JP2018181146A - 療法管理システム、療法管理プログラム - Google Patents

療法管理システム、療法管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】療法の初回適用を考慮した薬剤師の業務量を把握可能な療法管理システム及び療法管理プログラムを提供すること。【解決手段】療法管理システム10は、複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定処理部111と、前記処方データ及び前記判定処理部111による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力処理部112とを備える【選択図】図1

Description

本発明は、予め定められている療法に従った患者への抗がん剤などの薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務を管理可能な療法管理システム及び療法管理プログラムに関する。
病院等の医療機関では、予め定められている療法に従って抗がん剤などの薬剤が患者に投与されることがある。そして、当該医療機関では、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務に必要な薬剤師の人員を把握するために、療法の適用対象の患者名及び療法名などがカレンダーに記載されることがある。
ところで、ある療法の適用が患者にとって初回である場合には、薬剤師から患者に対してその療法の内容、副作用、生活上の注意などの説明が行われる。そのため、同じ療法が同じ人数に対して行われる場合であっても、その療法が初回の患者の数によってはその所要時間が大きく変動することになり、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務に必要な人員を正確に把握することは困難である。
本発明の目的は、療法の初回適用を考慮した薬剤師の業務量を把握可能な療法管理システム及び療法管理プログラムを提供することにある。
本発明に係る療法管理システムは、複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定処理部と、前記処方データ及び前記判定処理部による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力処理部とを備える。
本発明に係る療法管理プログラムは、複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定ステップと、前記処方データ及び前記判定ステップによる判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定ステップにより初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力ステップとをコンピュータに実行させるための療法管理プログラム。
本発明によれば、療法の初回適用を考慮した薬剤師の業務のスケジュールを管理可能な療法管理システム及び療法管理プログラムが提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る療法管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る療法管理システムで使用される療法履歴情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る療法管理システムで実行される療法管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る療法管理システムで表示される表示画面の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る療法管理システムで表示される表示画面の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[療法管理システム10]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る療法管理システム10は、サーバー1、クライアント端末2、及びプリンター3などを備える。前記サーバー1、前記クライアント端末2、及びプリンター3は、通信網4を介して無線又は有線で通信可能に接続される。前記通信網4は、LAN、WAN、インターネット、又はイントラネットなどである。また、前記サーバー1には、抗がん剤などの薬剤に関する処方データ及び患者の情報を示す患者データなどを前記サーバー1に入力する上位システム5が前記通信網4を介して接続される。前記上位システム5は、電子カルテシステム、オーダーリングシステム、又はレセプトシステムなどである。なお、前記サーバー1が前記上位システム5から前記処方データ及び前記患者データを能動的に読み出す構成であってもよい。
例えば、前記処方データには、患者情報(患者ID、患者氏名、身長、体重、体表面積など)、調製日、薬品情報(薬品コード、薬品名など)、用量、療法識別情報などが含まれる。前記療法識別情報は、例えば療法名(レジメン名)、療法ID、又は療法IDなどのように療法を識別可能な情報である。なお、前記処方データに、当該処方データに対応する療法の内容が含まれていてもよい。また、前記処方データには、医師情報、薬品容器の種類(薬液入りアンプル、薬液入りバイアル瓶、粉薬入りバイアル瓶、又は輸液バッグなど)、調製内容情報(混注作業に使用する薬品容器、注射器、注射針の種類及び本数等)、及び調製手順情報(作業内容、溶解薬、溶媒、溶解薬量、溶媒量、抜取量)、投薬日、処方箋区分、診療科、病棟などの情報が含まれていてもよい。なお、本実施形態では、前記サーバー1が前記上位システム5から前記処方データを取得する構成を例に挙げて説明するが、前記処方データと同様に少なくとも療法が示されたデータであれば、調製データ、注射箋、又は混注データなどのデータが取得されてもよい。
