JP2018192242A - 塗布具 - Google Patents

塗布具 Download PDF

Info

Publication number
JP2018192242A
JP2018192242A JP2018079964A JP2018079964A JP2018192242A JP 2018192242 A JP2018192242 A JP 2018192242A JP 2018079964 A JP2018079964 A JP 2018079964A JP 2018079964 A JP2018079964 A JP 2018079964A JP 2018192242 A JP2018192242 A JP 2018192242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirrer
applicator
cosmetic
collector
red
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018079964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7441598B2 (ja
Inventor
精一 丸山
Seiichi Maruyama
精一 丸山
佐久間 聡
Satoshi Sakuma
聡 佐久間
壽美 玉野
Sumi Tamano
壽美 玉野
敬之 早川
Takayuki Hayakawa
敬之 早川
佳幸 大崎
Yoshiyuki Osaki
佳幸 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Publication of JP2018192242A publication Critical patent/JP2018192242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7441598B2 publication Critical patent/JP7441598B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】収容部が細軸であっても攪拌体の重量を増やしやすく、ボールよりも十分攪拌できる塗布具を提供する。【解決手段】固形物を含んだ塗布液を軸筒内の収容部に収容した塗布具において、前記収容部14内には攪拌体14aを備え、前記攪拌体14aの外径は、収容部14内径の40〜60%、攪拌体14aの長さは、収容部長さの10〜50%、攪拌体14aの重量は、0.2g〜1.0gであり、ホルムアルデヒドを含まない材料で形成された塗布具である。【選択図】図1

