JP2018176910A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】斜め駐車の場合にドライバの意図する位置に正しい車両姿勢で車両を駐車させることができる駐車支援装置を得ること。【解決手段】本発明の駐車支援装置1は、駐車空間の情報と自車挙動の制約条件に基づいて自車両Vを駐車スペース20から出庫させる出庫経路51を演算する出庫経路演算部11と、出庫経路51上に複数の接続候補位置Pnを設定する接続候補位置設定部12と、自車両Vの初期位置P0から複数の接続候補位置Pnのうちの一つに到達可能な到達可能経路52を演算する到達可能経路演算部13と、出庫経路51と到達可能経路52とを繋げて駐車経路とする駐車経路設定部を有し、出庫経路演算部11は、斜め駐車である場合に、通路方位25と駐車方位26との間の傾斜角θ1に基づいて出庫経路51の演算を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駐車支援装置に関する。
特許文献1には、車両を駐車させるための切り返しを含む誘導経路を算出し、その誘導経路に沿って車両が目標位置に到達するように支援を行う駐車支援装置の技術が示されている。
特開2010−208392号公報
特許文献1に示す技術では、駐車支援を開始する初期位置と駐車の目標位置との位置関係及び車両姿勢の関係に基づいて誘導経路を算出するようにしているので、例えば自車の初期位置が目標駐車位置に誘導できない場所である場合には、駐車支援を行うことができない。
また、通路の通路方位に対して駐車スペースの駐車方位が斜めに傾いている斜め駐車の場合、通路の通路方位に対して駐車スペースの駐車方位が直交する直交駐車とは、駐車経路が必要とする経路空間が異なっており、直交駐車に用いられている方法をそのまま適用することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、斜め駐車の場合に、駐車支援を開始する初期位置や車両姿勢に依存せずに、駐車の目標位置に車両を誘導するための駐車経路を演算して、ドライバの意図する位置に正しい車両姿勢で車両を駐車させることができる駐車支援装置を提供することである。
上記課題を解決する本発明の駐車支援装置は、
自車両の駐車スペースへの駐車を支援する駐車支援装置であって、
駐車空間の情報と自車挙動の制約条件に基づいて前記自車両を前記駐車スペースから出庫させる出庫経路を演算する出庫経路演算部と、
該出庫経路演算部により演算された出庫経路上に複数の接続候補位置を設定する接続候補位置設定部と、
前記自車両の現在位置から前記複数の接続候補位置のうちの一つに到達可能な到達可能経路を演算する到達可能経路演算部と、
前記出庫経路と前記到達可能経路とを繋げて駐車経路とする駐車経路設定部とを有し、
前記出庫経路演算部は、前記駐車が通路から該通路に対して斜めに配置された前記駐車スペースに前記自車両を駐車する斜め駐車である場合に、前記通路の通路方位と前記駐車スペースの駐車方位との間の傾斜角に基づいて前記出庫経路の演算を行うことを特徴とする。
本発明によれば、斜め駐車の場合に、駐車支援を開始する開始位置や車両姿勢に依存せずに、駐車スペースに車両を誘導するための切り返しを含む駐車経路を演算して、ドライバの意図する位置に正しい車両姿勢で車両を駐車させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係わる駐車支援装置の機能ブロック図。 後ろ向き斜め駐車の駐車空間の一例を示す図。 前向き斜め駐車の駐車空間の一例を示す図。 後ろ向き斜め駐車の一例を説明する図。 後ろ向き斜め駐車の一例を説明する図。 前向き斜め駐車の一例を説明する図。 前向き斜め駐車の一例を説明する図。 後ろ向き斜め駐車の出庫経路と接続候補位置を示す模式図。 図5Aに示す複数の接続候補位置から選択されたパークアウト位置を介して繋げられた駐車経路を示す模式図。 後ろ向き斜め駐車の出庫経路と接続候補位置を示す模式図。 図6Aに示す複数の接続候補位置から選択されたパークアウト位置を介して繋げられた駐車経路を示す模式図。 前向き斜め駐車の出庫経路と複数の接続候補位置を示す模式図。 図7Aに示す複数の接続候補位置から選択されたパークアウト位置を介して繋げられた駐車経路を示す模式図。 前向き斜め駐車の出庫経路と複数の接続候補位置を示す模式図。 図8Aに示す複数の接続候補位置から選択されたパークアウト位置を介して繋げられた駐車経路を示す模式図。 出庫経路上の接続候補位置を演算する方法を説明するフローチャート。 到達可能判定の処理フロー。 片側転舵による到達可能判定の一例を説明する図。 片側転舵による到達可能判定の一例を説明する図。 片側転舵による到達可能判定の一例を説明する図。 S字転舵による到達可能判定の一例を説明する図。 