JP2018186819A - 杜仲葉及び高麗人参抽出物を含む液体組成物、並びにその製造方法 - Google Patents
杜仲葉及び高麗人参抽出物を含む液体組成物、並びにその製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
項1.
pH4以下の、杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を、珪藻土及び濾紙により濾過して得られる、液体組成物。
項2.
さらにコラーゲン若しくはその加水分解物、及びクエン酸を含む、項1に記載の液体組成物。
項3.
前記珪藻土が、透過率0.5〜2ダルシーの珪藻土である、項1又は2に記載の液体組成物。
項4.
杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を、表面に珪藻土がプレコートされた濾紙により濾過して得られる、項1〜3のいずれかに記載の液体組成物。
項5.
項1〜4のいずれかに記載の液体組成物を用いたカプセル、タブレット、錠剤、パウダー、又は飲料。(特に好ましくは、当該液体組成物を含む飲料。)
項6.
pH4以下の、杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を、珪藻土及び濾紙により濾過する工程を含む、液体組成物の製造方法。
項7.
杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液がクエン酸を含み、液体組成物がクエン酸及びコラーゲン若しくはその加水分解物を含む、項6に記載の製造方法。
項8.
前記珪藻土が、透過率0.5〜2ダルシーの珪藻土である、項6又は7に記載の製造方法。
項9.
杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を、珪藻土及び濾紙により濾過する工程が、
杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を、表面に珪藻土がプレコートされた濾紙により濾過する工程である、
項6〜8のいずれかに記載の製造方法。
項10.
pH4以下の、杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を、珪藻土及び濾紙により濾過する工程、及び
得られた液体組成物と他の原料を混合して飲料を調製する工程、
を含む、飲料の製造方法。
)である。抽出には葉部だけでなく小枝部分も含まれていてもよい。つまり、本明細書における「杜仲葉」には、小枝部分も含まれていてもよい。生の杜仲葉を裁断若しくは細断や破砕したものをそのまま抽出に供してもよければ、生の杜仲葉や裁断等の加工した生の杜仲葉を乾燥処理や焙煎処理した後に抽出に供してもよいし、乾燥させた杜仲葉を細断或いは破砕したものを抽出に供してもよい。乾燥や焙煎の処理は、通常実施される方法や条件を採用することができるが、たとえば焙煎する際の条件としては、80℃〜120℃で0.5時間〜2時間焙煎することが挙げられる。抽出は水性溶媒を用いて行なう。水性溶媒としては、例えば水、エタノール若しくはそれらの混合液があげられるがこれらに限定されるわけではない。これらのうち水単独を使用することが好ましい。抽出条件としては適宜設定可能であり、特に限定されない。抽出時の抽出溶媒の液温は室温でもよいが加温
するほうが好ましく、例えば、抽出溶媒の温度を70℃〜100℃付近の範囲で抽出する方法が好ましく挙げられる。得られた抽出液は、ろ過や遠心などの常法を用いて固形物を除去した後に、濃縮若しくは粉末化処理を行うことが好ましい。濃縮や粉末化の処理方法や条件についても、公知の方法や条件を使用することができる。
のを使用することもできるが、あらかじめフィルター部材にプレコートさせてから使用したり、珪藻土を予め包含させた不織布を使用したり、珪藻土のセラミック加工したフィルターを使用することもできる。フィルター素材としては、布(不織布を含む)、セルロース以外の繊維で主に構成される濾紙、ステンレス/ガラス/セラミック/合成樹脂などで構成されるフィルターなどを使用でき、前記素材を組み合わせて用いることもできる。これらのフィルターの形状は、平面形状に限らず、円筒形状やその他の任意の立体形状のものを使用できる。また、フィルターが濾過圧力に耐えられない場合には、濾過板(濾板)などにフィルターを支持して使用することもできる。具体的には、例えば、粉末や顆粒状の珪藻土と杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液とを混合し、得られた珪藻土の分散液から前記のフィルター部材を使用して珪藻土を除去する方法や、珪藻土をプレコートしたフィルター部材やセラミック加工した珪藻土フィルターを用いて杜仲葉及び高麗人参の同時抽出物含有液を濾過する方法などで行うことが出来る。濾紙への珪藻土によるプレコートは、例えば、濾過板上に濾紙を設置し、少量の水などの溶媒を通過させることで濾紙を濾過板上に密着させ、その後、コートする珪藻土を分散させた水を濾過することで行うことができる。この場合、加圧若しくは減圧条件下で濾過すると、処理効率が向上するだけでなく、均一なプレコート層が得られやすいため、好ましい。
