JP2018158866A - 連続結晶化ガラス成形体の製造方法および装置 - Google Patents

連続結晶化ガラス成形体の製造方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効率の良い連続結晶化ガラス成形体の製造方法および装置を得ること。【解決手段】溶融ガラスを連続して流下しながら、成形鋳型30に流し込み、前記成形鋳型30からガラス成形体Aを連続して引き出し、前記引き出された連続ガラス成形体Aを結晶化して、連続結晶化ガラス成形体Bを得、前記連続結晶化ガラス成形体Bを冷却する、連続結晶化ガラス成形体の製造方法。前記連続ガラス成形体の厚さが、7mm以上である請求項1に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。【選択図】図1

Description

本発明は、溶融ガラスを連続して成形し、徐冷する過程で結晶化する方法および装置に関する。
通常溶融ガラスを板状あるいは棒状に連続して成形するには、溶融ガラスを成形ロール間に流してその周速度と同じ速度でガラス成形体を送り出す方法(複ロール法)や予め用意された成形鋳型の中に溶融ガラスを鋳込みガラスの鋳込み速度に合わせてガラス成形体を引き出す方法(引き出し成形法)などがとられている。前者の方法はガラス成形体がその幅に比較し厚さの薄い板状のものであるときに適し、後者の方法はガラス成形体がその幅に比較し厚さの厚い棒状のものであるときに適する。
従来、固定成形鋳型に溶融ガラスを流下させて鋳込み、成形鋳型の末端部からガラス成形体を連続して引き出す成形法では、高温のガラス成形体を徐冷(アニール)してガラス内に歪などが生じないようにして連続ガラス成形体を得ていた。一旦、冷却した連続ガラス成形体を適当な長さに切断してガラス成形体を得た後、必要に応じこのガラス成形体を結晶化用炉に入れて、熱処理して結晶化させて、結晶化ガラスを得ていた(例えば特許文献1の段落0006,0046,0066)。
特開2007−269500号公報
しかしながら、従来の引き出し成形法では、一度ガラス成形体を得た後に、再度結晶化させて結晶化ガラス成形体を得ていたため、ガラス成形体製造用装置と、結晶化ガラス製造用装置を必要とし、ガラス成形体を製造するための時間と結晶化ガラスを製造するための時間を要し、さらに、ガラス成形体を切断し取り出して結晶化用炉に入れる手間がかかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、効率の良い連続結晶化ガラス成形体の製造方法および装置を得ることにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意試験研究を重ねた結果、溶融した原料から直接結晶化することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下を提供する。
(構成1)
溶融ガラスを連続して流下しながら、成形鋳型に流し込み、
前記成形鋳型からガラス成形体を連続して引き出し、
前記引き出された連続ガラス成形体を結晶化して、連続結晶化ガラス成形体を得、
前記連続結晶化ガラス成形体を冷却する、連続結晶化ガラス成形体の製造方法。
(構成2)
前記連続ガラス成形体の厚さが、7mm以上である構成1に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
(構成3)
前記連続ガラス成形体が、酸化物換算の重量%で、
SiO成分を40.0%〜70.0%、
Al成分を11.0%〜25.0%、
NaO成分を5.0%〜19.0%、
O成分を0.1%〜9.0%、
MgO成分およびZnO成分からなる群から選択される1種以上を1.0%〜18.0%、
CaO成分を0.01%〜3.0%、
TiO成分を0.5%〜12.0%、
Sb成分、SnO成分およびCeO成分からなる群より選択される1種以上を0.01%〜3.0%、
を含有し、
