JP2023082991A - 薬品管理システム及び薬品管理プログラム - Google Patents

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【課題】1つの容器に対する使用可能数が設定されている薬品の管理により適した薬品管理システム及び薬品管理プログラムを提供する。【解決手段】薬品管理システム10は、取得処理部111と、算出処理部112と、を備える。前記取得処理部111は、前記1つの容器に対する前記使用可能数が設定されている対象薬品を含む1以上のオーダーを取得する。前記算出処理部112は、前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用に必要な前記容器の数を表す必要数を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、1つの容器に対する使用可能数が設定されている薬品の管理に用いられる薬品管理システム及び薬品管理プログラムに関する。
関連技術として、ワクチン製剤等の医薬品について、適切な量、種類及び質の在庫及び患者へ投与を可能とするためのシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。関連技術に係るシステムは、一又は複数の医薬品の使用に際し該一又は複数の医薬品を一時的に収納する収納手段と、第一の識別子により前記一又は複数の医薬品を識別するとともに第二の識別子により前記収納手段を識別する識別手段と、前記識別手段により識別された、前記一又は複数の医薬品と前記収納手段と、を関連付けて記憶する記憶手段と、を備える。
関連技術に係る前記システムでは、前記医薬品は予防接種用ワクチンであり、前記収納手段は患者単位に設けられた予防接種トレイである。前記識別手段は、第三の識別子により前記患者を識別し、前記記憶手段は、前記識別手段により識別された、前記一又は複数の医薬品と前記収納手段と該医薬品(予防接種用ワクチン)が使用された前記患者と、を関連付けて記憶する。
特開2019-135633号公報
ところで、例えば予防接種用ワクチン等の(医)薬品においては、バイアル瓶等の容器1本に対して複数回使用分が収容されており、1本の前記容器に収容されている前記薬品が複数の患者に使用される場合がある。一例として、1本の前記容器に5回分の前記薬品が収容されている場合、例えば電子カルテシステム等から当該薬品を含むオーダーが5回入ったとしても、1本の前記容器で足りることになる。しかし、例えば前記システムが前記薬品の払出数を前記容器の数で管理するとすれば、上述のように5回の前記オーダーが入ると、前記システム上は前記容器を5つ払い出すこととなり、実際に使用される前記容器の数と乖離する可能性がある。
本発明の目的は、1つの容器に対する使用可能数が設定されている薬品の管理により適した薬品管理システム及び薬品管理プログラムを提供することにある。
本発明の一の局面に係る薬品管理システムは、薬品管理システムは、取得処理部と、算出処理部と、を備える。前記取得処理部は、前記1つの容器に対する前記使用可能数が設定されている対象薬品を含む1以上のオーダーを取得する。前記算出処理部は、前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用に必要な前記容器の数を表す必要数を算出する。
本発明の他の局面に係る薬品管理システムは、設定処理部を備える。前記設定処理部は、1つの容器に対する使用可能数が設定されている対象薬品に関して、前記使用可能数を設定する設定処理部を備える。
本発明の他の局面に係る薬品管理プログラムは、1つの容器に対する使用可能数が設定されている対象薬品を含む1以上のオーダーを取得する取得ステップと、前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用に必要な前記容器の数を表す必要数を算出する算出ステップと、
をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、1つの容器に対する使用可能数が設定されている薬品の管理により適した薬品管理システム及び薬品管理プログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムの一例を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで表示される表示画面の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで実行される薬品管理処理のうち特に設定処理に係る手順の一例を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで使用されるオーダーの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで実行される薬品管理処理のうち特に取得処理、算出処理、払出処理、及び出力処理に係る手順の一例を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで発行される注射処方箋の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで発行されるラベルの一例を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで出力される集計用の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで出力される別の集計用の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで実行される薬品管理処理のうち特に払出処理に係る手順の一例を説明するフローチャートである。 図11は、本発明の実施形態に係る薬品管理システムで発行される注射処方箋の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。また、下記の実施形態で説明する構成及び処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることも可能である。
[薬品管理システム10]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る薬品管理システム10は、サーバー1、払出装置2、プリンター3、及びクライアント端末4などを備える。前記サーバー1、前記払出装置2、前記プリンター3、及び前記クライアント端末4は、通信網NT1を介して無線又は有線で通信可能に接続される。前記通信網NT1は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、又はイントラネットなどを含む。また、前記サーバー1には、前記通信網NT1を介して上位システム5が接続される。前記薬品管理システム10は、前記サーバー1、前記払出装置2、前記プリンター3、及び前記クライアント端末4のうちの少なくとも一つについて、複数備えていてもよい。
前記薬品管理システム10のユーザーは、例えば病院、介護老人保険施設、又は薬局などの医療機関における薬剤師、医師、看護士、医療スタッフ、又は施設管理者などである。本実施形態では一例として、前記薬品管理システム10は、病院で用いられ、当該病院の薬剤師(病院薬剤師)が前記薬品管理システム10のユーザーであることとする。
前記薬品管理システム10は、少なくとも管理対象となる薬品(対象薬品)に関する情報を管理する機能を有している。前記対象薬品は、薬品(医薬品)のうち、1つの容器に対する使用可能数が設定されている、つまり、前記容器に前記使用可能数分だけ収容される特定の薬品である。本開示でいう「薬品」は、液状の薬品(薬液)、錠剤、及び粉状の薬品(粉薬)などを含む。本開示でいう薬品の「使用」は、薬品が注射薬である場合の「投与」(接種)、及び薬品が内服薬である場合の「服用」(経口投与)を含む。また、前記薬品は、「COVID-19」又はインフルエンザ等のワクチン、麻酔薬、抗がん剤、及びその他の様々な薬品を含む。本実施形態において、特に断りがない限り、前記薬品管理システム10での管理対象となる「対象薬品」は、「COVID-19」のワクチン(ワクチン製剤)であることとする。当該ワクチンは、液体であって、使用に際しては、生理用食塩水で希釈されてシリンジ(注射筒)に注入され、注射により患者に接種される。また、当該ワクチンは、解凍後、冷蔵保存されるため、前記対象薬品(ワクチン)に関しては、解凍後の保存期限などが定められ、当該保存期限内に使用することが求められる。つまり、本実施形態では、前記対象薬品はワクチン製剤を含む。
本開示でいう「容器」は、前記薬品を既定量だけ収容する種々の容器であって、例えば、薬液入りバイアル瓶、粉薬入りバイアル瓶、薬液入りアンプル、シリンジ又はカートリッジなどの様々な種類、及び大きさ(容量)の容器を含む。前記対象薬品は、1つの前記容器に前記使用可能数分収容されるので、前記対象薬品の1回の使用量をA〔mL〕とすれば、少なくともn(「n」は2以上の整数とする)×A〔mL〕以上の前記対象薬品が1つの前記容器に収容される。本実施形態において、特に断りがない限り、前記容器は、前記対象薬品であるワクチンがn回分(n回接種分)、つまり1回の前記対象薬品の1回の使用量をA〔mL〕とすればn×A〔mL〕以上収容される、バイアル瓶であることとする。
