JP2018167878A - 梱包ケース - Google Patents

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【課題】 開封を容易にしながら強度の低下を抑えて、箱潰れや破損が生じ難い梱包ケースを得る。【解決手段】 天面パネル4と背面パネル5と底面パネル6と正面パネル7と、正面パネル7に連接された第1内側面パネル10,11と、背面パネル5に連接された第2内側面パネル14,15と、天面パネル4に連接された第1外側面パネル18,19と、底面パネル6連接された第2外側面パネル22,23と、天面パネル4に連接された糊付けフラップ25とを有する梱包ケースであって、第1外側面パネル18,19の内面と第1内側面パネル10,11の外面との第1接着部分26,27において、第1外側面パネル18,19の内面にハーフカット線30で囲んだ第1の層間切り取り面部31,32を設け、第1外側面パネル18,19の内面と第2内側面パネル14,15の外面との第2接着部分28,29において、第1外側面パネル18,19の内面にハーフカット線30で囲んだ第2の層間切り取り面部35,36を設けた。【選択図】 図1

Description

本発明は、梱包ケースに関し、例えば複数冊のカットシート等を梱包するための梱包ケースに関する。
一般に、物流においては、商品・製品が箱に梱包されて運搬されることが多い。例えば、紙製品に関し、複写紙、印刷用紙、転写用紙、感圧紙、プリンタ用紙等のカットシートの流通は、カットシートを所定枚数単位で包装用紙に包装して形成された冊を、所定の冊数単位で梱包する段ボールや厚板紙製の梱包ケースを用いて行われている。
従来、このような梱包ケースとして、展開状態において縦折れ線を介して横方向に連接している正面パネルと底面パネルと背面パネルと天面パネルと、正面パネルと背面パネルのそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線を介して連接している内側面パネルと、底面パネルと天面パネルのそれぞれ縦方向の両端部に横折れ線を介して連接され内側面パネルの外側に重ねられて接着される外側面パネルと、天面パネルに縦折れ線を介して連接され正面パネルに接着される糊付けフラップとを有し、正面パネルと背面パネルに連接している内側面パネルには、天面パネルに連接している外側面パネルが重ねられる領域の一部に、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた側面切り取り部が設けられ、天面パネルに連接している外側面パネルと接着される内側面パネルの接着部は、側面切り取り部上に設けられており、また、正面パネルには、天面パネルに連接している糊付けフラップが重ねられる領域の一部に、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれた正面切り取り部が設けられている梱包ケースが知られている(例えば、特許文献1。)。
特許文献1に記載されているような梱包ケースは、開封に際し、天面パネルに連接され正面パネルに接着される糊付けフラップを、その開放端縁から剥離方向へ引き上げ、正面切り取り部を越えて接着している接着部の部分を剥離し、正面切り取り部を切り込み線から切断することにより正面パネルと糊付けフラップを分離し、そして、天面パネルの両端部に連接している外側面パネルを、その開放側端縁から剥離方向へ引き上げ、側面切り取り部を越えて接着している接着部の部分を剥離し、側面切り取り部を切り込み線から切断することにより外側面パネルと内側面パネルを分離する。
正面パネルと糊付けフラップの分離及び外側面パネルと内側面パネルの分離に際し、正面パネルと糊付けフラップの剥離及び外側面パネルと内側面パネルの剥離にあっては、正面切り取り部及び側面切り取り部を越えて接着している接着部の部分だけであるため、剥離に要する力は僅かで済み、また、正面切り取り部及び側面切り取り部を囲んでいるミシン目又はスリットからなる切り込み線は軽い力で切断でき、正面切り取り部を正面パネルから切り取り、側面切り取り部を内側面パネルから切り取ることができるので、大きな力を必要とせず、正面パネルと糊付けフラップを分離し、外側面パネルと内側面パネルを分離することができ、開封作業が容易である。
特開2011−143957号公報
カットシートを梱包した梱包ケースは、一般的に複数段に縦積みされて保管又は流通されるので、下段の梱包ケースは上段の梱包ケースからの荷重を受け続ける状態におかれる。そのため、下段に置かれた梱包ケースは、上段にある梱包ケースの荷重を受けて箱潰れし、また破損してしまい、梱包ケースの箱潰れや破損により、梱包されているカットシートが損傷してしまうといったおそれがある。また、カットシートに損傷が生じなくとも、箱潰れ・破損した梱包ケースは見栄えが悪く商品として好ましいとはいえない。そのため梱包ケースの強度はできるだけ高いことが望まれる。特に、梱包ケースにあって、側面部は外側面パネルと内側面パネルとで構成されているので、正面パネルのみ構成された正面部や背面パネルのみで構成された背面部に比べ上方からの荷重に弱い。
