JP2018194086A - 液体比例弁 - Google Patents

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拓也 棚橋
清 永井
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清 永井
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修 末松
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【課題】カムの回転角度により液体の流量を正確に制御できると共に、ヒステリシスがなく、長時間使用しても液体の流量を正確に制御できる液体比例弁を提供すること。
【解決手段】内部を液体が流れるチューブTと、チューブTを変形させることにより液体の流量を変化させる回転カム30と、回転カム30を回転させるモータ11とを有する液体比例弁1において、モータ11により回転カム30が回転されたときの回転角度(入力電流)と、液体の流量がリニアな関係となるように、回転カム30のカム面が形成されていること、を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部を液体が流れるチューブと、チューブを変形させることにより液体の流量を変化させるカムと、カムを回転させる駆動手段とを有する液体比例弁に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、内部を液体が流れるチューブを回転カムにより押圧して変形させ、液体の流量を制御する液体比例弁が公知である。
特開昭46-006181号公報
しかしながら、従来の液体比例弁には、次の問題があった。
カムの押圧によるチューブの直径の変化と、チューブの断面積の変化とは、特許文献1の図2に示されるように、リニアな関係にないため、カムの回転角度により液体の流量を正確に制御することが困難であった。
また、長時間使用したチューブにおいて、カムがチューブを押圧した後、カムのチューブへの押圧を減少したときに、変形したチューブが元の形状に戻るのに時間がかかる場合があるため、流量のヒステリシスが大きくなり、液体の流量を正確に制御することが困難となる恐れがあった。
従来、チューブを挟んでカムと対向する位置には、固定された固定部材が設けられていた。そのため、カムがチューブを押圧したときに、チューブと固定部材との間で擦れが生じ、チューブ内に大きな応力が発生し、繰り返し応力によりチューブが塑性変形して、液体の流量制御が不正確となる問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、カムの回転角度により液体の流量を正確に制御できると共に、ヒステリシスがなく、長時間使用しても液体の流量を正確に制御できる液体比例弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の液体比例弁は、次のような構成を有している。
(1)内部を液体が流れるチューブと、チューブを変形させることにより液体の流量を変化させるカムと、カムを回転させる駆動手段とを有する液体比例弁において、駆動手段によりカムが回転されたときの回転角度と、液体の流量がリニアな関係となるように、カムのカム面が形成されていること、を特徴とする。
(2)(1)に記載の液体比例弁において、カム面が、カムの外周に形成されたカム凹部であり、チューブへの押圧が解除されるときに、チューブの側面をカム凹部の両壁面が押圧することにより、チューブを元の形状に戻すこと、を特徴とする。すなわち、カム凹部の底面がチューブを押圧したときに、チューブが変形して横に広がる量は決まっているので、カム凹部の両壁面間距離をチューブが広がったときの幅に採っている。
(3)(1)または(2)に記載の液体比例弁において、カム面には、全閉状態における接触点において突起が形成されていること、を特徴とする。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の液体比例弁において、カム面には、微小流量域においてチューブの中央部を押圧する押圧部が形成されていること、を特徴とする。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の液体比例弁において、チューブを挟んでカムと対向する位置に、カムの回転力により移動可能なスライド部材を有すること、を特徴とする。
本発明の液体比例弁は、次のような作用・効果を有する。
(1)内部を液体が流れるチューブと、チューブを変形させることにより液体の流量を変化させるカムと、カムを回転させる駆動手段とを有する液体比例弁において、駆動手段によりカムが回転されたときの回転角度と、液体の流量がリニアな関係となるように、カムのカム面が形成されていること、を特徴とするので、カムの回転角度を制御すれば、液体の流量をそのまま制御できるため、制御プログラムを単純化でき、コストダウンを実現できる。
(2)(1)に記載の液体比例弁において、カム面が、カムの外周に形成されたカム凹部であり、チューブへの押圧が解除されるときに、チューブの側面をカム凹部の両壁面が押圧することにより、チューブを元の形状に戻すこと、すなわち、カム凹部の底面がチューブを押圧したときに、チューブが変形して横に広がる量は決まっているので、カム凹部の両壁面間距離をチューブが広がったときの幅に採っていること、を特徴とするので、繰り返し使用していると、チューブが元に戻るのが遅れる傾向にあるが、カム凹部の両壁面がチューブを強制的に元の状態に戻すため、制御遅れを低減してヒステリシスを減少させることができ、液体の流量を正確に制御することができる。
