JP2003254041A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2003254041A JP2002053658A JP2002053658A JP2003254041A JP 2003254041 A JP2003254041 A JP 2003254041A JP 2002053658 A JP2002053658 A JP 2002053658A JP 2002053658 A JP2002053658 A JP 2002053658A JP 2003254041 A JP2003254041 A JP 2003254041A
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忍 石山
Kotaro Hayashi
孝太郎 林
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尚史 曲田
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Daisuke Shibata
大介 柴田
Takahiro Oba
孝宏 大羽
Akihiko Negami
秋彦 根上
Tomoyuki Ono
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関の排気浄化装置において、広範囲の運
転領域でフィルタの詰まりを検出することができる技術
を提供する。 【解決手段】排気中の粒子状物質を一時捕獲可能なフィ
ルタ5と、フィルタ5の少なくとも上流の圧力を検出す
る圧力検出手段7と、内燃機関1に吸入される新気の量
を検出する吸入空気量検出手段3と、圧力検出手段7に
より検出された圧力を吸入空気量検出手段3により検出
された新気の量で除した値でフィルタ5の詰まり度合い
を判定する詰まり判定手段11と、を具備し、圧力検出
手段7及び吸入空気量検出手段3の検出値の変動を除去
した値にてフィルタ5の詰まり検出を行った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気浄
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは経済性に優れてい
る反面、排気中に含まれる浮遊粒子状物質である煤に代
表されるパティキュレートマター(Particulate Matte
r:以下特に断らない限り「PM」という。)の除去が
重要な課題となっている。このため、大気中にPMが放
出されないようにディーゼルエンジンの排気系にPMの
捕集を行うパティキュレートフィルタ(以下、単に「フ
ィルタ」とする)を設ける技術が知られている。
【0003】このフィルタにより排気中のPMが一旦捕
集され大気中へ放出されることを防止することができ
る。しかし、フィルタに捕集されたPMが該フィルタに
堆積するとフィルタの目詰まりを発生させることがあ
る。この目詰まりが発生すると、フィルタ上流の排気の
圧力が上昇し内燃機関の出力低下やフィルタの毀損を誘
発する虞がある。このようなときには、フィルタ上に堆
積したPMを着火燃焼せしめることにより該PMを除去
することができる。このようにフィルタに堆積したPM
を除去することをフィルタの再生という。
【0004】このようなフィルタの再生において、例え
ば特開平5−288037号公報では、フィルタの前後
差圧から複数回のフィルタ再生後の詰まり度の平均値を
検出し、その値に応じて再生時期を補正している。ここ
で、複数回のフィルタ再生後においてフィルタ詰まり度
平均値に、新品時のフィルタ詰まり度、又はフィルタ使
用初期の詰まり度と差が生じるならば、その変化分はフ
ィルタに捕集された灰分に起因するものと見ることがで
きる。従って、走行距離から灰分が寄与する詰まり度変
化を類推するのではなく、複数回のフィルタ再生後のフ
ィルタつまり度平均値を検出することで、直接的に灰分
に起因する詰まり度変化を検知し、フィルタ再生時期を
補正している。このようにして、補正されるフィルタ再
生時期を適正なものとすることができ毎回のPM捕集量
が一定化し安定した再生を実施することが可能となって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルタ前後
の差圧のみを用いてフィルタ詰まりを検出する方法で
は、減速時やアイドル時、定常運転時等の特定の運転条
