JP2018182792A - ステッピングモータおよび自動車 - Google Patents

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榮 藤谷
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Abstract

【課題】ステッピングモータへ供給される電流が遮断された後にも、ストッパとロータの接触部との接触状態を維持し、メータの指針を初期位置に保持すること。【解決手段】実施形態のステッピングモータは、ストッパと、所定の回転方向又は所定の回転方向に対して反対の回転方向に回転可能なロータと、コイルを有し、第1相における励磁ベクトルを形成する第1ステータと、コイルを有し、第2相における励磁ベクトルを形成する第2ステータとを備える。また、ロータはストッパと接触する接触部を有する。さらに、第2相における励磁ベクトルはストッパの位置に形成されている。そして、所定の回転方向又は反対の回転方向における、第1相における励磁ベクトルと、第2相における励磁ベクトルとが成す電気角は、90°より小さい。【選択図】図5

Description

本発明は、ステッピングモータおよび自動車に関する。
従来、メータにおける指針の初期位置を保証するために、モータにストッパを内蔵し、ロータが360度回動できない構造のステッピングモータが知られている。かかるステッピングモータでは、メータの電源停止時に、ロータを所定の方向に回転させてストッパとロータの接触部とを接触させ、指針を初期位置に合わせてからステッピングモータへ供給される電流を遮断する処理が行われる。
特開平8−182301号公報
しかしながら、従来のステッピングモータでは、供給される電流が遮断された後に、ストッパとロータの接触部とが離間して指針が初期位置からずれるという不具合が生じる場合がある。なぜなら、従来のステッピングモータでは、供給される電流が遮断された状態でも、構成部材である磁石と鉄との磁気作用に起因するごく微小なトルク、いわゆる「コギングトルク」がロータに働いており、かかるコギングトルクがロータの接触部をストッパから離間させる方向に働く場合があるからである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ステッピングモータへ供給される電流が遮断された後にも、ストッパとロータの接触部との接触状態を維持し、メータの指針を初期位置に保持することを目的とする。
本発明の一態様に係るステッピングモータは、ストッパと、ロータと、第1ステータと、第2ステータとを備える。前記ロータは、所定の回転方向又は当該所定の回転方向に対して反対の回転方向に回転可能である。前記第1ステータは、コイルを有し、第1相における励磁ベクトルを形成する。前記第2ステータは、コイルを有し、第2相における励磁ベクトルを形成する。また、前記ロータは前記ストッパと接触する接触部を有する。さらに、前記第2相における励磁ベクトルは前記ストッパの位置に形成されている。そして、前記所定の回転方向又は前記反対の回転方向における、前記第1相における励磁ベクトルと、前記第2相における励磁ベクトルとが成す電気角は、90°より小さい。
本発明の一態様によれば、ステッピングモータへ供給される電流が遮断された後にも、ストッパとロータの接触部との接触状態を維持し、メータの指針を初期位置に保持することができる。
図1は、実施形態に係るステッピングモータの斜視図である。 図2は、実施形態に係るステッピングモータの側断面図である。 図3は、実施形態に係るステッピングモータを構成するロータの斜視図である。 図4は、実施形態に係るステッピングモータに接続された制御部を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係るステッピングモータのA相ステータおよびB相ステータで形成される励磁ベクトルと、ストッパとの位置関係を模式的に示す図である。 図6は、実施形態に係る接触部に作用するコギングトルクの向きを示す図である。 図7は、実施形態に係るステータずらしの角度θの好ましい範囲を説明するための図である。 図8は、実施形態に係るA相ステータおよびB相ステータの電圧の波形の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係るステータずらしを補償する位相差の理論補正量を説明するための図である。 図10は、実施形態に係るA相とB相との位相差に対する角度誤差の測定結果を示す図である。 図11は、実施形態に係るステータずらしを補償する位相差の過補償量を説明するための図である。 図12は、実施形態に係るB−EMF波形の一例を示す図である。 図13は、実施形態の変形例1に係るステッピングモータのA相ステータおよびB相ステータで形成される励磁ベクトルと、ストッパとの位置関係を模式的に示す図である。 図14は、実施形態の変形例2に係るステッピングモータのA相ステータおよびB相ステータで形成される励磁ベクトルと、ストッパとの位置関係を模式的に示す図である。 図15は、実施形態の変形例3に係るステッピングモータのA相ステータおよびB相ステータで形成される励磁ベクトルと、ストッパとの位置関係を模式的に示す図である。 図16は、実施形態の変形例4に係るステッピングモータのA相ステータおよびB相ステータで形成される励磁ベクトルと、ストッパとの位置関係を模式的に示す図である。 図17は、実施形態の変形例5に係るステッピングモータのロータマグネットの着磁状態を模式的に示す図である。 図18は、実施形態の変形例6に係るステッピングモータのロータマグネットの着磁状態を模式的に示す図である。
以下、実施形態に係るステッピングモータについて図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<ステッピングモータの構成>
最初に、実施形態に係るステッピングモータの構成について説明する。図1および図2は、実施形態に係るステッピングモータ1を示している。図1は、実施形態に係るステッピングモータ1の斜視図であり、図2は、実施形態に係るステッピングモータ1の側断面図である。
ステッピングモータ1は、例えば図示しない指針式メータ(表示装置)における指針の回動を駆動するためのメータ用のステッピングモータであり、図2に示すように、ロータ10と、ステータ20と、エンドプレート30と、フロントプレート40とを備える。
ロータ10は、ステータ20の内部に回動可能に収容されている。ロータ10は、図2に示すように、シャフト11と、ロータマグネット12と、スリーブ13とを備える。
シャフト11は、アルミニウムと他の金属との合金で形成されたスリーブ13の軸心に圧入されて固定されている。円筒状のロータマグネット12は、ボンド磁石を射出成形して得られたものであり、スリーブ13の外周に装着されている。シャフト11は、ステッピングモータ1の回転軸を構成している。
また、ロータマグネット12は必要に応じて、その磁気特性を調整する(基本は、磁気特性を向上させるが、磁気的分布を調整する事もある。)為に、射出成型時に必要な直流磁場を掛け(着磁)、異方性の磁石にすることができる。
ステータ20は、互いに同様の構成を有する環状の第1ステータ(以下、A相ステータと呼称する)21と第2ステータ(以下、B相ステータと呼称する)22とを備える。かかるA相ステータ21とB相ステータ22とは軸方向に並べて配置されることで、軸方向に同軸上に積層され、ステータ20は両者で2相構造となっている。以下においては、A相ステータ21の内部構造についてまず説明し、続いてB相ステータ22の内部構造について説明する。
