JP2018162543A - 耐摩耗織物 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣料、特にスポーツウェアやアウトドアウェアとして用いた時に生じる衣料同士や他の物体とのさまざまな摩擦に対して、毛羽立ちや破れが起こりにくく、耐摩耗性に優れ、かつ、風合にも優れ、ダウン性に優れ、ラミネート、コーティング加工において、布帛からラミネート、コーティング面が見えにくくなる織物の提供。【解決手段】経糸又は緯糸の一方のみがポリアミド系繊維の撚糸からなり、該撚糸されたポリアミド繊維が、リップストップ組織内にのみ使用され、且つ、リップストップ組織の表面の全ての交絡点上にあることを特徴とする耐摩耗性に優れた織物。【選択図】図1

Description

本発明は、優れた摩耗耐久性と柔らかい風合いを兼備する織物に関するものである。
スポーツウェアやアウトドアウェア(登山用、キャンプ用などの屋外活動用ウェア)では、衣料同士や他の物体との激しい摩擦が起こるため(例として競技者同士や競技用品との接触、ザックやロープなどとの摩擦、あるいは地面や崖、草木との擦れなど)、摩耗に強い織物が求められている。
これらのスポーツウェアやアウトドアウェアは、ポリアミド繊維やポリエステル繊維が広く使用されている。とりわけ、近年のウェアは軽量化・コンパクト化が進んでいる。しかしながら、最低限の耐久性を備えつつ、柔らかい風合いが求められている。
織物の強度を高めるために、特に33dtex以下の細繊度織物では、リップストップ組織を含む組織とすることが一般的であるが、リップストップ組織と平織組織との間で織物布帛の(衣料製品とした場合の表面において)凹凸があるため、凸部となる経緯リップストップ組織の表面の交絡点(以下、「リップストップ部」ともいう。)が摩耗されやすく、該凸部に対して摩耗性を高めることが求められている。
摩耗耐久性を高めるために撚糸により摩耗性を高める事は知られているが、撚糸をすることにより、糸が収束され膨らみが無くなり、無撚糸よりも1本のマルチフィラメントの幅(総繊度の平方根に比例する)が狭くなり、織物断面において隣り合うマルチフィラメント同士が重なりにくくなる。
このように、経糸及び/又は緯糸に使用する撚糸が多くなると、隣り合うマルチフィラメントが重ならなくなることで、ダウンプルーフ性能(低通気度コントロール)が発現しにくくなったり、防透け性が低下したり、織物裏面にラミネート加工する際に表面からラミネート面が見え易くなるとう問題がある。
以下の特許文献1、2に記載されるように、従来、摩耗耐久性を持たせるために、経糸として撚糸を用いることにより摩擦抵抗を下げることが知られている。また、以下の特許文献3に記載されるように、薄地の織物を積層させることでトリコットハーフ対比摩耗性を向上させることも知られている。
しかしながら、これらの技術では、耐摩耗性は優れているものの、隣り合うマルチフィラメントの重なりが悪いためダウンプルーフ性能を発現させにくく、また、柔らかい風合いを出すことができないという問題がある。
特開2006−57190号公報 国際公開第WO2014/185453号 特開2005−68000号公報
衣料用織物には、軽量感、ソフト感、弾力感、発色性といった特性が欠かせず、いうまでもなく、通常のフィラメント糸を用いればこのような特性を織物に同時に付与することはできる。しかしながら、軽量感を例に取ると、細繊度糸を用いることにより、軽量感は達成されるが、衣料として十分な強力が得られない等、特性の一部が奪われることがある。
前記した従来技術の問題に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、衣料、特にスポーツウェアやアウトドアウェアとして用いた時に生じる衣料同士や他の物体とのさまざまな摩擦に対して、毛羽立ちや破れが起こりにくく、耐摩耗性に優れ、かつ、風合にも優れ、ダウン性に優れ、ラミネート、コーティング加工において、布帛からラミネート、コーティング面が見えにくくなる織物を提供することである。
