JP2005280560A - 防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド - Google Patents

防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド Download PDF

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Abstract

【課題】 衝撃を有効に吸収できると共に、自動車室内の防音性能(吸音性と遮音性の双方またはそれぞれ)をも効果的に向上できるようにした、防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドを提供する。
【解決手段】 乗員の足が載置される車両用下肢部衝撃吸収パッドA,A1,A2において、熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品からなり、複数の縦長状の貫通孔13がほぼ等間隔に平行に形成されているパッド本体10を備える。パッド本体10には遮音シート15、吸音材16、通気性を有する熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品17などを適宜積層する。通気性を有しないまたは有するカーペット30,31をさらに積層してもよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両衝突時における乗員の下肢部を保護するための車両用衝撃吸収パッドに係り、特に、厚みを増すことなく衝撃をより有効に吸収でき、かつ自動車室内の防音性能を向上させることを可能とした防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドに関する。
車両衝突時に乗員の下肢部を保護するための構造に関して、例えば特許文献1(特開2003−127796号公報)には、硬質発泡プラスチック製であって、室内側は平面に形成し、床面側はハニカム構造、スリット構造または突起構造とすると共に、敷設した際の床面への設置面積が、10%以上60%以下とした構造の衝撃吸収性自動車用フロアスペーサ(衝撃吸収パッド)が提案されている。この構成の衝撃吸収パッドは、硬質発泡プラスチック自体が有する緩衝性とハニカム等の構造による衝撃吸収効果が相乗的に働き、高い衝撃吸収性能を発揮する。
また、衝撃緩和材としての機能に加えて、遮音性および吸音性にも優れた自動車のフロア嵩上げ材としての材料として、特許文献2(特開2003−25361号公報)には、加熱発泡により成形される樹脂フォーム材であって、面積が5mm程度の貫通孔が、開孔率3%以上で開いていることを特徴とする有孔発泡プラスチックが提案されている。
特開2003−127796号公報 特開2003−25361号公報
車両用下肢部衝撃吸収パッドとして、特許文献1に記載の構造を持つ衝撃吸収パッドは厚みを増すことなく衝撃をより有効に吸収できるものと期待できる。しかし、自動車室内の静音性に対する要求が高まっている現在、車両用下肢部衝撃吸収パッドにも、衝撃吸収性に加えて吸音性および遮音性を備えることが求められるようになってきているが、特許文献1に記載の自動車用フロアスペーサは、その点についての配慮がなされていない。
特許文献2に記載の有孔発泡プラスチックは、吸音性の向上と共に発泡プラスチックであることから衝撃緩和効果もある程度は期待できるが、孔の断面積が5mm程度と小さく、基本的に板状の発泡プラスチックであることから、それを車両用下肢部衝撃吸収パッドとして使用した場合に、発泡プラスチックそのものが持つ衝撃吸収効果以上のものを期待することはできず、乗員の十分な安全性を確保することは困難である。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、厚みを増すことなく衝撃を有効に吸収できると共に、自動車室内の防音性能(吸音性と遮音性の双方またはそれぞれ)をも効果的に向上できるようにした、防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドを提供することを目的とする。
本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドは、乗員の足が載置される車両用下肢部衝撃吸収パッドであって、少なくとも、熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品からなり、複数の縦長状の貫通孔がほぼ等間隔に平行に形成されているパッド本体を有することを特徴とする(請求項1)。