件に限り判定を行うことが可能であるが、その他の運転
状態において詰まり判定を行うことは困難である。詰ま
り判定が長期間なされないまま多量のPMが堆積する
と、次回フィルタ再生時に多量のPMが燃焼することに
よりフィルタが過熱し、該フィルタに熱劣化が発生する
虞がある。
【0006】本発明は、上記したような問題点に鑑みて
なされたものであり、内燃機関の排気浄化装置におい
て、広範囲の運転領域でフィルタの詰まりを検出するこ
とができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明の内燃機関の排気浄化装置は、以下の手段を採
用した。即ち、第1の発明は、排気中の粒子状物質を一
時捕獲可能なフィルタと、前記フィルタの少なくとも上
流の圧力を検出する圧力検出手段と、内燃機関に吸入さ
れる新気の量を検出する吸入空気量検出手段と、前記圧
力検出手段により検出された圧力を前記吸入空気量検出
手段により検出された新気の量で除した値で前記フィル
タの詰まり度合いを判定する詰まり判定手段と、を具備
することを特徴とする。
【0008】本発明の最大の特徴は、内燃機関の排気浄
化装置において、前記圧力検出手段により検出された圧
力を前記吸入空気量検出手段により検出された新気の量
で除した値を用いることにより運転状態に起因したセン
サ出力の変動を除去し、加減速時においても詰まり判定
を精度良く行うことにある。
【0009】このように構成された内燃機関の排気浄化
装置では、圧力検出手段によりフィルタ前の圧力、若し
くはフィルタ前後の差圧が検出される。ここで、圧力検
出手段により検出された値は加減速時には大きく変動す
るため、この値のみに基づいてフィルタの詰まりを判定
することは困難である。しかし、圧力検出手段により検
出される圧力は、吸入空気量と相関関係があるため、圧
力検出手段の検出値を吸入空気量検出手段の検出値で除
することにより、運転状態の変化に起因した変動分を除
去することが可能となる。これにより、加減速時であっ
てもフィルタの詰まり度合いを表す値を得ることが可能
となり、フィルタの詰まりを判定することが可能とな
る。
【0010】上記課題を達成するために本発明の内燃機
関の排気浄化装置は、以下の手段を採用した。即ち、第
2の発明は、排気中の粒子状物質を一時捕獲可能なフィ
ルタと、前記フィルタの少なくとも上流の圧力を検出す
る圧力検出手段と、内燃機関に吸入される新気の量を検
出する吸入空気量検出手段と、前記フィルタに流入する
排気の温度を検出する排気温度検出手段と、前記圧力検
出手段により検出された圧力を前記排気温度検出手段に
より検出された排気の温度に基づいて基準となる状態に
おける圧力に補正する圧力補正手段と、前記圧力補正手
段により補正された圧力を前記吸入空気量検出手段によ
り検出された新気の量で除した値で前記フィルタの詰ま
り度合いを判定する詰まり判定手段と、を具備すること
を特徴とする。
【0011】本発明の最大の特徴は、内燃機関の排気浄
化装置において、前記圧力検出手段により検出された圧
力に温度補正を加えた値を前記吸入空気量検出手段によ
り検出された新気の量で除した値を用いることにより運
転状態に起因したセンサ出力の変動を除去し、加減速時
においても詰まり判定を精度良く行うことにある。
【0012】このように構成された内燃機関の排気浄化
装置では、圧力検出手段によりフィルタ前の圧力、若し
くはフィルタ前後の差圧が検出される。また、排気の温
度が変動すると圧力検出手段により検出される圧力も変
動するため、圧力補正手段は、排気の温度に基づいて検
出された圧力を基準状態における圧力に換算する。
【0013】ここで、圧力補正手段により検出された圧
力値は加減速時には大きく変動するため、この値のみに
基づいてフィルタの詰まりを判定することは困難であ
る。しかし、圧力補正手段により補正される圧力値は、
吸入空気量と相関関係があるため、圧力補正手段により
補正された圧力値を吸入空気量検出手段により検出され
た値で除することにより、運転状態の変化に起因した変
動分を除去することが可能となる。これにより、加減速
時であってもフィルタの詰まり度合いを表す値を得るこ
とが可能となり、フィルタの詰まりを判定することが可
能となる。
【0014】本発明においては、前記詰まり判定手段
は、車両の加速度が所定範囲外のときに求められた値を
除外してフィルタの詰まり判定を行うことができる。こ
こで、急加速時若しくは急減速時には、脈動波や応答遅
