JP7110466B1 - 薬剤使用量管理装置、薬剤使用量管理方法、薬剤使用量管理プログラム及び薬剤管理システム - Google Patents

薬剤使用量管理装置、薬剤使用量管理方法、薬剤使用量管理プログラム及び薬剤管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】薬剤の使用量を集計し薬剤の包装形態と共に出力して薬剤の発注を可能にする薬剤使用量管理装置を提供する。【解決手段】薬剤使用量管理装置40は、処方データ11をもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベース21から、患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得部101と、実際に投薬された薬剤の情報が登録された投薬データベース31から、患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得部102と、投薬情報に調剤情報の包装形態の情報を関連付けて記憶する記憶部103と、所定期間内に使用された薬剤の使用済薬剤数を集計する使用量集計部105と、薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力部106と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、薬剤使用量管理装置、薬剤使用量管理方法、薬剤使用量管理プログラム及び薬剤管理システムに係り、特に、医療機関において使用した薬剤の使用量を管理する薬剤使用量管理装置、薬剤使用量管理方法、薬剤使用量管理プログラム及び薬剤管理システムに関する。
多くの入院患者を抱える比較的大規模な病院においては、医師により処方箋が発行された後、医療機関の調剤所(中央倉庫)により調剤された薬剤は、病棟や手術室に設けられた薬棚(薬品カート)に払い出しされる。薬棚の薬剤は、処方箋に従って取り出され、患者に投与される。
薬剤を発注する際、病院で使用した薬剤の数量や在庫数を把握する必要がある。医療機関の調剤所には、薬剤を調剤する際に使用される調剤管理システム(調剤支援装置)が設けられており、そのシステムの情報を用いることで調剤所から薬棚に払い出された薬剤の数量等を把握することができる。しかしながら、病棟や手術室に設けられた薬棚から取り出され実際に使用された薬剤の数量までは把握することができず、薬剤の在庫確認や発注は、薬剤の管理者が目視で使用数を毎日確認することで行われていた。そのため、薬剤の在庫確認や発注は、非常に時間がかかり人的な負担も大きいものであった。
近年では、例えば特許文献1に示すように、バーコードリーダー等を用いて投与する前に患者情報と薬剤情報とを照合することが可能な薬剤管理システムが開発されており、患者に対して正しい薬剤が投与されたか否かを確認することが可能となっている。このようなシステムを用いることにより、使用した薬剤の数量や投与時間を把握することができる。
特開2012-148117号公報
しかしながら、特許文献1に開示される薬剤管理システムでは投与される薬剤が正しいものであるか否かを確認することを目的としているため、投与された薬剤の包装形態(バラ錠、シート等)の情報までは記憶されていない。また、薬剤の包装形態はその薬剤を使用する病院毎に異なっていることから、薬剤の名称等からその包装形態を判断することは難しい。そのため、このような薬剤管理システムにより記憶された情報をそのまま薬剤の在庫管理や発注等に利用することは困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、薬剤の使用量を集計し薬剤の包装形態と共に出力して薬剤の発注を可能にする薬剤使用量管理装置、薬剤使用量管理方法、薬剤使用量管理プログラム及び薬剤使用量管理システムを提供することにある。
上記課題は、本発明の薬剤使用量管理装置によれば、処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、薬剤数、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得部と、前記処方データをもとに実際に投薬された薬剤の情報が登録された投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得部と、前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶部と、所定期間内に使用された前記薬剤の使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計部と、前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力部と、を備えることにより解決される。