S字転舵による到達可能判定の一例を説明する図。 片側転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図。 S字転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図。 S字転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図。 S字転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、通路の左側に駐車スペースが設けられている場合を例に説明するが、本発明は、通路の右側に駐車スペースが設けられている場合についても同様に適用することができる。
図1は、本発明の実施形態に係わる駐車支援装置の機能ブロック図、図2Aは、後ろ向き斜め駐車の駐車空間の一例を示す図、図2Bは、前向き斜め駐車の駐車空間の一例を示す図である。
本実施の形態における斜め駐車とは、通路から通路に対して斜めに配置された駐車スペースに自車両を駐車することであり、図2Aに示すように、駐車スペース20に対して後ろ向きに駐車する後ろ向き斜め駐車と、図2Bに示すように、駐車スペース30に対して前向きに駐車する前向き斜め駐車がある。
例えば、後ろ向き斜め駐車の駐車空間の例としては、図2Aに示すように、通路21の通路方位25と駐車スペース20の駐車方位26とが駐車スペース20よりも通路21の前方で交差するように、駐車スペース20が通路21の側方に斜めに配置されている。通路21の通路方位25に対する駐車スペース20の駐車方位26の傾きである傾斜角θ1は、0°よりも大きく90°よりも小さい角度となっている。そして、通路21の駐車スペース20よりも通路前方及び通路後方には、他車両や他の駐車スペースなどの側方障害物23、24が配置され、通路21の駐車スペース20側とは反対側の側方には、通路21の通路方位25に沿って延在する壁や縁石、あるいは他車両などの障害物22が配置されている。
また、前向き斜め駐車の駐車空間の例としては、図2Bに示すように、通路31の通路方位35と駐車スペース30の駐車方位36とが駐車スペース30よりも通路31の後方で交差するように、駐車スペース30が通路31の側方に斜めに配置されている。通路31の通路方位35に対する駐車スペース30の駐車方位36の傾きである傾斜角θ2は、0°よりも大きく90°よりも小さい角度となっている。そして、通路31の駐車スペース30よりも通路前方及び通路後方には、他車両や他の駐車スペースなどの側方障害物33、34が配置され、通路31の駐車スペース30側とは反対側の側方には、通路31の通路方位35に沿って延在する壁などの障害物32が配置されている。
図3A及び図3Bは、後ろ向き斜め駐車の一例をそれぞれ説明する図である。例えば、図3Aに示すように、通路の幅Wが狭い駐車空間における後ろ向き斜め駐車の場合、自車両Vは、以下の駐車経路をとることができる。まず、通路上の初期位置P0から、通路方位に沿って真っ直ぐ前進し(図3A(1))、駐車スペース20の前を通過した後に停止する(図3A(2))。そして、曲がりながら後退して自車両Vの後部を駐車スペース20に進入させ(図3A(3))、目標駐車位置P1において自車両Vの向きが駐車方位に向くように配置させる(図3A(4))。また、図3Bに示すように、通路の幅Wが比較的広い駐車空間における後ろ向き斜め駐車の場合には、図3Aに示す駐車経路をとることもできるが、さらに、下記のような別の駐車経路をとることもできる。まず、通路上の初期位置P0から自車両Vを前進させて(図3B(1))、駐車スペース20から離れる方向に曲がり、自車両Vの後部を駐車スペース20に向ける(図3B(2))。そして、真っ直ぐ後退させて(図3B(3))、自車両Vの後部から駐車スペース20に進入させ、目標駐車位置P1において自車両Vの向きが駐車方位に向くように配置させる(図3B(4))。
図4A及び図4Bは、前向き斜め駐車の一例をそれぞれ説明する図である。例えば、図4Aに示すように、前向き斜め駐車の場合、自車両Vは、以下の駐車経路をとることができる。まず、通路21上の初期位置P0から、駐車スペース30に接近する方向に曲がりながら前進し(図4A(1))、障害物33の前で停止する(図3A(2))。そして、真っ直ぐ後退して障害物32の前で停止し、再び駐車スペース30に向かって接近する方向に曲がりながら前進する(図3A(3))。そして、駐車スペース30内に自車両Vを進入させ、目標駐車位置P1において自車両Vの向きが駐車方位に向くように配置させる(図3A(4))。また、図4Bに示すように、通路21上の初期位置P0から前進して(図4B(1))、駐車スペース30の前で停止し、駐車スペース30とは反対側に前輪を転舵して曲がりながら後退し(図4B(2))、自車両Vの前部を駐車スペース30に向ける(図4B(3))。そして、真っ直ぐ前進して、自車両Vの前部から駐車スペース30に進入し、目標駐車位置P1において自車両Vの向きが駐車方位に向くように配置させることもできる(図4B(4))。
