JP2018193721A - 間仕切り - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルが閉じるときの音を小さくすることを可能とした間仕切りを提供する。【解決手段】上部レール3aに沿って移動する上部ランナ6aによってパネル2を開方向および閉方向に移動させ、かつ、自閉機構4によってパネル2を自動的に閉方向に移動させる間仕切りにおいて、自閉機構4は、上部レール3aおよび縦框12a内に延在され、一端部が閉方向に位置する壁部31bに固定され、他端部が縦框12aに固定されるコード31と、縦框12a内に上下方向に移動可能に配置され、一端部と他端部との間において、コード31が下側から巻回される動滑車33と、縦框12a内において、動滑車33に対して下方に荷重を加える重錘35と、動滑車33の下方への移動を減速させるダンパ34とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、上部レールに沿ってパネルを自動的に閉方向に移動させる間仕切りに関する。
従来、室内空間を適宜に区画する間仕切りは、複数枚のパネルが下部レールと上部レールとの間で移動可能に支持され、さらに、パネルを自動的に閉方向に移動させる自閉機構を備えたものがある。自閉機構を備えた間仕切りでは、開方向に移動させたパネルから手を離すと、自閉機構が作用して、当該パネルが自動的に閉方向に移動する(特許文献1参照)。
実公平02−14616号公報
自閉機構を備える間仕切りでは、パネルが閉方向に自動的に移動するが、パネルが縦壁部に当たるときの速度が速すぎると、閉じるタイミングで衝撃音が大きくなる。
本発明は、パネルが閉じるときの音を小さくすることを可能とした間仕切りを提供することを目的とする。
上記課題を解決する間仕切りは、上部レールに沿って移動する上部ランナによってパネルを開方向および閉方向に移動させ、かつ、自閉機構によって前記パネルを自動的に前記閉方向に移動させる間仕切りにおいて、前記自閉機構は、前記パネルの移動方向および前記移動方向に交差する上下方向に延在され、一端部が前記閉方向に位置する固定部に固定され、前記一端部とは反対側の他端部が前記パネルに固定される駆動力伝達部材と、前記上下方向に移動可能に配置され、前記一端部と前記他端部との間において、前記駆動力伝達部材が巻回される動滑車と、前記動滑車に対して下方に荷重を加える重錘と、前記動滑車の下方への移動を減速させる減速部とを備える。
上記間仕切りにおいて、前記パネルの縦辺に縦枠を備え、前記縦枠に、前記動滑車と、前記重錘と、前記減速部とが配設されることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記減速部は、オイルダンパであり、ガバナであることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記減速部は、前記動滑車に配置されることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記間仕切りは、複数のパネルを備え、互いに隣接するパネルが連動部材によって接続されており、前記自閉機構は、最も閉方向に位置する前記パネルに配置されていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記自閉機構は、前記縦枠内を移動する移動体を備え、前記移動体は、前記動滑車を備え、かつ、前記縦枠内の前記上下方向の移動を案内する案内部を備え、前記重錘は、前記移動体に接続されていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記間仕切りは、前記パネルが前記閉方向に移動するときに、前記パネルを停止状態とし、その後前記停止状態を解除するストッパが前記上部ランナに連結されていることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記駆動力伝達部材は、コードであることが好ましい。
上記間仕切りにおいて、前記上部レールは、前記移動方向における端部に位置して、壁部への衝突速度を減速させる減速機構を備えることが好ましい。
本発明によれば、パネルが閉じるときの音を小さくすることを可能とした間仕切りを提供することができる。
(a)は、第1実施形態における間仕切りの正面図、(b)は、第1実施形態における間仕切りの上面図、(c)は、第1実施形態における間仕切りの側面図。 第1実施形態における上部ランナ、ストッパ、および、自閉機構の要部斜視図。 第1実施形態における上部ランナ、ストッパ、および、自閉機構の要部断面図。 第1実施形態における自閉機構を備えた縦框および移動体の断面図。 第1実施形態における自閉機構を構成する移動体の分解斜視図。 第1実施形態におけるストッパの分解斜視図。 第1実施形態における回転ベースおよび移動ベースを裏側から見た斜視図。 第1実施形態において上部ランナが開方向に移動するときの要部上面図。 第1実施形態において上部ランナが閉方向への移動を再開し移動し始めたときの要部上面図。 第1実施形態において上部ランナが閉方向への移動しているときの要部上面図。 第1実施形態においてパネルが開いた状態を示す間仕切りの正面図。 (a)は、第2実施形態における間仕切りの正面図、(b)は、第2実施形態における間仕切りの上面図、(c)は、第2実施形態における間仕切りの側面図。 第2実施形態において最右のパネルが開方向に移動し、真ん中のパネルと重なった状態を示す図であり、(a)上面図、(b)は正面図。 第2実施形態において図13の状態から全開状態に遷移した状態を示す図であり、(a)上面図、(b)は正面図。 第2実施形態において最左のパネルが開方向に移動し、真ん中のパネルと重なった状態を示す図であり、(a)上面図、(b)は正面図。 第2実施形態において図15の状態から全開状態に遷移した状態を示す図であり、(a)上面図、(b)は正面図。 ガバナなどを用いた自閉機構における移動体の分解斜視図。 減速装置の平面図。 回転部材の斜視図。 パネルの壁部への衝突速度を減速させる減速機構の断面図であり、パネルの閉まる直前の状態を示す断面図。 パネルが閉まった状態の減速機構を示す断面図。
以下、図1〜図21を参照して、本発明に係る間仕切りの一実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1(a)〜(c)に示すように、間仕切り1は、引戸であって、パネル2a〜2cが天井面に設けられる互いに平行な上部レール3a〜3cに沿って支持されている。すなわち、パネル2aは、上部レール3aによって吊り下げ支持され、パネル2bは、上部レール3bに吊り下げ支持され、パネル2cは、上部レール3cに吊り下げ支持されている。上部レール3a〜3cは、互いに平行で、かつ、近接して天井面に設けられ、各上部レール3a〜3cに引き違い操作可能に吊り下げ支持されている。図1の例では、パネル2aが手前側でかつ全閉状態で最右に配置され、パネル2cが奥側でかつ全閉状態で最左に配置され、パネル2bは、前後方向および移動方向において、パネル2aとパネル2cの間の真ん中に配置されている。
図1(a)〜(c)において、矢印D1方向がパネル2a〜2cが開いた開状態にする開方向であり、矢印D2方向がパネル2a〜2cが閉じた閉状態とする閉方向である。同図では、パネル2a〜2cの全閉状態を示している。