SiO成分、Al成分、NaO成分、KO成分、MgO成分、ZnO成分、TiO成分を合わせて90%以上含有する構成1または2に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
(構成4)
前記連続ガラス成形体が、酸化物換算の重量%で、
SiO成分を65.0%〜80.0%、
LiO成分を8.0%〜12.0%、
成分を1.5%〜3.0%、
ZrO成分を2.0%〜9.0%、
Al成分を1.0%〜11.0%、
MgO成分、ZnO成分、SrO成分およびBaO成分からなる群より選択される1種以上を0.8%〜5.0%、
O成分を0.5%〜5.0%、
NaO成分を0.0%〜5.0%、
Sb成分を0.0%〜2.0%
SiO成分、LiO成分、P成分、ZrO成分、Al成分、MgO成分とZnO成分とSrO成分とBaO成分からなる群より選択される1種以上、KO成分、NaO成分、Sb成分を合わせて90%以上含有する構成1または2に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
(構成5)
前記連続ガラス成形体を、500〜850℃で、30〜600分保持して、結晶化する構成1から4のいずれかに記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
(構成6)
ガラス原料を溶融する溶解装置と、
前記溶解装置から連続して溶融ガラスを受け成形する成形鋳型と、
前記成形鋳型で成形する連続ガラス成形体を、結晶化してその後徐冷する熱処理装置と、
前記連続ガラス成形体または連続結晶化ガラス成形体を、前記成形鋳型から、前記熱処理装置を通して運搬する運搬装置と、
を備える連続結晶化ガラス成形体の製造装置。
本発明によれば、効率の良い連続結晶化ガラス成形体の製造方法および装置を得ることができる。具体的には、1つの装置で、溶融ガラスから連続して結晶化ガラスを製造できるため、結晶化ガラスを製造するための時間を短縮でき、労力を軽減できる。
また、本発明では、厚さが厚い結晶化ガラスを得られるため、その後の加工がし易い。例えば、携帯電子機器の外枠部材の幅を厚さとする結晶化ガラスを得ることができる。この結晶化ガラスを外枠部材の厚さで切断すれば、容易に所望の幅と厚さを有する外枠部材用材料が得られる。
本発明の一実施形態に係る連続結晶化ガラス成形体の製造装置の概略断面図である。 図1の装置の成形鋳型の概略斜視図である。 熱処理装置内の通過時間に対する連続ガラス成形体または連続結晶化ガラス成形体の温度変化を示すグラフである。
10 連続結晶化ガラス成形体の製造装置
20 溶解装置
21 流出管
30 成形鋳型
31 成形鋳型の一端部
33 成形鋳型の他端部
40 熱処理装置
41 温度モニタ
43 加熱装置
50 運搬装置
60 切断装置
A 連続ガラス成形体
B 連続結晶化ガラス成形体
C 結晶化ガラス成形体
h 連続ガラス成形体の厚さ
以下、本発明の連続結晶化ガラス成形体の製造方法および装置の実施形態および実施例について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態および実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
図1および図2を用いて、本発明の一実施形態に係る結晶化ガラス成形体の製造方法および製造装置を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る結晶化ガラス成形体の製造装置の概略断面図である。図2は、図1の装置の成形鋳型の概略斜視図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る連続結晶化ガラス成形体の製造装置10は、ガラス原料を溶融する溶解装置20と、溶解装置20から溶融ガラスを受け成形して連続ガラス成形体Aとする成形鋳型30と、連続ガラス成形体Aを結晶化して連続結晶化ガラス成形体Bとしてその後徐冷する熱処理装置40と、成形鋳型30から連続ガラス成形体Aを載せて熱処理装置40に運搬しさらに熱処理装置40内を通って連続結晶化ガラス成形体Bを運搬する運搬装置50とを備える。運搬装置50は、さらに切断装置60まで運搬するよう構成できる。