Description

本発明は、バルクなどの顔料沈降物等の有る化粧液等の塗布液を塗布する塗布具に関する。
従来、コレクター式の塗布具は周知の技術であるが、市場の多様性によって持ち運びやデザイン性を重視することから細身の塗布具を提案している(特開2015−2984号公報:特許文献1)。
一方、従来のコレクター式塗布具では、必ずしも細軸ばかりでなく、デザイン的に太軸が好まれる場合がある。また、塗布液の色が見えないように、後軸で収容部を覆って塗布液が外部から見えないようにして外観的な品質を向上の必要がある。つまり、加飾を行う外軸を独立させるための、印刷等に最適化した設計にできる。
上記の従来の塗布具では、塗布液と化粧液にバルク内の顔料沈降に対応するため、攪拌用ボールなどの攪拌体を塗布液の収容空間に入れている。
また、塗布具の攪拌体はボール状の他、棒状や筒状のものが提案されている(実開平6−19874号公報:特許文献2)。
攪拌体は、振った際に収容部内の液、空気の移動を遮らないように収容部内径とのクリアランスが十分に必要である。
特開2015−2984号公報 実開平06−19874号公報
しかしながら、軸筒が細軸モデルの場合や収容部の上を外軸で覆う二重構造にした場合、攪拌体のボールが小さくなってしまい、攪拌効果が弱くなる。また、ボールが沈降顔料等のケイクに埋まりやすくなり、機能不全が生じやすい問題があった。
そこで、本発明は、収容部が細軸であっても攪拌体の重量を増やしやすく、ボールよりも十分攪拌できる塗布具を提供することを課題とする。
本発明は、固形物を含んだ塗布液を軸筒内の収容部に収容した塗布具において、
前記収容部内には攪拌体を備え、
前記攪拌体は、攪拌体の外径は、収容部内径の40〜60%、攪拌体の長さは、収容部長さの10〜50%、攪拌体の重量は、0.2g〜1.0gであり、ホルムアルデヒドを含まない材料で形成されたことを特徴とする塗布具である。
本発明において、塗布具の塗布部より後方には、空気置換機構を備え、当該空気置換機構と収容部との間に遮蔽板を備えることが好適である。
また、本発明において、前記塗布液としての化粧液は、水と、水溶性有機溶剤と、皮膜形成剤と、色材と、防腐剤を主要な成分として含むことが好適である。
本発明によれば、収容部内には攪拌体を備え、前記攪拌体の外径は、収容部内径の40〜60%、攪拌体の長さは、収容部長さの10〜50%、攪拌体の重量は、0.2g〜1.0gであり、ホルムアルデヒドを含まない材料で形成されるものである。攪拌体の外径や長さを上記のように規定するので、収容部内の収容される長さのある攪拌体にでき、収容部内の液、空気の移動を遮らない小径でも長さによって重量を増やすことができる。
したがって、攪拌ボールよりも製品細軸化や二重構造化しやすい。一方、細い攪拌棒は横向きに保管された場合に、沈降物のケイクに埋まる部分や接する表面積が大きいため、振った際に攪拌する機能を担保するためにはボールに比べ重たくする必要があるので、長さのある攪拌体であれば適度な重さにすることができる。
なお、攪拌体には、その材料としては、ホルムアルデヒドを含まない材料で形成されることが好適である。ホルムアルデヒドを含まない材料とは、攪拌体の全重量を基準にして500ppm未満、好ましくは200ppm未満の遊離のホルムアルデヒドしか含まないことを示し、例えばステンレス等の金属、アルミニウム等の非鉄金属、アセタール、フェノール、ユリア及びメラミン等を実質的に含まないポリプロピレン等の合成樹脂、オレフィン系エラストマーやシリコーンゴム等の粘弾性材料、金属粉と合成樹脂の混合材料が挙げられる。なお、ホルムアルデヒドの含有量は、VDA275試験方法に従って測定する。また、遮蔽板により、撹拌体を振った際による空気置換機構への影響を緩和することができる。
本発明の第1の実施形態に係る塗布具の説明図であって、(a)が全体側面図、(b)が全体縦断面図である。 同塗布具のキャップを外した状態の説明図であって、(a)が全体側面図、(b)が全体縦断面図である。 第2の実施形態に係る塗布具に装着する攪拌体の斜視図である。 第2の実施形態に係る化粧料塗布具に装着する攪拌体の説明図であって、(a)が側面図、(b)が斜視図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る塗布具の全体説明図、図2は該塗布具のキャップを外した状態説明図である。
図1〜図2に示すように、第1の実施形態に係る塗布具は化粧料塗布具であり、先軸10と該先軸10の後部側外周に外軸12が嵌合する構造を有し、先軸10内に枚葉部が軸方向に複数配列された態様の櫛歯状に形成されたコレクター16が配置される。
また、外軸12内に内軸として収容部(「収容部」に相当)14が収容される。収容部1aは、先軸10の後部内に嵌合してコレクター16の後部に連通して収容部14内の後部に配設される。その塗布液が収容される収容部14は外軸12と別体の二重管構造であって、コレクター式の化粧料塗布具である。
〔外軸12〕
