JP2018178877A - 水力発電装置 - Google Patents

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Hiroki Mukai
浩氣 向井
智哉 川合
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智哉 川合
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知美 後藤
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Toshihiro Onoda
年宏 小野田
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Fumihiko Matsuura
文彦 松浦
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Abstract

【課題】本発明は、装置を大型化させることなく、効果的に水車に異物が絡みついた異物を除去することができる水力発電装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係る水力発電装置は、水車と、発電機部と、駆動部とを備える。水車は、第1軸と、翼とを有する。翼は、第1軸に取り付けられる。翼は、水が流れる流路内に配置され、かつ水によって第1軸を第1軸の中心軸周りに回転させる。発電機部は、発電機を有する。発電機は、第2軸を含み、第1軸から第2軸に伝達される回転により発電を行う。駆動部は、第1軸を、第1軸の延在方向を含む平面内で、発電機に対して相対的に回転させる。【選択図】図3

Description

本発明は、水力発電装置に関する。
流路内を流れる水には、草等の異物が含まれている場合がある。このような異物は、水車の翼や軸に絡みつくおそれがある。このような異物の水車の翼や軸への絡みつきは、水車の回転数の低下、ひいては水力発電装置の発電効率の低下につながる。
従来から、水車の翼や軸への異物の絡みつきに起因した水車の回転数の低下及び水力発電装置の発電効率の低下を防止するための構成として、例えば特開2008−144646号公報(特許文献1)、特開2013−170547号公報(特許文献2)及び特開2013−221437号公報(特許文献3)に記載の構成が知られている。
特許文献1に記載の水力発電装置は、発電用回転翼を有している。発電用回転翼は、軸部と、翼部とを有している。翼部は、軸部回りに螺旋状に設けられ、かつ上流側から下流側に向かって径が広がっている。特許文献1に記載の水力発電装置は、異物を翼部の外縁側に排出することにより、異物が翼部や軸部に絡みつくことを抑制している。
特許文献2に記載の水力発電装置は、羽根車を含む水中装置と、漂流物除去装置を有している。漂流物除去装置は、水中装置よりも外側に張り出す位置において、漂流物捕捉網を有している。漂流物捕捉網は、水中装置に対して回転可能となっている。特許文献2に記載の水力発電装置は、漂流物捕捉網に異物を捕捉させることにより、羽根車に異物が絡みつくことを抑制している。
特許文献3に記載の水力発電装置は、水の流れに沿うように配置され、ランナにより回転する回転軸と、回転軸に接続されている発電機と、ランナよりも上流側に配置されているネットとを有している。ネットは、水の流れに沿う軸回りに回転する。特許文献3に記載の水力発電装置は、ネットに異物を捕捉させるとともに、ネットの回転により異物を外側に排出する。
特開2008−144646号公報 特開2013−170547号公報 特開2013−221437号公報
特許文献1に記載の水力発電装置においては、全長が長い異物などが絡まり付くことによる発電効率の低下が懸念される。特許文献2に記載の水力発電装置においては、水中機械以外に漂流物除去装置を設ける必要があるため、装置の大型化につながる。特許文献3に記載の水力発電装置においては、全長が長い異物の場合は、当該異物がさらにネットに絡まり、当該異物を起点としてさらに別の異物が絡みついてしまうおそれがある。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、装置を大型化させることなく、水車に絡みついた異物を効果的に除去することができる水力発電装置を提供する。
本発明の一態様に係る水力発電装置は、水車と、発電機部と、駆動部とを備える。水車は、第1軸と、翼とを有する。翼は、第1軸に取り付けられる。翼は、水が流れる流路内に配置され、かつ水によって第1軸を第1軸の中心軸周りに回転させる。発電機部は、発電機を有する。発電機は、第2軸を含み、第1軸から第2軸に伝達される回転により発電を行う。駆動部は、第1軸を、第1軸の延在方向を含む平面内で、発電機に対して相対的に回転させる。