り、単位はダルシーである。より詳細には、長さ1cm、断面積1cm2の充填層の両端に1気圧の圧力差をかけたとき,粘度1センチポアズ(cP)の流体が毎秒1cm3の流量で流れるとき,この充填層の透過率が1ダルシー(darcy)である。
セライト#503RV(以下「503RV」):透過率1ダルシー
ハイフロ・スーパーセル(以下「ハイフロ」):透過率1.8ダルシー
杜仲の葉部の粉砕物と高麗人参の地下部の粉砕物を混合し、加温しつつ水溶媒にて抽出し、その後定法を用いて濃縮してBrix 50とした濃縮エキス(液状)を得た。
約80℃の精製水を撹拌しながら杜仲人参エキスに当該水を加え、さらにクエン酸を加
えてpHを調整した。約10分後に撹拌を止め、得られたサンプル液を2時間静置した。
上記のようにして得た各濾過サンプル又はサンプル液を用いて、飲料を調製した。具体的には、表1に記載する各成分(単位はグラム(g))を130mLの精製水に溶解させ、さらに200mLまで精製水でメスアップして、飲料を調製した。なお、各濾過サンプル又はサンプル液には、杜仲人参エキス2gが含まれるように調製した。
5.澱が全く生じていない
4.澱がほとんど生じていない
3.どちらともいえない
2.澱が少量生じている
1.澱が明らかに生じている
<香味(マスキング)>
5.土臭さが全く無い
4.土臭さがほとんど無い
3.どちらともいえない
2.少し土臭い
1.明らかに土臭い
酸度とは、酸の成分が溶液100mL中、何グラム含まれているかを示す。すなわち、液に含まれる酸の質量パーセント濃度である。酸味を示す指標として用いられる。含まれる酸が強酸の場合はpHからおおよその酸度を予測することはできるが、有機酸など弱酸の場合には酸度を予測することは困難である。上記サンプル及び飲料では、pH調節のため有機酸であるクエン酸を用いていることから、酸度の予測は難しく、それぞれの酸度を中和滴定法(JAS規格による)により求めた。
Claims (10)
- pH4以下の、杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液を、珪藻土及び濾紙により濾過して得られる、液体組成物。
- さらにコラーゲン若しくはその加水分解物、及びクエン酸を含む、請求項1に記載の液体組成物。
- 前記珪藻土が、透過率0.5〜2ダルシーの珪藻土である、請求項1又は2に記載の液体組成物。
- 杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液を、表面に珪藻土がプレコートされた濾紙により濾過して得られる、請求項1〜3のいずれかに記載の液体組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の液体組成物を用いたカプセル、タブレット、錠剤、パウダー、又は飲料。
- pH4以下の、杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液を、珪藻土及び濾紙により濾過する工程を含む、液体組成物の製造方法。
- 杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液がクエン酸を含み、液体組成物がクエン酸及びコラーゲン若しくはその加水分解物を含む、請求項6に記載の製造方法。
- 前記珪藻土が、透過率0.5〜2ダルシーの珪藻土である、請求項6又は7に記載の製造方法。
- 杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液を、珪藻土及び濾紙により濾過する工程が、杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液を、表面に珪藻土がプレコートされた濾紙により濾過する工程である、
請求項6〜8のいずれかに記載の製造方法。 - pH4以下の、杜仲葉及び高麗人参の抽出物を含有する液を、珪藻土及び濾紙により濾過する工程、及び
得られた液体組成物と他の原料を混合して飲料を調製する工程、
を含む、飲料の製造方法。
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