本発明者は、上記課題を達成すべき鋭意研究し実験を重ねた結果、衣料用織物の実着用における耐摩耗性と「面ファスナーによる表面摩耗法」による摩耗評価とが相関していること、及び経糸又は緯糸の一方のみがポリアミド系繊維の撚糸からなり、該撚糸されたポリアミド繊維が、リップストップ組織内にのみ使用され、且つ、リップストップ組織の表面の全ての交絡点上にあるところの織物が、上記摩耗評価に優れていることを見出し、本発明に到達したものである。尚、「面ファスナーによる表面摩耗法」での摩耗評価方法については後述する。
すなわち、本発明は以下の通りのものである。
[1]経糸又は緯糸の一方のみがポリアミド系繊維の撚糸からなり、該撚糸されたポリアミド繊維が、リップストップ組織内にのみ使用され、且つ、リップストップ組織の表面の全ての交絡点上にあることを特徴とする耐摩耗性に優れた織物。
[2]前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維が経糸である、前記[1]に記載の織物。
[3]前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維が緯糸である、前記[1]に記載の織物。
[4]面ファスナーによる表面摩耗法による、織物の摩耗耐久性試験結果が3級以上である、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の織物。
[5]前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維が、加工糸の撚糸である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の織物。
[6]前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維撚糸係数が200〜10000である、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の織物。
[7]前記撚糸係数が500〜5000である、前記[6]に記載の織物。
[8]前記撚糸係数が1000〜3000である、前記[7]に記載の織物。
[9]撥水加工が施されている、前記[1]〜[8]のいずれかに記載の織物。
[10]少なくとも片面にカレンダー加工が施されている、前記[1]〜[9]のいずれかに記載の織物。
[11]前記[1]〜[10]のいずれかに記載の織物にさらに積層化加工が施されている複合織物。
[12]前記積層化加工が可撓性フィルムの積層である、前記[11]に記載の複合織物。
[13]前記可撓性フィルムが防水性フィルムである、前記[12]に記載の複合織物。
[14]前記可撓性フィルムが防水透湿性フィルムである、前記[12]に記載の複合織物。
[15]前記防水透湿性フィルムが疎水性樹脂からなる多孔質フィルムである、前記[14]に記載の複合織物。
[16]前記疎水性樹脂がポリテトラフルオロエチレンである、前記[15]に記載の複合織物。
[17]前記多孔質フィルムが延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムである、前記[15]に記載の複合織物。
[18]前記多孔質フィルムが、前記織物が積層されている側の反対側に親水性樹脂層を有する、前記[15]〜[17]のいずれかに記載の複合織物。
[19]前記可撓性フィルムの、前記織物が積層されている側の反対側に、第2の織物がさらに積層されている、前記[12]〜[18]のいずれかに記載の複合織物。
[20]前記[1]〜[10]のいずれかに記載の織物又は前記[11]〜[19]のいずれかに記載の複合織物を用いた織物製品。
[21]衣料製品である、前記[20]に記載の織物製品。
[22]前記織物又は複合織物が、前記衣料製品の肩、肘、膝、袖又は裾の部分の少なくとも一部に用いられている、前記[21]に記載の織物製品。
[23]前記衣料製品がダウンプルーフ用生地である、前記[21]又は[22]に記載の織物製品。
[24]前記衣料製品がアウトドアウェア用生地である、前記[21]又は[22]に記載の織物製品。
[25]前記衣料製品がウィンドブレーカー用生地である、前記[21]又は[22]に記載の織物製品。
本発明によれば、細繊度糸や加工糸を用いた織物におけるリップストップ部の耐摩耗性の欠点をカバーし、柔らかな風合いを有し、耐摩耗性に優れた織物が得られる。
