JP2018191129A - 中継装置および通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークに接続される個々の機器の送信周期や機器の変更・追加に影響されることなく所望の中継動作を実現する。【解決手段】中継装置1は、ネットワークN1,N2に接続された各機器の望ましい送信周期の情報を記憶する記憶部14と、ネットワークN1,N2に接続された各機器の送信周期を設定する設定部15と、ネットワークN1から受信された第1のデータをネットワークN2の通信規格に則った第1の変換データに変換する中継制御部160と、ネットワークN2から受信された第2のデータをネットワークN1の通信規格に則った第2の変換データに変換する中継制御部161と、第1のデータが受信され、かつ第2の変換データが存在する場合に、第1のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された第2の変換データを通信部10から送信させる伝送制御部162とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、通信規格が異なるネットワーク間のデータ伝送を中継する中継装置および通信システムに関するものである。
産業用ネットワークの高速化が進んでいるが、接続されるフィールド機器の通信周期は様々である。例えば温度、水位等の、高速には変化しない物理量を扱う機器の場合、高速にデータが更新されることはない。このような場合、機器は高頻度な通信に応答するための十分な能力を備えていない場合が多い。これらの機器を高速なネットワークに対応させようとすると、(I)ネットワーク対応のためだけに機器が高価になる、(II)応答にリソースが割かれて、他の処理を圧迫する、(III)重複データの送受信で通信帯域を圧迫する、といった問題が生じる。
また、接続されるフィールド機器は通信規格が異なるネットワークに接続される場合があり、通信規格が異なるネットワークに接続された機器間の通信を中継する中継装置が提案されている。図16は従来の一般的な中継装置の構成を示すブロック図である。図16において、中継装置1000は、ネットワークN1とネットワークN2とに接続され、ネットワークN1からのデータをネットワークN2に転送し、ネットワークN2からのデータをネットワークN1に転送する。
具体的には、中継装置1000は、ネットワークN1からのデータを受信し、ネットワークN2からのデータを送信するN1用通信手段1001と、ネットワークN2からのデータを記憶するN1用送信バッファ1002と、ネットワークN2からのデータを受信し、ネットワークN1からのデータを送信するN2用通信手段1003と、ネットワークN1からのデータを記憶するN2用送信バッファ1004と、ネットワークN1またはN2のデータをネットワークN2またはN1用のプロトコルに変換する中継制御手段1005とを備えている。1006はCPU(Central Processing Unit)からなる演算制御部である。
ネットワークN1,N2の通信規格が互いに異なり、N1の方がN2よりも送信周期が短いときに、中継装置1000がネットワークN1からネットワークN2へデータを中継する場合、N1用通信手段1001は、ネットワークN1内のいずれかの機器(通信局)からデータを受信する。演算制御部1006は、N1用通信手段1001からのデータをN2用送信バッファ1004に格納する。中継制御手段1005は、N2用送信バッファ1004からデータを読み出し、ネットワークN2のプロトコルに変換して、N2用通信手段1003に出力する。N2用通信手段1003は、ネットワークN2のプロトコル用に変換されたデータをネットワークN2へと送信する。このとき中継装置1000がネットワークN2へ送信するデータの送信周期は、ネットワークN1でのデータの送信周期と等しい。
一方、中継装置1000がネットワークN2からネットワークN1へデータを中継する場合、N2用通信手段1003は、ネットワークN2内のいずれかの機器(通信局)からデータを受信する。演算制御部1006は、N2用通信手段1003からのデータをN1用送信バッファ1002に格納する。中継制御手段1005は、N1用送信バッファ1002からデータを読み出し、ネットワークN1のプロトコルに変換して、N1用通信手段1001に出力する。N1用通信手段1001は、ネットワークN2のプロトコル用に変換されたデータをネットワークN1へと送信する。このとき中継装置1000がネットワークN1へ送信するデータの送信周期は、ネットワークN2でのデータの送信周期と等しい。
こうして、中継装置1000は、通信規格が異なるネットワーク間のデータ伝送を中継することができる。しかしながら、中継装置1000は、送信周期が短いネットワークから送信周期が長いネットワークへ中継する際に、中継先ネットワークにとっては不必要なデータを中継することになるので、通信帯域を余分に使用してしまうという問題点があった。また、不要なデータにより中継先ネットワークの機器の受信負荷が上がり、通信の実時間性が低下してしまうという問題点があった。
そこで、ネットワーク間でデータ伝送の送信周期が異なる場合であっても、効率よくデータを中継することが可能な中継装置が提案されている(特許文献1参照)。図17は特許文献1に開示された中継装置の構成を示すブロック図である。
中継装置2000は、ネットワークN1からのデータを受信し、ネットワークN2からのデータをネットワークN1のデータの送信周期でネットワークN1の通信規格に則ったデータ形式で送信するN1用通信手段2001と、ネットワークN2からのデータを記憶するN1用送信バッファ2002と、ネットワークN2からのデータを受信し、ネットワークN1からのデータをネットワークN2のデータの送信周期でネットワークN2の通信規格に則ったデータ形式で送信するN2用通信手段2003と、ネットワークN1からのデータを記憶するN2用送信バッファ2004と、ネットワークN1またはN2のデータをネットワークN2またはN1用のプロトコルに変換する中継制御手段2005と、ネットワークN1,N2における各送信周期を記憶する記憶手段2006と、周期調節手段2007とを備えている。209はCPUからなる演算制御部209である。