上記のように、薬剤使用量管理装置は、調剤データベースから包装形態を含む調剤情報を取得し、投薬データベースから実際に投薬された使用済薬剤数を含む投薬情報を取得して、患者に投薬された使用済薬剤数と薬剤の包装形態とを関連付けて記憶している。所定期間に使用された薬剤の使用済薬剤数を集計し、薬剤使用量として包装形態と共に出力することで薬剤の自動発注が可能になる。
また、上記の構成において、前記調剤情報及び前記投薬情報は、前記薬剤を使用した使用部署の情報を含み、前記使用量集計部は、前記使用部署毎に前記薬剤使用量を集計し、前記出力部は、前記使用部署毎の前記薬剤使用量を出力するとよい。
使用部署毎に薬剤使用量を集計し出力することで、例えば使用部署に設けられた薬棚から取り出された薬剤の数量を把握することでき、薬剤不足や不正使用を抑制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記調剤情報取得部は、複数の異なる前記調剤データベースから前記調剤情報を取得するために、前記複数の調剤データベースそれぞれに対応した書式変換テーブルを用いて書式を変換する書式変換部を有するとよい。
調剤情報取得部が、複数の調剤データベースの書式を変換する書式変換部を有することで、薬剤使用量管理装置は、複数の調剤データベースから調剤情報を取得して、薬剤を管理することができる。また、薬剤使用量管理装置側で書式を変換して調剤情報を取得するため、調剤データベースを有する調剤情報管理装置に変更を加えることなく薬剤使用量管理装置を導入することができる。
また、上記の構成において、前記使用量集計部は、集計した前記薬剤使用量の集計単位を変換する単位変換部を備えるとよい。
薬剤使用量の集計単位を、例えば薬剤を発注する際に用いる流通単位に変換することにより、薬剤の発注業務に用いることができる。
また、上記課題は、本発明の薬剤使用量管理方法によれば、薬剤を管理するコンピュータが実行する薬剤使用量管理方法であって、前記コンピュータが、処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、薬剤数、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得工程と、前記コンピュータが、前記処方データをもとに実際に投薬された薬剤の情報が登録される投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得工程と、前記コンピュータが、前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶工程と、前記コンピュータが、所定期間内に使用された前記薬剤の使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計工程と、前記コンピュータが、前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力工程と、を含むことによっても解決される。
また、上記課題は、本発明の薬剤使用量管理プログラムによれば、薬剤を管理するコンピュータに実行させる薬剤使用量管理プログラムであって、前記コンピュータに、処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、薬剤数、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得処理と、前記処方データをもとに実際に投薬された薬剤の情報が登録される投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得処理と、前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶処理と、所定期間内に使用された前記薬剤の使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計処理と、前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力処理と、を実行させることによっても解決される。
