JP2018177024A - フロアマット - Google Patents

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JP2018177024A JP2017080397A JP2017080397A JP2018177024A JP 2018177024 A JP2018177024 A JP 2018177024A JP 2017080397 A JP2017080397 A JP 2017080397A JP 2017080397 A JP2017080397 A JP 2017080397A JP 2018177024 A JP2018177024 A JP 2018177024A
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Abstract

【課題】ニードルパンチ不織布及びカットパイル地のいずれのファーストカーペットにも優れた滑り止め効果を有し、その生産設備も同じもので生産できるフロアマットを提供すること。【解決手段】表皮材11の裏側に滑り止め突起15を有するバッキング層14を設けたフロアマットにおいて、前記滑り止め突起15は第1突起16と第2突起17とからなり、前記第1突起16はバッキング層14全面に所定間隔に設けられており、前記第1突起16の周囲に該第1突起16よりも低く高密度に第2突起17が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車や列車、航空機などの乗り物の床面に敷設されるカーペットやマット、建物の室内や廊下の床面に敷設されるカーペットやマット、コンピュータのオペレーション用チェアマット、部屋の出入口に敷設される床面用マット、エレベータ内やエレベータホールの開閉扉前に敷設される床面用マット、玄関マットなどに適用される滑り防止性に優れるフロアマットに関する。
従来、例えば自動車の床面にはファーストカーペットが敷設されており、他の内装材とトータルコーディネートされて車内の装飾性を高めている。ところが、このファーストカーペットは、床面に接着剤などで固定されており、ゴミや土などで汚れても容易に交換することができない。そこで、自動車床面のファーストカーペット上には、フロアマットが取り外し可能に装着され、ファーストカーペットが汚れるのを防いでいる。
この自動車床面のファーストカーペットには、ニードルパンチ不織布やカットパイル地が採用されており、その上にフロアマットを載せたとき、両者の接触面における摩擦係数は小さく滑りを生じることがあった。特に運転席側のフロアマットが前方に滑りが生じた場合、フロアマットがアクセルペダルやブレーキペダルに干渉し、重大な事故を引き起こす恐れがある。このような事情から、フロアマットには鳩目クリップが設けられ、車体側に取り付けたフックに引っ掛けて固定されるようになっている。さらに、使用者がフックにフロアマットを固定するのを忘れたり、固定が不十分だったりした場合を考慮して、フロアマット裏面のバッキング層に滑り防止機能を設けることで万が一の為に万全を期していた。
従来より、ファーストカーペットがニードルパンチ不織布の場合、フロアマット裏面のバッキング層には、ニードルパンチ不織布であって、その表面を一部溶融させた溶融塊で粗面化とすることで静摩擦係数を大きくしたいわゆる焼きニーパンが多く採用されている(例えば特許文献1参照)。
一方、ファーストカーペットがカットパイル地の場合には、フロアマット裏面のバッキング層に滑り防止用突起を設けた樹脂バッキングが採用されている(例えば特許文献2参照)。バッキング層から突出する滑り防止用突起はカットパイル地の中に入り込んでそのアンカー効果によりマットの動きを止める働きがある。
特開2010−7190号公報 特開2007−307418号公報
このように、フロアマット裏面のバッキング層は、ニードルパンチ不織布やカットパイル地のファーストカーペットの種類によって異なる構造、仕様となっており、その生産設備も別に設ける必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ニードルパンチ不織布及びカットパイル地のいずれのファーストカーペットにも優れた滑り止め効果を有し、その生産設備も同じもので生産できるフロアマットを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する為、請求項1に記載の発明は、表皮材の裏側に滑り止め突起を有するバッキング層を設けたフロアマットにおいて、
前記滑り止め突起は第1突起と第2突起とからなり、前記第1突起はバッキング層全面に所定間隔に設けられており、前記第1突起の周囲に該第1突起よりも低く高密度に第2突起が設けられていることを特徴とするフロアマットをその要旨とした。
請求項2に記載の発明は、第1突起は第2突起の高さの1.5〜3倍の高さに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフロアマットをその要旨とした。
請求項3に記載の発明は、第2突起は第1突起の周りに該第1突起の少なくとも2倍の密度で設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロアマットをその要旨とした。
請求項4に記載の発明は、バッキング層の硬度が10〜40度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフロアマットをその要旨とした。
本発明のフロアマットにあっては、該フロアマットをカットパイル地からなるファーストカーペット上に載せた場合、表皮材の裏側に設けたバッキング層の第1突起と第2突起とからなる滑り止め突起のうち、第1突起がカットパイル地の中に入り込み、そのアンカー効果によりマットの動きを止めるようになっている。
また、本発明のフロアマットにあっては、該フロアマットをニードルパンチ不織布からなるファーストカーペット上に載せた場合には、表皮材の裏側に設けたバッキング層の第1突起の周囲に該第1突起よりも低く高密度に設けた第2突起による静摩擦係数の増大効果によりマットの動きを止めるよう作用するようになっている。
本発明のフロアマットの拡大断面図。 本発明のフロアマットのバッキング層を示す平面図。 図2に示すバッキング層のAB線で切断した拡大断面図。
以下、本発明のフロアマットを図面に従ってさらに詳しく説明する。図1〜図3に示すフロアマットは、表皮材11の裏側に滑り止め突起15を有するバッキング層14を設けたものである。
表皮材11としては特に限定されす、例えばウィルトンカーペット、タフテッドカーペット、ニードルパンチカーペット、段通など様々な形態を採ることができる。図1〜図3に示すフロアマットの表皮材11には、不織布、紙、布、フェルトあるいはこれらの複合物からなる基布12にパイル糸13を所定のボリュームとなるように打ち込んだタフテッドカーペットを用いた。