図2に示すように、A相ステータ21は、カップ状ヨーク(第1ヨーク)23aと、円板状ヨーク(第2ヨーク)24aと、ボビン25aと、コイル26aとを備える。
カップ状ヨーク23aは、カップ状の外形を有し、軟磁性体の鋼板で形成され、円板状ヨーク24aと軸方向(図2で上下方向)で離間するように組まれている。カップ状ヨーク23aは底板23abを有する。そして、かかる底板23abの中央部に形成された開口の周縁には、軸方向に突出する複数の極歯23aaが櫛歯状に形成されている。
円板状ヨーク24aは、円板状の外形を有し、軟磁性体の鋼板で形成され、円板状ヨーク24aの外周縁がカップ状ヨーク23aの内周面に嵌着されている。また、円板状ヨーク24aの中央部に形成された開口の周縁には、軸方向に突出する複数の極歯24aaが櫛歯状に形成されている。そして、カップ状ヨーク23aの極歯23aaと円板状ヨーク24aの極歯24aaとは、周方向に交互に噛み合わされている。
ボビン25aは、絶縁性の樹脂で形成され、ボビン25aの周縁の一部に端子台25aaが一体成形によって形成されている。また、コイル26aは、ボビン25aに巻回され、カップ状ヨーク23aと円板状ヨーク24aとの間であって極歯23aa、24aaの外周側に配置されている。
B相ステータ22は、A相ステータ21と同様、カップ状ヨーク(第1ヨーク)23bと、円板状ヨーク(第2ヨーク)24bと、ボビン25bと、コイル26bとを備える。
カップ状ヨーク23bは、カップ状の外形を有し、軟磁性体の鋼板で形成され、円板状ヨーク24bと軸方向で離間するように組まれている。カップ状ヨーク23bは底板23bbを有する。そして、かかる底板23bbの中央部に形成された開口の周縁には、軸方向に突出する複数の極歯23baが櫛歯状に形成されている。
円板状ヨーク24bは、円板状の外形を有し、軟磁性体の鋼板で形成され、円板状ヨーク24bの外周縁がカップ状ヨーク23bの内周面に嵌着されている。また、円板状ヨーク24bの中央部に形成された開口の周縁には、軸方向に突出する複数の極歯24baが櫛歯状に形成されている。そして、カップ状ヨーク23bの極歯23baと円板状ヨーク24bの極歯24baとは、周方向に交互に噛み合わされている。
ボビン25bは、絶縁性の樹脂部材で形成され、ボビン25bの外周部の一部に端子台25baが一体成形によって形成されている。また、コイル26bは、ボビン25bに巻回され、カップ状ヨーク23bと円板状ヨーク24bとの間であって極歯23ba、24baの外周側に配置されている。
そして、端子台25aaおよび端子台25baには複数の端子ピン27a〜27dが設けられ、端子ピン27a〜27dには、コイル26aの端末26aaおよびコイル26bの端末26baが絡げられて接続されている。
上記構成を有するA相ステータ21およびB相ステータ22は、樹脂により積層状態に一体に組み付けられて、モールド成形されている。以下、この樹脂を「モールド樹脂」と呼称する。このモールド樹脂50は、A相ステータ21の極歯23aaと極歯24aaとの間、およびB相ステータ22の極歯23baと極歯24baとの間に充填されている。
ここで、実施形態に係るステッピングモータ1は、図1に示すように、A相ステータ21とB相ステータ22とが、A相ステータ21のA相に対してB相ステータ22のB相の成す電気角90°から、所定の距離Lだけ周方向に相対的にずらして配置されている(以下、「ステータずらし」とも呼称する。)。
実施形態では、B相ステータ22に対して、A相ステータ21がCW(時計回り)方向に所定の距離Lだけ周方向にずらして配置されている。なお、以下において、CW回転またはCCW(反時計回り)回転と呼称する場合は、図1に示すように、シャフト11を手前に見た場合における回転方向とする。なぜなら、ステッピングモータ1は、通常はシャフト11の先端に指針を挿入した状態でメータに搭載され、シャフト11を手前に見た状態で用いられるからである。
かかるステータずらしは、例えば以下のように実施される。上述のモールド成形の際に、所定の距離Lを保証するように、A相ステータ21とB相ステータ22との位置関係をアジャストする位置決めピンが金型の中に用意されている。そして、A相ステータ21とB相ステータ22とに、それぞれかかる位置決めピンに対応する孔部(図示せず)を形成し、かかる孔部と位置決めピンとを係合した状態でモールド成形を行う。
これにより、ステッピングモータ1において、A相ステータ21とB相ステータ22とを、電気角90°から所定の距離Lだけ周方向に相対的にずらして配置させることができる。この所定の距離Lの詳細については後述する。
ステッピングモータ1の構成についての説明に戻る。ステッピングモータ1は、B相ステータ22側の一端部(図2では上端部)がエンドプレート30で閉塞され、A相ステータ21側の他端部(図2では下端部)がフロントプレート40で閉塞されている。
円形状のエンドプレート30は、上述のモールド樹脂50の一体成形により形成されている。エンドプレート30の中央部には、貫通孔(ロータ支持部)30aが形成されており、かかる貫通孔30aにシャフト11の一端部が貫通され、かつ回動可能に支持されている。
樹脂で形成された円形状のフロントプレート40は、A相ステータ21の円板状ヨーク24aに嵌着されるとともに、A相ステータ21のカップ状ヨーク23aにカシメ固定されている。フロントプレート40の中央部には貫通孔(ロータ支持部)40aが形成されており、かかる貫通孔40aにシャフト11が貫通され、かつ回動可能に支持されている。
また、フロントプレート40の外周部の一部には、径方向に突出する端子部40bが形成されている。かかる端子部40bはカップ状ヨーク23aの外周から外側に突出しており、端子部40bには、軸方向(図2で上下方向)に延びる複数の外部端子ピン41a〜41dが設けられている。
そして、外部端子ピン41a〜41dと端子ピン27a〜27dとのそれぞれの先端部同士は、抵抗溶接やレーザ溶接等の手段によって互いに固着され、固着接点42を介して電気的に接続されている。
ここで、実施形態のステッピングモータ1は、ロータマグネット12の一端面(図2では上端面)に、ロータマグネット12とは同心状に環状のストップ部14が形成されている。図3は、実施形態に係るステッピングモータ1を構成するロータ10の斜視図である。そして、図3に示すように、ストップ部14の外周部の一部には、径方向に突出する接触部14aが形成されている。
ストップ部14は、ロータマグネット12の射出成形時に一体成形で形成されている。ロータマグネット12は周方向に複数の磁極が並ぶように多極着磁されており、ロータマグネット12を着磁する際、同時にストップ部14も接触部14aを含めて着磁されている。
また、図2に示すように、エンドプレート30の所定箇所にはスタッド孔30bが形成されており、このスタッド孔30bに外側からストッパ(スタッドピン)60が挿通され、固定されている。ストッパ60は、非磁性金属によって形成されている。
ストッパ60は、エンドプレート30の内面(スリーブ13に対向する内面)よりも内側に突出している。そして、ロータ10が回動した場合、ストッパ60と、ロータマグネット12のストップ部14に形成されている接触部14aとが当接し、ロータ10の回動が制限されるようになっている。すなわち、ロータ10は、ストッパ60と接触する接触部14aを有する。
