JP2018168608A - 転倒防止支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付け作業の手間のかからない転倒防止支柱を提供する。【解決手段】地面に設けられた杭と立設するフェンスとを連結して当該フェンスの転倒を防止する転倒防止支柱1であって、伸縮自在な支柱3と、前記支柱3の上端部に配置され、前記フェンスに取り付ける取付部6と、前記支柱3の下端部に配置され、前記杭に取り付ける足部2とを備え、前記支柱3は、パイプ状の外側棒3aと、一部が前記外側棒3a内に挿入され軸方向にスライド自在の内側棒3bとを有し、前記内側棒3bまたは前記外側棒3aに、当該内側棒3bと外側棒3aが相対的にスライドできないように固定する固定状態と、当該内側棒3bと外側棒3aが相対的にスライドできるように前記固定を解除する解除状態とに切り替える切替手段を有する転倒防止支柱1。【選択図】図1

Description

この発明は、フェンスなどの転倒を防止するような転倒防止支柱に関する。
従来から、工事現場や建築現場等で仮設のフェンスが用いられている。このようなフェンスは、適宜のパイプ状の突っ張り棒を用いて。一方をフェンスの支柱に、他方を地面等に固定して転倒防止措置がとられる。
このような転倒防止に用いられるものとして、特許文献1に、パイプ式ターンバックルを改変した本体2を中心に柱Cに設けられるホークエンド状部材3およびこのホークエンド状部材3に対応させて基礎Bに設けられるホークエンド状部材4とから構成される鉄骨柱建方治具1が開示されている。
しかしながら、ターンバックルは、本来、胴を回転させることで両端に取り付けられたボルトが締め込まれ、あるいは緩められて、張力を調節するためのものである。そのため、大きく伸縮させたい場合には、胴を何回も回転させなければならず、手間がかかるという問題があった。
また、作業現場によっては、転倒防止用の突っ張り棒を、資材搬送車等が通るたびに取り外しては取り付けるといった作業を繰り返すことが行われる。従って、1つの作業に手間がかかると、そのたびに時間を取られてしまうという問題点があった。
特開平11−217939号公報
この発明は、上述の問題点に鑑みて、取り付け作業の手間のかからない転倒防止支柱を提供することを目的とする。
この発明は、地面に設けられた杭と立設するフェンスとを連結して当該フェンスの転倒を防止する転倒防止支柱であって、伸縮自在な支柱と、前記支柱の上端部に配置され、前記フェンスに取り付ける取付部と、前記支柱の下端部に配置され、前記杭に取り付ける足部とを備えた転倒防止支柱であることを特徴とする。
この発明により、取り付け作業の手間のかからない転倒防止支柱を提供できる。
転倒防止支柱を示す全体図。 支柱の詳細を示す図。 足部と取付部の使用時の様子示す図。 ガードフェンスの転倒防止に転倒防止支柱を使用する様子を示す図。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
<全体構成>
図1は、転倒防止支柱1の全体を示す説明図であり、図1(A)は右へ90°倒した状態の正面図、図1(B)は右へ90°倒した状態の右側面図である。
図1に示すように、転倒防止支柱1は、支柱3と、支柱3の上端部(図中では、右端部)に配置された取付部6と、支柱3の下端部(図中では、左端部)に配置された足部2とを備えている。
<支柱>
支柱3は、金属素材のパイプ状の外側棒3aと内側棒3bを有している。
外側棒3aは、全長が0.5〜1.8mで、外径が2.5〜10.5cmである。内側棒3bは、全長が0.5〜1.8mで、外径が2〜10cmである。内側棒3bは、その外径が外側棒3aの内径より僅かに小さい。内側棒3bは、下端の伸縮ゴム43を含む一部が外側棒3a内に挿入され、外側棒3aに対して長手軸方向に自在にスライドでき、また、外側棒3aに対して長手軸を中心にして回動できる。
