JP2018184066A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤハウス内を洗浄して利便性を向上できる洗車機を提供する。【解決手段】被洗浄車両CAに対して前後方向に相対移動する洗車機本体1に被洗浄車両CAの側面下部を洗浄する下部洗浄部30を設けた洗車機WAであって、下部洗浄部30が、左右方向に延びる回転軸50aで回転するとともに被洗浄車両CAの車輪CA1に当接する当接位置S3から離れた待機位置S1で待機するブラシ体31aと、回転軸50aで回転して回転軸50aから径方向に離れた噴射口32aから洗浄水W1を噴射する外周洗浄ノズル32とを有し、ブラシ体31aが待機位置S1から進出する際に回転軸50aが水平に対して被洗浄車両CA側を上方向に傾斜し、当接位置S3で回転軸50aが水平または水平に対して進出時よりも小さい傾斜角に配される。【選択図】図3

Description

本発明は、被洗浄車両の側面下部を洗浄する下部洗浄部を備えた洗車機に関する。
給油所等に設置される従来の洗車機は特許文献1に開示される。洗車機は洗車機本体を備えている。洗車機本体は左右の対向する2つのスタンド部と、スタンド部の上端を連結する天井部とを有して門型に形成され、被洗浄車両を跨いで前後方向に移動する。両スタンド部の下部には被洗浄車両の側面下部の車輪を洗浄する下部洗浄部が設けられる。
下部洗浄部は、洗車機本体に取り付けられる左右方向に移動可能な支持部と、支持部に軸支されるホイールブラシとを有している。
ユーザが洗車条件を設定すると、洗車機本体は被洗浄車両に対して前後方向に移動して洗浄を開始する。洗車機本体が前進してホイールブラシが車輪の面前に配されると、洗車機本体が停止してホイールブラシが水平方向に移動する。ホイールブラシが車輪に当接して車輪の洗浄が行われる。
特開2004−114958号公報
近年、車輪だけでなく車輪を収納するタイヤハウス内の洗浄を希望するユーザが増えている。しかしながら、上記従来の洗車機によると、下部洗浄装置によってタイヤハウス内を洗浄することができず、洗車機の利便性が悪い問題があった。
本発明は、タイヤハウス内を洗浄して利便性を向上できる洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する洗車機本体に被洗浄車両の側面下部を洗浄する下部洗浄部を設けた洗車機において、前記下部洗浄部が、左右方向に延びる回転軸で回転するとともに被洗浄車両の車輪に当接する当接位置から離れた待機位置で待機するブラシ体と、前記回転軸で回転して前記回転軸から径方向に離れた噴射口から洗浄水を噴射する外周洗浄ノズルとを有し、前記ブラシ体が前記待機位置から進出する際に前記回転軸が水平に対して被洗浄車両側を上方向に傾斜し、前記当接位置で前記回転軸が水平または水平に対して進出時よりも小さい傾斜角に配されることを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記噴射口から噴射される洗浄水の噴射方向が前記回転軸に対して外周側に傾斜することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記噴射口が前記ブラシ体の径方向外側に配され、前記ブラシ体が前記待機位置から進出する際の前記回転軸の水平に対する傾斜角よりも前記回転軸に対する前記噴射方向の傾斜角が大きいことを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記噴射口が前記ブラシ体の径方向外側に配されることを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記下部洗浄部が、前記ブラシ体及び前記外周洗浄ノズルを保持する保持部と、前記保持部を前記回動軸が水平な水平状態と水平に対して傾斜した傾斜状態とに傾斜可能に枢支する可動部と、前記可動部に設置して前記保持部を前記水平状態の方向に付勢する付勢部と、前記洗車機本体と前記可動部とを連結して平行に揺動する一対のリンク部材と、一方の前記リンク部材を揺動させるエアシリンダと、前記待機位置で前記保持部に当接して前記保持部を前記付勢部の付勢力に抗して前記傾斜状態に保持するストッパとを有することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記下部洗浄部が、前記ブラシ体及び前記外周洗浄ノズルを保持する保持部と、前記保持部を前記回動軸が水平な水平状態と水平に対して傾斜した傾斜状態とに傾斜可能に枢支する可動部と、前記可動部に設置して前記保持部を前記傾斜状態の方向に付勢する付勢部と、前記洗車機本体と前記可動部とを連結して平行に揺動する一対のリンク部材と、一方の前記リンク部材を揺動させるエアシリンダとを有し、被洗浄車両の車輪と前記ブラシ体との当接により前記回転軸が水平に配されることを特徴とする。