中継装置2000がネットワークN1からネットワークN2へデータを中継する場合、N1用通信手段2001は、ネットワークN1内のいずれかの機器(通信局)からデータを受信する。演算制御部209は、N1用通信手段2001からのデータをN2用送信バッファ2004に格納する。周期調節手段2007は、ネットワークN2でデータが送信されている送信周期を記憶手段2006から読み出し、この送信周期に合致する送信のタイミングを示すタイミング情報を中継制御手段2005とN2用通信手段2003に送信する。中継制御手段2005は、受信したタイミング情報に基づき、そのタイミングよりも予め定められた時間分だけ前にN2用送信バッファ2004からデータを読み出し、ネットワークN2のプロトコルに変換して、N2用通信手段2003に出力する。N2用通信手段2003は、受信したタイミング情報が示す送信周期に合致するタイミングでネットワークN2のプロトコル用に変換されたデータをネットワークN2へと送信する。
一方、中継装置2000がネットワークN2からネットワークN1へデータを中継する場合、N2用通信手段2003は、ネットワークN2内のいずれかの機器(通信局)からデータを受信する。演算制御部209は、N2用通信手段2003からのデータをN1用送信バッファ2002に格納する。周期調節手段2007は、ネットワークN1でデータが送信されている送信周期を記憶手段2006から読み出し、この送信周期に合致する送信のタイミングを示すタイミング情報を中継制御手段2005とN1用通信手段2001に送信する。中継制御手段2005は、受信したタイミング情報に基づき、そのタイミングよりも予め定められた時間分だけ前にN1用送信バッファ2002からデータを読み出し、ネットワークN1のプロトコルに変換して、N1用通信手段2001に出力する。N1用通信手段2001は、受信したタイミング情報が示す送信周期に合致するタイミングでネットワークN2のプロトコル用に変換されたデータをネットワークN1へと送信する。
こうして、特許文献1に開示された中継装置2000は、2つのネットワーク間でデータ伝送の送信周期が異なる場合に、例えば図18に示すように周期が合ったところでデータを伝送するので、周期の差を吸収することができる。しかしながら、特許文献1に開示された中継装置2000には、中継装置2000が記憶している送信周期がネットワークに接続されている機器の送信周期と異なった場合に、想定した動作にならないという問題点があった。また、ネットワークに接続される機器の変更や追加があった場合に、中継装置が機器の送信周期を認識するまで想定した動作にならないという問題点があった。さらに、中継装置2000と機器との間の時刻同期機能が無い場合に、クロック周波数の誤差等により中継装置2000の送信周期と機器がデータを欲する周期の間にズレが生じ、制御に影響する場合があるという問題点があった。
特開2011−239065号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ネットワークに接続される個々の機器の送信周期や機器の変更・追加に影響されることなく、所望の中継動作を実現することができる中継装置および通信システムを提供することを目的とする。
本発明の中継装置は、第1のネットワークとデータを送受信するように構成された第1の通信部と、前記第1のネットワークと通信規格が異なる第2のネットワークとデータを送受信するように構成された第2の通信部と、前記第1、第2のネットワークに接続された各機器の望ましい送信周期の情報をあらかじめ記憶するように構成された記憶部と、この記憶部に記憶された情報に基づいて、前記第1、第2のネットワークに接続された各機器の送信周期を設定するように構成された設定部と、前記第1のネットワークから前記第1の通信部によって受信された第1のデータを前記第2のネットワークの通信規格に則った第1の変換データに変換するように構成された第1の中継制御部と、前記第2のネットワークから前記第2の通信部によって受信された第2のデータを前記第1のネットワークの通信規格に則った第2の変換データに変換するように構成された第2の中継制御部と、前記第1の通信部によって前記第1のデータが受信され、かつ前記第2の変換データが存在する場合に、前記第1の通信部によって受信された第1のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第2の変換データを前記第1の通信部から送信させるように構成された伝送制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の中継装置の1構成例において、前記伝送制御部は、前記第2の通信部によって前記第2のデータが受信され、かつ前記第1の変換データが存在する場合に、前記第2の通信部によって受信された第2のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第1の変換データを前記第2の通信部から送信させることを特徴とするものである。
また、本発明の中継装置の1構成例において、前記記憶部は、前記送信周期の情報に加えて、前記第1のネットワークに接続された機器と前記第2のネットワークに接続された機器との対応情報をあらかじめ記憶し、前記第1の通信部によって前記第1のデータが受信されたときに、前記対応情報を参照し、この第1のデータの送信元の機器に対応する前記第2のネットワークの機器を特定するように構成された認識部をさらに備え、前記伝送制御部は、前記第1の通信部によって前記第1のデータが受信され、かつ前記認識部によって特定された第2のネットワークの機器に対応する前記第2の変換データが存在する場合のみ、前記第1の通信部によって受信された第1のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第2の変換データを前記第1の通信部から送信させることを特徴とするものである。
