JP2018167340A - 打込機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空打ち防止機能が低下することを抑制可能な打込機を提供する。【解決手段】止具を保持するマガジン29と、マガジン29から止具が送られる射出部25と、射出部25の止具を打撃して被打込材W1に打ち込む打撃部と、を備えた打込機10であって、射出部25に対して移動可能に設けられ、かつ、被打込材W1に押し付けられると射出部25に対して移動して打撃部が止具を打撃することを許容する押し付け部材27と、押し付け部材27に近づく向き及び押し付け部材27から離れる向きに移動可能であり、押し付け部材27に係合すると押し付け部材27の移動を防止し、かつ、押し付け部材27から解放されると押し付け部材27の移動を許容する規制機構54と、規制機構54が押し付け部材27に係合している際に、規制機構54が押し付け部材27から受ける荷重を緩和する緩衝部84と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、射出部の止具を打撃部で打撃する打込機に関する。
射出部の止具を打撃部で打撃する打込機の例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された打込機は、ハウジング、ノーズ部、マガジン、トリガレバー、ハンドル、プッシュレバーを有する。蓄圧室及びピストン上室が、ハウジング内に設けられている。プッシュレバーはノーズ部に対して移動可能に設けられ、プッシュレバーは、付勢部材によりノーズ部の前方に付勢されている。プッシュレバーは係合部を有する。射出孔がノーズ部に設けられている。フィーダがマガジンに設けられ、フィーダはバネによって射出孔に向けて付勢されている。マガジンにロックアームが設けられている。ロックアームは支軸により回動可能に支持されており、ロックアームを付勢する付勢バネが設けられている。トリガレバーの操作により起動するトリガバルブが設けられている。
マガジンに釘が想定されていない状態では、バネにより付勢されるフィーダがロックアームに押し付けられている。プッシュレバーの係合部は、ロックアームの端部に重なっている。このため、プッシュレバーが加工物に押し付けられても、ロックアームの端部がプッシュレバーの作動経路に存在するので、プッシュレバーの作動が阻止される。したがって、トリガバルブを起動することができない。すなわち、ドライバブレードによる釘打ち込み動作は行われない。
釘の残量が設定量以上の状態では、フィーダがロックアームから離れており、プッシュレバーの係合部は、ロックアームの端部に重ならない。このため、プッシュレバーが加工物に押し付けられると、プッシュレバーの係合部は、ロックアームの端部に係合することは無い。したがって、トリガの操作によりトリガバルブを起動することができ、蓄圧室の圧縮空気がピストン上室に供給され、ドライバブレードによる釘打ち込み動作が行われる。
特開2008−68329号公報
しかし、特許文献1に記載された打込機では、プッシュレバーが加工物以外の物体に接触すると、その接触荷重がロックアームに加わり、ロックアームが変形する可能性があった。その結果、通常の使用時における空打ち防止機能が低下する可能性があった。
本発明の目的は、空打ち防止機能が低下することを抑制可能な打込機を提供することにある。
一実施形態の打込機は、止具を保持するマガジンと、前記マガジンから前記止具が送られる射出部と、前記射出部の前記止具を打撃して被打込材に打ち込む打撃部と、を備えた打込機であって、前記射出部に対して移動可能に設けられ、かつ、前記被打込材に押し付けられると前記射出部に対して移動して前記打撃部が前記止具を打撃することを許容する押し付け部材と、前記押し付け部材に近づく向き及び前記押し付け部材から離れる向きに移動可能であり、前記押し付け部材に係合すると前記押し付け部材の移動を防止し、かつ、前記押し付け部材から解放されると前記押し付け部材の移動を許容する規制機構と、前記規制機構が前記押し付け部材に係合している際に、前記規制機構が前記押し付け部材から受ける荷重を緩和する緩衝部と、を有する。
一実施形態の打込機は、押し付け部材の作動を規制する規制機構が受ける荷重を緩和できる。したがって、規制機構の空打ち防止機能が低下することを抑制可能である。
本発明の一実施形態である打込機の側面図である。 打込機の内部を示す断面図である。 打込機に設ける空打ち防止機構の実施例1を示す模式図である。 打込機の制御系統を示すブロック図である。 打込機に設ける変換機構を示す模式図である。 空打ち防止機構の実施例1を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例1を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例1で用いるストッパの側面図である。 