パネル2aには、パネル2bと対向するパネル面であって矢印D2方向における縦框12bの上端部または下端部に、ドアストッパとしての押圧突部9が設けられている。押圧突部9は、パネル2cにパネル2bとパネル2aが重なった全開状態となったときに引き残し部分を設ける。また、パネル2aとパネル2b、および、パネル2bとパネル2cとは、パネル同士を繋ぎ連動させる連動部材としてのパネルガイド7によって接続されている。したがって、先頭のパネル2aが開方向(矢印D1方向)に移動されたときには、パネル2aがパネル2bに重なると、次いで、連動部材として押圧突部9がパネル2bを押して、同方向に移動されることになる。また、パネル2aを矢印D2方向に移動するとき、パネル2aは、パネルガイド7を介してパネル2bを引き連れて移動する。
また、床には、全閉状態においてパネル2a,2cの揺れを抑制する固定金具としての床付けマグネット8が設置されている。一例として、床付けマグネット8は、図1(a)中最右に位置しているパネル2aの矢印D2方向の下端部に対向する床に設置されており、上部にパネル2aが来ると、パネル2aの下端部に配置されたマグネットなどで金具が吸引されて引き上げられ、パネル2aに係合される。同様に、床付けマグネット8は、最左に位置しているパネル2cの矢印D1方向の下端部に対向する床にも設置されている。
縦框12a,12bは、ゴム材などのクッション19が設けられている(図4参照)。具体的に、パネル2a〜2cのうちでパネル2aの矢印D2方向の縦框12b、および、パネル2cの矢印D1方向の縦框12bは、壁部31b,66と突き当たる縦框であり、それ以外の縦框12a,12bは、壁部31b,66と突き当たらない縦框である。一例として、壁部31b,66と突き当たらない縦框12a,12bに配置されるクッション19は、壁部31b,66の当たりを和らげるクッション部19aと、隣接するパネル2との隙間を塞ぐ弾性片19bとを備えている。クッション部19aは、内部が中空構造であり、弾性片19bは、クッション部19aと一体に形成されている。なお、壁部31b,66と突き当たる縦框12bのクッション19は、一例として、クッション部19aだけを備えており、弾性片19bを備えていない。
なお、以下、単にパネル2a〜2cをパネル2ともいう。また、上部レール3a〜3cを上部レール3ともいう。
間仕切り1は、パネルを自動的に閉方向に移動させる自閉機構4を備えている。したがって、開いた状態においてパネル2aから手を離したとき、パネル2aは、閉方向(矢印D2方向)に移動を開始する。また、先頭のパネル2aは、パネル2aが矢印D2方向に移動を開始したときに同方向への移動を停止状態としその後停止状態を解除するストッパ5を備えている。したがって、パネル2aが矢印D2方向への移動を開始したとき、パネル2aは、停止して開状態を維持し、利用者によってパネル2aを矢印D2方向への移動する操作が再度されたときに、矢印D2方向への移動を再開する。
各パネル2は、上端部に2つの上部ランナ6a,6bを備えている。ストッパ5は、矢印D1方向に位置する上部ランナ6aに備えられており、さらに具体的に、上部ランナ6aにおいて、矢印D1方向の端部に連結されている。すなわち、ストッパ5の配置位置は、上部ランナ6a,6bの中で、自閉機構4の移動体32や重錘35に対して最も近い位置に配置される。以下、上部ランナ6a,6bを上部ランナ6ともいう。
各パネル2は、パネル部11と、縦枠としての縦框12a,12bと、横枠としての横框13a,13bとを備えている。パネル部11は、矩形形状を有しており、各面は、種々の装飾が施されている。一例として、パネル部11は、遮光性を有していてもよいし、透光性を有していてもよい。また、一部が透光性を有し、残りが遮光性であってもよい。パネル2aの矢印D1方向の縦框12aには、後述の自閉機構4の主たる構成部品が配設される。そして、パネル2a〜2cにおける自閉機構4の主たる構成部品が配設されていない縦框を縦框12bで示している。また、パネル部11の上辺には、横框13aが配置され、パネル部11の下辺には、横框13bが配置される。パネル部11は、4辺が縦框12a,12bおよび横框13a,13bに、接ぎ目部分の小さなすき間を埋めるゴム材などのグレチャン11a(図2参照)を介して挟持される。そして、横框13aには、上部ランナ6a,6bが連結されている。
パネル2aには、引手14が縦框12bの上下方向の中程に配置されている。引手14は、パネル2に対して、開閉の妨げとならないように、パネル2の厚さ方向に突出しない凹部によって構成されている。引手14は、パネル2aの縦框12bの高さ方向中程に配置されている。引手14は、手前に位置するパネル2aの縦框12bの手前の面に配置されている。
なお、パネル2aとパネル2bは、下端部において、パネルガイド7によって接続されている。パネルガイド7は、一例として、全体がL字形状を有し、固定片と案内片とを備えた金具であって、固定片が一方のパネル2bの下端部に固定され、案内片の案内突起が相手のパネル2aの下端部(例えば横框13b)に形成された案内溝に係合される。パネル2bとパネル2cも、パネルガイド7によって接続されている。パネルガイド7は、固定片が一方のパネル2cの下端部に固定され、案内片の案内突起が相手のパネル2bの下端部に形成された案内溝に係合される。これにより、パネルガイド7は、2枚のパネル2を連結することで、パネル2の揺れを抑制する。また、案内突起が案内溝の端部に至ったとき、案内突起を備えたパネルは、他方のパネルを引き連れて移動する。これにより、パネル2aとパネル2bとは連動して移動し、さらに、パネル2bとパネル2cも連動して移動可能となる。
図2は、全開に近い状態におけるパネル2aの上部ランナ6a、ストッパ5、および、自閉機構4の要部斜視図である。上部ランナ6は、ランナ本体16を備えている。ランナ本体16には、4個の車輪17が回転可能に支持されている。各車輪17は、一例として、ボールベアリング付きの車輪であって、上部レール3内をほぼ上下動不能な状態で転動する。ランナ本体16には、支軸18の上端が固定され、その支軸18は、横框13a内に配置された軸保持部材18aに挿通されている。軸保持部材18aは、パネル2の横框13aにネジなどの固定部材で固定されている。また、ランナ本体16は、ストッパ5と連結するための第1連結部16aを備えている。
上部ランナ6が配置される上部レール3は、前壁21と、前壁21と対向する後壁22と、前壁21と後壁22とを繋ぐ上壁23とを備える。さらに、上部レール3の下面は、長手方向に沿って、支軸18が挿通されるレール開口部24を備え、レール開口部24を挟んだ両側に、支持片25を備えている。上部ランナ6は、上部レール3の内部に、長手方向に沿って移動可能に配置される。支持片25は、上部ランナ6の車輪17が転動するレールとなる。
図3に示すように、自閉機構4は、線状部材としてのコード31と、縦框12a内に配置される移動体32と、移動体32に備えられる動滑車33と、動滑車33に取り付けられるダンパ34と、重錘35とを備えている。すなわち、自閉機構4は、パネル2aの縦框12a内に、移動体32と、動滑車33と、ダンパ34と、重錘35とが配置される。
コード31は、駆動力伝達部材として機能するものであり、パネル2を移動できる程度の強度を有するとともに可撓性を有した紐状部材である。コード31としては、丸紐、平紐などを代替して使用することができる。このようなコード31は、一端部と他端部とを備えている。一端部は、矢印D2方向に位置する壁部31bに近い上面に配置された固定部としての固定具31aに固定される第1固定端30aである。第1固定端30aは、結び玉を備え、この上面に取り付けられた固定具31aに係止される。また、コード31の他端部は、矢印D1方向に位置する縦框12aの上端部に動滑車33を介して固定される第2固定端30bである。第2固定端30bは、縦框12aの上端部を閉塞するキャップ12に固定される。
