JP2018159595A - 差圧センサチップ、差圧発信器、および差圧センサチップの製造方法 - Google Patents

差圧センサチップ、差圧発信器、および差圧センサチップの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】差圧センサチップ内に圧力伝達物質を確実に導入する。【解決手段】本発明に係る差圧センサチップの製造方法は、第1および第2圧力導入孔21_1,21_2と、第1および第2圧力導入孔を覆って形成された第1および第2ダイアフラム23_1,23_2と、第1および第2ダイアフラムを挟んで第1および第2圧力導入孔と夫々対面配置された凹状の第1および第2ストッパ部24_1,24_2と、第1ストッパ部と第1ダイアフラムとの間の部屋と第2ストッパ部と第2ダイアフラムとの間の部屋とを連通させる第1連通路25と、一端が開口し他端が対応する上記部屋に夫々連結した第1および第2オイル導入路とを有する半導体チップを形成するステップと、第1および第2オイル導入路の何れか一方の開口部から圧力伝達物質を導入するステップと、第1および第2オイル導入路の一端を封止するステップとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、2以上の流体圧力の差を検出する差圧センサチップ、上記差圧センサチップを用いた差圧発信器、および上記差圧センサチップの製造方法に関する。
従来から、各種プロセス系において2以上の流体圧力の差を計測する機器として、差圧発信器(差圧伝送器)が知られている。
差圧発信器の一形態として、半導体膜から成る第1のダイアフラムと第2のダイアフラムとを有し、夫々のダイアフラムに加えられた圧力差をピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化に変換し、その抵抗値の変化に基づく電気信号を圧力の計測結果として出力するものがある。
差圧発信器としては、例えば、半導体チップ内に、ピエゾ抵抗素子が形成された半導体膜から成る第1のダイアフラムと第2のダイアフラムとが平面方向に並んで形成されるとともに、夫々のダイアフラムの直上に形成された2つの部屋を連通路によって互いに空間的に接続した構造のセンサチップを用いたダイアフラム並列配置型の差圧発信器が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。
ダイアフラム並列配置型の差圧発信器では、一般に、一方のダイアフラムに加えられた圧力を他方のダイアフラムに伝達させるために、2つの部屋および連通路を、圧力伝達物質(オイル)で満たしている。
このオイルの封入方法としては、真空ポンプを用いて、オイルを封入すべき空間内のガスを排出して真空状態にした後で、上記空間内にオイルを導入する手法が従来から知られている(例えば、特許文献3を参照。)。
特開昭53−20956号公報 特開平5−22949号公報 特開平10−300611号公報
ところで、差圧発信器のセンサチップに封入されたオイルは、センサチップの周囲環境の変化によって膨張または収縮する。例えば、温度が−40℃〜110℃の範囲で変化したとき、センサチップ内のダイアフラムは、検出対象の流体から圧力が加わっていない場合であっても、オイルの膨張または収縮によって変形する。このようにオイルの膨張または収縮が原因でダイアフラムが変形した状態において、ダイアフラムに検出対象の流体から圧力が加わった場合、差圧発信器としての圧力の検出感度の低下のおそれや、ダイアフラムに過大な応力が発生することによるダイアフラムの破壊のおそれがある。
したがって、センサチップ内に導入されたオイルの熱による膨張または収縮の影響を受け難くするためには、センサチップに封入するオイルの量を可能な限り少なくすることが望ましい。
そこで、本願発明者らは、半導体チップ内部に導入するオイル量をできるだけ少なくするとともにオイルの注入を容易にするために、新たな構造を有するダイアフラム並列配置型の差圧センサチップを作製することを検討した。具体的には、図6Aに示すように、2つのダイアフラムに夫々対応する2つの部屋を連通させる連通路の径を可能な限り小さくするとともに、上記2つの部屋および連通路に接続したオイル導入路の開口を広く形成した構造を有する差圧センサチップ2Xを作製することを検討した。
しかしながら、この差圧センサチップ2Xでは、以下に示す課題があることが、本願発明者らの検討により明らかとなった。
一般に、センサチップ内へのオイルの導入は、上記特許文献3に示されるように、真空状態において行われる。具体的には、センサチップを真空チャンバー内に配置し、真空チャンバー内に存在する空気を排気することにより、センサチップ内の2つの部屋、連通路、およびオイル導入孔を高真空状態にした上で、オイル導入孔からオイルを導入する。
しかしながら、真空状態にすべき流路内に径(断面積)の小さい箇所(以下、「極小流路」とも称する。)が存在する場合、極小流路中を気体が流れるときに生ずる抵抗(排気抵抗)が大きくなる。この場合には、流路全体を真空状態にするために、長時間の真空引きが必要となる。しかしながら、真空引きによって流路全体を十分に排気することができなかった場合、流路内に残存ガスや真空溜まりが発生するおそれがある。例えば、センサチップ2Xの場合、オイル導入路56および連通路55の径が十分に小さいため、図6Bに示すように、真空引きによって2つの部屋58_1,58_2内を十分に排気することができず、部屋58_1,58_2内に残存ガスや真空溜まりが発生し、部屋58_1,58_2を完全にオイルで満たすことができない。その結果、センサチップ2Xを用いた最終製品としての差圧発信器は、圧力損失が大きくなるおそれがある。
なお、特許文献1には、夫々のダイアフラムに対応する各部屋に接続したオイル導入路を形成した構造のセンサチップが開示されているが、各部屋へのオイルの導入方法の具体的な説明や、上述した課題については記載されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ダイアフラム並列配置型の差圧センサチップ内に圧力伝達物質を確実に導入することにある。