実施例1〜3の織物の組織図である。 実施例4〜6の織物の組織図である。 実施例7〜9の織物の組織図である。 実施例10〜12の織物の組織図である。 比較例1〜3の織物の組織図である。 比較例4〜6の織物の組織図である。
以下に、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の織物を構成する糸としては、合成繊維マルチフィラメント糸を用いることができる。合成繊維マルチフィラメント糸としては、ポリアミド繊維やポリエステル繊維等の一般の合成繊維マルチフィラメント糸が好ましく用いられ、特に、ポリアミド繊維が強度や耐熱性に優れているため好ましい。
また、本実施形態の織物を構成する糸としては、生糸、複合糸、並びに仮撚加工糸、タスラン加工糸などの加工糸が挙げられるが、生糸や加工糸が好ましく、加工糸がより好ましく、加工糸の中でも仮撚加工糸が最も好ましい。これは織物製品を仕上げたとき、生糸よりも仮撚加工糸を使用する方が、織物の風合いをさらに柔らかく仕上げやすいためである。
前記仮撚加工糸としては、一般に用いられるピンタイプ、フリクションタイプ、ニップベルトタイプ、エア加撚タイプ等のいずれでもよいが、生産性の観点からフリクションタイプが好ましい。
本実施形態の織物は、経糸又は緯糸の一方のみがポリアミド系繊維の撚糸からなり、該撚糸されたポリアミド繊維が、リップストップ組織内にのみ使用され、且つ、リップストップ組織の表面の全ての交絡点上にあることを特徴とする。これにより、本実施形態の織物は、柔らかな風合いを有しつつ、耐摩耗性に優れた織物となる。
リップストップ組織内の経糸に撚糸を用いる場合、該撚糸は、織物を構成する経糸全体の1〜30%で用いられることが好ましく、より好ましくは3〜25%、さらに好ましくは5〜20%である。また、リップストップ組織内の緯糸に撚糸を用いる場合、織物を構成する緯糸全体の1〜30%で用いられることが好ましく、より好ましくは3〜25%、さらに好ましくは5〜20%である。
リップストップ組織内に用いる撚糸の撚糸係数は、織物から取出した状態で、200〜10000であることが好ましく、より好ましくは500〜5000、さらに好ましくは1000〜3000である。撚糸係数が200未満であると、撚糸の効果が低く、耐摩耗性向上の効果が少なくなる。また、撚糸係数が10000を超えると耐摩耗性は良好であるが、風合が堅くなる傾向にある。
本明細書中、撚糸係数とは、下記式:
撚糸係数=T×(D)1/2
{式中、Tは撚糸の撚数(T/m)であり、Dは撚糸の総繊度(dtex)である。}により計算される値である。
撚糸の形状は、特に限定されず、丸断面、三角断面、多葉断面、中空断面、扁平断面、分割型芯鞘断面などであることができる。
撚糸の繊度は、8dtex〜155dtexが好ましく、より好ましくは20dtex〜110dtex、さらに好ましくは40dtex〜120dtexである。8dtex未満であると、繊度が細すぎるため、製織工程での繊維の取り扱いが困難になり、他方、155dtexを超えると、衣料用薄地織物の厚みが厚くなり、風合いが良好でなくなる。
本実施形態の織物は、細繊度の繊維からなるものであっても優れた耐摩耗性を有することを特徴としており、特に20〜44dtexの細番手の繊維からなる織物においても、優れた耐摩耗性を有する。それゆえ、例えば、繊度44、78、112dtexの量産品の撚糸を用いた、軽量、薄地の織物、例えば、目付け50g/m2以下の織物であっても、優れた耐摩耗性を発現することができる。
単糸繊度は、特に限定されないが、あまり細いと糸強力が低下するため、好ましくは0.3〜5dtex、より好ましくは1〜3.5dtexである。
撚糸は、ダブルツイスター、イタリー式撚糸機、カバーリング機等如何なる方式によるものでもよいが、生産性の観点からダブルツイスターが好ましい。また、撚糸加工を行なう前に、予め仮撚加工を行なっておくことが、柔らかな風合いが向上するので好ましい。
撚糸の撚方向は、S撚、Z撚のどちらでも構わないが、予め仮撚加工を行なっている場合は、仮撚方向と同じであることが好ましい。