また、本発明の中継装置の1構成例において、前記記憶部は、前記送信周期の情報に加えて、前記第1のネットワークに接続された機器と前記第2のネットワークに接続された機器との対応情報をあらかじめ記憶し、前記第2の通信部によって前記第2のデータが受信されたときに、前記対応情報を参照し、この第2のデータの送信元の機器に対応する前記第1のネットワークの機器を特定するように構成された認識部をさらに備え、前記伝送制御部は、前記第2の通信部によって前記第2のデータが受信され、かつ前記認識部によって特定された第1のネットワークの機器に対応する前記第1の変換データが存在する場合のみ、前記第2の通信部によって受信された第2のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第1の変換データを前記第2の通信部から送信させることを特徴とするものである。
また、本発明の中継装置の1構成例において、前記第1のデータは、前記第1のネットワークに接続された機器から送信された測定データを含み、前記第2のデータは、前記第1のネットワークに接続された機器を制御する、前記第2のネットワークに接続された機器から送信された制御データを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の通信システムは、中継装置と、前記第1のネットワークに接続された機器と、前記第2のネットワークに接続された機器とを備え、前記第1、第2のネットワークに接続された各機器は、前記中継装置から送信された送信周期情報に応じてデータの送信周期を変更可能なように構成された送信周期制御部を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1、第2のネットワークに接続された各機器に対して望ましい送信周期を中継装置から設定するため、通信システムの管理者が想定したとおりの中継動作を実現することができる。また、本発明では、第1、第2のネットワークに接続される機器の変更や追加があった場合でも、短時間で管理者が想定したとおりの中継動作になるようにすることができる。また、本発明では、各機器からの送信データを基に中継を行うため、中継装置と機器が時刻同期されていなくても機器が所望するタイミングでデータを受け取ることが出来るので、時刻同期機能が無い場合でも、管理者が想定したとおりの中継動作を実現することができる。
図1は、本発明の原理を説明する図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1の実施例においてネットワークに接続されるフィールド機器の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施例に係る中継装置の周期設定動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第1の実施例に係る中継装置の周期設定後の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の第1の実施例において一方のネットワークのフィールド機器からデータを受信したときの中継装置の動作を説明する図である。 図7は、本発明の第1の実施例において他方のネットワークのフィールド機器からデータを受信したときの中継装置の動作を説明する図である。 図8は、本発明の第1の実施例においてネットワークのフィールド機器宛にデータを送信するときの中継装置の動作を説明する図である。 図9は、本発明の第1の実施例に係る中継装置の周期設定後の別の動作を説明するフローチャートである。 図10は、本発明の第1の実施例においてネットワークのフィールド機器宛にデータを送信するときの中継装置の別の動作を説明する図である。 図11は、本発明の第2の実施例に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図12は、本発明の第2の実施例に係る中継装置の周期設定後の動作を説明するフローチャートである。 図13は、本発明の第2の実施例においてネットワークのフィールド機器宛にデータを送信するときの中継装置の動作を説明する図である。 図14は、本発明の第2の実施例に係る中継装置の周期設定後の別の動作を説明するフローチャートである。 図15は、本発明の第2の実施例においてネットワークのフィールド機器宛にデータを送信するときの中継装置の別の動作を説明する図である。 図16は、従来の一般的な中継装置の構成を示すブロック図である。 図17は、従来の中継装置の別の構成を示すブロック図である。 図18は、従来の中継装置の周期調節の動作を説明する図である。
[発明の原理]
図1は本発明の原理を説明する図である。例えばネットワークN2に接続されている機器N2−1から中継装置1へデータが送信され、そのデータが中継装置1で無事受信されたということは、今のタイミングであれば、中継装置1から機器N2−1へデータ送信が可能であることを意味する。
したがって、ネットワークN2に接続されている機器N2−1から中継装置1へデータが送信され、そのデータが中継装置1で受信されたとき、ネットワークN1に接続されている機器N1−Xから機器N2−1に宛てたデータが中継装置1に保存されていれば、この保存されているデータを中継装置1から機器N2−1に送信することができる。すなわち、特許文献1に開示された中継装置の問題を生ずることなく、ネットワークN1とネットワークN2間のデータ送受信が可能となる。なお、機器N2−1に対しては適切な送信周期を中継装置1からあらかじめ設定しておく。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施例に係る通信システムの構成を示すブロック図である。通信システムは、通信規格が異なる2つのネットワークN1,N2と、ネットワークN1とN2間でデータを中継する中継装置1と、ネットワークN1に接続(収容)されたフィールド機器N1−1〜N1−3と、ネットワークN2に接続(収容)されたフィールド機器N2−1〜N2−3とから構成される。