また、本開示でいう「患者」は、前記対象薬品が使用(接種、投与及び処方を含む)される対象となる人であって、入院患者及び外来患者を含む。ここで、前記対象薬品が(予防接種を目的とする)ワクチンであることから、前記患者は病気にかかっている人に限らない。本実施形態においては、特に断りがない限り、前記患者は、前記病院に入院している入院患者であることとする。
前記薬品管理システム10では、前記サーバー1が、ユーザーによる前記クライアント端末4の操作に応じて、患者各々についての薬歴などの各種の情報を前記クライアント端末4に表示させることが可能である。なお、前記クライアント端末4は、前記サーバー1から送信される表示データに基づいて表示画面を制御し、又は前記サーバー1に記憶されている各種のデータを参照して表示画面を制御する。また、前記サーバー1は、ユーザーによる前記クライアント端末4に対する操作入力を受け付け可能である。
具体的に、本実施形態では、前記サーバー1及び前記クライアント端末4によりクライアントサーバーシステムが構成されており、前記サーバー1が前記クライアント端末4のユーザー操作に応じて表示及び印刷などの各種の処理を実行する場合について説明する。そのため、本実施形態において、以下に説明する「表示」、「操作」、「選択」、及び「入力」等は、前記クライアント端末4を用いて行われるものとして説明する。なお、同様の表示及び操作などが前記サーバー1で行われてもよい。
前記上位システム5は、例えば電子カルテシステム、又はレジメンオーダーリングシステムなどの医療関連システムである。前記上位システム5は、前記薬品管理システム10とは別のシステムであって、前記薬品管理システム10と通信により連携可能であればよく、前記薬品管理システム10に対して「上位」の関係にあることは必須でない。そして、前記上位システム5は、前記患者への前記対象薬品の処方又は使用に関する処方データ、及び患者について行われた各種の検査の検査結果に関する検査データなどの入力を受け付け可能である。そして、前記上位システム5は、前記処方データ及び前記検査データなどを、ユーザー操作に応じて前記サーバー1に入力し、又は予め設定された締め処理時刻などの所定タイミングで自動的に前記サーバー1に入力する。また、前記サーバー1が前記上位システム5から前記処方データ及び前記検査データなどを能動的に読み出す構成であってもよい。前記上位システム5は複数設けられてもよく、さらに、複数の前記上位システム5は異なる種類のシステムを含んでもよい。なお、前記処方データ及び前記検査データの少なくとも一つは、前記クライアント端末4又は前記サーバー1に対するユーザーの操作により、前記薬品管理システム10に直接的に入力されてもよい。
ここで、前記処方データには、例えば患者データ、処方ID、薬品識別情報、使用日(投与日)、使用量(投与量)、用法、担当医師、担当薬剤師、診療科、病棟などの情報が含まれる。前記患者データには、例えば患者ID又は患者名(氏名)などのように個々の患者を識別するための患者識別情報、並びに、患者の年齢、性別、既往歴、処方薬履歴、飲酒の有無、喫煙の有無、家族情報、及び患者の身長、体重、体表面積等の身体情報など、患者に関する種々の情報が含まれる。前記使用日は、前記処方データに基づいて薬品が使用(接種又は経口投与)される日付(及び時刻)を示す。前記使用量は、前記処方データに基づいて使用される薬品の量を示す。
具体的に、前記処方データ各々は、1人の患者についての1日分の薬品に関する情報である。特に、本実施形態では、少なくとも1つの前記処方データは、前記対象薬品を含むこととする。つまり、前記処方データは前記対象薬品を含む「オーダー」の一例である。そのため、前記対象薬品を含む1以上の前記オーダー(前記処方データ)が、前記締め処理時刻などの所定タイミングで、前記上位システム5から前記薬品管理システム10の前記サーバー1に入力されることになる。
ところで、例えば予防接種用ワクチン等の薬品においては、バイアル瓶等の容器1本に対して複数回使用分が収容されており、1本の前記容器に収容されている前記薬品が複数の患者に使用される場合がある。本実施形態においても、1本の前記容器に、前記対象薬品であるワクチンがn回分収容されている。そのため、前記対象薬品を含む前記オーダーが、前記上位システム5から前記薬品管理システム10の前記サーバー1にn回入ったとしても、1本の前記容器で足りることになる。ただし、仮に前記薬品管理システム10が前記対象薬品の払出数を前記容器の数で管理するとすれば、上述のようにn回の前記オーダーが入ると、前記薬品管理システム10上は前記容器をn本払い出すこととなり、実際に使用される前記容器の数と乖離する可能性がある。
このような事情に鑑みて、本実施形態に係る前記薬品管理システム10は、1つ(1本)の前記容器に対する前記使用可能数が設定されている前記対象薬品の管理により適した構成を採用する。具体的には、図1に示すように、前記薬品管理システム10は、取得処理部111と、算出処理部112と、を備える。前記取得処理部111は、前記1つの容器に対する前記使用可能数が設定されている対象薬品を含む1以上のオーダーを取得する。前記算出処理部112は、前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用に必要な前記容器の数を表す必要数を算出する。
このような前記薬品管理システム10によれば、1つの前記容器に対する前記使用可能数が設定されている前記対象薬品の管理により適した前記薬品管理システム及び薬品管理プログラムを提供することができる。前記取得処理部111、及び前記算出処理部112の機能の詳細については、「[薬品管理方法]」以降で説明する。
[払出装置2]
前記払出装置2は、薬品の払出しに関する払出情報(払出データ)に基づいて、前記薬品の払い出しを行う。本実施形態では一例として、前記払出装置2は、アンプル又はバイアル瓶などに収容された状態の前記薬品の払出しを行うアンプル払出装置である。ここで、本実施形態では前記対象薬品は冷蔵保存されるワクチンであるので、前記払出装置2とは別の場所に保存されている。そのため、前記払出装置2は、前記対象薬品の払出しを行わず、その代わりに、注射処方箋Sh1又はラベルSh2などの帳票を発行する。すなわち、前記払出装置2は、前記対象薬品以外の前記薬品については直接的に払出しを行い、前記対象薬品については帳票を発行することで間接的に払出しを行う。
具体的には、前記払出装置2は、払出部21、帳票発行部22、通信I/F23、表示部24、及び操作部25などを備えている。前記払出装置2は、前記薬品管理システム10が使用される医療機関(本実施形態では病院)に配置され、前記ユーザー(本実施形態では薬剤師)によって使用される。本実施形態では、前記払出情報が、一人の患者に対応する処方箋の内容を示す前記処方データ、又は一人の患者に対応する処方箋の内容に基づく調剤用のデータである場合を例に挙げて説明する。
前記払出部21は、前記払出情報に基づいて、前記薬品の払出しを実行する。前記払出部21は、コンベアなどの搬送手段によって搬送されるトレイ上に、前記薬品を収容した前記アンプルの払出しを行う。基本的に、前記払出部21は、前記患者ごとに前記薬品の払出しを行い、同一の前記患者に使用される前記薬品を同一の前記トレイ上へ払い出す。ただし、上述したように前記払出部21は、前記対象薬品の払出しについては行わずに、前記対象薬品以外の前記薬品の払出しを実行する。
前記帳票発行部22は、前記払出情報に基づいて、前記対象薬品の帳票(前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2)を発行(印刷)する。前記帳票発行部22は、前記患者ごとに前記対象薬品の前記帳票を印刷し、当該帳票を当該患者の前記トレイ上に排出する。つまり、前記トレイには、同一の前記患者に使用される前記薬品、及び前記対象薬品の帳票が載せられる。前記ユーザー(薬剤師)は、少なくとも前記対象薬品に関する情報が記載された前記注射処方箋Sh1に従って、冷蔵保存されている前記対象薬品のピックアップを行う。また、前記ラベルSh2は、少なくとも前記対象薬品に関する情報が記載された貼付用のラベル(シール)であって、前記ユーザー(薬剤師)は、当該ラベルSh2を注射シリンジに貼り付ける。前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2の詳細については、「[薬品管理方法]」以降で説明する。
前記通信I/F23は、前記通信網NT1を介して前記サーバー1、前記プリンター3及び前記クライアント端末4などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示部24は、前記サーバー1からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの装置である。例えば、前記表示部24は、ブラウザソフトに従って各種の処理を実行することにより、前記サーバー1から受信する表示用データに基づいて、当該表示用データに基づく各種の情報を表示する。
