JP2018190603A - 圧着端子、電線の接続構造、および端子付き電線の製造方法 - Google Patents

圧着端子、電線の接続構造、および端子付き電線の製造方法 Download PDF

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和紘 鷲尾
宮本 賢次
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Yuji Kawada
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    • H01R43/048Crimping apparatus or processes

Abstract

【課題】バレル部の突き合わせ部分からの芯線のはみ出しを回避できる圧着端子、電線の接続構造、および端子付き電線の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】スプライス端子20は、芯線11Aを備える本線10Aと、芯線11Bを備える分岐線10Bとを接続するための部材であって、芯線11A、11Bが載置される底板部22と、底板部22から延び、向かい合って配置される一対のワイヤーバレル部23A、23Bとを備える端子本体21と、一対のワイヤーバレル部23A、23Bのうち一方のワイヤーバレル部23Aから延びる延出部25とを備え、延出部25のうち一方のワイヤーバレル部23Aに連なる一端部が、底板部22とは反対側に延出された形状である。
【選択図】図6

Description

本明細書によって開示される技術は、圧着端子、電線の接続構造、および端子付き電線の製造方法に関する。
複数の電線をスプライス用の圧着端子を用いて接続する電線の接続構造が知られている(特許文献1参照)。このような接続構造では、2本の電線の芯線が圧着端子によって圧着されている。
ところで、電線の端末に圧着される端子金具において、ワイヤーバレルから継手部を介して連なる第2バレル部を設け、継手部を折り返して第2バレル部をワイヤーバレルの一部分に重ねた状態で芯線に圧着する技術が考案されている(特許文献2参照)。ワイヤーバレルと第2バレル部とが重ねられた部分は、芯線を比較的強い圧縮力で圧縮することとなるため、芯線の表面の酸化被膜が破壊され、新生面が露出する。これにより、端子金具と芯線との間の電気抵抗を小さくすることができる。一方、ワイヤーバレルにおいて第2バレル部が重ねられていない部分は、比較的弱い圧縮力で芯線を圧縮することとなるため、芯線切れが回避される。これにより、ワイヤーバレルの芯線に対する保持力を確保することができる。
特開2010−15900号公報 特開2013−114908号公報
上記した、継手部を介して連なる第2バレル部を設ける構成を、スプライス用の圧着端子に適用すれば、芯線に対する保持力の確保と、芯線と圧着端子との間の電気抵抗を小さくすることとを両立させることができる。しかし、このような構成では、第2バレル部が重ねられた部分において、第2バレル部の厚み分だけ、圧着端子の内部空間(芯線が配置される空間)が狭くなるため、ワイヤーバレルの突き合わせ部分から芯線がはみ出してしまうことが懸念される。
本明細書によって開示される圧着端子は、芯線を備える複数の電線を接続するための圧着端子であって、前記芯線が載置される底壁部と、前記底壁部から延び、向かい合って配置される一対のバレル部とを備える端子本体と、前記一対のバレル部のうち一方のバレル部から延びる延出部とを備え、前記延出部のうち前記一方のバレル部に連なる一端部が、前記底壁部とは反対側に延出された形状である。
上記の構成によれば、圧着端子を芯線に圧着する圧着工程の初期において、バレル部の湾曲に伴って、端子本体と延出部とで環が作られる。そして、この環の内部に芯線を閉じ込めるようして、バレル部と延出部とを芯線に巻き付けることができる。これにより、一対のバレル部の突き合わせ部分から芯線がはみ出してしまうことを回避できる。
上記の構成において、圧着端子が、前記延出部の先端部と前記バレル部との間に隙間を有していてもよい。
このような構成によれば、圧着作業の際に、延出部の先端部とバレル部との隙間から芯線を通して芯線配置面上に配置することができ、圧着端子に対して芯線を配置する作業を容易に行うことができる。