本発明によると、下部洗浄部が左右に延びる回転軸で回転するブラシ体及び外周洗浄ノズルを有し、待機位置から進出するブラシ体の回転軸が水平に対して被洗浄車両側を上方向に傾斜する。また、当接位置で車輪に当接するブラシ体の回転軸が水平または水平に対して進出時よりも小さい傾斜角に配される。これにより、ブラシ体が待機位置から当接位置に進出する際に回転軸から径方向に離れた外周洗浄ノズルの噴射口から洗浄水が噴射される。従って、タイヤハウス内を洗浄することができ、洗車機の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の洗車機を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機を示す正面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下部洗浄部の可動部を示す斜視図 本発明の第1実施形態の洗車機の下部洗浄部の保持部及び可動部を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下部洗浄部の側面断面図 図6のA−A断面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図 本発明の第1実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図 本発明の第2実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図 本発明の第2実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図 本発明の第2実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は本発明の第1実施形態の洗車機WAを示す側面図及び正面図である。洗車機WAは洗車機本体1、走行レール2及びリモートパネル7を備えている。洗車機本体1は左右の対向する2つのスタンド部90と、スタンド部90の上端を連結する天井部91とを有して門型に形成される。
走行レール2は地面Gに左右一対設けられ、洗車機本体1の底面に設けた車輪3が走行レール2上に配される。これにより、洗車機本体1は走行レール2上に立設し、走行モータ(不図示)の駆動により走行レール2上を走行して被洗浄車両CAに対して前後に相対移動する。
リモートパネル7は洗車機本体1の進入経路上に配される。被洗浄車両CAはリモートパネル7の面前で停車し、ユーザは被洗浄車両CA内からリモートパネル7の操作によって洗車条件の設定を行う。リモートパネル7に設けたボタンにより、シャンプー、ワックス掛け、撥水コート等に使用する液剤を用いた洗車条件を設定することができる。また、フロントガード有り、フェンダーポール有り、サイドミラー有り、リヤワイパー有り、ルーフキャリア有り等の装備品の設定もすることができる。
洗車機本体1の側方には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンク(不図示)を収納するタンク収納部25が配される。タンク収納部25の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部26が設けられる。分配配管部26には第1、第2浄水ノズル11、13、第1、第2洗剤ノズル12、15、撥水コートノズル14、ワックスノズル16がそれぞれ電磁弁を介して導出される。
第1、第2浄水ノズル11、13は洗車機本体1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して市水を噴射する。第1、第2洗剤ノズル12、15は洗車機本体1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対してシャンプーなどの洗浄液を噴射する。