特許文献1に記載の梱包ケースは、開封を容易にするために側面部を構成する内側面パネルにミシン目又はスリットからなる切り込み線で囲まれて形成された側面切り取り部が設けられているので、側面切り取り部が設けられている内側面パネルの強度は弱く、側面部の強度の低下を招き、上方からの大きい荷重を受けたとき、梱包ケースに箱潰れや破損が生じるおそれがあるといった問題があった。
本発明の目的は、開封を容易にしながら強度の低下を抑えて、箱潰れや破損が生じ難い梱包ケースを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、展開状態において、縦折れ罫線を介して横方向に連接された天面パネルと背面パネルと底面パネルと正面パネルと、前記正面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接された第1内側面パネルと、前記背面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接された第2内側面パネルと、前記天面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接され、前記正面パネルに連接されている前記第1内側面パネル及び前記背面パネルに連接されている前記第2内側面パネルの外面に重ねられて接着される第1外側面パネルと、前記底面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接され、前記正面パネルに連接されている前記第1内側面パネル及び前記背面パネルに連接されている前記第2内側面パネルの外面に重ねられて接着される第2外側面パネルと、前記天面パネルに縦折れ罫線を介して連接され前記正面パネルに接着される糊付けフラップとを有する梱包ケースであって、前記第1外側面パネルの内面と前記第1内側面パネルの外面との第1接着部分において、前記第1外側面パネルの内面又は前記第1内側面パネルの外面のいずれか一方にハーフカット線で囲まれた第1の層間切り取り面部が設けられ、前記第1外側面パネルの内面と前記第2内側面パネルの外面との第2接着部分において、前記第1外側面パネルの内面又は前記第2内側面パネルの外面のいずれか一方にハーフカット線で囲まれた第2の層間切り取り面部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記第1の層間切り取り面部及び前記第2の層間切り取り面部は、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の、略楕円形に形成された前記第1の層間切り取り面部及び前記第2の層間切り取り面部は、組立状態において前記天面パネルで形成される天面部の側辺に対して傾斜し、前記底面パネルで形成される底面部側のそれぞれの端部が外側に向くように形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の、前記天面パネルと糊付けフラップを連接する縦折れ罫線上には、所定間隔でスリットが設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記第1外側面パネルの内面と前記第1内側面パネルの外面との第1接着部分において、前記第1外側面パネルの内面又は前記第1内側面パネルの外面のいずれか一方に設けられた前記第1の層間切り取り面部はハーフカット線で形成され、同様に、前記第1外側面パネルの内面と前記第2内側面パネルの外面との第2接着部分において、前記第1外側面パネルの内面又は前記第2内側面パネルの外面のいずれか一方に設けられた前記第2の層間切り取り面部はハーフカット線で形成されているので、特許文献1に記載されているような、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で形成された側面切り取り部が設けられている内側面パネルに比べ、前記第1外側面パネル又は前記第2内側面パネルの強度は強く、上方からの荷重に対して容易に箱潰れや破損が生じない梱包ケースを得ることができる。
また、開封に際しては、前記第1外側面パネルをその解放側端縁から剥離方向に引き上げることにより、前記第1及び第2の層間切り取り面部を超えている接着している部分を剥離し、ハーフカット線で囲まれた前記第1及び第2の層間切り取り面部を層間剥離して切り取るので、前記外側面パネルと前記内側面パネルを大きな力を必要とすることなく分離することができ、開封作業を容易に行うことができる。
請求項2に記載の紙容器によれば、請求項1に記載の梱包ケースは、前記第1及び第2の層間切り取り面部は、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形に形成されているので、上方からの荷重を前記第1及び第2の層間切り取り面部の周囲の一極に集中することなく円弧辺の部分で分散させることができ、箱潰れや破損を効果的に防止することができる。