本発明に係る、計測対象の流体の圧力差を検出する差圧センサチップの製造方法は、第1ダイアフラム(23_1)および第2ダイアフラム(23_2)と、第1ダイアフラムに設けられ、計測対象の流体の圧力を検出するように構成された第1ひずみゲージ(230_1)と、第2ダイアフラムに設けられ、計測対象の流体の圧力を検出するように構成された第2ひずみゲージ(230_2)と、第1ダイアフラムに圧力を導入するように構成された第1圧力導入孔(21_1)と、第2ダイアフラムに圧力を導入するように構成された第2圧力導入孔(21_2)と、第1ダイアフラムを挟んで第1圧力導入孔に対面配置され、第1ダイアフラムと離間して形成された第1ストッパ部(24_1)と、第2ダイアフラムを挟んで第2圧力導入孔に対面配置され、第2ダイアフラムと離間して形成された第2ストッパ部(24_2)と、第1ダイアフラムと第1ストッパ部との間の第1部屋(28_1)と、第2ダイアフラムと第2ストッパ部との間の第2部屋(28_2)と、第1部屋と第2部屋とを連通する第1連通路(25)と、圧力伝達物質(27)を導入するための一端と、第1部屋に接続された他端とを有する第2連通路(26_1)と、圧力伝達物質を導入するための一端と、第2部屋に接続された他端とを有する第3連通路(26_2)とを有する半導体チップ(2)を形成する第1ステップ(図3A〜図3H)と、第1オイル導入路および第2オイル導入路の何れか一方の開口した一端から圧力伝達物質を導入する第2ステップ(図4A〜図4C)と、第2ステップの後に、第1オイル導入路および第2オイル導入路の開口した夫々の一端を封止する第3ステップ(図4D)とを含むことを特徴とする。
上記差圧センサチップの製造方法において、第2ステップは、第2連通路および第3連通路の何れか一方の一端から導入された圧力伝達物質が他方の一端から溢れ出るまで、圧力伝達物質を導入するステップを含む(図4C)を含んでもよい。
上記差圧センサチップの製造方法において、半導体チップは、第1主面(20a)および第1主面と反対側の第2主面(20b)と、夫々第1主面と第2主面とに開口する第1圧力導入孔および第2圧力導入孔とを含む第1基部(20)と、第1圧力導入孔および第2圧力導入孔を覆って第1基部の第2主面上に配置され、第2主面と垂直な方向から見て第1圧力導入孔と重なる領域が第1ダイアフラムとして機能するとともに、第2圧力導入孔と重なる領域が第2ダイアフラムとして機能する半導体膜(23)と、第3主面(22a)と、第3主面に形成された凹部としての第1ストッパ部および第2ストッパ部と、第1ストッパ部と第2ストッパ部とを連通する第1連通路と、一端が第3主面以外の面に開口し、他端が第1ストッパ部に接続された第2連通路と、一端が第3主面以外の面に開口し、他端が第2ストッパ部に接続された第3連通路とを含み、第3主面が第3主面に垂直な方向から見て、第1ストッパ部の少なくとも一部が第1ダイアフラムと重なり、且つ第2ストッパ部の少なくとも一部が第2ダイアフラムと重なった状態で、第1基部の第2主面の半導体膜上に配置された第2基部(22)とを有していてもよい。
上記差圧センサチップの製造方法において、第2基部は、第3主面と反対側の第4主面(22b)を更に有し、第2連通路の一端(26_1a)および第3連通路の一端(26_2a)は、第4主面に夫々開口していてもよい。
上記差圧センサチップの製造方法において、第2基部は、第3主面と垂直な側面(22c,22d)を有し、第2連通路の一端(26A_1)および第3連通路の一端(26A_2)は、側面に夫々開口していてもよい。
上記差圧センサチップの製造方法において、第2基部は、第3主面と反対側の第4主面(22b)と、第3主面と垂直な側面(22c)とを更に有し、第2連通路の一端(26B_1)は側面に開口し、第3連通路の一端(26B_2)は、第4主面に開口していてもよい。
本発明によれば、ダイアフラム並列配置型の差圧センサチップ内に圧力伝達物質を確実に導入することが可能となる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る差圧センサチップを備えた差圧発信器の構成を示す図である。 図2Aは、差圧センサチップのオイル導入路周辺の模式的な構造を示す断面図である。 図2Bは、差圧センサチップのオイル導入路周辺の模式的な構造を示す上面図である。 図3Aは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Bは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Cは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Dは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Eは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Fは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Gは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図3Hは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。 図4Aは、差圧センサチップの製造方法におけるオイル封入工程を示す図である。 図4Bは、差圧センサチップの製造方法におけるオイル封入工程を示す図である。 図4Cは、差圧センサチップの製造方法におけるオイル封入工程を示す図である。 図4Dは、差圧センサチップの製造方法におけるオイル封入工程を示す図である。 図5Aは、オイル導入路の第1の例を示す図である。 図5Bは、オイル導入路の第2の例を示す図である。 図5Cは、オイル導入路の第3の例を示す図である。 図5Dは、オイル導入路の第3の例を示す図である。 図6Aは、本願発明者らが本発明に先立って検討した先行検討例に係る差圧センサチップの模式的な構造を示す図である。 図6Bは、図6Aに示した差圧センサチップにオイルを導入したときの状態を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。なお、以下の説明において、各実施の形態において共通する構成要素には同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
≪実施の形態≫
図1は、本発明の一実施の形態に係る差圧センサチップを備えた差圧発信器の構成を示す図である。同図には、本実施の形態に係る差圧発信器100の断面形状が模式的に示されている。
図1に示される差圧発信器100は、感圧素子が形成された半導体膜から成る第1のダイアフラムと第2のダイアフラムとが平面方向に並んで形成されるとともに、夫々のダイアフラムの直上に形成された2つの部屋を連通路によって互いに空間的に接続した構造のダイアフラム並列配置型のセンサチップを用いた差圧発信器である。