前記操作部25は、前記払出装置2に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される装置である。具体的に、前記操作部25は、前記表示部24に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びポインティングデバイス(マウス等)を含む。また、前記操作部25は、前記表示部24に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含んでもよい。そして、前記操作部25は、前記ブラウザソフトに従って各種の処理を実行することにより、前記操作部25に対するユーザー操作を受け付け、当該ユーザー操作の内容を前記サーバー1に入力する。
また、前記払出装置2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びEEPROM(登録商標)等の制御機器、及びバーコードリーダーなどを更に備えていてもよい。前記バーコードリーダーは、前記薬品の種類を識別可能な薬品識別情報として、例えばJANコード、RSSコード又はQRコード(登録商標)などの読み取りを行う。なお、前記JANコード及び前記RSSコードは、一次元コード(バーコード、GS1コード)で表現される数値又は文字の情報であり、前記QRコード(登録商標)は、二次元コードで示される数値又は文字の情報である。
[プリンター3]
前記プリンター3は、前記サーバー1又は前記クライアント端末4から前記通信網NT1を介して入力される印刷データに含まれる情報を紙などのシートに記録する印刷処理を実行可能なカラープリンター又はモノクロプリンターなどの画像形成装置である。本実施形態においては、一例として、前記プリンター3は、病院の薬剤部(薬局)に設置されている。前記プリンター3では、例えば、前記処方データに基づく処方箋が印刷されることがある。また、前記プリンター3は、後述する集計表Sh3,Sh4の印刷にも用いられる。
[クライアント端末4]
前記クライアント端末4は、通信I/F41、表示部42及び操作部43などを備えるパーソナルコンピュータである。前記クライアント端末4は、前記薬品管理システム10が使用される医療機関(本実施形態では病院)に配置され、ユーザーによって操作される操作端末である。例えば、前記クライアント端末4は、前記医療機関において患者に投与される薬品を調製する薬剤師などによって使用される。なお、前記クライアント端末4は、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末、又はラップトップコンピュータなどの携帯(可搬)型の情報処理装置であってもよい。
前記通信I/F41は、前記通信網NT1を介して前記サーバー1、前記払出装置2、及び前記プリンター3などの外部機器との間で、予め定められた通信プロトコルに従って無線又は有線でデータ通信を実行するネットワークカード等を有する通信インターフェースである。
前記表示部42は、制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの装置である。例えば、前記表示部42は、ブラウザソフトに従って各種の処理を実行することにより、前記サーバー1から受信する表示用データに基づいて、当該表示用データに基づく各種の情報を表示する。
前記操作部43は、前記クライアント端末4に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される装置である。具体的に、前記操作部43は、前記表示部42に表示される各種の操作画面における入力操作を受け付けるキーボード及びポインティングデバイス(マウス等)を含む。また、前記操作部43は、前記表示部42に表示される各種の操作画面に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル、又は音声認識により各種情報の入力を受け付ける音声入力装置を含んでもよい。
また、前記クライアント端末4は、制御部及び記憶部などを更に備えている。前記制御部は、前記ブラウザソフトに従って各種の処理を実行することにより、前記操作部25に対するユーザー操作を受け付け、当該ユーザー操作の内容を前記サーバー1に入力する。
前記制御部は、CPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部は、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部は、前記制御部によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶部である。具体的に、前記記憶部には、オペレーティングシステム(OS)及び前記ブラウザソフトなどのアプリケーションプログラムが記憶されるプログラム記憶部が含まれる。前記ブラウザソフトは、前記通信網NT1を介して前記サーバー1にアクセスすることにより前記表示部42に各種の操作画面などを表示させると共に、前記操作部43を用いた前記操作画面に対する入力操作を前記サーバー1に伝達するためのアプリケーションソフトウェアである。例えば、前記制御部は、前記ブラウザソフトにより表示される操作画面の所定位置に、前記サーバー1に対応するURL(Universal Resource Locator)などのアドレス情報が入力された場合に、該アドレス情報に基づいて前記サーバー1にアクセスする。
具体的に、前記サーバー1は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)などのWebページ記述言語によって記述されたデータを前記クライアント端末4に送信することにより、前記クライアント端末4の表示部42に各種の画面を表示させる。また、前記クライアント端末4の前記制御部は、前記操作部43に対する操作入力に応じて前記サーバー1に操作信号を送信する。
[サーバー1]
前記サーバー1は、図1に示すように、制御部11、記憶部12、通信I/F13、表示部14、操作部15、及びドライブ装置16などを備えるコンピューターである。なお、前記サーバー1は、前記薬品管理システム10が使用される病院又は薬局等の医療機関の外部に設けられてもよい。また、前記サーバー1は、スマートフォン、タブレット端末、又はラップトップコンピュータなどの情報処理装置であってもよい。
前記制御部11は、前記クライアント端末4の前記制御部と同様の構成であって、CPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を有し、前記CPUを用いて、前記ROM、前記EEPROM、又は前記記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
前記記憶部12は、前記制御部11によって実行される各種の制御プログラム及び各種のデータが記憶されるハードディスク又はSSD等の不揮発性の記憶部である。また、前記記憶部12には、プログラム記憶部121、マスター記憶部122、及び情報記憶部123が含まれる。
前記プログラム記憶部121は、後述の薬品管理方法に係る各種処理を前記制御部11に実行させるための薬品管理プログラムなどが記憶される記憶領域である。なお、前記プログラム記憶部121には、オペレーティングシステム(OS)などのプログラムも記憶される。
前記マスター記憶部122は、例えば、前記薬品マスターM1、及び患者マスターなどの各種のマスター情報が記憶される記憶領域である。前記薬品マスターM1には、薬品ごとに対応する、薬品の種類(内服薬及び注射薬を含む)、薬品ID(YJコード等を含む)、薬品名、JANコード、RSSコード、薬瓶コード、剤形、単位、比重、配合変化、賦形薬品、注意事項、アレルギー情報、及び添付文書情報などの情報が含まれる。本実施形態では更に、前記薬品マスターM1には、前記対象薬品に対応する前記使用可能数が含まれる。前記患者マスターには、患者ごとに対応する、患者ID、患者名、年齢、性別、既往歴、処方薬履歴、飲酒の有無、喫煙の有無、家族情報、診療科、病棟、病室、及び担当医師などの情報が含まれる。
なお、前記マスター記憶部122に記憶されるマスター情報は、例えば前記ドライブ装置16によってコンピューター読み取り可能な記録媒体161から読み取られて、前記記憶部12に記憶される。各種のマスター情報は、前記記憶部12に予め記憶されていてもよいし、前記サーバー1が前記通信網NT1を介して外部装置から受信してもよい。前記制御部11は、前記マスター記憶部122に記憶されている各種のマスター情報を、前記上位システム5若しくはその他のシステムから取得する情報、又は前記ドライブ装置16を用いて記録媒体から読み取られる情報に基づいて、随時更新可能である。また、前記制御部11は、前記サーバー1又は前記クライアント端末4を用いたユーザー操作に応じて各種のマスター情報を編集することも可能である。
前記情報記憶部123は、前記処方データ(前記オーダー)、及び前記検査データなどの各種の情報が、患者ごとに対応付けて記憶される記憶領域である。前記制御部11は、前記上位システム5から入力される前記処方データ、及び前記検査データなどを患者に対応付けて前記情報記憶部123に蓄積して記憶させる。また、後述する集計情報などの前記制御部11にて生成される情報(データ)についても、前記情報記憶部123に記憶される。
