JP2018174748A - 耕耘爪 - Google Patents

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Abstract

【課題】耕耘抵抗が少なく耕耘作業速度を早くすることを可能とし、耕耘速度が増加しても砕土性やすき込み性能が低下することがない耕耘爪を提供する。【解決手段】回転爪軸1に取付けた状態で、横刃部4の湾曲開始線7の交点Pを最下端としたとき、回転爪軸1の軸芯を通る垂線に対し湾曲開始線7は、回転爪軸1と反対側に0度乃至5度角傾いていて、回転軸心と取付基部2の中心とを通る直線は、垂線に対し回転方向と反対側に12度角乃至18度角傾斜していて、刃部5の先端までの水平寸法Lは、交点Pと回転爪軸1の軸芯までの垂直方向の寸法hの0.9乃至1倍程度であり、平面視における基準面Dからの横刃部4先端までの高さ寸法Wは、側面視における交点P位置から刃部5の刃部先端50までの高さ寸法h1の2.4乃至2.8倍の寸法であり、横刃部4の平面視における湾曲角度θは、55度角乃至65度角である耕耘爪による。【選択図】 図1

Description

本発明は、耕耘作業に使用される耕耘爪に係る。
従来の耕耘爪に関する特許文献として、特開2013−230143号公報(特許文献1)や特開2007−74974号公報(特許文献2)の「耕耘爪」が公知である。
特許文献1に記載の「耕耘爪」は、「回転爪軸(S)の回転軸線(SO)を法線とする面を側面としたとき、当該側面視における取付け基部(1)の取付け中心を通る鉛直線分から横刃部湾曲開始部(F)の刃縁までの湾曲開始水平距離(L)が、取付基部(1)の取付け中心から耕耘爪の最下縁までの鉛直距離である全縦長さ(C)の略同等長さとされ、当該側面視における取付け基部(1)の取付け中心を通る鉛直線分と直交し、刃縁の最下縁を通る線と横刃部湾曲開始部(F)とのなす折曲角度(α)を略90度とし、平面視にて取付け基部の面を基準として一方向に湾曲する湾曲板の第1湾曲曲率半径(r1)が、前記湾曲開始水平距離(L)の半分以上の長さとされ、平面視にて取付け基部の面を基準として一方向に湾曲する基準面からの全湾曲高さ(H1)が、前記第1湾曲曲率半径(r1)と略同等長さとされ、横刃部湾曲開始部(F)と略90度で交会し、且つ横刃部刃縁の横方向先端位置(O)上又は横刃部刃縁の横方向先端位置(Q)より上方に設けられる横刃先端部湾曲開始部(G)より上方の横刃部(3)が上記横刃部湾曲方向であって平面視にて横刃部中心線と直交する平面方向に第2湾曲曲率半径(r2)にて湾曲した横刃先端部(31)を形成したことを特徴とする耕耘爪。」を提供するものである。
特許文献2に記載の「耕耘爪」は、「耕耘爪1は、耕耘爪軸60に取り付けられる取付基部3から連続して延びる縦刃部10及び横刃部20を有し、縦刃部10から横刃部20にかけて回転方向と逆向きに湾曲するとともに、横刃部20が一方側に湾曲してなる。耕耘爪1の最大回転半径Rmとなる位置R2と、最大切削幅H1となる位置L1とは別の位置にある。また最大回転半径Rmとなる位置R2から最大切削幅H1となる位置L1との間の横刃部20の先端面22に最大回転半径Rmの位置R2から延びる直線部25を設け、最大回転半径Rmの位置R2での耕土表面とのなす刃先進入角度を50°〜55°の範囲にする。」を提供するものである。
特開2013−230143号公報 特開2007−74974号公報
耕耘作業を効率よく短時間で行うためには、耕耘作業機を装着したトラクタ等の走行機の作業速度を早くする必要がある。しかし、早くすると耕耘抵抗が増加するためトラクタへの負荷が大きくなり、大型のトラクタが必要となる。また、速度が高速になるにつれて耕耘砕土性又は夾雑物のすき込み性が悪化する傾向がある。