図4に示すように、移動体32は、縦框12a内において、上下方向(矢印D3方向および矢印D4方向)に移動可能に取り付けられる部材であって、本体部32aと、本体部32aが備える案内部としての案内片32bとを備える。案内片32bは、矢印D3方向および矢印D4方向に延びており、縦框12aの内面に対して突き当てられ線接触している。これにより、移動体32は、縦框12a内をがたつくことなく、円滑に上下方向に移動することができる。
図5に示すように、本体部32aは、第1半体36aと第2半体36bとを備えている。第1半体36aと第2半体36bとの間には、動滑車33とダンパ34とが配置される。第1半体36aは、動滑車33の回転軸33aを軸支する軸孔36cを一側面に備えている。軸孔36cには、スリーブ36gが取り付けられ、回転軸33aは、スリーブ36gに挿通された状態でEリングなどの抜け止め部材36fにより抜け止めがされて配置される。また、第1半体36aは、上端部に、動滑車33に巻回されたコード31が導出される挿通孔36dを2つ備えている。さらに、第1半体36aは、下端部に、重錘35を取り付けるための取付部36eを備えている。取付部36eには、紐35aを介して重錘35が吊り下げられる。
動滑車33は、コード31が下側から巻回され、コード31は、動滑車33を挟んだ両側の部分が挿通孔36dから導出される。動滑車33の他方の回転軸には、ダンパ34が接続され、第2半体36bには、ダンパ34を取り付ける取付孔37が設けられている。ダンパ34は、一例として、オイルダンパである。ダンパ34は、本体部34aと接続軸34bとを備え、接続軸34bが動滑車33に接続される。また、本体部34aには、側面に取付凸部34cを備えている。取付凸部34cは、取付孔37の内周面に形成された取付凹部37aに係合される。移動体32は、移動体32および重錘35の重さによって落下距離が長くなるほど加速する。オイルダンパは、動滑車33の回転を減速して、パネル2aの移動速度を遅くし、パネル2が静かに停止するようにする。また、オイルダンパは、移動速度を一定にし、同じ速度でパネル2が移動できるようにする。
なお、第1半体36aと第2半体36bとは、ビスなどの固定部材38により結合される。
図3に示すように、動滑車33を備えた移動体32は、パネル2が全閉状態のとき、相対的に、縦框12aの下方の最下位置に位置し、矢印D1方向にパネル2が移動するに連れて順次矢印D3方向に上昇する。また、重錘35および移動体32の重さによって、移動体32は、矢印D4方向に下降し、下降するときに発生する駆動力をコード31でパネル2に伝達し、パネル2aを矢印D2方向に移動する。自閉機構4は、縦框12a内において、動滑車33にコード31を下側から巻回し、移動体32に重錘35を接続する構成、すなわち間接的にコード31と接続する構成としたことで、パネル2aの自閉機能が作用する移動範囲を広くしている。
ストッパ5は、上部ランナ6aに対して、矢印D1方向側に連結されている。図6に示すように、ストッパ5は、上部レール3内を移動するベース41と、ベース41に対して回転する回転ベース42と、回転ベース42に対して移動する移動ベース43と、移動ベース43を付勢する付勢部材44と、回転ベース42を回転状態から中立位置に戻す方向に付勢する回転付勢部材45と、カバー46とを備えている。回転ベース42と移動ベース43とは組み合わされることで、ベース41に対して回転する回転ユニットを構成する。
ベース41は、回転ベース42が配置される部品配置部51と、上部ランナ6aと連結するための第2連結部52と、車輪53と、コード31を支持する支持部としての滑車54とを備えている。第2連結部52は、上部ランナ6aの側の端部に突出して設けられており、上部ランナ6aの第1連結部16aとねじなどの固定部材によって連結される。車輪53は、一例として、ボールベアリング付きの車輪であって、第2連結部52とは反対側の端部に配置され、ベース41が上部ランナ6aに連結されたときに、上部ランナ6aの車輪17と協働してベース41を支持する。
部品配置部51は、回転ベース42が回転可能に配置される領域であって、平坦面に、軸部51aが配置されている。軸部51aには、中心部に軸孔としての中心孔51bが形成され、中心孔51bには、回転ベース42の回転中心軸56が挿通される。軸部51aには、一例としてねじりコイルばねで構成された回転付勢部材45が配置される。回転付勢部材45は、コイル部45aと、コイル部45aから延出した第1アーム部45bおよび第2アーム部45cとを備えている。軸部51aには、コイル部45aが嵌められる。部品配置部51は、突起部51cが配置されている。突起部51cの両側には、回転付勢部材45の第1アーム部45bおよび第2アーム部45cが配置される。突起部51cは、回転ベース42の回転に合わせて、第1アーム部45bおよび第2アーム部45cが選択的に係合される。
図7に示すように、回転ベース42は、基台部55を備え、基台部55は、表面側と裏面側に突出した回転中心軸56を備えている。回転中心軸56の裏面側の端部は、中心孔51bに挿通され、部品配置部51において、回転中心軸56を中心に回転可能に取り付けられる。なお、回転中心軸56の表面側の端部は、ベース41に配置された回転ベース42および移動ベース43を覆うように配置されるカバー46に形成された支持孔46aに係合される(図6参照)。回転ベース42は、表面の中央部に、一例としてコイルバネで構成された付勢部材44が配置される第1凹部47aが設けられている。第1凹部47aの両側には、一対の案内軸57が配置される。案内軸57は、各端部が片57aに支持されている。案内軸57は、移動ベース43の移動を案内する。さらに、基台部55の裏面には、駆動突起部58を備えている。駆動突起部58は、回転ベース42の回転に合わせて、第1アーム部45bおよび第2アーム部45cが選択的に係合される。そして、駆動突起部58は、突起部51cに対して回転方向に移動することで、突起部51cとの間隔を広げ、先端部が互いに近接する方向に付勢されている第1アーム部45bおよび第2アーム部45cを、互いに離間する方向に開く。また、基台部55には、移動ベース43が取り付けられる側とは反対側の端部に、押圧力を受ける受け部59を備えている。受け部59は、上部レール3の後壁22の内面に当接される。
移動ベース43は、基台部61と、弾性部62と、案内部63とを備える。付勢部材44が配置される第2凹部47bを備えている。案内部63は、基台部61に設けられており、案内軸57が挿通される案内孔を備えている。案内部63は、一対の片57aの間に配置された後に、案内軸57が挿通される。これにより、移動ベース43は、案内軸57に案内されて直線的に移動可能となる。第1凹部47aおよび第2凹部47bには、付勢部材44が配置される。
さらに、基台部61には、上部レール3の前壁21の内面に圧接される圧接部ともなる弾性部62が配置されている。弾性部62は、ゴムといった弾性体で構成されている。弾性部62は、円弧面と平坦面とで構成された半円形状を備え、円弧面が前壁21の内面に対する摺接面とされ、平坦面が基台部61に対する取付面とされる。基台部61には、取付突起が突設されており、取付面に穿設された取付孔に係合され、さらに接着剤などの固定手段で固定される。弾性部62は、受け部59に対して高摩擦部である。なお、上部レール3の前壁21の内面は、弾性部62が接触する第1側面であり、第1接触面である(図8参照)。弾性部62の位置と受け部59とは、回転ベース42の回転中心軸56を挟んだ対極に位置する。弾性部62は、常時、付勢部材44の付勢力によって、前壁21の内面に圧接されており、受け部59は、常時、後壁22の内面に当接されることにより、付勢部材44の付勢力に伴う反力を受ける。なお、上部レール3の後壁22の内面は、受け部59が接触する第2側面であり、第2接触面である(図8参照)。そして、弾性部62は第1円弧面を備え、受け部59は第2円弧面を備え、共に、前壁21の内面および後壁22の内面と当接する面が円弧面で構成され、内面に対して摺動し易い形状を有している。ただし、受け部59の第2円弧面の方が第1円弧面より半径の大きい緩やかな円弧面で構成されている。また、受け部59の第2円弧面の方が第1円弧面より滑らかな低摩擦面で構成されている。このように、受け部59は、後壁22の内面に対して滑りやすく構成されている。