図4は、実施形態に係るステッピングモータ1に接続された制御部2を示すブロック図である。制御部2は、ステッピングモータ1のA相ステータ21のコイル26aと、B相ステータ22のコイル26bとに接続されている。
そして、制御部2は、コイル26a、26bによってステッピングモータ1の内部に形成される励磁ベクトルを制御し、励磁ベクトルを制御することによりロータ10の回動を制御する。制御部2は、ステッピングモータ1に内蔵されていてもよいし、ステッピングモータ1の外部に設けられていてもよい。
<ステッピングモータの電流遮断処理の概要>
続いて、実施形態に係るステッピングモータ1に供給される電流が遮断される際の処理(以下、「電流遮断処理」とも呼称する。)の概要について説明する。図5は、実施形態に係るステッピングモータ1の電流遮断処理におけるA相ステータ21およびB相ステータ22で形成される励磁ベクトルと、ストッパ60との位置関係を模式的に示す図である。
なお、ここで言う励磁ベクトルとは、コイル26a、26bに流す直流電流の合成でロータ10とステータ20で構成されたエアギャップ中につくられた磁界をいい、この磁界によりロータマグネット12を磁気的に安定な位置に停止させる静的なベクトルをいう。
また、本実施形態ではCW回転のステッピングモータ1について示しており、電流遮断処理は図5に示すようにCCW回転である回転方向R1で実施される。また、ステッピングモータ1は、CW回転させる場合に、A相がB相に対して約90°進んでいるステッピングモータである。
なお、ステッピングモータ1は、CW回転に限られず、CCW回転のステッピングモータでもよい。その場合、電流遮断処理について、回転方向R1と逆回転で実施することを前提で考える必要がある場合を除き、同様に考えればよい。
図5では、無負荷状態でA相ステータ21のコイル26aのみが正方向に励磁された状態における励磁ベクトル(力)の方向を、A相の+方向の軸としている。また、無負荷状態でB相ステータ22のコイル26bのみが正方向に励磁された状態における励磁ベクトル(力)の方向を、B相の+方向の軸としている。すなわち、A相による軸とB相による軸とで、2次元座標系が構成されている。そして、ストッパ60は、/B相に対応する位置に配置されている。
たとえば、コイル26aの正方向は、図4においてロータ10の径方向でかつ右方の外側に向いた方向であり、コイル26bの正方向は、図4においてロータ10の径方向でかつ上方の外側に向いた方向である。また、たとえば、A相の+方向は、図4においてロータ10の径方向でかつ右方の外側に向いた方向であり、B相の+方向は、図4においてロータ10の径方向でかつ上方の外側に向いた方向である。
ここで、図5に示すように、実施形態に係るステッピングモータ1では、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1(負方向)およびE3(正方向)と、B相ステータ22で形成される正負両方向の励磁ベクトルE0(負方向)およびE2(正方向)とは、互いに電気角で90°からずれた位置に形成される。
励磁ベクトルE0〜E3の具体的な配置は以下の通りである。B相ステータ22で形成される励磁ベクトルについては、ストッパ60に対応する位置に、/B相励磁である励磁ベクトルE0(以後、ストッパ励磁ベクトルE0とも呼称する。)が形成される。また、励磁ベクトルE0とは反対の向きに(すなわち、位相差は180°)、B相励磁である励磁ベクトルE2が形成される。
また、A相ステータ21で形成される励磁ベクトルについては、/A相励磁である励磁ベクトルE1(以後、第1励磁ベクトルE1とも呼称する。)が形成される。また、励磁ベクトルE1とは反対の向きに(すなわち、位相差は180°)、A相励磁である励磁ベクトルE3が形成される。
ここで、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1、E3のうち、ストッパ励磁ベクトルE0から所定の回転方向R1に回転させた励磁ベクトルである第1励磁ベクトルE1は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して90°より小さい電気角を成す。換言すると、所定の回転方向R1における、A相における励磁ベクトルE1と、B相における励磁ベクトルE0とが成す電気角は、90°より小さい。
具体的には、B相の軸に対して直交する軸である縦軸70と、第1励磁ベクトルE1との成す角度が電気角でθ(°)である場合、ストッパ励磁ベクトルE0と第1励磁ベクトルE1との成す電気角は90°−θである。換言すると、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1、E3は、縦軸70から所定の回転方向R1とは反対の回転方向に、電気角でθ(°)回転させた位置に設けられる。
かかる配置の励磁ベクトルE0〜E3は、図1で示したように、A相ステータ21とB相ステータ22とを、電気角90°から所定の距離Lだけ周方向に相対的にずらして配置したことにより実現される。換言すると、A相ステータ21とB相ステータ22とは、上述のステータずらしの角度θに対応する距離Lだけ周方向に相対的にずらして配置されている。
例えば、ステッピングモータ1が36ステップ、外径20(mm)であり、θ=4°とした場合、距離Lは4/360×(2π×10)/9=0.0775(mm)となる。すなわち、A相ステータ21とB相ステータ22とは、かかるA相ステータ21またはB相ステータ22の半径と、ステータずらしの角度θ(この場合、単位はラジアン)との積である距離Lだけ、周方向に相対的にずらして配置されている。
また、ステッピングモータ1が指針を表示するメータに搭載された場合、ストッパ60は、例えばメータの原点(例えば、メータのゼロ指示位置)に対応する位置に配置され、接触部14a(図3参照)は、例えばメータの指針に対応する位置に配置される。
そして、A相ステータ21のコイル26aとB相ステータ22のコイル26bとで形成される励磁ベクトルに、接触部14aが引っ張り込まれるようにロータ10(図2参照)が回動する。換言すると、励磁ベクトルの向きに対応した位置に向かって接触部14aが回動する。
上述の構成を有するステッピングモータ1の電流遮断処理の手順は以下の通りである。まず、ロータ10に回転方向R1のトルクがかかるように、コイル26a、26bが所定の励磁ベクトルを形成する。これにより、接触部14aは回転方向R1に回転してストッパ60に向かい、ストッパ60に到達して接触する。
ここで、かかる所定の励磁ベクトルとしては、例えば、最初に/B相励磁の励磁ベクトルE0が形成される。続いて、/A相励磁の励磁ベクトルE1、B相励磁の励磁ベクトルE2、A相励磁の励磁ベクトルE3、/B相励磁の励磁ベクトルE0の順に励磁ベクトルが形成される。そして、ロータ10を360°回転させ、確実に接触部14aをストッパ60に到達させるように、上述の励磁ベクトルE1、E2、E3、E0の励磁がくり返される。
なお、上述のようにくり返される励磁ベクトルは、励磁ベクトルE1、E2、E3、E0に限定されない。接触部14aが回転方向R1に回転してストッパ60に向かい、ストッパ60に到達するように構成されていれば、どのような励磁ベクトルが形成されてもよい。
そして、接触部14aがストッパ60に到達し、ストッパ励磁ベクトルE0が形成されて電流遮断処理が完了する。