[プリンター3]
前記プリンター3は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2から前記通信網4を介して入力される印刷データに含まれる情報を紙などのシートに記録する印刷処理を実行可能なカラープリンター又はモノクロプリンターなどの画像形成装置である。例えば、病院又は薬局等の医療機関では、前記プリンター3によって前記処方データに基づく処方箋が印刷されることがある。また、前記プリンター3は、前記療法管理システム10において後述の療法管理画面P1(図4参照)と同様の情報の印刷に用いられてもよい。
[サーバー1]
前記サーバー1は、制御部11、記憶部12、通信I/F13、表示装置14、操作装置15、及びドライブ装置16などを備えるコンピュータである。なお、前記サーバー1は、前記療法管理システム10が使用される病院又は薬局等の医療機関の外部に設けられてもよい。また、前記サーバー1は、スマートフォン、タブレット端末、又はラップトップコンピューターなどの情報処理装置であってもよい。
前記制御部11は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部11は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部12は、前記制御部11によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。また、前記記憶部12には、プログラム記憶部121、マスター記憶部122、及び情報記憶部123が含まれる。
前記プログラム記憶部121は、後述の療法管理処理(図3参照)を前記制御部11に実行させるための療法管理プログラムなどが記憶される記憶領域である。
前記マスター記憶部122は、薬品マスター、患者マスター、薬剤師マスター、診療科マスター、及び療法マスターなどの各種のマスター情報が記憶される記憶領域である。例えば、前記薬品マスターには、各種の薬品について、薬品コード(YJコード等)、薬品名、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、薬品種、配合変化、賦形薬品、注意事項などの情報が含まれる。前記患者マスターには、各患者について、例えば患者名、患者ID、性別、年齢、飲酒有無、喫煙有無、及び病名などの情報が含まれる。前記診療科マスターには、前記療法管理システム10が使用される医療機関の各種の診療科の情報が含まれる。
前記療法マスターには、予め定められている各種の療法の内容を示す療法情報が含まれる。具体的に、前記療法情報には、療法に基づいて投与される薬品名、投与量(体表面積当り)、投与時間、投与日、及び1クールの長さなどの投与計画に関する情報が含まれる。また、前記上位システム5における前記処方データの生成時には、前記療法に対応する薬品などの情報と共に、前記療法情報を識別するための療法名などの療法識別情報が前記処方データに付与される。これにより、前記制御部11は、前記療法マスターと前記処方データとに基づいて、当該処方データに示される療法の内容を示す療法情報を特定することが可能である。
なお、前記制御部11は、前記マスター記憶部122に記憶されている各種のマスター情報を、前記上位システム5から取得する情報に基づいて随時更新可能である。また、前記制御部11は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2を用いたユーザー操作に応じて各種のマスター情報を編集することも可能である。
前記情報記憶部123は、前記処方データ、療法履歴情報D1などの各種の情報が記憶される記憶領域である。前記制御部11は、前記処方データを前記上位システム5から取得して前記情報記憶部123に蓄積して記憶させる。前記療法履歴情報D1は、患者各々への薬品の療法履歴を示す情報であり、前記制御部11は、例えば前記処方データに基づいて前記療法履歴情報D1を更新する。これにより、前記制御部11は、患者各々への薬品の療法履歴を把握することが可能である。
ここに、図2は、前記療法履歴情報D1の一例を示す図である。図2に示す前記療法履歴情報D1の例では、患者ID(患者の識別情報)、患者氏名(患者の識別情報)、投与日、療法名(療法の識別情報)、病棟、クール情報、計画診療科、計画医などの情報が患者ごとに対応付けて記憶されている。なお、病棟には、入院患者であるか外来患者であるかの情報も含まれ、入院患者については入院病棟の識別情報などが含まれる。前記療法履歴情報D1は、前記上位システム5から取得される前記処方データの他、調製データ、注射箋、又は混注データなどに基づいて前記制御部11によって更新されてもよい。また、前記制御部11は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2のユーザー操作に応じて任意に前記療法履歴情報D1を更新することが可能であってもよい。なお、本実施形態では、前記処方データの履歴内容が前記療法履歴情報D1として記録される場合を例に挙げて説明するが、前記処方データ各々の集合を前記療法履歴情報D1として捉えることも他の実施形態として考えられる。