内側棒3bは、上端部にフェンス(図示せず)に取り付ける取付部6が配置され、中央より取付部6寄りに切替レバー5が設けられている。切替レバー5は、内側棒3bが外側棒3a内をスライドできないように固定する固定状態と、スライドできるように固定を解除する解除状態とに切り替える切り替え操作に用いられる。
外側棒3aは、杭(図示せず)に取り付ける足部2が下端部に配置され、上端部にネジ式ストッパーリング4が取り付けられている。
上述のように、内側棒3b及び外側棒3aの外径は、作業者が手指で把持できる大きさである。また、内側棒3bが外側棒3aに挿入された安定した状態の支柱3は、全長が約0.8〜3.2mであり、フェンスに斜めに立てかけた時に、立って作業を行う作業者の手の届く範囲に取付部6が位置する。。これにより、支柱3を両手の手指で把持した作業者は、運搬及びその後の取り付けの作業がしやすくなっている。
<取付部>
取付部6は、金属素材の蝶番であり、内側棒3b(支柱3)の上端部51の正面側に、蝶番の一方の金属板71の裏面の一部が溶接されている。蝶番は、支柱3の長手軸に交差する軸の軸回りに回動自在となるように配置されている。蝶番の他方の金属板73には、フェンスの柱FA(図4参照)と連結する連結部材7が設けられている。連結部材7は、帯状の面ファスナにより形成され、金属板73に中央が固定され、柱FAに左右から巻き付けられるように横長に配置されている。
<足部>
足部2は、金属素材の略矩形状の板状体が、取付部6の回動軸と平行な軸回りに屈曲し、屈曲部を挟んで足部本体21と接続部23とを有している。足部2は、外側棒3a(支柱3)の下端部31の背面側に、接続部23の表面の一部が溶接されている。足部2は、屈曲部が、支柱3の長手軸に交差し且つ取付部6の蝶番の芯軸に平行に配置されている。足部2は、屈曲部において、外側棒3a(支柱3)の表面側に屈曲している。その曲げ角は、30°以上40°以下の範囲で屈曲するのが好ましく、35°がより好ましい。足部本体21には、杭(図示せず)を通すための貫通孔22が設けられている。
<支柱の伸縮固定機構>
図2は、支柱の詳細を示す説明図であり、図2(A)は90°右に倒した状態の内側棒3bの右側面図、図2(B)は90°右に倒した状態の外側棒3aと内側棒3bの右側面図、図2(C)は外側棒3aのネジ式ストッパーリング4付近の右側面図である。
内側棒3bの内部には、先端が内側棒3bの先端46から突出し、後端が内側棒3bの中央付近まで伸びる長手軸方向に長い内シャフト45が設けられている。内シャフト45は、内側棒3b内を長手軸方向に前後に摺動することができる。尚、内側棒3bの先端46は、平面状で中央部に内シャフト45が貫通する貫通孔が設けられている。
内側棒3bの先端46から突出する内シャフト45の足部2(図1参照)側の先端部には、伸縮ゴム43が設けられている。伸縮ゴム43は、ゴム素材で、形状が円筒状で、内径が内シャフト45の外径より僅かに大きく、外径が外側棒3aの内径より僅かに小さくなっている。伸縮ゴム43は、ワッシャ42を介してネジ止めしているネジ41と内側棒3bの先端46との間で前後に挟まれている。
尚、伸縮ゴム43は、円筒状に限るものではなく、例えば、Oリング状であってもかまわない。Oリング断面円形の外径が外側棒3aの内面と内シャフト45の外面との間隔より僅かに小さく、Oリングの環の内径が内シャフト45の外径より僅かに大きければよい。また、伸縮ゴム43は、一体のものに限るものではなく、例えば、直径が外側棒3aの内面と内シャフト45の外面との間隔より僅かに小さい複数の球状体が、外側棒3aの内面と内シャフト45の外面とワッシャ42と内側棒3bの先端46とで囲まれた空間内に充填されるように構成してもよい。また、伸縮ゴム43は、ゴム素材に限るものではなく、樹脂素材を用いてもよく、また、金属素材を用いたベローズバネや皿ばね等でもよい。
切替レバー5のレバー本体56は、内シャフト45の後端部より後端側の内側棒3bに設けられている。