本実施例では、自車両Vが初期位置P0や目標駐車位置P1、後述する接続候補位置Pnやパークアウト位置P2等の各位置に配置されているか否かは、自車両Vの左右の後輪の中間位置である基準点Voを基準に判断している。また、旋回は、例えばクロソイド曲線に沿って行われるものとする。
本発明の駐車支援装置1は、上述のような自車両Vの斜め駐車を支援するものであり、例えば少なくとも1回以上の前後方向の切り返しが必要とされるような斜め駐車の動作を支援するのに適したものである。駐車支援装置1では、自車両Vを誘導するための駐車経路を演算し、その演算した駐車経路に沿って自車両Vを移動させることによって通路脇の斜めの駐車スペースに駐車させることができる。駐車支援装置1から駐車経路の情報を出力して、自車両Vを自動または半自動で目標駐車位置P1に駐車するシステムとしてもよい。半自動では、例えばハンドル操作は自動制御により行われ、アクセル操作とブレーキ操作はドライバによって行われる。
駐車支援装置1は、自車両Vに搭載されており、マイクロコンピュータなどのハードウエアとソフトウエアプログラムの協働によって実現される。駐車支援装置1は、図1に示すように、出庫経路演算部11と、接続候補位置設定部12と、到達可能経路演算部13と、駐車経路設定部14を有している。
出庫経路演算部11は、目標駐車空間の情報と自車挙動の制約条件に基づいて駐車スペースから自車両Vを出庫させる少なくとも一つ以上の出庫経路を演算する。接続候補位置設定部12は、出庫経路上に複数の接続候補位置を設定する。到達可能経路演算部13は、各接続候補位置に対して自車両Vの現在位置である初期位置P0から到達可能な少なくとも一つ以上の到達可能経路を演算する。駐車経路設定部14は、出庫経路と到達可能経路とを繋げて自車両Vの駐車経路を設定し、駐車経路が複数ある場合には、その中から所定条件に基づいて最適な駐車経路を選択する。
駐車支援装置1には、図1に示すように、目標駐車空間情報171と、目標駐車位置情報172と、自車両情報173と、自車位置情報174が入力される。目標駐車空間情報171には、駐車スペースの周辺の障害物の位置や距離、通路の通路方位と駐車スペースの駐車方位との間の傾斜角θ1、θ2など、駐車スペースの制約条件となる情報が含まれている。
そして、目標駐車位置情報172には、駐車スペースの形状や自車両Vとの相対位置の情報等が含まれ、自車両情報173には、自車両の旋回半径などの自車挙動の制約条件となる情報が含まれている。そして、自車位置情報174として、車両の操舵角や速度、車輪の回転量から車両モデルによって演算されるデッドレコニングを利用し、また、GPSなどのセンサによって取得される位置情報や、路車間、車車間通信によって得られる自車位置情報を利用してもよい。
操作入力部15は、例えばユーザが選択した駐車スペースの情報などを駐車支援装置1に入力する。経路表示部16は、車内でドライバが見ることができる車載モニターであり、カメラからの映像に重ね合わせて目標となる駐車経路の切り返し位置を表示することができる。また、切り返し位置だけでなく、駐車経路全体を表示してもよい。ドライバは、車載モニターに表示される切り返し位置や駐車経路を見て、確認することができる。また、経路表示部16には、駐車経路の表示に加えて、あるいは、単独で、斜め駐車の制御を行っている旨を表示してもよい。
<出庫経路演算部>
出庫経路演算部11は、目標駐車空間情報171と、目標駐車位置情報172と、自車両情報173とに基づいて出庫経路を演算する。目標駐車空間情報171は、例えば自車両Vに搭載された超音波センサの検出信号や車載カメラからの画像から取得することができる。また、駐車場設備から出力されるインフラ情報を取得してもよい。出庫経路演算部11は、駐車支援を行う駐車の種類が、目標駐車空間情報171に基づき斜め駐車であるか否かを判断し、斜め駐車であると判断すると、出庫経路が設定される経路空間を、通路方位に合わせて斜めに設定する。
出庫経路は、自車両Vを駐車スペース内の目標駐車位置P1に配置されている状態から出庫させる経路を推定した仮想的な移動経路である。出庫経路は、自車両Vの初期位置P0に拘束されることなく、全く無関係に演算される。出庫経路演算部11では、出庫経路を演算する際に自車位置情報174を使用しない。出庫経路は、一つに限定されるものではなく、少なくとも一つ以上が演算される。
出庫経路は、目標駐車空間と自車挙動の制約条件に基づいて演算される。そして、後ろ向き斜め駐車では、目標駐車位置P1を原点としたときに初期位置P0における自車両Vの向きと同じ方向に出庫することを想定した経路が生成され、前向き斜め駐車では、目標駐車位置P1を原点としたときに初期位置P0における自車両Vの向きと反対方向に出庫することを想定した経路が生成される。