また、上記課題は、本発明の薬剤管理システムによれば、電子カルテシステムから発行される患者毎の処方データを受信し、前記処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録される調剤データベースを有する調剤情報管理装置と、前記処方データを受信し、前記処方データをもとに前記患者に実際に投与された薬剤の情報が登録される投薬データベースを有する投薬情報管理装置と、前記調剤情報管理装置と前記投薬情報管理装置とに接続する薬剤使用量管理装置と、を備え、前記薬剤使用量管理装置は、前記調剤情報管理装置の前記調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、薬剤数、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得部と、前記投薬情報管理装置の前記投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得部と、前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶部と、所定期間内に使用された前記薬剤の前記使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計部と、前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力部と、を備えることによっても解決される。
本発明の薬剤使用量管理装置、薬剤使用量管理方法、薬剤使用量管理プログラム及び薬剤使用量管理システムによれば、薬剤の使用量を集計し薬剤の包装形態と共に出力して薬剤の発注が可能になる。
本発明の一実施形態に係る薬剤使用量管理装置を備える薬剤管理システムの全体構成を示す概念図である。 薬剤使用量管理装置のハードウェア構成を示す図である。 薬剤使用量管理装置の機能を説明する図である。 電子カルテシステムで発行される処方データの一例を示す図である。 調剤データベースから取得される調剤情報の一例を示す図である。 投薬データベースから取得される投薬情報の一例を示す図である。 薬剤使用量データベースに記憶される使用薬剤情報の一例を示す図である。 薬剤使用量管理装置により集計される薬剤使用量の一例を示す図である。 薬剤使用量管理処理を示すフロー図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下の説明において本発明による薬剤管理システム、薬剤使用量管理装置及び薬剤使用量管理方法について説明するが、かかる薬剤使用量管理方法をコンピュータにより実行可能なプログラムとして実施するようにしてもよいし、あるいは、該プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に記憶してもよいことは言うまでもない。
<<薬剤管理システム概要>>
本実施形態の薬剤管理システムSは、図1に示すように、医療従事者による患者の診療情報が登録される電子カルテシステム10と連携して、薬剤の使用量を管理するシステムである。薬剤管理システムSは、病院内に設けられ、調剤された薬剤を管理する調剤情報管理装置20と、実際に投薬された薬剤の情報を管理する投薬情報管理装置30と、使用された薬剤の情報を管理する薬剤使用量管理装置40と、から構成されている。また、病院内には、薬剤管理システムSとは別に薬剤を外部の薬品取扱業者に発注する薬剤発注システム50がある。
病院内の電子カルテシステム10、調剤情報管理装置20、投薬情報管理装置30、薬剤使用量管理装置40は、互いに情報の送受信ができるよう院内ネットワークNにより接続されている。ただし、セキュリティの観点から院内ネットワークNは外部のネットワークと隔離されており、院内ネットワークNに接続された電子カルテシステム10や調剤情報管理装置20等から外部のネットワークへアクセスしたり、外部からアクセスしたりすることができないように構成されている。そのため、薬剤を外部の薬品取扱業者に発注するために外部のネットワークに接続する必要がある薬剤発注システム50は、院内ネットワークNに直接は接続されていない。
<電子カルテシステム>
電子カルテシステム10は、医療従事者が患者の診断情報を電子カルテとして管理するシステムである。電子カルテシステム10は、医療従事者により入力された処方データ11を、院内ネットワークNを介して、調剤所の調剤情報管理装置20に送信する。また、電子カルテシステム10は、処方データ11をもとにした薬剤の指示データを、病棟毎に設けられる投薬情報管理装置30に送信する。電子カルテシステム10は、投薬情報管理装置30に処方データ11を送信してもよい。
処方データ11は1日分又は複数日分の薬剤の処方に関するものであり、例えば図4に示すように、患者毎に作成され、患者ID、患者氏名、薬品名称、処方内容等の情報が含まれている。指示データは、図示しないが、処方データ11をもとに、治療毎に用いる薬剤の量等が示されたものであり、例えば、患者の氏名や1回当たりの薬剤の数量等が記憶されている。
<調剤情報管理装置>
調剤情報管理装置20は、病院内に設けられた調剤所に設置される装置である。電子カルテシステム10から処方データ11を受信し、薬剤師が処方データ11に基づき調剤する。調剤された薬剤は、病院内において患者が入院している病棟に払い出しされる。