空打ち防止機構の実施例1で用いるストッパの他の例を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例1で用いるストッパの他の例を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例1で用いるストッパの他の例を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例1で用いるストッパの他の例を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例2を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例2を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例2を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例2を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例2を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例2を示す側面図である。 空打ち防止機構の実施例3を示す側面図である。
以下、打込機の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。それぞれの図において、共通する要素には同一の符号が付されている。また、打込機の実施形態は、空打ち防止機構を有する。本発明の空打ち防止機構の実施例1及び実施例2は、デザイン、働き及び効果の少なくとも1つが共通する。
図1に示す打込機10はハウジング11を有する。ハウジング11は、シリンダケース12と、シリンダケース12に接続されたモータケース13と、シリンダケース12に接続されたハンドル14と、ハンドル14とモータケース13とを接続する装着部15と、を備えている。
シリンダ16がシリンダケース12内に固定して設けられ、ピストン17がシリンダ16内に収容されている。ピストン17はシリンダ16の中心線A1方向に移動可能である。ドライバブレード18がピストン17に固定されている。ピストン17及びドライバブレード18は打撃部19を構成する。
蓄圧容器20がシリンダケース12内に設けられ、蓄圧容器20はシリンダ16に固定されている。圧力室21が、蓄圧容器20の内部からシリンダ16の内部に亘って形成されている。シール部材がピストン17の外周面に取り付けられ、シール部材は、圧力室21を気密にシールする。気体が圧力室21に充填されている。気体は圧縮性の気体であればよく、気体は、空気の他、不活性ガス、例えば、窒素ガス、希ガスを用いることができる。本実施形態では、圧力室21に空気が充填されている例を説明する。
図2に示すように、ホルダ22がシリンダケース12内に設けられ、ホルダ22はバンパ23を支持している。バンパ23は、ゴム製またはウレタン製である。バンパ23は環状であり、かつ、軸孔24を有する。ドライバブレード18は軸孔24内で中心線A1方向に移動可能である。
射出部25がシリンダケース12から中心線A1方向に突出しており、射出部25に射出路26が設けられている。図1のように、プッシュレバー27が射出部25に設けられ、プッシュレバー27は射出部25に対して中心線A1方向に移動可能である。図3に示すスプリング80が設けられている。スプリング80は、金属製の圧縮コイルスプリングである。プッシュレバー27は、スプリング80の力でバンパ23から離れる向きに付勢されている。プッシュレバー27は、中心線A1方向の荷重を受けて変形しにくい材質、例えば、金属製または硬質樹脂製である。ストッパ81が、射出部25またはシリンダケース12に設けられている。図3に示すストッパ81は、シリンダケース12に設けた例である。
プッシュレバー27が被打込材W1から離れていると、プッシュレバー27はスプリング80の力で押され、ストッパ81に接触して初期位置で停止する。作業者が打込機10を持ってプッシュレバー27を被打込材W1に押し付けると、プッシュレバー27はバンパ23に近づく向きで移動し、ストッパ81から離れる。
図4に示すプッシュレバースイッチ69が射出部25に設けられている。プッシュレバースイッチ69は、プッシュレバー27が初期位置に停止しているとオフする。プッシュレバースイッチ69は、プッシュレバー27が被打込材W1に押し付けられて初期位置から所定量移動するとオンする。
ドライバブレード18は、射出路26及びシリンダ16内で中心線A1方向に移動可能である。ドライバブレード18は軸形状であり、図5のように、ドライバブレード18の縁から突出した凸部28が複数設けられている。複数の凸部28は、ドライバブレード18の長手方向で互いに間隔をおいて配置されている。
図1のように、長尺状のマガジン29がハウジング11に取り付けられている。マガジン29の長手方向に供給路30が設けられている。複数の止具31が接続要素により互いに接続された状態で、供給路30に収容されている。図1に示す止具31は、軸形状の釘の例である。止具31同士をつなぐ接続要素は、ワイヤまたは接着剤の何れでもよい。