特許文献1、2記載の「耕耘爪」はいずれも、横刃部湾曲開始線が取付基部の取付け中心を通る鉛直線に対し取付基部側に傾斜あるいは平行となっているため、横刃部面が回転する外側方向を向く傾向となり、耕耘された耕耘土は横刃部から離れにくく耕耘抵抗を増加させる要因となる。また、特許文献1においては、横刃部先端部に第2湾曲曲率半径にて湾曲した横刃先端部を形成しているため、さらに耕耘抵抗を増加させる虞がある。
本発明の目的は、耕耘抵抗が少なく耕耘作業速度を早くすることを可能とし、耕耘速度が増加しても砕土性やすき込み性能が低下することがない耕耘爪を提供することにある。
本発明の請求項1の耕耘爪は、基部を回転爪軸の軸周に放射方向に取り付け、回転されることで土壌を耕耘する耕耘爪であって、
回転爪軸の軸芯方向に取付平面部を向けて装着される取付基部と、該取付基部から連続して外周方向に延び、さらに回転方向と逆方向に向けて湾曲する縦刃部と、該縦刃部から連続して回転方向と逆方向に向けて湾曲するとともに回転爪軸の軸芯方向に向け湾曲された横刃部とが一体となって構成され、前記縦刃部と横刃部は、回転外周側に面した端縁側に刃部を有する耕耘爪において、
前記耕耘爪を回転爪軸に取付けた状態で、前記横刃部と縦刃部の境界線である湾曲開始線と刃部端縁との交点を最下端となるように配置したとき、前記回転爪軸の軸芯を通る垂線に対し湾曲開始線は、回転爪軸と反対側に0度乃至5度角傾いていて、
前記回転爪軸の軸心と取付基部の中心とを通る直線は、回転爪軸の軸心を通る垂線に対し回転方向と反対側に12度角乃至18度角傾斜していて、
回転爪軸の軸芯から刃部の先端までの水平寸法は、横刃部と縦刃部の境界線である湾曲開始線と刃部端縁との交点と回転爪軸の軸芯までの垂直方向の寸法の0.9乃至1倍程度であり、
平面視における前記取付基部の面を基準として一方に湾曲する基準面からの前記横刃部先端までの高さ寸法は、側面視における前記湾曲開始線と刃部端縁との交点位置から刃部の刃部先端までの高さ寸法の2.4乃至2.8倍の寸法であり、前記横刃部の平面視における湾曲角度は、55度角乃至65度角であることを特徴とした耕耘爪である。
また、本発明の請求項2の耕耘爪は、前記横刃部の湾曲半径は、平面視における前記取付基部の面を基準として一方に湾曲する基準面からの前記横刃部先端までの高さ寸法の1/2乃至2/3倍程度であり、横刃部の水平寸法は、回転爪軸の中心から湾曲開始線と刃部端縁との交点までの水平寸法の0.6乃至0.7倍の寸法であることを特徴とした請求項1に記載の耕耘爪である。
また、本発明の請求項3の耕耘爪は、前記耕耘爪を回転爪軸に取付けた状態で回転させたときの最大回転半径となる位置は、横刃部の刃部先端位置近傍にあり、側面視における回転外周円の接線と横刃部の端縁との成す角度は35度角乃至45度角であることを特徴とした請求項1又は請求項2のいずれかに記載の耕耘爪である。
さらに、本発明の請求項4の耕耘爪は、側面視における前記湾曲開始線位置の爪幅は、前記取付基部の幅の約2倍程度の寸法であることを特徴とした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の耕耘爪である。
本発明の耕耘爪は、耕耘抵抗が少いため耕耘作業速度を早くすることを可能とし、砕土性やすき込み性能がよい。このため耕耘作業を効率よく行える耕耘作業機を提供できる。
この発明の実施の形態に係る耕耘爪の側面図(a)、及び平面図(b)である。
この発明の実施の形態に係る耕耘爪を図面に基いて説明する。図1の(a)は、回転自在の回転爪軸1に取り付けた状態の回転爪軸1の軸心方向視の耕耘爪の側面図である。耕耘爪は、回転爪軸1に固着して設けられたホルダー11に保持され取り付けられる。本例のホルダー11は、外周方向を向いた耕耘爪を挿入する矩形の孔を有し、耕耘爪を挿入して回転爪軸の軸心方向に貫通した取付孔21にボルトを差し込んで締結する。回転爪軸1は軸心方向に多数のホルダー11が放射状に設けられていて耕耘爪が取付けられ耕耘ロータを構成する。本例の説明においては、耕耘爪の回転爪軸1の軸心方向視を側面として説明する。