中継装置1は、ネットワークN1とデータを送受信する通信部10と、ネットワークN2とデータを送受信する通信部11と、ネットワークN1からのデータを送信元のフィールド機器毎に格納するバッファ12と、ネットワークN2からのデータを送信元のフィールド機器毎に格納するバッファ13と、ネットワークN1,N2に接続された各フィールド機器の望ましい送信周期の情報、およびネットワークN1に接続されたフィールド機器とネットワークN2に接続されたフィールド機器との対応情報をあらかじめ記憶する記憶部14と、記憶部14に記憶された情報に基づいて、ネットワークN1,N2に接続された各フィールド機器の送信周期を設定する設定部15と、中継装置全体を制御する演算制御部16とを備えている。
通信部10は、ネットワークN1からのデータを受信する検出部100と、ネットワークN1からのデータの送信元を判別する判別部101とを備えている。
通信部11は、ネットワークN2からのデータを受信する検出部110と、ネットワークN2からのデータの送信元を判別する判別部111とを備えている。
演算制御部16は、ネットワークN1から通信部10によって受信されたデータをネットワークN2の通信規格に則ったデータ(変換データ)に変換する中継制御部160と、ネットワークN2から通信部11によって受信されたデータをネットワークN1の通信規格に則ったデータ(変換データ)に変換する中継制御部161と、ネットワークN1,N2間のデータ伝送を制御する伝送制御部162と、ネットワークN1からデータが受信されたときに、このデータの送信元の機器に対応するネットワークN2の機器を特定し、ネットワークN2からデータが受信されたときに、このデータの送信元の機器に対応するネットワークN1の機器を特定する認識部163とを備えている。
図3はネットワークN1に接続されるフィールド機器N1−1の構成を示すブロック図である。フィールド機器N1−1は、データ処理部20と、通信部21と、データの送信周期を変更可能な送信周期制御部22とを備えている。
送信周期制御部22は、クロックCKを計数して、計数値が設定値に達する度に通信部21に送信クロックSCKを出力するタイマ220と、タイマ220の設定値を変更する設定値変更部221とから構成される。
フィールド機器としては、例えばセンサ、コントローラ、アクチュエータなどがある。フィールド機器がセンサである場合、データ処理部20は、物理量を計測するセンサ素子と、センサ素子から出力されるアナログ信号をデジタル信号(測定データ)に変換するADコンバータなどからなる。フィールド機器がセンサである場合、通信部21は、ネットワークN1またはN2を介して測定データを中継装置1に送信し、また中継装置1から送信されたデータをネットワークN1またはN2を介して受信する。
フィールド機器がアクチュエータを制御するコントローラである場合、データ処理部20は、センサ等のフィールド機器から受信した測定データを基に制御演算を行って制御データを出力する制御演算部などからなる。フィールド機器がコントローラである場合、通信部21は、中継装置1から送信された測定データをネットワークN1またはN2を介して受信し、データ処理部20から出力された制御データをネットワークN1またはN2を介して中継装置1に送信する。
フィールド機器がアクチュエータである場合、データ処理部20は、ヒータやバルブ等のアクチュエータ素子と、受信した制御データに応じてアクチュエータ素子を制御する制御部などからなる。フィールド機器がアクチュエータである場合、通信部21は、中継装置1から送信された制御データをネットワークN1またはN2を介して受信し、受信した制御データをデータ処理部20に渡す。
図3の例では、ネットワークN1に接続されるフィールド機器N1−1の構成のみを示しているが、ネットワークN1に接続されるフィールド機器N1−2,N1−3およびネットワークN2に接続されるフィールド機器N2−1〜N2−3の構成もフィールド機器N1−1と同様である。
以下、本実施例の動作を図面を参照して説明する。図4は中継装置1の周期設定動作を説明するフローチャートである。
記憶部14には、ネットワークN1,N2に接続された各フィールド機器N1−1〜N1−3,N2−1〜N2−3の望ましい送信周期の情報があらかじめ記憶されている。
中継装置1の設定部15は、記憶部14から送信周期情報を読み出し、読み出した送信周期情報を通信部10から、ネットワークN1に接続された各フィールド機器N1−1〜N1−3に送信させると共に、送信周期情報を通信部11から、ネットワークN2に接続された各フィールド機器N2−1〜N2−3に送信させる(図4ステップS100)。
各フィールド機器N1−1〜N1−3,N2−1〜N2−3のタイマ220は、図示しないクロック発振器から入力されるクロックCKを計数し、計数値が設定値に達すると通信部21に送信クロックSCKを出力して計数値を0にリセットするという動作を繰り返す。こうして、計数値が設定値に達する度にタイマ220から送信クロックSCKが出力される。クロックCKの周波数をfCK、送信クロックSCKの周波数をfSCKとすると、fCK>fSCKであることは言うまでもない。通信部21は、送信クロックSCKが出力される度に中継装置1に宛ててデータを送信する。