請求項3に記載の紙容器によれば、請求項2に記載の梱包ケースは、略楕円形に形成された前記第1及び第2の層間切り取り面部は、組立状態において前記天面パネルで形成される天面部の側辺に対して傾斜し、前記底面パネルで形成される底面部側のそれぞれの端部が外側に向くように形成されているので、上方から荷重がかかった際、その荷重を外方向へ向かって分散させることができ、荷重による箱歪みや崩れ等の発生を効果的に防止することができる。
請求項4に記載の紙容器によれば、請求項1乃至3に記載の梱包ケースは、前記天面パネルと前記糊付けフラップを連接する前記縦折れ罫線上には、所定間隔でスリットが設けられているので、前記縦折れ罫線の強度が弱く、上方から荷重がかかった際、前記縦折れ罫線の部分が変形して前記天面パネルだけが沈み込むことで、前記天面パネルに前記縦折れ罫線を介して連接されている前記糊付けフラップが前記正面パネルから剥離してしまうことを防止することができる。
本発明に係る梱包ケースの実施の形態の第1例を示す展開図である。 図1の一部拡大図である。 図2のX−X線拡大断面図である。 第1例の梱包ケースの封止した状態を示す斜視図である。 本発明に係る梱包ケースの実施の形態の第2例を示す展開図である。
以下、本発明に係る梱包ケースを実施の形態の第1例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る梱包ケースの実施の形態の第1例を示す展開図、図2は図1の一部拡大図、図3は図2のX−X線拡大断面図、図4は第1例の梱包ケースの封止した状態を示す斜視図である。
第1例の梱包ケースは、段ボール又は厚板紙からなる紙基材からなり、図1に示すように展開状態において、縦折れ罫線1,2,3を介して横方向に連接された天面パネル4と背面パネル5と底面パネル6と正面パネル7と、正面パネル7の縦方向の両端に横折れ罫線8,9を介して連接された第1内側面パネル10,11と、背面パネル5の縦方向の両端に横折れ罫線12,13を介して連接された第2内側面パネル14,15と、天面パネル4の縦方向の両端に横折れ罫線16,17を介して連接され、正面パネル7に連接されている第1内側面パネル10,11及び背面パネル5に連接されている第2内側面パネル14,15の外面に重ねられて接着される第1外側面パネル18,19と、底面パネル6の縦方向の両端に横折れ罫線20,21を介して連接され、正面パネルに連接されている第1内側面パネル10,11及び背面パネル5に連接されている第2内側面パネル14,15の外面に重ねられて接着される第2外側面パネル22,23と、天面パネル4に縦折れ罫線24を介して連接され、正面パネル7に接着される糊付けフラップ25とを有している。
第1外側面パネル18,19と第1内側面パネル10,11とには、相互に接着される第1接着部分26,27が予定されており、本例では、第1外側面パネル18,19の内面の第1接着部分26,27となる位置に、ハーフカット線30で囲まれた第1の層間切り取り面部31,32が形成されており、第1内側面パネル10,11の外面の第1接着部分26,27となる位置に、第1の層間切り取り面部31,32を越えて第1の層間切り取り面部31,32外に跨がるように接着剤が塗布された第1糊代部33,34が設けられている。
また、第1外側面パネル18,19と第2内側面パネル14,15には、相互に接着される第2接着部分28,29が予定され、本例では、第1外側面パネル18,19の内面の第2接着部分28,29となる位置に、ハーフカット線30で囲まれた第2の層間切り取り面部35,36が形成されており、第2内側面パネル14,15の外面の第2接着部分28,29となる位置に、第2の層間切り取り面部35,36を越えて第2の層間切り取り面部35,36外に跨がるように接着剤が塗布された第2糊代部37,38が設けられている。
第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36にあっては、その形状は特に限定されないが、上方からの荷重を分散させるといった点から、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形であることが好ましい。
本例では、長方形の短辺側を円弧状にした形状となっている。また、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36の数はそれぞれ単数、複数を問わないが、本例ではそれぞれ1つずつ形成している。
また、本例では、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36は、組立状態において天面パネル4で形成される天面部39の側辺となる横折れ罫線16,17に対して傾斜し、その底面パネル6で形成される底面部40側の端部Aがそれぞれ外側に向くように形成されている。
また、本例では、天面パネル4と糊付けフラップ25を連接する縦折れ罫線24上には、所定間隔でスリット41が設けられている。
また、本例では、正面パネル7と糊付けフラップ25とには、相互に接着される第3接着部分が予定され、正面パネル7の外面には、天面パネル4に連接している糊付けフラップ25の内面と接着される第3接着部分42となる位置に、ミシン目又はスリットからなる切り込み線43で囲まれた切り取り部44が設けられており、糊付けフラップ25の内面の第3接着部分42となる位置に、切り取り部44を越えて切り取り部44外に跨がるように接着剤が塗布された第3糊代部45設けられている。