上記の車両用下肢部衝撃吸収パッドは、パッド本体に縦長状の貫通孔をほぼ等間隔に平行に形成したことにより、単に平板状の衝撃吸収パッドと比較して、厚みを増すことなく衝撃をより有効に吸収することができ、かつ、吸音性も向上する。また、本発明者らの実験では、単に径の小さい円筒形の貫通孔を多数形成したものと比較して、貫通孔の開口率が同じであっても、衝撃吸収特性は大きく向上した。その理由は、衝撃を受けた際、縦長状の複数の脚部(貫通孔と貫通孔との間に形成される部分)が折れたり潰れたりして変形し易く、それによりパッド本体が効果的に下方に沈み込んで変形するためであると考えられる。
上記の車両用下肢部衝撃吸収パッドにおいて、パッド本体を成形するための熱可塑性樹脂には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(例えばポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリカーボネート系樹脂、などが挙げられる。
なかでも、ポリオレフィン系樹脂粒子にスチレン系単量体を含浸重合して得られるスチレン改質ポリオレフィン系樹脂、特に、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の発泡ビーズを用いることは好ましい。その理由は、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂の成形品は、ポリプロピレン系樹脂やポリエチレン系樹脂に比べて寸法安定性と形状保持性に優れ、ポリスチレン系樹脂に比べ擦れによる粉が出にくいことによる。また、ポリエチレン系樹脂ビーズやポリプロピレン系樹脂ビーズの発泡成形品は全体の寸法収縮率が大きく、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂ビーズの発泡成形品と比較して寸法精度が出にくく、かつ、二次発泡力も小さいことによる。
スチレン改質ポリオレフィン系樹脂を用いる場合、スチレン成分の割合は40〜90重量%であり、好ましくは50〜85重量%、さらに好ましくは55〜75重量%である。スチレン成分の割合が40重量%未満では、成形されるパッド本体は材料強度が相当低下し十分な衝撃吸収性が得られない不都合があり、90重量%を越える場合には、ポリスチレン系樹脂単体と同様に擦れによる粉の発生や、自動車のボデー(車体パネル)との擦れ音の発生などの不都合がある。
このようなスチレン改質ポリオレフィン系樹脂に、乾式法あるいは湿式法により発泡剤を含浸させ発泡性スチレン改質ポリオレフィン系樹脂とし、それを加熱水蒸気などで予備発泡させて得られる熱可塑性樹脂ビーズを成形型に充填し、加熱蒸気を供給することにより、本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッド(パッド本体)が得られる。発泡倍率は10〜50倍、好ましくは20〜40倍であり、10倍未満では成形されるパッド本体は衝撃吸収材としては強度が強すぎる不都合があり、40倍を越えるものは強度が弱くて十分な衝撃吸収性能が得られない不都合がある。発泡剤にはブタン、プロパン等を用いることができる。
なお、所望の衝撃吸収性能を得るためには、本発明者らの実験では、パッド本体に形成する縦長状の貫通孔は、幅が5〜15mm程度、隣接する貫通孔間に形成される縦長状の脚部の幅が8〜20mm程度であることが望ましいことがわかった。
本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの他の形態では、上記したパッド本体の一方の面には遮音シートが積層される(請求項2)。この形態の車両用下肢部衝撃吸収パッドでは、遮音シート側を室内側として車体パネル(車体の鉄板)に貼り付けることにより、遮音シートと車体パネルとの間に貫通孔を有するパッド本体が位置する中空2重壁構造が形成されることとなり、車外からの音に対する遮音効果が向上する。後の実施例に示すように、特に高い周波数領域で有効な遮音効果が得られる。また、パッド本体の上に遮音シートを配置することにより、運転席あるいは補助席にいる乗員の踵からの衝撃荷重をパッド本体の全面に分散できる効果もある。
遮音シートには、天然ゴム、合成ゴム(例えば、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム等)、合成樹脂(例えば、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、エチレン酢酸ビニル系樹脂、SIS,SBS,EPDM等の1種もしくは2種以上の混合樹脂)、瀝青などからなるシート、前記素材にタルク,クレー,雲母,マイカ,硫酸バリウム,炭酸カルシウム,古紙解繊物,スラッグウール,シリカバルーン等を1種あるいは2種以上充填材として添加したシート、などが挙げられる。他に、再生ゴムやリサイクル樹脂も適宜に単独あるいは他の素材と混合して使用することができる。それらの中でも、特に、充填材として硫酸バリウムや炭酸カルシウムを混入したポリプロピレン樹脂シートは有効である。
