JP2018177020A - 自動車用フロアーマット - Google Patents

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篤史 加藤
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Abstract

【課題】不織布からなる敷設下地面およびパイル布帛からなる敷設下地面のいずれに対しても優れた防滑性を発揮して位置ずれを生じ難い自動車用フロアーマットを提供する。
【解決手段】マット本体8の下面に多数個の防滑用突起2が設けられ、防滑用突起2は、マット本体8の下面に設けられた円錐台又は角錐台形状の台座部3と、該台座部の下面に突設された1個の小突起4とを備え、台座部3の上面3aの面積は、該台座部の下面3cの面積よりも大きく、台座部の周側面3bと、マット本体の下面8aとがなす角度αが60°以上90°未満であり、小突起4は、高さNが0.6mm〜1.4mmであり、径Gが0.8mm〜1.6mmであり、台座部3は、高さMが1.0mm〜4.0mmであり、上面の径Eが2.0mm〜4.0mmであり、下面の径Fが1.0mm〜3.0mmであり、防滑用突起2の配置密度は平面視において100cm2当たり500個〜1500個である構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車室内における例えば運転者や同乗者の足元に敷いて用いられる自動車用フロアーマットに関する。
自動車室内のフロアーには予めパイルカーペット等の表皮材が貼り付け施工されているが、この表皮材の汚れを防止すること等を目的として、この表皮材の上に更に取り外し可能なフロアーマットを載置することが広く行われている。このフロアーマットに、足で踏む、蹴る等の外力が加わると、フロアーマットは位置ずれを生じやすい。このような位置ずれが生じた場合、使用者が滑ったりすることが懸念されるのみならず、位置ずれによってフロアーマットがアクセル、ブレーキ、クラッチの上に覆いかぶさるようなことがあると、安全運転を行う上で支障を来すことから、この自動車用フロアーマットには位置ずれを生じ難いものであることが強く求められている。
このような位置ずれを防止するものとして、ゴム又は熱可塑性エラストマーからなるマット本体の裏面に、多数個の防滑用突起が互いに間隔を置いて、一体的に設けられてなる自動車用フロアーマットにおいて、前記防滑用突起が、盤状台座部と、該台座部の下面に垂下状に一体的に突設された複数個のスパイク状小突起とからなることを特徴とする自動車用フロアーマットが公知である(特許文献1参照)。このような構成の防滑用突起を裏面側に設けることで、足で踏む、蹴る等の外力が加わった際の位置ずれを防止することができる。
特開2001−213214号公報
しかしながら、上記従来の自動車用フロアーマットでは、自動車のフロアーに予め貼り付け施工されている表皮材がパイルカーペットである場合には、防滑効果が得られるものの、予め貼り付け施工されている表皮材がニードルパンチ不織布等の不織布である場合には、ずれ移動を生じやすかった。
一方で、不織布からなる表皮材に対して防滑性が得られる従来の自動車用フロアーマットは、パイルカーペット製表皮材に対しては殆ど防滑効果が得られなかった。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、不織布からなる敷設下地面およびパイル布帛からなる敷設下地面のいずれに対しても優れた防滑性を発揮して位置ずれを生じ難い自動車用フロアーマットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]マット本体の下面に直接に多数個の防滑用突起が相互に間隔をあけて設けられてなる自動車用フロアーマットであって、
前記防滑用突起は、前記マット本体の下面に設けられた円錐台形状又は略角錐台形状の台座部と、該台座部の下面に突設された1個の小突起とを備え、
前記小突起は、その周側面に段を有しないものであり、
前記台座部の上面の面積は、前記台座部の下面の面積よりも大きく、
前記台座部の周側面と、前記マット本体の下面とがなす角度(鋭角)が60°以上90°未満の範囲であり、
前記小突起は、高さが0.6mm〜1.4mmであり、径が0.8mm〜1.6mmであり、
前記台座部は、高さが1.0mm〜4.0mmであり、上面の径が2.0mm〜4.0mmであり、下面の径が1.0mm〜3.0mmであり、
前記防滑用突起の配置密度は、平面視において100cm2当たり500個〜1500個の範囲であることを特徴とする自動車用フロアーマット。
[2]前記小突起は、高さが0.8mm〜1.2mmであり、径が0.8mm〜1.4mmである前項1に記載の自動車用フロアーマット。
[3]前記台座部の周側面と、前記マット本体の下面とがなす角度(鋭角)が70°〜85°の範囲であり、
前記台座部は、高さが1.5mm〜3.5mmであり、上面の径が2.3mm〜3.5mmであり、下面の径が1.5mm〜2.8mmである前項1または2に記載の自動車用フロアーマット。
[4]前記防滑用突起の配置密度は、平面視において100cm2当たり600個〜850個の範囲である前項1〜3のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