溶解装置20は、ガラス原料を加熱により溶解し溶融ガラスを得る装置である。溶解装置20は、ガラス原料を溶解するための加熱手段を有する炉として構成することができ、従来公知のガラス溶解炉を用いることができる。溶解装置20は、溶融ガラスを成形鋳型30に流し込む流出管21を有する。この実施形態では、図2に示すように、流出管21は成形鋳型30の一端部31に位置する。また、成形鋳型30は、一端部31と対向する他端部33で、運搬装置50と接続する。
成形鋳型30は、所望の形状の連続ガラス成形体Aが得られるような形状に設計できる。例えば、図2に示すように直方体の形状であれは、断面が矩形の連続ガラス成形体が得られる。断面は特に限定されず正方形、長方形、円形、楕円などでよい。溶解装置20から受ける溶融ガラスの量と成形鋳型30の高さにより成形体の厚さを調整でき、成形鋳型30の幅を成形体の幅とできる。
熱処理装置40には、熱処理装置40内を通る運搬装置50の移動方向に適当な間隔で、複数の加熱装置(バーナーや電熱体など)43と温度モニタ41が設けられている。
熱処理装置40は、運搬装置50に載った連続ガラス成形体Aを熱処理して結晶化して連続結晶化ガラス成形体Bを得る装置である。熱処理装置40は、連続ガラス成形体Aが冷却していく過程で結晶化させる。即ち、溶融温度近傍から徐々に冷却していく第1の徐冷領域と、結晶化開始温度(以下結晶化温度ともいう)以上の温度に所定時間保持する結晶化領域と、この結晶化温度以上の温度から徐々に室温まで冷却していく第2の徐冷領域を有する。温度勾配は、緩やかなほど、成形体に波うちや変形、割れ、ひびが生じにくいが、生産速度の観点からは急なことが好ましい。第1の徐冷領域と結晶化領域は連続することが好ましい。しかし、第1の徐冷領域において結晶化領域の温度以下まで徐冷してしまったときは、第1の徐冷領域の後、結晶化領域まで温度を上げる昇温領域を設ける。ただし、製造効率の観点から、好ましくはガラス転移温度より50℃以上低い温度、より好ましくはガラス転移温度より30℃以上低い温度、さらに好ましくはガラス転移温度より10℃以上低い温度、特に好ましくはガラス転移温度より低い温度まで徐冷しないようにする。通常結晶化領域と第2の徐冷領域は連続する。運搬装置50による運搬速度は通常一定であり、結晶化時間や冷却時間は熱処理装置40内での滞在時間、即ち熱処理装置40の該当領域の長さで調整する。
成形体の運搬速度は、溶解装置20などの処理量に応じて適宜選択することができる。運搬速度が遅い場合は、それに応じて熱処理装置40の長さは長くなり、運搬速度が速い場合は、それに応じて熱処理装置40の長さは短くなる。
運搬装置50は、例えば複数のローラから構成され、成形体A,Bを運搬する。運搬装置15は、耐熱ベルトなどのコンベアベルトから構成されてもよい。
切断装置60は公知のものを使用できる。例えはカッターなどである。
次に、この製造装置10を用いた製造方法の一実施形態について説明する。
この実施形態の連続結晶化ガラス成形体の製造方法では、溶融ガラスを連続して流下しながら、成形鋳型30に流し込み、成形鋳型30からガラス成形体Aを連続して引き出し、連続ガラス成形体Aを結晶化して、連続結晶化ガラス成形体Bを得、連続結晶化ガラス成形体Bを冷却する。連続ガラス成形体Aは、好ましくはガラス転移温度から50℃以上低い温度まで冷却することなく、結晶化温度以上で結晶化する。
溶融ガラスは、溶解装置20にてガラス原料を加熱により溶解して得ることかできる。加熱温度は、ガラス原料を溶解させる温度であればよく、特に制限されない。溶融ガラスは、溶解装置20から流入管21を通して成形鋳型30の一端部31に流入する。
溶融ガラスは成形鋳型30の端部33から連続ガラス成形体Aとして、運搬装置50に載って、連続して引き出され、熱処理装置40の中へ入る。