差圧発信器100は、計測対象の流体の差圧を検出するための主な機能部として、差圧センサチップ2、支持基板3、ダイアフラムベース1、および中継基板4を有している。以下、上記機能部について詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、差圧発信器100を構成する全ての機能部のうち、流体の差圧を検出するための主な機能部について詳細に説明し、それ以外の機能部、例えば、差圧センサチップ2によって検出された圧力に応じた電気信号に基づいて各種の信号処理を行う信号処理回路や、信号処理回路による信号処理結果に基づく各種情報を出力する表示装置等の機能部についての詳細な説明および図を省略する。
(1)差圧センサチップ2
差圧センサチップ2は、計測対象の流体の圧力差を検出する半導体チップである。
差圧センサチップ2は、例えば、第1基部20と第2基部22とが、ダイアフラムを構成する半導体膜23を挟んで接合された構造を有している。
第1基部20は、例えばシリコンから構成されている。第1基部20には、後述するダイアフラムベース1および支持基板3を介して、計測対象の流体の一方の圧力を導入するための圧力導入孔21_1と、計測対象の流体の他方の圧力を導入するための圧力導入孔21_2とが形成されている。
圧力導入孔21_1,21_2は、第1基部20の主面20aとその反対側の主面20bとを貫通する貫通孔である。圧力導入孔21_1と圧力導入孔21_2とは、第1基部20の主面20a,20bにおいて、平面方向に離間して形成されている。
半導体膜23は、第1基部20の主面20b上に、少なくとも圧力導入孔21_1,21_2を覆って形成されている。半導体膜23は、例えばシリコンから構成されている。
半導体膜23のうち、圧力導入孔21_1および圧力導入孔21_2を覆う領域は、夫々ダイアフラムとして機能する。以下、半導体膜23の圧力導入孔21_1を覆う領域をダイアフラム23_1と称し、半導体膜23の圧力導入孔21_2を覆う領域をダイアフラム23_2と称する。
半導体膜23は、圧力導入孔21_1,21_2側から計測対象の流体に基づく圧力を受ける受圧面と、受圧面の反対側の面とを有している。上記受圧面の反対側の面側の半導体膜23内には、ダイアフラム23_1,23_2に加わった圧力を検出するための感圧素子としてのひずみゲージ230_1,230_2が形成されている。
ひずみゲージ230_1,230_2は、例えば、複数のピエゾ抵抗素子を含む。複数のピエゾ抵抗素子は、ブリッジ回路を構成している。上記ブリッジ回路は、一定の電流が流れている状態においてダイアフラム23_1,23_2に応力が発生したとき、その応力による各ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化を電圧の変化として出力する差圧検出部として機能する。
上記ブリッジ回路における各ノードは、半導体膜23の受圧面の反対側の面に形成された配線パターンを介して、同じく受圧面の反対側の面に形成された複数の電極パッド29に夫々接続されている。
第2基部22は、例えばシリコンから構成されている。第2基部22は、半導体膜23を介して第1基部20上に固定されている。具体的には、第2基部22の主面22aが、半導体膜23の第1基部20と接合されていない面に接合されている。
第2基部22には、凹部24_1,24_2と、連通路25,26_1,26_2とが形成されている。
凹部24_1,24_2は、第1基部20の圧力導入孔21_1,21_2からダイアフラム23_1,23_2に圧力が加わってダイアフラム23_1,23_2が撓んだ場合に、ダイアフラム23_1,23_2が凹部24_1,24_2に着床することにより、ダイアフラム23_1,23_2の一方向への変形を制限する機能部である。これにより、ダイアフラム23_1,23_2に過大圧が加わることによるダイアフラム23_1,23_2の破壊を防止することが可能となる。以下、凹部24_1,24_2を、「ストッパ部24_1,24_2」とも称する。
具体的に、ストッパ部24_1,24_2は、第2基部22の半導体膜23と接合する主面22aに、その主面22aと垂直な方向(Z方向)に形成された窪みである。ストッパ部24_1は、ダイアフラム23_1を挟んで圧力導入孔21_1と対面配置され、ストッパ部24_2は、ダイアフラム23_2を挟んで圧力導入孔21_2と対面配置されている。ストッパ部24_1,24_2を構成する凹部は、ダイアフラム23_1,23_2の変位に沿った曲面(例えば、非球面)を有している。
ストッパ部24_1,24_2とダイアフラム23_1,23_2との間には、空間が夫々形成されている。以下、ストッパ部24_1とダイアフラム23_1との間に形成される空間を部屋28_1と称し、ストッパ部24_2とダイアフラム23_2との間に形成される空間を部屋28_2と称する。
部屋28_1と部屋28_2とは、連通孔25によって連通している。すなわち、部屋28_1と部屋28_2とは、連通孔25を通して空間的に接続されている。具体的に、連通路25は、例えば、第2基部22における主面22aにおいてストッパ部24_1とストッパ部24_2との間に形成された溝によって構成されている。当該溝の一端は、ストッパ部24_1としての主面22aに形成された一方の凹部と接続し、当該溝の他端は、ストッパ部24_2としての主面22aに形成された他方の凹部と接続している。
上記溝の側面および底面と半導体膜23との間の空間が、部屋28_1と部屋28_2とを導通する連通孔25となる。連通路25は、ダイアフラム23_1,23_2の一方に加わった圧力を、ダイアフラム23_1,23_2の他方に伝達するための圧力連通路として機能する。以下、連通孔25を「圧力連通路25」とも称する。
第2基部22における主面22aの反対側の主面22bには、部屋28_1,28_2と夫々連通する連通路26_1,26_2が形成されている。連通路26_1,26_2は、部屋28_1,28_2、および圧力連通路25内に圧力伝達物質を導入するための孔である。なお、連通路26_1,26_2の具体的な構造については後述する。
連通路26_1,26_2、圧力連通路25、および部屋28_1,28_2は、圧力伝達物質27によって満たされている。圧力伝達物質27は、ダイアフラム23_1,23_2の一方に加わった圧力を、連通路25を介してダイアフラム23_1,23_2の他方に伝達するための物質である。圧力伝達物質27としては、シリコーンオイルやフッ素オイル等を例示することができる。