本発明の一態様に係る水力発電装置によると、装置を大型化させることなく、効果的に水車に異物が絡みついた異物を除去することができる。
第1実施形態に係る水力発電装置の上面図である。 第1実施形態に係る水力発電装置の正面図である。 図2のIII−IIIにおける断面図である。 図2のIV−IVにおける断面図である。 第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第1状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第2状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第3状態を示す平面図である。 第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第4状態を示す平面図である。 第2実施形態に係る水力発電装置の断面図である。 図9のX−Xにおける断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面においては、同一又は相当する部分に同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さないものとする。
なお、以下の説明において、第1の方向と第2の方向とが平行とは、第1の方向と第2の方向とがなす角度が0°±5°であることをいい、第1の方向と第2の方向とが直角(直交)とは、第1の方向と第2の方向とがなす角度が90°±5°であることをいう。
(第1実施形態)
以下に、第1実施形態に係る水力発電装置の構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る水力発電装置の上面図である。図2は、第1実施形態に係る水力発電装置の正面図である。図3は、図2のIII−IIIにおける断面図である。図4は、図2のIV−IVにおける断面図である。なお、図1においては、発電機台21の平面構造を明らかにするために、軸受ハウジング22、発電機23及びカバー24の図示は省略されている。図1、図2、図3及び図4に示すように、第1の実施形態に係る水力発電装置は、水車1と、発電機部2と、駆動部3とを有している。
水車1は、第1軸11と、翼12とを有している。翼12は、第1軸11に取り付けられている。翼12の延在方向は、第1軸11の延在方向と、直交している。翼12は、流路4内に配置されている。翼12は、流路4内を流れている水の圧力により、第1軸11を、中心軸11a周りに回転させる。
流路4は、底面41と、第1側面42と、第2側面43と、上面44とを有している。第1側面42及び第2側面43は、互いに対向している。第1側面42及び第2側面43の各々は、底面41に連なっている。上面44は、底面41に対向している。流路4は、上面44において、開放されている。
流路4内には、水が流れる。なお、図2中において、水の流れの方向は、紙面に垂直かつ紙面の表側から裏側に向かう方向である。翼12は、流路4内に配置されている。
発電機部2は、発電機台21と、軸受ハウジング22と、発電機23と、カバー24とを有している。発電機台21は、流路4の上に配置されている。より詳細には、発電機台21は、第1側面42から第2側面43に向かう方向に流路4を跨ぐように架け渡された梁5の上に配置されている。
発電機台21は、第1面21aと、第2面21bとを有している。第1面21aは、流路4の上面44と対向している側の面である。第2面21bは、第1面21aの反対面である。
発電機台21には、軸穴21cが設けられている。軸穴21cは、第1面21aから第2面21bに向かう方向に、発電機台21を貫通している。
発電機台21には、ピン穴21dと、ピン穴21eと、ピン穴21fと、ピン穴21gとが設けられている。ピン穴21d、ピン穴21e、ピン穴21f及びピン穴21gは、第1面21aから第2面21bに向かう方向に、発電機台21を貫通している。
ピン穴21d及びピン穴21fは、平面視において、軸穴21cを中心として点対称となる位置に配置されている。ピン穴21e及びピン穴21gは、平面視において、軸穴21cを中心として点対称となる位置に配置されている。なお、平面視とは、第2面21bに直交する方向からみた場合をいう。