ここで、各フィールド機器N1−1〜N1−3,N2−1〜N2−3の設定値変更部221は、通信部21を介して中継装置1からの送信周期情報を受信すると、この送信周期情報に応じてタイマ220の設定値を変更する。これにより、各フィールド機器N1−1〜N1−3,N2−1〜N2−3の送信周期を設定・変更することができる(図4ステップS101)。送信周期を短くする場合には、タイマ220の設定値を小さくすればよく、送信周期を長くする場合には、タイマ220の設定値を大きくすればよい。
中継装置1は、以上のような周期設定動作を中継装置1の電源投入時に行ってもよいし、一定時間毎に行ってもよいし、通信システムの管理者からの指示があったときに行ってもよい。
なお、図3に示した送信周期制御部22の構成は1例であって、図3の構成に限るものではない。
次に、図4で説明した周期設定後の中継装置1の動作を図5〜図8を参照して説明する。図5は中継装置1の周期設定後の動作を説明するフローチャートである。
中継装置1の通信部10の判別部101は、同通信部10の検出部100がネットワークN1のフィールド機器からデータを受信すると(図5ステップS200においてYES)、送信元のフィールド機器を判別する(図5ステップS201)。例えば図6は、ネットワークN1に接続されたフィールド機器N1−1からデータD1が送信された例を示している。送信元は、例えば受信したデータに付加されている送信元ID(識別情報)で判別することができる。
中継装置1の中継制御部160は、通信部10が受信したネットワークN1からのデータをネットワークN2の通信規格に則ったデータに変換する(図5ステップS202)。そして、中継制御部160は、変換したデータを、判別部101が判別した送信元に対応するバッファ12の領域に格納する(図5ステップS203)。図6の例では、データD1の変換後のデータD1’が送信元のフィールド機器N1−1に対応するバッファ12−1に格納される。
中継装置1は、例えば電源切断によって中継装置1の動作が終了するまで(図5ステップS211においてYES)、ネットワークN1に接続されたフィールド機器N1−1〜N1−3からデータを受信する度にステップS201〜S202の処理を行う。
次に、中継装置1の通信部11の判別部111は、同通信部11の検出部110がネットワークN2のフィールド機器からデータを受信すると(図5ステップS204においてYES)、送信元のフィールド機器を判別する(図5ステップS205)。例えば図7は、ネットワークN2に接続されたフィールド機器N2−1からデータD2が送信された例を示している。
中継装置1の中継制御部161は、通信部11が受信したネットワークN2からのデータをネットワークN1の通信規格に則ったデータに変換する(図5ステップS206)。そして、中継制御部161は、変換したデータを、判別部111が判別した送信元に対応するバッファ13の領域に格納する(図5ステップS207)。図7の例では、データD2の変換後のデータD2’が送信元のフィールド機器N2−1に対応するバッファ13−1に格納される。
続いて、中継装置1の認識部163は、記憶部14に記憶されている、ネットワークN1のフィールド機器とネットワークN2のフィールド機器との対応情報を参照し、ステップS204で受信したデータの送信元のネットワークN2のフィールド機器に対応するネットワークN1のフィールド機器を特定する(図5ステップS208)。本実施例では、ネットワークN2のフィールド機器N2−1に対応するネットワークN1のフィールド機器としてN1−1が対応情報に登録されているものとする。
そして、中継装置1の伝送制御部162は、認識部163が特定したネットワークN1のフィールド機器から送信され中継制御部160によって変換されたデータがバッファ12に格納されているかどうかを確認する(図5ステップS209)。伝送制御部162は、認識部163が特定したネットワークN1のフィールド機器から送信され中継制御部160によって変換されたデータがバッファ12に格納されている場合(データの存在が確認された場合)、この格納されたデータをステップS204で受信したデータの送信元のネットワークN2のフィールド機器宛てに送信するよう中継制御部160に対して指示する。
伝送制御部162からの指示に応じて、中継制御部160は、認識部163が特定したネットワークN1のフィールド機器から送信され自身が変換したデータをバッファ12から取り出し、このデータに、伝送制御部162から送信先として指定されたネットワークN2のフィールド機器のIDを送信先IDとして付加して通信部11に渡す。通信部11は、中継制御部160から渡されたデータをネットワークN2に送出する(図5ステップS210)。通信部11から送出されたデータはネットワークN2を通じてフィールド機器に届けられる。
例えば図8の例では、ネットワークN1のフィールド機器N1−1から送信され中継制御部160によって変換されたデータD1’がバッファ12−1に格納されているので、このデータD1’が取り出され、ネットワークN2のフィールド機器N2−1宛に送信される。
中継装置1は、例えば電源切断によって中継装置1の動作が終了するまで(ステップS211においてYES)、ネットワークN2に接続されたフィールド機器N2−1〜N2−3からデータを受信する度にステップS205〜S210の処理を行う。
図5〜図8の説明では、ネットワークN2のフィールド機器からのデータを中継装置1が受信したときに、このフィールド機器宛にデータを送信する例について説明しているが、ネットワークN1のフィールド機器からデータを受信したときにおいても同様の動作が行われる。ネットワークN1のフィールド機器からデータを受信したときに、このフィールド機器宛にデータを送信する動作を図9を参照して説明する。
図5で説明したとおり、ネットワークN2のフィールド機器からデータを受信したとき、このデータは中継制御部161によってネットワークN1の通信規格に則ったデータに変換され、送信元のネットワークN2のフィールド機器に対応するバッファ13の領域に格納される(ステップS204〜ステップS207)。
