JP2018162701A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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雄貴 鈴木
土屋 富久
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Abstract

【課題】添加弁の温度上昇を抑制しつつ、再生効率の低下や白煙の発生を抑制して触媒を再生できる内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。【解決手段】内燃機関に接続された排気通路に配置されたNOx吸蔵還元触媒と、前記排気通路に設けられて前記NOx吸蔵還元触媒の上流側から燃料を添加する添加弁と、前記内燃機関での空燃比をリッチ空燃比に制御したリッチ期間とリーン空燃比に制御したリーン期間とを交互に切り替えて前記NOx吸蔵還元触媒を再生する再生処理の実行中であるか否かを判定する再生判定部と、前記再生判定部の判定結果が肯定判定の場合に、前記リッチ期間での前記添加弁の温度を予測する予測部と、予測された前記温度が所定の閾値を超えたか否かを判定する温度判定部と、前記温度判定部の判定結果が肯定判定の場合、前記温度判定部の判定結果が否定判定の場合よりも、前記リッチ期間を短縮する期間制御部と、前記リッチ期間での前記添加弁による燃料の添加を禁止する禁止部と、を備えた内燃機関の制御装置。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関の排気を浄化する触媒に燃料を添加する添加弁により、触媒に流入する排気の空燃比をリッチ空燃比とリーン空燃比とに交互に切り替えて、触媒を再生する技術が知られている(特許文献1参照)。また、このような添加弁を冷却することを目的として、添加弁から添加剤を噴射する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2004−346793号公報 特開2015−121198号公報
例えば、内燃機関での空燃比がリッチ空燃比に制御されるリッチ期間とリーン空燃比に成業されるリーン期間とを交互に切り替えて、触媒を硫黄被毒から再生することが考えられる。このような触媒の再生中でのリッチ期間中に、添加弁を冷却するために添加弁から燃料が噴射されると、触媒に流入する排気の空燃比が変化して、再生効率の低下や白煙の発生などの影響を与える可能性がある。しかしながら、上記のリッチ期間中に、冷却を目的とする添加弁からの燃料の噴射を禁止すると、添加弁が高温になりすぎる可能性がある。
そこで本発明は、添加弁の温度上昇を抑制しつつ、再生効率の低下や白煙の発生を抑制して触媒を再生できる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、内燃機関に接続された排気通路に配置されたNOx吸蔵還元触媒と、前記排気通路に設けられて前記NOx吸蔵還元触媒の上流側から燃料を添加する添加弁と、前記内燃機関での空燃比をリッチ空燃比に制御したリッチ期間とリーン空燃比に制御したリーン期間とを交互に切り替えて前記NOx吸蔵還元触媒を再生する再生処理の実行中であるか否かを判定する再生判定部と、前記再生判定部の判定結果が肯定判定の場合に、前記リッチ期間での前記添加弁の温度を予測する予測部と、予測された前記温度が所定の閾値を超えたか否かを判定する温度判定部と、前記温度判定部の判定結果が肯定判定の場合、前記温度判定部の判定結果が否定判定の場合よりも、前記リッチ期間を短縮する期間制御部と、前記リッチ期間での前記添加弁による燃料の添加を禁止する禁止部と、を備えた内燃機関の制御装置によって達成できる。
本発明によれば、添加弁の温度上昇を抑制しつつ、再生効率の低下や白煙の発生を抑制して触媒を再生できる内燃機関の制御装置を提供できる。
図1は、エンジンシステムの概略構成図である。 図2は、ECUが実行する制御の一例を示したフローチャートである。 図3は、ECUが実行する制御を示したタイミングチャートの一例である。