ここで、電流遮断処理が完了し、外部からの電流が遮断された後においても、A相ステータ21の極歯23aaおよび極歯24aa(図2参照)と、B相ステータ22の極歯23baおよび極歯24ba(図2参照)は、それぞれ残留磁気を有する。すなわち、外部からの電流が遮断された後においても、ステッピングモータ1の内部には、残留磁気に起因する励磁ベクトルE0〜E3が形成されている。
これら残留磁気に起因する励磁ベクトルE0〜E3の磁力は比較的小さく、後述するロータ10を回転させるトルク成分を生じさせる。なお、後述するように、このようなトルク成分はコギングトルクのトルク成分となる。
この場合において、B相ステータ22で形成される励磁ベクトルE0、E2は、接触部14aと互いに逆向きである径方向の励磁ベクトルであり、接触部14aを縦軸70の方向に動かすコギングトルクのトルク成分は有しないことから、ストッパ60に接触する接触部14aを回動させることはない。
一方で、A相ステータ21で形成される励磁ベクトルE1、E3は、いずれも接触部14aを縦軸70の方向に動かすコギングトルクのトルク成分を有するため、ストッパ60に接触する接触部14aをCW方向またはCCW方向に回動させる場合がある。
具体的には、第1励磁ベクトルE1は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して回転方向R1の方向に位置するため、接触部14aを回転方向R1の方向に回転させるコギングトルクのトルク成分を有する。また、励磁ベクトルE3は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して回転方向R1とは反対の方向に位置するため、接触部14aを回転方向R1とは反対の方向に回転させるコギングトルクのトルク成分を有する。
ここで、ステッピングモータ1は、図5に示すように、ストッパ励磁ベクトルE0に対して第1励磁ベクトルE1が成す電気角が90°より小さく、ストッパ励磁ベクトルE0に対して励磁ベクトルE3が成す電気角が90°より大きい。すなわち、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1は接触部14aのより近くに位置している。
さらに、コギングトルクの絶対値に影響を与える励磁ベクトルの絶対値に関しては、第1励磁ベクトルE1の絶対値と、励磁ベクトルE3の絶対値とがほぼ等しい値である。したがって、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aを回動させるコギングトルクのトルク成分がより大きくなる。
図6は、実施形態に係る接触部14aに作用するコギングトルクの向きを示す図である。図6に示すように、かかる第1励磁ベクトルE1に起因するコギングトルクにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、接触部14aはストッパ60よりも回転方向R1の下流側に引き寄せられ、ストッパ60に押しつけられる。これにより、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
したがって、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、ストッパ60と接触部14aとの接触状態を維持し、メータの指針を初期位置に保持することができる。
そして、ステッピングモータ1をメータに搭載することにより、メータの電源が停止された後に、指針がメータのゼロ指示位置を超えてプラスに表示される現象を抑制できることから、指針表示の信頼性が高いメータを実現することができる。
また、ステッピングモータ1が搭載されるメータは、例えば、自動車に搭載される車載用のメータであるとよい。これにより、指針表示の信頼性が高いメータが搭載される自動車を実現することができる。また、かかる自動車は、ステッピングモータ1に電流を供給する外部電源を備えていても構わない。
<ステータずらしの角度について>
続いて、図7を参照しながら、上述のステータずらしの角度θの好ましい範囲について説明する。図7は、ステータずらしの角度θの好ましい範囲を説明するための図である。
ステッピングモータ1の製造工程において、ストッパ60を/B相に当接する所望の位置に配置するといっても、実際には公差が必要であり、すべてのステッピングモータ1でストッパ60をぴったり所望の位置に合わせることは難しい。そして、かかる公差を考慮した場合、図7に示すように、ストッパ60が所望の位置から回転方向R1の下流側にずれる場合(ストッパ60aに相当)と、所望の位置から回転方向R1の上流側にずれる場合(ストッパ60bに相当)とが考えられる。
ここで、下流側のストッパ60aの位置にずれた場合には、ストッパ60aと接触する接触部14aが、第1励磁ベクトルE1により近づき、励磁ベクトルE3からはより離れる。これにより、接触部14aを回転方向R1に回転させるコギングトルクのトルク成分がより大きくなる。したがって、ストッパ60aの位置にずれた場合には、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
一方で、上流側のストッパ60bの位置にずれた場合には、ストッパ60bと接触する接触部14aが、励磁ベクトルE3により近づき、第1励磁ベクトルE1からはより離れる。これにより、接触部14aを回転方向R1に回動させるコギングトルクのトルク成分が小さくなる。
そして、所望の位置(ストッパ60)に対するストッパ60bのずれ角αが、上述のステータずらしの角度θよりも大きくなると、第1励磁ベクトルE1に比べて、励磁ベクトルE3が接触部14aに近くなる。これにより、第1励磁ベクトルE1に比べて、励磁ベクトルE3のほうが接触部14aを回動させるコギングトルクのトルク成分がより大きくなることから、接触部14aはストッパ60bよりも回転方向R1の上流側に引き寄せられ、ストッパ60bからは離間してしまう。
すなわち、ステータずらしの角度θを、公差に起因するずれ角αよりも大きい値に設定することにより、接触部14aを回転方向R1に回転させるコギングトルクのトルク成分を維持することができるため、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
そして、ステッピングモータ1の製造工程において、かかる公差に起因する上述のずれ角αは、機械角で2°程度である。このαの値は、例えば、ステッピングモータ1が磁極数18極、基本ステップ角10°である場合、電気角では18°程度に相当する。
したがって、上述のステータずらしの角度θを電気角で0°<θ<20°の範囲に設定することにより、公差に起因してストッパ60の位置がずれた場合においても、ストッパ60とロータ10の接触部14aとの接触状態を安定して維持することができる。
<ステータずらしを補償する駆動方法>
続いて、図8〜図11を参照しながら、上述したステータずらしを補償するための、ステッピングモータ1の好ましい駆動方法について説明する。
従来の2相ステッピングモータでは、A相ステータとB相ステータとの位相差を電気角で90°になるように配置していることから、A相ステータに印加された電圧の波形に対して、B相ステータに印加された電圧の波形が位相差90°になるように設定することにより、ロータを円滑に回動させている。
しかしながら、実施形態に係るステッピングモータ1では、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差を電気角で90°からθだけずらして配置している。したがって、A相ステータ21に印加された電圧の波形に対して、B相ステータ22に印加された電圧の波形を位相差90°になるように設定した場合、ロータ10に回転ムラが発生する場合がある。
