JP2018182964A - 終端接続部 - Google Patents

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淳 寺山
Atsushi Terayama
淳 寺山
達也 風間
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達也 風間
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Abstract

【課題】導体部と導体引出棒との接続部の油密性を向上できる終端接続部を提供する。【解決手段】導体部と前記導体部の外周に形成される絶縁層とが段剥ぎされて露出されたケーブル端部と、前記導体部に電気的に接続される導体引出棒と、前記ケーブル端部及び前記導体引出棒を収容すると共に、内部に絶縁油を有する碍管と、前記導体部と前記導体引出棒との接続部に設けられる油止め構造とを備える終端接続部であって、前記油止め構造は、前記導体部の外周を覆う油止め層と、前記油止め層の各端部の剥離を防止する剥離防止層とを備え、前記油止め層は、前記絶縁層から前記導体引出棒にかけて配置される油止め本体層と、前記油止め本体層の一端部と前記絶縁層との第一境界部、及び前記油止め本体層の他端部と前記導体引出棒との第二境界部をそれぞれ覆う油止め補強層とを備え、前記剥離防止層は、前記油止め補強層を覆う自己融着テープ層を備える終端接続部。【選択図】図1

Description

本発明は、終端接続部に関する。
特許文献1には、電力ケーブルと、電力ケーブルの終端部を内挿する碍管と、碍管内で電力ケーブルの周囲に満たされる絶縁油とを備える電力ケーブル用終端接続部が開示されている。この碍管内では、電力ケーブルの端部を段剥ぎして露出させたケーブル導体が導体引出棒と圧縮接続されており、ケーブル導体と導体引出棒との接続部分には、これらをシールするためにシール部材が被覆されている(特許文献1の図4を参照)。
特開2005−6379号公報
電力ケーブルの終端接続部において、ケーブル導体(導体部)と導体引出棒との接続部分の油密性を向上することが求められている。
導体部と導体引出棒との接続部分の油密性を向上するために、上記接続部分に設けられるシール部材として、水密テープを巻回した油止め層を設けることが考えられる。しかし、テープを巻回した層状の場合、油止め層の両端部からテープが剥離し易く、特にテープの巻終り端部から剥離し易い。テープに剥離が生じると、その剥離部分から上記接続部分に油が浸入する虞がある。
そこで、導体部と導体引出棒との接続部の油密性を向上できる終端接続部を提供することを目的の一つとする。
本開示に係る終端接続部は、
導体部と前記導体部の外周に形成される絶縁層とが段剥ぎされて露出されたケーブル端部と、
前記導体部に電気的に接続される導体引出棒と、
前記ケーブル端部及び前記導体引出棒を収容すると共に、内部に絶縁油を有する碍管と、
前記導体部と前記導体引出棒との接続部に設けられる油止め構造とを備える終端接続部であって、
前記油止め構造は、
前記導体部の外周を覆う油止め層と、
前記油止め層の各端部の剥離を防止する剥離防止層とを備え、
前記油止め層は、
前記絶縁層から前記導体引出棒にかけて配置される油止め本体層と、
前記油止め本体層の一端部と前記絶縁層との第一境界部、及び前記油止め本体層の他端部と前記導体引出棒との第二境界部をそれぞれ覆う油止め補強層とを備え、
前記剥離防止層は、前記油止め補強層を覆う自己融着テープ層を備える。
上記終端接続部は、導体部と導体引出棒との接続部の油密性を向上できる。
実施形態1に係る終端接続部を示す概略部分縦断面図である 図1のII線で囲む部分を拡大して示す要部拡大断面図である。 実施形態2に係る終端接続部における要部拡大断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係る終端接続部は、
導体部と前記導体部の外周に形成される絶縁層とが段剥ぎされて露出されたケーブル端部と、
前記導体部に電気的に接続される導体引出棒と、
前記ケーブル端部及び前記導体引出棒を収容すると共に、内部に絶縁油を有する碍管と、
前記導体部と前記導体引出棒との接続部に設けられる油止め構造とを備える終端接続部であって、
前記油止め構造は、
前記導体部の外周を覆う油止め層と、
前記油止め層の各端部の剥離を防止する剥離防止層とを備え、
前記油止め層は、
前記絶縁層から前記導体引出棒にかけて配置される油止め本体層と、
前記油止め本体層の一端部と前記絶縁層との第一境界部、及び前記油止め本体層の他端部と前記導体引出棒との第二境界部をそれぞれ覆う油止め補強層とを備え、
前記剥離防止層は、前記油止め補強層を覆う自己融着テープ層を備える。