間仕切り1は、自閉機構4が備えられているため、パネル2を全開状態に維持するロック機構を備えている(図6参照)。具体的に、ロック機構は、ベース41に設けられるロック部64と、ロック部64が係合されるロック受け部65とを備えている。ロック部64は、ベース41の車輪53側の端部に突設されている。ロック受け部65は、パネル2aに対応する上部レール3aにおける矢印D1方向に位置する壁部66に近い位置に設けられており、互いに近接離間する方向に変位する一対の弾性片65aによってロック部64を挟持する。これにより、自動的に矢印D2方向に移動しようとするパネル2を全開状態に維持することができる。
カバー46は、ベース41上に、ベース41に配置された回転ベース42および移動ベース43を覆うように配置される。カバー46の表面には、長手方向に沿って、コード31を案内する案内部としての案内溝67を備えている。カバー46は、ベース41に対してねじなどの固定部材68によって固定される。さらに、ベース41には、パネル2の縦框12aの方向に延びるコード31が係合される滑車54が配置される。滑車54は、車輪53の近くで、縦框12aの方向に延びるコード31が係合されて、重錘35の荷重を受ける支持部である。滑車54の軸54aは、ベース41の軸受54bに回転可能に支持される。
滑車54は、ベース41ではなく、縦框12aに設けることも可能である。この場合、ストッパ5の構成の簡素化を図ることができる。ところで、支軸18は、上部ランナ6にパネル2を吊り下げる部材であり、支軸18に対して軸保持部材18aの位置を上下に移動させることで、パネル2の上下位置が調整される(図2および図3参照)。したがって、縦框12aに滑車54を設けたときには、パネル2の上下位置が調整されると、パネル2の上下位置の変動に合わせて、滑車54の位置も上下に変動することになる。
次に、以上のように構成された間仕切りの作用について説明する。
手前のパネル2aを移動させて空間を仕切っている全閉状態から全開状態にするには、先ず、全閉状態において、最も矢印D2方向に位置するパネル2aの引手14に手をかけて、パネル2aを開方向である矢印D1方向に移動する(図1参照)。すると、先ずパネル2aが同方向に移動し、パネル2aとパネル2bとが重なり(図11参照)、次いで、パネル2aの押圧突部9がパネル2bを押してパネル2bが同方向に移動する。全開状態のときには、パネル2aがパネル2bの矢印D1方向の縦框12b分矢印D2方向にずれた状態で重なる。図8に示すように、このとき、上部ランナ6aと共にストッパ5も同方向に上部レール3a内を移動する。移動ベース43の弾性部62が付勢部材44の付勢力によって上部レール3aの前壁21の内面に圧接されていることで、回転ベース42は、回転付勢部材45の付勢力に抗してストッパ5の矢印D1方向への移動に従って回転中心軸56を中心に第1回転方向である矢印D5方向に回転する。そして、弾性部62は、前壁21の内面に対して摺接しながら移動する。なお、図11はパネル2aとパネル2cとが重なった全開状態と全閉状態の中間状態を示している。
自閉機構4の移動体32は、パネル2aが全閉状態にあるとき、縦框12a内において重錘35および移動体32が最下位置にあり、パネル2aが矢印D1方向に移動されることで、重錘35および移動体32の重さに抗して順次、重錘35および移動体32が矢印D3方向に上昇する。全開状態に移動するとき、パネル2aおよびパネル2bがパネル2cと重なる位置まで矢印D1方向に移動される。そして、全開状態のとき、移動体32は、縦框12a内において最上位置となる。パネル2aは、全開状態にまで移動されると、ロック受け部65にロック部64が係合することで、全開状態が維持される。すなわち、ロック機構によって、パネル2aは、自閉機構4を備えているが、自動的に閉方向である矢印D2方向に移動してしまうことが抑制される。
パネルを全開状態から全閉状態とするときは、ロック部64によるロックを解除してから、ストッパ5のロックを解除する。具体的には、パネル2aの引手14に手をかけて閉方向である矢印D2方向にパネル2aを操作し、ロック受け部65からロック部64を外す。すると、重錘35および移動体32の重さによってパネル2aが矢印D2方向に移動を開始する。
なお、別の方法として、パネル2aを矢印D2方向に移動させるには、パネル2cをわずかに矢印D2方向に移動させることで、パネル2cとパネルガイド7で接続されたパネル2bがパネル2aの押圧突部9を押してパネル2aの同方向への移動を開始させることができる。これにより、ロック受け部65からロック部64を外すことができ、この後、自閉機構4によりパネル2aを矢印D2方向に移動することができる。
すると、移動ベース43の弾性部62が上部レール3aの前壁21の内面に圧接されていることで、回転ベース42は、回転付勢部材45の付勢力とも相まって、ストッパ5の矢印D2方向への移動に合わせて第2回転方向である矢印D6方向に回転しようとする。しかし、矢印D5方向に回転している回転ベース42の弾性部62は、付勢部材44の付勢力により前壁21の内面に圧接されているため、自閉機構4の重錘35および移動体32の重さに基づく駆動力だけでは、回転ベース42を矢印D6方向に回転しない。したがって、パネル2aは、自閉機構4によって矢印D2方向に移動しようとしても、ストッパ5によって同方向の移動が阻止され停止状態となる。これにより、パネル2aのほぼ全開状態が維持される。この間に、利用者は、荷物の移動などを行うことができる。
パネル2aの矢印D2方向の移動を再開するには、引手14に手をかけてパネル2aを、再度同方向に移動する操作を行う。すると、ストッパ5の矢印D2方向への移動に従って、回転ベース42は、前壁21によって弾性部62が押圧され付勢部材44が収縮され、回転中心軸56を中心に矢印D6方向に回転される(図10参照)。これにより、ストッパ5によるロックが解除される。図8から図10の状態に遷移する過程では、移動ベース43が前壁21の内面に対してほぼ垂直の中立状態となる(図9参照)。このとき、弾性部62が前壁21の内面を圧接する圧接力が最大となる。弾性部62と回転中心軸56を挟んで対極にある円弧突部としての受け部59は、後壁22の内面に当接し、付勢部材44の反力を受け、回転中心軸56に対する負荷を軽減する。これにより、回転中心軸56を曲げる方向の外力が加わっても、当該外力により回転中心軸56が曲がることを抑制できる。
そして、弾性部62は、回転ベース42が矢印D6方向に回転した状態で前壁21の内面に対して摺接しながら、パネル2aが全閉状態となるまで移動する(図10参照)。自閉機構4aの移動体32は、重錘35および移動体32がその重さによって、縦框12a内において最下位置まで矢印D4方向に下降する。すなわち、パネル2aは、パネル2cと重なった状態からパネル2bとともに矢印D2方向に移動する。その後、パネル2aだけが全閉状態となるまで同方向に移動する(図1参照)。