前記通信I/F13は、前記通信網4を介して前記クライアント端末2、及び前記プリンター3などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示装置14は、前記制御部11からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作装置15は、前記サーバー1に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置15は、前記表示装置14に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置16は、前記療法管理プログラムが非一時的に記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体161から前記療法管理プログラムを読み取ることが可能である。前記記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。そして、前記サーバー1では、前記制御部11により、前記ドライブ装置16を用いて前記記録媒体161から読み取られた前記療法管理プログラムが前記記憶部12の前記プログラム記憶部121にインストールされる。
そして、前記サーバー1の前記制御部11は、判定処理部111及び出力処理部112を含む。具体的に、前記制御部11は、前記療法管理プログラムに従って後述の療法管理処理(図3参照)などの各種の処理を実行することにより前記判定処理部111及び前記出力処理部112として機能する。即ち、本実施形態では、前記サーバー1単体が本発明に係る療法管理システムである。また、前記サーバー1が、ユーザーによって操作される前記クライアント端末2を兼ねるスタンドアローン型の療法管理システムを構成するものであってもよい。なお、前記判定処理部111及び前記出力処理部112の一部又は全部が電子回路で構成されていてもよい。
また、前記サーバー1の機能の一部又は全部が前記クライアント端末2に設けられることも他の実施形態として考えられる。例えば、前記クライアント端末2に、前記療法管理プログラムの一部又は全部がインストールされており、前記クライアント端末2の前記制御部21が、前記サーバー1から必要な情報を適宜取得して、後述の療法管理処理(図3参照)を実行することも考えられる。この場合、前記クライアント端末2が本発明に係る療法管理システムの一例である。さらに、前記療法管理システム10において、前記サーバー1及び前記クライアント端末2が協働して後述の療法管理処理(図3)を実行することも考えられる。
前記判定処理部111は、複数の患者に対応する複数の処方データと、療法履歴情報D1に記憶されている当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する。より具体的に、前記処方データに示された療法の適用が初回である場合には、その療法について患者への説明が必要になるため、初回でない場合に比べて、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務の所要時間が長くなる。そこで、前記判定処理部111は、薬剤師の業務の所要時間を把握するため、前記療法履歴情報D1に基づいて、前記処方データに示された療法の適用が初回であるかを判定する。なお、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務には、薬剤の調剤業務及び療法の説明業務などが含まれる。また、前記調剤業務には、薬剤の取り揃え及び薬剤の調製などの業務が含まれる。なお、療法に従った患者への薬剤の投与は、注射、点滴、又は内服などによって行われる。
なお、前に前記処方データに示された療法に従った患者への投薬が行われてから予め設定された所定期間(6ヶ月、1年など)が経過しているために、その患者に対して療法の説明が必要な場合も考えられる。そのため、前回の療法の適用から前記所定期間が経過した後に当該療法が適用される場合にも、その療法の適用が初回であると判定されることも考えられる。
前記出力処理部112は、前記処方データ及び前記判定処理部111による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部111により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダー(図4のカレンダー表示部A12参照)を出力することが可能である。なお、前記出力処理部112は、前記クライアント端末2からの出力要求に応じて当該カレンダーを出力する。例えば、前記カレンダーの出力態様には、データ送信、表示、又は印刷が含まれる。具体的に、本実施形態において、前記出力処理部112は、前記カレンダーの表示に必要なデータを前記クライアント端末2に送信することにより当該クライアント端末2に当該カレンダーを表示させる。なお、前記出力処理部112は、前記表示装置14に前記カレンダーを表示することも可能である。また、前記出力処理部112は、前記カレンダーを前記プリンター3で印刷することも可能である。