軸穴21cからピン穴21dに向かう方向と軸穴21cからピン穴21eに向かう方向とは、直交している。軸穴21cからピン穴21eに向かう方向と軸穴21cからピン穴21fに向かう方向とは、直交している。軸穴21cからピン穴21fに向かう方向と軸穴21cからピン穴21gに向かう方向とは、直交している。軸穴21cからピン穴21gに向かう方向と軸穴21cからピン穴21dに向かう方向とは、直交している。
軸受ハウジング22は、発電機台21の第1面21aに取り付けられている。軸受ハウジング22には、貫通穴22aが設けられている。軸受ハウジング22は、貫通穴22aの中心が軸穴21cの中心と重なるように、発電機台21に取り付けられている。
第1面21a側(発電機台21側)の端に位置する貫通穴22aの部分は、ピン穴21d、ピン穴21e、ピン穴21f及びピン穴21gよりも外側まで延在している。すなわち、第1面21a側(発電機台21側)の端に位置する貫通穴22aの半径Rは、軸穴21cの中心とピン穴21d(ピン穴21e、ピン穴21f又はピン穴21g)の中心との間の距離Lよりも大きくなっている。
発電機23は、発電機台21の第2面21b上に取り付けられている。発電機23は、発電機本体23aと、第2軸23bを有している。第2軸23bは、軸穴21c及び貫通穴22aに通されている。発電機本体23aは、第2軸23bの回転により、発電を行う。カバー24は、発電機23を覆うように、発電機台21の第2面21bに取り付けられている。
駆動部3は、支柱31と、ストッパ32と、ギアボックス33を有している。支柱31は、中空の筒状部材である。より具体的には、支柱31は、円筒形状を有している。支柱31の内部には、第2軸23bが通されている。支柱31の延在方向(中心軸31cの方向)は、第2軸23bの延在方向と、平行となっている。支柱31は、第1端31aと、第2端31bとを有している。第2端31bは、第1端31aの反対側の端である。
支柱31は、第1端31aにおいて、中心軸31c周りに発電機部2に対して相対的に回転可能なように、発電機部2に取り付けられている。支柱31は、中心軸31c周りに発電機部2に対して相対的に360°回転可能となっていることが好ましい。支柱31は、中心軸31cの方向が、第1面21aに直交する方向と平行となるように取り付けられている。
支柱31は、フランジ31dを有している。フランジ31dは、支柱31の第1端31aに設けられている。フランジ31dは、支柱31の延在方向と直交する方向に張り出すように延在している。支柱31は、フランジ31dが、第1面21a側(発電機台21側)の端に位置する貫通穴22aの部分内に位置するように、発電機部2に取り付けられている。支柱31は、例えば、ベアリング34により、貫通穴22a内において、中心軸31c周りに回転可能に支持されている。
フランジ31dには、ピン穴31eが設けられている。フランジ31dは、支柱31を中心軸31c周りに回転させることにより、ピン穴31eの位置がピン穴21d(ピン穴21e、ピン穴21f及びピン穴21g)の位置と一致するように配置されている。ストッパ32は、例えばピン状の部材である。ストッパ32は、ピン穴21d、ピン穴21e、ピン穴21f又はピン穴21gとピン穴31eとに通されている。これにより、支柱31の中心軸31c周りの回転が停止される。
支柱31は、第2端31b側において、ギアボックス33に固定されている。支柱31がギアボックス33に固定されるとは、支柱31が、ギアボックス33に対して中心軸31c周りに相対的に回転しないように、ギアボックス33に取り付けられていることをいう。
ギアボックス33は、第1はすば歯車33aと、第2はすば歯車33bとを有している。ギアボックス33には、第1軸11が挿入されている。ギアボックス33の内部において、第1軸11は、例えばベアリング36により、中心軸11a周りに回転可能に支持されている。第1はすば歯車33aは、第1軸11に取り付けられている。
ギアボックス33には、第2軸23bが挿入されている。ギアボックス33の内部において、第2軸23bは、例えばベアリング35により、中心軸周りに回転可能に支持されている。第2軸23bは、第2軸23bの延在方向と第1軸11の延在方向とが直交するように、ギアボックス33に挿入されている。第2軸23bの延在方向は支柱31の中心軸31cの方向と平行であるため、第1軸11の延在方向は、支柱31の中心軸31cの方向と直交している。
第2はすば歯車33bは、第2軸23bに取り付けられている。第2はすば歯車33bは、第1はすば歯車33aとかみ合うように配置されている。これにより、第1軸11の中心軸11a周りの回転は、第2軸23bに伝達され、第2軸23bの中心軸周りの回転に変換される。さらに、これにより、第1軸11が、第1軸11の延在方向を含む平面内で、第2軸23bに対して回転しても、第1軸11の中心軸11a周りの回転は、第2軸23bに伝達されることになる。