薬剤には、例えば内服薬としての錠剤、カプセル剤、舌下錠、粉薬(散剤)、水薬(水剤)等がある。また、外用薬として、点眼(目薬)・点鼻・軟膏等の塗り薬、湿布薬、吸入薬、うがい薬、トローチ、消毒液、座薬などがあり、それらとは別に注射薬がある。
通常、それらの薬剤は調剤所に納入されるとき、薬剤に応じた流通単位で納入される。例えば錠剤又はカプセル剤は、10錠又は14錠毎に一枚のシートに納められており、またさらに10シートが一箱に入ったパッケージとなっていて、箱単位で納入される。また、薬剤が粉薬又は水薬の場合、それらは大きな箱や瓶のパッケージで納入される。
調剤所では、それらの比較的大きなパッケージで納入された薬剤が、処方データ11に記載された数量に従って小分け又は細分化される。例えば錠剤やカプセル剤は、シートから切り離されて輪ゴムで止められるか、小分け袋等に入れられる。また、時には粉砕されることもある。粉薬や水薬は、計量されて、小袋又は小瓶等の別の容器に入れられる。
調剤所では、こういった小分け作業や分包作業を自動化するために薬品分包装置等が導入されている。また、近年の薬品分包装置は、電子カルテシステム10から受信した処方データ11に従って一包化調剤を行い、薬包に一包ずつプリンタにより薬包コード等を印字することが可能となっている。
調剤所で印字される薬包コードは、薬包を識別可能な識別データであり、具体的には、薬包番号や、患者ID、患者氏名、投薬時期、分包された薬剤の名称・数量等の情報を含む一次元コード又は二次元コードから構成される。薬包された薬剤は、患者の病棟の薬棚33や薬品カートに払い出しされる。
なお、調剤情報管理装置20は、取り扱う薬剤によって異なる装置が使用される場合がある。例えば、錠剤やカプセル状等の薬剤を取り扱う調剤情報管理装置20と、その装置とは別に、注射薬を取り扱う調剤情報管理装置20とが導入されている場合がある。調剤情報管理装置20が異なる場合、調剤された薬剤の情報は、調剤情報管理装置20のそれぞれの調剤データベース21に記憶される。取り扱う装置が異なると、通常、調剤データベース21の書式も異なるため、調剤情報管理装置20の種類が増加すると、その分、様々な書式で保存された調剤情報が存在することになる。後述する薬剤使用量管理装置40では、様々な書式に対応した書式変換テーブルを用いることで、書式が異なる調剤情報を薬剤使用量データベース41に取り込んでいる。
<投薬情報管理装置>
投薬情報管理装置30は、病院内の病棟毎に設置され、看護師等により入院する患者に対して実際に投薬された薬剤等を管理する装置である。
各病棟のスタッフルームには、薬剤が入る薬棚33又は薬品カートが設置されている。薬棚33や薬品カートには、調剤所により薬包コードが印字された薬包等が納められており、それらは施錠状態で管理されている。
薬剤は、電子カルテシステム10から受信した指示データにもとに薬剤師または看護師により患者に投与するタイミングで薬棚33や薬品カートから必要数取り出される。看護師は、薬剤の種類、数量を確認の上、取り出された薬剤を、投薬情報管理装置30と共に病室まで移動させる。
投薬情報管理装置30には、入力装置としてバーコードリーダー32が設けられており、看護師は薬剤を患者に投与するタイミングで、バーコードリーダー32を使用して薬剤の情報を入力する。
具体的には、看護師は、バーコードリーダー32を用いて、投与する薬剤(錠剤等の場合は薬包)に印字された薬包コード、入院患者の腕等に巻かれた患者認証バーコード、投与する看護師のIDカードに表示されたバーコードを順に読み取る。
バーコードリーダー32により取得された、薬剤の情報や、患者情報は、投薬情報管理装置30の投薬データベース31に登録される。例えば、図6に示すように、投薬情報として、患者毎に患者ID、患者氏名、薬品名称、使用済薬剤数、単位、投薬日、投薬時間、使用部署等の情報が登録される。
なお、バーコードリーダー32で読み取られた薬剤の情報と、指示データに含まれる薬剤の情報とは投薬情報管理装置30により照合され、一致する場合に投薬が許可され、一致しない場合はエラーが表示される。
投薬情報管理装置30により、入院患者に薬剤を投与するタイミングで、使用した薬剤や使用済薬剤数が登録されることから、特定の患者に正しく薬剤が投与されたことを確認することができる。すなわち、投薬情報管理装置30により、薬剤の正確な使用量と、その薬剤が投与された日時を把握することができることから、薬剤のトレーサビリティが実現され、例えば、後日、副作用等があった場合の原因となった薬剤が分かる。
<薬剤使用量管理装置>
本実施形態の薬剤管理システムSの主となる薬剤使用量管理装置40について説明する。薬剤使用量管理装置40は、使用された薬剤の情報を管理する装置である。
調剤情報管理装置20に登録された薬剤の情報は、病棟毎に払い出された時点の薬剤の数量等は把握できるものの、実際にその薬剤が使用されたか否かは不明であり、正確な薬剤の使用量を把握することは難しい。また、上述したように、複数の調剤情報管理装置20が用いられている場合、薬剤の使用量を把握するためにそれぞれの装置を操作しなくてはならず、統一したシステムが望まれていた。