(3)(1)または(2)に記載の液体比例弁において、カム面には、全閉状態における接触点において突起が形成されていること、を特徴とするので、全閉状態で突起がチューブに押しつぶされることより確実にチューブ内の液体の流れを止めることができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の液体比例弁において、カム面には、微小流量域においてチューブの中央部を押圧する押圧部が形成されていること、を特徴とするので、微小な液体の流量をより正確に制御することができる。
(5)(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の液体比例弁において、チューブを挟んでカムと対向する位置に、カムの回転力により移動可能なスライド部材を有すること、を特徴とするので、スライド部材がチューブと一体的に移動するため、チューブが擦れることなく、チューブの変形を減少させ、チューブ内に発生する繰り返し応力を低減することができ、チューブが塑性変形して、液体の流量が不正確となるまでの時間を長くすることができる。
本発明の実施の形態である液体比例弁1の正面図の一部断面図である。 図1のAA断面図である。 血液の体外循環システムの構成を示す図である。 図11のグラフのS1の状態を示す図である。 図11のグラフのS2の状態を示す図である。 図11のグラフのS3の状態を示す図である。 図11のグラフのS4の状態を示す図である。 図11のグラフのS5の状態を示す図である。 図11のグラフのS6の状態を示す図である。 図11のグラフのS7の状態を示す図である。 回転カム30の回転角度と流量の特性データを示す図である。 S1の状態におけるチューブTとカム溝33との関係を示す図である。 S4の状態におけるチューブTとカム溝33との関係を示す図である。 S7の状態におけるチューブTとカム溝33との関係を示す図である。 別の実施形態におけるS4の状態におけるチューブTとカム溝33との関係を示す図である。
本発明の液体比例弁1の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に、本発明の実施の形態である液体比例弁1の正面図を示し、図2に図1のAA断面図を示す。なお、図1においては、内部構造が見えるように、一部断面図としている。
本発明の液体比例弁1は、心臓手術において、血液を体外循環させるときに使用するものである。血液の体外循環システムの構成を図3に示す。
図3に示すように、人工心臓2に常に一定レベルで血液が貯蔵されている。
人工心臓2には、液体比例弁1が接続されている。液体比例弁1を出た血液は、体内に送血される。
体内から脱血された血液は、人工心臓2に蓄えられる。液体比例弁としては、本発明の液体比例弁1を使用している。
液体比例弁1は、制御装置に電気的に接続されている。
制御装置は、人工心臓2のレベルが常に一定になるように、液体比例弁1の開度を制御している。
次に、液体比例弁1の構造について説明する。図2に示すように、液体比例弁1は、本体部23と駆動部10とから構成されている。
本体部23の図2の左面(図1の手前側面)には、開閉扉24が蝶番25により開閉可能に保持されている。開閉扉24の内部には、チューブTを収納するための凹部34が形成されており、内部を血液が通過するチューブTが収納されている。チューブTの上面には、チューブTを押圧して血液の流量を変化させるための回転カム30が、回転軸21に対してキー29により固定されている。回転軸21は、本体部23に、一対のベアリング22により回転可能に保持されている。チューブTは、開閉扉24の押圧部27により、回転カム30の前後少し離れた位置で、開閉扉24が閉じられたときに位置決めされている。
チューブTの下面、回転カム30と対向する位置には、スライド部材26がスライド機構28に摺動可能に保持されている。スライド部材26は、圧縮バネ31により、図1の左方向に付勢されている。
次に、駆動部10の構成を説明する。図2に示すように、駆動部10には、駆動軸12が回転可能に保持されている。駆動軸12は、外部に突出して回転軸21と一体に連結されている。駆動軸12の右端は、ギア付きモータ11の出力軸11aに一体的に接続されている。
また、駆動軸12の外周には、ギア13が固定されている。ギア13に対して、ギア14がギア結合している。ギア14は、ギア軸15により回転可能に保持されている。ギア軸15には、回転角度を検出するためのポテンショメータ16が接続されている。
次に、液体比例弁1の技術的本質部分である回転カム30、チューブT、スライド部材26の動きについて説明する。図11に、回転カム30の回転角度と流量の特性データを示す。横軸がカムの角度である。縦軸が流量で、単位は、L/分である。特性値Sの各点における回転カム30とチューブTの状態を図4〜図10に示す。すなわち、図4はS1の状態、図5はS2の状態、図6はS3の状態、図7はS4の状態、図8はS5の状態、図9はS6の状態、図10はS7の状態を示している。図4〜図10において、(b)は、回転カム30がチューブTを押圧している状態を示す断面図であり、(a)は、チューブTが最もつぶされた箇所でのチューブTの断面図である。流量は、最もつぶされた箇所の断面積(流路中最も断面積の小さい箇所における断面積)により決定される。
図4では、回転カム30の回転角度M1=0度であり、回転カム30は、チューブTと接触しておらず、チューブTは全開状態である。本実施の形態では、全開状態におけるチューブTの内径L1である。