また、本明細書によって開示される電線の接続構造は、芯線を備える複数の電線と、前記複数の電線を接続する圧着端子とを備え、前記圧着端子が、前記芯線が載置される底壁部と、前記底壁部から延び、前記芯線に巻き付けられる一対のバレル部とを備え、前記芯線が当接する芯線配置面を有する端子本体と、前記一対のバレル部のうち一方のバレル部から、前記端子本体と環を構成するように前記芯線配置面に沿って延び、前記芯線に巻き付けられる延出部とを備える。
上記の構成によれば、端子本体と延出部とで作られる環の内部に芯線が閉じ込められているから、一対のバレル部の突き合わせ部分から芯線がはみ出してしまうことを回避できる。
また、本明細書によって開示される端子付き電線の製造方法は、芯線を備える複数の電線に圧着端子を圧着して前記複数の電線を接続する端子付き電線の製造方法であって、前記圧着端子が、前記芯線が載置される底壁部と、前記底壁部から延び、向かい合って配置される一対のバレル部とを備える端子本体と、前記一対のバレル部のうち一方のバレル部から延びる延出部とを備えており、前記延出部を前記端子本体の内側に配置し、かつ、前記端子本体と前記延出部とで環を構成するように前記圧着端子を湾曲してその内部に前記芯線が配置されるようにする第1湾曲工程と、前記第1湾曲工程の後に、前記圧着端子をさらに湾曲させて前記バレル部と前記延出部とを前記芯線に巻き付ける第2湾曲工程とを含む。
上記の構成によれば、端子本体と延出部とで作られる環の内部に芯線を閉じ込めるようにしつつ、圧着端子を芯線に圧着するから、一対のバレル部の突き合わせ部分から芯線がはみ出してしまうことを回避できる。
本明細書によって開示される技術によれば、一対のバレル部の突き合わせ部分からの芯線のはみ出しを回避できる。
実施形態のスプライス端子の斜視図 実施形態のスプライス端子の平面図 実施形態のスプライス端子の側面図 実施形態のスプライス端子の正面図 実施形態のハーネスの斜視図 図5のA−A線断面図 図5のB−B線断面図 実施形態の連鎖端子の部分拡大平面図 実施形態においてスプライス端子と芯線とを圧着冶具にセットした様子を示す断面図 実施形態において圧着冶具によるスプライス端子と芯線との圧着途中の様子を示す断面図 実施形態において圧着冶具によるスプライス端子と芯線との圧着完了時の様子を示す断面図
実施形態を、図1〜図11を参照しつつ説明する。本実施形態の電線の接続構造は、図5に示すように、スプライス端子20(圧着端子に該当)を用いて2本の電線(本線10Aおよび分岐線10B)が接続されたハーネス1の一部である。
本線10Aは、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の素線の複数本を撚り合わせた撚り線によって構成された芯線11Aと、この芯線11Aを被覆する合成樹脂製の絶縁被覆12Aとを備えた、周知の構成のアルミニウム電線である。この本線10Aにおいて、分岐線10Bを接続したい部分においては、図5に示すように、絶縁被覆12Aが剥き取られて芯線11Aが露出されている。
分岐線10Bは、本線10Aと同様に、芯線11Bと絶縁被覆12Bとを備えた周知の構成のアルミニウム電線である。分岐線10Bの端末部においては、図5に示すように、絶縁被覆12Bが剥き取られて芯線11Bが露出されている。
本線10Aの芯線11Aと分岐線10Bの芯線11Bとは、図5に示すように、スプライス端子20が圧着されることによって、電気的に接続されている。
スプライス端子20は、銅または銅合金製の板材からなり、その表面に錫めっきが施されている。このスプライス端子20は、図1〜図4に示すように、複数の溝部24を有する端子本体21と、この端子本体21から延びる延出部25とを備える。
スプライス端子20が芯線11A、11Bに圧着される前の単体の状態では、端子本体21は、図1に示すように、矩形の板材がU字状に湾曲された形状をなしている。U字の底部に相当する部分は、圧着作業の際に芯線11A、11Bが載置される底板部22(底壁部に該当)となっている。この底板部22から連なる、U字の2つの縦辺に相当する部分は、向かい合って配される一対のワイヤーバレル部23A、23B(バレル部に該当)となっている。端子本体21の内側面は、スプライス端子20が芯線11A、11Bに圧着される際に芯線11A、11Bに当接する芯線配置面21Fとなっている。