前記外軸12は、後部が閉鎖されており、該閉鎖された尾端とコレクター16後端とで挟まれた外軸12内空間に収容部14が配設されている。
〔収容部14〕
この収容部14内には、中綿等の含浸体を配置せず、直接塗布液が収容されており(直液式)、また、該塗布液の攪拌をするための攪拌体14aが配置されている。
〔先軸10〕
前記先軸10の先方には、塗布体18が突出しており、コレクター内の誘導芯が貫通している。
先軸10、外軸12、収容部14、コレクター16、キャップ20等は樹脂成形品とすることができる。また、攪拌体14aは、金属製、樹脂製等の円柱材を用いることができる。収容部14内の収容空間14b内に攪拌体14aが収容される。
前記コレクター16は、先軸10及び外軸12によって覆われて保持される構造である。
〔塗布体18〕
そして、先軸10の前端部の開口から、先細のテーパ状を呈した筆体からなる塗布体18が突出しており、その塗布体18を覆うキャップ20が前記先軸10に着脱自在に嵌合する構造である。前記先軸10はほぼ円錐側面形状を呈して先細く形成されており、該先軸10の先端角度は、塗布体18の先端角度と略同角度に形成することが望ましい。
塗布体18は、樹脂繊維、天然繊維束、樹脂製多孔質体からなる先細の筆体である。塗布体18は、後端部がフランジ状に拡径しており、この拡径した箇所が先軸10内に係合して抜け止めされている。なお、塗布体18は、筆体が好適であるが、その他、塗布液を塗布する各種塗布体を使用することができる。
〔キャップ20〕
キャップ20内には、塗布体18の気密性を高めるため覆うカップ状のインナーキャップ20aが前後動可能に配置され、このインナーキャップ20aを後方に付勢するスプリング20bが配置されている。
〔コレクター16、中芯22〕
中空の先細く形成された先軸10の内部には、塗布体18の後方に蛇腹状のコレクター16が配設されており、このコレクター16の中空部16d内に中芯22が貫通して配置されている。中芯22は、樹脂繊維束、天然繊維束、樹脂製多孔質体等の毛管部材から構成できる。
中芯22においては、コレクター16の後端部から収容部14内の収容空間14b内に中芯22が突出していない(図1、図2参照)。コレクター16の後端面に中芯22の後端面がほぼ一致している。中芯22を一致させることで、収容空間14b 内に中芯22の後端が突出することがなく、収容空間14b内の容積を確保することができる。また、収容空間14b内に中芯22の後端が突出することがないので、攪拌体14aが収容空間14b内に設けた場合、攪拌体14aが収容空間14b内で動いても中芯22に衝突せず中芯22を変形させることないので、十分に塗布液を浸透することができる。
先軸10の外周面には、前端部がテーパ形状で、中央部にキャップ20嵌着時の位置決め用のフランジ10aが外径方向に突出形成され、フランジ10aの前方にキャップ20嵌着用の突部10b1が、後方に外軸12嵌着用の突部10b2が膨出形成されている。また、先軸10の突部10b1の前方には、周面を内外に貫通する空気置換孔10cが穿設形成されている。
コレクター16は、軸方向の前部には、前端に椀状部16aが形成される。また、コレクター16において、該軸方向の前部から中央部には、複数の櫛歯状のフィンが間隙を置いて配列された前側一時貯留部16b、後側一時貯留部16cが形成される。
また、コレクター16内には中芯22が設けられるが、実施形態では、コレクター16の軸中心付近に壁部が形成され、その壁部中心を貫通して、中空部16dが当該壁部内に形成されている。この中空部16dを形成する壁部外周に塗布液一時貯留用のフィン(前側一時貯留部16b及び後側一時貯留部16c)が外径方向に展開する複数の薄板状に形成された枚葉体である。当該壁部には、中空部16dとフィンの間隙との間で塗布液を流通可能とする貫通孔が径方向に沿って外周から中空部16d内周に渡って形成されている。
また、コレクター16には、前側一時貯留部16bから後側一時貯留部16cにかけて、塗布液をフィン間隙内に誘導するための前記のインク縦溝(スリット)が、後端部に露出して(収容部14の収容空間14a内に露出可能に)形成されている。また、前側一時貯留部16b及び後側一時貯留部16cの複数枚毎のフィン同士の間には、先軸10の内面に当接する厚肉の支持壁24で適宜に仕切られている。
具体的には、前側一時貯留部16b及び後側一時貯留部16cのフィンの枚数は、全体で40〜60枚で、そのうち、前側一時貯留部16bが比率75〜85%で、後側一時貯留部16cの比率が15〜25%の枚数とする。フィン同士の間隔は、0.15〜0.3mmとすることができる。
また、収容空間14b内に収容可能量が0.7(ml)となっている。収容部14の外径8.5(mm)コレクター16の径6.0(mm)とすることができる。
前記の前側一時貯留部16bは、前記椀状部16aと同径に形成され、先軸10内に嵌入している。また、前記後側一時貯留部16cは、前側一時貯留部16bよりも外径が大径に形成され、図1等に示されるよう、先軸10の内壁面に隣接するように配置されている。