耕耘爪は、板状に形成されていて、回転爪軸1のホルダー11に取り付けられる取付基部2と、該取付基部2に連続して設けられる縦刃部3と、該縦刃部3に連続して設けられる横刃部4とを有し、取付基部2に対し縦刃部3及び横刃部4が、図1の(a)に示す矢印Yで示す回転方向と逆向きに湾曲するように形成されていて、さらに横刃部4は回転爪軸1の軸芯方向(図1においては手前側)に向け湾曲されて設けられている。
縦刃部3及び横刃部4の回転外周側端縁部には連続して刃部5が設けられ、刃部5は側面視縦刃部3から横刃部4に向け徐々に刃幅が広くなり、横刃部4の先端部で最大幅となる。また、前記のように刃幅を広くとっているため、刃先角度が鋭角となり、土壌に刺さり込みやすく耕耘抵抗を軽減できる。
縦刃部3と横刃部4との境界部である湾曲開始線7位置における耕耘爪の爪幅y1は、取付基部2の幅yの2倍±5mm程度の寸法であり、湾曲開始線7位置における刃部5の内側に位置する峰縁部6側の爪幅k2は、刃部5の幅寸法k1の2乃至2.5倍程度の寸法関係となっている。厚さは取付基部2側から横刃部4先端部まで徐々に減厚されている。本例においては、取付基部2側が10mm厚程度で、横刃部4先端部で6mm程度の厚さとなっている。本例においては、取付基部2の幅yは35mmである。
図1(a)は、耕耘爪を回転爪軸1に取付けた状態で、横刃部4と縦刃部3の境界線である湾曲開始線7と刃部5端縁との交点Pを最下端となるように配置したものである。この状態で湾曲開始線7は、回転爪軸1軸心の反対側に0度乃至5度(α)角傾いて設けられる。また、回転爪軸1軸心と取付基部2の中心とを通る取付基部中心線20は、回転爪軸1の軸心を通る垂線に対し回転方向と反対側に12度角乃至18度(γ)角傾斜している。湾曲開始線7が回転爪軸1軸心と反対側に、即ち、軸心から離れる方向にα角傾斜していることにより、横刃部4に載せられた掘削土壌が耕耘爪の回転により斜め後方に流れやすくなり、抱え込む状態が少なくなるため、耕耘抵抗を低減することができる。また、耕耘土壌を停滞させずに高速で投げ出すように作用するため砕土性が向上する。さらに、取付基部中心線20が回転方向と反対側にγ角傾斜していることで、縦刃部3の長さを短くすることができ、横刃部4に作用する抵抗を最小限で受け止め、振動の発生を抑制し、堅牢な耕耘爪とすることができる。
取付基部2は、断面矩形であり、ホルダー11に挿入される部分は一定の厚さと幅になっている。取付基部2にはボルト等の固定手段を挿通するための取付孔21が取付基部中心線20上に回転爪軸1の軸心方向と同方向に向け備えられている。取付基部2は、本例のホルダータイプの取付けに限らずフランジタイプの取付けであっても本発明は適用できる。
縦刃部3は、取付基部2から連続して形成され、取付基部2の取付け基部中心線20に対し徐々に回転方向Xと逆方向に湾曲している。湾曲は、回転外周側も内周側も取付基部2側の曲率半径が小さく、横刃部4先端側が大きくなるように滑らかに形成されている。これによって耕耘爪への夾雑物等の引っ掛かりがなくなり、すき込み性能が向上する。また、回転外周側の刃部5が取付基部2側から横刃部4方向に徐々に幅が広くなっていて、縦刃部3と横刃部4の全体の幅は、横刃部4先端側が最も広くなっている。横刃部4の先端部の刃部先端50から上端までの垂直寸法h2は、湾曲開始線7と刃部5端縁との交点P位置から刃部5の刃部先端50までの垂直寸法h1の2.4乃至2.8倍の寸法である。横刃部4の湾曲成形前の展開形状を2点鎖線で示している。