本実施の形態では、一例として、圧力伝達物質27が液体(例えばシリコーンオイル)であるものとし、圧力伝達物質27を「オイル27」と、連通路26_1,26_2を「オイル導入路26_1,26_2」とも称する。
封止部材7は、オイル導入路26_1,26_2から部屋28_1,28_2および圧力連通路25にオイル27が導入された後に、オイル導入路26_1,26_2の一端を夫々封止する機能部である。例えば、封止部材7は、オイル導入路26_1,26_2の開口部分に嵌め込んだ、球体状の金属部材(例えば、金錫(AuSn)や金ゲルマニウム(AuGe)を主成分とする合金から成る金属ボール)を溶解させて形成されている。
次に、オイル導入路26の構造について詳細に説明する。
図2A,2Bは、差圧センサチップ2のオイル導入路26周辺の模式的な構造を示す断面図である。
図2Aには、差圧センサチップ2のオイル導入路26周辺の断面図が示されている。図2Bには、差圧センサチップ2のオイル導入路26周辺の上面図が示されている。
なお、図2A、図2Bでは、オイル27を導入する前の第2基部22の構造が図示されている。
図2A,2Bに示されるように、オイル導入路26_1は、第2基部22の主面22bに一つの開口部26a_1を有するとともに部屋28_1(ストッパ部24_1)に接続している。同様に、オイル導入路26_2は、第2基部22の主面22bに一つの開口部26a_2を有するとともに部屋28_2に接続している。
具体的には、オイル導入路26_1は、第2基部22の主面22bに形成された開口部としての凹部260_1と、凹部260_1の底面と部屋28_1(ストッパ部24_1)とを連通する連通路261_1とから構成されている。同様に、オイル導入路26_2は、第2基部22の主面22bに形成された開口部としての凹部260_2と、凹部260_2の底面と部屋28_2(ストッパ部24_2)とを連通する連通路261_2とから構成されている。
図2A,2Bに示されるように、凹部260_1,260_2および連通路261_1,261_2は、例えば、主面22bに垂直な方向(Z方向)から見て略円形に夫々形成されている。連通路261_1は、その一端が凹部260_1の底面に接続され、その他端がストッパ部24_1に接続されている。連通路261_2は、その一端が凹部260_2の底面に接続され、その他端がストッパ部24_2に接続されている。
凹部260_1,260_2の径をφ1、連通路261_1,261_2の径をφ2としたとき、φ2<φ1である。
(2)支持基板3
支持基板3は、ダイアフラムベース1上で差圧センサチップ2を支持するとともに、ダイアフラムベース1と差圧センサチップ2とを絶縁するための基板である。支持基板3は、例えばガラス基板である。
支持基板3は、主面3aとその反対側の主面3bとを貫通する貫通孔30_1,30_2が形成されている。貫通孔30_1と貫通孔30_2とは、主面3aおよび主面3bにおいて平面方向に離間して形成されている。
支持基板3は、差圧センサチップ2と接合されている。具体的には、支持基板3の主面3aに垂直な方向から見て、貫通孔30_1と圧力導入孔21_1とが重なりを有し、且つ貫通孔30_2と圧力導入孔21_2とが重なりを有している状態において、支持基板3の主面3bが第1基部20の主面20aに接合されている。
ここで、例えば、第1基部20がシリコン、支持基板3がガラスである場合には、第1基部20の主面20aと支持基板3の主面3bとは陽極接合により接合される。
(3)ダイアフラムベース1
ダイアフラムベース1は、差圧センサチップ2を支持するとともに、計測対象の流体の圧力を差圧センサチップ2に導くための金属材料から成る基台である。上記金属材料としては、ステンレス鋼(SUS)を例示することができる。
図1に示すように、ダイアフラムベース1は、主面1aとその反対側の主面1bとを有する。
ダイアフラムベース1には、主面1aと主面1bとを貫通する2つの貫通孔11_1,11_2が形成されている。図1に示されるように、貫通孔11_1,11_2は、主面1a側の開口部が主面1b側の開口部よりも開口面積が広く形成されている。
貫通孔11_1の主面1a側の開口部は、計測対象の流体からの圧力を受けるためのダイアフラム10_1によって覆われている。同様に、貫通孔11_2の主面1a側の開口部は、計測対象の流体からの圧力を受けるためのダイアフラム10_2によって覆われている。ダイアフラム10_1,10_2は、例えばステンレス鋼(SUS)から構成されている。
以下、ダイアフラム10_1,10_2によって一方の開口部が覆われた貫通孔11_1,11_2を「流体圧力導入孔11_1,11_2」と夫々称する。
図1に示されるように、ダイアフラムベース1の主面1b側には、支持基板3と接合された差圧センサチップ2が載置されて固定されている。具体的には、支持基板3と接合された差圧センサチップ2は、Z方向から見て、支持基板3の主面3aに形成された貫通孔30_1,30_2と流体圧力導入孔11_1,11_2とが重なりを有する状態において、固定部材5Aによってダイアフラムベース1の主面1b上に固定される。
ここで、固定部材5Aは、例えばフッ素系の接着剤である。
ダイアフラムベース1の主面1bの支持基板3(差圧センサチップ2)が接合されている領域以外の領域には、中継基板4が固定されている。中継基板4は、例えばエポキシ系の接着剤から成る固定部材6Aによってダイアフラムベース1の主面1b上に固定されている。
中継基板4は、上述した差圧センサチップ2に形成された複数のひずみゲージ230_1,230_2(ピエゾ抵抗素子)によって構成されたブリッジ回路に電力を供給するための外部端子や、上記ブリッジ回路から電気信号を取り出すための外部端子等が形成された回路基板である。
具体的には、図1に示すように、中継基板4は、その一方の主面に形成された、上記外部出力端子としての複数の電極パッド40を有している。複数の電極パッド40は、例えば金(Au)等の金属材料から成るボンディングワイヤ8によって、差圧センサチップ2の主面20b上に形成された電極パッド29と夫々接続されている。
また、中継基板4には、上記電極パッド40の他に、複数の外部出力ピン(図示せず)が配設されるとともに、各電極パッド40と各外部出力ピンとを電気的に接続する配線パターン(図示せず)が形成されている。これにより、差圧センサチップ2は、電極パッド29、ボンディングワイヤ8、電極パッド40、上記配線パターン、および上記外部出力ピンを介して、信号処理回路や電源回路等のその他の回路と電気的に接続される。