油止め層として、絶縁層から導体引出棒にかけて油止め本体層を設け、油止め本体層の両端部に油止め補強層を設けることで、油止め層の端部から油が浸入することを防止できる。また、剥離防止層として、油止め補強層を覆う自己融着テープ層を設けることで、油止め層の両端部が剥離することを防止できる。上記構成によれば、導体部と導体引出棒との接続部に対して、油止め層で油止めを行い、かつ剥離防止層で油止め層の端部からの油の浸入経路が形成されることを防止できるため、上記接続部の油密性を向上できる。
自己融着テープ層を構成する自己融着テープは、自己融着テープ同士(以下、自己材同士ということがある)の粘着性を有するが、自己融着テープ以外の相手材との粘着性は有しない。つまり、自己融着テープは、自己材同士は粘着状態で密着して一体化するが、相手材とは粘着状態では密着しない。よって、剥離防止層として、自己融着テープを巻回して形成される自己融着テープ層を用いることで、油止め補強層に対して剥離防止層を形成し易い。なお、自己融着テープを巻回して形成された自己融着テープ層は、自己融着テープ同士が粘着状態で密着していたとしても、自己融着テープを巻回したときの外形は保たれる。
(2)上記終端接続部の一形態として、前記剥離防止層は、更に収縮チューブを備えることが挙げられる。
収縮チューブは、熱収縮性を備えており、外部から加熱することで全体が収縮し、その内側に位置する層の締め付けを行う。よって、収縮チューブを備えることで、収縮チューブの内側に位置する層を第一境界部・第二境界部により密着でき、油止め層の両端部が剥離することを防止し易く、油密性をより向上できる。
(3)剥離防止層に収縮チューブを備える上記終端接続部の一形態として、前記収縮チューブは、前記自己融着テープ層よりも外側に位置することが挙げられる。
収縮チューブによって、自己融着テープ層を第一境界部・第二境界部側に締め付けることができ、油密性をより向上できる。
(4)剥離防止層に収縮チューブを備える上記終端接続部の一形態として、前記剥離防止層は、更に膨潤防止層を備え、前記膨潤防止層は、前記自己融着テープ層と前記収縮チューブとの間に位置することが挙げられる。
自己融着テープ層の外側に膨潤防止層を設けることで、自己融着テープ層に油が接触することを防止でき、自己融着テープ層が膨潤することを防止できる。
(5)上記終端接続部の一形態として、前記油止め補強層は、前記第一境界部及び前記第二境界部にそれぞれ密着する水密テープ層を備えることが挙げられる。
水密テープ層を構成する水密テープは、水密テープ同士(以下、水密材同士ということがある)の粘着性を有すると共に、水密テープ以外の相手材との粘着性も有する。つまり、水密テープは、水密材同士が粘着状態で密着して一体化すると共に、相手材とも粘着状態で密着して一体化する。よって、油止め補強層として、水密テープを巻回して形成される水密テープ層を用いることで、第一境界部・第二境界部に油止め補強層を密着させ易く、油止め層の端部からの油の浸入を抑制し易い。
(6)上記終端接続部の一形態として、前記油止め本体層は、前記導体部に密着する水密テープ層と、前記水密テープ層の外周を覆う硬化性樹脂層とを備えることが挙げられる。
油止め本体層として、導体部に密着する水密テープ層を備えることで、導体部に油止め本体層を粘着状態で密着して一体化できるため、導体部と導体引出棒との接続部の油密性をより向上し易い。また、油止め本体層として、水密テープ層の外周に硬化性樹脂層を備えることで、水密テープ層を硬化性樹脂層により機械的に導体部側に押さえ付けることができ、例えば電力ケーブルが熱膨張したりして導体部に外方への圧力が作用した場合であっても、水密テープ層が外方に膨れることを防止できる。
(7)油止め層に水密テープ層と硬化性樹脂層とを備える上記終端接続部の一形態として、前記油止め本体層は、更に前記硬化性樹脂層の外側に収縮チューブを備えることが挙げられる。
収縮チューブによって水密テープ層及び硬化性樹脂層の双方を導体部側に締め付けることができ、油止め本体層を導体部により密着でき、油密性をより向上できる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る終端接続部の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は、同一名称物を示す。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
図1及び図2を参照して、実施形態1に係る終端接続部1を説明する。
〔終端接続部〕
≪全体構成≫
実施形態1の終端接続部1は、図1に示すように、電力ケーブル100の導体部11と絶縁層12とが段剥ぎされて露出されたケーブル端部10と、導体部11に電気的に接続される導体引出棒20と、ケーブル端部10及び導体引出棒20を収容する碍管50とを備える。碍管50の内部には、電気絶縁性能を確保するために、絶縁油59が充填されている。導体部11と導体引出棒20との接続部には、絶縁油59に対して油密にシールする油止め構造30が設けられている。実施形態1の終端接続部1は、油止め構造30に十分な油密性を確保できる構成を備える点を特徴の一つとする。以下、終端接続部1の構成について詳しく説明する。