回転カム30のチューブTとの接触面には、第1接触点301、第2接触点302、第3接触点303、最終点304が形成され、各々の接触点を結んで第1直線部305、第2直線部306、第3直線部307が形成されている。第1接触点301、第2接触点302、第3接触点303、最終点304はそれぞれ緩やかな角部で形成され、第3接触点303には、突起303aが形成されている。
図5では、回転カム30の回転角度M2=15度であり、回転カム30は、チューブTと第1接触点301で最も断面積が小さくなる状態で接触しており、チューブTは少し閉じた状態である。本実施の形態では、図5の状態におけるチューブTの内径L2(=L1×0.59)である。(a)は、(b)のBB断面図である。
図6では、回転カム30の回転角度M3=30度であり、回転カム30は、チューブTと第1接触点301で最も断面積が小さくなる状態で接触しており、チューブTは5%程度閉じた状態である。本実施の形態では、図6の状態におけるチューブTの内径L3(=L1×0.26)である。断面積は5%程度閉じた状態である。(a)は、(b)のCC断面図である。
図7では、回転カム30の回転角度M4=50度であり、回転カム30は、チューブTと第1接触点301で最も断面積が小さくなる状態で接触しており、チューブTは33%程度閉じた状態である。本実施の形態では、図7の状態におけるチューブTの内径L4(=L1×0.11)である。断面積は33%程度閉じた状態である。(a)は、(b)のDD断面図である。
図8では、回転カム30の回転角度M5=68度であり、回転カム30は、チューブTと第2接触点302で最も断面積が小さくなる状態で接触しており、チューブTは75%程度閉じた状態である。本実施の形態では、図8の状態におけるチューブTの内径L5(=L1×0.03)である。断面積は75%程度閉じた状態である。(a)は、(b)のEE断面図である。
図9では、回転カム30の回転角度M6=85度であり、回転カム30は、チューブTと第2直線部306で接触しており、チューブTは100%程度閉じた状態である。本実施の形態では、図9の状態におけるチューブTの内径L6(=L1×0)mmである。断面積は100%程度閉じた状態である。(a)は、(b)のFF断面図である。
図10では、回転カム30の回転角度M7=90度であり、回転カム30は、チューブTと第3接触点303の突起303aで接触しており、突起303aにより、チューブTを少し押しつぶした状態(全閉状態)である。突起303aがチューブTを押しつぶすことにより、確実にチューブT内の液体の流れを止めることができる。本実施の形態では、図10の状態におけるチューブTは、100%程度閉じた状態からさらに長さ(0.04×L1)つぶした内径L7である。
図12(a)に、図4におけるチューブTとカム溝33との関係を示す。図13(a)に、図7におけるチューブTとカム溝33との関係を示す。図14(a)に、図10におけるチューブTとカム溝33との関係を示す。図12〜図14(b)は、図4、7、10の(b)と同じ図である。なお、図12、図13、図14の(b)の回転カム30は、図12、図13、図14の(a)の回転カム30の両端部の図を省略している。
図12及び図13に示すように、カム溝33は、両壁面33aと底面33bから成り、両壁面33aは、チューブTの外側面と接触している。カム溝33の底面33bには、全閉状態における第3接触点303において突起303aが形成されている。図12では、カム溝33の両壁面33a間の距離は、W1であり、図13では、カム溝33の両壁面33a間の距離は、W2である。
ここで、カム溝33のカム面は当然チューブTの最上外面と接触している。すなわち、カム溝33の底面33bがチューブTを押圧したときに、チューブTが変形して横に広がる量は決まっているので、カム溝33の両壁面33a間距離W1、W2をチューブが広がったときの幅に採っている。
図14では、チューブTをつぶしている。このときには、チューブTが横方向にずれる可能性があるため、カム溝33の両壁面33aはチューブTの外側面に接触しないようにしている。カム溝33の両壁面33a間の距離は、W3である。
なお、カム溝33は、請求項の「カム凹部」の一例である。
また、図12の状態から図13の状態に変化するときには、スライド部材26は、図12の位置から図13の位置まで、右方向に移動している。スライド部材26は、圧縮バネ31により左方向に付勢されているが、回転カム30が図12の状態からチューブTを押圧したときに、チューブTは、回転カム30により押圧されて右方向に移動する。チューブTが移動するときに、スライド部材26も同じ量だけ右方向に移動する。これにより、チューブTとスライド部材26は一体的に移動するため、チューブTとスライド部材26とが擦れることがなく、チューブTの変形を小さくすることができる。
図13から図14への状態の変化の場合も、スライド部材26は、チューブTの移動と一体的に右方向に移動する。
回転カム30を図4の状態から回転させて、図10の状態になった後、モータ11を逆転させて、図9、図8、図7、図6、図5、図4の状態へと戻る。このとき、つぶされた状態のチューブでは、特にチューブTの両側面が大きな変形を受けるため、塑性変形が進み元の形状に戻るのが遅れる恐れがある。
本実施の形態では、図13に示すように、常にカム溝33の両壁面33aがチューブTの外側面に接触しているため、チューブTの側面が少し塑性変形を起こしている場合でも、強制的に元に戻すため、チューブTの状態変化に遅れが生じる恐れがない。