別の方法として、パネル2aの矢印D2方向の移動を再開する操作を行う場合、奥側のパネル2cを大きく矢印D2方向に移動させることで、パネル2cとパネルガイド7で接続されたパネル2bがパネル2aの押圧突部9を押してパネル2aの同方向への移動を開始させることができる。この場合、回転ベース42は、前壁21によって弾性部62が押圧され付勢部材44が収縮され、回転中心軸56を中心に矢印D6方向に回転される(図10参照)。これにより、ストッパ5のロックが解除されてパネル2aが全閉状態となるまで同方向に移動する。
なお、全てのパネルを全開状態にするのではなく、その途中の途中状態まで開けた場合(例えば図11のようにパネル2aだけを開けた状態やパネル2aだけを途中まで開けた場合)、次のようになる。すなわち、自閉機構4の移動体32は、途中まで矢印D3方向に上昇し、このとき、ストッパ5の回転ベース42は、回転中心軸56を中心に矢印D5方向に回転し、弾性部62は、前壁21の内面に対して摺接しながら移動する(図8参照)。そして、引手14から手を離すと、パネル2aは、重錘35および移動体32の重さによって、移動体32が矢印D4方向に下降することを開始する。この際、弾性部62は、付勢部材44の付勢力により前壁21の内面に圧接されているため、自閉機構4の重錘35および移動体32の重さに基づく駆動力だけでは、回転ベース42を矢印D6方向に回転しない。したがって、パネル2aは、自閉機構4によって矢印D2方向に移動しようとしても、ストッパ5によって同方向の移動が阻止され停止状態となる。そして、パネル2aの矢印D2方向の移動を再開するには、再度同方向にパネル2aを移動する操作を行う。
さらに、一気に全開状態から全閉状態にする場合、パネル2aやパネル2cを一気に矢印D2方向に移動させることで、ロック部64によるロック解除とストッパ5のロックをほぼ同時に解除することができ、その後、パネル2aを同方向に移動させることができる。
上記実施の形態によれば、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(1−1)移動体32は動滑車33にダンパ34を備えているので、重錘35が垂下された移動体32の落下速度を遅く一定にすることができ、パネル2を一定速度で閉めることができ、また、静かに閉めることができる。一例として、パネル2の閉方向である矢印D2方向への移動速度を遅くすることで、パネル2aの縦框12bが壁部31bに当たるときの衝突音を小さくすることができる。
(1−2)移動体32の落下速度の減速はオイルダンパによって簡易に構成することができる。
(1−3)ダンパ34は、移動体32に配置されることで、簡単に動滑車33と接続することができる。
(1−4)全閉状態において、最も矢印D2方向に位置するパネル2aに自閉機構4を配置することで、パネル2aに連なる後続のパネル2bも自動的に閉じることができる。
(1−5)移動体32は、案内片32bを備えることで、円滑に縦框12a内を上下方向に移動することができる。
(1−6)自閉機構4にはストッパ5が設けられることで、パネル2の閉方向への移動を停止状態にし、この間に、利用者は、荷物の移動などを行うことができる。そして、再度パネル2を矢印D2方向へ移動する操作をすることで、パネル2の停止状態を解除し、パネル2を同方向へ移動させることができる。
〔第2実施形態〕
図12(a)〜(c)に示すように、第2実施形態の間仕切り100では、パネル2aの縦框に自閉機構を配置するとともに、パネル2cの縦框にも、同様な構成の自閉機構を備えている。
第2実施形態では、パネル2aに主たる部品が備えられる自閉機構を自閉機構4aとし、パネル2cに主たる部品が備えられる自閉機構を自閉機構4bとする。
また、パネル2a,2cにおいて、自閉機構4a,4bの主たる部品が備えられた縦框を縦框12xとし、パネル2bの縦框およびパネル2a,2cにおいて自閉機構4a,4bを備えない縦框を縦框12yとする。
また、パネル2a,2cにおいて、自閉機構4a,4bに近い方の上部ランナを上部ランナ6xとし、自閉機構4a,4bから離れた方の上部ランナおよびパネル2bの2つの上部ランナを上部ランナ6yとする。そして、各上部ランナ6xには、ストッパ5a,5bが連結されている。各ストッパ5a,5bは、各上部ランナ6xにおいて、自閉機構4a,4bに近い方の端部に連結されている。
また、第2実施形態では、全閉状態において、パネル2aを開方向に操作するとき、矢印D1方向が開方向であり、パネル2cを開方向に操作するとき、矢印D2方向が開方向である。また、全開状態において、パネル2aを閉方向に操作するとき、矢印D2方向が閉方向であり(図14参照)、パネル2cを閉方向に操作するとき、矢印D1方向が閉方向である(図16参照)。自閉機構4a,4bの主たる部品が備えられた縦框12xは、パネル2a,2cにおいて、開方向(パネル2aであれば矢印D1方向、パネル2cであれば矢印D2方向)に位置する縦框となる。
そして、各パネル2a、2cの縦框12xには、自閉機構4a,4bの主たる部品として、移動体32と、動滑車33と、ダンパ34と、重錘35とが配設されている。また、自閉機構4aのコード31は、一端部が壁部31bの固定具31aに固定される。また、自閉機構4bのコード31は、一端部が壁部66の固定具31aに固定される。
また、パネル2aの上部ランナ6xに備えられたストッパ5aのロック部64は、壁部66側のロック受け部65にロックされ、パネル2cの上部ランナ6xに備えられたストッパ5bのロック部64は、壁部31b側のロック受け部65にロックされる。
次に、以上のように構成された間仕切り100の作用について説明する。
先ずは、手前のパネル2aを閉方向に移動する場合を説明する。
パネル2aを移動させて空間を仕切っている全閉状態(図12参照)から全開状態にするには、図13(a)および(b)に示すように、先ず、パネル2aの引手14に手をかけて、パネル2aを矢印D1方向に移動する。すると、パネル2aが同方向に移動し、パネル2aがパネル2bと重なった状態となる。さらに、同方向にパネル2aが移動されると、パネル2aの押圧突部9がパネル2bを押してパネル2bが同方向に移動する。図14(a)および(b)に示すように、パネル2aおよびパネル2bは、パネル2cとほぼ重なった全開状態となる。具体的には、全開状態のときには、パネル2aがパネル2bの矢印D1方向の縦框12y分矢印D2方向にずれた状態で重なる。自閉機構4aは、全閉状態にあるとき、縦框12x内において、重錘35および移動体32が最下位置にあり、パネル2aが矢印D1方向に移動されることで、重錘35および移動体32の重さに抗して重錘35および移動体32が順次矢印D3方向に上昇する。そして、全開状態のとき、移動体32は、縦框12a内において最上位置となる。
パネル2aを全開状態から閉方向に移動するときは、ロック部64によるロックを解除してから、ストッパ5aのロックを解除する。具体的には、パネル2aの引手14に手をかけて閉方向となる矢印D2方向にパネル2aを操作し、壁部66側のロック受け部65からロック部64を外す。すると、重錘35および移動体32の重さによってパネル2aが矢印D2方向に移動を開始する。
別の方法として、パネル2aを矢印D2方向に移動させるには、パネル2cをわずかに矢印D2方向に移動させることで、パネル2cとパネルガイド7で接続されたパネル2bがパネル2aの押圧突部9を押してパネル2aの同方向への移動を開始させることができる。なお、パネル2cは、矢印D2方向に移動させるので、ストッパ5bによって、わずかに開いた位置で停止状態となる。このため、パネル2cを再度矢印D1方向に移動させる操作を行う。これにより、パネル2cは、ストッパ5bによる停止状態が解除され、自閉機構4bの作用により全閉状態になるまで移動する。