撚糸は、必要に応じて撚り止めのセットをすることができる。その場合の撚糸セット条件は、70℃で30分間の真空スチームセットが好ましい。
このようにして得られた撚糸を、経糸又は緯糸の少なくとも一部に用い、ウォータージェットルームで製織して、本実施形態の織物を製造することができる。加工糸又は撚糸などの糸の形態や繊度、織物組織、製織性、製織コストなどを考慮して、エアージェットルーム、レピアルーム、又はグリッパールームで製織しても構わない。
本実施形態の織物の織組織は、リップストップ組織を含む平織組織であることができる。
本明細書中、用語「リップストップ組織」とは、平織組織を構成する経糸及び/又は緯糸の内、特定ピッチで、製織時に通常2本又は3本以上の糸(リップストップ糸)を引き揃えて、格子模様又はストライプ模様に製織された織物とするか、あるいは製織前に地糸の繊度に比べて太い又は細い糸(リップストップ糸)1本挿入して、製織した格子模様、ストライプ模様を有する織物の平織組織以外のリップストップ糸を含む領域をいう。
撚糸は、経糸又は緯糸の少なくとも一部に使用することができるが、生地表面の凸部に撚糸があることが耐摩耗性を向上させるため、本実施形態の織物においては、経糸又は緯糸の一方のみがポリアミド系繊維の撚糸からなり、該撚糸されたポリアミド繊維が、リップストップ組織内にのみ使用され、且つ、リップストップ組織の表面の全ての交絡点上にあることを特徴とする。
このように製織して得られた撚糸を経糸又は緯糸の少なくとも一部に用いた織物は、通常の精練加工、プレセット加工、染色加工が実施される。また、用途に応じ、撥水性などの機能を浸漬法(パディング法)等で付与した後、乾燥、キュアリングしてもよい。更に、カレンダー加工をしてもよい。また、防水性又は防水透湿性を持たせるために、ラミネート法又はコーティング法により積層化加工を行ない、積層された複合織物とすることもできる。
撥水剤については、水又は有機溶剤を溶媒とするフッ素系、シリコン系、パラフィン系などが挙げられるが、特に限定されるものではない。撥水剤が生地表面にあることにより、水分の影響でポリアミド繊維が膨潤することを抑え、耐摩耗性が向上する。
カレンダー加工は、低通気度や光沢感等の生地の物性や特徴に依存して、織物の片面又は両面に施してもよいが、両面に施すと、織物表側の繊維が潰れて、好ましくない光沢感が出たり、風合いが硬くなったりするため、片面のみに施すことが好ましい。カレンダー加工の回数も特に限定されるものではないが、回数が増えると布帛の強度が低下するため、カレンダー回数は少ない方が好ましい。
後述する、面ファスナーによる表面摩耗法における織物の摩耗耐久性試験での織物の摩耗耐久性試験結果が3級以上であることが好ましく、2級以下であると毛羽立ちが多くなり、布帛の強度や撥水性が低下するため、好ましくない。
積層化加工された複合織物の例としては、織物の両面又は片面への可撓性フィルムの積層が挙げられる。さらに積層された可撓性フィルムの非積層面には、別の織物が積層されてもよい。この非積層面に積層される別の織物は、経糸又は緯糸の少なくとも一部がポリアミド系繊維の撚糸からなる本実施形態の織物に限らず、用途等に応じてどのような織物であってもよい。可撓性フィルムの例としては防水性フィルムまたは防水透湿性フィルムが挙げられ、防水透湿性フィルムとしては、疎水性樹脂からなる多孔質フィルムが好ましい。特に、織物の両面又は片面への防水透湿性を有するウレタン樹脂フィルム、多孔質ポリテトラフロロエチレン樹脂フィルム、ポリエステルフィルムの付与、あるいはウレタン樹脂コーティング、アクリル樹脂コーティングの付与などが好ましいが、これらに限定されるものではない。また、疎水性樹脂からなる多孔質フィルムの非積層面には親水性樹脂層を有することが好ましい。さらに、上記多孔質フィルムは延伸加工されたフィルムであることが好ましい。
可撓性フィルムを使用すれば、本実施形態の積層体布帛である複合織物に防風性、防水透湿性を付与することができる。尚、防水透湿性を有するフィルムは、一般的に防風性を兼ね備えている。
積層化加工用基布において、積層化加工後に生地表面から可撓性フィルムが見えないことが可撓性フィルムを保護する面からも好ましい。このような透過性については、JIS Z 8781-4に準じて測定した明度から、下記式より算出される防透性が85〜99%であることが好ましく、より好ましくは90〜99%である。