マガジン29は、仮想線A2に沿って設けたガイドレール32と、ガイドレール32に沿って移動可能なフィーダ33と、図3に示すスプリング34と、を有する。仮想線A2はマガジン29の長手方向を表す。スプリング34は、金属製の渦巻きスプリングである。スプリング34は、フィーダ33を仮想線A2方向に、かつ、射出部25に近づく向きで付勢する。フィーダ33は、スライダ62と、スライダ62に取り付けた接触子63と、を有する。
接触子63は、仮想線A2方向で射出路26とスライダ62との間に配置されている。打込機10を図1のように側面視すると、中心線A1と仮想線A2とが交差する。図1に示す打込機10は、中心線A1と仮想線A2との間に形成される角度が90度ではない例である。接触子63は、供給路30に並べられた複数の止具31のうち、射出部25から最も離れた位置の止具31に押し付けられる。フィーダ33は、スプリング34の付勢力で止具31を射出路26に送る。つまり、止具31は仮想線A2方向に送られる。
図2のように、電動モータ35がモータケース13内に配置されている。電動モータ335は、モータケース13に固定されたステータ36と、モータケース13内に回転可能に配置したロータ37と、を有する。ステータ36は、鋼板と、鋼板に巻き付けた通電コイルと、を有する。ロータ37は、ロータコアと、ロータコアに取り付けた永久磁石と、を有する。ロータ37は回転軸38に固定されている。モータケース13内に軸受39が設けられ、軸受39は回転軸38を回転可能に支持する。電動モータ35は、例えば、3相交流形のブラシレスモータであり、通電コイルは、U相、V相、W相に対応する3種類の通電コイルを含む。モータケース13内に図4に示す回転状態検出センサ70が設けられている。回転状態検出センサ70は、ロータ37の回転数及び回転方向の位置を検出する。
減速機40、ギヤケース72及び変換機構41がモータケース13内に設けられている。ギヤケース72はモータケース13内で回転しないように設けられている。減速機40はギヤケース72内に設けられている。減速機40は、回転軸38の回転力を駆動軸42に伝達する機構である。減速機40は、複数の遊星歯車機構を有し、減速機40の入力要素は回転軸38に連結され、減速機40の出力要素は駆動軸42に連結されている。遊星歯車機構は、サンギヤ、リングギヤ、サンギヤ及びリングギヤに噛み合うピニオンギヤを支持するキャリヤを有する。モータケース13内に軸受64が設けられ、軸受64は駆動軸42を回転可能に支持する。
減速機40の減速比は一定である。減速機40は、回転軸38の回転速度よりも駆動軸42の回転速度を低速として、回転力を伝達する。電動モータ35の回転力が減速機40を経由して駆動軸42に伝達される場合、駆動軸42の回転方向は正回転である。変換機構41は、回転力をドライバブレード18の移動力に変換する機構である。
図5のように、ホイール43は複数のピニオンピン44を有する。複数のピニオンピン44は、中心線A3を中心とする回転方向に沿って互いに間隔をおいて配置されている。複数のピニオンピン44は、ホイール43の回転に伴い、ドライバブレード18の凸部28のそれぞれに対して、別個に係合及び解放可能である。複数のピニオンピン44及び複数の凸部28は、ラック・アンド・ピニオン機構を構成する。変換機構41は、複数のピニオンピン44と複数の凸部28と、を含む。変換機構41は、複数のピニオンピン44と複数の凸部28と、を含む。
モータケース13内には、図4に示す位置検出センサ71が設けられている。位置検出センサ71は、ホイール43の回転方向の位置を検出して信号を出力する。図2に示すように、ギヤケース72内に回転規制機構45が設けられている。回転規制機構45は、減速機40を構成する回転要素、例えば、キャリヤ73が第1方向に回転することを許容し、かつ、第2方向に回転することを防止する。このため回転規制機構45は、減速機40から伝達される回転力で駆動軸42及びホイール43が回転することを許容する。回転規制機構45は、ドライバブレード18の力でホイール43に回転力が加わると、ホイール43及び駆動軸42が回転することを防止する。
図1に示すように、装着部15に取り付け及び取り外しが可能なバッテリ46が設けられている。バッテリ46は、収容ケースと、収容ケース内に収容した電池セルと、収容ケースに設けた端子と、を有する直流電源である。電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池及びニッケルカドミウム電池を含む。電池セルは、充電及び放電が可能な二次電池である。
トリガ47がハンドル14に設けられている。トリガ47は、ハンドルに対して移動可能に設けられたレバーである。ハンドル14の内部に、図4に示すトリガスイッチ68が設けられている。作業者がトリガ47に操作力を加えるとトリガスイッチ68はオンし、操作力を解除するとトリガスイッチ68はオフする。
制御部48が装着部15内に設けられている。制御部48は、図4に示すマイクロコンピュータ66及びインバータ回路67を有する。マイクロコンピュータ66は、入出力インタフェース、中央演算処理部及び記憶部を有する。インバータ回路67は、電動モータ35のステータ36に接続されており、複数のスイッチング素子を有する。複数のスイッチング素子は、それぞれオン・オフが切り替えられる。