レバー本体56は、上底が内側棒3bの外径より少し長く、下底が上底の約3倍の略等脚台形状の板状体が、上底の両端から下底に下した略垂直な2つの線に沿って同じ方向に略直角に折り曲げられて形成されている。レバー本体56は、下底がコ字状となり2つの脚が互いに平行に向き合うようになっている。レバー本体56は、上底側の取っ手部56cを内側棒3bの上端側に向けて、コ字状の下底が内側棒3bを表面側から包み込むように配置されている。レバー本体56には、2つの脚と下底とが接するそれぞれの頂点近傍に貫通孔56bが形成されている。内側棒3bには、側面に直径方向に貫通する貫通孔に挿入された支軸57が軸支されている。レバー本体56は、内側棒3bに軸支されている支軸57に貫通孔56bが嵌め合わされている。これにより、レバー本体56は、支軸57を回動軸として回動し、図2(B)に示す取っ手部56cが内側棒3b表面に当接する状態から、取っ手部56cが内側棒3b表面から離間し、代わって図2(A)に示すコ字状の下底が内側棒3b表面に当接する状態に至るまで姿勢を変えることができる。
レバー本体56は、内シャフト45と2本のロッド54を介して連結されている。2本のロッド54は、内側棒3bを挟んで平行に配置されている。各ロッド54の一端は、レバー本体56の貫通孔56b(支軸57)から下底に沿って少し離間した箇所に、ヒンジピン56aにより固定されている。一方、各ロッド54の他端は、内シャフト45の後端部に、同じくヒンジピン53により固定されている。尚、内側棒3bには、貫通孔56b(支軸57)より長手軸方向の下端側の側面に、長手軸方向に沿った溝52が対向して2本形成されている。ヒンジピン53は、対向する両溝52に垂直に跨り、その両端部が両溝52内を摺動可能になっている。
尚、取っ手部56cと貫通孔56b(支軸57)の間の長さは、ヒンジピン56aと貫通孔56b(支軸57)の間の長さより長い方が好ましく、3倍以上長いのがより好ましい。
≪固定動作≫
図2(A)に示すように、レバー本体56が起こされて、取っ手部56cが内側棒3b表面から離間し、内側棒3b表面にコ字状の下底が当接するような状態にある場合には、伸縮ゴム43には外部からの力が加えられず、伸縮ゴム43は自然状態にある。このため、内側棒3bは、外側棒3a内を長手軸方向に自在に摺動することができる。この状態が固定解除状態に該当する。
固定状態に移行するには、まず、図2(B)に示すように、取っ手部56cに力を加えて、レバー本体56を倒し、取っ手部56cを内側棒3bの表面に当接させる。これにより、支軸57を中心としてレバー本体56が回動する。レバー本体56の回動に伴って、ヒンジピン56aも回動すると共に内側棒3bの上端側に引っ張られる。ヒンジピン53は、ヒンジピン56aにより一端が固定されたロッド54を介して、溝52内を内側棒3bの上端側に摺動する。そして、内シャフト45は、後端部に固定されたヒンジピン53によって引っ張られ、内側棒3b内を上端側に摺動する。内側棒3bに対して内シャフト45が相対的に上端側へ摺動することにより、内シャフト45の先端にネジ41で固定されたワッシャ42と内側棒3bの先端46との間の間隔が狭まる。その結果、内シャフト45の先端部に設けられワッシャ42と内側棒3bの先端46との間に挟まれた伸縮ゴム43は、圧縮され長手軸方向の幅が縮小する。長手軸方向の幅が縮小した伸縮ゴム43は、長手軸方向と垂直な径方向に膨出する。径方向に膨出した伸縮ゴム43は、膨出先の外側棒3aの内面に当接し押圧力を加える。こうして、内側棒3bに対しては先端46で当接し外側棒3aに対しては内面を押圧する長手軸方向の幅が縮小した伸縮ゴム43を介して、外側棒3aと内側棒3bとは、伸縮ゴム43の摩擦力により相対的にスライドできないように固定される。この状態が固定状態である。
≪固定解除動作≫