一方、投薬情報管理装置30により、実際に使用された薬剤の数量や日時は把握できるものの、薬剤の包装形態までは登録されていない。そのため、使用済みの薬剤数を単に集計しただけでは発注することは困難である。
薬剤使用量管理装置40では、調剤情報管理装置20と投薬情報管理装置30と連携し、薬剤の正確な使用量をその薬剤の包装形態と共に把握し、所定期間における薬剤の使用量を集計して包装形態と共に出力することが可能となっている。
薬剤使用量管理装置40は、図1及び図2に示すように、院内ネットワークNに接続されるコンピュータである。具体的には、薬剤使用量管理装置40は、データの演算・制御処理装置としてのCPUと、記憶装置としてのROM、RAM及びHDD(又はSSD)と、院内ネットワークNを通じて調剤情報管理装置20及び投薬情報管理装置30と情報の送受信を行う通信インタフェースと、を備えたコンピュータである。
また、薬剤使用量管理装置40は情報を入力するためのキーボードやマウス等に接続する入出力インタフェースと入力画面等を表示する表示部とを備えてもよい。
薬剤使用量管理装置40の記憶装置には、コンピュータとして必要な機能を果たすメインプログラムに加えて、薬剤使用量管理プログラムが記憶されており、これらのプログラムがCPUによって実行されることにより、薬剤使用量管理装置40の機能が発揮される。
なお、上述した電子カルテシステム10、調剤情報管理装置20、投薬情報管理装置30も図示しないが、同様のハードウェア構成を備えたコンピュータである。
薬剤使用量管理装置40について、図3を用いて機能面から説明すると、薬剤使用量管理装置40は、調剤情報取得部101と、投薬情報取得部102と、記憶部103と、使用量集計部105と、出力部106と、を備える。また、集計期間を入力する入力部104を備えてもよい。
調剤情報取得部101は、調剤情報管理装置20の調剤データベース21から「調剤情報」を取得する。
調剤情報取得部101が取得する「調剤情報」は、電子カルテシステム10から発行される患者毎の処方データ11をもとに調剤された薬剤の情報であり、少なくとも、患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名(薬品名称)、薬剤数、及び薬剤の包装形態の情報が含まれる。
より具体的に述べると、図5に示すように、「調剤情報」には、患者毎に割り当てられる患者ID、患者氏名、薬品名称、処方内容、包装状態等が含まれる。「調剤情報」には、患者が入室している病棟名又は病棟毎に割り当てられた病棟IDが含まれてもよい。
なお、薬剤の包装形態とは、調剤された薬剤の状態を示すものである。例えば、錠剤やカプセル剤の場合、バラ錠で提供されているのか、シートで提供されているのかがその単位(錠数)と共に示されている。薬剤が粉薬の場合、散剤であることが単位(g、mg)と共に示されており、水薬の場合、液剤であることが単位(mL、mg)と共に示されている。患者毎に処方される薬剤毎の包装形態は、調剤するときに用いられる調剤情報管理装置20により調剤データベース21に登録され、薬剤使用量管理装置40は調剤データベース21からのみ取得することが可能となっている。
また、調剤所に複数の調剤情報管理装置20があり、それぞれが異なる書式で薬剤が管理されている場合がある。このような場合、調剤情報取得部101は、書式変換部101aを備え、書式変換部101aが、調剤情報管理装置20毎に異なる書式に対応した書式変換テーブルを用いて「調剤情報」を取り込み、統一した書式に変換して薬剤使用量データベース41に記憶してもよい。
調剤情報取得部101による「調剤情報」の取得は、調剤データベース21の情報が更新されたときに実施される。より具体的に述べると、調剤情報取得部101は、調剤データベース21が保存されている特定のフォルダを定期的に監視し、新規に追加されたデータ又はファイルがある場合、そのデータ又はファイルから「調剤情報」を取り込み、記憶部103に記憶される薬剤使用量データベース41に出力する。
投薬情報取得部102は、投薬情報管理装置30の投薬データベース31から「投薬情報」を取得する。
投薬情報取得部102が取得する「投薬情報」は、電子カルテシステム10から発行された患者毎の処方データ11(より詳細には指示データ)をもとに、実際に患者に投薬された薬剤の情報であり、少なくとも、患者ID、患者毎に投薬された薬剤名(薬品名称)、使用済薬剤数、投薬日時の情報が含まれる。
より具体的に述べると、図6に示すように「投薬情報」には、患者ID、患者氏名、薬品名称、使用済薬剤数、単位、投薬日、投薬時間が記憶されている。「投薬情報」には、使用部署として患者が入院している病棟名又は病棟IDが含まれてもよい。
