップ層8の上部トラップ層6と白金抵抗パターン3との間に、上部トラップ層6よりも白金の含有率の少ない下部トラップ層5が介在するため、下部トラップ層5によって白金抵抗パターン3の抵抗値の低下を抑えた上で、上部トラップ層6に含有される白金の量を増やして白金抵抗パターン3の反応を効果的に抑制することができる。しかも、下部トラップ層5が抵抗パターン3の蛇行導体部3a間に位置する切欠き部5aを有し、上部トラップ層6がこの切欠き部5aを通ってセラミック基板2の主面2aに密着することにより、その分だけ白金を多く含有する上部トラップ層6とセラミック基板2との接触面積が増えるため、白金抵抗パターン3がセラミック基板2の不純物と反応してしまうことを一層抑制することができる。
1,10 温度センサ素子
2 セラミック基板
2a 主面
3 抵抗パターン
3a 蛇行導体部
4 電極
5 下部トラップ層
5a 切欠き部
6 トラップ層
7 オーバーコート層
8 トラップ層

Claims (2)

  1. セラミック基板と、前記セラミック基板の主面上に形成された白金を主成分とする抵抗パターンと、この抵抗パターンを覆うアルミナを主成分とするトラップ層と、このトラップ層を覆うアルミナを主成分とするオーバーコート層とを備え、
    前記トラップ層は、前記抵抗パターンを覆って前記セラミック基板の主面に密着する下部トラップ層と、この下部トラップ層を覆って前記セラミック基板の主面に密着する上部トラップ層との2層構造からなり、
    前記上部トラップ層がアルミナを主成分として白金を2〜30体積%含有する材料で形成されていると共に、前記下部トラップ層がアルミナを主成分として白金を0〜10体積%含有する材料で形成されており、かつ、前記下部トラップ層は前記上部トラップ層よりも白金の含有率が少ないことを特徴とする温度センサ素子。
  2. 請求項1の記載において、前記抵抗パターンは複数の蛇行導体部を有するミアンダ形状に形成されており、前記下部トラップ層が前記蛇行導体部間に位置する切欠き部を有すると共に、前記上部トラップ層が前記切欠き部を通って前記セラミック基板の主面に密着していることを特徴とする温度センサ素子。
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