例えば、後ろ向き斜め駐車の場合、出庫経路として、目標駐車位置P1から駐車方位に沿って自車両Vを真っ直ぐ前進させ、自車両Vの基準点Voが駐車スペースから出る位置に至り、かかる位置で初期位置P0における自車両Vの向きと同一の方向に向かって出庫する方向に転舵して前進させる前進経路を演算する。前進経路は、自車両Vが前方の障害物に対する到達可能限界位置に至るまで演算される。
そして、自車両Vの前進により前方の障害物に対する到達可能限界位置に至った場合には、自車両Vをまっすぐに後退させる後退経路を演算する。後退経路は、自車両Vが後方の障害物に対する到達可能限界位置に至るまで演算される。そして、自車両Vの後退により後方の障害物に対する到達可能限界位置に至った場合には、再び自車両Vを初期位置P0における自車両Vの向きと同一の方向に向かって出庫する方向に転舵して前進させる前進経路を演算する。そして、自車両Vが前方の障害物に対する到達可能限界位置に至るまで前進経路を演算する。そして、所定の終了条件を満たす位置に至るまで、前進経路と後退経路を交互に演算する。後ろ向き斜め駐車の場合、駐車方位26に対する自車両Vの向きの角度が傾斜角θ1以上になると、所定の終了条件を満たす位置に至ったとして、出庫経路の演算が終了する。
一方、前向き斜め駐車の場合、目標駐車位置P1から自車両Vを後退させ、自車両Vの基準点Voが駐車スペース30から所定距離だけ離れる位置に至り、かかる位置で初期位置P0における自車両Vの向きと反対の方向に向かって出庫する方向に転舵して後退させる後退経路を演算する。後退経路は、自車両Vが後方の障害物に対する到達可能限界位置に至るまで演算される。
そして、自車両Vの後退により後方の障害物に対する到達可能限界位置に至った場合には、前輪を初期位置P0における自車両Vの向きと同一の方向に向かって出庫するように転舵して前進させる前進経路を演算する。前進経路は、自車両Vが前方の障害物に対する到達可能限界位置に至るまで演算される。そして、自車両Vの前進により前方の障害物に対する到達可能限界位置に至った場合には、再び自車両Vを初期位置P0における自車両Vの向きと反対の方向に向かって出庫する方向に転舵して後退させる後退経路を演算する。そして、自車両Vが後方の障害物に対する到達可能限界位置に至るまで後退経路を演算する。そして、所定の終了条件を満たすまで、後退経路と前進経路を交互に演算する出庫経路の演算を行う。前向き斜め駐車の場合、駐車方位26に対する自車両Vの向きの角度が傾斜角θ2以上になると、所定の終了条件を満たす位置に至ったとして、出庫経路の演算が終了する。
出庫経路演算部11は、所定の終了条件として、駐車スペース20の駐車方位26と自車両Vの向きとの間の角度が、通路21の通路方位25と駐車スペース20の駐車方位との間の傾斜角θ1、θ2以上となる第1条件と、自車両が通路方位に沿って目標駐車位置P1から所定距離Hmaxだけ離れた地点に到達する第2条件と、出庫経路における切り返し回数が所定回数に達する第3条件の少なくとも一つを満たすまで出庫経路の演算を行う。
到達可能限界位置は、障害物との間に、所定の隙間を有して離れた位置を云う。所定の隙間は、障害物と接触しないように誤差等を考慮したマージンを持ったものであり、なるべく小さい方が好ましく、例えば1cm〜50cmくらいに設定されている。本実施形態では、自車両Vの外周に所定の隙間を持った仮想枠を設定し、仮想枠が障害物に接触した位置を到達可能限界位置と判断している。
出庫経路演算部11は、後ろ向き斜め駐車の場合、通路の幅Wが広くなるのに応じて通路の幅方向に出庫経路の数を増加させる処理を行う。図5A及び図6Aは、後ろ向き斜め駐車の出庫経路と接続候補位置を示す模式図である。例えば、図5Aに示すように、通路21の幅Wが所定値よりも小さい場合には、駐車スペース20から出てすぐに曲がる直近位置の出庫経路51Aを演算して設定する。一方、図6Aに示すように、通路31の幅Wが所定値以上である場合には、通路31の幅方向に出庫経路の数を増加させている。
出庫経路演算部11は、直近位置の出庫経路61Aを基準として、駐車方位26に沿って延びる直線距離分63を出庫経路61Aの経路途中に挿入することで、駐車スペース20から最も離れた最遠位置の出庫経路61Bを演算して設定する。
そして、直近位置の出庫経路61Aと最遠位置の出庫経路61Bとの間の位置に中間位置の出庫経路61Cを演算して設定する。中間位置の出庫経路61Cは、直近位置の出庫経路61Aと最遠位置の出庫経路61Bとの間を通路21の幅Wに応じて予め設定された数で等分した位置に配置される。この等分する数は、通路21の幅Wが増加するに応じて増加する。図6Aに示す例では、直近位置の出庫経路61Aと最遠位置の出庫経路61Bとの間を二等分する位置に中間位置の出庫経路61Cが設定されている。中間位置の出庫経路61Cは、直近位置の出庫経路61Aを基準として、直線距離分63を二等分した長さの直線距離分64を出庫経路61Aの経路途中に挿入することによって演算される。