切り取り部44の形状や数に合っては特に限定されないが、上方からの荷重を分散させるといった点から、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形であることが好ましい。本例では、切り取り部44は、組立状態において正面パネル7で形成される正面部43の側辺となる横折れ罫線8,9に対して傾斜し、その底面パネル6で形成される底面部40側の端部Aがそれぞれ外側に向くように形成されている(図4参照。)。
なお、本例では天面パネル4に連接している糊付けフラップ25の内面と接着される第3接着部分42となる位置に、正面パネル7の外面にミシン目又はスリットからなる切り込み線43で囲まれた切り取り部44が設けられてるが、切り取り部44ではなく、ハーフカット線で囲まれた層間切り取り面部を設けてもよい。
また、本例では、底面パネル6に連接されている第2外側面パネル22,23には、正面パネルに連接されている第1内側面パネル10,11及び背面パネル5に連接されている第2内側面パネル14,15の外面と接着する第4糊代部46が設けられており、第4糊代部46には接着剤が塗布されている。
このような展開構造を有する本例では、縦折線1,2,3から天面パネル4、背面パネル5、底面パネル6、正面パネル7、糊付けフラップ25がそれぞれ谷折りされ、糊付けフラップ25が正面パネル7の開放端縁側の外面に接着されてケース本体47が形成される。
この状態でカットシートがケース本体47に収容されており、次に、横折れ罫線8,9から第1内側面パネル10,11が谷折りされ、また、横折れ罫線12,13から第2内側面パネル14,15が谷折りされて、更に、横折れ罫線20,21から第2外側面パネル22,23が谷折りされて第1内側面パネル10,11、第2内側面パネル14,15の上に重ねられて接着され、また、横折れ罫線16,17から第1外側面パネル18,19が谷折りされて第1内側面パネル10,11、第2内側面パネル14,15の上に重ねられて接着されることにより、開口部が封止され、これによって、カットシートが梱包された梱包ケースの組み立てが完成する(図4参照。)。
このようにして封止された梱包ケースの開封にあっては、正面パネル7の開放端縁側の外面に接着されている糊付けフラップ25を、糊付けフラップ25の開放端縁から剥離方向に引き上げることにより、切り込み線43を切断して切り込み線43で囲まれた切り取り部44を正面パネル7から切り取り、同時に切り取り部44を越えている第3接着部分における糊付けフラップ25と正面パネル7を剥離させる。これにより、糊付けフラップ25と正面パネル7とが分離する。
また、第1内側面パネル10、第2内側面パネル14の外面に接着されている第1外側面パネル18を、その解放側端縁から剥離方向に引き上げることにより、第1外側面パネル18の内面に設けられている第1の層間切り取り面部31及び第2の層間切り取り面部35を第1外側面パネル18から層間剥離させ、同時に第1の層間切り取り面部31及び第2の層間切り取り面部35を超えて接着している部分を剥離させる。これにより、第1外側面パネル18と第1内側面パネル10、第2内側面パネル14とが分離する。
また、第1内側面パネル11、第2内側面パネル15の外面に接着されている第1外側面パネル19を、その解放側端縁から剥離方向に引き上げることにより、第1外側面パネル19の内面に設けられている第1の層間切り取り面部32及び第2の層間切り取り面部36を第1外側面パネル19から層間剥離させ、同時に第1の層間切り取り面部32及び第2の層間切り取り面部36を超えて接着している部分を剥離させる。これにより、第1外側面パネル19と第1内側面パネル11、第2内側面パネル15とが分離する。
このようにして、天面パネル4の三方が開放され、天面パネル4は背面パネル5との間の縦折れ罫線1をヒンジとしてケース本体47の開口部が開口し、梱包ケースが開封される。
このように構成された第1例の梱包ケースによれば、第1外側面パネル18,19の内面と第1内側面パネル10,11の外面との第1接着部分26,27において、第1外側面パネル18,19の内面に設けられた第1の層間切り取り面部31,32はハーフカット線30で形成され、同様に、第1外側面パネル18,19の内面と第2内側面パネル14,15の外面との第2接着部分28,29において、第1外側面パネル18,19の内面に設けられた第2の層間切り取り面部35,36はハーフカット線30で形成されているので、特許文献1に記載されているような、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で形成された側面切り取り部が設けられている内側面パネルに比べ、第1外側面パネル18,19の強度は強く、上方からの荷重に対して容易に箱潰れや破損が生じない梱包ケースを得ることができる。