[5]前記マット本体の少なくとも下面側部及び前記防滑用突起が、熱可塑性エラストマーで形成されている前項1〜4のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
[6]前記熱可塑性エラストマーがSBSエラストマーである前項5に記載の自動車用フロアーマット。
[1]の発明では、不織布からなる敷設下地面およびパイル布帛からなる敷設下地面のいずれに対しても優れた防滑性を発揮して位置ずれを生じ難い。
[2]の発明では、より優れた防滑性を発揮する自動車用フロアーマットが提供される。
[3]の発明では、不織布からなる敷設下地面およびパイル布帛からなる敷設下地面のいずれに対してもより優れた防滑性を発揮する自動車用フロアーマットが提供される。
[4]の発明では、自動車用フロアーマット防滑性をさらに向上させることができる。
[5]の発明では、さらに優れた防滑性を確保できる。
[6]の発明では、より十分に優れた防滑性を確保できる。
本発明の一実施形態に係る自動車用フロアーマットを裏面側から見た平面図である。 図1におけるX−X線の断面図である。 本発明に係る自動車用フロアーマットの他の実施形態を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る自動車用フロアーマット1を図1、2に示す。この自動車用フロアーマット1は、表材10の下面側に裏側樹脂層9が積層一体化されてなるマット本体8と、前記マット本体8の下面8a(裏側樹脂層9の下面)に直接に設けられた多数個の防滑用突起2と、を備えている。前記多数個の防滑用突起2は、水平方向に相互に間隔をあけて配置されている(図1、2参照)。
前記防滑用突起2は、前記マット本体8の下面8aに設けられた円錐台形状の台座部3と、該台座部3の下面に下方に向けて突設された1個の小突起4とを備える(図2参照)。前記小突起4は、その周側面に段を有しないものである(図2参照)。
前記台座部3を構成する円錐台の上面3aの面積は、該円錐台の下面3cの面積よりも大きい構成になっている(図2参照)。また、前記台座部3の周側面3bと、前記マット本体8の下面8aとがなす角度(鋭角)αが60°以上90°未満の範囲である。
前記小突起4は、高さNが0.6mm〜1.4mmであり、径Gが0.8mm〜1.6mmである。また、前記台座部3は、高さMが1.0mm〜4.0mmであり、上面3aの径Eが2.0mm〜4.0mmであり、下面の径Fが1.0mm〜3.0mmである(図2参照)。また、前記防滑用突起2の配置密度は、平面視において100cm2当たり500個〜1500個の範囲に設定されている(図1参照)。
而して、上記構成に係る本発明の自動車用フロアーマット1は、「不織布からなる敷設下地面」および「パイル布帛からなる敷設下地面」のいずれに対しても優れた防滑性を発揮して位置ずれを生じ難いという格別な効果が得られる。
なお、本実施形態では、前記台座部3は、円錐台形状であるが、これに代えて略角錐台形状(正角錐台形状を含む)であってもよく、同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、マット本体8としては、表層に表材10を有する構成を採用しているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば図3に示すような表材10を設けない構成(即ちマット本体8が樹脂層9のみからなる構成)を採用することもできる。
上記実施形態では、前記小突起4は、略円柱形状に形成されている(図1、2参照)。また上記実施形態では、前記小突起4の周側面は、マット本体8の下面8aに対して垂直に交差する態様で下方に向けて突設されている(図2参照)。
本発明では、台座部3を構成する円錐台又は角錐台の上面3aの面積は、該台座部3の下面3cの面積よりも大きい構成になっている必要がある(図2参照)。前記上面3aの面積が、下面3cの面積よりも小さい又は同じ面積である構成では、不織布からなる敷設下地面およびパイル布帛からなる敷設下地面のいずれに対しても防滑性が得られ難いものとなる。
また、本発明では、前記台座部3の周側面3bと、前記マット本体8の下面8a(台座部3の上面3a)とがなす角度(鋭角)αが60°以上90°未満の範囲に設定される必要がある(図2、3参照)。αが60°より小さくなると、不織布からなる敷設下地面およびパイル布帛からなる敷設下地面に対する防滑性が得られ難くなる。またαが90°ではこのような形状の台座部3の成形が困難になる。中でも、台座部3の周側面3bと、マット本体8の下面8bとがなす角度(鋭角)αは、65°〜87°の範囲であるのが好ましく、さらに70°〜85°の範囲であるのがより好ましい(図2、3参照)。
本発明において、前記小突起4の高さNが0.8mm〜1.2mmの範囲であるのが好ましく、中でも0.9mm〜1.1mmの範囲であるのが特に好ましい(図2、3参照)。また、前記小突起4の径Gが0.8mm〜1.4mmの範囲であるのが好ましく、中でも0.9mm〜1.1mmの範囲であるのが特に好ましい(図2、3参照)。