制御部48は、トリガスイッチ68の信号、プッシュレバースイッチ69の信号、回転状態検出センサ70の信号、位置検出センサ71の信号を検出する。制御部48は、各種の信号を処理してインバータ回路67を制御し、電動モータ35の回転と停止とを切り替える。
次に、打込機10の使用例を説明する。制御部48は、トリガスイッチ68のオフ、またはプッシュレバースイッチ69のオフのうち、少なくとも一方を検出すると、インバータ回路67のスイッチング素子をオフする。このため、バッテリ46の電力は電動モータ35に供給されず、電動モータ35は停止している。圧力室21の圧力はピストン17に加わり、ピストン17及びドライバブレード18は中心線A1方向に付勢されている。ピニオンピン44と凸部28とが係合している。
ドライバブレード18が受ける付勢力はホイール43に伝達され、ホイール43は図5で時計方向の回転力を受ける。回転規制機構45は、ドライバブレード18から加わる力でホイール43が回転することを防止し、ピストン17及びドライバブレード18は待機位置で停止している。ピストン17の待機位置は、ピストン17の上死点と下死点との間である。ピストン17の上死点は、中心線A1方向でバンパ23から最も離れた位置である。ピストン17の下死点は、中心線A1方向でバンパ23に接触した位置である。
ピストン17が待機位置で停止していると、ドライバブレード18の先端は、複数の止具31のうち射出路26に最も近い止具31の後端と先端との間に位置する。後端は、被打込材W1に対する打ち込み方向の後端であり、先端は、被打込材W1に対する打ち込み方向の先端である。フィーダ33はスプリング34の力で複数の止具31を付勢しており、複数の止具31のうち射出路26に最も近い止具31は、ドライバブレード18に押し付けられている。
制御部48は、トリガスイッチ68がオンされ、かつ、プッシュレバースイッチ69がオンされていることを検出すると、インバータ回路67を制御してバッテリ46の電力を電動モータ35に供給する。電動モータ35の回転力は、減速機40を経由して駆動軸42に伝達される。駆動軸42及びホイール43は、図5で反時計回りに回転する。
ホイール43の回転力は、ドライバブレード18に伝達され、ピストン17が図1において第2方向D2で移動する。ピストン17が図1において第2方向D2で移動することを上昇と呼ぶ。ピストン17が上昇すると、圧力室21の圧力が上昇する。
ピストン17が上死点に到達すると、図4のように、全てのピニオンピン44が凸部28から解放される。このため、ピストン17は、圧力室21の圧力でバンパ23に近づく向きの第1方向で移動する。ピストン17が図1で第1方向D1で移動することを下降と呼ぶ。第2方向D2は第1方向D1に対して逆向きである。ドライバブレード18は、射出路26に送られる1本の止具31を打撃し、止具31が被打込材W1に打ち込まれる。
また、ピストン17は、止具31が被打込材W1に打ち込まれた後、バンパ23に衝突する。バンパ23は中心線A1方向の圧縮荷重を受けて弾性変形し、バンパ23はピストン17及びドライバブレード18の運動エネルギを吸収する。また、制御部48は、ドライバブレード18が止具31を打撃した後も、電動モータ35を回転する。ピニオンピン44が凸部28に係合し、ピストン17が下死点から上死点に向けて移動する。制御部48は、ピストン17が待機位置に到達すると、電動モータ35を停止する。制御部48は、位置検出センサ71の信号を処理して、ピストン17が待機位置に到達したことを推定する。
制御部48は、トリガスイッチ68及びプッシュレバースイッチ69が共にオフしていると、ピストン17を下死点に停止させることも可能である。そして、制御部48は、プッシュレバースイッチ69がオンし、かつ、トリガスイッチ68がオフしていると、バッテリ46の電力を電動モータ35に供給し、ピストン17を下死点から待機位置に移動させる。さらに制御部48は、トリガスイッチ68とプッシュレバースイッチ69が共にオンされることで、ピストン17を待機位置から上死点に移動させ、打ち込み動作を行う。
以後、上記の操作、動作、制御を行い、マガジン29に収容されている止具31を、順次、被打込材W1に打ち込むと、マガジン29に収容されている止具31の数が減少する。マガジン29に収容されている止具31の数を、止具31の残数と記載する。図1に示す打込機10は、空打ち防止機構を有する。空打ち防止機構は、マガジン29内の止具31の残数が、予め設定された所定数未満になると、打撃部19による打撃動作を停止する機構である。以下、空打ち防止機構の実施例を説明する。
(実施例1)
図3及び図6は、空打ち防止機構82の実施例1を示す。空打ち防止機構82は、接触部53及びストッパ54を有する。接触部53は、プッシュレバー27に設けられている。接触部53は、プッシュレバー27からマガジン29に向けて突出している。ストッパ54はマガジン29に設けられている。ストッパ54は、マガジン29に対して、仮想線A2方向に所定の範囲内で移動可能である。