実際に投薬された薬剤の使用済薬剤数や投薬日時は、投薬情報管理装置30の投薬データベース31からのみ取得することができる。
投薬情報取得部102による「投薬情報」の取得は、投薬データベース31の情報が更新されたときに実施される。より具体的に述べると、投薬情報取得部102は、投薬データベース31が保存される特定のフォルダを定期的に監視しており、新規に追加されたデータ又はファイルがある場合、そのデータ又はファイルから「投薬情報」を取り込み、記憶部103に記憶される薬剤使用量データベース41に出力する。
薬剤使用量管理装置40の記憶部103は、投薬データベース31から取得した「投薬情報」に調剤データベース21から取得した「調剤情報」に含まれる包装形態の情報を関連付けて「使用薬剤情報」として薬剤使用量データベース41に記憶する。
「投薬情報」と「調剤情報」の包装形態の情報との関連付けは、「患者ID」及び「薬品名称」をキーとして用いて行われる。
図7に「使用薬剤情報」の具体的な例を示す。使用薬剤データベースには、使用薬剤情報として、患者ID、薬品名称、使用済薬剤数、単位、包装形態、投薬日、投薬時間が記憶される。「投薬情報」又は「調剤情報」に使用部署のデータが含まれる場合は、使用部署の情報が記憶されてもよい。
「投薬情報」と「調剤情報」との関連付けは、投薬情報取得部102が「投薬情報」を取得した時点で行われるか、又は所定のタイミングでまとめて行われる。
このとき、入力部104により集計する期間として所定期間が取得されてもよい。この所定期間は、薬剤使用量管理装置40の利用者(薬剤管理者)がキーボード等の入力装置を用いて任意の期間を入力することにより取得される。期間の入力は、例えば、薬剤使用量管理装置40の画面に表示されるカレンダーやプルダウンメニューを選択することで行われる。
使用量集計部105は、薬剤使用量データベース41を用いて、所定期間内に投薬された使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する。
図8に、使用量集計部105により集計された薬剤使用量の例を示す。薬剤使用量は、薬剤毎に所定期間内に使用された数量が集計される。また、単位とその包装形態も分かるようになっており、包装形態の情報を用いることにより、流通で用いられる集計単位に変換することができる。例えば、ある錠剤が1箱10シートで流通している場合、その錠剤の使用量が10シート以上となった時点で集計単位を「箱」に変換することができる。
使用量集計部105は、このように薬剤毎に単位変換する単位変換部105aが設けられてもよく、記憶部103には、薬剤毎の集計単位を変換する際に用いる単位変換テーブルが記憶されてもよい。
出力部106は、使用量集計部105により集計された薬剤使用量を、薬剤の包装形態と共にファイルとして出力する。薬剤使用量が記憶されたファイルは、USBメモリ42(Universal Serial Bus memory)等の記憶媒体に記憶される。薬剤使用量は、USBメモリ42等の記憶媒体を介して薬剤発注システム50に取り込まれ、薬剤が流通単位で薬剤取扱業者に発注される。なお、薬剤使用量が記憶される記憶媒体は、USBメモリ42に限定されず、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)であってもよい。
薬剤発注システム50は、上述したように外部の薬剤取扱業者と接続する必要があるため、セキュリティの観点から院内ネットワークNとは切り離されている。そのため、USBメモリ等の記憶媒体を介してデータの受け渡しが行われている。セキュリティ上の問題が解決されている場合は、薬剤使用量がネットワークを経由して薬剤使用量管理装置40から薬剤発注システム50に送信され、薬剤発注システム50により自動で薬剤が発注されるよう構成されてもよい。
<薬剤使用量管理プログラム>
次に、図9のフロー図を用いて、薬剤使用量管理装置40により実行される薬剤使用量管理プログラム(薬剤使用量管理方法)について説明する。
本実施形態に係る薬剤使用量管理プログラムは、薬剤使用量管理装置40の機能的な構成要素として、上述した、調剤情報取得部101と、投薬情報取得部102と、記憶部103と、入力部104と、使用量集計部105と、出力部106とを実現するためのプログラムであって、薬剤使用量管理装置40のCPUがこの薬剤使用量管理プログラムを実行する。
まず、薬剤使用量管理装置40は、調剤情報管理装置20の調剤データベース21から、「調剤情報」を取得する(調剤情報取得工程S101:調剤情報取得処理)。
「調剤情報」の取得は、調剤データベース21が保存される特定のフォルダを定期的に監視し、新規に追加されたファイル又はデータがある場合に、そのファイル又はデータから「調剤情報」を取り込む。取り込まれたデータは、記憶部103の薬剤使用量データベース41に記憶される。「調剤情報」の取得は、所定の時間毎、例えば1時間毎に調剤データベース21にアクセスして、新規に登録された情報を取得してもよい。