中継装置1の通信部10の判別部101は、同通信部10の検出部100がネットワークN1のフィールド機器からデータを受信すると(図9ステップS300においてYES)、送信元のフィールド機器を判別する(図9ステップS301)。図9のステップS302,S303の処理は図5のステップS202,S203の処理と同じなので、説明は省略する。
次に、中継装置1の認識部163は、記憶部14に記憶されている、ネットワークN1のフィールド機器とネットワークN2のフィールド機器との対応情報を参照し、ステップS300で受信したデータの送信元のネットワークN1のフィールド機器に対応するネットワークN2のフィールド機器を特定する(図9ステップS304)。
そして、中継装置1の伝送制御部162は、認識部163が特定したネットワークN2のフィールド機器から送信され中継制御部161によって変換されたデータがバッファ13に格納されているかどうかを確認する(図9ステップS305)。伝送制御部162は、認識部163が特定したネットワークN2のフィールド機器から送信され中継制御部161によって変換されたデータがバッファ13に格納されている場合(データの存在が確認された場合)、この格納されたデータをステップS300で受信したデータの送信元のネットワークN1のフィールド機器宛てに送信するよう中継制御部161に対して指示する。
伝送制御部162からの指示に応じて、中継制御部161は、認識部163が特定したネットワークN2のフィールド機器から送信され自身が変換したデータをバッファ13から取り出し、このデータに、伝送制御部162から送信先として指定されたネットワークN1のフィールド機器のIDを送信先IDとして付加して通信部10に渡す。通信部10は、中継制御部161から渡されたデータをネットワークN1に送出する(図9ステップS306)。通信部10から送出されたデータはネットワークN1を通じてフィールド機器に届けられる。
例えば図10の例では、ネットワークN1のフィールド機器N1−2に対応するネットワークN2のフィールド機器としてN2−3が対応情報に登録されている場合で、フィールド機器N1−2からデータを受信したときに、フィールド機器N1−2に対応するフィールド機器N2−3から送信され中継制御部161によって変換されたデータD3’がバッファ13−3に格納されているので、このデータD3’がフィールド機器N1−2宛に送信される例を示している。
中継装置1は、例えば電源切断によって中継装置1の動作が終了するまで(図9ステップS307においてYES)、ネットワークN1に接続されたフィールド機器N1−1〜N1−3からデータを受信する度にステップS300〜S306の処理を行う。
本実施例では、ネットワークに接続された各フィールド機器に対して望ましい送信周期を中継装置から設定するため、通信システムの管理者が想定したとおりの中継動作を実現することができる。また、周期設定動作を一定時間毎に行ったり、外部(管理者)からの指示に応じて周期設定動作を行ったりすることで、ネットワークに接続されるフィールド機器の変更や追加があった場合でも、短時間で管理者が想定したとおりの中継動作になるようにすることができる。また、本実施例では、各フィールド機器からの送信データを基に中継を行うため、中継装置とフィールド機器が時刻同期されていなくてもフィールド機器が所望するタイミングでデータを受け取ることが出来るので、時刻同期機能が無い場合でも、管理者が想定したとおりの中継動作を実現することができる。
本実施例の通信システムの構成例としては、プロセス制御用のフィールド機器をネットワークN1,N2に接続した例が考えられる。例えばネットワークN1にフィールド機器としてセンサとアクチュエータとが接続され、ネットワークN2にフィールド機器としてコントローラが接続されているとすれば、ネットワークN1のセンサで得られたプロセス制御の測定データが中継装置1を介してネットワークN2のコントローラに送信され、このコントローラから出力された制御データが中継装置1を介してネットワークN1のアクチュエータに送信される。
なお、本実施例では、ネットワークN1のフィールド機器とネットワークN2のフィールド機器とが1対1で対応している例について説明しているが、これに限るものではない。例えばネットワークN1の1つのフィールド機器とネットワークN2の複数のフィールド機器とが対応していることを示す対応情報を記憶部14に登録しておいてもよいし、ネットワークN1の複数のフィールド機器とネットワークN2の1つのフィールド機器とが対応していることを示す対応情報を登録しておいてもよいし、ネットワークN1の複数のフィールド機器とネットワークN2の複数のフィールド機器とが対応していることを示す対応情報を登録しておいてもよい。
例えばネットワークN1のフィールド機器N1−1,N1−2に対応するネットワークN2のフィールド機器としてN2−2,N2−3が対応情報に登録されているときに、フィールド機器N1−1からデータを受信した場合、フィールド機器N1−1に対応するフィールド機器N2−2,N2−3から送信され中継制御部161によって変換されたデータがバッファ13に格納されていれば、これらのデータが取り出され、フィールド機器N1−1宛に送信される。
また、ネットワークN1のフィールド機器N1−1〜N1−3に対応するネットワークN2のフィールド機器としてN2−1〜N2−3が対応情報に登録されているときに、フィールド機器N2−2からデータを受信した場合、フィールド機器N2−2に対応するフィールド機器N1−1〜N1−3から送信され中継制御部160によって変換されたデータがバッファ12に格納されていれば、これらのデータが取り出され、フィールド機器N2−2宛に送信される。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例では、認識部163によって送信先のフィールド機器を特定しているが、このようなフィールド機器の特定を実施しなくてもよい。図11は本発明の第2の実施例に係る通信システムの構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。