前記遮音シートの上面に通気性を有しないカーペットをさらに積層してもよい(請求項3)。通気性を有しないカーペットを積層することにより、遮音性のさらなる向上を図ることができると共に、カーペットの柔らかさにより緩衝性の改善と踏み心地の良好さがもたらされる。通気性を有しないカーペットとしては、特に制限はないが、ポリエステル系樹脂、熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂などを素材とするものが挙げられる。後記する通気性を有するカーペットの片面あるいは両面に非通気性である合成樹脂層を積層したものであってもよい。
本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの他の形態では、上記したパッド本体の一方の面に吸音材が積層される(請求項4)。この形態の車両用下肢部衝撃吸収パッドを、吸音材を室内側、パッド本体を車体パネル側として車両内に配置することにより、車内の吸音性が大きく向上する。吸音性が向上する理由は、パッド本体に形成した縦長状の貫通孔により吸音材の背後に背後空気層領域が形成され、それにより中低周波領域での吸音性が向上することによる。背後空気層領域が形成されることで吸音性が向上する理由は、車体パネルに反射した音波のエネルギが最も高くなるのは、車体パネルからの距離が音の波長の4分の1に相当する位置であり、吸音材は音波エネルギの高い位置に配置することが効果的であるところ、この形態の衝撃吸収パッドでは、パッド本体の厚さ分だけ吸音材の位置を反射面となる車体パネルから遠ざけており、吸音したい音波のエネルギが高い位置に吸音材を近づけていることである。さらに、前記背後空気層領域の存在は音響的バネ常数を低下させることとなり、このことから、遮音性能も向上する。吸音材の材質にもよるが、パッド本体の上に積層される吸音層は、踵からの衝撃荷重をパッド本体の全面に分散できる効果も備える。
なお、吸音材に特に制限はないが、自動車の分野で一般に使用されているものを適宜用いることができる。具体的には、フェルト(例えば、綿、化学繊維等の雑反毛をPETで固めたもの)、ポリウレタンフォーム、不織布等、車両用部材のリサイクル材(ウレタン、綿、化学繊維等の粉砕品)をPET樹脂で固めたもの、解繊繊維や動植物製繊維材料、グラスウール、アスファルト発泡体、などを挙げることができる。
上記の車両用下肢部衝撃吸収パッドにおいて、吸音材の上面(室内側)に通気性を有するカーペットをさらに積層するようにしてもよい(請求項5)。本発明者らの実験では、このように通気性を有するカーペットをさらに積層することにより、室内の吸音性がさらに向上した。なお、通気性を有するカーペットとしては、タフテッドカーペット、ニードルパンチカーペット、ウィルトンカーペット、アキスミンスターカーペット、段通、フックドラグ、不織布等が挙げられる。カーペットの素材としては、ウール、麻、綿等の天然繊維、ポリアミド系樹脂繊維、ポリエステル系樹脂繊維、ポリアクリル系樹脂繊維、ポリプロピレン系樹脂繊維等の合成樹脂繊維が挙げられる。中でも、ポリエステル系樹脂繊維やポリアミド系樹脂繊維を使用したタフテッドカーペットやニードルパンチカーペットは好ましい。
本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの他の形態では、パッド本体の一方の面に吸音材を積層し、さらにその上に、通気性を有する熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品が積層される(請求項6)。積層する熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品は、吸音材の柔らかさによる足場の不安定感を解消して良好な踏み心地感を与えると共に、吸音材よりも通気度の低いものを用いることによって中空2重壁構造を形成し、吸音性に加えて遮音性能をも向上させることができる。通気性を有する発泡成形品の上面に通気性を有するカーペットをさらに積層してもよく(請求項7)、一層安定した踏み心地感が得られる。
本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドにおいて、パッド本体の貫通孔は長手方向が車両の前後方向と同じ向きとなるように形成することが推奨される(請求項8)。それにより、運転席あるいは補助席にいる乗員の踵が、車両用下肢部衝撃吸収パッドのどの位置にあっても、衝撃吸収特性がばらつくことがなく、等しい衝撃吸収性が得られることが実験により確かめられた。
本発明によれば、厚みを増やすことなく、衝撃を有効に吸収することができると共に、自動車室内の防音性能(吸音性と遮音性の双方またはそれぞれ)をも効果的に向上させるようにした、防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドを得ることができる。それにより、車両衝突時における乗員の下肢部を一層効果的に保護できると共に、通常運転時での室内の高い静音性をも維持することが可能となる。