尚、本実施形態の方法は、一組のローラ対の間を通して溶融ガラスを圧延加工するロールアウト成形法ではない。ロールアウト成形法では薄い帯状のガラス成形体しか得られない。本実施形態では、連続ガラス成形体Aの厚さを例え例えば7mm以上とできる。好ましくは10mm以上、より好ましくは12mm以上、さらに好ましくは15mm以上である。上限は限定されないが通常150mm以下、好ましくは120mm以下、より好ましくは100mm以下である。ここで厚さとは、熱処理装置40の直前で運搬装置50に接する面から垂直に延びる高さhをいう。
成形鋳型30の他端部33から引き出された連続ガラス成形体Aは、熱処理温炉40内で、結晶化温度以上で結晶化して、連続結晶化ガラス成形体Bとなる。従来では、連続ガラス成形体Aを、熱処理装置40内で移動させながらほぼ一定の降温速度で室温まで徐冷して歪の無いガラス成形体を得ていた。図3は、熱処理装置40内の通過時間(時間)に対する連続ガラス/結晶化ガラス成形体の温度変化(℃)を示している。従来は、図3の温度曲線IVのように、連続ガラス成形体Aは、溶融温度付近から徐々に室温まで冷却され、その過程で結晶化されることはなかった。得られた連続ガラス成形体は切断されて、再度結晶化のための熱処理装置へ投入された。本実施形態では、図3の温度曲線Iに示すように、連続ガラス成形体Aが結晶化温度まで冷却したら、その温度近傍を所定時間保持して結晶化する。好ましくは、結晶化温度から、結晶化温度より30℃高い温度までの範囲、より好ましくは、結晶化温度から10〜30℃高い温度で結晶化する。結晶化時間は通常0.5〜7時間程度である。結晶化が十分進行した後、温度を下げて連続結晶化ガラス成形体を得る。また、本実施形態では、図3の温度曲線IIに示すように、結晶化温度から低い温度まで冷却しても、その後結晶化温度に昇温して結晶化してもよい。さらに、本実施形態では、図3の温度曲線IIIに示すように、結晶化温度から低い温度まで冷却した後、核形成温度まで昇温して所定時間保持し、その後結晶成長温度に昇温して所定時間保持して結晶化してもよい。
温度勾配は、特に制限されず、製造効率を考慮して成形体のガラス組成や厚さに応じて選択する。温度勾配が緩やかなほど、残留歪みが少なくなり、連続結晶化ガラス成形体に波うち、変形、割れおよびひびが発生することを抑制することができる。
熱処理装置40内の温度調節は、温度モニタ41で温度を感知して、必要であれは加熱装置43により加熱して実施する。
本実施形態では、結晶化のための保持時間を要するが、一度ガラス成形体を得た後、別途、結晶化する必要がないため、結晶化ガラスの製造を効率化できる。
最後に、連続結晶化ガラス成形体Bを、切断装置60により適当な長さに切断して、結晶化ガラス成形体Cを得る。切断方法は公知の方法でよく、例えば、ダイヤモンド製のカッターによる切断法やウォータージェットによる切断法を適用できる。
結晶化のための温度と時間は、連続ガラス成形体を結晶化するときと同様である。
本実施形態の製造方法は、結晶化に長時間を要さない組成を有するガラスに特に適する。結晶化時間が短いと、成形体が熱処理装置に滞在する時間を短縮でき、熱処理装置の長さが長くなりすぎず、適当な長さにできるためである。
そのようなガラス組成として、以下を例示できる。しかしながら本発明は以下の組成のガラスに限定されない。
酸化物換算の重量%で、
SiO成分を40.0%〜70.0%、
Al成分を11.0%〜25.0%、
NaO成分を5.0%〜19.0%、
O成分を0.1%〜9.0%、
MgO成分およびZnO成分からなる群から選択される1種以上を1.0%〜18.0%、CaO成分を0.01%〜3.0%、
TiO成分を0.5%〜12.0%、
Sb成分、SnO成分およびCeO成分からなる群より選択される1種以上を0.01%〜3.0%
SiO成分は、より好ましくは45.0%〜65.0%、さらに好ましくは50.0%〜60.0%含まれる。
Al成分は、より好ましくは13.0%〜23.0%含まれる。
NaO成分は、より好ましくは8.0%〜16.0%含まれる。