以下に、第1実施形態に係る水力発電装置の動作について説明する。
図5は、第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第1状態を示す平面図である。図6は、第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第2状態を示す平面図である。図7は、第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第3状態を示す平面図である。図8は、第1実施形態に係る水力発電装置の動作の第4状態を示す平面図である。なお、図5、図6、図7及び図8においては、軸受ハウジング22、発電機23及びカバー24の図示は省略されている。また、図5、図6、図7及び図8においては、流路4を流れる水の方向が矢印により示されている。
図5に示すように、ストッパ32がピン穴21d及びピン穴31eに挿入されている状態(第1状態)においては、第1軸11の延在方向が流路4を流れる水の方向と平行となっている。
第1状態から、支柱31を中心軸31c周りに、反時計回り方向に回転させるとともに、ピン穴21e及びピン穴31eにストッパ32を挿入することで、図6の状態となる(第2状態)。
ギアボックス33は支柱31に固定されているため、支柱31が中心軸31c周りに発電機部2に対して相対的に回転するに伴い、ギアボックス33に挿入された第1軸11も同様に回転する。第1軸11の延在方向は、中心軸31cと直交しているため、第1状態から第2状態に移行する際、第1軸11は、第1軸11の延在方向を含む平面内において、発電機部2に対して相対的に回転することになる。
軸穴21cからピン穴21dに向かう方向と軸穴21cからピン穴21eに向かう方向とは直交しているため、第2状態においては、第1軸11の延在方向と流路4内を流れる水の方向とは、直角となっている。
第2状態から、支柱31を中心軸31c周りに、反時計回り方向に回転させるとともに、ピン穴21f及びピン穴31eにストッパ32を挿入することで、図7の状態となる(第3状態)。第3状態から、支柱31を中心軸31c周りに、反時計回り方向に回転させるとともに、ピン穴21g及びピン穴31eにストッパ32を挿入することで、図8の状態となる(第4状態)。第4状態から再度同様の動作を繰り返すことにより、第1状態に戻る。
第2状態と第4状態とでは、翼12の回転方向に変化がない場合、最も流路4の底面41に接近する際の翼12の回転方向の流路4を流れる水の方向に対する関係が逆となっている。すなわち、例えば、第2状態において最も流路4の底面41に接近する際の翼12の回転方向が流路4を流れる水の方向に沿う場合、第4の状態において最も流路4の底面41に接近する際の翼12の回転方向は、流路4を流れる水の方向に逆行する。
上記においては、支柱31を中心軸31c周りに、反時計回り方向に回転させる場合について説明したが、支柱31は中心軸周りに時計回り方向に回転させてもよい。
以下に、第1実施形態に係る水力発電装置の効果について説明する。
第1実施形態に係る水力発電装置は、通常は、第1軸11の延在方向が流路4を流れる水の方向と平行となる状態において、発電動作が行われる。この際、翼12に水中に含まれる異物が付着する場合がある。第1実施形態に係る水力発電装置においては、翼12に異物が付着した際、第1軸11の延在方向を含む平面内において第1軸11を発電機部2に対して相対的に回転させることにより、流路4内を流れる水の圧力が、翼12に付着した異物を除去する方向に作用することになる。
このように、第1実施形態に係る水力発電装置においては、異物除去の際に、発電機部2を移動ないし回転させる必要はない。そのため、第1実施形態に係る水力発電装置によると、装置を大型化させることなく効率的に翼12に付着する異物の除去を行うことができる。
第1実施形態に係る水力発電装置において、駆動部3が、第1軸11の延在方向を含む平面内で発電機部2に対して相対的に第1軸11を360°回転させることができるように構成されている場合、異物除去の際に、翼12にまんべんなく流路4内を流れる水の圧力が作用する。そのため、この場合には、さらに効率的に異物の除去を行うことができる。
第1実施形態に係る水力発電装置において、駆動部3が、流路4を流れる水の方向と第1軸11の延在方向とが平行となる位置において、第1軸11の延在方向を含む平面内での第1軸11の発電機部2に対する相対的な回転を停止させるストッパ32を有している場合、他の動力を用いることなく、翼12の位置を固定して安定して発電動作を行うことができる。