なお、出庫経路演算部11は、通路21の幅Wが広くなるのに応じて出庫経路の数を増加させるのではなく、出庫経路61Aの位置を駐車方位26に沿って駐車スペース20から離れる側に移動させる処理を行ってもよい。例えば上述の処理では、直近位置の出庫経路61A及び最遠位置の出庫経路61B及び中間位置の出庫経路61Cの合計で3つの出庫経路を設定する場合を例に説明したが、直近の出庫経路61Aを移動させて最遠の出庫経路61Bのみ、あるいは、中間の出庫経路61Cのみを設定してもよい。
出庫経路演算部11は、前向き斜め駐車の場合、図7Aに示すように、駐車スペース20から後退する後退経路71aと後方の到達可能限界位置から大きく曲がりながら前進する前進経路71bを有する出庫経路71と、図8Aに示すように、大きく曲がりながら後退する後退経路81aと後方の到達可能限界位置から真っ直ぐ前進する前進経路81bとを有する出庫経路81の両方を演算することができる。
<接続候補位置設定部>
接続候補位置設定部12は、出庫経路上に複数の接続候補位置Pnを設定する。接続候補位置Pnは、初期位置P0との間を到達可能経路で接続することができるか否かを判断するための候補位置である。接続候補位置Pnは、出庫経路に沿って出庫方向に自車両Vを移動させた場合に、自車両Vの向きが所定の相対指定角度分だけ変化する毎(例えば5°[deg]毎)に設定される。接続候補位置設定部12は、接続候補位置Pnを設定し、かかる位置における自車両Vの向きの情報とリンクさせて記憶する処理を行う。
図9は、出庫経路上の接続候補位置を演算する方法を説明するフローチャートである。
まず、自車両Vを出庫経路に沿って仮想的に移動させ(S101)、到達可能限界位置に至るか否かが判断される(S102)。到達可能限界位置に至るか否かは、自車両Vの仮想枠が障害物と衝突するか否かによって判断され、自車両Vの仮想枠が障害物と衝突すると判断された場合に、到達可能限界位置Cに至ったと判断される。そして、到達可能限界位置に至ると判断した場合には(S102でYES)、自車両VのシフトをDレンジからRレンジ、あるいはRレンジからDレンジに切り替えて、自車両Vの進行方向を前進から後退、あるいは後退から前進に切り返す(S107)。
一方、到達可能限界位置に至らないと判断した場合には(S102でNO)、所定の接続候補位置に到達したか否かが判断される(S103)。ここでは、自車両Vの向きが所定の相対指定角度分だけ変化した場合に接続候補位置Pnに到達したと判断して(S103でYES)、かかる位置と自車両Vの向きの情報を記憶する(S108)。そして、駐車スペース20の駐車方位26に対する自車両Vの向きの角度が、後ろ向き斜め駐車では傾斜角θ1以上となったか、前向き斜め駐車では傾斜角θ2[deg]以上となったか否かが判断され(S104)、傾斜角θ1、θ2[deg]以上となっている場合には、終了条件の第1条件を満たすとして本ルーチンを終了する(S106)。
一方、駐車スペース20の駐車方位26に対する自車両Vの向きの角度が、傾斜角θ1、θ2[deg]未満の場合には(S104でNO)、自車両Vが駐車スペースから通路の通路方位に沿って所定距離Hmax以上移動して離れたか否かが判断される(S105)。本実施例では、所定距離Hmaxは7メートルに設定されている。自車両Vが所定距離Hmax以上移動しているときは、第2条件を満たすとして本ルーチンを終了する。
接続候補位置Pnは、図5Aに示す例では、出庫経路51A上に沿って並ぶように設定され、図6Aに示す例では、出庫経路61A、61B、61C上に沿って並ぶように設定される。そして、図7Aに示す例では、出庫経路71上に沿って並ぶように設定され、図8Aに示す例では、出庫経路81上に沿って並ぶように設定される。
<到達可能経路演算部>
到達可能経路演算部13は、自車両Vの初期位置P0から複数の接続候補位置Pnの少なくとも一つに到達可能な到達可能経路を演算する。到達可能経路とは、前進と後退を切り替えることなく、前進と後退のいずれか一方のみで自車両Vの初期位置P0から接続候補位置Pnに到達可能な経路である。到達可能か否かは、自車両Vの位置及び向きに基づいて判断され、自車両Vの位置が接続候補位置に一致しかつ自車両Vの向きが、接続候補位置にリンクして記憶されている自車両Vの向きの情報に一致している場合に、到達可能と判断される。到達可能経路の演算は、自車位置情報と自車両Vの仕様情報に基づいて行われ、切り返し回数が少なく且つ自車両Vの初期位置P0に近い方の接続候補位置から順に演算される。