調剤所に複数の調剤情報管理装置20があり、それぞれが異なる書式で薬剤が管理されている場合、それぞれの書式に対応した書式変換テーブルを用いて調剤情報を取り込み、統一した書式に変換して薬剤使用量データベース41に記憶してもよい。
次に、薬剤使用量管理装置40は、投薬情報管理装置30の投薬データベース31から「投薬情報」を取得する(投薬情報取得工程S102:投薬情報取得処理)。
「投薬情報」の取得は、「調剤情報」と同様に、投薬データベース31が保存される特定のフォルダを定期的に監視し、新規に追加されたファイル又はデータがある場合に、そのファイル又はデータから「投薬情報」を取り込む。取り込まれた「投薬情報」は、記憶部103の薬剤使用量データベース41に記憶される。
次に、薬剤使用量管理装置40は、「投薬情報」に「調剤情報」の包装形態の情報を関連付けて「使用薬剤情報」として、使用薬剤データベースに記憶する(記憶工程S103:記憶処理)。
「投薬情報」と「調剤情報」の包装形態の情報を関連付ける際、「投薬情報」と「調剤情報」の両方に含まれる「患者ID」及び「薬品名称」がキーとして用いられる。
次に、薬剤使用量管理装置40は、薬剤の使用量を集計する期間を、集計期間として取得する(入力工程S104:入力処理)。集計期間は、例えば、薬剤使用量管理装置40の利用者により任意の期間で入力される。
なお、集計期間として所定の期間(例えば、1日又は1週間等)が定められている場合は、その期間が自動で入力されてよく、その場合、入力工程S104は省略される。
薬剤使用量管理装置40は、集計期間を取得した後、その集計期間内に投薬された薬剤数を薬剤使用量として集計する(使用量集計工程S105:使用量集計処理)。
例えば、図8に示すように、所定期間内に使用された薬剤使用量が、薬剤毎に集計される。投薬情報に、投薬された病棟の情報が含まれる場合は、その情報を用いて病棟毎に集計されてもよい。病棟毎に薬剤を集計することで、例えば病棟毎に設けられた薬棚33にある薬剤の在庫量を把握することができる。
また、集計された結果から、単位変換テーブルを用いて、薬剤毎に流通する際の単位に(発注単位)に変換されてもよい。また、半端に使用された薬剤が記録されている場合、最小となる払出単位に変換されもよい。例えば、ジゴキシン注が、1/2アンプル使用されたと記録されている場合、ジゴキシン注の最小の払い出し単位である1アンプルに変換する。
薬剤使用量管理装置40は、集計期間内の薬剤を集計した後、集計結果である薬剤使用量を薬剤の包装形態と共にファイルとして出力する(出力工程S106:出力処理)。
出力されたファイルは、例えばUSBメモリ42等の記憶媒体に記憶される。薬剤使用量を記憶したファイルはUSBメモリ42等の記憶媒体を介して、薬剤を発注する薬剤発注システム50に取り込まれる。
薬剤発注システム50では、過去に使用した薬剤の使用量も記憶されており、累積した薬剤の使用量が、最小の発注単位、例えば1箱に含まれる薬剤の数量に達している場合、自動的に薬剤取扱業者に発注される。
以上、本実施形態に係る薬剤使用量管理装置40、及び薬剤使用量管理方法、及び薬剤使用量管理プログラムについて図を用いて説明した。上記実施例では、薬剤の使用量の単位変換を薬剤使用量管理装置40で行っていたが、単位変換は薬剤発注システム50で実施されてもよい。
また、薬剤使用量管理装置40は、病院に設置され看護師や病院の職員が利用するシステムとして説明したが、薬剤使用量管理装置40は、病院だけでなく介護施設に設置され、介護施設内の薬剤を管理するために用いられてもよい。
S 薬剤管理システム
10 電子カルテシステム
11 処方データ
20 調剤情報管理装置
21 調剤データベース
30 投薬情報管理装置
31 投薬データベース
32 バーコードリーダー
33 薬棚
40 薬剤使用量管理装置
41 薬剤使用量データベース
42 USBメモリ
50 薬剤発注システム
101 調剤情報取得部
101a 書式変換部
102 投薬情報取得部
103 記憶部
104 入力部
105 使用量集計部
105a 単位変換部
106 出力部

Claims (7)

  1. 処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得部と、
    前記処方データをもとに実際に投薬された薬剤の情報が登録された投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得部と、
    前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶部と、
    所定期間内に使用された前記薬剤の使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計部と、