≪ケーブル端部≫
電力ケーブル100は、交流送電用の電力ケーブルであり、図1に示すように、導体部11と、導体部11の外周に形成された絶縁層12と、絶縁層12の外周に形成された遮蔽層14とを備え、シース15で被覆されている。絶縁層12の内周部分には内部半導電層(図示せず)、外周部分には外部半導電層13がそれぞれ設けられている。電力ケーブル100の端部(ケーブル端部10)は、段剥ぎ処理され、導体部11、絶縁層12、外部半導電層13、遮蔽層14が露出される。導体部11の先端には導体引出棒20が圧縮接続される。
≪導体引出棒≫
導体引出棒20は、図1に示すように、露出された導体部11に接続され、後述する碍管50の上側端部から外方に引き出される。碍管50から引き出された導体引出棒20の先端部には、電力機器のリード導体(図示せず)が接続され、導体引出棒20を介してリード導体と導体部11とが電気的に接続される。
≪碍管≫
碍管50は、図1に示すように、ケーブル端部10及び導体引出棒20を収容し、その一端側(下側)からケーブル端部10が挿入され、他端側(上側)から導体引出棒20が引き出される管状の部材である。碍管50は、絶縁材料、例えば磁器、ゴム、プラスチック等から形成される。本例では、碍管50は、エポキシ碍管である。碍管50の上側端部には、導体引出棒20が挿通される挿通孔を有する蓋部52が取り付けられ、蓋部52により密閉されている。碍管50の下側端部には、取付フランジ53が取り付けられ、複数の支持部(図示せず)を介して架台(図示せず)に碍管50が固定される。碍管50の内部には、絶縁油59が充填されている。碍管50の下方には、ケーブル端部10が挿通される挿通孔を有するフランジ部54が取り付けられ、フランジ部54と碍管50とで絶縁油59の充填空間が形成される。フランジ部54の内周面には、絶縁油59の漏洩を防止するためのオイルストップパイプ55が設けられている。
≪油止め構造≫
油止め構造30は、図2に示すように、導体部11の外周を覆う油止め層31と、油止め層31の各端部の剥離を防止する剥離防止層36,36とを備える。油止め層31は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて配置される油止め本体層32と、油止め本体層32の各端部を覆う油止め補強層34とを備える。油止め補強層34は、油止め本体層32の一端部と絶縁層12との第一境界部340A、及び油止め本体層32の他端部と導体引出棒20との第二境界部340Bをそれぞれ覆う。剥離防止層36は、油止め補強層34を覆う。
(油止め本体層)
油止め本体層32は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて形成され、導体部11、絶縁層12、導体引出棒20の全てに対して密着する水密テープ層321と、水密テープ層321の外周に形成される硬化性樹脂層322と、硬化性樹脂層322の外周に形成される収縮チューブ323とを備える。
・水密テープ層
水密テープ層321は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、水密テープを突き合わせ巻きにより巻回して形成される。突き合わせ巻きとは、螺旋状にテープを巻き付ける際に、隣接するターンのテープの側縁同士が突き合わされた状態とする巻き方である。水密テープは、水密テープ同士(水密材同士)の粘着性を有する。そのため、突き合わされた水密テープの側縁同士が、時間の経過と共に粘着状態で密着し、水密テープ同士が一体化する。また、水密テープは、水密テープ以外の相手材との粘着性も有する。そのため、水密テープを巻回して形成された水密テープ層321は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて各部材(導体部11、絶縁層12、導体引出棒20)に粘着状態で密着して一体化する。つまり、水密テープ層321は、一つの塊状の部材で、絶縁層12から導体引出棒20にかけて上記各部材に一体化して配置される。よって、水密テープ層321は、導体部11と導体引出棒20との接続部に対して、導体部11の長手方向(沿層方向)からの絶縁油59の浸入を防止でき、かつ導体部11の長手方向と直交する方向からの絶縁油59の浸入を防止できる。水密テープ層321は、単層でも複数層でもよい。
水密テープ層321(水密テープ)の構成材料としては、ポリイソブチレン等が挙げられる。
・硬化性樹脂層