そこで、以下においては、ステータずらしを補償し、かかる回転ムラの発生を抑制するためのステッピングモータ1の駆動方法の詳細について説明する。図8は、実施形態に係るステッピングモータ1における、A相ステータ21およびB相ステータ22の電圧の波形の一例を示す図である。
なお、図5に示すように、ステッピングモータ1は、ロータ10を所定の回転方向R1とは反対方向のCW方向に回転させた場合に、A相がB相に対して約90°進んでいる。そこで、図8においても、ロータ10をCW方向に回転させた場合の電圧の波形について示している。
図8に示すように、A相ステータ21のコイル26aに印加された電圧の波形Vaに対して、B相ステータ22のコイル26bに印加された電圧の波形Vbは、位相差を電気角で90°遅らせた場合(図中のVb0に対応)よりも、さらに補正量θ’だけ遅らせている。換言すると、電圧の波形Vaに対する電圧の波形Vbの位相差は、90°よりも大きい値である90°+θ’に設定されている。
このように、ステッピングモータ1において、ロータ10をCW方向に回転させる場合に、A相のコイル26aの電圧の波形Vaに対するB相のコイル26bの電圧の波形Vbの位相差を90°よりも大きくすることにより、ロータ10の回転ムラを抑制することができる。
続いて、電圧の波形Vaに対する電圧の波形Vbの位相差を90°よりも大きくすることにより、ロータ10の回転ムラを抑制することができる理由について説明する。図9は、実施形態に係るステータずらしを補償する位相差の理論補正量を説明するための図である。上述のように、A相励磁の励磁ベクトルE3は、B相励磁の励磁ベクトルE2に近づくようにステータずらしの角度θ(°)だけずらして配置されている。
ここで、A相励磁の励磁ベクトルE3に対して、電気角でθ’=2θ(°)だけ遅らせた理論補正量の励磁ベクトルE4を、電圧の波形Vaにより励磁する。これにより、A相ステータ21のずらしに起因する励磁ベクトルE3と、電圧の波形Vaに起因する励磁ベクトルE4とが合成されて、B相に対して理論値である90°進んでいる理想的な合成励磁ベクトルE5となる。したがって、理論どおりのモータ状態が実現されるため、ロータ10の回転ムラを抑制することができる。
なお、合成励磁ベクトルE5の絶対値に関しては、この手法を取っても変わらない。すなわち、A相励磁の励磁ベクトルE3およびB相励磁の励磁ベクトルE2の絶対値と、合成励磁ベクトルE5の絶対値とはほぼ等しい値となる。理由は、ステータずらしの角度θが実質的に0°<θ<10°であるからである。
続いて、電圧の波形Vaと電圧の波形Vbとの位相差の補正量θ’の好ましい値について実際に評価した結果について示す。
評価に用いたステッピングモータ1は、車載用計器に用いられている外形;φ20mm×L14mm、36ステップ(ステップ角:10°)の2相クローポール型ステッピングモータであり、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差を電気角で90°からθ=4°だけずらして配置している。
また、本評価では、実際の指針(慣性モーメント:2.0gcm、アンバランス量:0.1gcm以下)をシャフト11に取り付け、約40deg/s(6.57rpm)の一定速度で回転している指針上の相対角度誤差を測定した。
なお、ここで言う「角度誤差」とは、1電気サイクル(機械角で40°)中の(|理論上の角度−実際の角度|max−|理論上の角度−実際の角度|min)/2の値を機械角で表した数値であり、この値が小さいほどロータ10が滑らかに回転することを示している。図10は、実施形態に係るA相とB相との位相差に対する角度誤差の測定結果を示す図である。
図10から、A相に印加された電圧の波形VaとB相に印加された電圧の波形Vbとの位相差によって、角度誤差が小さくなる最適位相差があることがわかる。そして、この実験結果は、ステータずらしの角度θがθ=4°の場合、電圧の波形Vaと電圧の波形Vbとの位相差が102°、すなわち補正量θ’が102°−90°=12°のときに最も滑らかにロータ10が回転することを示している。
この評価結果により、補正量θ’の最適値は、理論補正量2θ=8°よりも大きい値となることがわかった。この実験結果について、図11を用いて説明する。図11は、実施形態に係るステータずらしを補償する位相差の過補償量Δocを説明するための図である。
図11に示すように、A相励磁の励磁ベクトルE3に対して、電気角で2θ+Δoc(°)だけ遅らせた補正量θ’の励磁ベクトルE4aを、電圧の波形Vaにより励磁する。これにより、A相ステータ21のずらしに起因する励磁ベクトルE3と、電圧の波形Vaに起因する励磁ベクトルE4aとが合成されて、B相に対して最適な位相差を有する合成励磁ベクトルE5aとなる。
すなわち、実施形態では、補正量θ’を理論補正量2θよりさらに過補償量Δoc大きくした最適補正量2θ+Δocとすることにより、ステッピングモータ1のステータずらしを補償し、ロータ10の回転ムラの発生を抑制することができる。
例えば、過補償量Δocは、0°<Δoc<10°とするとよく、2°<Δoc<6°にするとさらによい。これにより、ロータ10の回転ムラの発生をさらに抑制することができる。
<ステータずらしの角度評価方法>
ここまで述べたように、実施形態では、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差を電気角で90°からずらして配置することにより、ストッパ60とロータ10の接触部14aとの接触状態を維持することができる。したがって、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差は非常に重要な要素である。そこで、以下においては、作製されたステッピングモータ1において、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差を評価する方法の一例について説明する。
まずは、ステップ数Sのステッピングモータ1を治具に固定して、さらにシャフト11に、慣性モーメントが大きく回転むらが小さい外部駆動源を同芯よく結合する。次に、かかる外部駆動源を一定の回転数N(rpm)で回転させる。
次に、ステッピングモータ1のA相ステータ21とB相ステータ22とから出力される、いわゆるB−EMF(Back ElectroMotive Force)波形を取り出す。図12は、実施形態に係るB−EMF波形の一例を示す図である。そして、A相ステータ21から出力されるB−EMF波形Waと、B相ステータ22から出力されるB−EMF波形Wbとの時間差Δt(ms)を測定する。
ここで、以下に示す式(1)から、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差ωを計算することができる。
ω=Δt/(1000/(N/60)/(S/4))×360 (°)・・・(1)
上述のいわゆるB−EMF法によると、磁気的要素を全周積分した代表値として、A相およびB相の誘導起電力が生成される特徴がある。そのため、かかる誘導起電力は各極歯23aa、23ba、24aa、24baの一つ一つの影響度を平均化したものと考えることができる。したがって、実施形態におけるA相ステータ21とB相ステータ22との位相差を議論する際には、非常に適している。