撥水コートノズル14及びワックスノズル16は洗車機本体1の後面に配される。撥水コートノズル14は被洗浄車両CAに対して撥水コート剤の液剤を噴射する。ワックスノズル16は被洗浄車両CAに対してワックスを噴射する。
また、洗車機本体1には気流を発生して被洗浄車両CAを乾燥させるブロア20が設けられる。ブロア20にはトップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22が接続される。トップ送風ノズル21は洗車機本体1の上部に設けられ、被洗浄車両CAの天井面に向けて送風する。
サイド送風ノズル22は洗車機本体1の両側部に設けられ、被洗浄車両CAの側面に向けて送風する。トップ送風ノズル21及びサイド送風ノズル22の送風によって洗浄後の被洗浄車両CAを乾燥させる。
洗車機本体1の入口面の上部及び側部には車両形状センサ9が設けられている。車両形状センサ9は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体1に進入する被洗浄車両CAの外面形状を検知する。これにより、各回転ブラシの初期位置、洗車機本体1の走行範囲及び車輪CA1の位置が決められる。
洗車機本体1の一方のスタンド部90の前面には操作パネル8が配される。操作パネル8はリモートパネル7と同様に洗車条件を設定する操作ボタン(不図示)を備え、被洗浄車両CAから降車したユーザ等の操作により洗車の受け付けや洗車条件の設定を行う。
洗車機本体1には被洗浄車両CA上に摺動してブラッシングする複数の回転ブラシが設けられる。回転ブラシはそれぞれ回転モータ(不図示)によって回転する。回転ブラシはトップブラシ4、サイドブラシ5及びホイールブラシ31から成る。トップブラシ4は被洗浄車両CAの上面を洗浄し、サイドブラシ5は被洗浄車両CAの両側面を洗浄する。また、ホイールブラシ31は下部洗浄部30に設けられ、被洗浄車両CAの車輪CA1を洗浄する。
図3は下部洗浄部30の正面図を示している。下部洗浄部30は両スタンド部90の下部に左右一対に設けられている。下部洗浄部30はホイールブラシ31、内周洗浄ノズル33、外周洗浄ノズル32、保持部34及び可動部36を有している。
ホイールブラシ31はブラシ毛を植設したブラシ体31aをシャフト50の先端に取り付けて形成される。シャフト50によりホイールブラシ31の回転軸50aが形成される。ホイールブラシ31が車輪CA1に当接して回転することにより車輪CA1が洗浄される。
内周洗浄ノズル33はホイールブラシ31の回転軸50a上に設けられ、被洗浄車両CAに向けて洗浄水W2を噴射する。外周洗浄ノズル32はシャフト50の周面上から径方向に延びて設けられる。外周洗浄ノズル32の噴射口32aは回転軸50aから径方向に離れ、ブラシ体31aの径方向外側に配される。
保持部34は中空の箱状に形成され、シャフト50を軸支してホイールブラシ31、内周洗浄ノズル33及び外周洗浄ノズル32を保持する。また、保持部34の上部にはチェーン(不図示)を介してシャフト50に連結されるモータ42が取り付けられる。モータ42の駆動により、シャフト50が回転する。
図4は可動部36の斜視図を示している。可動部36はL字型の金属板により形成され、保持部34に面した側面部36aと側面部36aに対して垂直な前面部36bとを備えている。側面部36aには水平方向に並設される一対のネジ孔36cが設けられ、前面部36bには水平方向に並設される一対のネジ孔36dが設けられる。
可動部36は一対のリンク部材39a、リンク部材39bにより洗車機本体1のスタンド部90に連結される。リンク部材39a、リンク部材39bの下端部はネジ孔36dに螺合する支軸39cにより回転可能に支持される。リンク部材39a、リンク部材39bの上端部はスタンド部90に設けた支軸39cにより回転可能に支持される。外側のリンク部材39aの上部にはスタンド部90に設けたエアシリンダ40のロッド40aの先端が連結される。エアシリンダ40の駆動によりリンク部材39aとリンク部材39bとが平行に揺動する。
リンク部材39aの上下の支軸39c間の距離と、リンク部材39bの上下の支軸39c間の距離とは同じに形成される。また、リンク部材39a及びリンク部材39bの上端の支軸39c間の距離と、下端の支軸39c間の距離とは同じに形成される。これにより、リンク部材39a、リンク部材39bは平行リンクを構成し、リンク部材39a、リンク部材39bの揺動によって可動部36が側面部36aを鉛直に配した状態で平行移動する。