これにより、パネル2aに関し、ロック受け部65からロック部64を外すことができ、この後、自閉機構4aによりパネル2aは、矢印D2方向への移動を開始する。しかし、パネル2aは、自閉機構4aによって矢印D2方向に移動しようとしても、ストッパ5aによって同方向の移動が阻止され、パネル2aのほぼ全開状態が維持される。この間に、利用者は、荷物の移動などを行うことができる。
パネル2aの矢印D2方向の移動を再開するには、引手14に手をかけてパネル2aを、再度同方向に移動する操作を行う。すると、先ず、ストッパ5aによるロックが解除され、パネル2aだけが同方向に移動する。パネル2aは、パネルガイド7で接続されたパネル2bを引っ張るようにして同方向に移動させる。そして、パネル2aは、自閉機構4aの重錘35および移動体32がその重さによって、縦框12a内において最下位置まで矢印D4方向に下降するまで移動する。重錘35および移動体32が最下位置まで下降したところで、全閉状態となる。
別の方法として、パネル2aの矢印D2方向の移動を再開する操作を行う場合、奥側のパネル2cを大きく矢印D2方向に移動させることで、ストッパ5aのロックが解除されて、パネル2cとパネルガイド7で接続されたパネル2bがパネル2aの押圧突部9を押してパネル2aの同方向への移動を開始させることができる。これにより、パネル2aが全閉状態となるまで同方向に移動する。
さらに、一気に全開状態から全閉状態にする場合、パネル2aやパネル2cを一気に矢印D2方向に移動させることで、ロック部64によるロック解除とストッパ5aのロックをほぼ同時に解除することができ、その後、パネル2aを同方向に移動させることができる。
以上の動作は、手前のパネル2aを矢印D1方向に移動して全閉状態から全開状態とし、矢印D2方向に移動して、全開状態から全閉状態とするものであったが、第2実施形態の間仕切り100では、さらに奥側のパネル2cを矢印D2方向に移動して全閉状態を全開状態として、矢印D1方向に移動して、全閉状態とすることができる。
図15(a)および(b)に示すように、先ず、パネル2cを矢印D2方向に移動する。すると、先ずパネル2cが同方向に移動し、パネル2cがパネル2bと重なった状態となる。さらに、同方向にパネル2cが移動されると、重なった状態にあるパネルガイド7で接続されたパネル2cおよびパネル2bは、同方向に移動する。図16(a)および(b)に示すように、そして、パネル2cおよびパネル2bは、パネル2aとほぼ重なった全開状態となる。具体的には、全開状態のときには、パネル2c,2bがパネル2aの矢印D2方向の縦框12y分矢印D1方向にずれた状態で重なる。自閉機構4bは、全閉状態にあるとき、縦框12x内において、自閉機構4bの重錘35および移動体32が最下位置にあり、パネル2cが矢印D2方向に移動されることで、重錘35および移動体32の重さに抗して重錘35および移動体32が順次矢印D3方向に上昇する。そして、全開状態のとき、移動体32は、縦框12b内において最上位置となる。
パネル2cを全開状態から閉方向に移動するときは、ロック部64によるロックを解除してから、ストッパ5bのロックを解除する。具体的には、矢印D1方向にパネル2cを操作し、壁部31b側のロック受け部65からロック部64を外す。すると、重錘35および移動体32の重さによってパネル2cが矢印D1方向に移動を開始する。
別の方法として、パネル2cを矢印D1方向に移動させるには、パネル2aをわずかに矢印D1方向に移動させることで、押圧突部9でパネル2bを押してパネル2bとパネルガイド7で接続されたパネル2cを同方向に移動させる。なお、パネル2aは、矢印D1方向に移動させるで、ストッパ5aによって、わずかに開いた状態で停止状態となる。このため、パネル2aを再度矢印D2方向に移動させる操作を行う。これにより、パネル2aは、ストッパ5aによる停止状態が解除され、自閉機構4aの作用により全閉状態になるまで移動する。
これにより、パネル2cに関し、ロック受け部65からロック部64を外すことができ、この後、自閉機構4bによりパネル2cは、矢印D1方向に移動を開始する。しかし、パネル2cは、自閉機構4bによって矢印D1方向に移動しようとしても、ストッパ5bによって同方向の移動が阻止され、パネル2cのほぼ全開状態が維持される。この間に、利用者は、荷物の移動などを行うことができる。
パネル2cの矢印D1方向の移動を再開するには、パネル2cを、再度同方向に移動する操作を行う。すると、先ず、パネル2cだけが同方向に移動する。これにより、ストッパ5bによるロックが解除される。そして、パネル2cは、パネルガイド7で接続されたパネル2bを引っ張るようにして同方向に移動させる。そして、パネル2cは、自閉機構4bの重錘35および移動体32がその重さによって、縦框12a内において最下位置まで矢印D4方向に下降するまで移動する。重錘35および移動体32が最下位置まで下降したところで、全閉状態となる。
別の方法として、パネル2cの矢印D2方向の移動を再開する操作を行う場合、手前のパネル2aを大きく矢印D1方向に移動させることで、ロック部64によるロック解除とストッパ5bのロックをほぼ同時に解除することができ、その後、パネル2cを同方向に移動させることができる。
さらに、一気に全開状態から全閉状態にする場合、パネル2aやパネル2cを一気に矢印D2方向に移動させることで、ロック部64によるロック解除とストッパ5bのロックをほぼ同時に解除することができ、その後、パネル2cを同方向に移動させることができる。
上記第2実施の形態によれば、以下のように列挙する効果を得ることができる。
(2−1)第2実施形態の間仕切り100は、手前のパネル2aを矢印D1方向に移動して、全閉状態から全開状態にし、パネル2aを矢印D2方向に操作して、全開状態から全閉状態にすることができる。加えて、奥側のパネル2cを矢印D2方向に移動して、全閉状態から全開状態にし、矢印D1方向に操作して、全開状態から全閉状態にすることができる。このように2方向からの操作を可能とし、操作性を向上することができる。
(2−2)手前のパネル2aを矢印D1方向に移動して全開状態にした場合において、奥側のパネル2cを矢印D2方向に操作することで、壁部66側のロック受け部65からパネル2aのロック部64を外すことができ、次いで、さらに、ストッパ5aのロックを解除することができる。その後、自閉機構4aによりパネル2aを矢印D2方向に移動することができる。
加えて、奥側のパネル2cを矢印D2方向に移動して全開状態にした場合において、手前のパネル2aを矢印D1方向に操作することで、壁部31b側のロック受け部65からパネル2cのロック部64を外すことができ、次いで、さらに、ストッパ5bのロックを解除することができる。その後、自閉機構4bによりパネル2cを矢印D1方向に移動することができる。このように、全開状態から全閉状態にするときには、手前のパネル2aによっても奥側のパネル2cの何れのパネルによっても、ロックを解除し、自動的に閉じることができる。これにより、操作性を向上することができる。
(2−3)各自閉機構4a,4bにおいて、動滑車33にダンパ34を備えているので、重錘35が垂下された移動体32の落下速度を遅くすることができ、パネル2を静かに閉めることができる。また、パネル2aが壁部31bに当たるときの衝突音を抑えることができ、同様に、パネル2cが壁部66に当たるときの衝突音を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・減速部としては、オイルダンパの他、ガバナなどを用いてもよい。図17に示すように、ガバナを利用する移動体69は、動滑車33と第2半体36bとの間に、ガバナを利用する減速装置70が配置されている。図18に示すように、減速装置70は、動滑車33の回転軸71aの回転を入力するための入力軸71と、入力軸71に入力された回転を増速して伝達する増速ギヤ列72と、遠心ガバナ73と、これらの部材を組み込むための樹脂製のケース74とを備えている。ケース74は、移動体69の第1半体36aと第2半体36bとを固定部材38で結合するときに、あわせて、第1半体36aと第2半体36bとの間に固定される。