図1は、エンジンシステム1の概略構成図である。エンジン20は、ディーゼルエンジンであり、ピストン24が収納されたシリンダブロック21上に設置されたシリンダヘッド22内の燃焼室23の内で混合気を燃焼させて、ピストン24を往復動させる。ピストン24の往復動は、クランクシャフト26の回転運動に変換される。また、エンジン20は直列4気筒のディーゼルエンジンである。エンジン20のシリンダヘッド22には、吸気ポートを開閉する吸気弁Viと、排気ポートを開閉する排気弁Veとが気筒ごとに設けられている。各気筒の吸気ポートは気筒毎の枝管を介してサージタンク18に接続されている。サージタンク18の上流側には吸気通路10が接続されており、吸気通路10の上流端にはエアクリーナ19が設けられている。そして吸気通路10には、上流側から順に、吸入空気量を検出するためのエアフローメータ15と、電子制御式のスロットルバルブ13とが設けられている。また、各気筒内には、燃焼室23内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁12が設置されている。燃料噴射弁12から噴射された燃料は吸入空気と混合されて混合気をなし、ピストン24で圧縮されて自己着火により燃焼させられる。
各気筒の排気ポートは気筒毎の枝管を介して排気通路30に接続されている。排気通路30には、NOx吸蔵還元触媒であるNSR(NOx Storage Reduction)触媒31と、NSR触媒31の下流側に、DPF(Diesel Paticulate Filter)32とが備えられている。なお、NSR触媒31およびDPF32の代わりにDPNR(Diesel Particulate−NOx Reduction system)触媒を用いてもよい。
NSR触媒31は、排気中に多量の酸素が存在している状態においてはNOxを吸蔵し、排気中の酸素濃度が低く、かつ還元成分(例えば燃料の未燃成分(HC))が多量に存在している状態においてはNOxをNO2若しくはNOに還元して放出する。NO2やNOとして放出されたNOxは、排気中のHCやCOと速やかに反応することによって更に還元されてN2となる。また、HCやCOは、NO2やNOを還元することで、自身は酸化されてH2OやCO2となる。即ち、NSR触媒31に導入される排気中の酸素濃度やHC成分を適宜調整することにより、排気中のHC、CO、NOxを浄化することができるようになっている。本実施例のものでは、この排気中の酸素濃度やHC成分の調整を上記燃料噴射弁12からの燃料噴射動作(アフター噴射、ポスト噴射)やスロットルバルブ13の開度制御によって行うようになっている。尚、アフター噴射やポスト噴射は、後述するようにNOx還元制御やS再生制御において、排気の空燃比(排気A/F)を調整したり、NSR触媒31の温度を上昇させたりするのに利用される。
DPF32は、例えば多孔質セラミック構造体で成り、排気ガスが多孔質の壁を通過する際に、この排気ガス中に含まれるPM(Paticulate Matter:粒子状物質)を捕集するようになっている。このDPF32には、DPF再生運転時に、上記捕集したPMを酸化・燃焼するための触媒(例えば白金等の貴金属を主成分とする酸化触媒)が担持されている。
また、排気通路30のNSR触媒31の上流側に、燃料添加弁34が設けられている。この燃料添加弁34は、ECU50により、必要に応じて排気中に燃料を添加する電子制御式の開閉弁である。また、排気通路30のNSR触媒31の上流側には、排気ガスの空燃比を検出するための空燃比センサ33が設置されている。空燃比センサ33は、いわゆる広域空燃比センサであり、比較的広範囲に亘る空燃比を連続的に検出可能で、その空燃比に比例した値の信号を出力する。
エンジンシステム1は、ECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び記憶装置等を備える。ECU50は、ROMや記憶装置に記憶されたプログラムを実行することによりエンジン20を制御する。またECU50は、後述する制御を実行する。この制御は、CPU、ROM、及びRAMにより機能的に実現される、再生判定部、予測部、温度判定部、期間制御部、及び禁止部により実現される。詳しくは後述する。