図5は保持部34及び可動部36の外面側から見た側面図を示している。可動部36はネジ孔36cにネジ43を螺合して取り付けられたヒンジ37を介して保持部34の下部に連結される。これにより、可動部36は保持部34を枢支し、保持部34は回転軸50aが水平な水平状態と水平に対して傾斜した傾斜状態とに傾斜可能に配される。
可動部36には引張バネ38(付勢部)の一端が接続され、引張バネ38の他端はヒンジ37の枢支軸よりも下方の保持部34に接続される。これにより、保持部34は可動部36の側面部36aに面接触する水平状態の方向に付勢される。
エアシリンダ40のロッド40aの伸縮により、ブラシ体31aは被洗浄車両CAの車輪CA1に当接する当接位置S3(図9参照)と、当接位置S3から離れて待機する待機位置S1(図3参照)との間を揺動する。スタンド部90にはブラシ体31aを待機位置S1に配した際に保持部34が当接するストッパ44が設けられる。保持部34はストッパ44との当接により引張バネ38の付勢力に抗して傾斜する。この時、ホイールブラシ31の回転軸50aが水平に対して被洗浄車両CA側を上方向に所定の傾斜角αで傾斜する。本実施形態では傾斜角αを15°にしている。
図6はホイールブラシ31の側面断面図を示し、図7は図6のA−A断面図を示している。保持部34は被洗浄車両CAに面した取付板34a上にフランジ部49dにより取り付けられる支持部49を有している。支持部49は左右方向に延びてシャフト50が嵌合する嵌合孔49aを有し、軸方向に並設した一対の軸受49cを保持する。支持部49によってシャフト50が回転可能に支持される。
嵌合孔49aの周壁上には給水口49bが開口し、給水口49bには給水管48が接続される。給水管48は分配配管部26(図1参照)に接続され、高圧の洗浄水をシャフト50へ供給する。給水口49bを挟む軸方向の両側には一対のパッキン54が設けられ、給水口49bに面したシャフト50の周壁が水密保持される。
シャフト50には通水路55を介して連結される流入部51及び流出部52が設けられる。流入部51は給水口49bと軸方向の同じ位置の外周面上に設けた半環状の溝51aから成る。本実施形態では溝51aの中心角θが約231°に形成される。中心角θを180°〜240゜に形成すると望ましい。
溝51aが半環状に形成されるため、シャフト50上には流入部51と軸方向の同じ位置で溝51aが非形成の遮蔽部53が形成される。このため、シャフト50が回転すると、所定の回転位置で給水口49bが遮蔽部53により塞がれる。
流出部52はシャフト50上に開口する流出口52a及び流出口52bを有している。流出口52bはシャフト50の端面の回転軸50a上に設けられる。流出口52aはシャフト50の周面上の流入部51と流出口52bとの間に設けられる。また、流出口52aは回転軸50aに対して遮蔽部53の反対側に配される。
流出口52bには内周洗浄ノズル33が接続される。内周洗浄ノズル33の噴射口33aは回転軸50a上に設けられる。噴射口33aは洗浄水W2(図3参照)の噴射方向(充円錐状に広がる洗浄水W2の中心線の方向)を回転軸50aの方向に配される。
流出口52aには外周洗浄ノズル32が接続される。外周洗浄ノズル32は径方向に延び、噴射口32aがブラシ体31aの径方向の外側に配される。これにより、噴射口32aは回転軸50aに対して遮蔽部53の反対側に配される。なお、流出口52aを回転軸50aに対して遮蔽部53と同じ側に配し、外周洗浄ノズル32を屈曲して噴射口32aを回転軸50aに対して遮蔽部53の反対側に配してもよい。
噴射口32aは洗浄水W1(図3参照)の噴射方向T(充円錐状に広がる洗浄水W1の中心線の方向)を回転軸50aに対して外周側に所定の傾斜角βで配される。本実施形態では傾斜角βを20°とし、傾斜角α(15゜)よりも大きくしている。
上記構成の洗車機WAにおいて、ユーザが運転して被洗浄車両CAをリモートパネル7の面前で停車させ、被洗浄車両CAの洗車条件の設定を被洗浄車両CA内から行う。洗車条件を設定した後、ユーザは所定の洗浄開始位置まで被洗浄車両CAを移動させる。そして、洗車機本体1が前後方向に移動して被洗浄車両CAを跨ぎ、車両形状センサ9の結果に基づき、各回転ブラシよって洗浄が開始される。
洗車機本体1の前進によって、被洗浄車両CAの車輪CA1の面前にホイールブラシ31が配されると、洗車機本体1の前進は一時的に停止される。そして、下部洗浄部30による車輪CA1の洗浄が行われる。