遠心ガバナ73は、増速ギヤ列72の最終段として回転すると共に、その回転速度に応じて外周方向に拡開する回転部材75と、ケース74の内側に嵌め込まれ回転部材75の周囲に所定のクリアランスを持たせて配置され拡開する回転部材75に摺接可能な摺接部材76とを備えている。
入力軸71は、動滑車33の角軸で構成された回転軸71aの先端を挿入するための角型形状の挿入口77を有する中空軸部77aと、この中空軸部77aに一体的に形成された入力歯車77bとを備えている。この入力軸71は、ケース74に形成された軸受部に両端が回転可能に支持されている。
増速ギヤ列72は、入力歯車77bと、入力歯車77bと係合するピニオン78と、ピニオン78と同軸上に配置されたウォームホイール79と、ウォームホイール79と係合するウォーム81と、ウォーム81と同軸上に配置された回転部材75とを備えている。ピニオン78およびウォームホイール79は、ケース74に形成された軸受部に回転可能に支承されている。ウォーム81は、ケース74に形成された軸受部に一端が回転自在に支持され、摺接部材76に形成された軸受部に回転可能に支持されている。ウォーム81の他端には、回転部材75をウォーム81に接続するための接続部材82が設けられている。接続部材82は、ウォーム81に固定されており、回転部材75と一体に回転する。増速ギヤ列72は、入力軸71の入力歯車77bが回転すると、この入力歯車77bの回転を受けてピニオン78が回転し、ピニオン78の回転がウォームホイール79、ウォーム81と伝達されて回転部材75を回転させる。増速ギヤ列72は、ウォームホイール79とウォーム81の組み合わせを用いることで、増速比を高めている。
ウォーム81の他端側であって摺接部材76の内部には、回転部材75が配置されている。回転部材75は、回転軸71aの回転速度に応じて拡開するように弾性変形しながら回転する部材である。図19に示すように、回転部材75は、回転中心Oを含む回転中心部83と、回転中心部83から径方向外側に向かって延出する第1腕部84と、第1腕部84の先端から回転方向後側に向かって延出する第2腕部85と、第2腕部85の先端に設けられたウェイト部86とを備えている。回転部材75は、例えばゴム等の弾性部材で一体に形成されている。回転部材75は、反時計回り(矢印Y方向)に回転する。回転部材75は、無回転状態では摺接部材76の内周面に接触していない。回転中心部83は、接続部材82を介してウォーム81の他端に連結される部位であり、ウォーム81の回転中心Oと一致している。
第1腕部84は、回転中心部83の外周面から直線状に延出する柱状部分である。第2腕部85は、第1腕部84の先端から回転方向後側に向かって延出する円弧状部分である。ウェイト部86は、第2腕部85よりも幅広に形成され、第2腕部85およびウェイト部86は、回転部材75が回転したときに、遠心力によって径方向外側へ拡開するように弾性変位する。これにより、第2腕部85およびウェイト部86の外周面が摺接部材76の内周面に摺接し、両者の摩擦によって制動力が発生する。
摺接部材76は、回転部材75が内部に配置される有底円筒形状の筒状部87を備えている。筒状部87の底部には、ウォーム81の他端側を支承する軸受部88が凹設されている。筒状部87の内周面87aには、回転部材75の回転時に、拡開した第2腕部85およびウェイト部86の外周面が摺接する。
筒状部87の外周面から延出する上側突出片89は、ケース74の上壁に設けられた凹溝89aに嵌合している。また、下側突出片91は、ケース74の側壁から突出するリブ91aに設けられた凹溝91bに嵌合している。これにより、筒状部87は、ケース74に支持されている。
以上のように構成された減速装置70は、移動体69が重錘35の重さによって降下するとき、入力軸71が回転する。入力軸71の回転は、増速ギヤ列72によって増速される。したがって、回転部材75は、入力軸71の回転に対して高速回転する。回転部材75が高速回転すると、第2腕部85およびウェイト部86に遠心力が作用し、第2腕部85およびウェイト部86が径方向外側へ向かって移動する。これにより、第2腕部85が第1腕部84に対して拡開するように弾性変形する。第2腕部85およびウェイト部86が拡開すると、第2腕部85およびウェイト部86の外周面が、筒状部87の内周面87aに摺接する。第2腕部85およびウェイト部86は、遠心力によって内周面87aに強く押し付けられるので、両者の間に摩擦力、すなわち制動力が発生する。そして、自閉機構の重錘35による駆動力と摩擦力とが釣り合ったところで、パネル2の移動速度は一定になる。
・図20に示すように、上部レール3には、壁部31b,66の近傍に、壁部31b,66への衝突速度を減速させる減速機構101を備えるようにしてもよい。以下、第1実施形態を例に説明する。第1実施形態では、上部レール3aの壁部31bの近傍に減速機構101が設けられることになる。図1に示すように、パネル2aの矢印D2方向の縦框12bは、壁部31bにクッション19を介して突き当たる。パネル2aのための減速機構101は、パネル2aが矢印D2方向に移動する際に、縦框12bがクッション19を介して壁部31bに衝突するときの衝突速度を減速する。
減速機構101は、上部レール3aの内部に配置されるケース102と、ケース102に対してパネル2の移動方向である矢印D1方向および矢印D2方向に移動する軸部材103と、矢印D2方向に移動する軸部材103を減速するダンパ104とを備えている。ケース102は、上部レール3a内に収納可能な長尺部材であって、その基端部は、壁部31bに突き当てられる。ケース102の内部には、軸部材103およびダンパ104が配置される。軸部材103は、ダンパ104のハウジングに対して矢印D1方向および矢印D2方向に移動する長尺部材であって、その先端部は、矢印2D方向の上部ランナ6bにおける矢印2D方向の端部が突き当たり押される。
ダンパ104は、軸部材103を矢印D1方向に付勢しており、軸部材103が上部ランナ6bに押された際に、軸部材103における同方向の移動速度を減速する。すなわち、ダンパ104は、パネル2aの閉まる直前の移動を減速して、壁部31bに対する縦框12bの衝突を緩和する。ダンパ104は、一例として、エアダンパである。ダンパ104は、パネル2aが閉まりきったとき、軸部材103のハウジングに収まった状態が維持される。そして、パネル2aが矢印D1方向に移動され、上部ランナ6bが軸部材103から離れたときには、軸部材103を自動的に矢印D1方向に移動させる。ダンパ104は、上部ランナ6bの矢印D2方向の力を受ける部材である。このため、軸部材103が出没する端部とは反対側の端部がコード31の固定具31aの垂直片に係止され、矢印D2方向の移動が規制されている。
なお、自閉機構4のコード31は、ケース102の上部に延在する。
図21に示すように、このような減速機構101は、パネル2aが矢印D2方向に移動する最終段で上部ランナ6bの端部が軸部材103に突き当たることで、パネル2aの移動を減速する。したがって、パネル2aは、壁部31bに対する縦框12bの衝突が緩和され、衝撃音などを和らげることができる。
なお、第1実施形態においても、パネル2c用の減速機構101を設けるようにしてもよい。