本実施例の中継装置1aは、通信部10,11と、バッファ12,13と、記憶部14aと、設定部15と、演算制御部16aとを備えている。
演算制御部16aは、中継制御部160,161と、伝送制御部162aとを備えている。
中継装置1aの周期設定動作は第1の実施例と同様なので、説明は省略する。なお、本実施例では、対応情報を記憶しておく必要がないため、記憶部14aは送信周期の情報のみを記憶していればよい。
図12は中継装置1aの周期設定後の動作を説明するフローチャートである。中継装置1aの通信部11の判別部111は、同通信部11の検出部110がネットワークN2のフィールド機器からデータを受信すると(図12ステップS400においてYES)、送信元のフィールド機器を判別する(図12ステップS401)。図12のステップS402,S403の処理は図5のステップS206,S207の処理と同じなので、説明は省略する。
次に、中継装置1aの伝送制御部162aは、ネットワークN1のフィールド機器から送信され中継制御部160によって変換されたデータがバッファ12に格納されているかどうかを確認する(図12ステップS404)。伝送制御部162aは、ネットワークN1のフィールド機器から送信され中継制御部160によって変換されたデータがバッファ12に格納されている場合(データの存在が確認された場合)、この格納されたデータをステップS400で受信したデータの送信元のネットワークN2のフィールド機器宛てに送信するよう中継制御部160に対して指示する。
伝送制御部162aからの指示に応じて、中継制御部160は、ネットワークN1のフィールド機器から送信され自身が変換したデータをバッファ12から取り出し、このデータに、伝送制御部162から送信先として指定されたネットワークN2のフィールド機器のIDを送信先IDとして付加して通信部11に渡す。通信部11は、中継制御部160から渡されたデータをネットワークN2に送出する(図12ステップS405)。
例えば図13の例では、ネットワークN2のフィールド機器N2−1からデータを受信したときに、ネットワークN1のフィールド機器N1−1〜N1−3から送信され中継制御部160によって変換されたデータD4’,D5’,D6’がバッファ12に格納されているので、これらのデータD4’,D5’,D6’がネットワークN2のフィールド機器N2−1宛に送信される例を示している。
中継装置1aは、例えば電源切断によって中継装置1aの動作が終了するまで(図12ステップS406においてYES)、ネットワークN2に接続されたフィールド機器N2−1〜N2−3からデータを受信する度にステップS401〜S405の処理を行う。
次に、ネットワークN1のフィールド機器からデータを受信したときに、このフィールド機器宛にデータを送信する動作を図14を参照して説明する。
中継装置1aの通信部10の判別部101は、同通信部10の検出部100がネットワークN1のフィールド機器からデータを受信すると(図14ステップS500においてYES)、送信元のフィールド機器を判別する(図14ステップS501)。図14のステップS502,S503の処理は図5のステップS202,S203の処理と同じなので、説明は省略する。
次に、中継装置1aの伝送制御部162aは、ネットワークN2のフィールド機器から送信され中継制御部161によって変換されたデータがバッファ13に格納されているかどうかを確認する(図14ステップS504)。伝送制御部162aは、ネットワークN2のフィールド機器から送信され中継制御部161によって変換されたデータがバッファ13に格納されている場合(データの存在が確認された場合)、この格納されたデータをステップS500で受信したデータの送信元のネットワークN1のフィールド機器宛てに送信するよう中継制御部161に対して指示する。
伝送制御部162aからの指示に応じて、中継制御部161は、ネットワークN2のフィールド機器から送信され自身が変換したデータをバッファ13から取り出し、このデータに、伝送制御部162から送信先として指定されたネットワークN1のフィールド機器のIDを送信先IDとして付加して通信部10に渡す。通信部10は、中継制御部161から渡されたデータをネットワークN1に送出する(図14ステップS505)。
例えば図15の例では、ネットワークN1のフィールド機器N1−1からデータを受信したときに、ネットワークN2のフィールド機器N2−1〜N2−3から送信され中継制御部161によって変換されたデータD7’,D8’,D9’がバッファ13に格納されているので、これらのデータD7’,D8’,D9’がネットワークN1のフィールド機器N1−1宛に送信される例を示している。
中継装置1aは、例えば電源切断によって中継装置1aの動作が終了するまで(図14ステップS506においてYES)、ネットワークN1に接続されたフィールド機器N1−1〜N1−3からデータを受信する度にステップS501〜S505の処理を行う。
なお、第1、第2の実施例において、ネットワークN1,N2は有線ネットワーク、無線ネットワークのいずれであってもよい。
なお、第1、第2の実施例において、バッファに同種のデータが格納される場合、バッファに格納されるデータの数量は問わない。すなわち、バッファに格納されるデータは、直近のデータのみ、未送信のデータすべて、通信開始時からのデータすべて、等のいずれであってもよい。
なお、第1、第2の実施例において、バッファに同種のデータが複数存在する際、送信データとしてバッファからどのようなデータを選択するかは問わない。すなわち、送信データは、直近のデータ、未送信のデータすべて、送信元の機器から格納時刻等で指定されたデータ、等のいずれであってもよい。