防透性(%)=黒タイル使用時の明度(*L)÷白タイル使用時の明度(*L)×100
ウィンドブレーカーやダウンジャケットなどのように、特に防風性が要求される用途では、日本工業規格JIS L 1096 A法(フラジール形)により測定された通気度が、3cc/sec/cm以下、より好ましくは0.01〜1.5cc/sec/cm、さらに好ましくは0.1〜1.0cc/sec/cmである。通気度が3cc/sec/cmよりも大きいと、ダウンプルーフ性が低下するため、好ましくない。
また、雨着などのように、特に防水性が要求される用途では、中層に、日本工業規格JIS L 1092 A法により測定される耐水圧(防水性)が500〜5000cmである樹脂フィルム又は不織布を使用することが好ましく、より好ましい耐水圧は500〜2000cmである。但し、上記耐水圧(防水性)の測定においては、水位の上昇速度は600mm/分±30mm/分で測定する。
かかる特性を有する優れた雨着に、さらに防水透湿性を持たせるには、日本工業規格JIS L 1099 B−2法により測定される透湿度が、200〜1500g/m2・hであることが好ましく、より好ましくは200〜600g/m2・hである。防水透湿性とは、水を防ぐ「防水性」と水蒸気を透過させる「透湿性」の両者を有することであり、上記「耐水圧(防水性)」と「透湿度」の範囲内にすることにより、所望の防水透湿性を付与することができる。例えば、本実施形態の積層体布帛(複合織物)を衣類に加工して用いた場合に、着用者の人体から発生する汗の水蒸気が積層体布帛を通過して外部に発散されるため、着用時に蒸れ感を防ぐことが可能になる。
前記したように、本実施形態の織物がマルチフィラメント糸で構成される場合、構成するマルチフィラメント糸が有撚であるため、織物中においてマルチフィラメント糸が集束されていることにより、優れた耐摩耗性を得ることができる。
本実施形態の織物及び複合織物は、風合と耐摩耗性の両者に優れており、様々な織物製品に適用することができる。織物製品としては、衣料製品、シーツ、カーテン、壁布などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。特に衣料製品に好適であり、その中でも着用時に衣料同士が擦れることが多い、ウィンドブレーカー、ダウンジャケット、スポーツウェア、アウトドアウェア等の外衣に好適である。また、ダウンプルーフ用生地としても好適である。なかでも過酷な環境下で着用され、他者と接触摩擦することが多い、スポーツウェアやアウトドアウェアに好適である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。尚、面ファスナーによる表面摩耗法による織物の摩耗耐久性試験は下記のとおり行なった。
JISに規定の摩擦試験機II形(学振形)の摩耗子に面ファスナーのフック側((株)クラレ製 マジックテープ(登録商標)スタンダードタイプ[15RP]の「かぎ」の部分)を装着し、試験片台には20℃、65%RH環境下で調湿した試料を装着し、試料表面に5回霧吹きを行い生地表面全てに水滴が付いたのを確認した後、200gの荷重で3000回摩擦し、外観の毛羽立ち具合を下記基準で判定した。尚、試料の大きさは長さ3cm×幅30cmとし、摩耗面積は2cm×20cmとした。試験は経糸方向と緯糸方向についてそれぞれ行ない、悪い方の結果を、以下の評価基準に従い総合判定結果とした:
1級:毛羽立ちが多数あり、毛羽が線状または面状に観察されるか又は50箇所以上の毛羽立ちが認められる。
2級:10箇所以上50箇所未満の毛羽立ちが認められる。
3級:3箇所以上10箇所未満の毛羽立ちが認められる。
4級:3箇所未満の毛羽立ちが認められる。
5級:毛羽立ちは認められない。
[実施例1〜3]
総繊度44dtex、フィラメント数34本のナイロン6,6マルチフィラメントを用いてフリクション仮撚りを行い、Z撚りの仮撚加工糸(無撚糸(b))を得た。この仮撚加工糸を津田駒工業(株)製ダブルツイスター T05型を用いてZ撚りで撚糸し、撚数280T/m(撚係数1857)の撚糸(撚糸(a))を得た。無撚糸(b)を経糸に、無撚糸(b)と撚糸(a)を緯糸に用いて、ウォータージェットルームにより、経密度165本/吋、緯密度130本/吋のリップストップタフタ組織を含む生機を作製した(図1参照)。