また、前記出力処理部112は、前記処方データ及び前記判定処理部111による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部111により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示した療法リスト(図4のリスト表示部A13参照)を出力することも可能である。なお、前記出力処理部112は、前記クライアント端末2からの出力要求に応じて当該カ療法リストを出力する。例えば、前記療法リストの出力態様には、データ送信、表示、又は印刷が含まれる。具体的に、本実施形態において、前記出力処理部112は、前記療法リストの表示に必要なデータを前記クライアント端末2に送信することにより当該クライアント端末2に当該療法リストを表示させる。特に、本実施形態において、前記出力処理部112は、前記カレンダーと前記療法リストとを、前記クライアント端末2における同一画面上に並べて表示させる。なお、前記出力処理部112は、前記表示装置14に前記療法リストを表示することも可能である。また、前記出力処理部112は、前記療法リストを前記プリンター3で印刷することも可能である。
[クライアント端末2]
前記クライアント端末2は、制御部21、記憶部22、通信I/F23、表示装置24、操作装置25、及びドライブ装置26などを備えるパーソナルコンピュータである。前記クライアント端末2各々は、前記療法管理システム10が使用される医療機関に配置され、薬剤師などのユーザーによって操作される操作端末である。例えば、前記クライアント端末2は、前記医療機関において患者に投与される薬品を調剤する薬剤師などによって使用される。なお、前記クライアント端末2は、スマートフォン、タブレット端末、ラップトップコンピューターなどの情報処理装置であってもよい。
前記制御部21は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部21は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部22は、前記制御部21によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部22には、オペレーティングシステム(OS)及びブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記憶されるプログラム記憶部221が含まれる。前記ブラウザソフトは、前記通信網4を介して前記サーバー1にアクセスすることにより前記表示装置24に各種の操作画面などを表示させると共に、前記操作装置25を用いた前記操作画面に対する入力操作を前記サーバー1に伝達するためのアプリケーションソフトウェアである。例えば、前記制御部21は、前記ブラウザソフトにより表示される操作画面の所定位置に、前記サーバー1に対応するURL(Universal Resource Locator)などのアドレス情報が入力された場合に、該アドレス情報に基づいて前記サーバー1にアクセスする。
前記通信I/F23は、前記通信網4を介して前記サーバー1、及び前記プリンター3などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示装置24は、前記制御部21からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの表示部である。前記操作装置25は、前記クライアント端末2に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される操作部である。具体的に、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びマウス(ポインティングデバイス)を含む。また、前記操作装置25は、前記表示装置24に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含むものであってもよい。
前記ドライブ装置26は、前記OS又は前記ブラウザソフトなどが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体261から前記OS又は前記ブラウザソフトなどを読み取ることが可能である。前記記録媒体261は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。前記クライアント端末2では、前記制御部21により、前記ドライブ装置26を用いて前記記録媒体261から読み取られた前記OS又は前記ブラウザソフトなどが前記記憶部22の前記プログラム記憶部221にインストールされる。
そして、前記療法管理システム10では、前記サーバー1が、ユーザーによる前記クライアント端末2の操作に応じて、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務の予定などの情報を前記クライアント端末2に表示させる。なお、前記クライアント端末2は、前記サーバー1から送信されるデータに基づいて画面表示を制御し、又は前記サーバー1の記憶部11に記憶されているデータを参照して画面表示を制御する。また、前記サーバー1は、ユーザーによる前記クライアント端末2に対する操作入力を受付可能である。具体的に、本実施形態では、前記サーバー1及び前記クライアント端末2によりサーバクライアントシステムが構成されており、前記サーバー1が前記クライアント端末2のユーザー操作に応じて表示及び印刷などの処理を実行する場合について説明する。そのため、本実施形態において、以下に説明する「表示」、「操作」、「選択」、及び「入力」は、前記クライアント端末2の前記表示装置24及び前記操作装置25を用いて行われる。