横刃部4は、縦刃部3から湾曲開始線7を境に滑らかに連続して形成されていて、図1においては手前側に湾曲している。回転爪軸1の軸心から横刃部4先端までの水平寸法Lは、回転爪軸1の軸心から刃部5の端縁と湾曲開始線7との交点Pまでの垂直寸法hの0.9乃至1倍の関係寸法となっていて、横刃部4の水平長さ寸法L2は、回転爪軸1の軸心から刃部5の端縁と湾曲開始線7との交点Pまでの水平寸法L1の0.6乃至0.7倍の寸法関係となっている。また、図1の(b)に示す取付基部2の図1(a)における裏面である基準面Dからの横刃部4先端までの湾曲高さWは、側面視における湾曲開始線7と刃部5端縁との交点P位置から刃部5の刃部先端50までの垂直寸法h1の2.4乃至2.8倍の寸法であり、側面視における横刃部4の先端部の刃部先端50から上端までの垂直寸法h2と約同寸法の関係である。そして、横刃部4の平面視における湾曲角度θは、55度角乃至65度角であり、湾曲半径Rは、平面視における前記横刃部先端までの高さ寸法Wの1/2乃至2/3倍程度であり、横刃部4の水平寸法L2は、回転爪軸1の中心から前記交点Pまでの水平寸法の0.6乃至0.7倍の寸法である。従って、横刃部4の先端側には平面部が形成されている。横刃部4の先端側に平面部が形成されていることによって、土離れが良く、横刃部4の面に載せられた適量の土壌が遠方に飛ばされやすく、湾曲角度との相乗効果によって砕土性が向上する。
耕耘爪を回転爪軸1に取付けた状態で回転させたときの最大回転半径Raとなる位置は、横刃部4の刃部先端50位置近傍にあり、側面視における回転外周円の接線と横刃部の端縁40との成す角度βは35度角乃至45度角である。これらの関係寸法によって形成された耕耘爪は、耕耘負荷を軽減して効率よく耕耘動力が作用し、高速での振動の少ない耕耘が可能となる。本例における最大回転半径Raは255mm程度となっている。
耕耘爪の作用について説明する。耕耘爪が取付けられた回転爪軸1を回転すると、耕耘爪の縦刃部3の刃部5端縁により土を切断して土に食い込む。そして順次横刃部4側の刃部5によって切断されていく。縦刃部3によって切断された土壌の側方側は、横刃部4で斜め横方向に移動させられ、さらに、横刃部4の接線方向に回転力によって投げ出され移動される。この間、耕耘爪は、回転しているため横刃部4の土壌は、回転方向後方側の先端側に順次押されて移動して飛ばされる。そして、飛ばされた土壌は、回転爪軸1の上方外周を覆うカバー(図示せず)に打ち付けられ土壌は細かく粉砕される。このように、土壌に適度の圧力を作用させ横方向への移動を効率よく行うため土壌が短時間に細かく破砕される。
縦刃部3及び横刃部4の回転外周側端縁側に設けた刃部5は、縦刃部3から横刃部4に向け徐々に刃幅が広くなり、横刃部4の先端部で最大幅となっていることにより、刃の断面角度がより鋭角となっていて、小さい動力で土に食い込むことができる。また、横刃部4の先端側が広くなった形状となるため、切断された土壌をより多くとらえて飛散させる。飛散させる土壌が多いほど細かく破砕される確率が多くなり、耕耘速度を早くした場合でも砕土性能の低下が抑えられる。
耕耘爪を回転爪軸1に取付けた状態で、横刃部4と縦刃部3の境界線である湾曲開始線7と刃部5端縁との交点Pを最下端となるように配置したとき、回転爪軸1の軸心と取付基部2の中心とを通る取付基部中心線20は、回転爪軸1の軸心を通る垂線に対し回転方向と反対側に12度角乃至18度角(γ)傾斜している。このことによって、縦刃部3の長さを短めに設定し、横刃部4に作用する負荷による曲げモーメントを小さくして、高速作業において縦刃部3に発生する負荷を軽減している。