下部洗浄部30の洗浄開始時には図3に示すように、ブラシ体31aは待機位置S1に配される。そして、シャフト50が回転し、外周洗浄ノズル32から洗浄水W1が噴射され、内周洗浄ノズル33から洗浄水W2が噴射される。また、エアシリンダ40のロッド40aが伸長して可動部36が平行移動し、ブラシ体31aが車輪CA1に向かって進出を開始する。
この時、内周洗浄ノズル33から噴射される洗浄水W2によって車輪CA1が洗浄される。また、回転軸50aが水平に対して傾斜角αで傾斜し、外周洗浄ノズル32の噴射口32aの噴射方向Tが回転軸50aに対して傾斜角βで傾斜する。このため、シャフト50の回転により噴射口32aが回転軸50aに対して上方に配されると、洗浄水W1によって車輪CA1よりも上方のタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。この時、噴射口32aがブラシ体31aの径方向外側に配されるため、タイヤハウスCA2内をより確実に洗浄することができる。
シャフト50の回転により噴射口32aが回転軸50aに対して下方に配されると、洗浄水W1の一部が地面G上に噴射される。この時、回転軸50aが水平に対して傾斜するため、地面Gに噴射される洗浄水W1を低減して洗浄水W1の無駄を少なくできる。また、噴射口32aが回転軸50aよりも下方の所定の回転範囲に配された際に遮蔽部53によって噴射口32aに対する給水が停止される。これにより、地面Gに噴射される洗浄水W1をより低減することができる。
エアシリンダ40のロッド40aの伸長により保持部34がストッパ44から離れると、図8に示すように保持部34が可動部36の側面部36aに面接触する。この時、ブラシ体31aは中間位置S2に配され、中間位置S2で保持部34が回転軸50aを水平に配した水平状態に配される。
この時、内周洗浄ノズル33から噴射される洗浄水W2によって車輪CA1が洗浄される。また、ブラシ体31aは回転軸50aを水平に配されるが、待機位置S1よりも車輪CA1に接近している。このため、外周洗浄ノズル32の噴射口32aから傾斜角βで噴射される洗浄水W1によってタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。この時、傾斜角βが傾斜角αよりも大きいため、ブラシ体31aが車輪CA1に接近しても車輪CA1の上方のタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。また、遮蔽部53によって地面Gに噴射される洗浄水W1を低減することができる。
さらにエアシリンダ40のロッド40aが伸長すると、図9に示すようにブラシ体31aが被洗浄車両CAの車輪CA1に当接する当接位置S3に配される。この時、ブラシ体31aの回転軸50aは水平に配される。
当接位置S3では外周洗浄ノズル32及び内周洗浄ノズル33から洗浄水W1、W2を噴射し、回転するブラシ体31aが車輪CA1に摺動して車輪CA1を洗浄する。当接位置S3で下部洗浄部30による洗浄が所定時間行われると、エアシリンダ40のロッド40aを短縮してシャフト50の回転方向が反転する。そして、再度エアシリンダ40のロッド40aが伸長してブラシ体31aが当接位置S3に配され、下部洗浄部30による洗浄が行われる。これにより、車輪CA1のホイールのリムをより確実に洗浄することができる。
次に、所定時間が経過するとエアシリンダ40のロッド40aが短縮され、ブラシ体31aが当接位置S3から離れて待機位置S1に退避する。この間にシャフト50を回転して外周洗浄ノズル32及び内周洗浄ノズル33から洗浄水W1、W2を噴射してもよい。
そして、ブラシ体31aが待機位置S1に配されると、洗車機本体1が前後方向に移動し、トップブラシ4及びサイドブラシ5による洗浄が引き続き行われる。回転ブラシによる被洗浄車両CAの洗浄に続いて各送風ノズルにより被洗浄車両CAを乾燥させ、洗車を終了する。
本実施形態によると、下部洗浄部30が左右に延びる回転軸50aで回転するブラシ体31a及び外周洗浄ノズル32を有し、待機位置S1から進出するブラシ体31aの回転軸50aが水平に対して被洗浄車両CA側を上方向に傾斜する。また、当接位置S3で車輪CA1に当接するブラシ体31aの回転軸50aが水平に配される。これにより、ブラシ体31aが待機位置S1から当接位置S3に進出する際に回転軸50aから径方向に離れた外周洗浄ノズル32の噴射口32aから洗浄水W1が噴射される。従って、タイヤハウスCA2内を洗浄することができ、洗車機WAの利便性を向上することができる。また、噴射口32aから地面Gに噴射される洗浄水W1を低減することができる。