ところで、ある療法の適用が患者にとって初回である場合には、薬剤師から患者に対してその療法の内容、副作用、生活上の注意などの説明が行われる。そのため、同じ療法が同じ人数に対して行われる場合であっても、その療法が初回の患者の数によってはその所要時間が大きく変動することになり、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務に必要な人員を正確に把握することは困難である。これに対し、本実施形態に係る療法管理システム10によれば、療法の初回適用を考慮した薬剤師の業務量を把握することが可能である。
[療法管理処理]
以下、図3のフローチャートを参照しつつ、前記サーバー1の前記制御部11によって実行される療法管理処理の一例について説明する。例えば、前記制御部11は、前記クライアント端末2を用いて、前記療法管理プログラムを実行させるための予め設定された特定の開始操作が行われた場合に、前記療法管理処理を実行する。なお、前記制御部11は、複数の前記クライアント端末2から前記療法管理プログラムの実行開始操作が行われた場合には、当該クライアント端末2各々に対応する前記療法管理処理を略並行して実行する。また、本発明は、前記サーバー1のようなコンピュータによって前記療法管理処理の一部又は全部のステップを実行する療法管理方法の発明として捉えてもよい。
<ステップS1>
ステップS1において、前記制御部11は、療法に従った患者への薬剤の投与に関して薬剤師によって行われる業務の予定を管理するための療法管理画面P1を前記クライアント端末2に表示させる。当該ステップS1の表示処理は、前記制御部11の出力処理部112によって実行される。具体的に、前記制御部11は、前記クライアント装置2に前記療法管理画面P1の表示データを送信することにより、前記クライアント装置2に前記療法管理画面P1を表示させる。なお、前記制御部11が、前記クライアント装置2に前記療法管理画面P1の表示に必要なデータを送信し、前記制御部21が、当該データに基づいて前記療法管理画面P1を表示することも考えられる。即ち、前記療法管理画面P1の生成及び更新は、前記サーバー1又は前記クライアント端末2のいずれで行われてもよい。
ここに、図4は、前記療法管理画面P1の一例を示す図である。図4に示されるように、前記療法管理画面P1には、検索表示部A11、カレンダー表示部A12、及びリスト表示部A13などが表示される。なお、前記療法管理画面P1では、前記クライアント端末2における所定のスクロール操作などに応じた情報のスクロール表示が可能であってもよい。
検索表示部A11では、前記リスト表示部A13の表示対象を特定するための検索条件の入力操作を受付可能である。具体的に、図4に示されている例では、表示の対象となる対象期間の開始日及び終了日が入力可能であると共に、外来の患者、入院の患者、及び療法の適用が初回である患者を対象とするか否かの選択操作を受付可能である。なお、その他、診療科、病棟、担当薬剤師などの各種の検索条件が設定可能であってもよい。
また、前記制御部11は、例えばマウス等のポインティングデバイスを用いた前記カレンダー表示部A12における日付の範囲指定操作を、前記検索表示部A11の開始日及び終了日への日付の入力操作として受け付ける。さらに、前記制御部11は、例えばマウス等のポインティングデバイスを用いて同一曜日の複数日を縦方向に選択するための操作を受け付け可能であり、その選択された同一曜日の複数日を表示対象(日付の範囲指定)として選択することが考えられる。なお、検索表示部A11には、前記検索条件に基づく検索処理の開始操作を受け付ける操作キーK1が表示されており、前記制御部11は、前記操作キーK1の操作に応じて検索処理を開始する。
前記カレンダー表示部A12は、前記リスト表示部A13と並べて同一の療法管理画面P1上に表示されている。前記カレンダー表示部A12には、前記処方データ及び前記判定処理部111による判定結果に基づいて、適用対象の患者数を示す投薬患者数と前記判定処理部111により初回の適用であると判定された患者数を示す初回患者数とが日付ごとに示されたカレンダーが表示されている。特に、前記カレンダー表示部A12では、各日付に対応する日付表示部A121において、前記投薬患者数及び前記初回患者数について、外来の患者と入院の患者とが識別可能な態様で示されている。より具体的に、前記カレンダー表示部A12では、前記投薬患者数における外来患者の前記投薬患者数と前記初回患者数とが上段に表示され、前記投薬患者数における入院患者の前記投薬患者数と前記初回患者数とが下段に表示される二段表示が行われている。
前記リスト表示部A13には、前記処方データ及び前記判定処理部111による判定結果に基づいて、適用対象の患者数を示す投薬患者数と前記判定処理部111により初回の適用であると判定された患者数を示す初回患者数とが日付ごとに示された療法リストが表示される。
具体的に、前記リスト表示部A13では、日付表示部A131、療法表示部A132、及び個別表示部A133がツリー構造で階層的に表示される。前記日付表示部A131には、適用対象の日付が示され、当該日付表示部A131の下層の前記療法表示部A132には、当該日付表示部A131の日付に適用(与薬)予定の療法が示される。また、前記療法表示部A132の下層の前記個別表示部A133には、当該療法表示部A132の療法が適用される患者の処方データの少なくとも一部が示される。なお、前記療法表示部A132及び前記個別表示部A133が前記処方データの少なくとも一部を示す詳細表示部の一例である。