また、平面視における基準面Dからの横刃部先端までの高さ寸法Wは、側面視における湾曲開始線7と刃部5端縁との交点P位置から刃部5の刃部先端50までの高さ寸法h1の2.4乃至2.8倍の寸法であり、湾曲角度θは55度角乃至65度角で、湾曲半径Rは、基準面Dからの横刃部先端までの高さ寸法Wの1/2乃至2/3倍程度であり、先端部には平面部が形成される。平面部が形成されていることによって、横刃部4の面に載せられた土壌が誘導され遠方に飛ばされやすく、湾曲角度との相乗効果によって砕土性が向上する。湾曲角度θは、55度角乃至65度角に形成されていて、湾曲角度θが小さいと横刃部4に載せられた耕耘土が逃げて飛散又は移動させられにくいため、砕土性能が低下する。また、湾曲角度θが大きくなると耕耘土が抱え込まれやすくなるため耕耘動力が増加する。
縦刃部3及び横刃部4の回転外周側端縁側に設けた刃部5は、取付基部2の取付け基部中心線20に対し徐々に回転方向Xと逆方向に湾曲していて、湾曲は、回転外周側も内周側も取付基部2側の曲率半径が小さく、横刃部4先端側が大きくなるように滑らかに形成されている。このことにより、回転爪軸1の回転により耕耘土に含まれる夾雑物が刃部端縁に引っ掛からずに土中に移動され埋め込まれやすくなり、すき込み性能が向上する。
この発明は、トラクタ等の走行機後方に装着されて耕耘作業を行う耕耘作業機の耕耘爪に適用できる。
1 回転爪軸
2 取付基部
20 取付基部中心線
3 縦刃部
4 横刃部
5 刃部
50 刃部先端
6 峰縁部
7 湾曲開始線

Claims (4)

  1. 基部を回転爪軸の軸周に放射方向に取り付け、回転されることで土壌を耕耘する耕耘爪であって、
    回転爪軸の軸芯方向に取付平面部を向けて装着される取付基部と、該取付基部から連続して外周方向に延び、さらに回転方向と逆方向に向けて湾曲する縦刃部と、該縦刃部から連続して回転方向と逆方向に向けて湾曲するとともに回転爪軸の軸芯方向に向け湾曲された横刃部とが一体となって構成され、前記縦刃部と横刃部は、回転外周側に面した端縁側に刃部を有する耕耘爪において、
    前記耕耘爪を回転爪軸に取付けた状態で、前記横刃部と縦刃部の境界線である湾曲開始線と刃部端縁との交点を最下端となるように配置したとき、前記回転爪軸の軸芯を通る垂線に対し湾曲開始線は、回転爪軸と反対側に0度乃至5度角傾いていて、
    前記回転爪軸の軸心と取付基部の中心とを通る直線は、回転爪軸の軸心を通る垂線に対し回転方向と反対側に12度角乃至18度角傾斜していて、
    回転爪軸の軸芯から刃部の先端までの水平寸法は、横刃部と縦刃部の境界線である湾曲開始線と刃部端縁との交点と回転爪軸の軸芯までの垂直方向の寸法の0.9乃至1倍程度であり、
    平面視における前記取付基部の面を基準として一方に湾曲する基準面からの前記横刃部先端までの高さ寸法は、側面視における前記湾曲開始線と刃部端縁との交点位置から刃部の刃部先端までの高さ寸法の2.4乃至2.8倍の寸法であり、前記横刃部の平面視における湾曲角度は、55度角乃至65度角であることを特徴とした耕耘爪。
  2. 前記横刃部の湾曲半径は、平面視における前記取付基部の面を基準として一方に湾曲する基準面からの前記横刃部先端までの高さ寸法の1/2乃至2/3倍程度であり、横刃部の水平寸法は、回転爪軸の中心から湾曲開始線と刃部端縁との交点までの水平寸法の0.6乃至0.7倍の寸法であることを特徴とした請求項1に記載の耕耘爪。
  3. 前記耕耘爪を回転爪軸に取付けた状態で回転させたときの最大回転半径となる位置は、横刃部の刃部先端位置近傍にあり、側面視における回転外周円の接線と横刃部の端縁との成す角度は35度角乃至45度角であることを特徴とした請求項1又は請求項2のいずれかに記載の耕耘爪。
  4. 側面視における前記湾曲開始線位置の爪幅は、前記取付基部の幅の約2倍程度の寸法であることを特徴とした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の耕耘爪。
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