ストッパ54は、鋼材製、例えば、バネ鋼製の板材であり、ストッパ54は2mm〜3.5mm程度の厚さを有する。ストッパ54は接触部83を有する。接触部83は、ストッパ54における仮想線A2方向の端部に設けられている。ストッパ54に切り欠き84が設けられて、接触部83が形成されている。図8のように、切り欠き84を形成する2つの縁部85は直線状であり、かつ、互いに平行である。接触部83は荷重を受けて中心線A1方向に弾性変形する。接触部83の弾性変形量は、ストッパ54の材質、中心線A1方向における接触部83の寸法及び切り欠き84の間隔に応じて定まる。接触部83は、受ける荷重が所定値以下であると弾性変形せず、受ける荷重が所定値を超えると弾性変形する。
図3のように、ストッパ54を射出部25から離れる向きで付勢するスプリング56が設けられている。スプリング56は、金属製の圧縮コイルスプリングである。ストッパ57がマガジン29に設けられ、スプリング56により付勢されるストッパ54は、ストッパ57に接触して停止する。
本実施形態の打込機10は止具31の残数が、予め設定された所定数以上であると、ストッパ54は、図6のように接触部53の移動範囲外に位置する。そして、プッシュレバー27が被打込材W1に押し付けられると、ストッパ54はプッシュレバー27の移動を阻害せず、プッシュレバースイッチ69がオンする。すなわち、打撃部19により止具31を打撃することが許容される。このため、トリガスイッチ68がオンすると、打撃部19が止具31を打撃する。
止具31の残数が減少することに伴い、フィーダ33はスプリング34の付勢力で射出部25に近づく。そして、プッシュレバー27が被打込材W1から離れている状態で、止具31の残数が予め設定された所定数未満になると、フィーダ33がストッパ54に押し付けられる。
すると、ストッパ54はスプリング56の付勢力に抗して射出部25に近づき、図7のように、ストッパ54の接触部83が接触部53の移動範囲内に進入する。この状態で、作業者がプッシュレバー27を被打込材W1に押し付けると、接触部83が接触部53と係合し、ストッパ54はプッシュレバー27の移動を阻害する。作業者の意図でプッシュレバー27を被打込材W1に押し付ける際、接触部83が受ける荷重は所定値以下であり、接触部83は弾性変形しない。
したがって、プッシュレバースイッチ69はオフに維持される。つまり、トリガスイッチ68がオンしても、電動モータ35は停止した状態に維持される。このため、止具31の残数が予め設定された所定数未満になった状態で打撃部19が作動することを防止できる。例えば、止具31が無くなった状態で打撃動作が行われること、すなわち、空打ちを防止できる。
ところで、図7のように、ストッパ54の接触部83が接触部53の移動範囲内に位置している状態で、作業者が意図することなく、プッシュレバー27が物体に接触することもある。例えば、作業者の手から打込機10が落下して、プッシュレバー27が床に衝突するような場合である。
すると、プッシュレバー27を中心線A1方向でバンパ23に近づける向き、つまり、第2方向D2の荷重が生じ、その荷重は接触部53から接触部83に伝達される。接触部83が受ける荷重が所定値を超えると接触部83が弾性変形し、接触部83が受ける荷重が低下すると、接触部83は弾性復元力で元の形状に戻る。したがって、作業者の手から打込機10が落下したような場合に、ストッパ54が受ける衝撃を低減でき、空打ち防止機構82の機能が低下することを抑制できる。
ストッパ54の他の例を、図9を参照して説明する。図9に示すストッパ54は、2つの縁部85に接続された円弧状の縁部86を有する。接触部83の基端の幅が、図8の接触部83の基端の幅よりも狭い。このため、接触部83が受ける荷重が同じであると、図9の接触部83の弾性変形量は、図8の接触部83の弾性変形量よりも多い。
ストッパ54の他の例を、図10を参照して説明する。図10に示すストッパ54は、2つの縁部85の間隔が、接触部83の先端に近くほど広くなっている。
ストッパ54の他の例を、図11を参照して説明する。図11に示すストッパ54は、厚さ方向に貫通する孔96を有している。孔96により、ストッパ54の一部に接触部97が形成されている。
図9乃至図10の何れかに示すストッパ54を有する打込機10は、接触部83が接触部53に接触すると、接触部83は受ける荷重で弾性変形する。図11に示すストッパ54を有する打込機10は、接触部97が接触部53に接触すると、接触部97は受ける荷重で弾性変形する。
ストッパ54の他の例を、図12を参照して説明する。図12に示すストッパ54は、図8のストッパ54の切り欠き84を弾性体98で埋めてある。弾性体98は合成ゴム、シリコンゴムであり、弾性体98はストッパ54に固定されている。図12に示すストッパ54を有する打込機10は、接触部83が接触部53に接触すると、接触部83及び弾性体98は、受ける荷重で弾性変形する。
したがって、図9乃至図12に示すストッパ54を有する打込機10は、図8に示すストッパ54を有する打込機10と同様の効果を得ることができる。なお、図9に示す切り欠き84、または、図10に示す切り欠き84、または、図11に示す孔96を、弾性体としての合成ゴム、シリコンゴムで埋めることも可能である。
(実施例2)