ECU50には、スロットルバルブ13及び燃料噴射弁12、燃料添加弁34等が電気的に接続されている。またECU50には、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ11、スロットルバルブ13のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ14、吸入空気量を検出するエアフローメータ15、空燃比センサ33、クランクシャフト26のクランク角を検出するクランク角センサ25、エンジン20の冷却水の温度を検出する水温センサ29や、その他の各種センサが図示されないA/D変換器等を介して電気的に接続されている。ECU50は、各種センサの検出値等に基づいて、所望の出力が得られるように、スロットルバルブ13、燃料噴射弁12等を制御し、点火時期、燃料噴射量、燃料噴射比率、燃料噴射時期、スロットル開度等を制御する。
次に、ECU50が実行するNOx還元制御及びS再生制御について説明する。最初に、NOx還元制御について説明する。NSR触媒31は、排気の空燃比がリーン空燃比となる雰囲気下で排気中のNOxを吸蔵し、NOxの吸蔵量は徐々に増大することにより、NSR触媒31のNOx吸蔵能力が低下する。そこで、NOx吸蔵量が所定の閾値に達した場合に、燃料噴射弁12からのポスト噴射やアフター噴射によって排気の空燃比を一時的にリッチ化させて、又は燃料添加弁34の噴射により、排気中の還元剤成分である燃料量を増大させる。これにより、NSR触媒31の周囲が還元雰囲気となって吸蔵されているNOxが放出され、NSR触媒31のNOx吸蔵能力が回復する。
次に、S再生制御について説明する。NSR触媒31では、NOxを吸蔵するのと同様のメカニズムで硫黄成分(SOx)の吸着が生じている。一旦、吸着されたSOxは、上記のNOx還元制御が行われても離脱せずに、NSR触媒31内に蓄積されていく。NSR触媒31でのSOxの蓄積量が増加すると、NSR触媒31のNOx吸蔵能力は低下し、NOx浄化率が低下する(S被毒)。
S再生制御は、このようなS被毒を解消する制御であり、NSR触媒31の雰囲気温度をおよそ600〜700℃の高温域まで昇温させるとともに、NSR触媒31に流入する排気の酸素濃度を低くする(排気の空燃比をリッチにする)ことにより、NSR触媒31に蓄積されているSOxを気体状のSO2等に還元する。本実施例では、上述した燃料噴射弁12によるアフター噴射やポスト噴射等の燃料噴射と、スロットルバルブ13の開度の制御とにより、エンジン20の筒内の混合気の空燃比がリッチ空燃比となるリッチ期間とリーン空燃比となるリーン期間とが交互に切り替えられる。これにより、空燃比がリッチである排気中の未燃燃料がNSR触媒31に供給され、NSR触媒31の周辺の排気の空燃比がリーンとなる雰囲気下で未燃燃料が酸化し、その反応熱によってNSR触媒31の床温度が効果的に上昇してS被毒が解消される。
上記のように、S再生制御の実行により、NSR触媒31での燃料の反応熱により、燃料添加弁34が高温になる。このため、熱の影響により燃料添加弁34の機能を維持することが困難になる可能性がある。そこで、ECU50は、上記のNOx還元制御やS再生制御とは別に、燃料添加弁34の機能を維持するために燃料添加弁34から間欠的に燃料を噴射して、燃料添加弁34の高温化を抑制する、冷却添加制御を実行する。
ここで、上述のようにエンジン20での空燃比が制御されてS再生制御が実行されている最中に、燃料添加弁34による冷却添加制御が実行されると、以下のような問題が生じる可能性がある。例えば、NSR触媒31周辺の雰囲気がリッチの場合に、燃料添加弁34から燃料が噴射されると、NSR触媒31に供給される燃料量が過剰となって、NSR触媒31の再生効率に影響を与える可能性がある。また、白煙が発生する可能性もある。そこで、本実施例でのECU50は、以下のような制御を実行する。