得られた織物を拡げた状態で、90℃の処理槽で30m/min連続して、リラックス処理と精練を施した。次いで、ウェットでの上がり幅に対して幅出し加工を行い、190℃で1分間乾熱セット(プレセット)をした後、その後、液流染料機を用い、95℃で4時間間、酸性染料を用いて染色処理を施した後、FIX処理し、十分に水洗した。乾燥後、染色加工上がり幅に対して幅出し率3%で、170℃,1分間の乾熱セット(仕上げセット)を施した。得られた仕上げセット後の織物の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果と織物特性を以下の表1に示す。
また、仕上げセット後、さらに撥水加工及びカレンダー加工を施した製品(実施例2)、並びに撥水加工及び防水透湿性フィルム加工を施した製品(実施例3)を得た。これらの製品の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果も織物特性とともに以下の表1に示す。尚、摩耗耐久性試験は撥水加工された面について行なった。
さらに、日本工業規格JIS L 1096 A法(フラジール形)により測定された通気度、日本工業規格JIS L 1092 A法により測定される耐水圧及び日本工業規格JIS L 1099 B−2法により測定される透湿度の値も併せて以下の表1に示す。
上記撥水加工は以下の如く行った。得られた織物を、常法に従って精練、プレセットした後、液流染色機にて染色、乾燥した後、変性シリコン樹脂として日華化学(株)のニッカシリコンDM−100Eを1%、C6撥水樹脂として日華化学(株)S0−510を3%とアニオン系の界面活性剤0.5%のエマルジョンをDIP−NIP法で加工し、140℃で乾燥させた。
上記カレンダー加工は以下の如く行った。上記撥水加工された織物を、カレンダー温度160℃、カレンダー圧力300kgf(=300×9.807N)/cm、カレンダー速度15m/minの熱カレンダー加工をカレンダー指数30の条件下で1回施した。撥水剤の付着量は0.8wt%であった。
上記防水透湿性フィルム加工は以下の如く行った。防水透湿性フィルムとして、防水透湿性を有する多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルム(日本ゴア社製、単位面積当りの質量が20g/m2、空孔率80%、最大細孔径0.2μm、平均厚さ30μm)を用い、米国特許第4194041号明細書に記載の水蒸気透過性ポリウレタンのような材料の付加的な親水性コーティングを行い、親水性ポリウレタン樹脂層を有する多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムを作製した。この多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムの親水性ポリウレタン樹脂層を設けた面にはナイロン66繊維からなる28ゲージの密度を有するトリコットニットを積層し、親水性ポリウレタン樹脂層を設けた面の反対側には、上記加工前の織物を積層して複合織物を得た。
尚、上記加工前の織物やニットと親水性ポリウレタン層を有する多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムとの積層は、市販の反応型ホットメルト接着剤を加熱溶融させ、グラビアロールによりフィルム上に点状に塗布した後、織物とニットをロール圧着し、湿気硬化させることによって接着加工した。
[実施例4〜6]
実施例1〜3と同様に仮撚加工および撚糸加工をして得られた無撚糸(b)と撚糸(a)を経糸に、無撚糸(b)を緯糸に用いて、ウォータージェットルームにより、経密度165本/吋、緯密度130本/吋のリップストップタフタ組織の生機を作製した(図2参照)。