    前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力部と、を備えることを特徴とする薬剤使用量管理装置。
  2. 前記調剤情報及び前記投薬情報は、前記薬剤を使用した使用部署の情報を含み、
    前記使用量集計部は、前記使用部署毎に前記薬剤使用量を集計し、
    前記出力部は、前記使用部署毎の前記薬剤使用量を出力することを特徴とする請求項1に記載の薬剤使用量管理装置。
  3. 前記調剤情報取得部は、複数の異なる前記調剤データベースから前記調剤情報を取得するために、複数の前記調剤データベースそれぞれに対応した書式変換テーブルを用いて書式を変換する書式変換部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤使用量管理装置。
  4. 前記使用量集計部は、集計した前記薬剤使用量の集計単位を変換する単位変換部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の薬剤使用量管理装置。
  5. 薬剤を管理するコンピュータが実行する薬剤使用量管理方法であって、
    前記コンピュータが、処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得工程と、
    前記コンピュータが、前記処方データをもとに実際に投薬された薬剤の情報が登録される投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得工程と、
    前記コンピュータが、前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶工程と、
    前記コンピュータが、所定期間内に使用された前記薬剤の使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計工程と、
    前記コンピュータが、前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力工程と、を含むことを特徴とする薬剤使用量管理方法。
  6. 薬剤を管理するコンピュータに実行させる薬剤使用量管理プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録された調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得処理と、
    前記処方データをもとに実際に投薬された薬剤の情報が登録される投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得処理と、
    前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶処理と、
    所定期間内に使用された前記薬剤の使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計処理と、
    前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力処理と、を実行させることを特徴とする薬剤使用量管理プログラム。
  7. 電子カルテシステムから発行される患者毎の処方データを受信し、前記処方データをもとに調剤された薬剤の情報が登録される調剤データベースを有する調剤情報管理装置と、
    前記処方データを受信し、前記処方データをもとに前記患者に実際に投与された薬剤の情報が登録される投薬データベースを有する投薬情報管理装置と、
    前記調剤情報管理装置と前記投薬情報管理装置とに接続する薬剤使用量管理装置と、を備え、
    前記薬剤使用量管理装置は、
    前記調剤情報管理装置の前記調剤データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に処方された薬剤の薬剤名、包装形態の情報を含む調剤情報を取得する調剤情報取得部と、
    前記投薬情報管理装置の前記投薬データベースから、少なくとも患者ID、患者毎に投薬された薬剤の薬剤名、使用済薬剤数、投薬日時の情報を含む投薬情報を取得する投薬情報取得部と、
    前記投薬情報に前記調剤情報の前記包装形態の情報を関連付けて使用薬剤情報として薬剤使用量データベースに記憶する記憶部と、
    所定期間内に使用された前記薬剤の前記使用済薬剤数を薬剤使用量として集計する使用量集計部と、
    前記薬剤使用量を、前記薬剤と関連付けられた前記包装形態と共に出力する出力部と、を備えることを特徴とする薬剤管理システム。
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