硬化性樹脂層322は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、水密テープ層321の外周面全域を被覆して形成される。硬化性樹脂層322は、硬化性樹脂と、ガラス繊維が編み込まれたテープとを含む。具体的には、硬化性樹脂層322は、上記テープを巻回して形成された巻回層と、硬化性樹脂とが積層した積層構造で構成される。この積層構造の形成方法については、後の〔終端接続部の組立方法〕の油止め層の形成にて詳述する。硬化性樹脂の構成材料としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂や、常温硬化性樹脂等が挙げられる。硬化性樹脂層322にガラス繊維を含むことで、硬化性樹脂層322の機械的強度を向上できる。硬化性樹脂層322は、水密テープ層321を導体部11側に機械的に押さえ付ける役割を果たす。この押さえ付けにより、電力ケーブル100が熱膨張したりして導体部11に外方への圧力が作用した場合には、この圧力によって水密テープ層321が外方に膨れることを抑制できる。
・収縮チューブ
収縮チューブ323は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、硬化性樹脂層322の外周面全域を被覆するように装着されている。収縮チューブ323は、熱収縮性を備えており、外部から加熱することで全体が収縮し、その内側に位置する層を締め付けることができる。この締め付けにより、水密テープ層321及び硬化性樹脂層322の双方を導体部11側に密着できる。
(油止め補強層)
油止め補強層34は、油止め本体層32の一端部と絶縁層12との第一境界部340A、及び油止め本体層32の他端部と導体引出棒20との第二境界部340Bにそれぞれ密着する水密テープ層341を備える。
・水密テープ層
水密テープ層341は、第一境界部340Aにおいて、油止め本体層32から絶縁層12にかけて、水密テープを突き合わせ巻きにより巻回して形成される。同様に、第二境界部340Bにおいて、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、水密テープを突き合わせ巻きにより巻回して形成される。水密テープについては、油止め本体層32で用いる水密テープと同様である。なお、第一境界部340Aに形成する水密テープ層341と、第二境界部340Bに形成する水密テープ層341とは、同じ構成としてもよいし、異なる構成(材質、巻回数、積層数等を異ならせる)としてもよい。水密テープ層341は、第一境界部340A・第二境界部340Bに対して、導体部11の長手方向(沿層方向)からの絶縁油59の浸入を防止でき、かつ導体部11の長手方向と直交する方向からの絶縁油59の浸入を防止できる。
(剥離防止層)
剥離防止層36は、油止め補強層34の外周に形成される自己融着テープ層361と、自己融着テープ層361の外周に形成される膨潤防止層362と、膨潤防止層362の外周に形成される収縮チューブ363とを備える。
・自己融着テープ層
自己融着テープ層361は、第一境界部340Aに形成された油止め補強層34の外周面全域を覆うように、油止め本体層32から絶縁層12にかけて、自己融着テープを重ね巻きにより巻回して形成される。重ね巻きとは、螺旋状にテープを巻き付ける際に、隣接するターンのテープの側縁同士を重ねる巻き方である。同様に、第二境界部340Bに形成された油止め補強層34の外周面全域を覆うように、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、自己融着テープを重ね巻きにより巻回して形成される。本例では、自己融着テープ層361は、油止め本体層32のうち、ほぼ硬化性樹脂層322の端部の位置まで覆っている。自己融着テープは、自己融着テープ(自己材)同士の粘着性を有する。そのため、自己融着テープを重ね巻きすることで、時間の経過と共に重なったテープの側縁同士が粘着状態で密着し、自己融着テープ同士が一体化する。なお、自己融着テープは、自己融着テープ以外の相手材とは粘着状態では密着しない。自己融着テープ層361は、油止め補強層34(水密テープ層341)を第一境界部340A・第二境界部340B側に押さえ付ける役割を果たす。つまり、自己融着テープ層361は、それ自体で油密性を有するものではなく、水密テープ層341を押さえ付けて、水密テープ層341を第一境界部340A・第二境界部340Bに密着させることで、水密テープ層341による油密性を向上させるものである。自己融着テープ層361は、単層でも複数層でもよい。
自己融着テープ層361(自己融着テープ)の構成材料としては、ブチルゴム等のブチル系樹脂、シリコーンゴム等のシリコーン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂等が挙げられる。
・膨潤防止層
膨潤防止層362は、絶縁油59で実質的に膨潤されない、又は自己融着テープよりも十分に膨潤量が小さい材質で、自己融着テープ層361が絶縁油59により膨潤することを抑制する機能を有する。膨潤防止層362は、第一境界部340A側において、油止め本体層32から絶縁層12にかけて、自己融着テープ層361の外周面全域を被覆するように形成されている。同様に、第二境界部340B側において、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、自己融着テープ層361の外周面全域を被覆するように形成されている。膨潤防止層362は、代表的には、フッ素樹脂テープにより構成される。フッ素樹脂テープの構成材料としては、ポリテトラフルオロエチレンが挙げられる。膨潤防止層362は、単層でも複数層でもよい。