れにより吸入空気量とフィルタ前圧力との間の相関関係
が成立しなくなることがある。従って、このときの値を
除外することにより誤判定を防止することが可能とな
る。
【0015】本発明においては、前記詰まり判定手段
は、吸入空気量検出手段により検出された値が所定値以
下のときに求められた値を除外してフィルタの詰まり判
定を行うことができる。ここで、吸入空気量が少ないと
きには、吸入空気に伝播する脈動波の影響が大きいため
に、吸入空気量を誤検出する虞がある。従って、このと
きの値を除外することにより誤判定を防止することが可
能となる。
【0016】本発明においては、前記詰まり判定手段
は、平均化処理を行った値を用いて詰まり判定を行うこ
とができる。このように構成された内燃機関の排気浄化
装置では、残存する変動分を小さくすることが可能とな
る。平均化処理は、例えばなまし、平均化等により行う
ことが可能である。
【0017】本発明においては、前記フィルタは、窒素
酸化物を窒素に還元するNOx触媒を担持することがで
きる。ここで、NOx触媒を担持させることによりフィ
ルタに捕集された粒子状物質を容易に除去することが可
能となる。しかも、フィルタの詰まり判定を行うとき
に、吸入空気量を増量する必要がないので、粒子状物質
の連続再生能力を維持することが可能となる。
【0018】本発明においては、前記詰まり判定手段
は、前記判定値の変化割合を求め、その変化割合が所定
値以上の場合にはフィルタに捕集された粒子状物質の除
去を行う間隔を短くすることができる。このように構成
された内燃機関の排気浄化装置では、連続してフィルタ
の詰まり判定が可能であるため、フィルタの詰まりを早
期に検出しフィルタに捕集された粒子状物質を除去する
ことにより、フィルタに過度に粒子状物質が堆積するこ
とを抑制することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本実施の形態に係るエン
ジンとその吸排気系の概略構成を示す図である。
【0020】図1に示す内燃機関1は、水冷式の4サイ
クル・ディーゼル機関である。
【0021】内燃機関1には、吸気管2が接続されてお
り、該吸気管2の途中には、該吸気管2内を流通する吸
気の質量に対応した電気信号を出力するエアフローメー
タ3が取り付けられている。
【0022】一方、内燃機関1には、排気管4が接続さ
れ、該排気管4の途中には、吸蔵還元型NOx触媒を担
持したパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタ
という。)5が設けられている。前記フィルタ5より上
流の排気管4には、該排気管4内を流通する排気の温度
に対応した電気信号を出力する排気温度センサ6が取り
付けられている。また、フィルタ5上流には排気を導入
する上流側導入管7aの一端が接続され、フィルタ5下
流には下流側導入管7bの一端が接続される。上流側導
入管7aの他端及び下流側導入管7bの他端は差圧セン
サ7に接続されている。差圧センサ7は、上流側導入管
7a及び下流側導入管7bから導入された排気の差圧に
対応した電気信号を出力する。
【0023】以上述べたように構成された内燃機関1に
は、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット
(ECU:Electronic Control Unit)11が併設され
ている。このECU11は、内燃機関1の運転条件や運
転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユ
ニットである。
【0024】ECU11には、各種センサが電気配線を
介して接続され、上記した各種センサの出力信号がEC
U11に入力されるようになっている。また、前記EC
U11は、各種アプリケーションプログラム及び各種制
御マップを記憶している。
【0025】ところで、フィルタ5に捕集されたPMが
該フィルタ5に堆積するとフィルタ5の目詰まりを発生
させることがある。この目詰まりが発生すると、フィル
タ5上流の排気の圧力が上昇し内燃機関1の出力低下や
フィルタ5の毀損を誘発する虞がある。このようなとき
には、フィルタ5上に堆積したPMを除去するフィルタ
5の再生を行う必要がある。
【0026】このようなフィルタの再生を行う方法とし
ては、排気中への燃料添加や、再循環するEGRガス量
を増大させて煤の発生量が増加して最大となった後に、