延出部25は、図1に示すように、一方のワイヤーバレル部23Aの底板部22とは反対側の端縁23AEから延びる、細長い帯状の部分である。延出部25において端縁23AEに連なる一端部(基端部25B)は、底板部22とは反対側に凸となるアーチ状に湾曲している。また残りの部分(先端部25A)は、2つのワイヤーバレル部23A、23Bの間に配置され、他方のワイヤーバレル部23Bに向かって(先端側に行くほど他方のワイヤーバレル部23Bに近接するように)斜めに延びている。先端部25Aは、図4に示すように、他方のワイヤーバレル部23Bとの間に、芯線11A、11Bを底板部22に載置可能な程度の隙間を有して配置されている。一方のワイヤーバレル部23Aは、端縁23AEから底板部22に向かって切れ込む2本のスリット26を有している。2本のスリット26は、延出部25が接続されている部分の両側に配置されている。
スプライス端子20が芯線11A、11Bに圧着された状態では、図5に示すように、一対のワイヤーバレル部23A、23Bが、本線10Aの芯線11Aおよび分岐線10Bの芯線11Bに巻き付けられて、芯線11A、11Bを圧縮しつつ保持している。
各ワイヤーバレル部23A、23Bは、図6および図7に示すように、底板部22とは反対側に凸となるアーチ状に湾曲されている。より詳しくは、2つのワイヤーバレル部23A、23Bは、互いに近づくように湾曲されるとともに、端縁23AE、23BEが芯線11A、11Bに食い込むように、底板部22に向かって曲げられている。2つのワイヤーバレル部23A、23Bの端縁23AE、23BEに近い先端部分は、互いに突き合わせられている。
延出部25は、図6に示すように、端子本体21の内側に、端子本体21と環を作るように芯線配置面21Fに重なって延び、芯線11A、11Bに巻き付いている。より具体的には、延出部25は、一方のワイヤーバレル部23Aから、まず他方のワイヤーバレル部23Bの内側を通って延び、さらに底板部22に沿って延び、芯線11A、11Bに沿って巻き付けられている。
芯線11A、11Bのうち、延出部25が巻き付けられた部分は、他の部分(低圧縮部11L)よりも高い圧縮率で圧縮された高圧縮部11Hとなっている(図6参照)。高圧縮部11Hでは、芯線11A、11Bが、端子本体21の内側に延出部25が存在していることにより、高い圧縮率で圧縮されることで、芯線11A、11Bの表面に形成された酸化被膜が破壊され、金属の新生面が露出する。この新生面とスプライス端子20とが接触することにより、芯線11A、11Bとスプライス端子20との間の接触抵抗を小さくすることができる。一方、他の部分(低圧縮部11L)では、延出部25が存在しない分だけ、芯線11A、11Bが高圧縮部11Hよりも低い圧縮力で圧縮されている(図7参照)ため、芯線11A、11Bの断線が防止される。
なお、図6および図7では、芯線11A、11Bを、全体として模式的に図示している。
上記のようなスプライス端子20の製造方法の一例を、以下に示す。
まず、金属板材(図示せず)を打ち抜き加工およびプレス加工して、図8に示すような連鎖端子30を得る。連鎖端子30は、一枚の帯状のキャリア31と、このキャリア31に接続された複数の端子素片32とを備える。端子素片32は、端子本体21となる本体素片33と、延出部25となる延出素片34とを備えている。端子素片32には、プレス加工によって溝部24が形成されている。
次に、各端子素片32および各延出素片34を曲げ加工して、スプライス端子20を得る。なお、スプライス端子20は、芯線11A、11Bに圧着される前には、図1に示すように、キャリア31に接続されたままの状態で保管され、芯線11A、11Bへの圧着の際にキャリア31から切り離される。
このスプライス端子20を芯線11A、11Bに圧着する工程の一例を、以下に示す。
スプライス端子20を芯線11A、11Bに圧着するための圧着冶具40は、図9に示すように、アンビル41と、クリンパ42とで構成されている。アンビル41は、スプライス端子20が載置される部材であり、クリンパ42は、アンビル41と対向して配され、アンビル41との間でワイヤーバレル部23A、23Bを挟み付けて湾曲させ、芯線11A、11Bに巻き付けるための部材である。