図13は、図1の打込機10に設ける空打ち防止機構82の実施例2を示す。ストッパ54は支持軸87を有する。マガジン29はガイド溝88を有する。ガイド溝88は、仮想線A2方向に配置されている。支持軸87はガイド溝88内に配置され、支持軸87はガイド溝88内で仮想線A2方向に移動可能である。このため、ストッパ54は、仮想線A2方向に移動可能であり、かつ、支持軸87を中心として所定角度の範囲内で回動可能である。ストッパ54のうち、仮想線A2方向で射出部25に最も近い箇所に接触部94が設けられている。ストッパ54のうち、中心線A1方向で接触部53に最も近い箇所に接触部94が設けられている。接触部94の表面は湾曲している。
ストッパ54は、スプリング89により射出部25から離れる向きで付勢されている。スプリング89は、例えば、金属製の引張りスプリングを用いることができる。スプリング89により付勢されるストッパ54は、支持軸87がガイド溝88の内壁に押し付けられて停止する。
マガジン29内にスプリング90及びピース91が設けられている。マガジン29は、壁92を有する。壁92は仮想線A2と平行である。スプリング90は金属製の圧縮コイルスプリングであり、スプリング90はピース91をストッパ54に押し付けている。ピース91は、ストッパ54のうち、支持軸87と後端93との間に押し付けられている。後端93は、仮想線A2方向で接触部94とは反対の箇所であり、支持軸87は、接触部94と後端93との間に配置されている。
スプリング90は、図13において、ストッパ54を支持軸87を中心として反時計回りに付勢する。後端93がスプリング90の力で壁92に押し付けられる。ストッパ54、支持軸87、ガイド溝88、スプリング90及びピース91は、規制機構95を構成する。図13に示すプッシュレバー27は、図3に示すプッシュレバー27と同様にスプリング80により付勢され、プッシュレバー27はストッパ81に接触して停止する。
次に、図13に示す空打ち防止機構82の作用を説明する。マガジン29内の止具31の残数が、予め設定された所定数以上であると、ストッパ54の接触部94は、接触部53の移動範囲外に位置する。このため、プッシュレバー27が被打込材W1に押し付けられると、ストッパ54はプッシュレバー27の移動を阻害せず、プッシュレバースイッチ69がオンする。このため、トリガスイッチ68がオンすると、打撃部19が作動して止具31を打撃することが可能である。
これに対して、プッシュレバー27が被打込材W1から離れている状態で、止具31の残数が予め設定された所定数未満になると、フィーダ33がストッパ54に押し付けられる。すると、ストッパ54はスプリング89の付勢力に抗して射出部25に近づき、図14のように、ストッパ54の接触部94が接触部53の移動範囲内に進入する。
この状態で、作業者がプッシュレバー27を被打込材W1に押し付けると、接触部94が接触部53と係合する。ここで、接触部94が受ける荷重は所定値以下である。このため、ストッパ54が、スプリング90の力で図14において反時計回りに受ける回転力の方が、図14において時計回りに受ける回転力よりも大きい。このため、ストッパ54は回動せず、接触部94は接触部53の移動範囲内に停止する。つまり、ストッパ54はプッシュレバー27の移動を防止し、プッシュレバースイッチ69はオフに維持される。したがって、トリガスイッチ68がオンしても、電動モータ35は停止した状態に維持される。このため、止具31の残数が予め設定された所定数未満になった状態で打撃部19が作動することを防止できる。
ところで、ストッパ54の接触部94が、接触部53の移動範囲内に位置している状態で、作業者が意図することなくプッシュレバー27が物体に接触し、プッシュレバー27を中心線A1方向でバンパ23に近づく向きに移動すると、接触部53が接触部94に衝突する。接触部94が受ける荷重が所定値を超えると、ストッパ54が受ける時計回りの回転力が、ストッパ54がスプリング90から受ける反時計回りの回転力を超え、ストッパ54は、図15のように支持軸87を中心として時計回りに回動する。その後、ストッパ54が受ける荷重が所定値以下に低下すると、ストッパ54は、スプリング90の付勢力で反時計回りに回動し、後端93が壁92に接触して停止する。したがって、ストッパ54が受ける中心線A1方向の荷重を緩和でき、空打ち防止機構82の機能が低下することを抑制できる。
一方、図15のように、ストッパ54が支持軸87を中心として時計回りに回動した後に、接触部94が受ける荷重が更に増加すると、接触部53と接触部94との接触箇所で生じる分力F1も増加する。分力F1は仮想線A2と平行であり、かつ、スプリング34の付勢力とは逆向きである。ストッパ54が受ける分力F1が、スプリング34の付勢力を超えると、ストッパ54は、図16のように、スプリング34の付勢力に抗して射出部25から離れる向きで、仮想線A2と平行に移動する。