また、噴射口32aから噴射される洗浄水W1の噴射方向Tが回転軸50aに対して外周側に傾斜する。これにより、タイヤハウスCA2内をより確実に洗浄することができる。
また、噴射口32aがブラシ体31aの径方向外側に配されるので、タイヤハウスCA2内を確実に洗浄することができる。
また、ブラシ体31aが待機位置S1から進出する際の回転軸50aの水平に対する傾斜角αよりも回転軸50aに対する噴射方向Tの傾斜角βが大きい。これにより、ブラシ体31aが車輪CA1に接近してもタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。
なお、外周洗浄ノズル32を流出口52bに連結し、噴射口32aをブラシ体31aの外周よりも径方向内側に配置してもよい。これにより、ブラシ体31aの進出時にタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。この時、ブラシ体31aが車輪CA1に接近するとタイヤハウスCA2内を洗浄できないため、噴射口32aをブラシ体31aの径方向外側に配置するとより望ましい。
また、下部洗浄部30が一対のリンク部材39a、リンク部材39bにより揺動する可動部36と、可動部36に枢支される保持部34と、保持部34を水平状態の方向に付勢する引張バネ38(付勢部)と、保持部34を傾斜状態に保持するストッパ44とを備える。これにより、タイヤハウスCA2内を洗浄できる下部洗浄部30を容易に実現することができる。
<第2実施形態>
次に、図10は第2実施形態の下部洗浄部30の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図9に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対してストッパ44(図3参照)が省略され、引張バネ38の取り付け位置が異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
可動部36には引張バネ38(付勢部)の一端が接続され、引張バネ38の他端はヒンジ37の枢支軸よりも上方の保持部34に接続される。これにより、保持部34は可動部36の側面部36aから下部が離れた傾斜状態の方向に付勢される。
上記構成の洗車機WAにおいて、下部洗浄部30の洗浄開始時には図10に示すように、ブラシ体31aは待機位置S1に配される。そして、シャフト50が回転し、外周洗浄ノズル32から洗浄水W1が噴射され、内周洗浄ノズル33から洗浄水W2が噴射される。また、エアシリンダ40のロッド40aが伸長して可動部36が平行移動し、ブラシ体31aが車輪CA1に向かって進出を開始する。
この時、内周洗浄ノズル33から噴射される洗浄水W2によって車輪CA1が洗浄される。また、シャフト50の回転により噴射口32aが回転軸50aに対して上方に配されると、洗浄水W1によってタイヤハウスCA2内が洗浄される。
エアシリンダ40のロッド40aの伸長により可動部36が平行移動し、図11に示すようにブラシ体31aが車輪CA1に接近する。この時、内周洗浄ノズル33から噴射される洗浄水W2によって車輪CA1が洗浄される。また、回転軸50aは傾斜角αで傾斜するため、ブラシ体31aが車輪CA1に接近しても、外周洗浄ノズル32によってタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。
さらにエアシリンダ40のロッド40aが伸長すると、図12に示すように、ブラシ体31aが車輪CA1に当接して当接位置S3に配される。当接位置S3ではエアシリンダ40によってブラシ体31aが車輪CA1に押圧され、保持部34が引張バネ38の付勢力に抗して可動部36に面接触する。これにより、保持部34は回転軸50aが水平な水平状態に配され、ブラシ体31aが水平な回転軸50aで回転して車輪CA1を洗浄する。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、下部洗浄部30が一対のリンク部材39a、リンク部材39bにより揺動する可動部36と、可動部36に枢支される保持部34と、保持部34を傾斜状態の方向に付勢する引張バネ38(付勢部)とを備える。これにより、タイヤハウスCA2内を洗浄できる下部洗浄部30を容易に実現することができる。また、ブラシ体31aが車輪CA1に接近しても回転軸50aが傾斜するため、より確実にタイヤハウスCA2内を洗浄することができる。