以下、本発明を実施の形態により説明する。図1(a)は本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの1つの形態を裏側から見た図であり、図1(b)は図1(a)のb−b線による断面図、図1(c)はその一部を拡大して示す図1(a)でのc−c線に沿う模式図である。また、図2は車両用下肢部衝撃吸収パッドを車両に取り付けた状態を模式的に示している。
この例において、図1に示す車両用下肢部衝撃吸収パッドAは、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡ビーズ(粒子)を成形金型に充填し、蒸気加熱して得た発泡倍率20〜40倍の発泡成形品であるパッド本体10と、その室内側に積層した遮音シート15と、さらにその上に積層した通気性のないカーペット30とで構成される。なお、通気性のないカーペット30は省略可能であり、また、主に衝撃吸収性を目的とする場合には、パッド本体10のみで車両用下肢部衝撃吸収パッドAとして使用することもできる。
パッド本体10は厚み20〜40mm程度であり、水平部11と傾斜部12とを有し、水平部11と傾斜部12のほぼ全面には、当該車両の前後方向と同方向となるようにして複数の縦長状の貫通孔13がほぼ等間隔に平行に形成されている。縦長状の貫通孔13は衝撃吸収性の向上機能と共に、背後空気層としても機能するものであり、この幅は5〜15mm程度、隣接する縦長状の貫通孔間の幅は8〜20mm程度であることが望ましい。遮音シート15は、好ましくは、充填材として例えば硫酸バリウムなどを混入したポリオレフィン系樹脂の非発泡シートであり、厚さは1〜2mm程度である。通気性のないカーペット30は、厚さ2〜8mm程度である。
図2に示すように、上記の車両用下肢部衝撃吸収パッドAは車両のパネル21にパッド本体10がパネル21に面するようにして適宜の留め具により取り付けられる。図示の例では、車両のパネル21の室内側にダッシュサイレンサー22が貼り付けられ、その上にパッド本体10が載るようになっているが、ダッシュサイレンサー22は省略することもできる。
そして、この例では、乗員の足23の踵がその水平部11の上に載り、つま先側が傾斜部12に乗る姿勢で、当該車両(自動車)が運転される。なお、図示される車両用下肢部衝撃吸収パッドAの全体形状は一例であって、車両側の形状や操作具の位置などにより、種々の形状のものが用いられる。図示しないが、傾斜部12がより狭い面積とされたり、場合によっては、水平部11のみのものも形成される。
この形態の車両用下肢部衝撃吸収パッドAは、パッド本体10により有効な衝撃吸収特性が発揮されることに加え、遮音シート15および通気性のないカーペット30の作用により、エンジン音などが室内に入り込むのが効果的に阻止される。それにより、車両室内は高い静音性が維持される。
図3は、本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの他の形態を示しており、図3(a)は図1(b)に相当する断面図であり、図3(b)は図1(c)に相当する一部を拡大して示す模式図である。この車両用下肢部衝撃吸収パッドA1において、パッド本体10は図1に示したものと同じであり、その室内側の面には遮音シートに変えて厚さ10mm程度のフェルトのような吸音材16が積層され、さらにその上に、通気性のあるカーペット31が積層されている点で、図1のものと相違している。通気性のあるカーペット31は厚さ2〜8mm程度が好ましい。しかし、通気性のあるカーペット31は省略可能である。
この形態の車両用下肢部衝撃吸収パッドA1は、パッド本体10により有効な衝撃吸収特性が発揮されることに加え、吸音材16および通気性のあるカーペット31の作用と、前記したように、吸音材16が車体パネル21から離れた位置にあること、パッド本体10に形成した縦長状の貫通孔13が背後空気層領域として機能することにより、室内音の吸音性が良好となり、車両室内は高い静音性が維持される。
図4は、本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドのさらに他の形態を示しており、図4(a)は図1(b)に相当する断面図であり、図4(b)は図1(c)に相当する一部を拡大して示す模式図である。この車両用下肢部衝撃吸収パッドA2において、パッド本体10は図1に示したものと基本的に同じものであるが、縦長状の貫通孔13を形成した領域部分の全面にわたり、室内側から厚さの2/3程度の彫り込みが形成され、その中に、図3に示した衝撃吸収パッドA1で用いたと同様な厚さ10mm程度のフェルトのような吸音材16が敷き詰められ、さらにその上に、厚さ10mm程度である通気性を有する熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品17が積層されている。そして、パッド本体10の全面にわたって通気性のあるカーペット31がさらに積層されている。この場合も、通気性のあるカーペット31は省略してもよい。