もちろん、外部駆動源との機械的連結をロスなく行ったうえで、外部駆動源の回転変動が無視できる程度の慣性モーメント効果を利用しながら、測定時の回転数Nを設定すれば、繰返し精度よく、位相差ωを測定することが容易である。また、B−EMF法には原則、直流分が重畳することがないので、直流成分による測定誤差が含まれることはない。
万が一、何らかの要因で、直流成分による重畳(いわゆるDCオフセット成分)が含まれる場合には、B−EMF波形WaおよびB−EMF波形Wbから、かかるDCオフセット成分を差し引いた波形での位相差を算出すればよい。
なお、位相差ωを測定する手法は上述のB−EMF法に限られない。例えば、A相のゼロクロス点でトリガをかけ、B相のゼロクロス点までの時間差をカウンタなどで測定し、かかる時間差を回転角に換算してもよい。
<変形例>
続いて、実施形態に係るステッピングモータ1の各種変形例について、図13〜図18を用いて説明する。図13は、実施形態の変形例1に係るステッピングモータ1のA相ステータ21およびB相ステータ22で形成される励磁ベクトルと、ストッパ60との位置関係を示す図であり、実施形態の図5に対応する図である。
かかる変形例1は、上述の実施形態と同様に、ロータ10をCW方向に回転させる場合に、A相がB相に対して約90°進んでいる。一方で、上述の実施形態(図5参照)と異なり、B相ステータ22で形成される正負両方向の励磁ベクトルE0、E2が、横軸71から所定の回転方向R1に、電気角でθ(°)回転された位置に設けられている。なお、横軸71は、図5に示した縦軸70に対して直交する軸である。
さらに、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1、E3は、縦軸70と重なるように設けられている。また、ストッパ60は上述の実施形態と同様、/B相に対応する位置に配置されている。
ここで、図13に示す変形例1においては、上述の実施形態と同様、/B相励磁の励磁ベクトルE0がストッパ励磁ベクトルである。さらに、A相における正負両方向の励磁ベクトルE1、E3のうち、ストッパ励磁ベクトルE0から所定の回転方向R1に回転させた第1励磁ベクトルE1は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して90°より小さい電気角を成している。
すなわち、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aのより近くに位置していることから、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aを回動させるコギングトルクのトルク成分がより大きい。
したがって、かかる第1励磁ベクトルE1に起因するコギングトルクにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、接触部14aはストッパ60よりも回転方向R1の下流側に引き寄せられ、ストッパ60に押しつけられる。
このように、A相ステータ21ではなく、B相ステータ22を所定の位置(横軸71に相当)からずらしたとしても、上述の実施形態と同様に、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
図14は、実施形態の変形例2に係るステッピングモータ1のA相ステータ21およびB相ステータ22で形成される励磁ベクトルと、ストッパ60との位置関係を示す図である。
この変形例2にかかるステッピングモータ1は、上述の実施形態および変形例1とは異なり、ロータ10をCW方向に回転させる場合に、B相がA相に対して約90°進んでいる、いわゆる逆合わせのステッピングモータである。そして、B相ステータ22で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1、E3が、縦軸70から所定の回転方向R1とは反対の回転方向に、電気角でθ(°)回転された位置に設けられている。
さらに、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE0、E2は、横軸71(図13参照)と重なるように設けられている。また、ストッパ60は、/A相に対応する位置に配置されている。
ここで、図14に示す変形例2においては、/A相励磁の励磁ベクトルE0がストッパ励磁ベクトルである。さらに、B相における正負両方向の励磁ベクトルE1、E3のうち、ストッパ励磁ベクトルE0から所定の回転方向R1に回転させた第1励磁ベクトルE1は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して90°より小さい電気角を成している。
すなわち、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aのより近くに位置していることから、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aを回動させるコギングトルクのトルク成分がより大きい。
したがって、かかる第1励磁ベクトルE1に起因するコギングトルクにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、接触部14aはストッパ60よりも回転方向R1の下流側に引き寄せられ、ストッパ60に押しつけられる。
このように、B相がA相に対して約90°進んでいる逆合わせのステッピングモータにおいて、B相ステータ22で形成される励磁ベクトルE1、E3を所定の位置(縦軸70に相当)からずらしたとしても、上述の実施形態および変形例1と同様に、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
図15は、実施形態の変形例3に係るステッピングモータ1のA相ステータ21およびB相ステータ22で形成される励磁ベクトルと、ストッパ60との位置関係を示す図である。
この変形例3にかかるステッピングモータ1は、上述の変形例2と同様に、ロータ10をCW方向に回転させる場合に、B相がA相に対して約90°進んでいる、いわゆる逆合わせのステッピングモータである。そして、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE0、E2が、横軸71から所定の回転方向R1に、電気角でθ(°)回転された位置に設けられている。
さらに、B相ステータ22で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1、E3は、縦軸70(図14参照)と重なるように設けられている。また、ストッパ60は、/A相に対応する位置に配置されている。
ここで、図15に示す変形例3においては、/A相励磁の励磁ベクトルE0がストッパ励磁ベクトルである。さらに、B相における正負両方向の励磁ベクトルE1、E3のうち、ストッパ励磁ベクトルE0から所定の回転方向R1に回転させた第1励磁ベクトルE1は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して90°より小さい電気角を成している。
すなわち、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aのより近くに位置していることから、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aを回動させるコギングトルクのトルク成分がより大きい。