前記制御部11は、前記上位システム5若しくはその他のシステムから取得する情報、又は前記サーバー1若しくは前記クライアント端末4にて記録媒体から読み取られる情報に基づいて、前記情報記憶部123内の各種のデータを更新する。さらに、前記制御部11は、前記クライアント端末4又は前記サーバー1に対するユーザーの操作により、前記薬品管理システム10に直接的に入力されるデータにより、前記情報記憶部123内の各種のデータを更新することが可能である。すなわち、前記制御部11は、前記サーバー1又は前記クライアント端末4を用いたユーザー操作に応じて、前記マスター記憶部122内の前記薬品マスターM1を編集(修正)可能である。
前記制御部11による前記情報記憶部123内の各種のデータの更新タイミングは、例えば、前記上位システム5等で新規のデータが発生した時、予め設定された時刻が到来した時、予め設定された時間間隔が経過した時、又はユーザーによる更新操作が行われた時などである。
前記通信I/F13は、前記通信I/F23と同様の構成であって、前記通信網NT1を介して前記クライアント端末4、前記プリンター3、及び前記払出装置2などの外部機器との間でデータ通信を実行する。前記通信I/F13は、前記上位システム5との間でもデータ通信を行う。
前記表示部14は、前記制御部11からの制御指示に従って各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどの装置である。前記操作部15は、前記操作部43と同様の構成であって、前記サーバー1に各種の情報を入力するためにユーザーによって操作される装置である。そして、前記制御部11は、前記操作部15に対するユーザー操作を受け付け、当該ユーザー操作の内容に応じて処理を実行する。
前記ドライブ装置16は、前記OS又は前記ブラウザソフトなどが非一時的に記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体161から前記OS又は前記ブラウザソフトなどを読み取る装置である。前記ドライブ装置16は、前記サーバー1に一体化されていてもよいし、前記サーバー1に対して取り外し可能に接続されることで前記サーバー1に外付けされてもよい。前記記録媒体161は、CD、DVD、BD、又はUSBメモリーなどであり、前記ドライブ装置16は、CDドライブ、DVDドライブ、BDドライブ、又はUSBポートなどである。前記サーバー1では、前記制御部11により、前記ドライブ装置16を用いて前記記録媒体161から読み取られた前記薬品管理プログラム又は前記OSなどが前記記憶部12の前記プログラム記憶部121にインストールされる。なお、前記薬品管理プログラムは、前記記憶部12に予め記憶されていてもよいし、前記サーバー1が前記通信網NT1を介して外部装置から受信してもよい。
ところで、前記サーバー1の前記制御部11は、図1に示すように、前記取得処理部111、前記算出処理部112、設定処理部113、出力処理部114、患者特定処理部115、払出処理部116、及び修正処理部117を含む。具体的に、前記制御部11は、前記薬品管理プログラムに従って後述の薬品管理方法に係る各種の処理を実行することにより、前記取得処理部111、前記算出処理部112、前記設定処理部113、前記出力処理部114、前記患者特定処理部115、前記払出処理部116、及び前記修正処理部117などの各種の処理部として機能する。すなわち、本実施形態では、前記サーバー1が前記薬品管理システム10の主要機能を具現化する。言い換えれば、本実施形態に係る前記薬品管理システム10は、前記サーバー1さえ備えていればよく、前記払出装置2、前記プリンター3、及び前記クライアント端末4などは、構成要素に含まなくてもよい。なお、前記制御部11は、複数のプロセッサーを備え、当該複数のプロセッサーのいずれかが前記各種の処理部として機能してもよい。また、前記各種の処理部の一部又は全部が電子回路で構成されていてもよい。
また、前記サーバー1の機能の一部又は全部が前記払出装置2と前記クライアント端末4との少なくとも一方に設けられることも、他の実施形態として考えられる。例えば、前記クライアント端末4に、前記薬品管理プログラムの一部又は全部がインストールされており、前記クライアント端末4の前記制御部が、前記サーバー1から必要な情報を適宜取得して、後述の薬品管理方法に係る各種の処理を実行することも考えられる。この場合、前記クライアント端末4が前記薬品管理システム10の主要機能を具現化する。さらに、前記薬品管理システム10において、前記サーバー1、前記払出装置2、及び前記クライアント端末4の2つ以上の装置が協働して、後述の薬品管理方法に係る各種の処理を実行することも考えられる。
前記取得処理部111は、前記処方データ(前記オーダー)を取得する取得処理(取得ステップ)を実行する。前記処方データは、少なくとも前記薬品管理システム10での管理対象となる前記対象薬品(ワクチン)を含む1以上の前記オーダーである。前記取得処理部111は、1以上の患者についての1以上の前記オーダー(前記処方データ)を取得可能である。具体的に、前記取得処理部111は、前記処方データを、前記情報記憶部123から読み出すことによって取得する。つまり、前記取得処理部111は、例えば前記上位システム5から前記サーバー1に入力されて前記記憶部12の前記情報記憶部123に記憶されている前記処方データを、前記情報記憶部123から取得する。
前記算出処理部112は、前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記必要数を算出する算出処理(算出ステップ)を実行する。前記必要数は、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用(接種)に必要な前記容器の数(本数)を表す値である。具体的に、前記算出処理部112は、前記取得処理部111で取得された前記1以上のオーダー(前記処方データ)と、前記マスター記憶部122内の前記薬品マスターM1にて特定される前記対象薬品の前記使用可能数とに基づいて、前記必要数を算出する。前記算出処理部112は、算出した前記必要数を前記情報記憶部123に出力することにより、前記情報記憶部123に前記必要数を書き込む。ここで、前記使用可能数は、1つ(1本)の前記容器から前記対象薬品を何回分取れるかを表す値である。つまり、前記対象薬品が1つの前記容器にn回使用分が収容されていると仮定すれば、当該対象薬品の前記使用可能数は「n」となる。
前記設定処理部113は、前記使用可能数を設定する設定処理(設定ステップ)を実行する。前記使用可能数は、1つ(1本)の前記容器から前記対象薬品を何回分取れるかを表す値であって、前記算出処理において、前記必要数を算出する際に使用される値である。具体的に、前記設定処理部113は、前記サーバー1又は前記クライアント端末4を用いたユーザー操作に応じて、前記マスター記憶部122内の前記薬品マスターM1における前記使用可能数を新規に設定(登録)、又は編集(修正)することで、前記対象薬品の前記使用可能数を設定する。ただし、前記使用可能数が前記薬品マスターM1に設定されることは必須ではなく、前記使用可能数は、前記薬品マスターM1とは別に設定されてもよい。例えば、前記マスター記憶部122又は前記情報記憶部123において、前記薬品マスターM1とは別に、前記対象薬品と前記使用可能数とが対応付けられて設定されていてもよい。この場合、前記設定処理部113は、前記薬品マスターM1外の前記使用可能数を設定する。
前記出力処理部114は、前記必要数を含む集計情報を出力する出力処理(出力ステップ)を実行する。つまり、前記出力処理部114は、前記算出処理部112で算出される前記必要数を含む前記集計情報を出力する。具体的に、前記出力処理部114は、例えば前記1以上のオーダー(前記処方データ)及び前記必要数に基づいて前記集計情報(集計データ)を生成し、当該集計情報を前記情報記憶部123に出力することにより、前記情報記憶部123に前記集計情報を書き込む。また、前記出力処理部114は、例えば前記情報記憶部123に記憶されている前記集計情報を読み出して、前記集計情報を含む印刷データを生成し、当該印刷データを、例えば前記プリンター3に出力し前記集計表Sh3,Sh4を印刷させることにより、前記集計情報を出力する。さらに、前記出力処理部114は、例えば前記情報記憶部123に記憶されている前記集計情報を読み出して、前記集計情報を含む表示画面を生成し、当該表示画面を、例えば前記クライアント端末4の前記表示部42等に表示させることにより、前記集計情報を出力する。つまり、本実施形態では、前記出力処理に係る「出力」の態様は、メモリー(前記記憶部12)への書き込み、及び前記ユーザーへの提示(詳細には「印刷」、「表示」など)を含んでいる。
ただし、前記出力処理に係る「出力」の態様は、メモリー(前記記憶部12)への書き込み、印刷、及び表示に限らず、例えば、音声出力、データ出力、他システム(他装置)への送信、データベースへの書き込み、及び前記記憶部12以外のメモリーへの書き込み等を含んでもよい。例えば、前記出力処理部114は、前記情報記憶部123に前記集計情報を書き込むだけでもよく、前記集計表Sh3,Sh4を前記プリンター3に印刷させることは必須ではない。反対に、前記出力処理部114は、前記集計表Sh3,Sh4を前記プリンター3に印刷させるだけでもよく、前記情報記憶部123に前記集計情報を書き込むことは必須ではない。また、前記出力処理部114は、前記薬品管理システム10以外の装置(前記上位システム5を含む)に、前記集計情報を出力してもよい。
