JP3201487U - ブランクシート、包装箱および梱包体 - Google Patents

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Abstract

【課題】内フラップへの接着剤の塗布位置を容易かつ的確に調整することができ、包装箱の製函効率を高めることができるブランクシートを提供する。【解決手段】内フラップ20の外面に外フラップ30の内面が接合される包装箱10を構成するためのブランクシートであって、内フラップ20の外面には、接着剤52の塗布領域51を囲むマーク50が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、ブランクシート、包装箱および梱包体に関する。
ラップラウンド方式の包装箱は、上下左右の壁部を有する角筒部を備えており、角筒部の前端部および後端部には、内フラップおよび外フラップが連設されている。角筒部の前端面および後端面は、内フラップに外フラップを重ね合わせることで閉塞されている。
前記した包装箱を製函するときには、角筒部を形成した後に、内フラップの外面に接着剤を塗布して、内フラップに外フラップを接合している(例えば、特許文献1参照)。
なお、特許文献1に記載された発明では、外フラップの内面にハーフカット線による輪郭線が形成されている。この輪郭線は、内フラップから外フラップを剥がすときに、外フラップから接着領域を分離させるための切断線である。
特開2001−088821号公報
前記した従来の包装箱では、内フラップの領域内に接着剤を塗布している。特許文献1に記載された発明のように、外フラップの輪郭線から接着剤がはみ出さないようにする場合には、内フラップの領域内に精度良く接着剤を塗布する必要がある。
従来の包装箱を製函作業では、包装箱の寸法が変更されると、内フラップへの接着剤の塗布位置を調整し直す必要がある。従来は、内フラップへの接着剤の塗布位置を目測で調整して、内フラップに外フラップを接合した後に、内フラップから外フラップを剥がして接着状態を確認しているため、作業効率が低下するという問題がある。
本考案は、前記した問題を解決し、内フラップへの接着剤の塗布位置を容易かつ的確に調整することができ、包装箱の製函効率を高めることができるブランクシート、包装箱および梱包体を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本考案は、角筒部と、前記角筒部の端部に連設された一対の内フラップおよび一対の外フラップと、を備え、前記内フラップの外面に前記外フラップの内面が接合される包装箱を構成するためのブランクシートである。前記内フラップの外面には、接着剤の塗布領域の少なくとも一部を囲むマークが設けられている。
本考案のブランクシートでは、内フラップのマークを目印にして接着剤の塗布位置を容易かつ的確に調整することができる。したがって、包装箱の寸法が変更された場合でも、接着剤の塗布位置を設定する準備作業を速やかに行うことができるため、製函機の設定変更に要する時間を短縮することができ、包装箱の製函効率を高めることができる。
また、本考案のブランクシートでは、ブランクシートの外面側から内フラップにマークを設けることになる。したがって、ブランクシートの外面に図柄や文字を印刷する作業と、内フラップにマークを設ける作業とをブランクシートに対して同じ方向から作業することができるため、ブランクシートの製造効率を高めることができる。
なお、マークの形状は限定されるものではなく、接着剤の塗布領域の形状に応じて適宜に設定される。また、マークが接着剤の塗布領域全体を囲んでいる構成の他に、マークが接着剤の塗布領域の一部を囲んでいる構成でもよい。
前記したブランクシートにおいて、前記マークを前記内フラップの外面に印刷した場合には、ブランクシートの外面に図柄や文字を印刷するときに、内フラップにマークを印刷することができるため、ブランクシートの製造効率を高めることができる。
前記したブランクシートにおいて、前記マークが前記内フラップの外面に形成された凹凸やスリットである場合には、マークの内側から外側に向けて流動する接着剤を凹凸やスリットからブランクシート内に浸透させることができる。これにより、接着剤がマークからはみ出るのを防ぐことができる。
なお、凹凸は、例えば、内フラップの外面にエンボス加工を施すことで形成することができる。また、スリットは、連続した線状の切れ込み溝である他に、断続的に切れ込み溝を形成したミシン目でもよい。また、スリットは、ハーフカット線や貫通溝によって形成することができる。
前記したブランクシートにおいて、前記マークの面積を前記内フラップの外面の面積に対して、0.1%から80%の間の大きさに設定することが好ましい。
本考案の包装箱は、前記したブランクシートを用いた包装箱であって、前記マークの少なくとも一部が前記外フラップによって覆われている。本考案によれば、包装箱の外観を良くすることができる。
なお、マーク全体を外フラップによって覆うことで、包装箱の外部からマークを認識することができないように構成することが好ましい。しかしながら、マークの一部が外部から見えるように構成し、マークの一部を包装箱の図柄の一部にすることもできる。
