JP2018178597A - 床パネル固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を少なくしつつ小型で強度の高い床パネル固定具を提供すること。
【解決手段】床パネル固定具は、鋼製の上板と、上板に固定され上板の下面に対向する下板と、下板と上板との間に配置されると共にボルトが締結されるナットと、を備えている。上板は、下面の一部がナットの外形よりも大きく凹む凹部と、凹部に形成された係合部と、凹部に対応する位置に上面から突出する凸部と、凸部および凹部を上板の板厚方向に貫通すると共にナットのめねじの内径よりも内径が大きい貫通孔と、を備えている。ナットは凹部に少なくとも一部が収容され、係合部はボルトの締結時にナットの回転を阻止する。
【選択図】図2

Description

本発明は床パネル固定具に関し、特に二重床を構築する床パネルを固定する床パネル固定具に関するものである。
基礎床と床パネルとの間に一定の高さの空間を設けた二重床は、クリーンルーム、コンピュータルーム、一般のオフィス等で使用される。床パネルをボルトで固定する床パネル固定具として、例えば特許文献1及び2に開示されるものが知られている。特許文献1に開示される床パネル固定具は、床パネルが載置される台と、ナットが配置されたカバーが取り付けられる支持部材と、支持部材に対して高さ方向に間隔をあけて台を支持する支持棒と、を備えている。特許文献2に開示される床パネル固定具は、床パネルが載置されるアルミニウム合金の鋳造品である台座に、ナットが配置される裏蓋がビスで取り付けられている。
特開2007−177509号公報 特許第4171266号公報
しかしながら特許文献1に開示される技術は、カバー及び支持部材と台とが支持棒で連結された構造なので、部品点数が多く、さらに全体の体積が大きくなるという問題点がある。特許文献2に開示される技術では、台座を構成するアルミニウム合金は単位質量当たりの強度は高いが密度が小さいので、強度を確保するために台座の体積が大きくなるという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、部品点数を少なくしつつ小型で強度の高い床パネル固定具を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の床パネル固定具は、支持脚に固定されると共に床パネルをボルトで固定するものであり、床パネルが上面に配置される鋼製の上板と、上板に固定され上板の下面に対向する下板と、下板と上板との間に配置されると共にボルトが締結されるナットと、を備えている。上板は、下面の一部がナットの外形よりも大きく凹む凹部と、凹部に形成された係合部と、凹部に対応する位置に上面から突出する凸部と、凸部および凹部を上板の板厚方向に貫通すると共にナットのめねじの内径よりも内径が大きい貫通孔と、を備えている。ナットは凹部に少なくとも一部が収容され、係合部はボルトの締結時にナットの回転を阻止する。
請求項1記載の床パネル固定具によれば、床パネルが上面に配置される鋼製の上板に、上板の下面の一部がナットの外形よりも大きく凹む凹部が形成されると共に、凹部に係合部が形成される。凹部に対応する位置に上面から凸部が突出する。ナットは上板の下面に対向する下板に配置され、凹部に少なくとも一部が収容される。下板は上板に固定されるので、部品点数を少なくできる。凸部および凹部を上板の板厚方向に貫通する貫通孔は、ナットのめねじの内径よりも内径が大きいので、ボルトを貫通孔に挿入してナットに締結できる。ボルトの締結時に係合部はナットの回転を阻止する。鋼製の上板は、同じ質量のアルミニウム合金に比べて強度が高いので、小さくても強度を高くできる。
請求項2記載の床パネル固定具によれば、凸部は、プレス加工による凹部の形成に伴い上面から突出する。よって、請求項1の効果に加え、切削等によって凹部および凸部を形成する場合に比べて、凹部および凸部を短時間で形成できる。
請求項3記載の床パネル固定具によれば、下板を貫通する鋼製の筒体が、上板の下面に溶接される。支持脚に螺合する鋼製のめねじが、筒体の内周に形成されるので、請求項1又は2の効果に加え、高い引抜強度を確保できる。