アンビル41は、金属製の基台であって、図9に示すように、その上面が、スプライス端子20が載置される載置面41Pとなっている。載置面41Pは、底板部22の湾曲形状に沿う凹面となっている。
クリンパ42は、アンビル41の上方に、アンビル41と対向して配置される、金属製の厚板状の部材であって、アンビル41に対して縦置き(載置面41Pに対して垂直となる向き)に配置されている。クリンパ42は、図9に示すように、アンビル41の湾曲面と対応する位置が凹み形成され、圧着の際に、スプライス端子20およびアンビル41の一部を内部に受け入れるトンネル状の部分を有しており、このトンネル状の部分の内壁は、圧着の際に一対のワイヤーバレル部23A、23Bを押圧するバレル押圧壁43となっている。
この圧着冶具40を用いてスプライス端子20を芯線11A、11Bに圧着する際には、まず、図9に示すように、芯線11A、11Bを、延出部25と他方のワイヤーバレル部23Bとの隙間を通し、底板部22に沿わせるようにして配置する。次に、芯線11A、11Bを配置したスプライス端子20を、アンビル41の載置面41P上に位置決めして配置する。
次いで、クリンパ42をスプライス端子20に向かって下降させる。圧着初期においては、一対のワイヤーバレル部23A、23Bのそれぞれが、バレル押圧壁43に突き当たり、端縁23AE、23BEから徐々に、内側に湾曲していく。すると、図10に示すように、延出部25の延出端がまず他方のワイヤーバレル部23Bに対して内側から(芯線配置面21Fに)当接し、端子本体21と延出部25とで作られる環の内部に芯線11A、11Bが閉じ込められた状態となる(第1湾曲工程)。
さらにクリンパ42が下降すると、一対のワイヤーバレル部23A、23Bがさらに内側に湾曲していく。延出部25は、端子本体21の湾曲形状に沿って湾曲しつつ、芯線11A、11Bに巻き付いていく。クリンパ42がさらに降下していくと、図11に示すように、ワイヤーバレル部23A、23Bは、端縁23AE、23BEが底板部22に向かうように向きを変え、芯線11A、11Bに食い込むようにして突き合わせられる(第2湾曲工程)。このようにして、芯線11A、11Bにスプライス端子20が圧着される。
このとき、延出部25が巻き付いている部分においては、延出部25の厚み分だけ、スプライス端子20の内部空間(芯線11A、11Bが配置される空間)が狭くなる。しかし、本実施形態では、端子本体21と延出部25とで作られる環の内部に芯線11A、11Bが閉じ込められた状態となるから、一対のワイヤーバレル部23A、23Bの突き合わせ部分から芯線11A、11Bがはみ出してしまうことが回避される。
以上のように本実施形態によれば、スプライス端子20は、芯線11Aを備える本線10Aと、芯線11Bを備える分岐線10Bとを接続するための部材であって、芯線11A、11Bが載置される底板部22と、底板部22から延び、向かい合って配置される一対のワイヤーバレル部23A、23Bとを備える端子本体21と、一対のワイヤーバレル部23A、23Bのうち一方のワイヤーバレル部23Aから延びる延出部25とを備え、延出部25のうち一方のワイヤーバレル部23Aに連なる一端部が、底板部22とは反対側に延出された形状である。
上記の構成によれば、スプライス端子20を芯線11A、11Bに圧着する圧着工程の初期において、ワイヤーバレル部23A、23Bの湾曲に伴って、端子本体21と延出部25とで環が作られる。そして、この環の内部に芯線11A、11Bを閉じ込めるようして、ワイヤーバレル部23A、23Bと延出部25とを芯線に巻き付けることができる。これにより、一対のワイヤーバレル部23A、23Bの突き合わせ部分から芯線11A、11Bがはみ出してしまうことを回避できる。
また、ハーネス1は、芯線11Aを備える本線10Aと、芯線11Bを備える分岐線10Bと、本線10Aと分岐線10Bとを接続するスプライス端子20とを備え、スプライス端子20が、芯線11A、11Bが載置される底板部22と、底板部22から延び、芯線11A、11Bに巻き付けられる一対のワイヤーバレル部23A、23Bとを備え、芯線11A、11Bが当接する芯線配置面21Fを有する端子本体21と、一対のワイヤーバレル部23A、23Bのうち一方のワイヤーバレル部23Aから、端子本体21と環を構成するように芯線配置面21Fに沿って延び、前記芯線11A、11Bに巻き付けられる延出部25とを備える。