本例では、膨潤防止層362は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、フッ素樹脂テープを重ね巻きにより巻回して形成されている。そのため、膨潤防止層362は、第一境界部340A・第二境界部340Bにおける自己融着テープ層361の外周面を覆うと共に、油止め本体層32の外周面を覆う。膨潤防止層362は、自己融着テープ層361や油止め本体層32との接着面に粘着層を有する。粘着層を有することで、相手材、特に自己融着テープ層361との密着性に優れる。自己融着テープ層361は、絶縁油59により膨潤する虞がある。膨潤防止層362は、自己融着テープ層361の外周面を保護することで、自己融着テープ層361が膨潤することを防止できる。
・収縮チューブ
収縮チューブ363は、第一境界部340A側において、油止め本体層32から絶縁層12にかけて、膨潤防止層362の外周面全域を被覆するように装着されている。同様に、第二境界部340B側において、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、膨潤防止層362の外周面全域を被覆するように装着されている。本例では、膨潤防止層362は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて形成されているため、収縮チューブ363も、絶縁層12から導体引出棒20にかけて装着されている。収縮チューブ363については、油止め本体層32で用いる収縮チューブ323と同様である。収縮チューブ363は、外部から加熱することで全体が収縮し、その内側に位置する層を締め付けることができる。剥離防止層36で用いる収縮チューブ363は、油止め構造30の最外層を構成する部材である。テープを巻回した層状の場合、テープの端部が剥離する虞がある。そのため、最外層に収縮チューブ363を装着することで、テープの巻端部の剥離を防止できる。本例では、この最外層の収縮チューブ363は、導体部11の長手方向に沿った長さを、膨潤防止層362の長さと同等としている。勿論、収縮チューブ363の上記長さを、膨潤防止層362の長さよりも長くしてもよい。
第一境界部340Aに形成された油止め補強層34を覆う剥離防止層36と、第二境界部340Bに形成された油止め補強層34を覆う剥離防止層36とは、同じ構成としてもよいし、異なる構成(各層の材質、巻回数、積層数を異ならせる)としてもよい。同じ構成とすることで、第一境界部340A側の剥離防止層36と、第二境界部340B側の剥離防止層36とで、同等の剥離防止の効果が得られる。
≪その他の構成≫
ケーブル端部10における絶縁層12の外周には、図1に示すように、ユニットゴム絶縁体60が装着されている。ユニットゴム絶縁体60は、碍管50内でケーブル端部10における電界を緩和する部材である。
〔終端接続部の組立方法〕
上述した実施形態1に係る終端接続部1の組立方法の一例を説明する。
図1に示すように、電力ケーブル100の端部を段剥ぎして、導体部11、絶縁層12、外部半導電層13、遮蔽層14を露出させる。露出させた導体部11の外周から導体引出棒20を嵌め合わせ、圧縮することで導体部11と導体引出棒20とを接続する。ケーブル端部10の下方において、フランジ部54及びオイルストップパイプ55を取り付けると共に、取付フランジ53を取り付ける。絶縁層12の外周にユニットゴム絶縁体60を装着する。
導体部11と導体引出棒20との接続部に油止め構造30を形成する。具体的には、図2に示すように、上記接続部に油止め本体層32、油止め補強層34を形成し、油止め補強層34を覆うようにそれぞれ剥離防止層36を形成する。
≪油止め層の形成≫
絶縁層12から導体引出棒20にかけて、水密テープを突き合わせ巻きにより巻回して、導体部11の外周に水密テープ層321を形成する。このとき、絶縁層12及び導体引出棒20における水密テープ層321を形成する領域を粗面化することが好ましい。この粗面化した領域に水密テープ層321を形成することで、水密テープ層321を構成する水密テープが粗面に食い込むため、アンカー効果により水密テープ層321をより絶縁層12や導体引出棒20に密着することができる。
次に、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、水密テープ層321の外周面全域に硬化性樹脂層322を形成する。硬化性樹脂層322は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて硬化性樹脂を刷毛で塗布、その硬化性樹脂の直上にガラス繊維が編み込まれたテープを重ね巻きにより巻回、このテープの直上に硬化性樹脂を刷毛で塗布、上記テープを巻回、…を繰り返し行うことで形成する。