なお、第2実施形態では、図12に示すように、パネル2aの自閉機構4aと、パネル2cの自閉機構4bとを備えている。パネル2aにおける減速機構101は、上述した第1実施形態における減速機構101と同様な配置で設けられる。パネル2cは、パネル2cの矢印D1方向の縦框12yがクッション19を介して壁部66に突き当たる。パネル2cの減速機構101は、パネル2cが矢印D1方向に移動する際に、縦框12yがクッション19を介して壁部66に衝突するときの速度を減速する。
パネル2cの減速機構101は、上部レール3cの壁部66の近傍にケース102が配置され、基端部が壁部66に突き当てられる。また、ダンパ104は、軸部材103が出没する端部とは反対側の端部がコード31の固定具31aに係止され、矢印D1方向の移動が規制さる。なお、パネル2cの減速機構101は、パネル2aの減速機構101と同様の構成を有し、配置が左右逆向きとなるだけなので詳細は省略する。
第2実施形態では、パネル2aが矢印D2方向に移動する最終段で上部ランナ6bの端部が軸部材103に突き当たり、パネル2aの移動を減速する。また、パネル2cが矢印D1方向に移動する最終段で上部ランナ6yの端部が軸部材103に突き当たり、パネル2cの移動を減速する。したがって、パネル2a,2cは、壁部31b,66に対する縦框12yの衝突が緩和され、衝撃音などを和らげることができる。
・パネルの枚数は特に限定されるものではなく、1枚であってもよいし、4枚以上であってもよい。
・減速部は、動滑車に接続するように移動体32に配置する他、ストッパ5a,5bの滑車54に設けてもよいし、上部ランナ6の車輪17に配置してもよい。このような部品に減速部を配置しても、パネル2aの移動速度を減速されるからである。
・間仕切りは、ストッパ5a,5bを備えていなくてもよい。また、ストッパ5a,5bの構成は特に限定されるものではない。
・自閉機構4,4a,4bの主要部品である移動体32、動滑車33、ダンパ34、重錘35などは、縦框ではなく、壁部31b,66の内側などの収納空間に設けるようにしてもよい。
・引手14は、全てのパネル2の縦框12a,12bの両面に配置してもよい。また、手前に位置するパネル2aについては、図1(a)のように、手前の面の縦框12bに配置し、奥側に位置するパネル2cについては、奥側の面の縦框12bに配置するようにしてもよい。第2の実施形態の場合、パネル2を2方向に移動することを前提としているので、引手14を、パネル2aとパネル2cに配置することで、操作性を良くすることができる。
・パネル2a〜2cは、下ランナを横框13bに設け、床面に設けた下部レールでの案内するようにしてもよい。これにより、安定してパネル2a〜2cを移動させることができる。
・間仕切りとしては、引戸だけでなく、折引戸、アコーディオンカーテン、パネルスクリーンなどの間仕切りにも適用可能である。開閉操作は、引手14以外の手段で行うことができるようにしてもよい。一例として、パネルスクリーンの場合、スクリーンの上端部に連結されたバトンなどの操作棒で行うようにしてもよい。
1,100…間仕切り、2,2a〜2c…パネル、3,3a〜3c…上部レール、4,4a,4b…自閉機構、5,5a,5b…ストッパ、6,6a,6b,6x,6y…上部ランナ、7…パネルガイド、8…床付けマグネット、9…押圧突部、11…パネル部、11a…グレチャン、12…キャップ、12a,12b,12x,12y…縦框、13a,13b…横框、14…引手、16…ランナ本体、16a…第1連結部、17…車輪、18…支軸、18a…軸保持部材、19…クッション、19a…クッション部、19b…弾性片、21…前壁、22…後壁、23…上壁、24…レール開口部、25…支持片、30a…第1固定端、30b…第2固定端、31…コード、31a…固定具、31b…壁部、32…移動体、32a…本体部、32b…案内片、33…動滑車、33a…回転軸、34…ダンパ、34a…本体部、34b…接続軸、34c…取付凸部、35…重錘、35a…紐、36a…第1半体、36b…第2半体、36c…軸孔、36d…挿通孔、36e…取付部、36f…抜け止め部材、36g…スリーブ、37…取付孔、37a…取付凹部、38…固定部材、41…ベース、42…回転ベース、43…移動ベース、44…付勢部材、45…回転付勢部材、45a…コイル部、45b…第1アーム部、45c…第2アーム部、46…カバー、46a…支持孔、47a…第1凹部、47b…第2凹部、51…部品配置部、51a…軸部、51b…中心孔、51c…突起部、52…第2連結部、53…車輪、54…滑車、54a…軸、54b…軸受、55…基台部、56…回転中心軸、57…案内軸、57a…片、58…駆動突起部、59…受け部、61…基台部、62…弾性部、63…案内部、64…ロック部、65…ロック受け部、65a…弾性片、66…壁部、67…案内溝、68…固定部材、69…移動体、70…減速装置、71…入力軸、71a…回転軸、72…増速ギヤ列、73…遠心ガバナ、74…ケース、75…回転部材、76…摺接部材、77…挿入口、77a…中空軸部、77b…入力歯車、78…ピニオン、79…ウォームホイール、81…ウォーム、82…接続部材、83…回転中心部、84…第1腕部、85…第2腕部、86…ウェイト部、87…筒状部、87a…内周面、88…軸受部、89…上側突出片、89a…凹溝、91…下側突出片、91a…リブ、91b…凹溝、101…減速機構、102…ケース、103…軸部材、104…ダンパ。

Claims (10)

  1. 上部レールに沿って移動する上部ランナによってパネルを開方向および閉方向に移動させ、かつ、自閉機構によって前記パネルを自動的に前記閉方向に移動させる間仕切りにおいて、
    前記自閉機構は、前記パネルの移動方向および前記移動方向に交差する上下方向に延在され、一端部が前記閉方向に位置する固定部に固定され、前記一端部とは反対側の他端部が前記パネルに固定される駆動力伝達部材と、
    前記上下方向に移動可能に配置され、前記一端部と前記他端部との間において、前記駆動力伝達部材が巻回される動滑車と、
    前記動滑車に対して下方に荷重を加える重錘と、
    前記動滑車の下方への移動を減速させる減速部と
    を備える間仕切り。
  2. 前記パネルの縦辺に縦枠を備え、
    前記縦枠に、前記動滑車と、前記重錘と、前記減速部とが配設される
    請求項1に記載の間仕切り。
  3. 前記減速部は、オイルダンパである
    請求項1または2に記載の間仕切り。
  4. 前記減速部は、ガバナである
    請求項1または2に記載の間仕切り。
  5. 前記減速部は、前記動滑車に配置される
    請求項1ないし4のうち、何れか1項に記載の間仕切り。
  6. 前記間仕切りは、複数のパネルを備え、互いに隣接するパネルが連動部材によって接続されており、
    前記自閉機構は、最も閉方向に位置する前記パネルに配置されている
    請求項1ないし5のうち、何れか1項に記載の間仕切り。
  7. 前記自閉機構は、前記縦枠内を移動する移動体を備え、
    前記移動体は、前記動滑車を備え、かつ、前記縦枠内の前記上下方向の移動を案内する案内部を備え、
    前記重錘は、前記移動体に接続されている
    請求項2に記載の間仕切り。
  8. 前記間仕切りは、
    前記パネルが前記閉方向に移動するときに、前記パネルを停止状態とし、その後前記停止状態を解除するストッパが前記上部ランナに連結されている
    請求項1ないし7のうち、何れか1項に記載の間仕切り。
  9. 前記駆動力伝達部材は、コードである
    請求項1ないし8のうち、何れか1項に記載の間仕切り。
  10. 前記上部レールは、前記移動方向における端部に位置して、壁部への衝突速度を減速させる減速機構を備える
    請求項1ないし9のうち、何れか1項に記載の間仕切り。
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