請求項4記載の床パネル固定具によれば、上板は、上面と下面とを連絡する側面の一部に上板の板厚方向の全長に亘って溝部が延びる。下板の縁に連接される係止片の第1部は、溝部に沿って幅方向に塑性変形するので、第1部の幅方向に下板を拘束する。第1部に連接される係止片の第2部は、上板の上面と溝部とが交わる角で折り曲げられて上面に重なるので、上板の板厚方向に下板を拘束する。これにより、請求項1から3のいずれかの効果に加え、下板を上板に簡易に固定できる。
請求項5記載の床パネル固定具によれば、上板は、角および凸部とそれぞれ間隔をあけて設けられた突起が上面から突出する。第2部は角と突起との間に配置される。第2部の幅は、第1部の幅に比べて狭いので、請求項4の効果に加え、第1部の幅方向に下板を拘束する力を確保しつつ、床パネルが配置される上板の上面の領域を第2部が狭くしないようにできる。
請求項6記載の床パネル固定具によれば、下板は、ナットが配置された部位の周囲の一部が上板へ向けて折り曲げられた壁部を備える。これにより、請求項1から5のいずれかの効果に加え、ナットにボルトが締結される前の施工作業中などに、下板が変形して下板と上板との間隔が広がっても、壁部によってナットの脱落を防ぐことができる。
本発明の一実施の形態における床パネル固定具の平面図である。 床パネル固定具の側面図である。 床パネル固定具の底面図である。 図1のIV−IV線における床パネル固定具の断面図である。 床パネル固定具の分解立体図である。 床パネル固定具の使用状態を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態における床パネル固定具10の平面図であり、図2は床パネル固定具10の側面図である。図3は床パネル固定具10の底面図であり、図4は図1のIV−IV線における床パネル固定具10の断面図である。図5は床パネル固定具10の分解立体図であり、図6は床パネル固定具10の使用状態を示す斜視図である。理解を容易にするため、図6では、床パネル固定具10に4枚配置される床パネル72のうち2枚が図示されている。
図6に示すように床パネル固定具10は、基礎床(図示せず)に固定された支持脚70に固定される。支持脚70に固定された床パネル固定具10は、床パネル72の角が突き合わされる位置、即ち床パネル72の四隅に配置される。床パネル72は、角形の基板73と、基板73の裏面に突出するリブ74と、を備え、基板73及びリブ74がアルミニウム合金によって一体成形されている。リブ74が床パネル固定具10に載置された状態で、基板73を貫通するボルト75が床パネル固定具10に締結され、床パネル72は床パネル固定具10に固定される。
床パネル固定具10は、上板20と、上板20に固定される下板40と、上板20と下板40との間に配置されるナット50(図5参照)と、上板20に固定される筒体60と、を備えている。
図1に示すように上板20は、熱間圧延鋼板等の鋼製の方形状の板材である。本実施の形態では、上板20は金属プレス加工品である。上板20は、床パネル72(図6参照)が配置される上面21と、上面21に連絡する側面22と、側面22に連絡する下面23(図2参照)とを備えている。上板20は、上板20の4つの角の近くに凹部24及び凸部26がそれぞれ形成される。本実施の形態では、凹部24及び凸部26は平面視が方形状に形成されている。
図4に示すように凹部24は、下面23の一部がナット50の外形よりも大きく凹む部位である。凹部24は、プレス加工により上板20の下面23に形成される。プレス加工による凹部24の形成に伴い、上板20が塑性変形して、凸部26が上板20の上面21から突出する。凹部24はボルト75(図6参照)が締結されるナット50の上部を収容する。凸部26は、上板20の上面21に載置されるリブ74(図6参照)の位置決めをする。
上板20には、凸部26及び凹部24を上板20の板厚方向に貫通する貫通孔27が、プレス加工や切削等によって形成される。貫通孔27の内径は、ナット50のめねじ51の内径よりも大きい。貫通孔27は、ボルト75(図6参照)が挿通される平面視が円形の孔である。貫通孔27は、下面23から上面21に向けてテーパ状に次第に拡径するので、上面21側からボルト75を挿通し易くできる。
図1に戻って説明する。本実施の形態では、ナット50は鋼製の四角ナットであり、ナット50の外形は、凹部24よりも少し小さめに設定される。凹部24の四角形の隅は、ナット50の回転を阻止する係合部25である。