また、本例では、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36は、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形に形成されているので、上方からの荷重を第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36の周囲の一極に集中することなく円弧辺の部分で分散させることができ、箱潰れや破損を効果的に防止することができる。
また、本例では、梱包ケースは、略楕円形に形成された第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36は、組立状態において天面パネル4で形成される天面部39の側辺に対して傾斜し、底面パネル6で形成される底面部40側のそれぞれの端部が外側に向くように形成されているので、上方から荷重がかかった際、その荷重を外方向へ向かって分散させることができ、荷重による箱歪みや崩れ等の発生を効果的に防止することができる。
また、本例では、天面パネル4と糊付けフラップ25を連接する縦折れ罫線24上には、所定間隔でスリット41が設けられているので、縦折れ罫線24の部分の強度が弱く、上方から荷重がかかった際、縦折れ罫線24の部分が変形して天面パネル4だけが沈み込むことで、天面パネル4に縦折れ罫線24を介して連接されている糊付けフラップ25が正面パネル7から剥離してしまうことを防止することができる。
また、梱包ケースの開封に際しては、第1外側面パネル18,19をその解放側端縁から剥離方向に引き上げることにより、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36を越えている接着部分を剥離し、ハーフカット線30で囲まれた第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36を層間剥離させて切り取るので、第1外側面パネル18,19と第1内側面パネル10,11及び第2内側面パネル14,15を大きな力を必要とすることなく分離することができ、開封作業を容易に行うことができる。
次に、本発明に係る梱包ケースの実施の形態の第2例を図面を参照して詳細に説明する。図5は本発明に係る梱包ケースの実施の形態の第2例を示す展開図である。
本例の梱包ケースについて、第1例と同一の構成については同一の符号を付して説明する。
第2例の梱包ケースは、第1例と同様に、段ボール又は厚板紙からなる紙基材からなり、第1例と同様の展開状態において、縦折れ罫線1,2,3を介して横方向に連接された天面パネル4と背面パネル5と底面パネル6と正面パネル7と、正面パネル7の縦方向の両端に横折れ罫線8,9を介して連接された第1内側面パネル10,11と、背面パネル5の縦方向の両端に横折れ罫線12,13を介して連接された第2内側面パネル14,15と、天面パネル4の縦方向の両端に横折れ罫線16,17を介して連接され、正面パネル7に連接されている第1内側面パネル10,11及び背面パネル5に連接されている第2内側面パネル14,15の外面に重ねられて接着される第1外側面パネル18,19と、底面パネル6の縦方向の両端に横折れ罫線20,21を介して連接され、正面パネルに連接されている第1内側面パネル10,11及び背面パネル5に連接されている第2内側面パネル14,15の外面に重ねられて接着される第2外側面パネル22,23と、天面パネル4に縦折れ罫線24を介して連接され、正面パネル7に接着される糊付けフラップ25とを有している。
本例では、第1内側面パネル10の外面の第1接着部分26となる位置に、ハーフカット線30で囲まれた第1の層間切り取り面部31が形成されており、第2内側面パネル14の外面の第2接着部分28となる位置に、ハーフカット線30で囲まれた第2の層間切り取り面部35が形成されている。また、第1外側面パネル18の内面の第1接着部分26となる位置に第1の層間切り取り面部31を越えるように接着剤が塗布された第1糊代部33が設けられ、第2接着部分28となる位置に第2の層間切り取り面部35を越えるように接着剤が塗布された第2糊代部37が設けられている。
また、第1内側面パネル11の外面の第1接着部分27となる位置に、ハーフカット線30で囲まれた第1の層間切り取り面部32が形成されており、第2内側面パネル15の外面の第2接着部分29となる位置に、ハーフカット線30で囲まれた第2の層間切り取り面部36が形成されている。そして、第1外側面パネル19の内面の第1接着部分27となる位置に第1の層間切り取り面部32を越えるように接着剤が塗布された第1糊代部34が設けられ、第2接着部分29となる位置に第2の層間切り取り面部36を越えるように接着剤が塗布された第2糊代部38が設けられている。
本例では、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36は、第1例と同様、その形状は特に限定されないが、上方からの荷重を分散させるといった点から、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形であることが好ましい。