O成分は、より好ましくは1.0%〜7.0%、さらに好ましくは1.0%〜5.0%含まれる。
MgO成分およびZn0成分からなる群から選択される1種以上は、より好ましくは2.0%〜15.0%、さらに好ましくは3.0%〜13.0%、特に好ましくは5.0%〜11.0%含まれる。MgOおよびZn0成分からなる群から選択される1種以上は、MgOが好ましい。
CaO成分は、より好ましくは0.1%〜2.0%含まれる。
TiO成分は、より好ましくは1.0%〜10.0%、さらに好ましくは2.0%〜8.0%含まれる。
Sb成分、SnO成分およびCeO成分からなる群より選択される1種以上は、より好ましくは0.1%〜2.0%、さらに好ましくは0.3%〜1.0%含まれる。
上記の配合量は適宜組み合わせることができる。
SiO成分、Al成分、NaO成分、KO成分、MgO成分、ZnO成分、TiO成分を合わせて90%以上、好ましくは95%以上、より好ましくは98%以上、さらに好ましくは99%以上とできる。
この組成は、ZrO成分をそれぞれ含んでもよいし、含まなくてもよい。配合量は、0〜5.0%、0〜3.0%または0〜2.0%とできる。
また、B成分、P成分、BaO成分、FeO成分、LiO成分、SrO成分、La成分、Y成分、Nb成分、Ta成分、WO成分、TeO成分、Bi成分をそれぞれ含んでもよいし、含まなくてもよい。配合量は、各々、0〜2.0%または0〜1.0%とできる。
また、好ましくは、酸化物換算のモル%で、
SiO成分を43.0モル%〜73.0モル%、
Al成分を4.0モル%〜18.0モル%、
NaO成分を5.0モル%〜19.0モル%、
O成分を0.1モル%〜9.0モル%、
MgO成分を2.0モル%〜22.0モル%、
CaO成分を0.01モル%〜3.0モル%、
TiO成分を0.5モル%〜11.0モル%、
Sb成分、SnO成分およびCeO成分からなる群より選択される1種以上を0.01モル%〜3.0モル%、
を含有する。
SiO成分、Al成分、NaO成分、KO成分、MgO成分、TiO成分を合わせて90モル%以上、好ましくは95モル%以上、より好ましくは98モル%以上、さらに好ましくは99モル%以上とできる。
この組成は、Ti、Fe、Zr、Nb、W、La、Gd、Y、YbおよびLuを除く、V、Cr、Mn、Co、Ni、Cu、AgおよびMo等の各遷移金属成分、Pb、Th、Cd、Tl、Os、BeおよびSeの各成分は、実質的に含有しないことが好ましい。
結晶化のための熱処理は、1段階でもよく、2段階の温度で熱処理してもよい。
2段階熱処理では、まず第1の温度で熱処理することにより核形成工程を行い、この核形成工程の後に、核形成工程より高い第2の温度で熱処理することにより結晶成長工程を行う。
第1の温度は500℃〜700℃が好ましい。第1の温度での保持時間は30分〜420分が好ましく、180分〜300分が最も好ましい。
第2の温度は620℃〜850℃が好ましい。第2の温度での保持時間は30分〜600分が好ましく、60分〜420分がさらに好ましく、120分〜300分が最も好ましい。
図3の温度曲線IIIは2段階の熱処理である。
1段階熱処理では、1段階の温度で核形成工程と結晶成長工程を連続的に行う。通常、所定の熱処理温度で一定時間その温度を保持する。
図3の温度曲線I,IIは、1段階の熱処理である。
1段階の温度で熱処理する場合、熱処理の温度は600℃〜800℃が好ましく、630℃〜770℃がより好ましい。また、熱処理の温度での保持時間は、30分〜500分が好ましく、60分〜300分がより好ましい。
上述する2段階の熱処理に適する組成として、以下を例示できる。
酸化物換算の重量%で、
SiO成分を65.0%〜80.0%、
LiO成分を8.0%〜12.0%、
成分を1.5%〜3.0%、
ZrO成分を1.5%〜9.0%、
Al成分を1.0%〜11.0%、
MgO成分、ZnO成分、SrO成分およびBaO成分からなる群より選択される1種以上を0.8%〜5.0%、
O成分を0.5%〜5.0%、
NaO成分を0.0%〜5.0%、
Sb成分を0.0%〜2.0%