なお、通気性を有する熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品17は、ポーラスな成形品でもよく、ニードルなどにより後加工して通気性を持たせたものでもよい。この発泡成形品17は、車体パネル21側に位置する吸音材16よりも通気度が低くされ、それにより、車体パネル21との間に前記したような中空2重壁構造が形成されるので、吸音性能だけでなく遮音性能も向上させることができる。さらに、吸音材16の上に発泡成形品17を積層したことにより、表面のふわふわ感を解消することができ踏み心地が良好となる。また、車体パネル側のダッシュサイレンサー22を省略しても、有効な衝撃吸収特性と高い防音性が得られる。
上記した本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドを用いた場合に、運転中に衝突が起こったとする。衝突により生じる運動エネルギは車両用下肢部衝撃吸収パッドを構成するパッド本体10により効果的に吸収され、乗員の下肢部に障害を与えるのを相当な確率で回避することができる。すなわち、本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッドAのエネルギ吸収の挙動は、1.衝突直後は無垢の発泡体パッドと同様に短時間で多くのエネルギを吸収し、2.所要の荷重からは、荷重を大きく上げることなく、歪みを進行させながらエネルギを吸収する。そのために、厚みを厚くすることなく、衝突時の運動エネルギ量、すなわち乗員の下肢部にかかる衝撃力を効果的に緩和して下肢部に生じる障害を低減することができる。一方、縦長状の貫通孔13が存在することにより、防音効果は相当向上する。さらに、パッド本体10に対して、遮音シート15、吸音材16、通気性を有しないカーペット30、通気性を有するカーペット31などを、図示した形態のようにして適宜積層することにより、一層効果的な防音性能(遮音効果あるいは吸音効果)を達成することができる。
[実施例1:遮音性能のテスト]
前記した本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッドA(図1、図2に基づき説明したもの)、A1(図3に基づき説明したもの)、A2(図4に基づき説明したもの)についての遮音性能を、JISA1416の実験室における音響透過損失測定方法に準じてテストした。なお、遮音性能は、鋼板(厚み0.8mm)に測定対象である車両用下肢部衝撃吸収パッドを積層した積層体の音響透過損失の値から、鋼板(厚み0.8mm)のみで測定した音響透過損失の値を差し引いた値により評価し、それを図5に示した。
試験用のパッド本体10として、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡ビーズ(粒子)を成形金型に充填し、加熱蒸気を使用して型内発泡成形して得た発泡倍率30倍の発泡成形品であって、縦幅500mm,横幅600mm,厚み30mmの板状体に、縦長460mm,横幅8mmの貫通孔13を18mmピッチ(貫通孔同士の間隔は10mm)で形成したものを共通に用いた。貫通孔の開孔率は約38%である。
[実施例1−1] 図1(c)に示すように、上記パッド本体10に遮音シート15として厚み1mmの硫酸バリウムを添加したポリプロピレンシートを積層して試験パッドAとした。その結果を図5(a)に曲線Aとして示す。
[比較例1−1] パッド本体として、縦長の貫通孔13の形成されていないものを用いた以外は、実施例1−1と同様にして試験パッドBを作製し、同じ遮音性能テストを行った。その結果を図5(a)に曲線Bとして示す。
[評価] 図5(a)から、同じ層構成の車両用下肢部衝撃吸収パッドであっても、パッド本体10に縦長の貫通孔を形成するかしないかで、その遮音性能に大きな違いが出ていることがわかる。これにより、本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッドが優位性を持つことが示される。
[実施例1−2] 図3(b)に示すように、上記パッド本体10に吸音材16として厚み10mmのフェルト(高密度層3mmと低密度層7mmの積層品)を積層して試験パッドA1とした。その結果を図5(b)に曲線A1として示す。
[比較例1−2] パッド本体として、縦長の貫通孔13の形成されていないものを用いた以外は、実施例1−2と同様にして試験パッドB1を作製し、同じ遮音性能テストを行った。その結果を図5(b)に曲線B1として示す。