本考案の包装箱は、前記したブランクシートを用いた包装箱であって、前記内フラップと前記外フラップとが接着剤のみによって接合されている。このように、粘着テープや紐を用いることなく包装箱を製函すれば、包装材料を削減することができる。
本考案の包装箱は、前記したブランクシートを用いた包装箱であって、前記内フラップと前記外フラップとをホットメルト接着剤によって接合してもよい。
なお、ホットメルト接着剤のガラス転移点(Tg)を40℃以上に設定した場合には、包装箱の周辺温度(室内温度や外気温度)によってホットメルト接着剤の接着力が低下するのを抑えることができる。
内フラップと外フラップとを接合する接着剤の材料は限定されるものではなく、各種の接着剤を用いることができる。
本考案の梱包体は、前記したブランクシートを用いた包装箱と、前記包装箱に収容された内容物と、を備える梱包体であり、前記内容物は紙製品である。このように、梱包体の包装箱に前記したブランクシートを用いることで、コピー用紙、ノート、出版物、ティッシュペーパー、トイレットロール、紙おむつなどの紙製品を内容物とする梱包体の製造効率を高めることができる。
本考案の梱包体は、前記したブランクシートを用いた包装箱と、前記包装箱に収容された内容物と、を備える梱包体であり、防湿包装紙やフィルムなどの包装材によって前記内容物が包装されている。このようにすると、内容物を保護することができる。
本考案のブランクシート、包装箱および梱包体では、内フラップのマークを目印にして接着剤の塗布位置を容易かつ的確に調整することができるため、製函機の設定変更に要する時間を短縮することができ、包装箱の製函効率を高めることができる。
また、本考案のブランクシート、包装箱および梱包体では、ブランクシートの外面に図柄を印刷する作業と、内フラップにマークを形成する作業とを同じ方向から作業することができるため、ブランクシートの製造効率を高めることができる。
本考案の実施形態の梱包体を上方から見た斜視図である。 本考案の実施形態の梱包体を下方から見た斜視図である。 本考案の実施形態の梱包体のブランクシートを示した図である。 本考案の実施形態の包装箱において、内フラップに外フラップを接合する前の状態を示した斜視図である。 マークの他の構成を示した図で、(a)はマークが凹凸である構成の平面図、(b)はマークがミシン目である構成の平面図である。
本考案の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の梱包体1は、図1に示すように、内容物2を包装箱10によって梱包したものである。
なお、以下の説明において、上下方向、前後方向および左右方向とは、梱包体1および包装箱10を説明する上で便宜上設定したものであり、梱包体1および包装箱10の構成を特定するものではない。
本実施形態の内容物2は、図4に示すように、五冊の包装体3を積み重ねたものである。本実施形態の包装体3は、電子写真複写機や各種プリンターに用いられるA列4判、B列5判などの小判コピー用紙を、100枚〜1000枚の単位で堆積し、この小判コピー用紙束を防湿包装紙3aによって包装したものである。
包装箱10は、図1および図2に示すように、段ボール製の直方体の箱であり、底板11と、左右の側壁12,13と、頂板14と、内フラップ20および外フラップ30と、を備えている。
包装箱10は、図3に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において谷折りまたは山折りすることで形成される。図3に示すブランクシートSは外面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
底板11は、図2に示すように、長方形に形成されており、内容物2の下面を覆う部位である。本実施形態の底板11は、左右方向よりも前後方向が大きく形成されている。
底板11の右縁部には、図1に示すように、罫線L1(図3参照)を介して右側壁13が連設されている。
右側壁13は、内容物2の右側面を覆う部位であり、底板11(図2参照)の右縁部から上方に向けて立ち上げられている。本実施形態の右側壁13は、上下方向よりも前後方向が大きく形成されている。
右側壁13の上縁部には、罫線L2(図3参照)を介して頂板14が連設されている。
頂板14は、内容物2の上面を覆う部位であり、右側壁13の上縁部から左方に向けて延びている。頂板14は、底板11(図2参照)と同じ形状である。
頂板14の左縁部には、図2に示すように、罫線L3(図3参照)を介して左側壁12が連設されている。
左側壁12は、内容物2の左側面を覆う部位であり、頂板14の左縁部から下方に向けて垂れ下がっている。左側壁12は、右側壁13と同じ形状である。
底板11の左縁部には、罫線L4(図3参照)を介して接合用フラップ15が連設されている。接合用フラップ15は、底板11の左縁部に沿って帯状に形成されている。
接合用フラップ15は、左側壁12の外面の下端部に接着剤によって接合される部位である。