前記患者特定処理部115は、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品について、各回使用分の患者を特定する患者特定処理(患者特定ステップ)を実行する。つまり、前記1以上のオーダーに複数回分の前記対象薬品が含まれている場合、当該複数回の使用の各々について、前記患者特定処理部115は、前記対象薬品が使用される対象となる患者を特定する。
前記払出処理部116は、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品について、各回使用分の払出しに関する払出情報を出力する払出処理(払出ステップ)を実行する。つまり、前記払出処理部116は、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の払出しに関する前記払出情報を出力する。具体的に、前記払出処理部116は、例えば前記1以上のオーダー(前記処方データ)及び前記必要数に基づいて前記払出情報(払出データ)を生成し、当該払出情報を前記情報記憶部123に出力することにより、前記情報記憶部123に前記払出情報を書き込む。また、前記払出処理部116は、例えば前記情報記憶部123に記憶されている前記払出情報を読み出して、前記払出情報を前記払出装置2に出力(送信)し、前記払出装置2に前記薬品(前記対象薬品を含む)の払出しを行わせる。ここで、前記払出装置2は、前記対象薬品については直接的に払出しを行わず、前記注射処方箋Sh1又は前記ラベルSh2などの帳票を発行する。
ただし、前記払出処理に係る「出力」の態様は、メモリー(前記記憶部12)への書き込み、及び前記払出装置2への出力に限らず、例えば、印刷、表示、音声出力、データ出力、他システム(他装置)への送信、データベースへの書き込み、及び前記記憶部12以外のメモリーへの書き込み等を含んでもよい。例えば、前記払出処理部116は、前記情報記憶部123に前記払出情報を書き込むだけでもよく、前記払出情報を前記払出装置2に出力することは必須ではない。反対に、前記払出処理部116は、前記払出情報を前記払出装置2に出力するだけでもよく、前記情報記憶部123に前記払出情報を書き込むことは必須ではない。また、前記払出処理部116は、前記薬品管理システム10以外の装置(前記上位システム5を含む)に、前記払出情報を出力してもよい。
前記修正処理部117は、前記算出処理部112で算出された前記必要数を修正する修正処理(修正ステップ)を実行する。つまり、前記算出処理部112が算出し前記情報記憶部123に記憶された前記必要数を、前記修正処理部117では、修正することが可能である。具体的に、前記修正処理部117は、前記サーバー1又は前記クライアント端末4を用いたユーザー操作に応じて、前記情報記憶部123内の前記必要数を編集(修正)する。これにより、前記算出処理部112にて自動的に算出された前記必要数を、ユーザーがマニュアルで修正することが可能である。
[薬品管理方法]
以下、主として前記サーバー1の前記制御部11によって実行される前記薬品管理方法の一例について説明する。前記制御部11は、前記薬品管理プログラムを実行させるための予め設定された特定の開始操作が前記クライアント端末4に対して行われた場合に、前記薬品管理方法に係る各種の処理を実行する。なお、前記制御部11は、複数の前記クライアント端末4において前記特定の開始操作が行われた場合には、当該クライアント端末4各々に対応して前記薬品管理方法を略並行して実行することが可能である。また、前記薬品管理方法は、当該薬品管理方法の実行中であっても前記クライアント端末4に対する特定の終了操作に応じて終了することがある。なお、本発明は、前記サーバー1のようなコンピューターによって前記薬品管理方法の一部又は全部の処理を実行する、方法(薬品管理方法)の発明として捉えてもよい。
ここで、前記開始操作は、前記サーバー1に対する前記クライアント端末4の接続(アプリケーションソフトウェアの起動)、並びにユーザーID及びパスワードの入力を伴うログインなどを含む。一方、前記終了操作は、ログアウト、及び前記サーバー1と前記クライアント端末4との間の接続切断などを含む。
また、図2などの前記表示部42に表示される画面を示す図面、又は図6などの印刷物(注射処方箋Sh1など)を示す図面において、領域を表す一点鎖線、引出線及び参照符号は、説明のために付しているに過ぎず、実際に表示又は印刷される訳ではない。
[設定処理]
ここではまず、前記使用可能数を設定するための前記設定処理について、図2及び図3を参照して説明する。
本実施形態では、前記サーバー1の前記制御部11は、前記設定処理の実行に際して、図2に示すような表示画面G1を、前記クライアント端末4の前記表示部42に表示させる。本開示でいう「画面」は、前記表示部42(又は前記表示部14)等に表示される映像(画像)を意味し、図像、図形、写真、テキスト、及び動画などを含む。前記表示部42に表示される主な画面としては、図2に示す前記表示画面G1の他に、ホーム画面などがある。本実施形態では一例として、前記サーバー1の前記制御部11は、ユーザー操作に応じて、前記ホーム画面から前記表示画面G1などへ遷移可能に構成される。
前記表示画面G1は、前記薬品マスターM1を含んでいる。本実施形態では、上述したように前記使用可能数は前記薬品マスターM1に設定されるので、前記表示画面G1上で前記薬品マスターM1を編集することにより、前記対象薬品の前記使用回数の設定が可能となる。
前記表示画面G1中の前記薬品マスターM1は、図2に示すように、前記薬品ごとに、例えばセクション、エントリー名、サブエントリー名、設定内容、及び設定値の欄を含む表形式に構成されている。前記エントリー名の欄には、「1本あたりの使用回数」というように、前記設定値の欄の説明が記入される。前記サブエントリー名の欄には、ワクチンフラグとなるフラグ値が記入される。ここで、前記ワクチンフラグは、その値ごとに前記薬品の種別を表す識別子であって、例えばワクチン以外、つまり前記対象薬品以外の薬品には前記ワクチンフラグとして「0」が付されている。本実施形態では一例として、コロナワクチンには「1」、コロナカクテルには「2」、インフルエンザワクチンには「3」の前記ワクチンフラグが付されている。要するに、前記ワクチンフラグによって、前記薬品が前記対象薬品(ワクチン)か否か、さらに前記対象薬品の種別まで特定可能である。
前記設定値の欄には、前記使用可能数が記入される。図2の例では、前記ワクチンフラグが「1」であるコロナワクチンについては、前記設定値の欄に「5」が記入されているため、当該コロナワクチンの前記使用可能数が「5」であることを示す。また、前記ワクチンフラグが「2」であるコロナカクテルについては、前記設定値の欄に「2」が記入されているため、当該コロナカクテルの前記使用可能数が「2」であることを示す。前記ワクチンフラグが「3」であるインフルエンザワクチンについては、前記設定値の欄に「2」が記入されているため、当該インフルエンザワクチンの前記使用可能数が「2」であることを示す。前記設定内容の欄には、例えば「1本あたりの分割数(コロナワクチン)※1本で5人」のように、前記設定値の欄の説明が記入される。
ここで、前記設定処理部113がユーザー操作に応じて設定するのは、少なくとも前記対象薬品の前記使用可能数であって、前記設定値の欄の値である。つまり、ユーザーが前記クライアント端末4の操作により、前記表示画面G1中のある前記対象薬品の前記設定値の欄に任意の値を入力すれば、当該任意の値が当該対象薬品の前記使用可能数として設定される。前記設定内容の欄は、前記使用可能数が設定されると、これに伴って自動的に変更(更新)される。
また、前記設定処理部113は、患者の属性ごとに異なる前記使用可能数を設定可能である。ここでいう「属性」は、例えば患者の年齢、性別、既往歴、処方薬履歴、飲酒の有無、喫煙の有無、家族情報、及び患者の身長、体重、体表面積等の身体情報など、患者に関する種々の情報を含み得る。前記患者の属性は、基本的には前記処方データ中の前記患者データに含まれている。本実施形態では一例として、乳幼児、6歳以上15歳未満、及び15歳以上などのように、患者の年齢(年齢層)ごとに異なる前記使用可能数が設定可能である。これにより、患者の属性に応じた適切な前記対象薬品の使用量を基に、前記使用可能数を設定することが可能である。
例えば、15歳以上の患者については前記対象薬品の使用量が1回分、6歳以上15歳未満の患者については0.8回分、乳幼児の患者については0.5回分など、前記患者に応じた使用量を基にして前記使用可能数を設定できる。この場合、前記使用可能数が「5」である前記対象薬品においては、1本の前記容器から、15歳以上の患者には5回分取ることができ、乳幼児の患者には10回分取ることができることとなる。
以下、図3を参照しつつ、前記薬品管理方法のうち特に前記設定処理に係る前記制御部11の処理の手順の一例について説明する。
<ステップS1>
ステップS1において、前記制御部11は、ユーザーにより前記薬品マスターM1を開くための操作が行われるか否かを判断する。前記制御部11は、前記サーバー1に対する前記クライアント端末4の接続、並びにユーザーID及びパスワードの入力を伴うログインがされた上で、前記クライアント端末4にて、所定の操作がされることにより、前記薬品マスターM1を開くための操作がされたと判断し(S1:Yes)、処理をステップS2に移行する。一方、当該操作がされなければ(S1:No)、前記制御部11は、処理を前記ステップS1に移行する。
<ステップS2>