更にEGRガス量を増大させる低温燃焼(特許第311
6876号)、機関出力のための燃料を噴射させる主噴
射の後の膨張行程中に再度燃料を噴射させる副噴射等の
方法が考えられる。
【0027】尚、本実施の形態では、フィルタ5より上
流の排気管4を流通する排気中に還元剤たる燃料(軽
油)を添加する還元剤供給機構を備え、この還元剤供給
機構から排気中へ燃料を添加することにより、フィルタ
5に流入する排気の酸素濃度を低下させてフィルタ5の
再生を行うようにした。
【0028】還元剤供給機構は、図1に示されるよう
に、その噴孔が排気管4内に臨むように取り付けられ、
ECU11からの信号により開弁して燃料を噴射する還
元剤噴射弁8と、燃料ポンプ9から吐出された燃料を前
記還元剤噴射弁8へ導く還元剤供給路10と、を備えて
いる。
【0029】このような還元剤供給機構では、燃料ポン
プ9から吐出された高圧の燃料が還元剤供給路10を介
して還元剤噴射弁8へ印加される。そして、ECU11
からの信号により該還元剤噴射弁8が開弁して排気管4
内へ還元剤としての燃料が噴射される。
【0030】次に、排気中への燃料添加によるフィルタ
5の再生制御について説明する。
【0031】再生制御では、ECU11は、フィルタ5
に流入する排気中に燃料を添加する燃料添加制御を実行
する。
【0032】ECU11は、還元剤噴射弁8から還元剤
たる燃料を噴射させるべく該還元剤噴射弁8を制御する
ことにより、フィルタ5に流入する排気の空燃比を一時
的に所定の目標空燃比とする。
【0033】具体的には、ECU11は、機関回転数、
アクセル開度、エアフローメータ3の出力信号値(吸入
空気量)、燃料噴射量等を読み出す。更に、ECU11
は、前記した機関回転数とアクセル開度と吸入空気量と
燃料噴射量とをパラメータとして還元剤添加量制御マッ
プへアクセスし、排気の空燃比を予め設定された目標空
燃比とする上で必要となる還元剤の添加量(目標添加
量)を算出する。
【0034】続いて、ECU11は、前記目標添加量を
パラメータとして流量調整弁制御マップへアクセスし、
還元剤噴射弁8から目標添加量の還元剤を噴射させる上
で必要となる還元剤噴射弁8の開弁時間(目標開弁時
間)を算出する。
【0035】還元剤噴射弁8の目標開弁時間が算出され
ると、ECU11は、還元剤噴射弁8を開弁させる。
【0036】ECU11は、還元剤噴射弁8を開弁させ
た時点から前記目標開弁時間が経過すると、還元剤噴射
弁8を閉弁させる。
【0037】このように還元剤噴射弁8が通常目標開弁
時間だけ開弁されると、通常目標添加量の燃料が還元剤
噴射弁8から排気管4内へ噴射されることになる。そし
て、還元剤噴射弁8から噴射された還元剤は、排気管4
の上流から流れてきた排気と混ざり合って目標空燃比の
混合気を形成してフィルタ5に流入する。
【0038】この結果、フィルタ5に流入する排気は、
比較的に短い周期で酸素濃度が変化することになる。そ
して、フィルタ5に流入した燃料により活性酸素が放出
されることによって、PMが酸化されやすいものに変質
し単位時間あたりの酸化除去可能量が向上する。また、
燃料添加により、触媒の酸素被毒が除去され、触媒の活
性が上がるため活性酸素を放出し易くなる。更に、燃料
の酸化反応によりフィルタ5の温度が上昇する。そし
て、活性酸素によりPMは酸化燃焼され除去される。
【0039】ところで、フィルタ5に担持された吸蔵還
元型NOx触媒は、該NOx触媒に流入する排気の酸素濃
度が高いときは排気中の窒素酸化物(NOx)を吸蔵
し、一方、該NOx触媒に流入する排気の酸素濃度が低
下したときは吸蔵していたNOxを放出する。その際、
排気中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等の還
元成分が存在していれば、NOx触媒は、該NOx触媒か
ら放出された窒素酸化物(NOx)を窒素(N2)に還元
せしめることができる。
【0040】ここで、内燃機関1が希薄燃焼運転されて
いる場合は、内燃機関1から排出される排気の空燃比が
リーン雰囲気となり排気の酸素濃度が高くなるため、排
気中に含まれる窒素酸化物(NOx)がNOx触媒に吸蔵
されることになるが、内燃機関1の希薄燃焼運転が長期
間継続されると、NOx触媒のNOx吸蔵能力が飽和し、
排気中の窒素酸化物(NOx)がNOx触媒にて除去され
ずに大気中へ放出されてしまう。
【0041】従って、内燃機関1が希薄燃焼運転されて
いる場合は、NOx触媒のNOx吸蔵能力が飽和する前に