前記台座部3の高さMは、1.5mm〜3.5mmであるのが好ましい。また、台座部3の上面3aの径Eが2.3mm〜3.5mmであるのが好ましい。また、台座部3の下面3cの径Fは1.5mm〜2.8mmであるのが好ましい(図2、3参照)。なお、本明細書において、前記台座部3の上面3aの径Eは、台座部3が円錐台形状である場合には台座部3の上面3aの直径であり、台座部3が角錐台形状である場合には台座部3の上面3aの最大径を意味する。同様に、前記台座部3の下面3cの径Fは、台座部3が円錐台形状である場合には台座部3の下面3cの直径であり、台座部3が角錐台形状である場合には台座部3の下面3cの最大径を意味する。
前記防滑用突起2の配置密度は、平面視(図1参照)において100cm2当たり600個〜850個の範囲に設定されているのが好ましい。
前記小突起4の形状としては、特に限定されるものではないが、例えば、略円柱形状、略多角柱形状等が挙げられる。前記略多角柱形状としては、特に限定されるものではないが、例えば、略三角柱形状、略四角柱形状、略五角柱形状、略六角柱形状、略七角柱形状、略八角柱形状、略九角柱形状、略十角柱形状、略十一角柱形状、略十二角柱形状等が挙げられる。
また、前記台座部3の形状として略角錐台形状を採用する場合において、該略角錐台形状としては、特に限定されるものではないが、例えば、略三角錘台形状、略四角錘台形状、略五角錘台形状、略六角錘台形状、略七角錘台形状、略八角錘台形状、略九角錘台形状、略十角錘台形状、略十一角錘台形状、略十二角錘台形状等の略多角錘台形状(正多角錘台形状を含む)が挙げられる。
本発明において、前記マット本体8の少なくとも下面側部(裏側樹脂層9等)及び前記防滑用突起2は、通常、熱可塑性エラストマー等の樹脂、ゴム等で構成される。中でも、マット本体8の少なくとも下面側部(裏側樹脂層9等)及び防滑用突起2は、熱可塑性エラストマー(熱可塑性エラストマーの発泡体を含む)で形成されるのが好ましい。前記熱可塑性エラストマーとしては、特に限定されるものではないが、例えば、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)エラストマー、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン)エラストマー等のスチレン系エラストマー、アタクチックポリプロピレン、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体)等のオレフィン系エラストマー等が挙げられる。これらの中でもスチレン系エラストマーを用いるのが好ましく、さらにはSBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)エラストマーを用いるのが特に好ましい。
なお、熱可塑性エラストマー発泡体を用いる場合には、独立気泡構造のものを用いて形成するのがよい。前記発泡のための発泡剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、熱膨張マイクロカプセル、アゾジカルボンアミド(ADCA)、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)(OBSH)等が挙げられる。
前記裏側樹脂層9及び防滑用突起2には、老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、色剤、無機充填剤等の各種添加剤を必要に応じて含有せしめても良い。
前記表材10としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエステル、ポリプロピレン、アクリル、ナイロン等の合成繊維あるいは天然繊維等の繊維からなるカーペット原反等が挙げられ、その種類は限定されず例えばタフトカーペット、ニードルパンチカーペット等が挙げられ、そのパイル形状も限定されずループパイル、カットパイル等が挙げられる。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
SBSエラストマー50質量部、炭酸カルシウム30質量部を混合せしめた樹脂組成物を口径135mmの押出機で溶融状態でシート状に押出成形しながら、これの上に、タフトカーペット原反(表材)10をそのパイル面を上にして重ね合わせ、次いで加圧ロールを用いて両者を圧接させて一体化して、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。なお、加圧ロールの樹脂組成物接触面には、防滑用突起2成型用の凹面加工が施されており、ロール部通過後に裏側樹脂層9の下面(裏面)に、円錐台形状の台座部3および略円柱形状の小突起4からなる防滑用突起2が多数個突設形成される(図1、2参照)。
前記タフトカーペット原反(表材)10は、目付120g/m2のPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維製スパンボンド不織布からなるカーペット基材にナイロンBCF糸からなるパイルが目付610g/m2でタフトされてなるタフトカーペット原反である。
なお、得られた自動車用フロアーマット1において、パイルの高さは5.0mm、裏側樹脂層9の厚さは1.7mm、台座部3の高さMは2.0mm、台座部3の上面の直径Eは2.5mm、台座部3の下面の直径Fは1.7mm、小突起4の高さNは1.0mm、小突起4の直径Gは1.0mm、台座部3の周側面3bとマット本体8の下面8aとがなす角度(鋭角)が79°、防滑用突起2の高さHは3.0mm、防滑用突起2の配置密度は平面視で100cm2当たり708個であった。