自車両Vを初期位置P0から移動させて接続候補位置Pnに所定の向きで配置することができれば、後は、出庫経路を逆方向に辿ることによって、駐車スペース20内の目標駐車位置P1に自車両Vを移動させることができる。したがって、到達可能経路演算部13では、出庫経路上の複数の接続候補位置Pnのうち、初期位置P0から所定の向きで自車両Vを配置することができる接続候補位置Pnをパークアウト位置P2として設定し、初期位置P0からパークアウト位置P2までの到達可能経路を演算する。
図10は、到達可能判定の処理フローである。
この処理フローは、接続候補位置の分だけループされ(S111)、まず、初期位置P0から接続候補位置Pnまで片側転舵で到達可能か否かが判断される(S112)。片側転舵とは、自車両Vのステアリングを自車両Vの左右のいずれか一方の片側のみに転舵する操作である。そして、片側転舵では接続候補位置Pnに到達できないと判断されたときは、S字転舵で到達可能か否かが判断される(S116)。S字転舵とは、自車両Vのステアリングを自車両Vの左右両側に転舵する操作である。
そして、片側転舵あるいはS字転舵により接続候補位置Pnに到達可能であると判断された場合には、かかる接続候補位置をパークアウト位置P2として選択し、自車両Vの初期位置P0からパークアウト位置P2までの到達可能経路を生成する(S113)。
そして、到達可能経路において自車両Vが障害物に接触するか否かの判定を行い(S114)、接触しないと判断された場合には、接続OKフラグをONにして生成した到達可能経路を記憶手段に格納し、ループを終了する(S117)。一方、片側転舵とS字転舵では接続候補位置Pnに到達できないと判断された場合(S112とS116でNO)、あるいは、接触判定で接触すると判定された場合(S114でYES)は、かかる接続候補位置Pnに対する判断を終了し、残りの接続候補位置Pnに対する判断を行う。そして、全ての接続候補位置Pnに対して到達できないと判断された場合には、接続OKフラグをOFFにして(S115)、処理フローを終了する。
図11A〜図11Cは、片側転舵による到達可能判定の一例を説明する図、図11D、図11Eは、S字転舵による到達可能判定の一例を説明する図である。
S112の片側転舵による到達可能判定では、以下の(a1)〜(a3)の条件が全て成立した場合に、到達可能と判定される(角度差と位置でも制限する)。
(a1)自車両Vの現在位置A(初期位置P0)における軸線A2と接続候補位置Eにおける軸線E2とが交差する。
(a2)現在位置Aでの旋回円A1と接続候補位置Eの軸線E2とが交差しない。
(a3)接続候補位置Eでの旋回円E1と現在位置Aの軸線A2とが交差しない。
なお、旋回円とは、クロソイドを考慮した旋回側の円弧(最小回転軌跡)とする。
図11Aに示す例では、軸線A2とE2とが交差位置F1で交差しているので、上記(a1)の条件を満たしている。したがって、片側転舵により到達可能と判定される。一方、図11Bでは、旋回円E1と軸線A2とが交差しているので、上記(a3)の条件を満たしていない。そして、図11Cに示す例では、旋回円A1と軸線E2とが交差しているので、上記(a2)の条件を満たしていない。したがって、図11B及び図11Cに示す例では、片側転舵では到達不可能と判定され、S字転舵の利用が可能か否かの判定に移行する。
S116のS字転舵による到達可能判定では、以下の(a4)の条件が成立した場合に、到達可能と判定される(角度差と位置でも制限する)。
(a4)現在位置Aでの旋回円A1と接続候補位置Eの旋回円E1とが交差しない。
図11Dに示す例では、旋回円A1と旋回円E1とが交差していないので、上記(a4)の条件を満たしている。したがって、S字転舵により到達可能と判定される。一方、図11Eに示す例では、旋回円A1と旋回円E1とが交差しているので、上記(a4)の条件を満たしておらず、S字転舵による到達は不可能と判定される。
図12は、片側転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図である。
現在位置Aから接続候補位置Eまでの片側転舵による経路を生成するには、まず、図12(a)に示すように、軸線A2と軸線E2との交点Kと現在位置Aとの間の距離Lsと、交点Kと接続候補位置Eとの間の距離Leをそれぞれ算出し、短い方の距離を選択する(図に示す例では、距離Leを選択)。そして、図12(b)に示すように、2本の軸線A2、E2を共通接線に持ち、交点Kから短い方の距離だけ離れた位置を通る円を描き、幾何計算から下記の式(1)により半径Rを算出する。
Figure 2018176910
以上により、直線と円弧を組み合わせた到達可能経路を生成することができる。