NOx触媒に還元剤を供給し、NOx触媒に吸蔵された窒
素酸化物(NOx)を還元させる必要がある。
【0042】このような還元剤を供給する方法として
も、前記排気中への燃料添加等を行うことができる。こ
のような方法により、フィルタ5に還元剤が供給される
と、NOxが還元されると共に前記したようにPMが酸
化除去される。
【0043】ところで、フィルタに所定量以上のPMが
捕獲された後にフィルタの再生処理を行うと、捕獲され
たPMが燃焼するときに発生する熱によりフィルタが過
熱し熱劣化を生じる虞がある。従って、所定量以上のP
Mが捕獲される前にフィルタの再生を行う必要があり、
フィルタの再生時期を精度良く求めることが重要とな
る。
【0044】ここで、従来の内燃機関の排気浄化装置で
は、フィルタの再生を行う時期をフィルタ前後の差圧若
しくは吸入空気量に基づいて定めていた。即ち、内燃機
関がアイドル状態、減速状態、定常状態等の特定の運転
状態にあるときのフィルタ前後の差圧が、所定の値より
も大きくなった場合、若しくは、所定の運転状態にある
ときの吸入空気量が所定の値よりも小さくなった場合に
フィルタに詰まりが発生していると判定していた。
【0045】このような判定方法では、加減速時にはセ
ンサ等の変動が大きくなり、所定の運転状態以外でフィ
ルタの詰まりを判定することは困難である。また、例え
ば、減速時にフィルタ前後の差圧を用いて判定を行う場
合には、EGR弁を閉弁し、吸気絞り弁を開弁して吸入
空気量を増大させて差圧の検出精度を向上させることが
あるが、このような状態ではフィルタの床温が低下し易
く、PMの連続再生能力が低下してフィルタにPMが堆
積してしまう虞がある。
【0046】そこで、本実施の形態では、フィルタ前後
の差圧を吸入空気量で除した値に基づいてフィルタの詰
まり判定を行う。ここで、フィルタ前後の差圧は差圧セ
ンサ7により検出され、吸入空気量はエアフローメータ
3により検出されるが、どちらの値も加減速時に変動す
るため、どちらかの値を単独で用いて詰まり判定を行う
ことは困難である。しかし、フィルタ前後の差圧と吸入
空気量とには、相関関係があるため、フィルタ前後の差
圧を吸入空気量で除すると、加減速に起因したセンサ出
力の変動が除去され、加減速時であってもフィルタの詰
まり度合いを表す数値を得ることができる。
【0047】尚、本実施の形態では、差圧センサ7の出
力値をそのまま用いないで排気温度によりその値を基準
状態の圧力に換算して用いている。これは、排気の温度
が変動すると、排気の量が変動しなくてもフィルタ前後
の差圧が変動するからである。これにより、排気温度の
変動が大きい運転状態であっても精度の良い詰まり判定
を行うことができる。ここで、排気の温度は排気温度セ
ンサ6の出力信号により求める。フィルタ5前後の差圧
ΔPは、排気温度センサ6によって検出される排気温度
より基準状態における差圧ΔP’に換算される。このと
きの換算式は、予め実験等により求めておいても良い。
【0048】また、本実施の形態では、所定の加速度の
範囲外である急加減速が行われた場合のセンサ出力値は
除外する。これは、エアフローメータ3から差圧センサ
7までの経路が長いため、エアフローメータ3で検出さ
れた吸入空気量が差圧センサ7で検出されるまでに時間
を要し、相関関係が成立しなくなるので、センサ出力の
変動を除去することが困難となるためである。また、排
気管4に発生する脈動によって差圧センサ7の出力のみ
が変動するため詰まり判定が困難となるためである。
【0049】更に、本実施の形態では、機関回転数が低
いときのセンサ出力値は除外して詰まり判定を行う。こ
れは、吸入空気量が少ない状態では、吸気脈動波の振幅
が大きくエアフローメータ3の出力信号が変動するから
である。特に、吸気絞り弁を備えないディーゼル機関で
は、吸気絞り弁により脈動波が遮断されないためその影
響が大きくなる。
【0050】一方、本実施の形態では、フィルタ5前後
の差圧を排気温度で補正し更に吸入空気量で除した値に
平均化処理を加えて詰まり判定を行う。これにより、ノ
イズ等によるセンサの検出不良若しくは出力変動等をあ
る程度除去することができ、詰まり判定の精度を向上さ
せることができる。ここで、本実施の形態では、例え
ば、0.1秒毎に補正後の差圧ΔP’を算出し、200
乃至300の重みづけにてなまし(指数平均)を行う。
若しくは、0.1秒毎に補正後の差圧ΔP’を算出し、
200乃至300のデータを平均化(加算平均)する。