上板20には、上板20の板厚方向に延びる溝部28が、4つの側面22の中央にそれぞれ形成されている。溝部28は横断面が円弧状に形成される。上板20の上面21には、溝部28の近傍であって凸部26同士の間に、横断面が円形状の突起31が形成されている。突起31は、プレス加工によって上板20の下面23の4か所に窪み30が形成されるのに伴い、上板20が塑性変形して、上板20の上面21の4か所から突出する。突起31は、凸部26と共に、上板20の上面21に載置されるリブ74を位置決めする。
上板20の中央には、上板20を板厚方向に貫通する中央孔32が形成される。上板20の上面21には、中央孔32と4つの突起31との間に、中央孔32と突起31とを直線で結ぶマーク33が形成されている。マーク33は、上面21の4つの辺に垂直な直線状の4本の溝である。上面21はマーク33によって4つに区画される。作業者は、マーク33を目印にして、4枚の床パネル72(図6参照)の角を上板20に配置できる。
上板20の上面21には、中央孔32と4つの凸部との間に、下面23に向かって陥没する陥没部34が形成されている。陥没部34はプレス加工によって上面21の4か所に形成される。プレス加工による陥没部34の形成に伴い、上板20が塑性変形して、隆起部35(図3参照)が上板20の下面23の4か所から突出する。
図2に示すように、上板20の下面23に対向する下板40は、上板20に固定されている。上板20と下板40との間にナット50が配置される。下板40は、ステンレス鋼等の金属製の略方形状の板材である。下板40は、上板20の下部にナット50を支持するための部材なので、下板40の強度を上板20の強度より低くできる。その結果、下板40の板厚を上板20の板厚よりも薄くできるので、床パネル固定具10の質量が過大にならないようにできる。
上板20に形成された貫通孔27に対応する下板40の4つの角の近くに、それぞれナット50が配置される。下板40に配置されたナット50は、上板20の凹部24にそれぞれ上部が収容される。ナット50が凹部24内を移動できるように、上板20の下面23と下板40との間隔が設定される。ナット50の上部が凹部24に収容されるので、上板20と下板40との間からナット50が脱落しないようにできる。
筒体60は、上板20の下面23に端部が溶接されている。筒体60は、円筒状の鋼製の部材であり、外周からプレス加工を施すことにより、外周の一部を内側へ凹ませた成形部61が形成されている。筒体60は、成形部61間に止めねじ63が貫通している。
図3に示すように下板40は、中央に円形の取付孔41が形成されている。取付孔41は、筒体60が挿入される部位である。下板40に取付孔41が形成されているので、下板40に邪魔されることなく、筒体60の端部を上板20に接合できる。筒体60は、上板20の下面23から突出する隆起部35の外周に接して、下面23に固定される。隆起部35は筒体60を固定する位置を規定する。
筒体60の外周の複数か所(本実施の形態では3か所)を凹ませることにより、筒体60が塑性変形して、成形部61の内周が隆起する。隆起した成形部61にめねじ62が形成されている。支持脚70(図6参照)に形成されたおねじ71にめねじ62が螺合して、基礎床(図示せず)に対する床パネル固定具10の高さが調整される。おねじ71に対するめねじ62の位置を決めた後、止めねじ63を支持脚70に突き当てることにより、めねじ62の回り止めがされ、基礎床(図示せず)に対する床パネル固定具10の高さが決まる。
図5に示すように下板40は、上板20に形成された貫通孔27に対応する下板40の4つの角の近くに、それぞれ円形の孔部42が形成されている。孔部42は、ナット50に螺合したボルト75(図6参照)の先端側が挿通される孔である。孔部42の内径は、めねじ51の内径よりも大きく、ナット50の外寸よりも小さい。孔部42からナット50が脱落しないようにするためである。
ナット50は、ボルト75(図6参照)が噛み合うと、ボルト75と一緒に回転しようとする。しかし、凹部24(図1参照)に形成された係合部25にナット50の角(被係合部52)が係合するので、ボルト75の締結時にナット50の回り止めができる。
下板40は、4つの角を上板20に向けて折り曲げた第1壁部43と、4つの辺の中央を上板20に向けて折り曲げた第2壁部44と、が形成されている。第1壁部43は、下板40が変形して下板40と上板20との間隔が大きくなっても、凹部24から外れたナット50が下板40の角から脱落しないようにするための部位である。第2壁部44は、下板40が変形して下板40と上板20との間隔が大きくなっても、凹部24から外れたナット50が下板40の辺から脱落しないようにするための部位である。