そして、前記日付表示部A131には、日付が表示されると共に、当該日付に対応する前記投薬患者数及び前記初回患者数について外来患者数と入院患者数とが識別可能に表示される。例えば、図4の前記療法管理画面P1における前記リスト表示部A13の最上段には、「12/8(月)(外来:7−1 入院:6−2)」が表示されることにより、12月8日月曜日について、前記投薬患者数のうち外来患者数が7人、入院患者数が6人であり、前記初回患者数のうち外来患者数が1人、入院患者数が2人であることが示されている。なお、同様の内容が表示されれば、これらの情報の表示態様はここで説明する態様に限らない。さらに、前記日付表示部A131では、前記初回患者数が表示されず、前記投薬患者数のみについて外来患者数と入院患者数とが表示されることも他の実施形態として考えられる。
また、前記リスト表示部A13では、前記日付表示部A131に対応する前記療法表示部A132の展開の有無を切り替えるための操作キーK3と、前記療法表示部A132に対応する前記療法表示部A133の展開の有無を切り替えるための操作キーK4とが表示されている。なお、前記制御部11は、前記操作キーK3に代えて前記日付表示部A131の操作を受付可能であること、前記操作キーK4に代えて前記療法表示部A132の操作を受付可能であることも他の実施形態として考えられる。
前記療法表示部A132には、療法が示されると共に、当該療法に対応する前記投薬患者数及び前記初回患者数について外来患者数と入院患者数とが識別可能に表示される。例えば、図4の前記療法管理画面P1における最上段の前記療法表示部A132には、「ABC療法(外来:1−1 入院:2−1)」が表示されることにより、12月8日月曜日は、ABC療法について、前記投薬患者数のうち外来患者数が1人、入院患者数が2人であり、前記初回患者数のうち外来患者数が1人、入院患者数が1人であることが示されている。なお、同様の内容が表示されれば、これらの情報の表示態様はここで説明する態様に限らない。さらに、前記療法表示部A132では、前記初回患者数が表示されず、前記投薬患者数のみについて外来患者数と入院患者数とが表示されることも他の実施形態として考えられる。
前記個別表示部A133には、当該処方データについて、病棟、患者ID、患者氏名、クール情報、計画診療科、計画医などの情報が表示される。
また、前記リスト表示部A13には、前記リスト表示部A13の前記日付表示部A131、前記療法表示部A132、又は前記個別表示部A133に該当する前記処方データに示された療法の適用が初回である患者が存在するか否かを示す初回表示部A134が表示されている。前記制御部11は、前記日付表示部A131、前記療法表示部A132、又は前記個別表示部A133のうち現在展開されている最も下位の表示部について、前記処方データに示された療法の適用が初回である患者が存在するか否かを当該表示部に対応する前記初回表示部A134に表示させる。なお、前記日付表示部A131及び前記療法表示部A132に前記初回患者数が表示されて前記初回表示部A134の表示が省略されること、又は、前記初回表示部A134に療法の適用が初回の患者の有無が表示されて前記日付表示部A131及び前記療法表示部A132に前記初回患者数の表示が省略されることも他の実施形態として考えられる。
<ステップS2>
ステップS2において、前記制御部11は、前記検索表示部A11に入力された検索条件に基づく検索開始操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記検索表示部A11の操作キーK1が操作された場合に前記検索開始操作が行われたと判断する。ここで、前記検索開始操作が行われたと判断された場合(S2:Yes)、処理がステップS3に移行し、前記検索開始操作が行われていないと判断された場合(S2:No)、処理がステップS4に移行する。
<ステップS3>
ステップS3において、前記制御部11は、前記検索表示部A11による検索結果に基づいて前記療法管理画面P1を更新する。具体的に、前記制御部11は、前記検索表示部A11に入力された検索条件に合致する処方データを検索し、当該処方データに基づいて前記リスト表示部A13を更新する。なお、前記検索表示部A11に前記操作キーK1が表示されておらず、前記制御部11が、前記検索表示部A11に入力されている検索条件が変更される度に前記療法管理画面P1を更新することも考えられる。
<ステップS4>
ステップS4において、前記制御部11は、前記リスト表示部A13における前記日付表示部A131の展開切替操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記日付表示部A131に対応する操作キーK3が操作された場合に当該日付表示部A131の展開切替操作が行われたと判断する。ここで、前記日付表示部A131の展開切替操作が行われたと判断された場合(S4:Yes)、処理がステップS5に移行し、前記日付表示部A131の展開切替操作が行われていないと判断された場合(S4:No)、処理がステップS6に移行する。
<ステップS5>
ステップS5において、前記制御部11は、前記ステップS4で展開切替操作が行われたと判断された前記日付表示部A131に属する前記療法表示部A132の表示の有無を切り替える。
具体的に、前記制御部11は、前記日付表示部A131に対応する日付について前記療法表示部A132が表示されている状態で前記展開切替操作が行われると、前記療法表示部A132が非表示となる。また、前記日付表示部A131において、処方データに示された療法の適用が初めて行われる患者が含まれる場合には、当該日付表示部A131に対応する前記初回表示部A134に療法の適用が初回の患者が存在する旨(例えば「○」)が表示される。