ブランクシートS(図3参照)を罫線L1〜L4で折り曲げつつ、接合用フラップ15を左側壁12に接合することで、底板11、右側壁13、頂板14および左側壁12によって角筒部10aが形成されている。
左側壁12の前縁部には、図1に示すように、罫線L5(図3参照)を介して左前の内フラップ20が連設されている。左前の内フラップ20は、左側壁12の前縁部から右方に向けて延びている。
また、右側壁13の前縁部には、罫線L6(図3参照)を介して右前の内フラップ20が連設されている。右前の内フラップ20は、右側壁13の前縁部から左方に向けて延びている。
前記した前側の両内フラップ20,20は、内容物2の前端面に重なる部位である。前側の両内フラップ20,20は、左右に隣接して配置されている。
前側の両内フラップ20,20と同様に、図2に示すように、左側壁12の後縁部には罫線L7を介して左後の内フラップ20が連設され、右側壁13の後縁部には罫線L8を介して右後の内フラップ20が連設されている。この後側の両内フラップ20,20は、内容物2(図4参照)の後端面に重なる部位である。
頂板14の前縁部には、図1に示すように、罫線L9(図3参照)を介して上側の外フラップ30が連設されている。
上側の外フラップ30は、頂板14の前縁部から下方に向けて垂れ下がっている。上側の外フラップ30は、内容物2の前端面の上半分を覆う部位である。
底板11(図2参照)の前縁部には、罫線L10(図3参照)を介して下側の外フラップ30が連設されている。
下側の外フラップ30は、底板11の前縁部から上方に向けて立ち上がっている。下側の外フラップ30は、内容物2の前端面の下半分を覆う部位である。
前記した前側の両外フラップ30,30は、前側の両内フラップ20,20の外面に重ね合わされている。外フラップ30の内面は、内フラップ20の外面に接着剤52によって接合されている。
前記した前側の両外フラップ30,30は、上下に隣接して配置されており、前側の両外フラップ30,30によって、角筒部10aの前端面が閉塞されている。
前側の両外フラップ30,30と同様に、図2に示すように、頂板14(図1参照)の後縁部には罫線L11を介して上側の外フラップ30が連設され、底板11の後縁部には罫線L12を介して下側の外フラップ30が連設されている。
後側の両外フラップ30,30は、内容物2の後端面を覆う部位であり、後側の両外フラップ30,30によって、角筒部10aの後端面が閉塞されている。
本実施形態のブランクシートSの各内フラップ20の外面には、図3に示すように、マーク50が印刷されている。マーク50は、接着剤52(図1参照)の塗布領域51を囲んでいる。
本実施形態では、一つの内フラップ20に二つのマーク50,50が印刷されている。二つのマーク50,50は、図3の左右方向に間隔を空けて配置されている。
各マーク50は、それぞれ二つの塗布領域51,51を囲んでいる。塗布領域51は、長方形に形成されており、図3の左右方向よりも上下方向が大きく形成されている。
一つのマーク50内に設けられた二つの塗布領域51,51は、図3の左右方向に間隔を空けて配置されている。すなわち、一つの内フラップ20には、四つの塗布領域51が図3の左右方向に並設されている。
図1に示すように、ブランクシートSを包装箱10の状態に製函したときには、一つの内フラップ20に設けられた二つのマーク50が上下方向に間隔を空けて配置される。
本実施形態では、一つの内フラップ20に設けられた上下二つのマーク50,50のうち、上側のマーク50が上側の外フラップ30に重ね合わされ、下側のマーク50が下側の外フラップ30に重ね合わされている。
塗布領域51は、接着剤52の塗布位置および塗布量を定めるための領域である。この塗布領域51内に収まるように接着剤52を塗布することで、内フラップ20に対して外フラップ30を確実に接合することができる。
本実施形態では、内フラップ20と外フラップ30とを接合する接着剤52として、ガラス転移点(Tg)が40℃以上のホットメルト接着剤を用いている。
マーク50は、二つの塗布領域51,51を囲んでいる幅広な線状の図柄である。マーク50の外周形状は正方形に形成されている。
マーク50の印刷形態は限定されるものではないが、薄い色またはハーフトーン(網点)を用いることが好ましい。
本実施形態では、二つのマーク50,50自体の面積を合わせた面積は、内フラップ20の外面の面積に対して、20%から40%の間の大きさである。
本実施形態のブランクシートSでは、図1に示すように、両内フラップ20,20に両外フラップ30,30を重ね合わせたときに、両内フラップ20,20の各マーク50全体が、両外フラップ30,30によって覆われている。
以上のようなブランクシートSを用いて梱包体1を製造するときには、図3に示すブランクシートSの底板11上に内容物2(図1参照)を載置した状態で、製函機によってブランクシートSを罫線L1〜L4で折り曲げる。さらに、接合用フラップ15を左側壁12に接合して、図4に示すように、内容物2を囲んだ角筒部10aを形成する。
続いて、左右の側壁12,13(図2参照)に対して、前側の両内フラップ20,20を折り曲げる。この状態で製函機のノズルから各マーク50内の各塗布領域51に接着剤52を塗布する。