本例では、長方形の短辺側を円弧状にした形状となっている。また、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36の数はそれぞれ単数、複数を問わないが、本例ではそれぞれ1つずつ形成している。
また、本例では、第1の層間切り取り面部31,32及び第2の層間切り取り面部35,36は、組立状態において天面パネル4で形成される天面部39の側辺となる横折れ罫線16,17に対して傾斜し、その底面パネル6で形成される底面部40側の端部Aがそれぞれ外側に向くように形成されている。
このように構成された第2例の梱包ケースによれば、第1外側面パネル18,19の内面と第1内側面パネル10,11の外面との第1接着部分26,27において、第1内側面パネル10,11の外面に設けられた第1の層間切り取り面部31,32はハーフカット線30で形成され、同様に、第2内側面パネル14,15の外面に設けられた第2の層間切り取り面部35,36はハーフカット線30で形成されているので、特許文献1に記載されているような、ミシン目又はスリットからなる切り込み線で形成された側面切り取り部が設けられている内側面パネルに比べ、第1内側面パネル10,11及び第2内側面パネル14,15の強度は強く、上方からの荷重に対して容易に箱潰れや破損が生じない梱包ケースを得ることができる。
その他の作用効果は、第1例と同様なので、第1例の説明を援用し、その説明を省略する。
以上、本発明について、カットシートを例に挙げ説明したが、本発明の用途はカットシートの梱包に限られることなく、複数段に縦積みされて保管又は流通される商品・製品の梱包に使用することができる。
1,2,3 縦折れ罫線
4 天面パネル
5 背面パネル
6 底面パネル
7 正面パネル
8,9 横折れ罫線
10,11 第1内側面パネル
12,13 横折れ罫線
14,15 第2内側面パネル
16,17 横折れ罫線
18,19 第1外側面パネル
20,21 横折れ罫線
22,23 第2外側面パネル
24 縦折れ罫線
25 糊付けフラップ
26,27 第1接着部分
28,29 第2接着部分
30 ハーフカット線
31,32 第1の層間切り取り面部
33,34 第1糊代部
35,36 第2の層間切り取り面部
37,38 第2糊代部
39 天面部
40 底面部
41 スリット
42 第3接着部分
43 切り込み線
44 切り取り部
45 第3糊代部
46 第4糊代部
47 ケース本体
A 端部

Claims (4)

  1. 展開状態において、縦折れ罫線を介して横方向に連接された天面パネルと背面パネルと底面パネルと正面パネルと、前記正面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接された第1内側面パネルと、前記背面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接された第2内側面パネルと、前記天面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接され、前記正面パネルに連接されている前記第1内側面パネル及び前記背面パネルに連接されている前記第2内側面パネルの外面に重ねられて接着される第1外側面パネルと、前記底面パネルの縦方向の両端に横折れ罫線を介して連接され、前記正面パネルに連接されている前記第1内側面パネル及び前記背面パネルに連接されている前記第2内側面パネルの外面に重ねられて接着される第2外側面パネルと、前記天面パネルに縦折り罫線を介して連設され前記正面パネルに接着される糊付けフラップとを有する梱包ケースであって、
    前記第1外側面パネルの内面と前記第1内側面パネルの外面との第1接着部分において、前記第1外側面パネルの内面又は前記第1内側面パネルの外面のいずれか一方にハーフカット線で囲まれた第1の層間切り取り面部が設けられ、
    前記第1外側面パネルの内面と前記第2内側面パネルの外面との第2接着部分において、前記第1外側面パネルの内面又は前記第2内側面パネルの外面のいずれか一方にハーフカット線で囲まれた第2の層間切り取り面部が設けられていることを特徴とする梱包ケース。
  2. 前記第1の層間切り取り面部及び前記第2の層間切り取り面部は、長方形の短辺側を円弧状にした形状を含む略楕円形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包ケース。
  3. 略楕円形に形成された前記第1の層間切り取り面部及び前記第2の層間切り取り面部は、組立状態において前記天面パネルで形成される天面部の側辺に対して傾斜し、前記底面パネルで形成される底面部側のそれぞれの端部が外側に向くように形成されていることを特徴とする特徴とする請求項2に記載の梱包ケース。
  4. 前記天面パネルと糊付けフラップを連接する縦折り罫線上には、所定間隔でスリットが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の梱包ケース。
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