一方、前記日付表示部A131に対応する日付について前記療法表示部A132が表示されていない状態で前記展開切替操作が行われると、前記日付表示部A131の下層に前記療法表示部A132が展開されて表示される。この場合、前記日付表示部A131に対応する前記初回表示部A134に療法の適用が初回の患者が存在する旨が非表示となり、療法の適用が初回の患者が存在する療法の前記療法表示部A132に対応する前記初回表示部A134に療法の適用が初回の患者が存在する旨が表示される。
<ステップS6>
ステップS6において、前記制御部11は、前記リスト表示部A13における前記療法表示部A132の展開切替操作が行われたか否かを判断する。具体的に、前記制御部11は、前記療法表示部A132に対応する操作キーK4が操作された場合に当該療法表示部A132の展開切替操作が行われたと判断する。ここで、前記療法表示部A132の展開切替操作が行われたと判断された場合(S6:Yes)、処理がステップS7に移行し、前記療法表示部A132の展開切替操作が行われていないと判断された場合(S6:No)、処理がステップS8に移行する。
<ステップS7>
ステップS7において、前記制御部11は、前記ステップS6で展開切替操作が行われたと判断された前記療法表示部A132に属する前記個別表示部A133の表示の有無を切り替える。
具体的に、前記制御部11は、前記療法表示部A132に対応する療法について前記個別表示部A133が表示されている状態で前記展開切替操作が行われると、前記個別表示部A133が非表示となる。また、前記療法表示部A132に対応する療法の適用が初めて行われる患者が存在する場合には、当該療法表示部A132に対応する前記初回表示部A134に療法の適用が初回の患者が存在する旨が表示される。
一方、前記療法表示部A132に対応する日付について前記個別表示部A133が表示されていない状態で前記展開切替操作が行われると、前記療法表示部A132の下層に前記個別表示部A133が展開されて表示される。この場合、前記療法表示部A132に対応する前記初回表示部A134に療法の適用が初回の患者が存在する旨が非表示となり、療法の適用が患者に対して初めて行われる処方データを示す前記個別表示部A133に対応する前記初回表示部A134に初回である旨が表示される。
<ステップS8>
ステップS8において、前記制御部11は、前記カレンダー表示部A12に表示されているカレンダーのうち任意の日付に対応する日付表示部A121が操作されたか否かを判断する。ここで、前記日付表示部A121が操作されたと判断された場合(S8:Yes)、処理がステップS9に移行し、前記日付表示部A121が操作されていないと判断された場合(S8:No)、処理は前記ステップS10に移行する。
<ステップS9>
ステップS9において、前記制御部11は、前記ステップS8で操作されたと判断された前記日付表示部A121に対応する日付における個別表示の有無を切り替える。具体的に、前記制御部11は、前記日付表示部A121について、外来及び入院各々の件数の合計を一段で表示させる一段表示と、外来及び入院各々の件数を個別に二段で表示させる二段表示との間で切り替える。例えば、前記ステップS8で操作されたと判断された前記日付表示部A121に対応する日付について外来及び入院各々の件数が個別に表示されている状態で、当該日付表示部A121が操作されると、外来及び入院各々の件数の合計が前記日付表示部A121に表示される。一方、前記ステップS8で操作されたと判断された前記日付表示部A121に対応する日付について外来及び入院各々の件数の合計が前記日付表示部A121に表示されている状態で、当該日付表示部A121が操作されると、外来及び入院各々の件数が個別に表示される。これにより、各日付について前記投薬患者数と前記初回患者数との合計を表示させることで前記カレンダー表示部A12に多くの日数を表示可能な状態と、各日付について前記投薬患者数と前記初回患者数とを外来及び入院ごとに区別して表示させる状態とを任意に切り替えることが可能となる。
ところで、前記カレンダー表示部A12に表示されているカレンダーでは、同一週に含まれる日付各々の前記日付表示部A121は横並びで表示される。そのため、同一週に含まれる前記日付表示部A121の表示態様に一段と二段とが混在していると、前記カレンダーが見づらくなる。そのため、前記制御部11は、図5に示されるように、前記制御部11は、前記ステップS9において、前記ステップS8で操作されたと判断された前記日付表示部A121に対応する日付の週について外来及び入院各々の件数が個別に表示されている状態で、当該日付表示部A121が操作されると、その週全体の日付各々について、外来及び入院各々の件数の合計を前記日付表示部A121に表示させる。一方、前記ステップS8で操作されたと判断された前記日付表示部A121に対応する日付について外来及び入院各々の件数の合計が前記日付表示部A121に表示されている状態で、当該日付表示部A121が操作されると、その週全体の日付各々について、外来及び入院各々の件数を個別に前記日付表示部A121に表示させる。
<ステップS10>
また、前記制御部11は、当該療法管理処理の実行終了操作が行われたか否かを判断し、前記実行終了操作が行われると(S10:Yes)、当該療法管理処理を終了させ、前記実行終了操作が行われていなければ(S10:No)、処理を前記ステップS2に戻す。
以上説明したように、本実施形態に係る前記療法管理システム10では、前記投薬患者数だけでなく前記初回患者数を考慮した薬剤師の業務量を容易に把握することが可能である。従って、薬剤師などのユーザーは、前記療法管理画面P1を参照することにより、各日付について、療法に従った患者への薬剤の投与に必要となる患者への説明時間などの有無を考慮して、各日付についての薬剤師の要員などを検討することが可能である。
