JP2854881B2 - スリツプ防止構造付床置き敷物類 - Google Patents

スリツプ防止構造付床置き敷物類

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JP2854881B2 JP1176975A JP17697589A JP2854881B2 JP 2854881 B2 JP2854881 B2 JP 2854881B2 JP 1176975 A JP1176975 A JP 1176975A JP 17697589 A JP17697589 A JP 17697589A JP 2854881 B2 JP2854881 B2 JP 2854881B2
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耕史 永原
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は裏面にスリツプ防止構造をつけた床置き敷物
類に関し、さらに詳細には、すべき易い床面上に置く敷
物類をすべり難くするため敷物の裏面に施すスリツプ防
止構造を付した自動車車内用フロアーカーペツト、靴底
泥拭き用玄関マツトもしくはドアマツト、家屋室内床置
きカーペツト(合成樹脂タイルを含む)など、に関す
る。
[従来の技術] 従来から平滑な床面上に置く敷物、たとえば木材フロ
ーリング上に置くカーペツトやマツトの裏面、あるいは
カーペツトタイル又はタイル、カーペツト、及び合成樹
脂製タイル、並びにたたき上におく土拭いのための玄関
マツトやドアマツトの裏面、さらには自動車車内用フロ
アカーペツトの裏面等にスリツプ防止のため、種々の工
夫が施されて来た。これらのスリツプ防止目的のため
に、カーペツトやマツト等の裏材層としてジユート材、
塩化ビニール材、ゴム系材又はアスフアルト系材なとの
裏打ち層の床接触面に、多数の小突起物を設けたカーペ
ツトやマツト(実開昭63−35636号公報、特開昭63−648
41号公報参照)、あるいはそこにネツト状シートを積層
させた自動車用フロアーカーペツト(実開昭63−112030
号公報参照)、さらに網状の織物または不織布に軟質ポ
リレタンフオームを不連続・不均一に付着させたスリツ
プ防止材(実開昭60−48778号公報参照)などが知られ
ている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の技術には以下のような欠陥
ないしは問題点が存在した。
即ち裏材面に突起物を設けたものは射出成型や粘着作
業を必要として一般に高価を招き、カーペツトやマツト
に接する下地材(裏材)に凹状の変形を生じさせたり下
地材が固い場合には突起物が折れたり曲がつたりする場
合があり、又、下地材がループカーペツトの場合には突
起のループパイルへの食い込みが不十分なため有効なス
リツプ防止効果が得られなかつた。
またネツト状シートを積層したものは、ネツトの高さ
が均一であるためネツトと下地材とが広範囲に接触し、
スリツプを防止する摩擦力が分散してしまい十分なスリ
ツプ防止効果が得られなかつた。またマツトをスリツプ
させる外力の方向性によつてその効果が左右されること
があつた。さらに、ネツトにポリウレタンフオームを付
着させたものも、加工に手間がかかり、コスト高とな
り、かつ、その耐久性についても必ずしも満足のいくも
のではなかつた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の従来の技術の欠陥を解消するために新
規かつ効果的なスリツプ防止構造を裏材面に設けたもの
である。
即ち本発明によれば、カーペツトやマツト等の敷物類
の裏材層面に、熱可塑性樹脂からなるコイル状の連続繊
維をランダム方向に付着させ、それによつて平滑な床面
上に置いた時にすべり難くしたことを特徴とする、スリ
ツプ防止構造付床置き敷物類が提供される。
本発明は上述のスリツプ防止構造を裏材面に施したこ
とにより、 1)敷物類をスリツプさせる外力の方向性によらず、効
果的にそのスリツプを防止できること。
2)下地材の表面形状が、ループパイルの場合でもカツ
トパイルの場合でも、有効に敷物類のスリツプを防止で
きること。
3)スリツプ防止効果は持続性があること。
4)下地材に変形等の悪影響を与えないこと。
5)使用中、破損等がなく、耐久性があること。
の要件を具備する、スリツプ防止機能を有する敷物類を
得ることができる。
本発明の裏打ち層として又その裏材面上にスリツプ防
止のため施される熱可塑性樹脂としては以下のような具
体例を挙げることができる。
a) ポリアミド及びそれを含むエラストマー、 ポリエステル及びそれを含むエラストマー、 ビニル重合体たとえば酢酸ビニル重合体、塩化ビニル重
合体、及びそれらと他のエチレン系不飽和単量体(たと
えば塩化ビニリデンなど)との共重合体、 ポリオレフイン(たとえばポリエチレン、ポリプロピレ
ン)、 及びポリスチレンなどがある。
b) 加硫可能な又は加硫剤含有天然又は合成ゴム。