外側棒3aと内側棒3bとの固定を解除するには、図2(A)に示すように、レバー本体56を操作して、取っ手部56cを内側棒3b表面から離間させ、内側棒3b表面にコ字状の下底が当接するような状態にすればよい。それに伴って、一連の上述の固定動作の逆の動作が行われる。
<支柱の締付固定機構>
図2(C)に示すように、外側棒3aの内側棒3bが挿入される側の上端部には、雄ネジが切られた雄ネジ部36がある。雄ネジ部36は、端に向かって徐々に縮径するテーパー仕上げがされている。また、雄ネジ部36には、側面を径方向に貫通する長手軸方向に沿った細長いスリット37が設けられている。
図2(D)〜(F)は、ネジ式ストッパーリング4の縦断面図であり、図2(G)、(H)は、ネジ式ストッパーリング4の右側面図である。ネジ式ストッパーリング4は、内側に雌ネジが切られ、外側棒3aの雄ネジ部36に外側から嵌められる。ネジ式ストッパーリング4は、内側に雌ネジ部65を有するリング本体64と、2つの締付用取っ手61と、各締付用取っ手61をリング本体64に取り付ける取っ手取付部63と、取付ピン62とで構成されている。
取っ手取付部63は、リング本体64の外側面の対向する位置に2つ設けられている。各取っ手取付部63は、隙間を開けて対向する略矩形状の2つの板状体で構成されている。当該板状体の長辺の長さは、リング本体64の軸方向の長さとほぼ同じである。各取っ手取付部63は、各板状体の長辺がリング本体64の軸方向と平行になる向きに配置されている。締付用取っ手61は、棒状のバーで、一方の端部が各取っ手取付部63の対向する板状体の隙間に挿入され、対向する板状体に取付ピン62によりリング本体64の軸方向に回動自在に固定されている。
図2(E)、(G)に示すように、ネジ式ストッパーリング4を締め付ける場合には、各締付用取っ手61をリング本体64から立てた状態にする。次に、各締付用取っ手61を両手指で掴み、リング本体64を外側棒3aの雄ネジ部36に嵌め合わせて回転させていく。当該リング本体64の回転に伴い、雄ネジ部36は徐々に縮径される。そして、周囲を雄ネジ部36で囲まれた内側棒3bは、当該雄ネジ部36で締め付けられ外側棒3aに固定される。尚、リング本体64の回転に伴い、スリット37はその幅が狭まるため、締め付ける力が弱くて済むようになっている。図2(D)、(H)に示すように、締め付け固定後は、各締付用取っ手61は、邪魔にならないように倒しておくことができる。
<足部の取付機構>
図3(A)、(B)は、転倒防止支柱1を使用した時の足部2の様子を示した平面図と縦断面図である。転倒防止支柱1の足部2は、足部本体21を地面に対してほぼ水平な状態に保持して、足部本体21に設けられた貫通孔22に地中に打ち込まれた杭を通している。足部本体21上には、円筒形の浮き上がり防止ウェイト9が、内面9aが杭の側面を囲むようにして置かれる。
足部2は、足部本体21と接続部23との屈曲部において、曲げ角が30°以上40°以下の範囲で外側棒3a(支柱3)の表面側に屈曲している。これにより、作業者は、杭に足部2を取り付けるに際して、転倒防止支柱1を地面に対して当該曲げ角で傾けた状態で運搬し、足部本体21の貫通孔22を杭の上方に合わせて、そのまま下せば杭に貫通孔22を通すことができる。そのため、一連の取り付け作業が容易に行える。また、杭を軸中心にして転倒防止支柱1を回動することができるので、足部2を杭に取り付けた後からでも、転倒防止支柱1を所定の方向に据え付けることができる。
<取付部の取付機構>