そして、ストッパ54の接触部94は、図17のように接触部53の移動範囲外に移動し、プッシュレバー27は、図1に示すバンパ23に近づく向きで移動する。この場合、接触部53は接触部94に擦れながら移動する。このため、ストッパ54が受ける中心線A1方向の荷重が更に緩和される。その後、プッシュレバー27に加わる荷重が低下し、プッシュレバー27がスプリング80の付勢力で移動すると、接触部53は接触部94から離れる。このため、ストッパ54はフィーダ33と共にスプリング34に付勢され、ストッパ54は、図18のように元の位置に戻り停止する。
なお、空打ち防止機構82の実施例2で用いるストッパ54に、空打ち防止機構82の実施例1の切り欠き84または孔96のいずれか一方を設けることも可能である。
(実施例3)
図19は、図1の打込機10に設ける空打ち防止機構82の実施例3を示す。図19に示すプッシュレバー27は、接触部53に切り欠き99が設けられている。また、図19に示すストッパ54は接触部83を有し、切り欠きを有していない。空打ち防止機構82の実施例3では、接触部83と接触部53とが接触すると、接触部83が弾性変形して切り欠き99が狭められる。したがって、ストッパ64がプッシュレバー27から受ける荷重を緩和でき、空打ち防止機構82の機能が低下することを抑制できる。なお、切り欠き99に弾性材、例えば、合成ゴムまたはシリコンゴムを埋めることも可能である。
さらに、打込機10は、図8乃至図12の何れか1つのストッパ54と、図19に示すプッシュレバー27とを、両方備えていてもよい。
打込機の実施形態で開示した技術的事項の意味は、次の通りである。プッシュレバー27は押し付け部材の一例であり、ストッパ54は、規制機構の一例である。切り欠き84、孔96及びスプリング90は緩衝部の一例であり、スプリング90は、第3付勢部材の一例である。切り欠き84及び孔96は切り欠きの一例である。り、スプリング56,89は第1付勢部材の一例である。スプリング34は第2付勢部材の一例であり、支持軸87と、ガイド溝88はガイド部の一例である。圧力室21は第1移動機構の一例であり、電動モータ35、変換機構41及び制御部48は、第2移動機構の一例である。第2方向B2は、“押し付け部材が被打込材に押し付けられて移動する方向”の一例である。トリガ47は操作部材の一例である。
このように、空打ち防止機構82の実施例1で説明した規制機構の要素であるストッパ54、空打ち防止機構82の実施例2で説明した規制機構95の要素であるスプリング90、空打ち防止機構82の実施例3で説明したプッシュレバー27の接触部53は、共に荷重を受けて弾性変形する。つまり、空打ち防止機構82の実施例1、実施例2及び実施例3は、デザイン及び働きが共通する。また、空打ち防止機構82の実施例1、実施例2及び実施例3は、“緩衝部が弾性変形することにより、規制機構が受ける荷重を緩和する”という効果が共通する。
打込機は、開示した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。可動部材、つまり、規制機構、ストッパ及び押し付け部材を付勢する付勢部材は、可動部材を付勢する向きに合わせて、スプリングまたは合成ゴムを用いることができる。スプリングは、可動部材を付勢する向き、及びスプリングの配置位置に応じて、圧縮スプリング、引張りスプリングを用いることが可能である。スプリングの形状や構造は、コイルスプリング、渦巻きスプリング、ねじりスプリング、リーフスプリングの何れでもよい。スプリングの材質は、金属製及び合成樹脂製を含む。
モータの回転力で打撃部を第2方向に移動させる変換機構は、ラック・アンド・ピニオン機構の他、カム機構またはウィンチ機構を用いることも可能である。カム機構は、モータの回転力で回転するカム板と、カム板のカム面に接触する接触子と、を有する。ウィンチ機構は、モータの回転力が伝達される回転要素と、回転要素と打撃部とを接続するケーブルと、を有する。回転要素は、ギヤ、スプロケット、プーリ、シャフト、を含む。
制御部は、マイクロコンピュータの他、プロセッサ、ユニット、モジュールを含む。制御部は、電気部品または電子部品単体で構成されているもの、複数の電気部品または複数の電子部品で構成されているものを含む。制御部は、信号、情報、データを処理する。
第1移動機構は、弾性復元力で打撃部を移動させる金属製スプリングを含む。また、第1移動機構は、ハウジングの外部からエアホースを介して蓄圧室に圧縮気体が供給され、蓄圧室の圧縮気体の圧力で打撃部が第1方向に移動するものを含む。第1移動機構は、燃料としての可燃性ガスに点火プラグで点火し、可燃性ガスの燃焼エネルギで打撃部を移動させる燃焼室を含む。第1移動機構は、モータの回転力でフライホイールを回転させ、フライホイールの慣性エネルギで打撃部を移動させるものを含む。
射出部は、止具及び打撃部の一部が移動可能な射出孔または射出口を有し、射出部は、打撃部の移動方向、止具の射出方向を規制する。マガジンが保持する止具の所定数は、“1以上”であればよい。操作部材は、作業者が操作可能な要素であり、操作部材は、トリガ、レバー、ノブ及びボタンを含む。
モータは、電動モータ、油圧モータ、空気圧モータの何れでもよい。電動モータの電源は、ハウジングに着脱可能な直流電源、または、ハウジングに電力ケーブルを介して接続される交流電源の何れでもよい。直流電源は、二次電池及び一次電池を含む。止具は、軸形状の釘、コ字形の金属片の何れでもよい。また、止具は、釘頭部に平面部を有するT字状釘に限らず、平面部を有しないI字状のピン釘であってもよい。