次に、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、硬化性樹脂層322の外周面全域を被覆するように収縮チューブ323を装着する。収縮チューブ323を所定位置に装着したら、例えば温風ドライヤーで収縮チューブ323を加熱する。そうすると、収縮チューブ323が全体に亘って収縮し、内側に位置する水密テープ層321及び硬化性樹脂層322を内側に締め付ける。この締め付けにより、水密テープ層321は、水密テープ層321を構成する各水密テープが粘着状態で密着し、水密テープ同士の接着面が一体化する。また、水密テープ層321は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて各部材(導体部11、絶縁層12、導体引出棒20)に粘着状態で密着して一体化される。
油止め本体層32から絶縁層12にかけて、水密テープを突き合わせ巻きにより巻回して、油止め本体層32の一端部と絶縁層12との第一境界部340Aの外周に水密テープ層341を形成する。同様に、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、水密テープを突き合わせ巻きにより巻回して、油止め本体層32の他端部と導体引出棒20との第二境界部340Bの外周に水密テープ層341を形成する。このとき、油止め本体層32、絶縁層12、導体引出棒20における水密テープ層341を形成する領域を粗面化することが好ましい。この粗面化した領域に水密テープ層341を形成することで、水密テープ層341を構成する水密テープが粗面に食い込むため、アンカー効果により水密テープ層341をより油止め本体層32、絶縁層12、導体引出棒20に密着することができ、油止め本体層32の剥離を防止し易い。
≪剥離防止層の形成≫
第一境界部340Aに形成した水密テープ層341の外周面全域を覆うように、油止め本体層32から絶縁層12にかけて、自己融着テープを重ね巻きにより巻回して自己融着テープ層361を形成する。同様に、第二境界部340Bに形成した水密テープ層341の外周面全域を覆うように、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、自己融着テープを重ね巻きにより巻回して自己融着テープ層361を形成する。
第一境界部340Aに対する水密テープ層341及び自己融着テープ層361の形成、及び第二境界部340Bに対する水密テープ層341及び自己融着テープ層361の形成の順序は問わない。第一境界部340Aに対して水密テープ層341及び自己融着テープ層361を形成し、その後に第二境界部340Bに対して水密テープ層341及び自己融着テープ層361を形成してもよい。
次に、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、フッ素樹脂テープを重ね巻きにより巻回して、第一境界部340A側・第二境界部340B側のそれぞれに形成した自己融着テープ層361と、油止め本体層32との外周面全域に膨潤防止層362を形成する。この膨潤防止層362は、第一境界部340A側・第二境界部340B側のそれぞれに分離して形成してもよい。その場合、油止め本体層32の外周面には膨潤防止層362は形成されない。
次に、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、膨潤防止層362の外周面全域を被覆するように収縮チューブ363を装着する。収縮チューブ363を所定位置に装着したら、例えば温風ドライヤーで収縮チューブ363を加熱する。そうすると、収縮チューブ363が全体に亘って収縮し、内側に位置する自己融着テープ層361、膨潤防止層362を内側に締め付ける。この締め付けにより、剥離防止層36で覆った水密テープ層341は、水密テープ層341を構成する各水密テープが互いに粘着状態で密着し、水密テープ同士の接着面が一体化する。また、水密テープ層341は、油止め本体層32から絶縁層12又は導体引出棒20にかけて各部材(油止め本体層32、絶縁層12又は導体引出棒20)に粘着状態で密着して一体化される。同様に、上記締め付けにより、自己融着テープ層361は、自己融着テープ層361を構成する各自己融着テープが互いに粘着状態で密着し、自己融着テープ同士の接着面が一体化する。
以上により、導体部11と導体引出棒20との接続部に油止め構造30が形成される。
その後、気中終端接続部の場合には、ケーブル端部10の上端部側から碍管50を被せ、ガス中終端接続部の場合には、碍管50に対してケーブル端部10を押し上げて挿入する。碍管50の下端部を取付フランジ53に取り付けて、碍管50を架台に固定する。フランジ部54と碍管50とで形成される空間に絶縁油59を充填し、碍管50の上側端部に蓋部52を取り付けることで、碍管50に絶縁油59を有する終端接続部1となる。