図2は、ECU50が実行する制御の一例を示したフローチャートである。この制御は、所定期間毎に繰り返し実行される。最初に、S再生制御の実行中であるか否かが判定される(ステップS1)。具体的には、S再生要求フラグを参照して判定される。S再生要求フラグがONの場合にはS再生制御の実行中であることを意味し、OFFの場合にはS再生制御の停止中であることを意味する。肯定判定の場合には、本制御は終了する。ステップS1の処理は、エンジン20での空燃比をリッチ空燃比に制御したリッチ期間とリーン空燃比に制御したリーン期間とを交互に切り替えてNSR触媒31を再生する再生処理の実行中であるか否かを判定する再生判定部が実行する処理の一例である。
ステップS1で肯定判定の場合には、現時点が、リッチ期間が開始されたタイミングであるか否かが判定される(ステップS3)。具体的には、吸入空気量及び燃料噴射量の変化に基づいて、判定される。
ステップS3で肯定判定の場合には、リッチ期間での燃料添加弁34の最高温度Tmが予測される(ステップS5)。具体的には、エンジン20の回転数や負荷、冷却水温度、予め設定されているリッチ期間の長さ、リッチ期間でのリッチ空燃比、リッチ期間当初での燃料添加弁34の温度等に基づいて、予め設定されたリッチ期間での最高温度Tmが規定されたマップ又は算出式により予測される。リッチ期間当初での燃料添加弁34の温度は、エンジン20の回転数や負荷、リッチ期間となる直前のリーン期間の長さやリーン期間でのリーン空燃比に基づいて、推定される。ステップS5の処理は、ステップS1及びS3で肯定判定の場合に、リッチ期間での燃料添加弁34の温度を予測する予測部が実行する処理の一例である。
次に、最高温度Tmが所定の閾値Tcよりも大きいか否かが判定される(ステップS7)。閾値Tcは、燃料添加弁34の耐熱性等を考慮して定められており、燃料添加弁34の機能に影響がでない上限温度よりも所定のマージンだけ低い値に設定されている。ステップS7で否定判定の場合については、後述する。ステップS7の処理は、予測された最高温度Tmが所定の閾値Tcを超えたか否かを判定する温度判定部が実行する処理の一例である。
ステップS7で肯定判定の場合には、リッチ期間を短縮する短縮期間tsが算出される(ステップS9)。このリッチ期間の短縮期間tsは、最高温度Tm及び閾値Tcの差分が大きいほど、即ち、最高温度Tmが閾値Tcよりも高いほど、長期となるように算出される。短縮期間tsは、短縮後のリッチ期間中での燃料添加弁34の最高温度が閾値Tcを超えないように算出される。短縮期間tsは、最高温度Tm及び閾値Tcの差分に応じて規定されたマップ又は算出式により算出される。尚、短縮期間tsは、予め設定されているリッチ期間を超えないように算出される。ステップS9の処理は、ステップS7の判定結果が肯定判定の場合、ステップS7の判定結果が否定判定の場合よりも、リッチ期間を短縮する期間制御部が実行する処理の一例である。
次に、算出された短縮期間tsに基づいて、リッチ期間が短縮される(ステップS11)。具体的には、予め設定されたリッチ期間から算出された短縮期間tsだけ短縮される。尚、ステップS3又はS7で否定判定の場合には、ステップS9及びS11の処理は実行されずに、後述するステップS13の処理が実行される。即ち、ステップS7で否定判定の場合には、リッチ期間の短縮は実行されない。
次に、リッチ期間中であるか否かが判定される(ステップS13)。否定判定の場合には、燃料添加弁34の冷却添加が許可される(ステップS15)。即ち、リーン期間であれば燃料添加弁34の冷却添加が許容される。肯定判定の場合、即ち、リッチ期間中では、燃料添加弁34の冷却添加は禁止される(ステップS17)。尚、冷却添加が禁止されると、冷却添加禁止フラグがONに切り換えられる。冷却添加が許可されると、冷却添加禁止フラグはOFFに切り換えられる。
以上のように、最高温度Tmが高温の場合には、冷却添加が禁止されるリッチ期間が短縮される。これにより、燃料添加弁34の添加弁の温度上昇が抑制される。また、リッチ期間中では、冷却添加が禁止されるため、NSR触媒31の再生効率の低下や、白煙の発生を抑制してNSR触媒31をS再生できる。
図3は、ECU50が実行する制御を示したタイミングチャートの一例である。図3には、エンジン20での空燃比、排気温度、吸入空気量、燃料添加弁34の温度、及び冷却添加禁止フラグの状態を示している。また、図3では、本実施例での制御のタイミングチャートと共に、本実施例とは異なりリッチ期間が短縮されない比較例の場合でのタイミングチャートとを示している。尚、比較例では、リッチ期間の短縮は行われないが、リッチ期間での冷却添加制御は、本実施例と同様に禁止される。図3では、本実施例での空燃比等の変化を実線で示し、比較例での空燃比などの変化を点線で示している。