第1、第2の実施例で説明した中継装置1,1aのうち通信部10,11のハードウェアを除く構成は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このようなコンピュータにおいて、本発明の中継方法を実現させるためのプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供され、記憶装置に格納される。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、通信規格が異なるネットワーク間のデータ伝送を中継する技術に適用することができる。
1,1a…中継装置、10,11,21…通信部、12,13…バッファ、14,14a…記憶部、15…設定部、16,16a…演算制御部、20…データ処理部、22…送信周期制御部、100,110…検出部、101,111…判別部、160,161…中継制御部、162,162a…伝送制御部、163…認識部、220…タイマ、221…設定値変更部、N1,N2…ネットワーク、N1−1〜N1−3,N2−1〜N2−3…フィールド機器。

Claims (6)

  1. 第1のネットワークとデータを送受信するように構成された第1の通信部と、
    前記第1のネットワークと通信規格が異なる第2のネットワークとデータを送受信するように構成された第2の通信部と、
    前記第1、第2のネットワークに接続された各機器の望ましい送信周期の情報をあらかじめ記憶するように構成された記憶部と、
    この記憶部に記憶された情報に基づいて、前記第1、第2のネットワークに接続された各機器の送信周期を設定するように構成された設定部と、
    前記第1のネットワークから前記第1の通信部によって受信された第1のデータを前記第2のネットワークの通信規格に則った第1の変換データに変換するように構成された第1の中継制御部と、
    前記第2のネットワークから前記第2の通信部によって受信された第2のデータを前記第1のネットワークの通信規格に則った第2の変換データに変換するように構成された第2の中継制御部と、
    前記第1の通信部によって前記第1のデータが受信され、かつ前記第2の変換データが存在する場合に、前記第1の通信部によって受信された第1のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第2の変換データを前記第1の通信部から送信させるように構成された伝送制御部とを備えることを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1記載の中継装置において、
    前記伝送制御部は、前記第2の通信部によって前記第2のデータが受信され、かつ前記第1の変換データが存在する場合に、前記第2の通信部によって受信された第2のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第1の変換データを前記第2の通信部から送信させることを特徴とする中継装置。
  3. 請求項1記載の中継装置において、
    前記記憶部は、前記送信周期の情報に加えて、前記第1のネットワークに接続された機器と前記第2のネットワークに接続された機器との対応情報をあらかじめ記憶し、
    前記第1の通信部によって前記第1のデータが受信されたときに、前記対応情報を参照し、この第1のデータの送信元の機器に対応する前記第2のネットワークの機器を特定するように構成された認識部をさらに備え、
    前記伝送制御部は、前記第1の通信部によって前記第1のデータが受信され、かつ前記認識部によって特定された第2のネットワークの機器に対応する前記第2の変換データが存在する場合のみ、前記第1の通信部によって受信された第1のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第2の変換データを前記第1の通信部から送信させることを特徴とする中継装置。
  4. 請求項2記載の中継装置において、
    前記記憶部は、前記送信周期の情報に加えて、前記第1のネットワークに接続された機器と前記第2のネットワークに接続された機器との対応情報をあらかじめ記憶し、
    前記第2の通信部によって前記第2のデータが受信されたときに、前記対応情報を参照し、この第2のデータの送信元の機器に対応する前記第1のネットワークの機器を特定するように構成された認識部をさらに備え、
    前記伝送制御部は、前記第2の通信部によって前記第2のデータが受信され、かつ前記認識部によって特定された第1のネットワークの機器に対応する前記第1の変換データが存在する場合のみ、前記第2の通信部によって受信された第2のデータの送信元の機器宛てに、存在が確認された前記第1の変換データを前記第2の通信部から送信させることを特徴とする中継装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の中継装置において、
    前記第1のデータは、前記第1のネットワークに接続された機器から送信された測定データを含み、
    前記第2のデータは、前記第1のネットワークに接続された機器を制御する、前記第2のネットワークに接続された機器から送信された制御データを含むことを特徴とする中継装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の中継装置と、
    前記第1のネットワークに接続された機器と、
    前記第2のネットワークに接続された機器とを備え、
    前記第1、第2のネットワークに接続された各機器は、前記中継装置から送信された送信周期情報に応じてデータの送信周期を変更可能なように構成された送信周期制御部を備えることを特徴とする通信システム。
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