前記ステップS2においては、前記制御部11の前記設定処理部113は、前記薬品マスターM1を含む前記表示画面G1を表示させる。前記設定処理部113は、前記薬品マスターM1を開く操作が行われた前記クライアント端末4に対して、前記表示画面G1の表示を行わせる。
<ステップS3>
前記ステップS3においては、前記制御部11の前記設定処理部113は、表示中の前記薬品マスターM1に前記対象薬品があるか否かを判断する。このとき、前記設定処理部113は、前記薬品マスターM1に1つでも前記対象薬品(ワクチン)が含まれていれば、前記対象薬品があると判断し(S3:Yes)、処理をステップS4に移行する。具体的に、例えば前記薬品マスターM1に付される「ワクチンフラグ」に応じて、前記設定処理部113は前記対象薬品の有無を判断する。一方、前記対象薬品がなければ(S3:No)、前記制御部11は、処理をステップS6に移行する。
<ステップS4>
前記ステップS4においては、前記制御部11の前記設定処理部113は、ユーザーにより、前記表示画面G1中の前記薬品マスターM1における前記使用可能数の設定操作が行われるか否かを判断する。前記設定処理部113は、前記表示画面G1中のある前記対象薬品の前記設定値の欄に値を入力する操作がされることにより、前記設定操作がされたと判断し(S4:Yes)、処理をステップS5に移行する。一方、当該設定操作がされなければ(S4:No)、前記制御部11は、処理を前記ステップS6に移行する。
<ステップS5>
前記ステップS5において、前記制御部11の前記設定処理部113は、前記マスター記憶部122内の前記薬品マスターM1における前記使用可能数を、前記ステップS4で前記設定値の欄に入力された値に設定する。つまり、前記マスター記憶部122内の前記薬品マスターM1において、前記使用可能数が新規に設定(登録)、又は編集(修正)されることで、前記対象薬品の前記使用可能数の設定が行われる。その後、前記制御部11は、処理を前記ステップS6に移行する。
<ステップS6>
前記ステップS6においては、前記制御部11は、ユーザーにより前記薬品マスターM1を閉じるための操作、つまり前記表示画面G1の表示を終了するための操作が行われるか否かを判断する。前記制御部11は、前記薬品マスターM1を閉じる操作がされると(S6:Yes)、前記設定処理に係る一連の処理を終了する。一方、当該操作がされなければ(S6:No)、前記制御部11は、処理を前記ステップS2に移行し、前記表示画面G1の表示を継続する。
上記のようにして設定された前記使用可能数は、前記算出処理部112での前記必要数を算出する算出処理に用いられる。なお、上記のフローチャートは一例に過ぎず、処理が適宜追加又は省略されてもよいし、処理の順番が適宜入れ替わってもよい。
[取得処理~出力処理]
次に、前記薬品管理方法のうち、前記設定処理以外の処理、つまり前記取得処理、前記算出処理、前記払出処理、及び前記出力処理等について、図4~図9を参照して説明する。
まず、図4に示すように、例えば医師U1等が前記上位システム5に対して前記1以上のオーダーD1の入力を行う。ここで、前記オーダーD1の各々は、1人の患者についての1日分に使用する薬品に関する情報であって、前記処方データと同義である。図4の例では、前記オーダーD1は、薬品名が「コロナワクチン(希釈済2.25ml)」である前記対象薬品について、数量/単位として「1回分」という情報を含んでいる。つまり、前記オーダーD1は、前記対象薬品については単位を「回分」として、前記オーダーD1により患者に使用する前記対象薬品の量を指定する。
以下、図5を参照しつつ、前記薬品管理方法のうち特に前記取得処理、前記算出処理、前記払出処理、及び前記出力処理等に係る前記制御部11の処理の手順の一例について説明する。
<ステップS11>
ステップS11において、前記制御部11の前記取得処理部111は、前記オーダーD1(前記処方データ)を取得する。前記取得処理部111は、取得した1以上の前記オーダーD1を前記記憶部12の前記情報記憶部123に記憶する。
<ステップS12>
ステップS12において、前記制御部11は、前記締め処理時刻が到来したか否かを判断する。前記制御部11は、現在時刻が、例えば1日に1回又は複数回設定されている前記締め処理時刻になると、前記締め処理時刻の到来と判断し(S12:Yes)、処理をステップS13に移行する。一方、前記締め処理時刻が到来していなければ(S12:No)、前記制御部11は、処理を前記ステップS11に移行する。これにより、前記締め処理時刻が到来するまでは、継続的に、前記オーダーD1が取得される。
<ステップS13>
前記ステップS13においては、前記制御部11の前記算出処理部112は、取得した1以上の前記オーダーD1中に前記対象薬品が含まれているか否かを判断する。具体的には、前記算出処理部112は、一の前記締め処理時刻から当該一の前記締め処理時刻の次の(例えば翌日の)前記締め処理時刻までの期間に、前記取得処理部111が取得した1以上の前記オーダーD1に、前記対象薬品が含まれているか否かを判断する。このとき、前記算出処理部112は、1以上の前記オーダーD1に1つでも前記対象薬品(ワクチン)が含まれていれば、前記対象薬品があると判断し(S13:Yes)、処理をステップS14に移行する。具体的に、例えば前記薬品マスターM1に付される「ワクチンフラグ」を参照して、前記算出処理部112は前記対象薬品の有無を判断する。一方、前記対象薬品がなければ(S13:No)、前記制御部11は、処理をステップS15に移行する。
<ステップS14>
前記ステップS14においては、前記制御部11の前記算出処理部112は、前記1以上のオーダーD1及び前記使用可能数に基づいて、前記必要数を算出する。具体的に、前記算出処理部112は、前記使用可能数が「n」である前記対象薬品について前記1以上のオーダーD1に含まれる使用回数が「m」である場合、m/nの解を切り上げた値を、当該対象薬品についての前記必要数として算出する。
一例として、前記算出処理部112は、前記使用可能数が「5」である前記対象薬品について前記1以上のオーダーD1に含まれる使用回数が「8」である場合、8/5の解(1.6)を切り上げた値である「2」を、当該対象薬品についての前記必要数として算出する。また、同じ前記対象薬品について前記1以上のオーダーD1に含まれる使用回数が「1」である場合、1/5の解(0.2)を切り上げた値である「1」を、当該対象薬品についての前記必要数として算出する。また、同じ前記対象薬品について前記1以上のオーダーD1に含まれる使用回数が「12」である場合、12/5の解(2.4)を切り上げた値である「3」を、当該対象薬品についての前記必要数として算出する。
ここにおいて、前記算出処理部112は、対象グループごとに前記必要数を算出する。前記対象グループは、前記必要数の算出対象(母数)となるグループであって、例えば病棟、部署(脳外科、循環器科、及び消化器科など)、又は患者の属性等によって区分される。例えば「5東」、「5西」、「6東」、及び「6西」のように複数の病棟がある場合、前記算出処理部112は、各病棟を前記対象グループとし、前記病棟ごとに前記必要数を算出することが可能である。一例として、「5東」、「5西」、「6東」、「6西」のそれぞれの前記対象薬品の使用回数が「8」、「1」、「12」、「5」であったとすると、「5東」、「5西」、「6東」、「6西」のそれぞれの前記必要数は「2」、「1」、「3」、「1」となる。この場合、これら4つの病棟を合計した前記必要数は、「7」(=2+1+3+1)となる。このように、前記対象グループごとに前記必要数が算出されることで、前記対象グループごとに払出しが必要となる前記対象薬品の前記容器の数(本数)を特定することが可能となる。
また、前記算出処理部112は、算出期間ごとに前記必要数を算出する。本実施形態では、前記算出処理部112は、一の前記締め処理時刻から当該一の前記締め処理時刻の次の(例えば翌日の)前記締め処理時刻までの期間に発生した前記1以上のオーダーD1を対象として、前記必要数を算出している。そのため、前記算出処理部112は、自ずと前記算出期間ごとに前記必要数を算出することになる。要するに、一の前記締め処理時刻から当該一の前記締め処理時刻の次の前記締め処理時刻までの期間を前記算出期間とすれば、前記必要数は当該算出期間ごとに算出される。これにより、前記算出期間ごとに払出しが必要となる前記対象薬品の前記容器の数(本数)を特定することが可能となる。ただし、前記算出期間は、前記締め処理時刻によって規定される期間に限らず、例えば1時間、3時間又は半日等の適宜の期間であってもよい。
<ステップS15>
前記ステップS15においては、前記制御部11の前記払出処理部116は、前記薬品の各回使用分の払出しに関する前記払出情報を出力する。具体的に、前記払出処理部116は、例えば前記払出情報を生成して、当該払出情報を前記情報記憶部123に出力し、かつ前記払出情報を前記払出装置2に出力(送信)し、前記払出装置2に前記薬品(前記対象薬品を含む)の払出しを行わせる。ただし、前記払出装置2は、前記対象薬品については直接的に払出しを行わず、前記注射処方箋Sh1又は前記ラベルSh2などの帳票を発行する。これにより、ユーザーにおいては、前記払出装置2にて前記薬品の払出しを受けることができる。前記対象薬品に関しては、前記ユーザーは、前記払出装置2で発行される前記注射処方箋Sh1又は前記ラベルSh2などの帳票に従って、自ら前記対象薬品の払出しを行うことができる。