<実施例2>
小突起4の高さNを0.8mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例3>
小突起4の高さNを1.2mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例4>
小突起4の直径Gを0.9mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例5>
小突起4の直径Gを1.4mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例6>
防滑用突起2の配置密度を平面視で100cm2当たり608個に設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例7>
防滑用突起2の配置密度を平面視で100cm2当たり1050個に設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例8>
防滑用突起2の配置密度を平面視で100cm2当たり1308個に設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例9>
台座部3の高さMを1.5mmに設定し、台座部3の下面の直径Fを1.9mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例10>
台座部3の高さMを2.5mmに設定し、台座部3の下面の直径Fを1.5mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例11>
台座部3の高さMを3.5mmに設定し、台座部3の下面の直径Fを1.1mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例12>
台座部3の上面3aの径Eを2.0mmに設定し、台座部3の下面3cの径Fを1.2mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例13>
台座部3の上面3aの径Eを3.0mmに設定し、台座部3の下面3cの径Fを2.2mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例14>
台座部3の周側面と、マット本体の下面とがなす角度(鋭角)αを63°に設定し、台座部3の上面3aの径Eを3.5mmに設定し、台座部3の下面3cの径Fを1.5mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<実施例15>
台座部3の周側面と、マット本体の下面とがなす角度(鋭角)αを86°に設定し、台座部3の上面3aの径Eを2.5mmに設定し、台座部3の下面3cの径Fを2.2mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、図1、2に示す構成の自動車用フロアーマット1を得た。
<比較例1>
小突起4の高さNを0.4mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例2>
小突起4の高さNを1.6mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例3>
小突起4の直径Gを0.6mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例4>
小突起4の直径Gを1.9mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例5>
防滑用突起2の配置密度を平面視で100cm2当たり400個に設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例6>
防滑用突起2の配置密度を平面視で100cm2当たり1684個に設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例7>
台座部3の高さMを0.8mmに設定し、台座部3の上面の径Eを2.3mmに設定し、台座部3の下面の径Fを2.0mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例8>
台座部3の高さMを5.0mmに設定し、台座部3の上面の径Eを3.5mmに設定し、台座部3の下面の径Fを1.5mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例9>
台座部3の上面の径Eを1.4mmに設定し、台座部3の下面の径Fを0.6mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例10>
台座部3の上面の径Eを6.0mmに設定し、台座部3の下面の径Fを5.2mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
<比較例11>
台座部3の周側面と、マット本体の下面とがなす角度(鋭角)αを40°に設定し、台座部3の上面の径Eを6.3mmに設定し、台座部3の下面の径Fを1.5mmに設定した以外は、実施例1と同様にして、自動車用フロアーマットを得た。