[評価] 図5(b)から、試験パッドA1では、遮音シートをフェルトの吸音材に代えたことにより、実施例1−1での試験パッドAと比較して周波数250Hz付近での騒音性能が向上していることがわかる。また、実施例1−1での試験パッドAとの比較では周波数400Hz付近より高い周波数において遮音性能が低下しているが、比較例品の試験パッドB1よりは高い遮音性能を示していることがわかる。これも、パッド本体10が縦長の貫通孔を有していることに起因していると解することができる。
[実施例1−3] 図4(b)に示すように、上記パッド本体10に吸音材16として厚み10mmのフェルト(高密度層3mmと低密度層7mmの積層品)を積層し、その上に、厚み10mmの通気性を有する発泡成形品17を積層して試験パッドA2とした。なお、通気性を有する発泡成形品17は、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡ビーズを成形金型に充填し、加熱蒸気を使用して型内成形して得た発泡倍率30倍の発泡成形品で、予備発泡ビーズ同士に通気性を有する隙間が形成されているものである。その結果を図5(c)に曲線A2として示す。
[評価] 図5(c)および(b)から、試験パッドA2は試験パッドA1と同等の遮音性能を示していることがわかる。つまり、実施例1−1での試験パッドAと比較して周波数250Hzで遮音性能が向上していることがわかる。また、実施例1−1での試験パッドAとの比較では、周波数400Hz付近より高い周波数においては遮音性能が低下しているが、比較例品の試験パッドB1よりは高い遮音性能を示していることがわかる。
[実施例2:吸音性能のテスト]
前記した本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッドA1(図3に基づき説明したもの)とA2(図4に基づき説明したもの)についての吸音性能を、JISA1409の残響室法吸音率の測定方法に準じてテストした。試験用のパッド本体10として、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡ビーズ(粒子)を成形金型に充填し、加熱蒸気を使用して型内発泡成形して得た発泡倍率30倍の発泡成形品であって、縦1000mm,横1200mm,厚み30mmの板状体に、縦長960mm,横幅8mmの貫通孔13を18mmピッチ(貫通孔同士の間隔は10mm)で形成したものを共通に用いた。貫通孔の開孔率は約41%である。
[実施例2−1] 図3(b)に示すように、上記パッド本体10に吸音材16として厚み10mmのフェルト(高密度層3mmと低密度層7mmの積層品)を積層して試験パッドA1とした。その結果を図6(a)に曲線A1として示す。
[比較例1−2] パッド本体として、縦長の貫通孔13ではなく、深さが20mmの縦長の凹溝となっているものを用いた以外は、実施例2−1と同様にして試験パッドB1を作製し、同じ吸音性能テストを行った。その結果を図6(a)に曲線B1として示す。
[評価] 図6(a)から、同じ層構成の車両用下肢部衝撃吸収パッドであっても、パッド本体10に縦長の貫通孔を形成するかしないかで、その吸音性能に大きな違いが出ていることがわかる。これにより、本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッドが優位性を持つことが示される。
[実施例2−2] 図4(b)に示すように、上記パッド本体10に吸音材16として厚み10mmのフェルト(高密度層3mmと低密度層7mmの積層品)を積層し、その上に、厚み10mmの通気性を有する発泡成形品17を積層して試験パッドA2とした。なお、通気性を有する発泡成形品17は、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡ビーズを成形金型に充填し、加熱蒸気を使用して型内成形して得た発泡倍率30倍の発泡成形品で、予備発泡ビーズ同士に通気性を有する隙間が形成されているものである。その結果を図6(b)に曲線A2として示す。
[評価] 図6(b)および(a)から、試験パッドA2は試験パッドA1同等の優れた吸音性能を示している。
[実施例3:踵形状動的衝撃特性のテスト]
前記した本発明による車両用下肢部衝撃吸収パッドA(図1、図2に基づき説明したもの)についての踵形状動的衝撃特性をテストした。試験用のパッド本体10として、スチレン改質ポリエチレン系樹脂の予備発泡ビーズ(粒子)を成形金型に充填し、加熱蒸気を使用して型内発泡成形して得た発泡倍率30倍の発泡成形品であって、縦幅200mm,横幅200mm,厚み30mmの板状体に、縦長160mm,横幅8mmの貫通孔13を18mmピッチ(貫通孔同士の間隔は10mm)で形成したものを用いた。図1(c)に示すように、上記パッド本体10に遮音シート15として厚み1mmの硫酸バリウムを添加したポリプロピレンシートを積層して試験パッドAとした。ただし、テストは通気性のないカーペット30は積層しなかった。