図13は、S字転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図であり、接続候補位置Eよりも後方で軸線E2が現在位置Aの軸線A2であるX軸と交わらない場合の生成方法を説明する図である。
ここでは、S字を描くための半径が同一の共通円の半径Rを算出する。円の接点を求めれば旋回円A1の円弧と、旋回円E1の円弧とを組み合わせてS字の到達可能経路を生成することができる。
共通円の半径はそれぞれの円の中心座標が求まるので、中心座標間の距離から求まる。
Figure 2018176910
Figure 2018176910
ただし、θ=0の場合は
Figure 2018176910
図13(a)に示す状態から図13(b)に示す交点F7の位置までが上記した計算式により算出可能である。
図13(c)に示す公式からS字のそれぞれの旋回角度φ、φと、弧長b、bは以下の計算式により求められる。
Figure 2018176910
Figure 2018176910
Figure 2018176910
Figure 2018176910
図14は、S字転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図であり、接続候補位置Eよりも後方で軸線E2が現在位置Aの軸線A2であるX軸と交わる場合の生成方法を説明する図である。
ここでは、S字を描くための半径が同一となる共通の旋回円E1、A1の半径Rを算出する。そして、円の接点を求めれば、旋回円A1の円弧と、旋回円E1の円弧とを組み合わせてS字の到達可能経路を生成することができる。
共通円の半径はそれぞれの円の中心座標が求まるので、中心座標間の距離から求まる。
Figure 2018176910
Figure 2018176910
図13(c)に示す公式からS字のそれぞれの旋回角度φ、φと、弧長b、bは以下の計算式により求められる。
Figure 2018176910
Figure 2018176910
Figure 2018176910
Figure 2018176910
図15は、S字転舵による到達可能経路の生成方法を説明する図であり、接続候補位置Eよりも後方で軸線E2が現在位置Aの軸線A2であるX軸と交わる場合の生成方法を説明する図である。
ここでは、S字を描くための半径が同一となる共通円E1、A1の半径Rを算出する。そして、円の接点を求めれば、旋回円A1の円弧と、旋回円E1の円弧とを組み合わせてS字の到達可能経路を生成することができる。
共通円の半径はそれぞれの円の中心座標が求まるので、中心座標間の距離から求まる。
Figure 2018176910
Figure 2018176910
図13(c)に示す公式からS字のそれぞれの旋回角度φ、φと、弧長b、bは以下の計算式により求められる。
Figure 2018176910
Figure 2018176910
Figure 2018176910
Figure 2018176910
<駐車経路設定部>
駐車経路設定部14は、目標駐車位置P1からパークアウト位置P2までの出庫経路の情報と、自車両Vの初期位置P0からパークアウト位置P2までの到達可能経路の情報を用いて駐車経路を設定する。駐車経路設定部14は、図10のステップS117で接続OKフラグをONにして生成された到達可能経路と、かかる到達可能経路が接続されているパークアウト位置P2を含む出庫経路とを繋いで駐車経路を形成する。
駐車経路は、複数設定できる場合に、駐車時間、後続車両の有無、駐車精度の高さ、通路の幅、または運転者の好みなど種々の評価値に応じて選択される。例えば駐車精度は、駐車スペースに曲がりながら進入するよりも、自車両Vの向きを駐車方位に合わせてから真っ直ぐに進入する方が精度が高い。したがって、駐車精度を優先する場合には、自車両の向きを駐車方位に合わせてから真っ直ぐに進入する駐車経路を選択する。
また、例えばパークアウト位置P2から駐車スペースに駐車する際に、前後の切り返しの回数や操舵量がなるべく少ない方が駐車に要する時間を短くすることができる。したがって、駐車に要する時間を短くする場合には、前後の切り返しの回数や操舵量がなるべく少なくなる駐車経路を選択する。
また、例えば駐車スペースから遠く離れた位置まで移動するよりも駐車スペースから離れない方が後続車両に駐車スペースへの駐車の意思を明確に示すことができる。したがって、通路上に後続車両が存在する場合には、駐車スペースから離れない駐車経路を選択する。
図5B、図6B、図7B、図8Bは、図5A、図6A、図7A、図8Aに示す複数の接続候補位置Pnから選択されたパークアウト位置P2を介して出庫経路と到達可能経路が繋げられた駐車経路を示す図である。