<ステップS16>
ステップS16においては、前記制御部11の前記出力処理部114は、前記集計情報を出力する。具体的に、前記出力処理部114は、例えば前記1以上のオーダーD1及び前記必要数に基づいて前記集計情報を生成し、当該集計情報を前記情報記憶部123に出力する。さらに、前記出力処理部114は、前記集計情報を含む印刷データを生成し、当該印刷データを、例えば前記プリンター3に出力して前記集計表Sh3,Sh4を印刷させることにより、前記集計情報を出力する。
ここで、前記出力処理部114は、例えば、1日、1週間又は1ヵ月のように、任意の集計期間にわたり、前記必要数を累計して前記集計情報を生成する。前記集計期間は、前記算出期間(本実施形態では前記締め処理時刻から次の前記締め処理時刻までの1日)と同一の期間であってもよいし、異なる期間であってもよい。また、前記出力処理部114は、前記対象グループごと、又は前記患者ごと等、任意の区分で前記必要数を累計して前記集計情報を生成することが好ましい。
さらに、前記集計情報は、前記対象薬品の使用回数と前記必要数との少なくとも一方についての単位期間ごとの累計を含む。ここでいう前記単位期間は、前記集計期間以内の期間であって、例えば1時間、半日、3日、1週間又は1ヵ月等の期間である。一例として、前記集計期間が1ヵ月である場合に、前記単位期間を1日とすれば、前記集計情報は、各日の前記対象薬品の使用回数と前記必要数との少なくとも一方を含むことになる。これにより、前記対象薬品がいつ、どれだけ使用されているかを統計的に記録することが可能となる。
上述した一連の処理により、前記対象薬品の前記必要数が算出され、かつ前記必要数を含む前記払出情報及び前記集計情報が出力されることになる。なお、前記算出期間において使用回数分の前記対象薬品を取った後で前記容器に残る「残液」については、原則、廃棄される。ここでいう「残液」は、前記対象薬品が収容されている前記容器から前記対象薬品の一部が抜き取られることにより、当該容器内に残った前記対象薬品をいう。例えば前記対象薬品が5回分収容されている前記容器から、前記対象薬品が2回分抜き取られた場合、当該容器には3回分の前記対象薬品が前記残液として残ることになる。
また、前記制御部11の前記修正処理部117により前記必要数を修正する前記修正処理については、前記算出処理部112が前記必要数を算出する前記算出処理(S14)以降であれば、任意のタイミングで実行可能であることが好ましい。これにより、前記算出処理部112で算出された前記必要数を、任意のタイミングで修正することが可能となる。なお、上記のフローチャートは一例に過ぎず、処理が適宜追加又は省略されてもよいし、処理の順番が適宜入れ替わってもよい。
図6及び図7は、それぞれ前記払出情報に基づいて前記払出装置2で帳票として発行される前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2の一例である。
前記注射処方箋Sh1は、図6に示すように、ある患者に使用(接種)される前記対象薬品に関する情報を含んでいる。より具体的には、前記注射処方箋Sh1は、第1領域A1及び第2領域A2を含んでいる。前記第1領域A1には、病棟、前記患者の氏名、生年月日、身長、体重、対表面積、及び(前記対象薬品の)使用日など、前記薬品(前記対象薬品)以外の事項が記入される。前記第2領域A2には、レシピ(Rp)番号、薬品名、数量/単位、及びオーダー番号など、前記薬品(前記対象薬品)に関する事項が記入される。図6の例では、前記対象薬品は「コロナワクチン(希釈済)」であって、「1回分 2.25ml」を1回分、前記患者に使用することが示されている。ユーザーは、前記注射処方箋Sh1に従って、薬品棚などから前記対象薬品を取り出すピッキングを行う。前記注射処方箋Sh1には、例えば、ピッキングに用いられるピッキング補助装置などで読取可能なバーコード及び二次元コードが付されている。
前記ラベルSh2は、図7に示すように、前記注射処方箋Sh1と同様、ある患者に使用(接種)される前記対象薬品に関する情報を含んでいる。より具体的には、前記ラベルSh2は、第3領域A3及び第4領域A4を含んでいる。前記第3領域A3には、病棟、前記患者の氏名、及び(前記対象薬品の)使用日など、前記薬品(前記対象薬品)以外の事項が記入される。前記第4領域A4には、薬品名、及び数量/単位など、前記薬品(前記対象薬品)に関する事項が記入される。図7の例では、前記対象薬品は「コロナワクチン(希釈済)」であって、これを1回分、前記患者に使用することが示されている。ユーザーは、前記ラベルSh2を注射シリンジに貼り付けて使用する。
これら帳票としての前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2によれば、ユーザーは、ある患者に使用(接種)される前記対象薬品の払出しを比較的簡単に行うことができる。
図8及び図9は、それぞれ前記集計情報に基づいて前記プリンター3で印刷される前記集計表Sh3,Sh4の一例である。
前記集計表Sh3は、図8に示すように、複数の患者に使用(接種)される前記対象薬品に関する情報を含んでいる。特に、前記集計表Sh3は、前記対象薬品の使用状況を全病棟について集計した表である。より具体的には、前記集計表Sh3は、第5領域A5及び第6領域A6を含んでいる。前記第5領域A5には、締め日時、及び実施日(前記集計期間)など、前記薬品(前記対象薬品)以外の事項が記入される。前記第6領域A6には、(前記対象薬品が保管されている)棚番号、払出数、薬品名、及びオーダー番号など、前記薬品(前記対象薬品)に関する事項が記入される。図8の例では、前記対象薬品は「コロナワクチン(調製用)」であって、前記容器が2本、払い出されたことが示されている。
前記集計表Sh4は、図9に示すように、複数の患者に使用(接種)される前記対象薬品に関する情報を含んでいる。特に、前記集計表Sh4は、前記対象薬品の使用状況を前記対象グループ(ここでは病棟)別に集計した表である。より具体的には、前記集計表Sh4は、第7領域A7及び第8領域A8を含んでいる。前記第7領域A7には、病棟、処方箋区分、実施日(前記集計期間)、締め日時、及び出力日時など、前記薬品(前記対象薬品)以外の事項が記入される。前記第8領域A8には、(前記対象薬品の)使用日、薬品名、(前記対象薬品を使用した)患者名、及び払出数など、前記薬品(前記対象薬品)に関する事項が記入される。図9の例では、前記対象薬品は「コロナワクチン(調製用)」であって、「5東」の病棟において、4人の患者にそれぞれ1回分、2回分、1回分、2回分ずつ使用され、前記容器が計2本、払い出されたことが示されている。このように、前記集計表Sh4は、病棟全体での払出数に関しては「本」のように前記容器の最小払出単位を用いて前記容器の前記必要数を示しつつ、各患者への使用量に関しては前記オーダーD1を単位として前記対象薬品の使用回数を示している。
このように、全病棟について集計した前記集計表Sh3によれば、ユーザーは、全病棟で必要な前記対象薬品を取り揃えることが可能である。一方、前記対象グループ(ここでは病棟)別に集計した前記集計表Sh4によれば、ユーザーは、病棟ごとに必要な前記対象薬品を取り揃えることが可能である。一例として、ある病棟「5東」で1回分の前記対象薬品が、別の病棟「5西」で1回分の前記対象薬品がそれぞれ使用される場合、これら両病棟での前記必要数は2本となる。
さらに、前記集計情報については、例えば、前記単位期間、又は患者等により、任意にソート及び検索を行うことが可能であることが好ましい。特に、前記出力処理部114が前記集計情報を含む表示画面を生成し、当該表示画面を、例えば前記クライアント端末4の前記表示部42等に表示させる場合には、ソート及び検索の操作が容易である。
[その他の処理]
次に、前記払出処理に関して、図10及び図11を参照して補足説明する。ここではまず、図10を参照しつつ、前記薬品管理方法のうち特に前記払出処理に係る前記制御部11の処理の手順の一例について説明する。
<ステップS21>
ステップS21において、前記制御部11の前記払出処理部116は、前記ステップS11(図5参照)で取得した1以上の前記オーダーD1中に前記対象薬品が含まれているか否かを判断する。具体的には、前記払出処理部116は、一の前記締め処理時刻から当該一の前記締め処理時刻の次の(例えば翌日の)前記締め処理時刻までの期間に、前記取得処理部111が取得した1以上の前記オーダーD1に、前記対象薬品が含まれているか否かを判断する。このとき、前記払出処理部116は、1以上の前記オーダーD1に1つでも前記対象薬品(ワクチン)が含まれていれば、前記対象薬品があると判断し(S21:Yes)、処理をステップS22に移行する。具体的に、例えば前記薬品マスターM1に付される「ワクチンフラグ」を参照して、前記払出処理部116は前記対象薬品の有無を判断する。一方、前記対象薬品がなければ(S21:No)、前記制御部11は、処理をステップS23に移行する。
<ステップS22>
前記ステップS22において、前記払出処理部116は、前記払出情報について前記薬品ごとに処方箋区分の設定を行う。前記処方箋区分には、少なくとも前記対象薬品の区分と前記対象薬品以外の区分とが含まれる。前記払出処理部116は、一例として前記対象薬品については「ワクチン」の前記処方箋区分を設定し、前記対象薬品以外の前記薬品については「臨時」の前記処方箋区分を設定する。