10…打込機、19…打撃部、21…圧力室、25…射出部、27…プッシュレバー、29…マガジン、31…止具、33…フィーダ、34,56,89,90…スプリング、35…電動モータ、41…変換機構、47…トリガ、48…制御部、54…ストッパ、84,99…切り欠き、87…支持軸、88…ガイド溝、95…規制機構、96…孔、98…弾性体、D1…第1方向、D2…第2方向。

Claims (14)

  1. 止具を保持するマガジンと、前記マガジンから前記止具が送られる射出部と、前記射出部の前記止具を打撃して被打込材に打ち込む打撃部と、を備えた打込機であって、
    前記射出部に対して移動可能に設けられ、かつ、前記被打込材に押し付けられると前記射出部に対して移動して前記打撃部が前記止具を打撃することを許容する押し付け部材と、
    前記押し付け部材に近づく向き及び前記押し付け部材から離れる向きに移動可能であり、前記押し付け部材に係合すると前記押し付け部材の移動を防止し、かつ、前記押し付け部材から解放されると前記押し付け部材の移動を許容する規制機構と、
    前記規制機構が前記押し付け部材に係合している際に、前記規制機構が前記押し付け部材から受ける荷重を緩和する緩衝部と、
    を有する、打込機。
  2. 前記緩衝部は、前記規制機構または前記押し付け部材の少なくとも一方に設けられている、請求項1記載の打込機。
  3. 前記緩衝部は、前記規制機構に設けられている、請求項2記載の打込機。
  4. 前記規制機構を前記押し付け部材から離れる向きに移動する第1付勢部材と、
    前記マガジンに設けられ、かつ、前記押し付け部材に近づく向きで移動して前記止具を前記射出部に送るフィーダと、
    前記フィーダを前記押し付け部材に近づく向きで移動する第2付勢部材と、
    が設けられ、
    前記規制機構は、前記第1付勢部材により移動されて前記押し付け部材から解放され、かつ、前記第2付勢部材により移動されて前記押し付け部材に係合される、請求項2記載の打込機。
  5. 前記規制機構は、前記マガジンに設けられ、かつ、前記押し付け部材に近づく向き及び前記押し付け部材から離れる向きに移動可能なストッパを有し、
    前記緩衝部は、前記押し付け部材が前記被打込材に押し付けられて移動する方向と同じ方向に前記ストッパの少なくとも一部を移動させることにより、前記押し付け部材から受ける前記荷重を緩和する、請求項3記載の打込機。
  6. 前記緩衝部は、前記ストッパが前記押し付け部材から受ける前記荷重が所定値を超えると、前記ストッパを移動させる、請求項5記載の打込機。
  7. 前記緩衝部は、前記ストッパに設けた切り欠きを含み、
    前記ストッパは、前記押し付け部材から受ける前記荷重で弾性変形して前記荷重を緩和する、請求項6記載の打込機。
  8. 前記切り欠きに弾性体が設けられている、請求項7記載の打込機。
  9. 前記緩衝部は、
    前記ストッパを前記マガジンに対して回動可能に取り付ける支持軸と、
    前記ストッパが前記押し付け部材から受ける前記荷重で前記支持軸を中心として回動する向きとは逆向きに付勢する第3付勢部材と、
    を有し、
    前記ストッパは、前記押し付け部材から受ける前記荷重で前記第3付勢部材の力に抗して移動する、請求項6記載の打込機。
  10. 前記緩衝部は、前記ストッパが前記射出部から離れる方向に前記マガジンに対して移動することを許容するガイド部を含む、請求項9記載の打込機。
  11. 前記緩衝部は、前記押し付け部材に設けられている、請求項2記載の打込機。
  12. 前記緩衝部は、前記押し付け部材に設けた切り欠きを含み、
    前記押し付け部材が弾性変形して、前記規制機構が受ける前記荷重を緩和する、請求項11記載の打込機。
  13. 前記打撃部を第1方向に移動させて前記打撃部で前記止具を打撃させる第1移動機構と、
    前記打撃部を前記第1方向とは逆の第2方向に移動させる第2移動機構と、
    が設けられ、
    前記第2移動機構は、前記押し付け部材が前記被打込材に押し付けられて前記押し付け部材が前記射出部に対して移動すると、前記打撃部を前記第2方向にさせる、請求項1乃至12の何れか1項記載の打込機。
  14. 前記第1移動機構は、気体の圧力で前記打撃部を第1方向に移動させる圧力室を含み、
    前記第2移動機構は、
    モータと、
    前記モータの回転力で前記打撃部を前記第2方向に移動させる変換機構と、
    前記モータの回転及び停止を制御する制御部と、
    を有し、
    作業者により操作可能な操作部材が設けられ、
    前記制御部は、前記押し付け部材が前記被打込材から離れていると前記モータを停止させ、前記操作部材が操作され、かつ、前記押し付け部材が前記被打込材に押し付けられていると前記モータを回転させる、請求項13記載の打込機。
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