テストは、図7(b)に示すように、落下衝撃試験機に荷重として踵に類似したアルミニウム加工品51(25kg)を取り付け、水平台52上に試験パッドAを遮音シート15が上面になるようにして取り付けた。アルミニウム加工品51を落下速度3.3m/s(H=57cm)(総エネルギ量140J)で落下させて、試験パッドAの荷重−歪み曲線を得た。その結果を図7(a)に曲線Aとして示す。比較例として、パッド本体として、縦長の貫通孔13ではなく、深さが20mmの縦長の凹溝となっているものを用いた以外は、試験パッドAと同様にして試験パッドBを作製し、同じ試験を行った。その結果を図7(a)に曲線Bとして示す。
図7(a)に示すように、同じ層構成の車両用下肢部衝撃吸収パッドであっても、パッド本体10に縦長の貫通孔を形成するか、貫通孔ではなく天井のある凹溝を形成するかで、その荷重−歪み曲線にも違いが出ていることがわかる。すなわち、試験パッドAは、動的荷重1.5〜2.0KNでの荷重増加に対する歪み量が試験パッドBのものよりも大きくなっており、同じ層構成の車両用下肢部衝撃吸収パッドであっても、パッド本体10に天井のある凹溝ではなく、縦長の貫通孔を形成することにより、衝突時の運動エネルギをより効果的に吸収できることがわかる。ここからも、本発明の有効性が示される。
図1(a)は本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの1つの形態を裏側から見た図、図1(b)は図1(a)のb−b線による断面図、図1(c)はその一部を拡大して示す図1(a)でのc−c線に沿う模式図。 車両用下肢部衝撃吸収パッドを車両に取り付けた状態を模式的に示す図。 本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドの他の形態を示しており、図3(a)は図1(b)に相当する断面図であり、図3(b)は図1(c)に相当する一部を拡大して示す模式図。 本発明による防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッドのさらに他の形態を示しており、図4(a)は図1(b)に相当する断面図であり、図4(b)は図1(c)に相当する一部を拡大して示す模式図。 実施例1:遮音性能のテストの結果を示すグラフ。 実施例2:吸音性能のテストの結果を示すグラフ。 実施例3:踵形状動的衝撃特性のテストの結果を示すグラフ。
符号の説明
A,A1,A2…車両用下肢部衝撃吸収パッド、10…パッド本体、13…縦長状の貫通孔、15…遮音シート、16…吸音材、17…通気性を有する発泡成形品、30…通気性のないカーペット、31…通気性のあるカーペット

Claims (8)

  1. 乗員の足が載置される車両用下肢部衝撃吸収パッドであって、前記車両用下肢部衝撃吸収パッドは、少なくとも、熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品からなり、複数の縦長状の貫通孔がほぼ等間隔に平行に形成されているパッド本体を有することを特徴とする防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  2. パッド本体の一方の面には遮音シートが積層されていることを特徴とする請求項1に記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  3. 遮音シートの上面に通気性を有しないカーペットが積層されていることを特徴とする請求項2に記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  4. パッド本体の一方の面には吸音材が積層されていることを特徴とする請求項1に記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  5. 吸音材の上面に通気性を有するカーペットが積層されていることを特徴とする請求項4に記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  6. 吸音材の上面にはさらに通気性を有する熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品が積層されていることを特徴とする請求項4に記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  7. 熱可塑性樹脂ビーズの発泡成形品の上面に通気性を有するカーペットが積層されていることを特徴とする請求項6に記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
  8. パッド本体の貫通孔は長手方向が車両の前後方向と同じ向きとなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の防音性を付与した車両用下肢部衝撃吸収パッド。
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