<ステップS23>
前記ステップS23においては、前記払出処理部116は、前記薬品ごとに前記処方箋区分として「ワクチン」が設定されているか否かを判断する。このとき、前記払出処理部116は、前記処方箋区分が「ワクチン」である前記薬品、つまり前記対象薬品については、前記処方箋区分として「ワクチン」が設定されていると判断し(S23:Yes)、処理をステップS24に移行する。一方、前記払出処理部116は、前記処方箋区分が「臨時」である前記薬品、つまり前記対象薬品以外の前記薬品については、前記処方箋区分として「ワクチン」が設定されていないと判断し(S23:No)、処理をステップS25に移行する。
<ステップS24>
前記ステップS24において、前記払出処理部116は、前記対象薬品について、前記処方箋区分が「ワクチン」である帳票(前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2など)を、前記払出装置2に発行させる。
<ステップS25>
前記ステップS25において、前記払出処理部116は、前記対象薬品以外の前記薬品について、前記処方箋区分が「臨時」である帳票(前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2など)を、前記払出装置2に発行させる。
上記のようにして発行される帳票(前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2など)は、前記対象薬品(ワクチン)と、前記対象薬品以外とで別々に発行されることになる。なお、上記のフローチャートは一例に過ぎず、処理が適宜追加又は省略されてもよいし、処理の順番が適宜入れ替わってもよい。
図11は、前記対象薬品(ワクチン)と、前記対象薬品以外の前記薬品とで別々に発行される前記注射処方箋Sh1の一例を示す。図11に示すように、前記オーダーD1に基づく前記処方データから注射処方箋Sh10が生成される場合において、当該注射処方箋Sh10が注射処方箋Sh11と注射処方箋Sh12とに分割されることになる。つまり、前記注射処方箋Sh10には、前記対象薬品(ワクチン)と、前記対象薬品以外の前記薬品とが含まれているので、前記注射処方箋Sh10は、前記対象薬品以外の前記薬品についての前記注射処方箋Sh11と、前記対象薬品についての前記注射処方箋Sh12との2枚の形式で発行される。前記注射処方箋Sh11の前記処方箋区分は「臨時」であって、前記注射処方箋Sh12の前記処方箋区分は「ワクチン」である。
このように、前記払出処理部116は、前記対象薬品と前記対象薬品以外の薬品とで前記払出情報を個別に出力する。その結果、より多様な払出しの態様に対応することが可能である。
[他の実施形態]
他の実施形態として、前記払出装置2は、前記対象薬品について帳票(前記注射処方箋Sh1及び前記ラベルSh2)を発行することで間接的に払出しを行うのではなく、前記対象薬品を直接的に払出すように構成されてもよい。この場合、前記払出装置2は、前記対象薬品についても、前記対象薬品以外の前記薬品と同様に、前記払出処理部116からの前記払出情報に基づいて、前記対象薬品を収容した前記容器(アンプルなど)を、前記払出部21より前記トレイ上に払出すことができる。ただし、前記対象薬品は複数の患者分が1つ(1本)の前記容器に収容されているので、前記払出装置2は、例えば前記払出装置2にて薬品の払出しが行われる複数の患者のうちの先頭の患者の前記トレイに、前記対象薬品(の前記容器)をまとめて払出すことが好ましい。一例として、2回分(つまり2人の患者分)の前記対象薬品の払出しを行う場合、前記払出処理部116は、先頭の患者の前記トレイに前記対象薬品(の前記容器)を払出し、後続の患者の前記トレイには前記対象薬品を払出さないよう、前記払出情報を生成する。この場合において、前記対象薬品が2人の患者に使用される旨(又はその気付き)が、各トレイに投入される前記注射処方箋Sh1などの帳票の記載、又はその他の手段によって、ユーザーに提示されることが好ましい。
さらに他の実施形態として、前記薬品管理システム10は、前記対象薬品について使用状況を追跡可能に管理するトレーサビリティ機能を有してもよい。この場合、前記薬品管理システム10は、例えば個々の前記対象薬品について、どの患者に、どれだけ(回数、又は使用量)使用されたかを管理する。具体的には、前記薬品管理システム10は、各ワクチン製剤(前記対象薬品)のロット番号を管理しており、前記オーダーが入力された際には、当該ロット番号に対して、使用回数に基づいて患者IDを対応付けて記憶する。また、前記薬品管理システム10は、個々の前記対象薬品について、例えば使用日、廃棄量、担当医師、又は担当薬剤師などの情報についても、併せて管理(記憶)してもよい。
[変形例]
前記薬品管理システム10に含まれる複数の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。特に、前記設定処理部113は、単独でも有用であるため、前記制御部11における前記設定処理部113以外の構成要素(前記取得処理部111、前記算出処理部112など)とは別に設けられていてもよい。つまり、前記薬品管理システム10は、1つの前記容器に対する前記使用可能数が設定されている前記対象薬品に関して、前記使用可能数を設定する前記設定処理部113を備える構成であればよい。反対に、上記実施形態において、複数の筐体に分散している複数の構成要素が、1つの筐体に集約して設けられていてもよい。
また、前記薬品管理システム10での管理対象となる前記対象薬品は、ワクチンに限らず、例えば、麻酔薬、抗がん剤、又はその他の様々な薬品であってもよい。また、患者は入院患者に限らず、外来患者であってもよい。
また、前記使用可能数は固定的に設定されていてもよく、この場合、前記設定処理部113は省略されてもよい。すなわち、前記必要数の算出に用いられる前記使用可能数が、例えば製薬メーカーなどにより予め定められ(設定され)ており、当該使用可能数の変更ができない態様であってもよい。

Claims (14)

  1. 1つの容器に対する使用可能数が設定されている対象薬品を含む1以上のオーダーを取得する取得処理部と、
    前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用に必要な前記容器の数を表す必要数を算出する算出処理部と、を備える、
    薬品管理システム。
  2. 前記使用可能数を設定する設定処理部を更に備える、
    請求項1に記載の薬品管理システム。
  3. 前記設定処理部は、患者の属性ごとに異なる前記使用可能数を設定可能である、
    請求項2に記載の薬品管理システム。
  4. 前記算出処理部は、対象グループごとに前記必要数を算出する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  5. 前記算出処理部は、算出期間ごとに前記必要数を算出する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  6. 前記必要数を含む集計情報を出力する出力処理部を更に備える、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  7. 前記集計情報は、前記対象薬品の使用回数と前記必要数との少なくとも一方についての単位期間ごとの累計を含む、
    請求項6に記載の薬品管理システム。
  8. 前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品について、各回使用分の患者を特定する患者特定処理部を更に備える、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  9. 前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品について、各回使用分の払出しに関する払出情報を出力する払出処理部を更に備える、
    請求項1~8のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  10. 前記払出処理部は、前記対象薬品と前記対象薬品以外の薬品とで前記払出情報を個別に出力する、
    請求項9に記載の薬品管理システム。
  11. 前記対象薬品はワクチン製剤を含む、
    請求項1~10のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  12. 前記算出処理部で算出された前記必要数を修正する修正処理部を更に備える、
    請求項1~11のいずれか1項に記載の薬品管理システム。
  13. 1つの容器に対する使用可能数が設定されている対象薬品に関して、前記使用可能数を設定する設定処理部を備える、
    薬品管理システム。
  14. 1つの容器に対する使用可能数が設定されている対象薬品を含む1以上のオーダーを取得する取得ステップと、
    前記1以上のオーダー及び前記使用可能数に基づいて、前記1以上のオーダーに含まれる前記対象薬品の使用に必要な前記容器の数を表す必要数を算出する算出ステップと、
    をコンピューターに実行させるための薬品管理プログラム。
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