第1実施形態に係る水力発電装置において、駆動部3が、流路4を流れる水の方向と第1軸11の延在方向とが直角となる位置において、第1軸11の延在方向を含む平面内での第1軸11の発電機部2に対する相対的な回転を停止させるストッパ32を有している場合、翼12から異物を除去しようとする方向に作用する流路4を流れる水の圧力が最大となる位置に、翼12を固定できる。そのため、この場合には、さらに効率的に翼12に付着する異物の除去を行うことができる。
第1実施形態に係る水力発電装置において、駆動部3が、第1軸11の中心軸11c周りの回転を停止させることなく、第1軸11の延在方向を含む平面内において、第1軸11を発電機部2に対して相対的に回転させる場合、第1軸11が異物の除去を行う位置まで移動した後に、流路4内を流れる水からの水圧が、翼12から異物を除去する方向に作用しやすい。そのため、この場合には、さらに効率的に翼12に付着する異物の除去を行うことができる。
第1実施形態に係る水力発電装置において、駆動部3が、第1軸11を、流路4の底面41に最も近づく際の翼12の回転方向が、水の流れの方向に沿うように、第1軸11の延在方向を含む平面内で、発電機部2に対して相対的に回転させる場合、流路4を流れる水の水位が低く、翼12の一部が水面から露出していたとしても、全長の長い異物の除去を効率的に行うことができる。
第1実施形態に係る水力発電装置において、駆動部3が、第1軸11を、流路4の底面41に最も近づく際の翼12の回転方向が、水の流れの方向に逆行するように、第1軸11の延在方向を含む平面内で、発電機部2に対して相対的に回転させる場合、異物に作用する水圧を高めることができるため、例えば異物が固形状のものであっても、効率的に除去を行うことができる。
(第2実施形態)
以下に、第2実施形態に係る水力発電装置の構成について説明する。なお、以下においては、第1実施形態に係る水力発電装置の構成と異なる点について主に説明し、重複する説明は繰り返さない。
図9は、第2実施形態に係る水力発電装置の断面図である。図10は、図9のX−Xにおける断面図である。図9及び図10に示すように、第2実施形態に係る水力発電装置は、水車1と、発電機部2と、駆動部3とを有している。水車1は、第1軸11と、翼12とを有している。発電機部2は、発電機台21と、軸受ハウジング22と、発電機23と、カバー24とを有している。駆動部3は、支柱31と、ストッパ32と、ギアボックス33とを有している。これらの点において、第2実施形態に係る水力発電装置の構成は、第1実施形態に係る水力発電装置の構成と共通している。
第2実施形態に係る水力発電装置においては、駆動部3は、逆回転抑止部37を有している。この点において、第2実施形態に係る水力発電装置の構成は、第1実施形態に係る水力発電装置の構成と異なっている。
逆回転抑止部37は、貫通穴22aと対向する支柱31の外周面上に取り付けられている。逆回転抑止部37は、例えばカム式ワンウェイクラッチである。但し、逆回転抑止部37は、これに限られるものではなく、支柱31の中心軸31c周りの回転を一方向において許容し、他方向において抑止するものであればよい。
逆回転抑止部37の内周面には、溝37aが設けられている。溝37aは、底面37bと、第1側面37cと、第1側面37cに対向する第2側面37dとを有している。底面37bは、逆回転抑止部37の中心側に向いている面である。第1側面37c及び第2側面37dは、底面37bに連なっている。第1側面37cの高さは、第2側面37dの高さよりも小さくなっている。すなわち、底面37bは、溝37aの深さが第1側面37c側から第2側面37d側に向かうにつれて深くなるように傾斜している。
逆回転抑止部37は、ころ37eと、スプリング37fとを有している。ころ37eは、底面37b及び支柱31の外周面に接触するように溝37a内に配置されている。スプリング37fは、一方端が第2側面37dに接続され、他方端がころ37eに接続されている。支柱31が中心軸31c周りに、図10中の矢印の方向(第2側面37dから第1側面37cに向かう方向)に回転する際に、ころ37eは、当該回転により、第1側面37c側に移動する。その結果、中心軸31c周りの回転に伴う支柱31と逆回転抑止部37との間の抵抗が大きくなる。
他方、支柱31が中心軸31c周りに、図10中の矢印の方向とは反対方向に回転する際、ころ37eは、当該回転により、第2側面37d側に移動する。その結果、中心軸31c周りの回転に伴う支柱31と逆回転抑止部37との間の抵抗が小さくなる。