図3(C)、(D)は、転倒防止支柱1を使用した時の取付部6の様子を示した平面図と正面図である。取付部6は、2つの金属板71,73が回転軸72で連結された蝶番を有し、一方の金属板71が内側棒3b(支柱3)の上端部51に溶接され、他方の金属板73がフェンスの柱FAと連結する連結部材7を備えている。そして、連結部材7を備えた他方の金属板73は、支柱3の長手軸に交差する回転軸72の軸回りに回動自在となっている。このため、フェンスの柱FAに傾きがあっても、当該傾きに合わせて他方の金属板73を柱FAに沿わせることができ、柱FAとの間でがたつきのないしっかりとした連結が可能となる。尚、支柱3を構成する外側棒3aと内側棒3bとは、相対的に長手軸回りに回動させて固定することができるため、柱FAが前後方向だけでなく左右方向に傾いている場合にも、当該傾きに合わせて他方の金属板73を柱FAに沿わせることができ、柱FAとの間でがたつきのないしっかりとした連結が可能となる。また、連結部材7には、面ファスナが用いられているため、何度でも簡単にやり直しができ、作業効率が良い。
<ガードフェンスの転倒防止>
図4は、複数のガードフェンスFの転倒防止に転倒防止支柱1を使用する様子を示した図である。隣り合うガードフェンスFは、それらの隣接する2つの柱FAが転倒防止支柱1の取付部6に設けられた連結部材7を用いて互いに連結されている。そして、この近くに杭Sが設けられ、当該転倒防止支柱1は、足部2の貫通孔22を直近の杭Sに通して取り付けられている。こうすることで、複数の柱FAをまとめて1つの面ファスナで固定でき、ガードフェンスFの転倒防止に使用する転倒防止支柱1の数を減らすことができ、作業効率が良い。
尚、上述のように、内側棒3bが外側棒3aに挿入された安定した状態の支柱3は、全長が約0.8〜3.2mである。また、足部2は、屈曲部において、外側棒3a(支柱3)の表面側に30°以上40°以下の範囲で屈曲している。そのため、取付部6の地面からの高さ位置は、約0.40〜2.06mとなり、作業者が取付部6の取り付け作業をしやすい高さになっている。
以上の構成と動作により、転倒防止支柱1は、支柱3が伸縮自在で、パイプ状の外側棒3aと、一部が外側棒3a内に挿入され軸方向にスライド自在の内側棒3bとを有し、内側棒3bまたは外側棒3aに、内側棒3bと外側棒3aが相対的にスライドできないように固定する固定状態と、内側棒3bと外側棒3aが相対的にスライドできるように固定を解除する解除状態とに切り替える切替手段を有している。このため、スライドできる状態の支柱3を準備して、杭Sには足部2を取り付け、フェンスFには取付部6を取り付けた後、その状態で切替レバー5の操作によりスライドができないようにすれば、支柱3をこの状態で固定することができ、転倒防止が可能となる。このように、転倒防止作業は手間がかからず、簡便に行える。
切替手段は、外側棒3a内に挿入された内側棒3bの一部に配置され外側棒3aの径方向に向けて膨出し当該外側棒3aの内面を押圧する押圧体と、押圧体を変形させる変形手段とを備えている。これにより、切替レバー5の操作により押圧体が変形し、内側棒3bの一部と外側棒3aの内面との間で変形した押圧体が、内側棒3bと外側棒3aとの間の相対的なスライドを押圧力により止めることができる。切替レバー5の操作は倒すか立てるかの操作であり、操作に手間がかからない。また、押圧体による押圧力は、押圧体の変形に起因しており、その変形量の調節は可能である。そのため、押圧力を調節することができる。
変形手段は、押圧体を軸方向に所定の幅に縮小させるものである。すなわち、伸縮ゴム43(押圧体)を、内シャフト45の先端部に設けられワッシャ42と内側棒3bの先端46との間に挟んで、内シャフト45を後端側に引っ張ることにより、伸縮ゴム43(押圧体)を、長手軸方向に圧縮しその幅を所定の幅に縮小させるものである。構造が複雑ではなく、作製が容易である。
外側棒3aは、内側棒3bが挿入される側の端部に、端部を縮径し内側棒3bの外面を締め付ける締付固定手段を備えている。上述の押圧体による固定手段に加えて、当該締付固定手段も備えているため、内側棒3bと外側棒3aが相対的にスライドできないようにより確実に固定することができる。
連結部材7は、面ファスナであるから、隣り合うフェンスFの隙間に誤差があっても問題なく固定することができる。