得られた生機に実施例1〜3と同様に精練、中間セット、染色を行い、続いて仕上げセットを行った。得られた仕上げセット後の織物の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果を織物特性とともに以下の表1に示す。仕上げセット後、さらに撥水加工及びカレンダー加工を施した製品(実施例5)、並びに撥水加工及び防水透湿性フィルム加工を施した製品(実施例6)を得た。
[実施例7〜9]
総繊度17dtex、フィラメント数5本のナイロン6,6マルチフィラメントを用いてフリクション仮撚りを行い、Z撚りの仮撚加工糸(無撚糸(b))を得た。また、総繊度33dtex、フィラメント数10本のナイロン6,6マルチフィラメントを用いてフリクション仮撚りを行い、Z撚りの仮撚加工糸を得、これを津田駒工業(株)製ダブルツイスター T05型を用いてZ撚りで撚糸し、撚数280T/mの撚糸(撚糸(a))を得た。無撚(b)を経糸に用い、無撚(b)と撚糸(a)を緯糸に用いて、ウォータージェットルームにより、経密度144本/吋、緯密度108本/吋のリップストップタフタ組織の生機を作製した。尚、無撚糸(b)と撚糸(a)の配列を図3に示す。得られた生機に実施例1〜3と同様に精練、中間セット、染色を行い、続いて仕上げセットを行った。得られた仕上げセット後の織物の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果を織物特性とともに以下の表1に示す。仕上げセット後、さらに撥水加工及びカレンダー加工を施した製品(実施例8)、並びに撥水加工及び防水透湿性フィルム加工を施した製品(実施例9)を得た。
[実施例10〜12]
総繊度17dtex、フィラメント数5本のナイロン6,6マルチフィラメントを用いてフリクション仮撚りを行い、Z撚りの仮撚加工糸(無撚糸(b))を得た。また、総繊度33dtex、フィラメント数10本のナイロン6,6マルチフィラメントを用いてフリクション仮撚りを行い、Z撚りの仮撚加工糸を得、これを津田駒工業(株)製ダブルツイスター T05型を用いてZ撚りで撚糸し、撚数280T/mの撚糸(撚糸(a))を得た。無撚糸(b)を緯糸に用い、無撚(b)と撚糸(a)を経糸に用いて、ウォータージェットルームにより、経密度140本/吋、緯密度112本/吋のリップストップタフタ組織の生機を作製した。尚、無撚糸(b)と撚糸(a)の配列を図4に示す。得られた生機に実施例1〜3と同様に精練、中間セット、染色を行い、続いて仕上げセットを行った。得られた仕上げセット後の織物の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果を織物特性とともに以下の表1に示す。仕上げセット後、さらに撥水加工及びカレンダー加工を施した製品(実施例11)、並びに撥水加工及び防水透湿性フィルム加工を施した製品(実施例12)を得た。
[比較例1〜3]
実施例1〜3と同様に得た無撚糸(b)を経糸に、撚糸(a)と無撚糸(b)を緯糸に用いて、ウォータージェットルームにより、経密度165本/吋、緯密度130本/吋のリップストップタフタ組織の生機を作製した(図5参照)。
得られた生機に実施例1〜3と同様に精練、中間セット、染色を行い、続いて仕上げセットを行った。得られた仕上げセット後の織物の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果を織物特性とともに以下の表2に示す。仕上げセット後、さらに撥水加工及びカレンダー加工を施した製品(比較例2)、並びに撥水加工及び防水透湿性フィルム加工を施した製品(比較例3)を得た。
[比較例4〜6]
実施例1〜3と同様に得た無撚糸(b)を緯糸に、撚糸(a)と無撚糸(b)を経糸に用いて、ウォータージェットルームにより、経密度165本/吋、緯密度130本/吋のリップストップタフタ組織の生機を作製した(図6参照)。
得られた生機に実施例1〜3と同様に精練、中間セット、染色を行い、続いて仕上げセットを行った。得られた仕上げセット後の織物の面ファスナーによる摩耗耐久性試験結果を織物特性とともに以下の表2に示す。仕上げセット後、さらに撥水加工及びカレンダー加工を施した製品(比較例5)、並びに撥水加工及び防水透湿性フィルム加工を施した製品(比較例6)を得た。