SiO成分は、好ましくは70.0%〜77.5%含まれる。
LiO成分は、好ましくは9.0%〜11.0%含まれる。
ZrO成分は、好ましくは2.0%〜7.0%含まれる。
Al成分は、好ましくは3.0%〜9.0%含まれる。
MgO成分、ZnO成分、SrO成分およびBaO成分からなる群より選択される1種以上は、好ましくは1.0%〜4.0%含まれる。
O成分は、好ましくは0.6%〜2.0%含まれる。
NaO成分は、好ましくは0.0%〜3.0%含まれる。
Sb成分は、好ましくは0.0%〜1.0%含まれる。
上記の配合量は適宜組み合わせることができる。
SiO成分、LiO成分、P成分、ZrO成分、Al成分、MgO成分とZnO成分とSrO成分とBaO成分からなる群より選択される1種以上、KO成分、NaO成分、Sb成分を合わせて90%以上、好ましくは95%以上、より好ましくは98%以上、さらに好ましくは99%以上とできる。
As成分とPbO成分は含まないことが好ましい。
また、B成分、FeO成分、SnO成分、La成分、Y成分、Nb成分、Ta成分、WO成分、TeO成分、Bi成分をそれぞれ含んでもよいし、含まなくてもよい。配合量は、各々、0.0〜2.0%または0.0〜1.0%とできる。
上記の組成の原料から連続結晶化ガラス成形体を得るためには、例えば、溶融原料を冷却する過程で、500〜600℃を1〜7時間保持して結晶核を形成し、続いて昇温して700〜780℃を1〜7時間保持して結晶化して、その後冷却する。
上記のいずれの組成を有する結晶化ガラス成形体は、厚さ10mmにおける透過率(反射損失を含む)が80%である波長が400〜669nmである透明なガラスとして得られる。
実施例1
結晶化ガラスの各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、塩化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の原料を選定し、これらの原料を以下の組成の割合になるように秤量して均一に混合した。
(酸化物換算の重量%)
SiO成分を55%、Al成分を18%、NaO成分を12%、KO成分を2%、MgO成分を8%、CaO成分を1%、TiO成分を5%、Sb成分を0.1%
次に、混合した原料を白金坩堝に投入し溶融した。その後、ガラスを攪拌して均質化した後、約1300℃の融液を金型の一端に鋳込んだ。金型の反対側の端から、連続ガラス成形体(幅180mm、厚さ90mm)(インゴット)(ガラス転移温度:647℃)を、コンベアベルトに載せて引き出し、熱処理炉に入れた。熱処理炉内では、コンベアベルトで運搬しながら、約600℃まで冷却した後、約650℃まで電熱対で加熱し、約5時間保持した。その後、室温まで冷却した(図3の温度曲線II)。透明な連続結晶化ガラス成形体が得られた。この連続結晶化ガラス成形体をカッターを用いて切断して、四角柱の結晶化ガラス成形体を得た。後述する比較例1より作業時間は半日以上短縮した。
上記方法により得たインゴットの透過率は、10mm厚の5%透過波長が346nmであり、80%透過波長が595nmであった。
比較例1
熱処理炉内で加熱することなく徐冷だけした(図3の温度曲線IV)他は、実施例1と同様にして成形体を得た。得られた透明な成形体(四角柱状)は結晶化してなかった。このガラス成形体を結晶化炉に入れて、約650℃で約5時間保持して結晶化した。その徐冷して、実施例1と同様の四角柱の透明な結晶化ガラス成形体を得た。
実施例2
結晶化ガラスの各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、塩化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の原料を選定し、これらの原料を以下の組成の割合になるように秤量して均一に混合した。
(酸化物換算の重量%)
SiO成分を76.2%、LiO成分を10.0%、P成分を2.0%、ZrO成分を2.3%、Al成分を7.0%、MgO成分を0.8%、ZnO成分を0.5%、KO成分を1.0%、Sb成分を0.2%。