したがって、かかる第1励磁ベクトルE1に起因するコギングトルクにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、接触部14aはストッパ60よりも回転方向R1の下流側に引き寄せられ、ストッパ60に押しつけられる。
このように、B相がA相に対して約90°進んでいる逆合わせのステッピングモータにおいて、A相ステータ21で形成される励磁ベクトルE0、E2を所定の位置(横軸71に相当)からずらしたとしても、上述の実施形態および変形例1、2と同様に、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
さらに、変形例2、3で示したように、B相がA相に対して約90°進んでいる、いわゆる逆合わせのステッピングモータである場合は、A相および/A相をB相および/B相と読みかえ、B相および/B相をA相および/A相と読みかえればよい。
したがって、変形例2および変形例3においては、ロータ10をCW方向に回転させる場合に、B相のコイル26bに印加された電圧の波形Vbに対して、A相のコイル26aに印加された電圧の波形Vaの位相差を90°よりも大きくすることにより、ロータ10の回転ムラを抑制することができる。
図16は、実施形態の変形例4に係るステッピングモータ1のA相ステータ21およびB相ステータ22で形成される励磁ベクトルと、ストッパ60との位置関係を模式的に示す図である。
かかる変形例4は、上述の実施形態とは異なり、CCW回転のステッピングモータ1について示しており、電流遮断処理は、図16に示すようにCW回転方向である回転方向R2で実施される。したがって、変形例4において、所定の回転方向は回転方向R2となる。また、変形例4にかかるステッピングモータ1は、CCW回転させる場合に、B相がA相に対して約90°進んでいる逆合わせのステッピングモータである。
そして、A相ステータ21で形成される正負両方向の励磁ベクトルE0、E2が、縦軸70から所定の回転方向R2に、電気角でθ(°)回転された位置に設けられている。また、B相ステータ22で形成される正負両方向の励磁ベクトルE1、E3は、横軸71(図13参照)と重なるように設けられている。また、ストッパ60は、A相に対応する位置に配置されている。
ここで、図16に示す変形例4においては、A相励磁の励磁ベクトルE0がストッパ励磁ベクトルである。さらに、B相における正負両方向の励磁ベクトルE1、E3のうち、ストッパ励磁ベクトルE0から所定の回転方向R2に回転させた第1励磁ベクトルE1は、ストッパ励磁ベクトルE0に対して90°より小さい電気角を成している。換言すると、回転方向R2における、A相における励磁ベクトルE0と、B相における励磁ベクトルE1とが成す電気角は、90°より小さい。
すなわち、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aのより近くに位置していることから、励磁ベクトルE3に比べて、第1励磁ベクトルE1のほうが接触部14aを回動させるコギングトルクのトルク成分がより大きい。
したがって、かかる第1励磁ベクトルE1に起因するコギングトルクにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、接触部14aはストッパ60よりも回転方向R1の下流側に引き寄せられ、ストッパ60に押しつけられる。
このように、CCW回転のステッピングモータ1において、電流遮断処理を回転方向R2で実施したとしても、上述の実施形態と同様に、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができる。
上述の実施形態では、A相ステータ21とB相ステータ22との位置を距離Lだけ周方向に相対的にずらすことにより、励磁ベクトルE0〜E3にステータずらしの角度θをつけている。一方で、A相ステータ21とB相ステータ22との位置を相対的にずらすのではなく、A相とB相とに対応するロータマグネット12の着磁状態を周方向に相対的にずらすことによっても、ステータずらしの角度θをつけることができる。以降においては、かかるロータマグネット12の着磁状態の具体例について示す。
図17は、実施形態の変形例5に係るステッピングモータ1のロータマグネット12の着磁状態を模式的に示す図である。図17では、ロータマグネット12のうち、シャフト11が突出する側(図では上側)の半分がA相ステータ21に対応するA相ロータマグネット12aであり、シャフト11が突出する側とは反対側(図では下側)の半分がB相ステータ22に対応するB相ロータマグネット12bである。
なお、図17では、一例として、ロータマグネット12は中心角を18等分した18極着磁である場合について示している。また、A相ロータマグネット12aとB相ロータマグネット12bとの間には、A相とB相の中立箇所12cが設けられる。
ここで、図17に示すように、変形例5では、ロータ10をCW回転させる場合、A相ロータマグネット12aがB相ロータマグネット12bより機械角で角度Δθ(°)相対的に遅らせるように、ロータマグネット12を着磁している。これにより、B−EMF波形で見た場合、図17に示したような着磁のずらしがないロータマグネット12と比較して、A相がB相より角度Δθだけ戻り、位相差は(90−Δθ×(S/4))(°)(S:ステップ数)となることから、位相差が90°以下となる。
すなわち、変形例5に示すように、A相とB相とに対応するロータマグネット12の着磁状態を周方向に相対的にずらすことにより、励磁ベクトルE0〜E3にステータずらしの角度θをつけることができる。
図18は、実施形態の変形例6に係るステッピングモータ1のロータマグネット12の着磁状態を模式的に示す図である。図18に示すように、変形例6は、ロータマグネット12の着磁に傾斜をつける、いわゆるスキュー着磁を行った例である。
変形例6においては、ロータ10をCW回転させる場合、B相ロータマグネット12bがA相ロータマグネット12aより機械角で角度Δθ(°)相対的に進ませるようにスキュー角を持たせて、ロータマグネット12を着磁している。これにより、変形例5と同様に、変形例6でも位相差を90°以下にすることができる。
すなわち、変形例6によれば、ロータマグネット12のスキュー着磁を行うことにより、励磁ベクトルE0〜E3にステータずらしの角度θをつけることができる。
なお、かかるΔθの値は、上述のA相ステータ21とB相ステータ22との位置を相対的にずらす場合と同様に、電気角で0(°)〜20(°)であるとよい。たとえば、外形;φ20mm、ステップ数Sが36、ロータマグネット12の外径がφ9mmのモータで、Δθ=10(°)の場合、周方向のずらし量は10/360×(π×(36/4))/9=0.0872(mm)となる。
上述したように、実施形態によれば、A相ステータ21とB相ステータ22との位置関係を電気角90°からずらして配置することにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、接触部14aはストッパ60よりも回転方向R1の下流側に引き寄せられ、ストッパ60に押しつけられる。これにより、接触部14aがストッパ60から離間することを抑制することができることから、供給される電流が遮断された後にも、ストッパ60と接触部14aとの接触状態を維持し、メータの指針を初期位置に保持することができる。
なお、上記の実施形態では、ダイレクト駆動型のステッピングモータ1について説明したが、減速器一体内蔵型モータ(ギアードモータ)に適用してもよい。一方で、上記の実施形態は、ダイレクト駆動型のステッピングモータに適用したほうが、より好ましい。