〔効果〕
上述した実施形態1に係る終端接続部1は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて配置される油止め本体層32の両端部に油止め補強層34を備えると共に、油止め補強層34を覆う剥離防止層36を備えることで、油止め構造30に十分な油密性を確保できる。それは、導体部11に密着する部材、及び第一境界部340A・第二境界部340Bに密着する部材が、水密テープ層321,341であるため、水密テープ層321,341を構成する水密テープ同士(水密材同士)を粘着状態で密着して一体化できると共に、水密テープ層321,341を相手材である導体部11、及び第一境界部340A・第二境界部340Bに粘着状態で密着して一体化できるからである。そのため、導体部11の外周を覆う油止め本体層32、第一境界部340A・第二境界部340Bをそれぞれ覆う油止め補強層34の三か所において、導体部11の長手方向(沿層方向)からの絶縁油59の浸入を防止でき、かつ導体部11の長手方向と直交する方向からの絶縁油59の浸入を防止できることで、油止め構造30の油密性を向上できる。また、水密テープ層321,341を構成する水密テープが相手材との密着性に優れるため、相手材が複雑な面であったとしても、相手材に粘着状態で密着して一体化し易い点からも、油止め構造30の油密性を向上できる。
<実施形態2>
実施形態2では、直流送電用の電力ケーブルに用いられる終端接続部を説明する。実施形態2の終端接続部の基本的な構成は、実施形態1の終端接続部1と同様であり、導体部11と導体引出棒20との接続部に設けられる油止め構造30の構成部材の配置形態が異なる。以下、図3を参照して、実施形態2における油止め構造30を説明する。図3では、油止め構造30のみを示す。
実施形態2の油止め構造30も、実施形態1と同様に、導体部11と導体引出棒20との接続部に設けられ、油止め層31と剥離防止層36とを備える。油止め層31は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて配置される油止め本体層32と、油止め本体層32の各端部を覆う油止め補強層34とを備える。油止め補強層34は、油止め本体層32の一端部と絶縁層12との第一境界部340A、及び油止め本体層32の他端部と導体引出棒20との第二境界部340Bをそれぞれ覆う。剥離防止層36は、油止め補強層34を覆う。
(油止め本体層)
油止め本体層32は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて形成され、導体部11、絶縁層12、導体引出棒20の全てに対して密着する水密テープ層321と、水密テープ層321の外周に形成される自己融着テープ層324と、自己融着テープ層324の外周に形成される硬化性樹脂層322と、硬化性樹脂層322の外周に形成される収縮チューブ323とを備える。実施形態2の油止め本体層32は、水密テープ層321が、導体引出棒20の端面にのみ接着されている点と、水密テープ層321と硬化性樹脂層322との間に自己融着テープ層324を備える点が、実施形態1の油止め層と異なる。
水密テープ層321は、絶縁層12から導体引出棒20の端面にかけて、水密テープ層を突き合わせ巻きにより巻回して形成される。自己融着テープ層324は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、自己融着テープを重ね巻きにより巻回して形成される。自己融着テープについては、剥離防止層36で用いる自己融着テープと同様である。本例では、絶縁性確保のために、油止め本体層32に自己融着テープ層324を設ける。硬化性樹脂層322及び収縮チューブ323については、実施形態1と同様である。
(油止め補強層)
油止め補強層34は、油止め本体層32の一端部と絶縁層12との第一境界部340A、及び油止め本体層32の他端部と導体引出棒20との第二境界部340Bにそれぞれ密着する水密テープ層341を備える。水密テープ層341については、実施形態1と同様である。
(剥離防止層)
剥離防止層36は、油止め補強層34の外周に形成される自己融着テープ層361と、自己融着テープ層361の外周に形成される膨潤防止層362とを備える。本例では、膨潤防止層362は、ポリエチレンテープにより構成される。実施形態2の剥離防止層36は、主に収縮チューブを備えない点が、実施形態1の剥離防止層と異なる。