なお、信号処理回路や電源回路等は、中継基板4に配置されていてもよいし、中継基板4と上記外部出力ピンによって接続される別の回路基板(図示せず)に配置されていてもよい。
ダイアフラムベース1の流体圧力導入孔11_1,11_2と差圧センサチップ2の圧力導入孔21_1,21_2とは、支持基板3の貫通孔30_1,30_2を介して夫々連通されている。
ダイアフラムベース1の流体圧力導入孔11_1,11_2の内部と、支持基板3の貫通孔30_1,30_2の内部と、差圧センサチップ2の圧力導入孔21_1,21_2の内部は、圧力伝達物質13で満たされている。圧力伝達物質13としては、圧力伝達物質27と同様に、シリコーンオイルやフッ素オイルを例示することができる。以下、圧力伝達物質13を「オイル13」とも称する。
オイル13は、差圧発信器100の製造工程において、ダイアフラムベース1に形成された流体圧力導入孔11_1,11_2と連通するオイル導入孔14_1,14_2から導入される。オイル導入孔14_1,14_2は、オイル13が導入された後、封止部材(例えば、球状の金属材料)15_1,15_2によって夫々封止される。
(4)差圧発信器の動作
上述した構造を有する差圧発信器100は、以下のように動作する。
例えば、計測対象の流体が流れるパイプラインに差圧発信器100を実装する場合を考える。この場合、例えば、パイプラインの上流側(高圧側)の流体の圧力をダイアフラム10_1で検出し、下流側(低圧側)の流体の圧力をダイアフラム10_2で検出するように、差圧発信器100をパイプラインに実装する。
この状態において、ダイアフラム10_1に流体の圧力が印加されると、ダイアフラム10_1が変位し、その変位に応じて圧力伝達物質13が、流体圧力導入孔11_1から差圧センサチップ2の圧力導入孔21_1側に移動する。この圧力伝達物質13の移動に応じた圧力が差圧センサチップ2のダイアフラム23_1に印加され、ダイアフラム23_1が変位する。
同様に、ダイアフラム10_2に流体の圧力が印加されると、ダイアフラム10_2が変位し、その変位に応じて圧力伝達物質27が、流体圧力導入孔11_2から差圧センサチップ2の圧力導入孔21_2側に移動する。この圧力伝達物質27の移動に応じた圧力が差圧センサチップ2のダイアフラム23_2に印加され、ダイアフラム23_2が変位する。
このとき、ダイアフラム23_1,23_2を挟んで圧力導入孔21_1,21_2に対面配置されている部屋28_1,28_2は、圧力連通路25によって連通され、且つオイル27によって満たされていることから、ダイアフラム23_1,23_2の一方の変位に伴うオイル27の移動に応じた圧力が、圧力連通路25を介してダイアフラム23_1,23_2の他方に印加される。
したがって、例えば、圧力導入孔21_1からダイアフラム23_1に印加される圧力が圧力導入孔21_2からダイアフラム23_2に印加される圧力よりも大きい場合、ダイアフラム23_2は、上記二つの圧力の差に応じた分だけ、図1の−Z方向(支持基板3側)に変位する。一方、ダイアフラム23_1は、上記二つの圧力の差に応じた分だけ、図1の+Z方向(封止部材7側)に変位する。
これらのダイアフラム23_1,23_2の変位によってダイアフラム23_1,23_2に生じた応力がダイアフラム23_1,23_2に形成されたひずみゲージ230_1,230_2に加わることにより、上記二つの圧力差に応じた電気信号が差圧センサチップ2から出力される。この電気信号は、上述した中継基板4を介して図示されない信号処理回路に入力され、当該信号処理回路が必要な信号処理を実行することにより、計測対象の流体の差圧の情報が得られる。この差圧の情報は、例えば、差圧発信器100の表示装置(図示せず)に表示され、または、通信回線を介して外部機器に送信される。
(5)差圧センサチップ2の製造方法
次に、差圧センサチップ2の製造方法について説明する。
ここでは、一例として、半導体膜23を介して第1基部20と第2基部22とを接合したチップを作製するチップ作製工程と、チップ作製工程で作製した半導体チップに圧力伝達物質としてのオイル27を封入するオイル封入工程とに分けて説明する。
(i)チップ作製工程
図3A〜3Hは、差圧センサチップの製造方法におけるチップ作製工程を示す図である。
先ず、図3Aに示すように、例えばシリコンから成る基板220にオイル導入路26_1の凹部260_1とオイル導入路26_2の凹部260_2を夫々形成する(ステップS01)。具体的には、公知の半導体製造技術、例えばよく知られたフォトリソグラフィー技術とドライエッチング技術によって、基板220を選択的に除去することにより、基板220の対向する2つの主面を貫通する、凹部260_1,260_2としての貫通孔を夫々形成する。
また、図3Bに示すように、基板220とは別の、例えばシリコンから成る基板221に、ストッパ部24_1,24_2と、圧力連通路25と、オイル導入路26_1の連通路261_1と、オイル導入路26_2の連通路261_2とを形成する(ステップS02)。具体的には、公知の半導体製造技術、例えばよく知られたフォトリソグラフィー技術とドライエッチング技術によって、基板221を選択的に除去することにより、基板221の対向する2つの主面の一方に、圧力連通路25の上面を構成する溝250とストッパ部24_1,24_2とを形成するとともに、基板221の上記2つの主面の他方に、ストッパ部24_1に連通する連通路261_1としての貫通孔とストッパ部24_2に連通する連通路261_2としての貫通孔を夫々形成する。
このとき、曲面を有するストッパ部24_1,24_2は、よく知られた、光の透過率を変化させたグレースケールマスクを用いたフォトリソグラフィー技術とドライエッチング技術によって、基板221を選択的に除去することにより、形成することができる(例えば、特開2005−69736号参照)。
次に、図3Cに示すように、ステップS01で加工した基板220とステップS02で加工した基板221とを接合する(ステップS03)。具体的には、公知の基板接合技術により、凹部260_1としての貫通孔と連通路260_1としての貫通孔とを接続させ、且つ凹部260_2としての貫通孔と連通路260_2としての貫通孔とを接続させた状態で、基板220と基板221とを接合させる。より具体的には、基板220の主面と垂直な方向(Z方向)から見て、凹部260_1と連通路261_1とが同一軸線上に並び、且つ凹部260_1と連通路261_1とが同一軸線上に並んだ状態で、基板220と基板221とを接合する。これにより、第2基部22が作製される。