実施形態の化粧料塗布具においては、収容部14の収容空間14b内に攪拌体14aを備えている。
収容部14の内径4.5(mm)と外軸12の外径(10mm)の2重構造である。2重構造とするのは、加飾を行う外軸12を独立させられるため、印刷等に最適化した設計にできる。
前記攪拌体14aは円柱状であって、その外径は、収容部14(収容空間14b)内径の40〜60%、攪拌体14aの長さは、収容部14(収容空間14b)長さの10〜50%、攪拌体の重量は、0.2g〜1.0gであり、ステンレスで形成されたことが好ましい。また、攪拌体14aの比重は、収容部14内の化粧液の比重より高く、より好ましくは比重が6.0以上とすることが好ましい。
前記攪拌体14aの外径や長さを上記のように規定するので、収容部(収容部)14内の収容される長さのある棒状の攪拌体14aにでき、収容部14内の液、空気の移動を遮らない小径でも長さによって重量を増やすことができる。したがって、攪拌ボールよりも製品細軸化や二重構造化しやすい。一方、細い攪拌棒は横向きに保管された場合に、沈降物のケイクに埋まる部分や接する表面積が大きいため、振った際に攪拌する機能を担保するためにはボールに比べ重たくする必要があるので、長さのある攪拌体14aであれば適度な重さにすることができる。
化粧料塗布具の塗布体18より後方には、空気置換機構としてコレクター16を備えている。コレクター16には、収容部14から中芯22やスリットを通ってインクが流通しており、当該コレクター16の外周の気圧は先軸10の空気置換孔10cによって外気が流通するので、収容部14内が増減しても、外気がコレクター16に適切に流通し、当該コレクターが空気置換機構の機能を十分に果たすことができる。
また、収容部14の収容空間14bと当該コレクター16の空気置換機構と収容空間14bとの間にコレクター16と一体となった遮蔽板26を備える。前記遮蔽板26により、攪拌体14aを振った際にコレクター16に大きな衝撃や振動を加えることを防ぎ、空気置換機構への影響を与えず塗布液の噴き出しを防ぐことができる。
前記収容部14において、収容空間14b内に塗布液として収容する化粧液は、好適には、水と、水溶性有機溶剤と、皮膜形成剤と、色材と、防腐剤を主要な成分として含む。
具体的に説明すると用いる色材としては、酸化チタン、酸化鉄、コンジョウ、グンジョウなどの少なくとも1種を用いることができる。酸化チタンは、比重:3.8〜4.2であり、化粧料中の粒子径は200〜500nmであることが好ましく、酸化鉄は、比重が3.8〜5.5であり、化粧料中の粒子径は90〜600nmであることが好ましく、コンジョウの比重は、1.8〜1.9であり、化粧料中の粒子径は80〜300nmであることが好ましく、グンジョウの比重は、1.8〜1.9であり、化粧料中の粒子径は、300〜600nmであることが好ましい。ここで、本発明において、「粒子径」は、液体化粧料(25℃)を動的光散乱法による粒子径測定器 FPAR−1000(大塚電子社製)より求めた値である。
他に用いることができる色材としては、例えば、青色1号Alレーキ、赤色202号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、青色201号、青色204号、青色404号、黄色401号、黄色205号、黄色4号Alレーキ、黄色203号Alレーキ、赤色104号Alレーキ、カーボンブラック、カルミンなどの有機顔料や、赤色2号、赤色3号(FD&C Red No.3)、赤色40号(FD&C Red No.40)、赤色102号、赤色104号(D&C Red No.28)、赤色105号,赤色106号、赤色201号(D&C Red No.6)、赤色202号(D&C Red No.7)、赤色203号、赤色205号、赤色227号(D&C Red No.33)、赤色230−1号(D&C Red No.22)、赤色401号、赤色402号、赤色504号(FD&C Red No.4)、橙色205号(D&C Orange No.4)、橙色402号、黄色4号(FD&C Yellow No.5)、黄色5号(FD&C Yellow No.6)、黄色203号(D&C Yellow No.10)、黄色402号、黄色403−1号(Ext.D&CYellow No.7)、黄色406号、黄色407号、緑色3号(FD&C Green No.3)、緑色201号、緑色402号、青色1号(FD&C Blue No.1)、青色2号(FD&C Blue No.2)、青色203号、青色205号(D&C Blue No.4)、青色403号、青色404号、褐色201号(D&C Brown No.1)、紫色401号(Ext.D&C Violet No.2)、黒色401号などの酸性染料や、上述の酸化チタン、酸化鉄、コンジョウ、グンジョウなどの無機顔料から選ばれる少なくとも1種が挙げられ、水性化粧料に用いられている色材であれば、特に限定されるものでない。