[発明の付記]
以下、上述の実施形態から抽出される発明の技術的思想について付記する。また、以下に付記する各構成及び各処理機能を取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
[付記A1]
複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定処理部と、
前記処方データ及び前記判定処理部による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力処理部と、
を備える療法管理システム。
[付記A2]
前記カレンダーにおける前記日付欄各々において、前記患者数について入院患者数と外来患者数とが識別可能に示される、
付記A1に記載の療法管理システム。
[付記A3]
前記出力処理部は、前記処方データ及び前記判定処理部による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示した療法リストを出力可能である、
付記A1又は付記A2に記載の療法管理システム。
[付記A4]
前記療法リストに、日付が示される日付表示部と、当該日付表示部各々に対応する日付に投薬される患者の処方データの少なくとも一部を示す詳細表示部とが含まれており、
前記日付表示部各々には当該日付表示部の日付に対応する前記患者数が表示され、前記詳細表示部各々には当該詳細表示部の患者についての前記判定処理部による判定結果が表示される、
付記A3に記載の療法管理システム。
[付記A5]
前記出力処理部は、前記カレンダー及び前記療法リストを表示部に出力するものであって、前記日付表示部の操作に応じて当該日付表示部に対応する前記詳細表示部の表示の有無を切り替える、
付記A4に記載の療法管理システム。
[付記A6]
前記出力処理部は、前記カレンダーと前記療法リストとを同一画面上に並べて表示させる、
付記A3〜A5のいずれかに記載の療法管理システム。
[付記A7]
複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定ステップと、
前記処方データ及び前記判定ステップによる判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定ステップにより初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力ステップと、
をコンピュータに実行させるための療法管理プログラム。
1 サーバー
11 制御部
111 判定処理部
112 出力処理部
12 記憶部
13 通信I/F
14 操作装置
15 表示装置
16 ドライブ装置
2 クライアント端末
21 制御部
22 記憶部
23 通信I/F
24 操作装置
25 表示装置
26 ドライブ装置
3 プリンター
4 通信網
5 上位システム
10 療法管理システム

Claims (7)

  1. 複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定処理部と、
    前記処方データ及び前記判定処理部による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力処理部と、
    を備える療法管理システム。
  2. 前記カレンダーにおける前記日付欄各々において、前記患者数について入院患者数と外来患者数とが識別可能に示される、
    請求項1に記載の療法管理システム。
  3. 前記出力処理部は、前記処方データ及び前記判定処理部による判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定処理部により初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示した療法リストを出力可能である、
    請求項1又は2に記載の療法管理システム。
  4. 前記療法リストに、日付が示される日付表示部と、当該日付表示部各々に対応する日付に投薬される患者の処方データの少なくとも一部を示す詳細表示部とが含まれており、
    前記日付表示部各々には当該日付表示部の日付に対応する前記患者数が表示され、前記詳細表示部各々には当該詳細表示部の患者についての前記判定処理部による判定結果が表示される、
    請求項3に記載の療法管理システム。
  5. 前記出力処理部は、前記カレンダー及び前記療法リストを表示部に出力するものであって、前記日付表示部の操作に応じて当該日付表示部に対応する前記詳細表示部の表示の有無を切り替える、
    請求項4に記載の療法管理システム。
  6. 前記出力処理部は、前記カレンダーと前記療法リストとを同一画面上に並べて表示させる、
    請求項3〜5のいずれかに記載の療法管理システム。
  7. 複数の患者に対応する複数の処方データと当該患者各々に対応する療法履歴とに基づいて、当該患者各々について当該処方データに示された療法の適用が初回であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記処方データ及び前記判定ステップによる判定結果に基づいて、適用対象の患者数と前記判定ステップにより初回の適用であると判定された患者数とを日付ごとに示したカレンダーを出力可能な出力ステップと、
    をコンピュータに実行させるための療法管理プログラム。
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