次に、図3Dに示すように、基板231を、第1基部22に接合する(ステップS04)。ここで、基板231は、例えばシリコン基板である。基板231の一方の面側には、ひずみゲージ230_1,230_2としてのピエゾ抵抗素子、ひずみゲージ230_1,230_2等に電気的に接続するための配線パターン(図示せず)、および電極パッド29が形成されている。
具体的にステップS04では、公知の基板接合技術により、基板231における、ひずみゲージ230_1,230_2、配線パターン、および電極パッド29が形成された面を、第2基部22のストッパ部24_1,24_2および圧力連通路25が形成された主面22aに接合する。
次に、図3Eに示すように、基板231の第2基部22と接合された面の反対側の面を除去することにより、基板231の厚みを調整する(ステップS05)。これにより、基板231は半導体膜23となる。
また、図3Fに示すように、例えばシリコンから成る基板200に、圧力導入孔21_1,21_2を形成する(ステップS06)。具体的には、公知の半導体製造技術、例えばよく知られたフォトリソグラフィー技術やドライエッチング技術によって、基板200を選択的に除去することにより、基板200の対向する2つの主面を貫通する、圧力導入孔21_1,21_2としての2つの貫通孔を形成する。
これにより、第1基部20が作製される。
次に、図3Gに示すように、ステップS05において加工した半導体膜23が接合された第2基部22と、ステップS06において作製された第1基部20とを接合する(ステップS07)。具体的には、公知の基板接合技術により、第2基部22の積層方向(Z方向)から見て圧力導入孔21_1とストッパ部24_1とが対面配置され、且つ圧力導入孔21_2とストッパ部24_2とが対面配置された状態で、半導体膜23と第1基部20(基板200)の主面20bとを接合する。
次に、図3Hに示されるようにステップS06で作製されたチップと、貫通孔30_1,30_2が形成された例えばガラスから成る支持基板3とを接合する(ステップS08)。具体的には、公知の陽極接合技術により、第2基部22の積層方向(Z方向)から見て、貫通孔30_1と圧力導入孔21_1とが重なりを有し、且つ貫通孔30_2と圧力導入孔21_2とが重なりを有する状態で、第1基部20の主面20aを支持基板3に接合する。
以上の工程により、オイルが封入されていない、支持基板3が接合された差圧センサチップ2が作製される。
(ii)オイル封入工程
次に、差圧センサチップ2の製造方法におけるオイル封入工程について説明する。
図4A〜4Fは、差圧センサチップ2の製造方法におけるオイル封入工程を示す図である。
先ず、図4Aに示されるように、上述したチップ作製工程によって作製されたチップを用意する(ステップS11)。
次に、図4Bに示されるように、ステップS11で用意した差圧センサチップ2のオイル導入路26_1,26_2の開口部26_1a,26_2aの何れか一方から、オイル27を導入する(ステップS12)。
ステップS12のオイル導入工程は、図4Cに示されるように、一方のオイル導入路26_2の凹部260_2から流し込まれたオイル27が、他方のオイル導入路26_1の凹部260_1から溢れ出るまで行われる。
次に、図4Dに示されるように、一方のオイル導入路26_2の凹部260_2から流し込まれたオイル27が、他方のオイル導入路26_1の凹部260_1から溢れ出た状態において、オイル導入路26_1,26_2を夫々封止する(ステップS13)。
具体的には、各オイル導入路26_1,26_2の凹部260_1,260_2に、例えば金錫(AuSn)を主成分とする合金から成る球体状の金属材料を嵌め込み、当該金属材料にレーザーを照射することにより、溶解させる。これにより、上記金属材料を加工した封止部材7によってオイル導入路26_1,26_2が夫々封止される。
以上の工程により、オイル27が封止された差圧センサチップ2が作製される。
以上、本発明に係る差圧センサチップは、ダイアフラム並列配置型の差圧センサチップ2の2つのダイアフラム23_1,23_2に夫々対応する部屋28_1,28_2と圧力連通路25にオイル27を導入するための孔として、各部屋28_1,28_2に夫々連通するオイル導入路26_1,26_2が形成された構造を有している。
これによれば、上述したように、差圧センサチップの製造工程において一方のオイル導入路26_2からオイルを流し込むことにより、部屋28_2、圧力連通路25、および部屋28_1に存在する残存ガスをオイルとともに、他方のオイル導入路26_1から追い出すことが可能となる。
特に、一方のオイル導入路26_1から導入したオイル27が他方のオイル導入路26_2から溢れ出た後に、各オイル導入路26_1,26_2を封止部材7によって封止することにより、オイル導入路26_2から部屋28_2、圧力連通路25、および部屋28_1を経由してオイル導入路26_1に至る流路が確実にオイル27で満たされた状態で、各オイル導入路26_1,26_2を封止することが可能となる。
これによれば、本発明に係るダイアフラム並列配置型の差圧センサチップ2のように、極小流路が存在する場合であっても、残存ガスや真空溜まりが無く、且つ部屋28_1,28_2および圧力連通路25を確実にオイル27で満たすことが可能となる。
したがって、本発明に係る差圧センサチップを用いることにより、圧力損失の小さい差圧発信器を実現することが可能となる。また、本発明に係る差圧センサチップを用いることにより、必要十分な量の圧力伝達物質を差圧センサチップ内に封入することができるので、周囲環境の変化に基づく圧力の検出感度の低下のおそれやダイアフラムの破壊のおそれのない差圧発信器を実現することが可能となる。
また、一般に、圧力連通路25のような極小流路にオイルを導入する場合には、流路内を高真空状態にすることが望ましい。これに対し、本発明に係る差圧センサチップの製造方法によれば、一方のオイル導入路26_2からオイル27を注ぎ込むことにより、他方のオイル導入路26から残存ガスを放出することが可能となるので、真空状態にすることなくオイルを確実に封入することが可能となる。
≪実施の形態の拡張≫
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態では、2つのオイル導入路26_1,26_2の開口部26_1a,26_2aがダイアフラム23_1,23_2と反対側の主面22bに形成される場合を例示したが、これに限られない。すなわち、オイル導入路26_1から部屋28_1、圧力連通路25、および部屋28_2を通ってオイル導入路26_2に至る流路が形成されていればよく、オイル導入路26_1,26_2の開口部26_1a,26_2aの位置は上記例に限定されるものではない。以下、具体例を示す。