または、1秒毎に補正後の差圧ΔP’を算出し、今まで
のデータの20分の19と新たに算出されたデータの2
0分の1を加算するなましを行っても良い。
【0051】尚、本実施形態では、フィルタ5前後の差
圧を排気温度で補正し更に吸入空気量で除した値が所定
値以上となった場合にフィルタ5に詰まりが発生する虞
があるとしてPM再生を行う。この判定条件となる所定
値は、予め実験等により求めておくことが可能である。
【0052】ここで、図2は、車速の推移に対する、フ
ィルタ前後差圧ΔP、吸入空気量Ga、吸入空気量Ga
あたりの補正差圧ΔP’、吸入空気量Gaあたりの補正
差圧ΔP’をなました値、吸入空気量Gaあたりの補正
差圧ΔP’をなました値であって急加減速及びアイドル
時の値を除外したものを指し示す図である。
【0053】領域は、車両が停止している状態であ
り、アイドル状態である。このときには、差圧ΔP及び
吸入空気量Gaの変動が大きい。また、差圧ΔPと吸入
空気量Gaとに相関がないため、差圧ΔP’を吸入空気
量Gaで除した値の変動も大きくなっている。従って、
精度の良い詰まり判定が困難となるため、詰まり判定時
にはこのときの値を除外している。
【0054】領域は、車両が緩やかに加速している状
態である。このときには、差圧ΔPと吸入空気量Gaと
には相関関係があるため、差圧ΔP’を吸入空気量Ga
で除した値の変動が小さくなっている。更に、なまし処
理を行うことにより変動を小さくすることができ、詰ま
り判定を行うことが可能となる。
【0055】領域は、車両が一定の速度で走行してい
る定常状態である。このときには、差圧ΔPと吸入空気
量Gaとには相関関係があるため、差圧ΔP’を吸入空
気量Gaで除した値の変動が小さくなっている。更に、
なまし処理を行うことにより変動を小さくすることがで
き、詰まり判定を行うことが可能となる。
【0056】領域は、車両が急加速している状態であ
る。このときには、差圧ΔPと吸入空気量Gaとに相関
がないため、差圧ΔP’を吸入空気量Gaで除した値の
変動が大きくなっている。従って、精度の良い詰まり判
定が困難となるため、詰まり判定時にはこのときの値を
除外している。
【0057】領域は、定常状態であり領域と同様で
ある。
【0058】領域は、車両が緩やかに減速している状
態である。このときには、差圧ΔPと吸入空気量Gaと
には相関関係があるため、差圧ΔP’を吸入空気量Ga
で除した値の変動が小さくなっている。更に、なまし処
理を行うことにより変動を小さくすることができ、詰ま
り判定を行うことが可能となる。
【0059】領域は、アイドル状態であり領域と同
様である。
【0060】このように、本実施の形態では、図2の車
両状態において領域、、、でフィルタの詰まり
判定が可能である。
【0061】次に、本実施の形態によるPM詰まり判定
方法のフローを説明する。
【0062】図3は、本実施の形態によるPM詰まり判
定方法のフローを示すフローチャート図である。
【0063】ステップS101では、フィルタ5の前後
差圧ΔP、機関吸入空気量Ga、フィルタ5上流の排気
温度T、車両速度Vが検出される。
【0064】ステップS102では、排気温度Tに基づ
いてフィルタ前後差圧ΔPを標準状態における差圧に換
算し、補正差圧ΔP’を算出する。
【0065】ステップS103では、吸入空気量当たり
のフィルタ前後差圧(ΔP’/Ga)を算出する。
【0066】ステップS104では、差圧検出条件が成
立しているか否か判定する。差圧検出条件として、吸入
空気量Gaが所定値よりも大きいか否か判定される。こ
こで、所定値とは、アイドル時の吸入空気量Gaであり
予め実験等により求めておく。更に、差圧検出条件とし
て、車両の加速度が所定の範囲内であるか否かも判定さ
れる。車両の加速度は、スピードセンサ(図示省略)か
らの信号により得られる車両速度の変化率を算出するこ
とにより得られる。所定の範囲となる加速度は、予め実
験等により求めておく。
【0067】ステップS104で肯定判定がなされた場
合にはステップS105へ進み、一方、否定判定がなさ
れた場合には本ルーチンを終了する。
【0068】ステップS105では、ステップS103
で算出された吸入空気量当たりのフィルタ前後差圧(Δ
P’/Ga)になまし処理(平均化処理)を行う。なま
し処理後のフィルタ前後差圧を(ΔP’/Ga)ave
とする。
【0069】ステップS106では、ステップS105