第1、第2実施形態において、当接位置S3のブラシ体31aの回転軸50aが水平に配されるが、当接位置S3のブラシ体31aの回転軸50aを水平に対して進出時の傾斜角αよりも小さい傾斜角で傾斜してもよい。
本発明によると、被洗浄車両の下部を洗浄する下部洗浄部を備えた洗車機に利用することができる。
1 洗車機本体
2 走行レール
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
7 リモートパネル
8 操作パネル
9 車両形状センサ
20 ブロア
21 トップ送風ノズル
22 サイド送風ノズル
25 タンク収納部
26 分配配管部
30 下部洗浄部
31 ホイールブラシ
31a ブラシ体
32 外周洗浄ノズル
32a、33a 噴射口
33 内周洗浄ノズル
34 保持部
36 可動部
36a 側面部
36b 前面部
37 ヒンジ
38 引張バネ
39a、39b リンク部材
39c 支軸
40 エアシリンダ
44 ストッパ
48 給水管
49 支持部
49a 嵌合孔
49b 給水口
49c 軸受
49d フランジ部
50 シャフト
50a 回転軸
51 流入部
51a 溝
52 流出部
52a 流出口
52b 流出口
53 遮蔽部
54 パッキン
55 通水路
90 スタンド部
91 天井部
CA 被洗浄車両
CA1 車輪
CA2 タイヤハウス
G 地面
S1 待機位置
S2 中間位置
S3 当接位置
W1 洗浄水
W2 洗浄水
WA 洗車機

Claims (6)

  1. 被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する洗車機本体に被洗浄車両の側面下部を洗浄する下部洗浄部を設けた洗車機であって、前記下部洗浄部が、左右方向に延びる回転軸で回転するとともに被洗浄車両の車輪に当接する当接位置から離れた待機位置で待機するブラシ体と、前記回転軸で回転して前記回転軸から径方向に離れた噴射口から洗浄水を噴射する外周洗浄ノズルとを有し、前記ブラシ体が前記待機位置から進出する際に前記回転軸が水平に対して被洗浄車両側を上方向に傾斜し、前記当接位置で前記回転軸が水平または水平に対して進出時よりも小さい傾斜角に配されることを特徴とする洗車機。
  2. 前記噴射口から噴射される洗浄水の噴射方向が前記回転軸に対して外周側に傾斜することを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記噴射口が前記ブラシ体の径方向外側に配され、前記ブラシ体が前記待機位置から進出する際の前記回転軸の水平に対する傾斜角よりも前記回転軸に対する前記噴射方向の傾斜角が大きいことを特徴とする請求項2に記載の洗車機。
  4. 前記噴射口が前記ブラシ体の径方向外側に配されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車機。
  5. 前記下部洗浄部が、前記ブラシ体及び前記外周洗浄ノズルを保持する保持部と、前記保持部を前記回動軸が水平な水平状態と水平に対して傾斜した傾斜状態とに傾斜可能に枢支する可動部と、前記可動部に設置して前記保持部を前記水平状態の方向に付勢する付勢部と、前記洗車機本体と前記可動部とを連結して平行に揺動する一対のリンク部材と、一方の前記リンク部材を揺動させるエアシリンダと、前記待機位置で前記保持部に当接して前記保持部を前記付勢部の付勢力に抗して前記傾斜状態に保持するストッパとを有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の洗車機。
  6. 前記下部洗浄部が、前記ブラシ体及び前記外周洗浄ノズルを保持する保持部と、前記保持部を前記回動軸が水平な水平状態と水平に対して傾斜した傾斜状態とに傾斜可能に枢支する可動部と、前記可動部に設置して前記保持部を前記傾斜状態の方向に付勢する付勢部と、前記洗車機本体と前記可動部とを連結して平行に揺動する一対のリンク部材と、一方の前記リンク部材を揺動させるエアシリンダとを有し、被洗浄車両の車輪と前記ブラシ体との当接により前記回転軸が水平に配されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の洗車機。
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