また、前側の両内フラップ20,20と同様に、図2に示すように、左右の側壁12,13(図2参照)に対して、後側の両内フラップ20,20を折り曲げて、各マーク50内の各塗布領域51に接着剤52を塗布する。
そして、図4に示すように、底板11および頂板14に対して、前側の両外フラップ30,30を折り曲げて、両内フラップ20,20の外面に両外フラップ30,30の内面を重ね合わせる。これにより、図1に示すように、両内フラップ20,20の外面に両外フラップ30,30の内面が接着剤52によって接合される。
また、前側の両外フラップ30,30と同様に、図2に示すように、底板11および頂板14(図1参照)に対して、後側の両外フラップ30,30を折り曲げて、両内フラップ20,20の外面に両外フラップ30,30の内面を接着剤52によって接合する。
このようにして、ブランクシートS(図3参照)を用いた包装箱10内に内容物2を収容した梱包体1を製造することができる。
なお、本実施形態の包装箱10は、図1および図2に示すように、内フラップ20と外フラップ30とを接着剤52によって接合することで、包装箱10が製函されている。このように、粘着テープや紐を用いることなく、包装箱10を製函することで、包装材料を削減することができる。
以上のようなブランクシートSでは、図4に示すように、内フラップ20のマーク50を目印にして接着剤52の塗布位置を容易かつ的確に調整することができる。したがって、包装箱10の寸法が変更された場合でも、接着剤52の塗布位置を設定する準備作業を速やかに行うことができるため、製函機の設定変更に要する時間を短縮することができ、包装箱10の製函効率を高めることができる。
また、本実施形態の包装箱10では、図1および図2に示すように、内フラップ20のマーク50全体が外フラップ30に覆われ、マーク50が外部から見えないため、包装箱10の外観を良くすることができる。
また、本実施形態の包装箱10の接着剤52は、ガラス転移点(Tg)が40℃以上のホットメルト接着剤であるため、包装箱10の周辺温度(室内温度や外気温度)によって接着剤52の接着力が低下するのを抑えることができる。
本実施形態のブランクシートSでは、図3に示すように、ブランクシートSの外面側から内フラップ20にマーク50を印刷することになる。したがって、ブランクシートSの外面に図柄や文字を印刷する作業と、内フラップ20にマーク50を印刷する作業とをブランクシートSに対して同じ方向から同時に作業することができるため、ブランクシートSの製造効率を高めることができる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態のマーク50は、図3に示すように、二つの塗布領域51,51を囲んでいる線状の図柄であるが、マーク50の図柄は限定されるものではなく、塗布領域51の形状や大きさに応じて適宜に設定される。
また、本実施形態では、マーク50が塗布領域51全体を囲んでいるが、マーク50が塗布領域51の一部を囲むように形成してもよい。
なお、マーク50自体の面積を内フラップ20の外面の面積に対して、0.1%から80%の間の大きさに設定することが好ましい。
本実施形態では、図4に示すように、内フラップ20に塗布される接着剤52として、ガラス転移点(Tg)が40℃以上のホットメルト接着剤を用いているが、接着剤52の材料は限定されるものではない。例えば、ホットメルト接着剤の他に、澱粉、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、酢酸ビニルアルコール、SBR、NBRなどの水溶性若しくは水分散系の接着剤とこれらの混合物を用いることができる。また、段ボール製造用のステンホール糊やその他の貼合糊を用いることもできる。また、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、シェラックなどの溶剤系接着剤を用いることもできる。さらに、溶融樹脂などを用いてもよい。
本実施形態では、内フラップ20の外面にマーク50が印刷されているが、図5(a)に示すように、二つの塗布領域51,51を囲むようにして、内フラップ20の外面に凹凸55を帯状に形成することでマーク50Aを設けてもよい。
この構成では、マーク50Aの内側から外側に向けて流動する接着剤を凹凸55からブランクシートS内に浸透させることができるため、接着剤がマーク50Aからはみ出るのを防ぐことができる。
なお、凹凸55は、例えば、内フラップ20の外面にエンボス加工を施すことで形成することができる。
また、図5(b)に示すように、二つの塗布領域51,51を囲むようにして、内フラップ20の外面にスリット56を形成することでマーク50Bを設けてもよい。
この構成では、マーク50Bの内側から外側に向けて流動する接着剤をスリット56からブランクシートS内に浸透させることができるため、接着剤がマーク50Bからはみ出るのを防ぐことができる。
なお、マーク50Bのスリット56は、切れ込み溝を断続的に形成したミシン目であるが、連続した線状の切れ込み溝によってスリット56を形成してもよい。