まず、比較例でのタイミングチャートについて説明する。時刻t1でリーン期間からリッチ期間に切り替えられると、排気温度及び吸入空気量は低下し、冷却添加禁止フラグはOFFからONに切り替えられる。このため、リーン期間で許容されていた冷却添加制御は、リッチ期間で禁止されて燃料添加弁34の温度が上昇し始め、リッチ期間が終了する時刻t3前に燃料添加弁34の温度が閾値Tcを超える。また、時刻t3でリッチ期間からリーン期間に切り替えられると、排気温度及び吸入空気量は上昇し、冷却添加禁止フラグはONからOFFに切り替えられて冷却添加制御が許可されて燃料添加弁34の温度は低下する。時刻t5で再びリーン期間からリッチ期間に切り替えられると、冷却添加禁止フラグはOFFからONに切り替えられて冷却添加制御が禁止され、再び燃料添加弁34の温度がリッチ期間中に閾値Tcを超える。このように、リッチ期間において、常に燃料添加弁34の温度が高温となり、燃料添加弁34の熱の影響を受ける可能性がある。
次に、本実施例でのタイミングチャートについて説明する。時刻t1でリーン期間からリッチ期間に切り替えられると、最高温度Tmが予測され、予測された最高温度Tmが閾値Tcより大きいと、リッチ短縮期間tsが算出される。これにより、予め設定されたリッチ期間からリッチ短縮期間tsだけ短縮され、燃料添加弁34の温度が閾値Tcを超える前の時刻t2で、リッチ期間からリーン期間に切り換えられる。従って、時刻t2で、冷却添加禁止フラグはONからOFFに切り換えられてリーン期間で冷却添加が許可される。このため、燃料添加弁34の温度上昇が抑制されている。
また、本実施例では時刻t2で冷却添加が許可されるため、時刻t3で冷却添加が許可される比較例の場合よりも燃料添加弁34の温度が低い時点で、冷却添加が実行される。このため、本実施例では、再びリーン期間からリッチ期間に切り替えられる時刻t4での燃料添加弁34の温度も低くなっている。従って、時刻t4から時刻t5でのリッチ期間中では、燃料添加弁34の温度は閾値Tcを超えずに、このリッチ期間は短縮されない。このように、リッチ期間中での燃料添加弁34の最高温度Tmが閾値Tc以下の場合には、リッチ期間は短縮されないため、NSR触媒31のS再生の実行性をも確保されている。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施例では、リッチ期間での燃料添加弁34の最高温度Tmが閾値Tcよりも大きい場合に、リッチ期間を短縮していたが、これに限定されない。例えば、リッチ期間での燃料添加弁34の平均温度を推定し、平均温度が所定の閾値よりも大きい場合に、リッチ期間を短縮してもよい。
1 エンジンシステム
20 エンジン(内燃機関)
30 排気通路
31 NSR触媒(NOx吸蔵還元触媒)
34 燃料添加弁
50 ECU(再生判定部、予測部、温度判定部、期間制御部、禁止部)

Claims (1)

  1. 内燃機関に接続された排気通路に配置されたNOx吸蔵還元触媒と、
    前記排気通路に設けられて前記NOx吸蔵還元触媒の上流側から燃料を添加する添加弁と、
    前記内燃機関での空燃比をリッチ空燃比に制御したリッチ期間とリーン空燃比に制御したリーン期間とを交互に切り替えて前記NOx吸蔵還元触媒を再生する再生処理の実行中であるか否かを判定する再生判定部と、
    前記再生判定部の判定結果が肯定判定の場合に、前記リッチ期間での前記添加弁の温度を予測する予測部と、
    予測された前記温度が所定の閾値を超えたか否かを判定する温度判定部と、
    前記温度判定部の判定結果が肯定判定の場合、前記温度判定部の判定結果が否定判定の場合よりも、前記リッチ期間を短縮する期間制御部と、
    前記リッチ期間での前記添加弁による燃料の添加を禁止する禁止部と、を備えた内燃機関の制御装置。
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