図5Aは、オイル導入路の第1の例を示す図である。
図5Aに示される差圧センサチップ2Aのように、オイル導入路26A_1,26A_2は、第2基部22の主面22a(22b)に垂直な側面22c,22dに形成されていてもよい。例えば、オイル導入路26A_1の開口部が第2基部22の側面22cに形成され、オイル導入路26A_2の開口部が第2基部22の側面22dに形成されていてもよい。
図5Bは、オイル導入路の第2の例を示す図である。
図5Bに示される差圧センサチップ2Bのように、オイル導入路26B_1,26B_2は、夫々の開口部の位置、すなわちダイアフラム23_1,23_2からの高さ(Z方向の高さ)が相違していてもよい。例えば、図5Bに示されるように、例えば、オイル導入路26A_1の開口部が第2基部22の側面22cに形成され、オイル導入路26A_2の開口部が第2基部22の主面22bに形成されていてもよい。
図5C,5Dは、オイル導入路の第3の例を示す図である。
図5Cには、オイル導入路の別の第3の例に係る差圧センサチップ2Cの模式的な断面構造(断面図)が示され、図5Dには、オイル導入路の別の第3の例に係る差圧センサチップ2Cの模式的な平面構造(上面図)が示されている。
図5C,5Dに示される差圧センサチップ2Cのように、オイル導入路26C_1の開口部26_1cの開口面積とオイル導入路26_2の開口面積は、互いに相違していてもよい。
ここで、オイル導入路26C_1の開口部26_1cの開口面積とは、凹部260_1のZ軸と垂直な方向の断面積であり、オイル導入路26C_2の開口部26_2cの開口面積とは、凹部260_2のZ軸と垂直な方向の断面積である。例えば、オイル導入路26_2からオイル27を流し込む場合、オイル導入路26_2の開口部26_2cの開口面積を、オイル導入路26_1の開口部26_1cの開口面積よりも大きくしてもよい。これによれば、オイルの導入が更に容易となる。
また、封止部材7は、オイル導入路26を封止することができるものであればよく、上記実施の形態に示したものに限定されない。例えば、封止部材7は、一端が開口し、他端が有底の筒状の金属材料(例えばステンレス鋼(SUS))から構成されていてもよい。この場合、封止部材7は、封止部材7の開口した一端がオイル導入路26_1,26_2に挿入された状態で、エポキシ系の接着剤によって第2基部22に固定される。
また、上記実施の形態では、オイル導入路26_1,26_2、26A_1,26A_2,26B_1,26B_2,26C_1,26C_2を構成する凹部および連通路の断面が円形状である場合を例示したが、これに限られず、多角形状(例えば矩形状)であってもよい。
また、上記実施の形態に係る差圧センサチップ2は、図1等に示した構造を有する差圧発信器100のみならず、各種の構造を有する差圧発信器に適用できることは言うまでもない。すなわち、上記実施の形態で示した差圧発信器100は、あくまで一例であり、差圧発信器として要求される仕様や用途等によって、ダイアフラムベース1を構成する材料や形状等が差圧発信器100と異なる差圧発信器にも、本発明に係る差圧センサチップを適用することが可能である。
100…差圧発信器、1…ダイアフラムベース、1a,1b…基台の主面、2,2A〜2C…差圧センサチップ、3…支持基板、3a,3b…支持基板の主面、4…中継基板、5A、6A…接着部材、7,7A…封止部材、8…ボンディングワイヤ、10_1,10_2…ダイアフラム、11_1,11_2…流体圧力導入孔、13…圧力伝達物質、14_1,14_2…オイル導入孔、15_1,15_2…金属ボール、20…第1基部、20a,20b…第1基部20の主面、21_1,21_2…圧力導入孔、22…第2基部、22a,22b…第2基部22の主面、23…半導体膜、23_1,23_2…ダイアフラム、24_1,24_2…ストッパ部、25…圧力連通路、26_1,26_2,26A_1,26A_2,26B_1,26B_2,26C_1,26C_2…オイル導入路、26_1a,26_2a…オイル導入路の開口部、27…圧力伝達物質、28_1,28_2…部屋、29,40…電極パッド、30_1,30_2…貫通孔、230_1,230_2…ひずみゲージ、260_1,260_2,260A_1,260A_2,260B_1,260B_2,260C_1,260C_2…凹部、261_1,261_2,261A_1,261A_2,261B_1,261B_2,261C_1,261C_2,262C_2…連通路。

Claims (12)

  1. 計測対象の流体の圧力差を検出する差圧センサチップの製造方法であって、
    第1ダイアフラムおよび第2ダイアフラムと、前記第1ダイアフラムに設けられ、前記計測対象の流体の圧力を検出するように構成された第1ひずみゲージと、前記第2ダイアフラムに設けられ、前記計測対象の流体の圧力を検出するように構成された第2ひずみゲージと、前記第1ダイアフラムに圧力を導入するように構成された第1圧力導入孔と、前記第2ダイアフラムに圧力を導入するように構成された第2圧力導入孔と、前記第1ダイアフラムを挟んで前記第1圧力導入孔に対面配置され、前記第1ダイアフラムと離間して形成された第1ストッパ部と、前記第2ダイアフラムを挟んで前記第2圧力導入孔に対面配置され、前記第2ダイアフラムと離間して形成された第2ストッパ部と、前記第1ダイアフラムと前記第1ストッパ部との間の第1部屋と、前記第2ダイアフラムと前記第2ストッパ部との間の第2部屋と、前記第1部屋と前記第2部屋とを連通する第1連通路と、圧力伝達物質を導入するための一端と、前記第1部屋に接続された他端とを有する第2連通路と、前記圧力伝達物質を導入するための一端と、前記第2部屋に接続された他端とを有する第3連通路とを有する半導体チップを形成する第1ステップと、
    前記第2連通路の前記一端または前記第3連通路の前記一端から、圧力伝達物質を導入する第2ステップと、
    前記第2ステップの後に、前記第2連通路の前記一端および前記第3連通路の前記一端を封止する第3ステップと、を含む
    差圧センサチップの製造方法。
  2. 請求項1に記載の差圧センサチップの製造方法において、
    前記第2ステップは、前記第2連通路および前記第3連通路の何れか一方の前記一端から導入された前記圧力伝達物質が他方の前記一端から溢れ出るまで、前記圧力伝達物質を導入するステップを含む