表皮材11の裏側に設けたバッキング層14には、例えばスチレンーブタンジエンースチレン共重合体(SBS)、スチレンーエチレン−ブタンジエンースチレンブロック共重合体(SEBS)、アクリルニトリルーブタジエン系共重合体、ウレタン樹脂等の高分子、スチレンーブタンジエンゴム、アクリルニトリルーブタンジエンゴム、ブタンジエンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム等のゴム系高分子、またはこれらを複数種混合したものなどのポリマー材料を用いることができる。バッキング層14は、前述のポリマー材料を押し出し成形、射出成形などの従来公知の成形手法によりシート状に成形したものである。
また、バッキング層14は、その硬度が10〜40度であることが望ましい。硬度を10〜40度とすることから生じる粘性によりファーストカーペットと接触する面で滑り止め突起15の摩擦係数が飛躍的に増大し、マットの動きを効果的に止めることができるようになるからである。また、バッキング層14の硬度を10〜40度とすることで滑り止め突起15が変形し易くなるので、該フロアマットをニードルパンチ不織布からなるファーストカーペット上に載せ、踏力が加わったときには、バッキング層14から突出する後述の第1突起16が変形して折れ曲がり、前記第1突起16よりも低く設けた第2突起17がファーストカーペットと接触してマットの動きを止めるようになる。
バッキング層14は、発泡構造とすることで軽量化並びに摩擦係数の増大を図ることもできる。この場合、発泡倍率は1〜30倍が好ましく、より好ましくは1〜10倍である。発泡倍率が1倍を下回る場合、軽量化並びに摩擦係数の増大という効果を十分に得ることができず、30倍を超える場合には、脆くなり、フロアマットに加わる外力に十分に対抗できなくなる恐れがあるからである。
このバッキング層14には滑り止め突起15が設けられている。滑り止め突起15は第1突起16と第2突起17の2種の突起からなる。第1突起16はバッキング層14全面に所定間隔に設けられており、この第1突起16の周囲に該第1突起16よりも低く高密度に第2突起17が設けられている。
バッキング層14に設けた滑り止め突起15のうち、第1突起16は、該フロアマットをカットパイル地からなるファーストカーペット上に載せたとき、その先端がカットパイル地の中に入り込み、アンカー効果によりマットの動きを止めるよう作用するようになっている。
一方、第2突起17は、該フロアマットをニードルパンチ不織布からなるファーストカーペット上に載せたとき、バッキング層14の第1突起16の周囲に該第1突起16よりも低く高密度に設けた第2突起17による静摩擦係数の増大効果によりマットの動きを止めるよう作用するようになっている。
第1突起16及び第2突起17の形状としては、円錐状、三角錐状、四角錐状、五角錐状、六角錐状など特に限定されないが、図1〜図3に示すように六角錐状とした場合、前後左右の方向からの力に対抗することができると共に突起の斜面を構成するエッジ部分により摩擦係数が増大し、滑り止め効果が増すことになる。
第1突起16の高さは第2突起17の高さの1.5〜3倍の高さに設けるのが望ましい。この範囲の高さに設けることで第1突起16は周囲の第2突起17の群から突出した状態になり、カットパイル地からなるファーストカーペット上に載せたとき、その先端がカットパイル地の中に入り込み易くなる。一方、該フロアマットをニードルパンチ不織布からなるファーストカーペット上に載せたときには、第1突起16は踏力によって変形して折れ曲がり、前記第1突起16よりも低く設けた第2突起17がファーストカーペットと接触してマットの動きを止めるようになる。
第2突起17は第1突起の周りに該第1突起の少なくとも2倍の密度で設けられていることが望ましい。第2突起17を高密度に設けることで、その分だけ静摩擦係数が増大し、ニードルパンチ不織布からなるファーストカーペット上に載せたとき、マットの動きを止めるよう作用が増すことになる。
図1〜図3に示すフロアマットのバッキング層14には表裏を貫通する多数の貫通孔18が形成されている。この場合、多数の貫通孔18により優れた吸音性が発揮されるとともに軽量化を図ることができる。
尚、本発明の範囲は、「請求の範囲」に定義されており、その範囲に含まれる全ての変更、形態を採ることができる。
本発明のフロアマットは、ニードルパンチ不織布及びカットパイル地のいずれのファーストカーペットにも優れた滑り止め効果を有し、その生産設備も同じもので生産でき、例えば自動車や列車、航空機などの乗り物の床面に敷設されるカーペットやマット、建物の室内や廊下の床面に敷設されるカーペットやマット、コンピュータのオペレーション用チェアマット、部屋の出入口に敷設される床面用マット、エレベータ内やエレベータホールの開閉扉前に敷設される床面用マット、玄関マットなど幅広い範囲で適用できる。
11 ・・・表皮材
14 ・・・バッキング層
15 ・・・滑り止め突起
16 ・・・第1突起
17 ・・・第2突起
18 ・・・貫通孔

Claims (4)

  1. 表皮材の裏側に滑り止め突起を有するバッキング層を設けたフロアマットにおいて、
    前記滑り止め突起は第1突起と第2突起とからなり、前記第1突起はバッキング層全面に所定間隔に設けられており、前記第1突起の周囲に該第1突起よりも低く高密度に第2突起が設けられていることを特徴とするフロアマット。
  2. 第1突起は第2突起の高さの1.5〜3倍の高さに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフロアマット。
  3. 第2突起は第1突起の周りに該第1突起の少なくとも2倍の密度で設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロアマット。
  4. バッキング層の硬度が10〜40度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフロアマット。
JP2017080397A 2017-04-14 2017-04-14 フロアマット Pending JP2018177024A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102302080B1 (ko) * 2021-01-11 2021-09-13 윤영기 미끄럼 방지용 매트 하부시트 및 이의 제조방법

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