第2壁部44は、上板20に近づくにつれて外寸が小さくなる半円錐台状に形成されている。これにより、下板40の各辺の中央の剛性を高くできる。第2壁部44の上部に頂部45が連接されている。頂部45は、半円状の平面が形成される部分であり、上板20の下面23に当接する。第2壁部44の高さによって、上板20と下板40との間隔が設定される。第2壁部44に連接された4つの頂部45が上板20の下面23に当接するので、上板20と下板40との間隔が保持される。頂部45の縁に係止片46が連接されている。係止片46は、上板20に下板40を固定するための部位である。
図2に戻って説明する。係止片46は、上板20の溝部28(図1参照)の形状に沿って幅方向に塑性変形して湾曲する第1部47と、第1部47に連接されると共に溝部28と上面21との角29で折り曲げられて上面21に重なる第2部48と、を備えている。第1部47が上板20の溝部28に密着し、第2部48が上板20の上面21に密着する。第1部47は、横断面が円弧状の溝部28に沿って幅方向に塑性変形するので、溝部28の幅方向に下板40を拘束する。第2部48は上板20の上面21に密着するので、頂部45と第2部48との間で下板40を上板20の板厚方向に拘束する。よって、簡易かつ強固に下板40を上板20に固定できる。
図1に示すように第2部48は、溝部28の角29から突起31までの間に配置される。第2部48の幅Bは、第1部47の幅Aよりも狭く、突起31の外寸以下である。これにより、凸部26及び突起31に位置決めされたリブ74(床パネル72)が、第2部48に干渉しないようにできる。よって、床パネル72が配置される上板20の上面21の領域を第2部48が狭くしないようにできる。
床パネル固定具10の製造方法の一例を説明する。まず、プレス加工により上板20を成形する。上板20の貫通孔27は切削等により拡径する。上板20は必要に応じてめっきが施される。次いで、上板20の下面23に筒体60を接合する。上板20の下面23に形成された凹部24にナット50をそれぞれ入れた後、取付孔41に筒体60を挿入しながら、下板40の係止片46を、上板20の溝部28の位置に配置する。係止片46の第1部47を曲げて溝部28に密着させ、第2部48を上面21に沿って折り曲げることにより、下板40を上板20に固定する。これにより、床パネル固定具10が得られる。
図6に示すように、支持脚70に固定された床パネル固定具10の上板20の上に、マーク33を目印にして床パネル72を配置した後、基板73にボルト75を貫通させる。上板20の貫通孔27はテーパ状に形成されているので、ボルト75を貫通孔27に挿通し易くできる。上板20と下板40との間に配置されたナット50は上板20の凹部24内を移動できるので、床パネル72の位置を気にすることなく、貫通孔27に挿入したボルト75をナット50に容易にかみ合わせることができる。
ボルト75を締めることによるナット50の供回りは、凹部24の係合部25にナット50の被係合部52が係合して阻止される。ボルト75を締め込むとナット50が上板20に引き寄せられ、ボルト75及びナット50に軸力が作用する。鋼製の上板20は、同じ質量のアルミニウム合金に比べて強度が高いので、小さくても上板20の強度を高くできる。ナット50を支持する下板40は上板20に固定されているので、部品点数を少なくしつつ床パネル固定具10を小型化できると共に強度を高くできる。
支持脚70固定される筒体60が上板20に接合されており、上板20を挟んでボルト75及びナット50に軸力が作用する。ボルト75が締め付けられたナット50は下板40から浮き上がるので、下板40に力はかからない。上板20及び上板20に溶接された筒体60はいずれも鋼製なので、高い引抜強度を確保できる。その結果、床パネル72の基板73に固定されたラックや機器(いずれも図示せず)が、地震等によって転倒するときに発生する引抜力に耐え得るようにできる。従って、床パネル固定具10は、背の高いラックや重量物が設置されるクリーンルームやコンピュータルーム等を構築する床パネル72を固定するのに特に適している。