    ことを特徴とする差圧センサチップの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の差圧センサチップの製造方法において、
    前記半導体チップは、
    第1主面、および前記第1主面と反対側の第2主面と、夫々前記第1主面と前記第2主面とに開口する前記第1圧力導入孔および前記第2圧力導入孔とを有する第1基部と、
    前記第1圧力導入孔および前記第2圧力導入孔を覆って前記第1基部の前記第2主面上に配置され、前記2主面と垂直な方向から見て前記第1圧力導入孔と重なる領域が前記第1ダイアフラムとして機能するとともに、前記第2圧力導入孔と重なる領域が前記第2ダイアフラムとして機能する半導体膜と、
    第3主面と、前記第3主面に形成された凹部としての前記第1ストッパ部および前記第2ストッパ部と、前記第1ストッパ部と前記第2ストッパ部とを連通する前記第1連通路と、一端が前記第3主面以外の面に開口し、他端が前記第1ストッパ部に接続された前記第2連通路と、一端が前記第3主面以外の面に開口し、他端が前記第2ストッパ部に接続された前記第3連通路とを含み、前記第3主面が前記第3主面に垂直な方向から見て、前記第1ストッパ部の少なくとも一部が前記第1ダイアフラムと重なり、且つ前記第2ストッパ部の少なくとも一部が前記第2ダイアフラムと重なった状態で、前記第1基部の前記第2主面の前記半導体膜上に配置された第2基部と、を有する
    ことを特徴とする差圧センサチップの製造方法。
  4. 請求項3に記載の差圧センサチップの製造方法において、
    前記第2基部は、前記第3主面と反対側の第4主面を更に有し、
    前記第2連通路の前記一端および前記第3連通路の前記一端は、前記第4主面に夫々開口している
    ことを特徴とする差圧センサチップの製造方法。
  5. 請求項3に記載の差圧センサチップの製造方法において、
    前記第2基部は、前記第3主面と垂直な側面を有し、
    前記第2連通路の前記一端および前記第3連通路の前記一端は、前記側面に夫々開口している
    ことを特徴とする差圧センサチップの製造方法。
  6. 請求項3に記載の差圧センサチップの製造方法において、
    前記第2基部は、前記第3主面と反対側の第4主面と、前記第3主面と垂直な側面とを更に有し、
    前記第2連通路の前記一端は、前記側面に開口し、
    前記第3連通路の前記一端は、前記第4主面に開口している
    ことを特徴とする差圧センサチップの製造方法。
  7. 第1主面、および前記第1主面と反対側の第2主面と、夫々前記第1主面と前記第2主面とに開口する第1圧力導入孔および第2圧力導入孔とを有する第1基部と、
    前記第1基部の前記第2主面上に設けられた半導体膜と、
    第3主面、および前記第3主面と反対側の第4主面とを有し、前記第3主面が前記半導体膜上に接合された第2基部と、を有し、
    前記半導体膜は、
    前記第1基部の前記第2主面上に設けられ、前記第1圧力導入孔の一端を覆うように構成された第1ダイアフラムと、
    前記第1基部の前記第2主面上に設けられ、前記第2圧力導入孔の一端を覆うように構成された第2ダイアフラムと、
    前記第1ダイアフラムに設けられ、計測対象の流体の圧力を検出するように構成された第1ひずみゲージと、
    前記第2ダイアフラムに設けられ、前記計測対象の流体の圧力を検出するように構成された第2ひずみゲージと、を含み、
    前記第2基部は、
    前記第3主面の前記第1ダイアフラムを挟んで前記第1圧力導入孔と対面する位置に形成され、前記第1ダイアフラムとともに第1部屋を形成する第1凹部と、
    前記第3主面の前記第2ダイアフラムを挟んで前記第2圧力導入孔と対面する位置に形成され、前記第2ダイアフラムとともに第2部屋を形成する第2凹部と、
    前記第1部屋と前記第2部屋とを連通する第1連通路と、
    一端が前記第3主面以外の面に開口し、他端が前記第1ストッパ部に接続された第2連通路と、
    一端が前記第3主面以外の面に開口し、他端が前記第2ストッパ部に接続された第3連通路とを有する
    差圧センサチップ。
  8. 請求項7に記載の差圧センサチップにおいて、
    前記第2基部は、前記第3主面と反対側の第4主面を更に有し、
    前記第2連通路の前記一端および前記第3連通路の前記一端は、前記第4主面に夫々開口している
    ことを特徴とする差圧センサチップ。
  9. 請求項7に記載の差圧センサチップにおいて、
    前記第2基部は、前記第3主面と垂直な側面を更に有し、
    前記第2連通路の前記一端および前記第3連通路の前記一端は、前記側面に夫々開口している
    ことを特徴とする差圧センサチップ。
  10. 請求項7に記載の差圧センサチップにおいて、
    前記第2基部は、前記第3主面と反対側の第4主面と、前記第3主面と垂直な側面とを更に有し、
    前記第2連通路の前記一端は、前記第4主面に開口し、
    前記第3連通路の前記一端は、前記側面に開口している
    ことを特徴とする差圧センサチップ。
  11. 請求項7乃至10の何れか一項に記載の差圧センサチップにおいて、
    前記第1部屋、前記第2部屋、前記第1連通路、前記第2連通路、および前記第3連通路に充填された圧力伝達物質と、
    前記第2連通路の前記一端および前記第3連通路の前記一端を夫々封止する封止部材と、を更に有する
    ことを特徴とする差圧センサチップ。
  12. 請求項11に記載の差圧センサチップと、
    第5主面と、前記第5主面と反対側の第6主面と、夫々前記第5主面と前記第6主面とに開口する第1流体圧力導入孔および第2流体圧力導入孔とを有する基台と、
    前記基台の前記第5主面上に設けられ、前記第1流体圧力導入孔の一端を覆う第3ダイアフラムと、
    前記基台の前記第5主面上に設けられ、前記第2流体圧力導入孔の一端を覆う第4ダイアフラムと、
    第7主面と、前記第7主面と反対側の第8主面と、夫々前記第7主面および前記第8主面に開口する第1貫通孔および第2貫通孔とを有し、前記第7主面が前記基台上に固定され、前記第8主面が前記第1基部の前記第1主面に接合されて、前記差圧センサチップを支持する支持基板と、を備え、
    前記第1流体圧力導入孔と前記第1貫通孔とが連通し、
    前記第2流体圧力導入孔と前記第2貫通孔とが連通している、
    ことを特徴とする差圧発信器。
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