駐車経路50は、図5Bに示すように、パークアウト位置P2を介して出庫経路51と到達可能経路52を繋げることによって形成されており、パークアウト位置P2から曲がりながら後退して駐車スペース20に進入する経路となっている。駐車経路50の場合、パークアウト位置P2が駐車スペース20から大きく離れず、パークアウト位置P2から目標駐車位置P1まで自車両Vをスムーズに移動させることができる。したがって、駐車に要する時間を短くすることができる。
駐車経路60は、図6Bに示すように、パークアウト位置P2を介して出庫経路61と到達可能経路62を繋げることによって形成されており、パークアウト位置P2において自車両Vの向きが駐車方位26とほぼ一致する経路となっている。したがって、駐車経路60の場合、パークアウト位置P2からほぼ真っ直ぐに後退するだけで駐車スペース20に自車両Vを進入させることができ、目標駐車位置P1に高い精度で駐車することができる。
駐車経路70は、図7Bに示すように、パークアウト位置P2を介して出庫経路71と到達可能経路72を繋げることによって形成されている。出庫経路71は、目標駐車位置P1とパークアウト位置P2との間に到達可能限界位置P3が設けられている。そして、パークアウト位置P2における自車両Vの向きが通路31の通路方位と平行となるように設定されており、到達可能経路72は緩やかなS字となる。したがって、自車両Vの乗員に違和感を与えることなく、スムーズに目標駐車位置P1に駐車することができる。
駐車経路80は、図8Bに示すように、パークアウト位置P2を介して出庫経路81と到達可能経路82を繋げることによって形成されている。出庫経路81は、目標駐車位置P1とパークアウト位置P2との間に到達可能限界位置P3が設けられている。そして、パークアウト位置P2から到達可能限界位置P3までほぼ真っ直ぐに後退する経路となっている。したがって、かかる経路を移動する際の誤差を小さくすることができ、目標駐車位置P1に精度よく駐車することができる。
本発明によれば、目標駐車位置Bから出庫経路を演算し、出庫経路上に設定された複数の接続候補位置のうち、自車の現在位置Aから到達可能でかつ最も近い接続候補位置を接続候補位置Eとして選択し、目標駐車位置Bから接続候補位置Eまでの出庫経路と、自車両の現在位置Aから接続候補位置Eまでの到達可能経路とを用いて駐車経路を設定するので、駐車支援を開始する開始位置や車両姿勢に依存せずに、目標駐車位置Bに自車両Vを誘導するための切り返しを含む駐車経路を演算して、ドライバの意図する位置に正しい車両姿勢で車両を駐車させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、前記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 駐車支援装置
11 出庫経路演算部
12 接続候補位置設定部
13 到達可能経路演算部
14 駐車経路設定部
15 操作入力部
16 経路表示部
20 駐車スペース
21、31 通路
22、23、24、32、33、34 障害物
25、35 通路方位
26、36 駐車方位
V 自車両
Vo 基準点
P0 初期位置
P1 目標駐車位置
P2 パークアウト位置
Pn 接続候補位置

Claims (3)

  1. 自車両の駐車スペースへの駐車を支援する駐車支援装置であって、
    駐車空間の情報と自車挙動の制約条件に基づいて前記自車両を前記駐車スペースから出庫させる出庫経路を演算する出庫経路演算部と、
    該出庫経路演算部により演算された出庫経路上に複数の接続候補位置を設定する接続候補位置設定部と、
    前記自車両の現在位置から前記複数の接続候補位置のうちの一つに到達可能な到達可能経路を演算する到達可能経路演算部と、
    前記出庫経路と前記到達可能経路とを繋げて駐車経路とする駐車経路設定部とを有し、
    前記出庫経路演算部は、前記駐車が通路から該通路に対して斜めに配置された前記駐車スペースに前記自車両を駐車する斜め駐車である場合に、前記通路の通路方位と前記駐車スペースの駐車方位との間の傾斜角に基づいて前記出庫経路の演算を行うことを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記出庫経路演算部は、前記駐車スペースの駐車方位に対する前記出庫経路における前記自車両の向きが前記傾斜角以上となるまで前記出庫経路の演算を行うことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記接続候補位置設定部は、
    前記自車両を前記出庫経路に沿って出庫する方向に移動させた場合に前記自車両の向きが所定の相対指定角度分だけ変化する位置を前記接続候補位置として設定することを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
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