床パネル固定具10は、支持脚70に螺合されるめねじ62が形成された筒体60及びナット50が鋼製なので、ねじ山の強度を高くできる。よって、筒体60のめねじ62及びナット50のめねじ51が潰れないようにできる。
上板20は、凹部24及び凸部26がプレス加工によって形成されるので、切削等によって凹部24及び凸部26を形成する場合に比べて、凹部24及び凸部26を短時間で形成できる。また、切削による材料の無駄を抑制できる。
下板40は、ナット50が配置された部位の周囲の一部が上板20へ向けて折り曲げられた第1壁部43及び第2壁部44を備える。これにより、ナット50にボルト75が締結される前の施工作業中などに、下板40が変形して下板40と上板20との間隔が広がっても、第1壁部43及び第2壁部44によってナット50の脱落を防ぐことができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
実施の形態では、上板20が金属プレス加工品である場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、切削等によって上板20の凹部24、凸部26等を形成することは当然可能である。
実施の形態では、上板20の上面21に中央孔32、マーク33、陥没部34が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。これらの内の1つ以上を省略することは当然可能である。
実施の形態では、ナット50が四角ナットである場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。六角ナット等の他の形状のナットを採用することは当然可能である。凹部24の形状は、ナット50の形状に応じて適宜設定される。
10 床パネル固定具
20 上板
21 上面
22 側面
23 下面
24 凹部
25 係合部
26 凸部
27 貫通孔
28 溝部
29 角
31 突起
40 下板
43 第1壁部(壁部の一部)
44 第2壁部(壁部の一部)
46 係止片
47 第1部
48 第2部
50 ナット
51 めねじ
72 床パネル
75 ボルト

Claims (6)

  1. 支持脚に固定されると共に床パネルをボルトで固定する床パネル固定具であって、
    前記床パネルが上面に配置される鋼製の上板と、
    前記上板に固定され前記上板の下面に対向する下板と、
    前記下板と前記上板との間に配置されると共に前記ボルトが締結されるナットと、を備え
    前記上板は、前記下面の一部が前記ナットの外形よりも大きく凹む凹部と、前記凹部に形成された係合部と、前記凹部に対応する位置に前記上面から突出する凸部と、前記凸部および前記凹部を前記上板の板厚方向に貫通すると共に前記ナットのめねじの内径よりも内径が大きい貫通孔と、を備え、
    前記ナットは、前記凹部に少なくとも一部が収容され、
    前記係合部は、前記ボルトの締結時に前記ナットの回転を阻止する床パネル固定具。
  2. 前記凸部は、プレス加工による前記凹部の形成に伴い、前記上面から突出する請求項1記載の床パネル固定具。
  3. 前記上板の前記下面に溶接されると共に前記下板を貫通する鋼製の筒体と、
    前記筒体の内周に形成され前記支持脚に螺合する鋼製のめねじと、を備える請求項1又は2に記載の床パネル固定具。
  4. 前記上板は、前記上面と前記下面とを連絡する側面の一部に前記上板の板厚方向の全長に亘って延びる溝部を備え、
    前記下板は、前記下板の縁に連接される第1部と、前記第1部に連接される第2部とを有する係止片を備え、
    前記第1部は、前記溝部の幅方向に沿って塑性変形し、
    前記第2部は、前記上板の前記上面と前記溝部とが交わる角で折り曲げられて前記上面に重なる請求項1から3のいずれかに記載の床パネル固定具。
  5. 前記上板は、前記角および前記凸部とそれぞれ間隔をあけて設けられると共に前記上面から突出する突起を備え、
    前記第2部は、前記角と前記突起との間に配置され、
    前記第2部の幅は、前記第1部の幅に比べて狭い請求項4記載の床パネル固定具。
  6. 前記下板は、前記ナットが配置された部位の周囲の一部が前記上板へ向けて折り曲げられた壁部を備える請求項1から5のいずれかに記載の床パネル固定具。
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