なぜなら、ダイレクト駆動型のステッピングモータ、特に計器用モータは、指示精度を確保するために軸受摺動損失トルクがきわめて小さく設定されていることから、第1励磁ベクトルE1に起因するコギングトルクが微小な値であったとしても、ストッパ60とロータ10の接触部14aとの接触状態を安定して維持することができるからである。
また、上記の実施形態では、ストッパ60を/B相もしくは/A相に対応する位置に配置したが、ストッパ60の配置はこれに限られない。例えば、ストッパ60をA相やB相に対応する位置に配置してもよい。
以上のように、実施形態に係るステッピングモータ1は、ストッパ60と、ロータ10と、第1ステータ(A相ステータ21)と、第2ステータ(B相ステータ22)とを備える。ロータ10は、所定の回転方向R1又は当該所定の回転方向R1に対して反対の回転方向R2に回転可能である。第1ステータ(A相ステータ21)は、コイル26aを有し、第1相(A相)における励磁ベクトルE1を形成する。第2ステータ(B相ステータ22)は、コイル26bを有し、第2相(B相)における励磁ベクトルE0を形成する。また、ロータ10はストッパ60と接触する接触部14aを有する。さらに、第2相(B相)における励磁ベクトルE0はストッパ60の位置に形成されている。そして、所定の回転方向R1又は反対の回転方向R2における、第1相(A相)における励磁ベクトルE1と、第2相(B相)における励磁ベクトルE0とが成す電気角は、90°より小さい。これにより、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、ストッパ60とロータ10の接触部14aとの接触状態を維持し、メータの指針を初期位置に保持することができる。
また、実施形態に係るステッピングモータ1において、反対の回転方向R2にロータ10を回転させる電圧が第1相(A相)のコイル26aに印加され、第1相(A相)のコイル26aに印加された電圧の波形Vaの位相に対する、第2相(B相)のコイル26bに印加された電圧の波形Vbの位相差は90°より大きい。これにより、連続動作時の回転ムラを改善することができる。
また、実施形態に係るステッピングモータ1において、電気角が90°よりステータずらしの角度θは小さく、周方向における、第1ステータ(A相ステータ21)と第2ステータ(B相ステータ22)のずらしの角度θは、0°より大きく20°より小さい。これにより、公差に起因してストッパ60の位置がずれた場合においても、ストッパ60とロータ10の接触部14aとの接触状態を安定して維持することができる。
また、実施形態に係るステッピングモータ1において、第1相(A相)のコイル26aに印加された電圧の波形Vaの位相に対する、第2相(B相)のコイル26bに印加された電圧の波形Vbの位相差は、90°と、ステータずらしの角度θを2倍した値(理論補正量2θ)と、過補償量Δocとの和である。これにより、連続動作時の回転ムラをさらに改善することができる。
また、実施形態に係るステッピングモータ1において、過補償量Δocは、0°より大きく10°より小さい。これにより、連続動作時の回転ムラをさらに改善することができる。
また、実施形態に係るステッピングモータ1において、第1ステータ(A相ステータ21)と第2ステータ(B相ステータ22)とは、第1ステータ(A相ステータ21)の半径又は第2ステータ(B相ステータ22)の半径とステータずらしの角度θの積(距離L)だけ周方向に相対的にずらして配置されている。これにより、A相ステータ21とB相ステータ22との位相差のずれを機械的に形成することができることから、ステッピングモータ1へ供給される電流が遮断された後にも、ストッパ60とロータ10の接触部14aとの接触状態を安定して維持することができる。
また、実施形態に係るステッピングモータ1は、メータの指針を回動させる。これにより、指針表示の信頼性が高いメータを実現することができる。
また、実施形態に係る自動車は、ステッピングモータ1と、指針を有するメータと、ステッピングモータ1に電流を供給する外部電源と、を備えても構わない。これにより、指針表示の信頼性が高いメータが搭載された自動車を実現することができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1 ステッピングモータ
2 制御部
10 ロータ
11 シャフト
12 ロータマグネット
13 スリーブ
14 ストップ部
14a 接触部
20 ステータ
21 A相ステータ
22 B相ステータ
23a、23b カップ状ヨーク
24a、24b 円板状ヨーク
25a、25b ボビン
26a、26b コイル
27a〜27d 端子ピン
30 エンドプレート
40 フロントプレート
41a〜41d 外部端子ピン
42 固着接点
50 モールド樹脂
60 ストッパ
E0 ストッパ励磁ベクトル
E1 第1励磁ベクトル
Va、Vb 電圧の波形

Claims (8)

  1. ストッパと、
    所定の回転方向又は当該所定の回転方向に対して反対の回転方向に回転可能なロータと、
    コイルを有し、第1相における励磁ベクトルを形成する第1ステータと、
    コイルを有し、第2相における励磁ベクトルを形成する第2ステータと、
    を備え、
    前記ロータは前記ストッパと接触する接触部を有し、
    前記第2相における励磁ベクトルは前記ストッパの位置に形成されており、
    前記所定の回転方向又は前記反対の回転方向における、前記第1相における励磁ベクトルと、前記第2相における励磁ベクトルとが成す電気角は、90°より小さい、
    ステッピングモータ。
  2. 前記反対の回転方向に前記ロータを回転させる電圧が前記第1相のコイルに印加され、
    前記第1相のコイルに印加された電圧の波形の位相に対する、前記第2相のコイルに印加された電圧の波形の位相の差は90°より大きい、
    請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記電気角が90°よりステータずらしの角度は小さく、
    周方向における、前記第1ステータと前記第2ステータのずらしの角度は、
    0°より大きく20°より小さい、
    請求項1または2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記第1相のコイルに印加された電圧の波形の位相に対する、前記第2相のコイルに印加された電圧の波形の位相差は、
    90°と、前記ステータずらしの角度を2倍した値と、過補償量との和である、
    請求項3に記載のステッピングモータ。
  5. 前記過補償量は、
    0°より大きく10°より小さい、
    請求項4に記載のステッピングモータ。
  6. 前記第1ステータと前記第2ステータとは、
    当該第1ステータの半径又は当該第2ステータの半径と前記ステータずらしの角度の積だけ周方向に相対的にずらして配置されている、
    請求項3〜5のいずれか一つに記載のステッピングモータ。
  7. メータの指針を回動させる、
    請求項1〜6のいずれか一つに記載のステッピングモータ。
  8. 請求項7に記載のステッピングモータと、
    前記指針を有するメータと、
    前記ステッピングモータに電流を供給する外部電源と、
    を備える自動車。
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