本発明に係る織物は、細繊度糸織物や加工糸織物における耐摩耗性の欠点をカバーし、柔らかな風合いと耐摩耗性に優れた織物であるため、衣料同士や他の物体との激しい摩擦が起こるスポーツウェアやアウトドアウェアに好適に利用可能である。

Claims (25)

  1. 経糸又は緯糸の一方のみがポリアミド系繊維の撚糸からなり、該撚糸されたポリアミド繊維が、リップストップ組織内にのみ使用され、且つ、リップストップ組織の表面の全ての交絡点上にあることを特徴とする耐摩耗性に優れた織物。
  2. 前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維が経糸である、請求項1に記載の織物。
  3. 前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維が緯糸である、請求項1に記載の織物。
  4. 面ファスナーによる表面摩耗法による、織物の摩耗耐久性試験結果が3級以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の織物。
  5. 前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維が、加工糸の撚糸である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の織物。
  6. 前記リップストップ組織内にのみ使用された撚糸されたポリアミド繊維撚糸係数が200〜10000である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の織物。
  7. 前記撚糸係数が500〜5000である、請求項6に記載の織物。
  8. 前記撚糸係数が1000〜3000である、請求項7に記載の織物。
  9. 撥水加工が施されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の織物。
  10. 少なくとも片面にカレンダー加工が施されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の織物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の織物にさらに積層化加工が施されている複合織物。
  12. 前記積層化加工が可撓性フィルムの積層である、請求項11に記載の複合織物。
  13. 前記可撓性フィルムが防水性フィルムである、請求項12に記載の複合織物。
  14. 前記可撓性フィルムが防水透湿性フィルムである、請求項12に記載の複合織物。
  15. 前記防水透湿性フィルムが疎水性樹脂からなる多孔質フィルムである、請求項14に記載の複合織物。
  16. 前記疎水性樹脂がポリテトラフルオロエチレンである、請求項15に記載の複合織物。
  17. 前記多孔質フィルムが延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムである、請求項15に記載の複合織物。
  18. 前記多孔質フィルムが、前記織物が積層されている側の反対側に親水性樹脂層を有する、請求項15〜17のいずれか1項に記載の複合織物。
  19. 前記可撓性フィルムの、前記織物が積層されている側の反対側に、第2の織物がさらに積層されている、請求項12〜18のいずれか1項に記載の複合織物。
  20. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の織物又は請求項11〜19のいずれか1項に記載の複合織物を用いた織物製品。
  21. 衣料製品である、請求項20に記載の織物製品。
  22. 前記織物又は複合織物が、前記衣料製品の肩、肘、膝、袖又は裾の部分の少なくとも一部に用いられている、請求項21に記載の織物製品。
  23. 前記衣料製品がダウンプルーフ用生地である、請求項21又は22に記載の織物製品。
  24. 前記衣料製品がアウトドアウェア用生地である、請求項21又は22に記載の織物製品。
  25. 前記衣料製品がウィンドブレーカー用生地である、請求項21又は22に記載の織物製品。
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