Figure 2018177020
Figure 2018177020
上記のようにして得られた各自動車用フロアーマットに対して下記評価法により性能評価を行った。その結果を表1、2に示す。
<不織布に対する防滑性(滑り防止性)評価法>
各フロアーマットを切り出して縦30cm×横30cmの大きさの試験片とし、試験台の上面に固定された厚さ3.5mmのニードルパンチ不織布(車両カーペット)(繊維太さ:4デシテックス〜20デシテックス、目付:325g/m2)の上面に、裏面(防滑用突起2)側を下側にした前記試験片(フロアーマット)を荷重なし(自重のみ)で載置した後、この載置した試験片の端部を手で持って水平方向に手の力で引っ張った。その際の載置試験片の滑り移動の有無等の状態を調べて下記判定基準に基づいて防滑性を評価した。
(判定基準)
「○」…試験片は載置位置から全く移動しなかった(滑り移動が全くなかった)。
「△」…試験片は載置位置から抵抗がありながらも少しづつ移動した。
「×」…試験片は載置位置から容易に移動して停止しなかった(防滑性がなかった)。
<パイル布帛に対する防滑性(滑り防止性)評価法>
各フロアーマットを切り出して縦30cm×横30cmの大きさの試験片とし、試験台の上面に固定されたパイル布帛(オプションマット)(ループパイルの高さ:5mm)の上面に、裏面(防滑用突起2)側を下側にした前記試験片(フロアーマット)を荷重なし(自重のみ)で載置した後、この載置した試験片の端部を手で持って水平方向に手の力で引っ張った。その際の載置試験片の滑り移動の有無等の状態を調べて、下記判定基準に基づいて防滑性を評価した。
(判定基準)
「○」…試験片は載置位置から全く移動しなかった(滑り移動が全くなかった)。
「△」…試験片は載置位置から抵抗がありながらも少しづつ移動した。
「×」…試験片は載置位置から容易に移動して停止しなかった(防滑性がなかった)。
表1から明らかなように、実施例1〜15の自動車用フロアーマットは、「不織布からなる敷設下地面」および「パイル布帛からなる敷設下地面」のいずれに対しても優れた防滑性を発揮して位置ずれを全く生じなかった。
これに対し、表2から明らかなように、本発明の範囲を逸脱する比較例1〜11の自動車用フロアーマットでは、「不織布からなる敷設下地面」と「パイル布帛からなる敷設下地面」のうちの少なくともいずれかに対して防滑性がなかったか又は少しづつ移動してしまい防滑性に劣っていた。
本発明の自動車用フロアーマットは、例えば、自動車室内における運転者や同乗者の足元に敷いて用いられるフロアーマットとして、あるいは自動車の荷台マットや荷室マット等として用いられる。
1…自動車用フロアーマット
2…防滑用突起
3…台座部
3a…台座部の上面
3b…台座部の周側面
3c…台座部の下面
4…小突起
8…マット本体
8a…マット本体の下面
9…裏側樹脂層(マット本体の下面側部)
10…表材
E…台座部の上面の径
F…台座部の下面の径
G…小突起の径
H…防滑用突起の高さ
M…台座部の高さ
N…小突起の高さ
α…台座部の周側面と、マット本体の下面とがなす角度(鋭角)

Claims (6)

  1. マット本体の下面に直接に多数個の防滑用突起が相互に間隔をあけて設けられてなる自動車用フロアーマットであって、
    前記防滑用突起は、前記マット本体の下面に設けられた円錐台形状又は略角錐台形状の台座部と、該台座部の下面に突設された1個の小突起とを備え、
    前記小突起は、その周側面に段を有しないものであり、
    前記台座部の上面の面積は、前記台座部の下面の面積よりも大きく、
    前記台座部の周側面と、前記マット本体の下面とがなす角度(鋭角)が60°以上90°未満の範囲であり、
    前記小突起は、高さが0.6mm〜1.4mmであり、径が0.8mm〜1.6mmであり、
    前記台座部は、高さが1.0mm〜4.0mmであり、上面の径が2.0mm〜4.0mmであり、下面の径が1.0mm〜3.0mmであり、
    前記防滑用突起の配置密度は、平面視において100cm2当たり500個〜1500個の範囲であることを特徴とする自動車用フロアーマット。
  2. 前記小突起は、高さが0.8mm〜1.2mmであり、径が0.8mm〜1.4mmである請求項1に記載の自動車用フロアーマット。
  3. 前記台座部の周側面と、前記マット本体の下面とがなす角度(鋭角)が70°〜85°の範囲であり、
    前記台座部は、高さが1.5mm〜3.5mmであり、上面の径が2.3mm〜3.5mmであり、下面の径が1.5mm〜2.8mmである請求項1または2に記載の自動車用フロアーマット。
  4. 前記防滑用突起の配置密度は、平面視において100cm2当たり600個〜850個の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
  5. 前記マット本体の少なくとも下面側部及び前記防滑用突起が、熱可塑性エラストマーで形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車用フロアーマット。
  6. 前記熱可塑性エラストマーがSBSエラストマーである請求項5に記載の自動車用フロアーマット。
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