これらの色材の含有量は、発色性、好適な粘性、塗布体を備えた水性化粧料塗布具でのスムーズな吐出性などの点から、液体化粧料全量に対し、0.05〜30%が好ましく、更に好ましくは、0.1〜20%が望ましい。
用いることができる水溶性有機溶剤としては、化粧品に一般的に用いられているものであれば、特に限定されず何れのものも使用できる。例えば、エタノール、イソプロパノール、フェノキシエタノール等が挙げられる。
これらの水溶性有機溶剤の含有量は、液体化粧料全量に対して、好ましくは、0〜20%であり、より好ましくは、8〜15%である。
用いることができる皮膜形成剤としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸あるいはそれらのアルキルエステル又は誘導体、スチレン、酢酸ビニルの中の1種又は2種以上のモノマーから選択されてなる共重合体のエマルジョン樹脂が挙げられる。
これらの皮膜形成剤(エマルジョン樹脂)の含有量は、固形分(樹脂分)換算で液体化粧料全量に対して、2〜15%が好ましく、更に好ましくは、2〜10%とすることが望ましい。
用いる液体化粧料は、水(精製水、蒸留水、イオン交換水、純水、超純水等を含む)を溶媒とする。この水の含有量は、上記各成分、後述する任意成分を含有した残部となるものである。
更に、用いる液体化粧料には、前記各成分等の他に、通常の液体化粧料に用いられる任意成分などを含有せしめることができる。具体的には、防腐剤、酸化防止剤、中和剤、紫外線吸収剤、キレート剤、保湿剤、美容成分、香料、粘度調整剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で適宜量含有せしめることができる。
用いる液体化粧料では、好ましくは、塗布液を塗布具からスムーズに吐出せしめる点、良好な塗布性能を発揮せしめる点等から、ELD型粘度計による温度25℃、ずり速度76.6S−1での粘度が2〜9mPa・sの範囲とすることが好ましく、また、液体化粧料の表面張力が34mN/m以上であることが望ましい。
第1の実施形態に係る化粧料塗布具によれば、収容部(収容部)14内には攪拌体14aを備え、攪拌体14aの外径や長さを上記のように規定するので、収容部14内の収容される長さのある攪拌体14aにでき、収容部14内の液、空気の移動を遮らない小径でも長さによって重量を増やすことができる。したがって、攪拌ボールよりも製品細軸化や二重構造化しやすい。一方、細い攪拌棒は横向きに保管された場合に、沈降物のケイクに埋まる部分や接する表面積が大きいため、振った際に攪拌する機能を担保するためにはボールに比べ重たくする必要があるので、長さのある攪拌体14aであれば適度な重さにすることができる。
なお、攪拌体14aは、ホルムアルデヒドを含まない材料で形成されることで、化粧料塗布具として、攪拌体14aから化粧液内へのホルマリン溶出を防ぎ、安全性の高い塗布具を提供することができる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態に係る化粧料塗布具を説明する。図3は化粧料塗布具に装着する攪拌体28の斜視図である。攪拌体以外の化粧料塗布具の構成は第1の実施形態と同様である。
この攪拌体28は、図3に示すように中空の円筒状のものである。この攪拌体28は、中空のため、攪拌性が高くかつ重量を軽くできる。
一例として、攪拌体が重すぎる(1g以上)場合、攪拌時の「衝撃が大きくなるので、以下の点が懸念される。収容部部品の割れ、クラック等の破損、収容部部品の抜け、手への不要な衝撃や音の発生等の問題が懸念される。
そのため第2実施形態に係る化粧料塗布具の攪拌体28のように中空にすることにより、上記の問題を解消することができる。
〔第3の実施形態〕
第3の実施形態に係る化粧料塗布具を説明する。図4は化粧料塗布具に装着する攪拌体30の説明図である。攪拌体以外の化粧料塗布具の構成は第1の実施形態と同様である。
この攪拌体30は、図4に示すようにコイルバネ型のスプリングからなるものであり次の利点がる。
この攪拌体30は、巻き付けコイルのため加工時に外径の調整が容易なため、細軸の収容部14に対応させやすい。また、攪拌体30の外径は収容部内径いっぱいにまで広げられるので、化粧料の沈降成分によるケイクの埋まる部分が少なく、攪拌棒よりも動きやすい。また、スプリング中心や線材の隙間があるため、攪拌時の空気や液の移動がスムーズである。
さらに、スプリングでさらに期待される効果としては衝撃の吸収、攪拌時の音の低減や、スプリング表面の突起による攪拌効果の向上が図れる。
前記実施形態によれば、塗布具として化粧料塗布具を示したが、本発明の塗布具は化粧料塗布具に限定されず、他の筆記用塗布液の塗布具として用いることができる。
本発明の塗布具は、化粧料を塗布液とする顔料等の固形物を含む化粧料塗布具として用いる他、筆記用、塗布用の塗布具として用いることができる。
10 先軸
12 外軸
14 収容部
14a 攪拌体
14b 収容空間
16 コレクター
18 塗布体
22 中芯
26 遮蔽板
28 攪拌体(第2の実施形態)
30 攪拌体(第3の実施形態)