このようして、逆回転抑止部37は、支柱31の中心軸31c周りの回転を、一方向において許容し、他方向において抑止する。すなわち、逆回転抑止部37は、第1軸11の延在方向を含む平面内での発電機部2に対する第1軸11の相対的な回転を、一方向において許容し、他方向において抑止する。
以下に、第2実施形態に係る水力発電装置の効果について説明する。
上記のとおり、逆回転抑止部37は、第1軸11の延在方向を含む平面内での発電機部2に対する第1軸11の相対的な回転を、一方向において許容し、他方向において抑止することができるため、流路4内の水の流れに逆らって第1軸11を段階的に回転させることができる。そのため、この場合には、第1軸11を回転させる作業の安全性を向上させることができる。
以上のように本発明の実施形態について説明を行ったが、上述の実施形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
上記の各実施形態は、水力発電装置に特に有利に適用される。
1 水車、11 第1軸、11a 中心軸、12 翼、2 発電機部、21 発電機台、21a 第1面、21b 第2面、21c 軸穴、21d,21e,21f,21g ピン穴、22 軸受ハウジング、22a 貫通穴、23 発電機、23a 発電機本体、23b 第2軸、24 カバー、3 駆動部、31 支柱、31a 第1端、31b 第2端、31c 中心軸、31d フランジ、31e ピン穴、32 ストッパ、33 ギアボックス、33a 第1はすば歯車、33b 第2はすば歯車、34,35,36 ベアリング、37 逆回転抑止部、37a 溝、37b 底面、37c 第1側面、37d 第2側面、37e ころ、37f スプリング、4 流路、41 底面、42 第1側面、43 第2側面、44 上面、5 梁、L 距離、R 半径。

Claims (8)

  1. 第1軸と、前記第1軸に取り付けられ、水が流れる流路内に配置され、かつ前記水によって前記第1軸を前記第1軸の中心軸周りに回転させる翼とを有する水車と、
    第2軸を含み、前記第1軸から前記第2軸に伝達される回転により発電を行う発電機を有する発電機部と、
    前記第1軸を、前記第1軸の延在方向を含む平面内で、前記発電機部に対して相対的に回転させる駆動部とを備える、水力発電装置。
  2. 前記駆動部は、前記第1軸を、前記第1軸の延在方向を含む平面内で、前記発電機部に対して相対的に360°回転可能に構成されている、請求項1に記載の水力発電装置。
  3. 前記駆動部は、前記水の流れの方向と前記第1軸の延在方向とが平行となる位置において、前記第1軸の延在方向を含む平面内での前記発電機部に対する前記第1軸の相対的な回転を停止させるストッパを有する、請求項1又は2に記載の水力発電装置。
  4. 前記駆動部は、前記水の流れの方向と前記第1軸の延在方向とが直交する位置において、前記第1軸の延在方向を含む平面内での前記発電機部に対する前記第1軸の相対的な回転を停止させるストッパを有する、請求項1又は2に記載の水力発電装置。
  5. 前記駆動部は、前記第1軸の中心軸周りの回転を停止させることなく、前記第1軸の延在方向を含む平面内で、前記第1軸を前記発電機部に対して相対的に回転させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水力発電装置。
  6. 前記駆動部は、前記第1軸の延在方向を含む平面内での前記発電機部に対する前記第1軸の相対的な回転を、一方向において許容し、他方向において抑止する逆回転抑止部を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水力発電装置。
  7. 前記駆動部は、前記流路の底に最も近づく際の前記翼の回転方向が、前記水の流れの方向と逆行するように、前記第1軸を、前記第1軸の延在方向を含む平面内で、前記発電機部に対して相対的に回転させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水力発電装置。
  8. 前記駆動部は、前記流路の底面に最も近づく際の前記翼の回転方向が、前記水の流れの方向に沿うように、前記第1軸を、前記第1軸の延在方向を含む平面内で、前記発電機部に対して相対的に回転させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水力発電装置。
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