また、スリット56は、ブランクシートSの外側のライナーおよび中芯を切断したハーフカット線やブランクシートSを貫通した貫通溝によって形成することができる。
本実施形態では、図1に示すように、内フラップ20のマーク50全体が外フラップ30に覆われているが、マーク50の一部を外フラップ30によって覆うように構成してもよい。この場合には、マーク50の一部を包装箱10の図柄の一部にすることもできる。
本実施形態の内容物2は、図4に示すように、小判コピー用紙束を防湿包装紙3aによって包装した包装体3を積み重ねたものであるが、内容物2は限定されるものではない。例えば、紙製品としては、ノート、出版物、ティッシュペーパー、トイレットロール、紙おむつなどを内容物2とすることができる。
また、本実施形態では、小判コピー用紙束を防湿包装紙3aによって包装しているが、内容物2を包装する材料は限定されるものではなく、フィルムなどの各種の包装材を用いて内容物2を保護することができる。
本実施形態では、図1および図2に示すように、底板11および頂板14は、左右方向よりも前後方向が大きく形成されているが、その形状は限定されるものではない。例えば、底板11および頂板14は、前後方向よりも左右方向を大きく形成してもよく、左右方向と前後方向とを同じ大きさに形成してもよい。
また、左側壁12および右側壁13は、上下方向よりも前後方向が大きく形成されているが、その形状は限定されるものではない。例えば、左側壁12および右側壁13は、前後方向よりも上下方向を大きく形成してもよく、上下方向と前後方向とを同じ大きさに形成してもよい。
1 梱包体
2 内容物
3 包装体
3a 防湿包装紙
10 包装箱
10a 角筒部
11 底板
12 左側壁
13 右側壁
14 頂板
15 接合用フラップ
20 内フラップ
30 外フラップ
50 マーク
51 塗布領域
52 接着剤
55 凹凸
56 スリット
S ブランクシート

Claims (10)

  1. 角筒部と、前記角筒部の端部に連設された一対の内フラップおよび一対の外フラップと、を備え、前記内フラップの外面に前記外フラップの内面が接合される包装箱を構成するためのブランクシートであって、
    前記内フラップの外面には、接着剤の塗布領域の少なくとも一部を囲むマークが設けられていることを特徴とするブランクシート。
  2. 前記マークは、前記内フラップの外面に印刷されていることを特徴とする請求項1に記載のブランクシート。
  3. 前記マークは、前記内フラップの外面に形成された凹凸であることを特徴とする請求項1に記載のブランクシート。
  4. 前記マークは、前記内フラップの外面に形成されたスリットであることを特徴とする請求項1に記載のブランクシート。
  5. 前記マークの面積は、前記内フラップの外面の面積に対して、0.1%から80%の間の大きさであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブランクシート。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたブランクシートを用いた包装箱であって、
    前記マークの少なくとも一部が前記外フラップに覆われていることを特徴とする包装箱。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたブランクシートを用いた包装箱であって、
    前記内フラップと前記外フラップとが接着剤のみによって接合されていることを特徴とする包装箱。
  8. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたブランクシートを用いた包装箱であって、
    前記内フラップと前記外フラップとがホットメルト接着剤によって接合されていることを特徴とする包装箱。
  9. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたブランクシートを用いた包装箱と、
    前記包装箱に収容された内容物と、を備え、
    前記内容物が紙製品であることを特徴とする梱包体。
  10. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたブランクシートを用いた包装箱と、
    前記包装箱に収容された内容物と、を備え、
    前記内容物が包装材によって包装されていることを特徴とする梱包体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214132A (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 ハウス食品グループ本社株式会社 ラップラウンド箱
JP2018167878A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 日本製紙株式会社 梱包ケース

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