でなまし処理が行われた吸入空気量当たりのフィルタ前
後差圧(ΔP’/Ga)aveが所定値よりも大きいか
否か判定する。ここで、予め実験等によりフィルタ5に
詰まりが発生したときの値を求めておき、それよりも小
さい数値を判定条件となる所定値としてECU11に記
憶させておく。
【0070】ステップS106で肯定判定がなされた場
合にはステップS107へ進み、一方、否定判定がなさ
れた場合には本ルーチンを終了させる。
【0071】ステップS107では、PM再生制御が行
われる。ECU11は、フィルタ5に還元剤を供給し、
堆積したPMを酸化除去する。
【0072】このようにして、フィルタ5のPM再生時
期を求め、PM再生制御を実行することが可能となる。
【0073】ここで、従来の内燃機関の排気浄化装置で
は、限られた運転状態においてPM再生時期を求めるこ
とができた。
【0074】しかし、フィルタ再生時期の判定に適した
運転状態にならないと詰まり判定を行うことができず、
多量のPMがフィルタに堆積する虞があった。
【0075】その点、本実施の形態による内燃機関の排
気浄化装置では、加減速時であっても精度良くフィルタ
のPM再生時期を求めることができる。
【0076】尚、本実施の形態では、フィルタ前後の差
圧ΔPを排気温度Tで補正し更に吸入空気量Gaで除し
た値が所定値以上の速さで変化した場合には、PM再生
の間隔を短くしても良い。ここで、従来の内燃機関の排
気浄化装置では、所定の運転条件においてフィルタの詰
まり判定を行っていたため、その条件外で運転されてい
る場合にスモーク等の発生により、急激にフィルタの詰
まりが進行してもそれを検出することができなかった。
従って、多量のPMがフィルタに堆積する虞があった。
【0077】その点、本実施の形態による内燃機関の排
気浄化装置では、加速状態等においても連続的に詰まり
判定を行うことができ、フィルタの詰まり度合いの変化
率を求めることができる。詰まり度合いが所定速度以上
で変化した場合には、フィルタ再生間隔を短くしてフィ
ルタ5に多量のPMが堆積することを抑制することがで
きる。このようにして、PM除去時のフィルタの過熱を
抑制することができる。
【0078】尚、本実施の形態では、フィルタ前後の差
圧を用いたが、これに代えてフィルタ上流の圧力を用い
ても良い。
【0079】以上説明したように、本実施の形態による
内燃機関の排気浄化装置では、吸入空気量当たりのフィ
ルタ前後差圧が所定値以上となった場合には、フィルタ
に詰まりが発生する虞があると判定することができる。
【0080】
【発明の効果】本発明に係る内燃機関の排気浄化装置で
は、フィルタ上流の圧力若しくはフィルタ前後の差圧を
吸入空気量で除した値が所定値よりも大きい場合にフィ
ルタに詰まりが発生すると判定することができる。これ
によりフィルタに堆積した粒子状物質を除去する時期を
精度良く求めることができる。従って、フィルタに多く
の粒子状物質が堆積してしまい、該粒子状物質を燃焼除
去するときに発生する熱によりフィルタが過熱すること
を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る内燃機関の排気浄
化装置を適用するエンジンとその吸排気系とを併せ示す
概略構成図である。
【図2】 車速とセンサ出力値及び判定値との推移を指
し示したタイムチャート図である。
【図3】 PM詰まり判定方法のフローを示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1・・・・内燃機関 2・・・・吸気管 3・・・・エアフローメータ 4・・・・排気管 5・・・・パティキュレートフィルタ 6・・・・排気温度センサ 7・・・・差圧センサ 8・・・・還元剤噴射弁 9・・・・燃料ポンプ 10・・・還元剤供給路 11・・・ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F01N 3/28 301C 3/28 301 B01D 46/42 A // B01D 46/42 53/36 103B 103C (72)発明者 林 孝太郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 曲田 尚史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小林 正明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 