次に、混合した原料を白金坩堝に投入し溶融した。その後、ガラスを攪拌して均質化した後、約1250℃の融液を金型の一端に鋳込んだ。金型の反対側の端から、連続ガラス成形体(幅330mm、厚さ10mm)(インゴット)(ガラス転移温度:490℃)を、コンベアベルトに載せて引き出し、熱処理炉に入れた。熱処理炉内では、コンベアベルトで運搬しながら、約450℃まで冷却した後、約550℃まで電熱対で加熱し、約5時間保持した。続いて、約740℃まで電熱対で加熱し、約5時間保持した。その後、室温まで冷却した(図3の温度曲線III)。透明な連続結晶化ガラス成形体が得られた。この連続結晶化ガラス成形体をカッターを用いて切断して、四角柱の結晶化ガラス成形体を得た。
上記方法により得たインゴットの透過率は、10mm厚の5%透過波長が298nmであり、80%透過波長が604nmであった。

Claims (6)

  1. 溶融ガラスを連続して流下しながら、成形鋳型に流し込み、
    前記成形鋳型からガラス成形体を連続して引き出し、
    前記引き出された連続ガラス成形体を結晶化して、連続結晶化ガラス成形体を得、
    前記連続結晶化ガラス成形体を冷却する、連続結晶化ガラス成形体の製造方法。
  2. 前記連続ガラス成形体の厚さが、7mm以上である請求項1に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
  3. 前記連続ガラス成形体が、酸化物換算の重量%で、
    SiO成分を40.0%〜70.0%、
    Al成分を11.0%〜25.0%、
    NaO成分を5.0%〜19.0%、
    O成分を0.1%〜9.0%、
    MgO成分およびZnO成分からなる群から選択される1種以上を1.0%〜18.0%、
    CaO成分を0.01%〜3.0%、
    TiO成分を0.5%〜12.0%、
    Sb成分、SnO成分およびCeO成分からなる群より選択される1種以上を0.01%〜3.0%、
    を含有し、
    SiO成分、Al成分、NaO成分、KO成分、MgO成分、ZnO成分、TiO成分を合わせて90%以上含有する請求項1または2に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
  4. 前記連続ガラス成形体が、酸化物換算の重量%で、
    SiO成分を65.0%〜80.0%、
    LiO成分を8.0%〜12.0%、
    成分を1.5%〜3.0%、
    ZrO成分を1.5%〜9.0%、
    Al成分を1.0%〜11.0%、
    MgO成分、ZnO成分、SrO成分およびBaO成分からなる群より選択される1種以上を0.8%〜5.0%、
    O成分を0.5%〜5.0%、
    NaO成分を0.0%〜5.0%、
    Sb成分を0.0%〜2.0%
    SiO成分、LiO成分、P成分、ZrO成分、Al成分、MgO成分とZnO成分とSrO成分とBaO成分からなる群より選択される1種以上、KO成分、NaO成分、Sb成分を合わせて90%以上含有する請求項1または2に記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
  5. 前記連続ガラス成形体を、500〜850℃で、30〜600分保持して、結晶化する請求項1から4のいずれかに記載の連続結晶化ガラス成形体の成形方法。
  6. ガラス原料を溶融する溶解装置と、
    前記溶解装置から連続して溶融ガラスを受け成形する成形鋳型と、
    前記成形鋳型で成形する連続ガラス成形体を、結晶化してその後徐冷する熱処理装置と、
    前記連続ガラス成形体または連続結晶化ガラス成形体を、前記成形鋳型から、前記熱処理装置を通して運搬する運搬装置と、
    を備える連続結晶化ガラス成形体の製造装置。
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