Claims (3)

  1. 固形物を含んだ塗布液を軸筒内の収容部に収容した塗布具において、
    前記収容部内には攪拌体を備え、
    前記攪拌体の外径は、収容部内径の40〜60%、攪拌体の長さは、前記収容部長さの10〜50%、攪拌体の重量は、0.2g〜1.0gであり、ホルムアルデヒドを含まない材料で形成されたことを特徴とする塗布具。
  2. 塗布具の塗布体より後方には、空気置換機構を備え、当該空気置換機構と収容部との間に遮蔽板を備えることを特徴とする請求項1記載の塗布具。
  3. 前記塗布液としての化粧液は、水と、水溶性有機溶剤と、皮膜形成剤と、色材と、防腐剤を主要な成分として含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布具。
JP2018079964A 2017-05-16 2018-04-18 塗布具 Active JP7441598B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017097308 2017-05-16
JP2017097308 2017-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018192242A true JP2018192242A (ja) 2018-12-06
JP7441598B2 JP7441598B2 (ja) 2024-03-01

Family

ID=64569395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018079964A Active JP7441598B2 (ja) 2017-05-16 2018-04-18 塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7441598B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020153351A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 三菱鉛筆株式会社 化粧料塗布具
WO2022039243A1 (ja) 2020-08-21 2022-02-24 三菱鉛筆株式会社 塗布具
USD990039S1 (en) 2020-08-20 2023-06-20 Mitsubishi Pencil Company, Ltd. Cartridge for cosmetic applicator
USD990040S1 (en) 2020-08-20 2023-06-20 Mitsubishi Pencil Company, Ltd. Cartridge for cosmetic applicator

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56142712U (ja) * 1980-03-28 1981-10-28
JP2011173300A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具
JP2015002984A (ja) * 2013-05-21 2015-01-08 三菱鉛筆株式会社 コレクター式塗布具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56142712U (ja) * 1980-03-28 1981-10-28
JP2011173300A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Pencil Co Ltd 塗布具
JP2015002984A (ja) * 2013-05-21 2015-01-08 三菱鉛筆株式会社 コレクター式塗布具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020153351A1 (ja) * 2019-01-23 2020-07-30 三菱鉛筆株式会社 化粧料塗布具
JP2020116105A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 三菱鉛筆株式会社 化粧料塗布具
US11589665B2 (en) 2019-01-23 2023-02-28 Mitsubishi Pencil Company, Limited Cosmetic applicator
JP7350487B2 (ja) 2019-01-23 2023-09-26 三菱鉛筆株式会社 化粧料塗布具
USD990039S1 (en) 2020-08-20 2023-06-20 Mitsubishi Pencil Company, Ltd. Cartridge for cosmetic applicator
USD990040S1 (en) 2020-08-20 2023-06-20 Mitsubishi Pencil Company, Ltd. Cartridge for cosmetic applicator
WO2022039243A1 (ja) 2020-08-21 2022-02-24 三菱鉛筆株式会社 塗布具
KR20230054392A (ko) 2020-08-21 2023-04-24 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 도포구

Also Published As

Publication number Publication date
JP7441598B2 (ja) 2024-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018192242A (ja) 塗布具
KR102526892B1 (ko) 도포구
KR100897854B1 (ko) 액체 화장료용 도포구
JP4842295B2 (ja) 筆記具
JP7448987B2 (ja) 水系液状化粧料
JP2005008873A (ja) 水性インキ組成物
JP6164909B2 (ja) 液体化粧料
JP7287656B2 (ja) 水性化粧料
JP6549900B2 (ja) 塗布具
CN109008161A (zh) 两用液体化妆笔
EP4201252A1 (en) Applicator
JP2017087531A (ja) 塗布具
JP7253467B2 (ja) サインペン用水性インク組成物およびサインペン
US12005133B2 (en) Aqueous cosmetic
JP2001340131A (ja) 液状化粧料
JP3714700B2 (ja) 低粘度油性ボールペン
JP2004142255A (ja) 筆記具
JP2019118499A (ja) コレクター式塗布具
JP2004160986A (ja) ボールペン
JP2019194029A (ja) 塗布具
TW201900066A (zh) 塗抹具
JPH09220513A (ja) 塗布具
JP2016193573A (ja) 塗布具用ペン芯
JP2001080268A (ja) 塗布具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220726

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221026

C116 Written invitation by the chief administrative judge to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C116

Effective date: 20221108

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20221208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7441598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150