自己融着テープ層361については、実施形態1と同様である。膨潤防止層362は、第一境界部340A側において、油止め本体層32から絶縁層12にかけて、自己融着テープ層361の外周面全域を被覆するように、ポリエチレンテープを重ね巻きにより巻回して形成される。同様に、第二境界部340B側において、油止め本体層32から導体引出棒20にかけて、自己融着テープ層361の外周面全域を被覆するように、ポリエチレンテープを重ね巻きにより巻回して形成される。本例では、膨潤防止層362は、絶縁層12から導体引出棒20にかけて、ポリエチレンテープを巻回して形成されている。そのため、膨潤防止層362は、第一境界部340A側・第二境界部340B側における自己融着テープ層361の外周面を覆うと共に、油止め本体層32の外周面を覆う。膨潤防止層362を構成するポリエチレンテープは、自己融着テープ層361や油止め本体層32との接着面に粘着層を有しない。直流の場合、収縮チューブの内面の粘着層が有害となるため、粘着層を有しないポリエチレンテープを用いた。剥離防止層36で用いる膨潤防止層362は、油止め構造30の最外層を構成する部材となる。
実施形態2の油止め構造30も、実施形態1と同様に、導体部11と導体引出棒20との接続部に油止め本体層32、油止め補強層34を形成し、油止め補強層34を覆うようにそれぞれ剥離防止層36を形成することで、容易に製造できる。
<変形例>
実施形態1及び実施形態2では、碍管50に絶縁油59が充填されており、導体部11と導体引出棒20との接続部が、絶縁油59に浸漬されている例を説明した。その他に、碍管の上部に若干の気相部が設けられており、導体部と導体引出棒との接続部が、上記気相部中に位置する場合でも、上述した油止め構造30を好適に利用できる。碍管内には、絶縁油の温度による膨張・収縮による圧力変化を吸収し、碍管内の許容圧力を保つために、碍管の上部に気相部を設ける場合がある。導体と導体引出棒との接続部が気相部に位置する場合であっても、絶縁油が上記接続部に到達する虞がある。そのため、上記接続部には油止め構造30が必要となる。
1 終端接続部
100 電力ケーブル
10 ケーブル端部
11 導体部
12 絶縁層
13 外部半導電層
14 遮蔽層
15 シース
20 導体引出棒
30 油止め構造
31 油止め層
32 油止め本体層
321 水密テープ層
322 硬化性樹脂層
323 収縮チューブ
324 自己融着テープ層
34 油止め補強層
340A 第一境界部
340B 第二境界部
341 水密テープ層
36 剥離防止層
361 自己融着テープ層
362 膨潤防止層
363 収縮チューブ
50 碍管
52 蓋部
53 取付フランジ
54 フランジ部
55 オイルストップパイプ
59 絶縁油
60 ユニットゴム絶縁体

Claims (7)

  1. 導体部と前記導体部の外周に形成される絶縁層とが段剥ぎされて露出されたケーブル端部と、
    前記導体部に電気的に接続される導体引出棒と、
    前記ケーブル端部及び前記導体引出棒を収容すると共に、内部に絶縁油を有する碍管と、
    前記導体部と前記導体引出棒との接続部に設けられる油止め構造とを備える終端接続部であって、
    前記油止め構造は、
    前記導体部の外周を覆う油止め層と、
    前記油止め層の各端部の剥離を防止する剥離防止層とを備え、
    前記油止め層は、
    前記絶縁層から前記導体引出棒にかけて配置される油止め本体層と、
    前記油止め本体層の一端部と前記絶縁層との第一境界部、及び前記油止め本体層の他端部と前記導体引出棒との第二境界部をそれぞれ覆う油止め補強層とを備え、
    前記剥離防止層は、前記油止め補強層を覆う自己融着テープ層を備える終端接続部。
  2. 前記剥離防止層は、更に収縮チューブを備える請求項1に記載の終端接続部。
  3. 前記収縮チューブは、前記自己融着テープ層よりも外側に位置する請求項2に記載の終端接続部。
  4. 前記剥離防止層は、更に膨潤防止層を備え、
    前記膨潤防止層は、前記自己融着テープ層と前記収縮チューブとの間に位置する請求項3に記載の終端接続部。
  5. 前記油止め補強層は、前記第一境界部及び前記第二境界部にそれぞれ密着する水密テープ層を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の終端接続部。
  6. 前記油止め本体層は、
    前記導体部に密着する水密テープ層と、
    前記水密テープ層の外周を覆う硬化性樹脂層とを備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の終端接続部。
  7. 前記油止め本体層は、更に前記硬化性樹脂層の外側に収縮チューブを備える請求項6に記載の終端接続部。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006042421A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Exsym Corp 電力ケーブルの終端接続部
JP2015082872A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 株式会社ビスキャス 終端接続部の油止め構造

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