(1)杭Sを足部2の貫通孔22に通して浮き上がり防止ウェイト9を載せ、(2)柱FAに取付部6を面ファスナ7で固定し、(3)切替レバー5を倒して長さ固定するという簡単なステップで固定でき、逆の3ステップで簡単に取り外せるため、トラックの出入り等で着脱を繰り返す場合も迅速かつ容易に着脱できる。
尚、切替手段は、切替レバー5と、伸縮ゴム43と、ロッド54と、内シャフト45と、内シャフト45にネジ止めされたワッシャ42と、内側棒3bの先端46とに対応し、
押圧体は、伸縮ゴム43に対応し、
変形手段は、ロッド54と、内シャフト45と、内シャフト45にネジ止めされたワッシャ42と、内側棒3bの先端46とに対応し、
締付固定手段は、ネジ式ストッパーリング4に対応するが、
この発明は本実施形態に限られず他の様々な実施形態とすることができる。
この発明は、転倒防止のための器具等の産業に利用することができる。
1…転倒防止支柱
2…足部
3…支柱
3a…外側棒
3b…内側棒
4…ネジ式ストッパーリング
5…切替レバー
6…取付部
7…連結部材
この発明は、地面に設けられた杭と立設する仮設のフェンスとを連結して当該フェンスの転倒を防止する転倒防止支柱であって、伸縮自在な支柱と、前記支柱の上端部に配置され、前記フェンスに取り付ける取付部と、前記支柱の下端部に配置され、前記杭に取り付ける足部とを備え、前記取付部は、前記フェンスと連結する連結部材を有し、前記足部は、前記支柱の長手軸に交差する軸回りに屈曲する屈曲部を有する板状体で、前記屈曲部を挟んで接続部と足部本体を有し、前記接続部は前記支柱に接続され、前記足部本体は前記杭を通す貫通孔を有する転倒防止支柱であることを特徴とする。

Claims (9)

  1. 地面に設けられた杭と立設するフェンスとを連結して当該フェンスの転倒を防止する転倒防止支柱であって、
    伸縮自在な支柱と、
    前記支柱の上端部に配置され、前記フェンスに取り付ける取付部と、
    前記支柱の下端部に配置され、前記杭に取り付ける足部とを備えた
    転倒防止支柱。
  2. 前記支柱は、パイプ状の外側棒と、一部が前記外側棒内に挿入され軸方向にスライド自在の内側棒とを有し、
    前記内側棒または前記外側棒に、当該内側棒と外側棒が相対的にスライドできないように固定する固定状態と、当該内側棒と外側棒が相対的にスライドできるように前記固定を解除する解除状態とに切り替える切替手段を有する
    請求項1記載の転倒防止支柱。
  3. 前記切替手段は、前記外側棒内に挿入された前記内側棒の一部に配置され前記外側棒の径方向に向けて膨出し当該外側棒の内面を押圧する押圧体と、前記押圧体を前記径方向に変形させる変形手段とを備えた
    請求項2記載の転倒防止支柱。
  4. 前記押圧体は、弾力性のある素材で形成され、
    前記変形手段は、前記押圧体を前記内側棒の軸方向に所定の幅に縮小させる
    請求項3記載の転倒防止支柱。
  5. 前記外側棒は、前記内側棒が挿入される側の端部に、前記端部を縮径し前記内側棒の外面を締め付ける締付固定手段を備えた
    請求項2から4の何れかに記載の転倒防止支柱。
  6. 前記取付部は、前記支柱の長手軸に交差する軸の軸回りに回動する回動手段と、前記回動手段よりも前記支柱と反対側に前記フェンスと連結する連結部材を有する
    請求項1から5の何れかに記載の転倒防止支柱。
  7. 前記連結部材は、面ファスナで構成された
    請求項6記載の転倒防止支柱。
  8. 前記足部は、前記支柱の長手軸に交差する軸回りに屈曲する板状体で、前記杭を通す貫通孔を有する
    請求項6または7に記載の転倒防止支柱。
  9. 前記足部の前記板状体は、前記支柱の長手軸に交差する軸を屈曲軸として曲げ角が30°以上40°以下の範囲で屈曲した
    請求項8記載の転倒防止支柱。
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