上記の構成によれば、端子本体21と延出部25とで作られる環の内部に芯線11A、11Bが閉じ込められているから、一対のワイヤーバレル部23A、23Bの突き合わせ部分から芯線がはみ出してしまうことを回避できる。
また、スプライス端子20が、延出部25の先端部25Aとワイヤーバレル部23Bとの間に隙間を有している。
このような構成によれば、圧着作業の際に、延出部25の先端部25Aとワイヤーバレル部23Bとの隙間から芯線11A、11Bを通して芯線配置面21F上に配置することができ、スプライス端子20に対して芯線11A、11Bを配置する作業を容易に行うことができる。
また、上記の構成のスプライス端子20を用いて複数の電線(本線10Aおよび分岐線10B)を接続するハーネス1の製造方法は、延出部25を端子本体21の内側に配置し、かつ、端子本体21と延出部25とで環を構成するようにスプライス端子20を湾曲して環の内部に芯線11A、11Bが配置されるようにする第1湾曲工程と、スプライス端子20をさらに湾曲させてワイヤーバレル部23A、23Bと延出部25とを芯線11A、11Bに巻き付ける第2湾曲工程とを含む。
上記の構成によれば、端子本体21と延出部25とで作られる環の内部に芯線11A、11Bを閉じ込めるようにしつつ、スプライス端子20を芯線11A、11Bに圧着するから、一対のワイヤーバレル部23A、23Bの突き合わせ部分から芯線が11A、11Bはみ出してしまうことを回避できる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、端子本体21が溝部24を有していたが、端子本体は溝部を有していなくても構わない。
(2)上記実施形態では、スプライス端子20が本線10Aと分岐線10Bとを接続していたが、圧着端子によって接続される電線の構成は上記実施形態の限りではなく、例えば、2本の電線の端末同士が圧着端子によって接続されていても構わない。
10A…本線(電線)
10B…分岐線(電線)
11A、11B…芯線
20…スプライス端子(圧着端子)
21…端子本体
21F…芯線配置面
22…底板部(底壁部)
23A、23B…ワイヤーバレル部(バレル部)
25…延出部

Claims (4)

  1. 芯線を備える複数の電線を接続するための圧着端子であって、
    前記芯線が載置される底壁部と、前記底壁部から延び、向かい合って配置される一対のバレル部とを備える端子本体と、
    前記一対のバレル部のうち一方のバレル部から延びる延出部とを備え、
    前記延出部のうち前記一方のバレル部に連なる一端部が、前記底壁部とは反対側に延出された形状である、圧着端子。
  2. 前記延出部の先端部と前記バレル部との間に隙間を有する、請求項1に記載の圧着端子。
  3. 芯線を備える複数の電線と、前記複数の電線を接続する圧着端子とを備える電線の接続構造であって、
    前記圧着端子が、
    前記芯線が載置される底壁部と、前記底壁部から延び、前記芯線に巻き付けられる一対のバレル部とを備え、前記芯線が当接する芯線配置面を有する端子本体と、
    前記一対のバレル部のうち一方のバレル部から、前記端子本体と環を構成するように前記芯線配置面に沿って延び、前記芯線に巻き付けられる延出部とを備える電線の接続構造。
  4. 芯線を備える複数の電線に圧着端子を圧着して前記複数の電線を接続する端子付き電線の製造方法であって、
    前記圧着端子が、前記芯線が載置される底壁部と、前記底壁部から延び、向かい合って配置される一対のバレル部とを備える端子本体と、前記一対のバレル部のうち一方のバレル部から延びる延出部とを備えており、
    前記延出部を前記端子本体の内側に配置し、かつ、前記端子本体と前記延出部とで環を構成するように前記圧着端子を湾曲してその内部に前記芯線が配置されるようにする第1湾曲工程と、
    前記第1湾曲工程の後に、前記圧着端子をさらに湾曲させて前記バレル部と前記延出部とを前記芯線に巻き付ける第2湾曲工程とを含む、端子付き電線の製造方法。
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