図11に示すように、全閉状態としては、S7、S6の状態が使用され、全開状態としては、S1、S2の状態が使用される。
そして、流量を制御するための比例区間としては、S3〜S6の区間が使用される。S3〜S6の区間では、図11に示すように、横軸に示す回転カム30の回転角度と、縦軸に示す流量とがほぼリニアな関係にあるため、血液の流量を、回転カム30の回転角度(入力電流)によりそのまま制御できるため、制御装置を単純化して安価なものとすることができる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態の液体比例弁1によれば、
(1)内部を液体が流れるチューブTと、チューブTを変形させることにより液体の流量を変化させる回転カム30と、回転カム30を回転させるモータ11とを有する液体比例弁1において、モータ11により回転カム30が回転されたときの回転角度(入力電流)と、液体の流量がリニアな関係となるように、回転カム30のカム面が形成されていること、を特徴とするので、回転カム30の回転角度を制御すれば、液体の流量をそのまま制御できるため、制御プログラムを単純化でき、コストダウンを実現できる。
(2)(1)に記載の液体比例弁1において、カム面が、回転カム30の外周に形成されたカム溝33であり、チューブTへの押圧が解除されるときに、チューブTの側面をカム溝33の両壁面33aが押圧することにより、チューブTを元の形状に戻すこと、すなわち、カム溝33の底面33bがチューブTを押圧したときに、チューブTが変形して横に広がる量は決まっているので、カム溝33の両壁面33a間距離W1、W2、W3をチューブTが広がったときの幅に採っていること、を特徴とするので、繰り返し使用していると、チューブTが元に戻るのが遅れる傾向にあるが、カム溝33の両壁面33aがチューブTを強制的に元の状態に戻すため、制御遅れを低減してヒステリシスを減少させることができ、液体の流量を正確に制御することができる。
(3)(1)または(2)に記載の液体比例弁1において、カム面には、全閉状態における第3接触点303において突起303aが形成されていること、を特徴とするので、全閉状態で突起303aがチューブTを押しつぶすことにより確実に液体の流れを止めることができる。
(4)(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の液体比例弁1において、チューブTを挟んで回転カム30と対向する位置に、回転カム30の回転力により移動可能なスライド部材26を有すること、を特徴とするので、スライド部材26がチューブTと一体的に移動するため、チューブTがスライド部材26と擦れることなく、チューブTの変形を減少させ、チューブT内に発生する繰り返し応力を低減することができ、チューブTが塑性変形して、液体の流量が不正確となるまでの時間を長くすることができる。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
例えば、本実施の形態では、カム溝33の底面33bを平面で構成したが、図15に示すように、S4等の状態の微小流量域において、チューブTの中央部を押圧する押圧部33cが形成されていても良い。これにより、さらに微小な液体の流量を正確に制御することができる。
また、本実施の形態では、血液の体外循環のために使用する液体比例弁について説明したが、血液以外の液体の比例弁として広く使用することができる。
また、本実施の形態では、カム面を複数の接触点と直線部で構成したが、曲線で構成しても良い。
また、本実施の形態では、スライド部材26を回転カム30の押圧力で移動させているが、スライド部材26をモータ等の駆動手段を用いて回転カム30の回転に合わせて自動的に移動させたり、弾性体を用いて移動させても良い。
1 液体比例弁
11 モータ
16 ポテンショメータ
26 スライド部材
30 回転カム
33 カム溝
T チューブ

Claims (5)

  1. 内部を液体が流れるチューブと、前記チューブを変形させることにより前記液体の流量を変化させるカムと、前記カムを回転させる駆動手段とを有する液体比例弁において、
    前記駆動手段により前記カムが回転されたときの回転角度と、前記液体の流量がリニアな関係となるように、前記カムのカム面が形成されていること、
    を特徴とする液体比例弁。
  2. 請求項1に記載の液体比例弁において、
    前記カム面が、前記カムの外周に形成されたカム凹部であり、前記チューブへの押圧が解除されるときに、前記チューブの側面を前記カム凹部の両壁面が押圧することにより、前記チューブを元の形状に戻すこと、
    を特徴とする液体比例弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体比例弁において、
    前記カム面には、全閉状態における接触点において突起が形成されていること、
    を特徴とする液体比例弁。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の液体比例弁において、
    前記カム面には、微小流量域において前記チューブの中央部を押圧する押圧部が形成されていること、
    を特徴とする液体比例弁。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の液体比例弁において、
    前記チューブを挟んで前記カムと対向する位置に、前記カムの回転力により移動可能なスライド部材を有すること、
    を特徴とする液体比例弁。
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