連続繊維の直径は0.05mm〜3mmのものが使用でき好ま
しくは0.1〜1.0mmのものが良い。その厚さは0.1mm〜20m
mのものが使用でき好ましくは1mm〜10mmのものが良い。
[作用] 本発明に係る敷物類は、加熱により溶融した、熱可塑
性樹脂を押出成型によりコイル状の連続繊維となし、敷
物類の裏材面にランダム方向に付着してなる構成を有し
ているため、連続繊維の厚みは一様ではなく連続繊維と
下地材との接触も不均一化され敷物類表面に加えられた
外力は、限られた繊維の一部と下地材との間にのみ作用
することとなり、有効なスリツプ防止の摩擦力を生ぜし
める。また、連続繊維は方向性がなく、どの方向からの
滑動外力に対しても、有効に、スリツプ防止機能を発揮
する。
[実施例] 以下本発明の実施例を、第1図(A),(B)及び
(C)を用いて説明する。第1図(A)は、泥拭きマツ
トとして米国3M社“ノーマツト”印コイル状マツト(ク
ツシヨンプラスタイプ)を使用した場合、第1図(B)
はループ状又はカツトパイルカーペツトを使用した場
合、第1図(C)は合成樹脂製タイルを使用した場合を
示す。第1図(C)の場合はタイルそのものが裏材層の
役割を果たし裏材層を必要としない場合がある。
本実施例においては熱可塑性樹脂として塩化ビニール
を使用する、連続繊維の太さは直径が約0.4mmのものを
使用し、厚さを1〜3mmとしたものである。
本発明に係る敷物類は以下の方法で製造される。
上述のような熱可塑性樹脂等の裏材層の面上に施され
るスリツプ防止のための連続繊維は付着性の観点から裏
材層と同種の樹脂からなるものが望ましい。かかるフイ
ラメント形成熱可塑性樹脂を、充分に遅い一定速度で押
出操作を行つて裏材層面上にランダムな方向でコイル状
に連続的に押出して付着させ適宜の厚さ(高さ)の範囲
に一体化構造とする。
[スリツプ防止性能比較テスト] 以下本発明の実施例に係るマツトとイボ状突起物を付
着させたマツト((ニツトーケミカル)製の突起物の付
着間隔(縦横各8)mmのものを使用)及びネツト状シー
トを付着させたマツト(1.5m/mの太さの間隔が縦横各3.
5mmのネツトを使用)とのスリツプ防止性能に関する比
較テストを行つた結果を表1に示す。
テストの方法は下地材としてカツトパイル(パイル長
7mm)及びループパイル(パイル長4mm)のカーペツトを
用いてMIL−D−17951C法によりスリツプ防止係数(動
摩擦係数として)を測定することにより行つた。
表1から、本発明の実施例に係るマツトは他のスリツ
プ防止構造付あるいは塩化ビニル製平面状シートと比較
して動摩擦係数が大きくスリツプ防止効果がすぐれてい
ることがわかる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るスリツプ防止構造付
敷物類は、下地材の種類、形状によらずかつ、スリツプ
させる外力の方向性に左右されず、有効なスリツプ防止
機能を発揮するとともにその効果が持続性があり、また
下地材に変形等を生ぜしめることもなく、さらに使用中
の破損等もなく耐久性があるという大きな効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)及び(C)は本発明の実施例に係
る敷物類の横断面図である。 第2図は第1図の敷物類のスリツプ防止構造であるコイ
ル状連続繊維を示す概略説明図である。 第3図乃至第6図は従来の技術による各種のスリツプ防
止構造をそれぞれ示す図であり、第4図及び第5図は実
開昭63−35636号及び特開昭63−64841号の構造を示し、
第5図は実開昭63−112030号のそれを、そして第6図は
実開昭60−48778号のスリツプ防止材を示す概略図であ
る。 図中、 10……敷物類。 1……裏材層。 2……熱可塑性樹脂製コイル状パイル。 2′……カーペツトもしくはマツトのループ又はカツト
パイル。 2″……合成樹脂製タイル。 3……コイル状連続繊維。 3′……従来技術のスリツプ防止構造(くしの歯状)。 3″…… 〃 〃 (小突起物)。 3…… 〃 〃 (ネツト状シート)。 4……軟質ポリウレタンフオーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 5/16 A47G 27/02 D04H 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアカーペツト又はマツト等床置き敷物
    類の裏材層表面上に熱可塑性樹脂からなるコイル状の連
    続繊維をランダムな方向に付着させ、それによつて平滑
    な床面上に置いた時にすべり難くしたことを特徴とす
    る、スリツプ防止構造付床置き敷物類。
JP1176975A 1989-07-07 1989-07-07 スリツプ防止構造付床置き敷物類 Expired - Lifetime JP2854881B2 (ja)

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