柴田 大介 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大羽 孝宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 根上 秋彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 小野 智幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G090 AA03 BA01 CA01 CA04 DA03 DA04 DA05 DA09 DA12 DA18 DA19 DA20 DB10 3G091 AA02 AA18 AA28 AB06 AB13 BA00 BA08 BA10 BA14 BA31 BA38 CA13 CA18 CB02 DA01 DA02 DB01 DB05 DB10 EA01 EA05 EA17 EA30 EA32 EA39 HA14 HA36 HA37 4D048 AA06 AA14 AA18 AB01 AB02 AC02 BB02 BB14 CC61 CD05 DA01 DA02 DA03 DA06 DA07 DA20 4D058 MA44 MA54 PA04 SA08 TA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気中の粒子状物質を一時捕獲可能なフィ
    ルタと、 前記フィルタの少なくとも上流の圧力を検出する圧力検
    出手段と、 内燃機関に吸入される新気の量を検出する吸入空気量検
    出手段と、 前記圧力検出手段により検出された圧力を前記吸入空気
    量検出手段により検出された新気の量で除した値で前記
    フィルタの詰まり度合いを判定する詰まり判定手段と、 を具備することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】排気中の粒子状物質を一時捕獲可能なフィ
    ルタと、 前記フィルタの少なくとも上流の圧力を検出する圧力検
    出手段と、 内燃機関に吸入される新気の量を検出する吸入空気量検
    出手段と、 前記フィルタに流入する排気の温度を検出する排気温度
    検出手段と、 前記圧力検出手段により検出された圧力を前記排気温度
    検出手段により検出された排気の温度に基づいて基準と
    なる状態における圧力に補正する圧力補正手段と、 前記圧力補正手段により補正された圧力を前記吸入空気
    量検出手段により検出された新気の量で除した値で前記
    フィルタの詰まり度合いを判定する詰まり判定手段と、 を具備することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】前記詰まり判定手段は、車両の加速度が所
    定範囲外のときに求められた値を除外してフィルタの詰
    まり判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】前記詰まり判定手段は、吸入空気量検出手
    段により検出された値が所定値以下のときに求められた
    値を除外してフィルタの詰まり判定を行うことを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の内燃機関の排気浄
    化装置。
  5. 【請求項5】前記詰まり判定手段は、平均化処理を行っ
    た値を用いて詰まり判定を行うことを特徴とする請求項
    1乃至4の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 【請求項6】前記フィルタは、窒素酸化物を窒素に還元
    するNOx触媒を担持していることを特徴とする請求項
    1乃至5の何れかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 【請求項7】前記詰まり判定手段は、前記判定値の変化
    割合を求め、その変化割合が所定値以上の場合にはフィ
    ルタに捕集された粒子状物質の除去を行う間隔を短くす
    ることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の内
    燃機関の排気浄化装置。
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