JP2018158445A - ハニカム構造体及びハニカムフィルタ - Google Patents

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將人 薗田
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Abstract

【課題】アイソスタティック強度を向上できる多孔質ハニカム構造体等を提供する。【解決手段】この多孔質のハニカム構造体100は、筒状の外部スキン10と、外部スキンよりも内側に配置された筒状の内部スキン20と、外部スキンと内部スキンとの間を連結して四角形の断面を有する複数の外部セル42を形成する複数の外部セル隔壁30と、内部スキン内に複数の内部セル44を形成する複数の内部セル隔壁50と、を備える。内部セル隔壁50が内部スキン20と接する面50fのそれぞれは内部スキン20を間に挟んで外部セル隔壁30が内部スキン20と接する面30fと対向している。【選択図】図3

Description

本発明は、ハニカム構造体及びハニカムフィルタに関する。
平行な多数のセルを有するセラミック製のハニカム構造体として、外側に2重の筒状のスキンを有し、スキン間に放射状に隔壁を設けたものが知られている。
特開昭53−26857号公報 米国特許7112050号公報
しかしながら、上述のハニカム構造体では、アイソスタティック強度が十分でない場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、アイソスタティック強度を向上できる多孔質ハニカム構造体及びこれを用いたハニカムフィルタを提供することを目的とする。
本発明に係る多孔質のハニカム構造体は、筒状の外部スキンと、前記外部スキンよりも内側に配置された筒状の内部スキンと、前記外部スキンと前記内部スキンとの間を連結して四角形の断面を有する複数の外部セルを形成する複数の外部セル隔壁と、前記内部スキン内に複数の内部セルを形成する複数の内部セル隔壁と、を備える。そして、前記外部セル隔壁はそれぞれ前記内部スキンと接する面を有し、前記内部スキンに接している前記内部セル隔壁はそれぞれ前記内部スキンと接する面を有し、前記内部セル隔壁の前記面のそれぞれは、前記内部スキンを間に挟んで前記外部セル隔壁の前記面のいずれかと対向している。
本発明によれば、内部スキンに接続された全ての内部セル隔壁における内部スキンと接する面が、いずれかの外部セル隔壁における内部スキンと接する面と対向しているため、アイソスタティック強度を高くすることができる。
ここで、前記外部セル隔壁の前記面のそれぞれは、前記内部スキンを間に挟んで前記内部セル隔壁の前記面のいずれかと対向することができる。これにより、より一層アイソスタティック強度を高くできる。
また、前記外部セルは、外側の辺が内側の辺よりも短い複数の第1外部セルと、外側の辺が内側の辺よりも長い複数の第2外部セルとを有し、前記第1外部セルと前記第2外部セルとが交互に並んでいることができる。
これにより、ハニカム構造体の外部からの圧力等により少々形状がゆがんでも、外部セルが平行四辺形になりにくくなり、より一層アイソスタティック強度の向上に資する。
また、前記内部セルは、前記内部スキン及び複数の前記内部セル隔壁により形成される複数の内部周辺セルを有し、各前記内部周辺セルの断面形状は多角形であり、前記内部スキンに接続する前記内部セル隔壁と前記内部スキンとがなす角はそれぞれ60〜120°であることができる。
また、前記内部セルは、さらに、複数の前記内部周辺セルよりも内側にあり複数の前記内部セル隔壁により形成される複数の内部中央セルを有し、各前記内部中央セルの断面形状は六角形であり、各前記内部中央セルにおいて前記内部セル隔壁と前記内部セル隔壁とがなす角は90〜150°であることができる。
これらによれば、より一層アイソスタティック強度を向上できる。
本発明に係るハニカムフィルタは、上述のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体の前記外部セル及び前記内部セルの一部の一端を閉鎖すると共に前記外部セル及び前記内部セルの残りの他端を閉鎖する封口部と、を備える。
本発明によれば、アイソスタティック強度を向上できる多孔質ハニカム構造体及びこれを用いたハニカムフィルタが提供される。
図1は、本発明の第1実施形態に係るハニカム構造体の斜視図である。 図2は、図1の軸に垂直な断面の一部拡大図である。 図3は、図2の一部拡大図である。 図4は、本発明の第2実施形態に係るハニカム構造体の軸方向に垂直な断面の一部拡大図である。 図5の(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係るハニカムフィルタの端部の断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態のハニカム構造体の斜視図である。図1に示されるように、ハニカム構造体100は一端面100a及び他端面100bを有する円柱形状を有し、軸CL方向に一端面100aから他端面100bまで貫通する複数の外部セル42、及び、内部セル44を形成している。
ハニカム構造体100の材料は、多孔質(例えば、空隙率が40〜70%、平均細孔直径5〜50μm)のセラミクス材料である。セラミクス材料としては、例えば、アルミナ、シリカ、ムライト、コーディエライト、ガラス、チタン酸アルミニウム等の酸化物、シリコンカーバイド、窒化珪素等が挙げられる。チタン酸アルミニウムは、更に、マグネシウム及び/又はケイ素を含むことができる。
ハニカム構造体100の高さ(すなわち、一端面100aと他端面100bとの距離)は、例えば10〜1000mmとすることができる。ハニカム構造体100の外径は、例えば50〜1000mmとすることできる。
図2は、図1のII−II線に沿っての断面の一部拡大図である。図2に示されるように、ハニカム構造体100は、最外層を形成する円筒状の外部スキン10、外部スキン10より内側に配置された円筒状の内部スキン20、外部スキン10と内部スキン20との間を連結するように延びて四角形の断面を有する複数の外部セル42を形成する複数の外部セル隔壁30、及び、内部スキン20内に複数の内部セル44を形成する複数の内部セル隔壁50とを有している。
外部スキン10の厚みは周方向にわたって概ね一定であり、例えば、0.5〜1.5mmとすることができる。
内部スキン20の厚みは、周方向に渡って概ね一定であり、外部スキン10の厚みより薄くすることができ、例えば、0.15〜0.45mmとすることができる。
外部セル隔壁30は略一定の厚みを有し、その厚みは内部スキン20の厚みと同じとすることができる。外部セル隔壁30の一端及び他端はそれぞれ外部スキン10及び内部スキン20に接続されている。図3に示すように、外部セル隔壁30の表面と、ハニカム構造体100の軸CLを基準とした半径方向Rとがなす角θは0〜45°とすることができ、好ましくは1〜30°、より好ましくは1〜7°、特に好ましくは3〜7°程度である。θが0以外であるとき、外部セル隔壁30は、半径方向Rに対して時計回り方向又は反時計まわり方向に傾斜している。本実施形態では、時計回り方向に傾斜した外部セル隔壁30cwと反時計回り方向に傾斜した外部セル隔壁30ccwとが周方向に交互に並んでいる。これにより、外側の辺が内側の辺よりも短い台形状の断面を有する第1外部セル42a、及び、外側の辺が内側の辺よりも長い台形状の断面を有する第2外部セル42bが周方向に交互に配列されている。
外部セル42の外側の辺の長さL42は例えば1.5mm以下とすることができ、0.5mm以上とすることができる。
外部セル42の台形の高さH42、すなわち、外部スキン10と内部スキン20との距離は0.5〜2mmとすることができ、好ましくは0.5〜1.5mmであり、より好ましくは0.75〜1.5mmであり、さらに好ましくは0.75〜1.25mmである。
多数の内部セル隔壁50は、内部スキン20よりも内側に多数の多角形の内部セル44を形成する。内部セル隔壁50の厚みは略一定であり、内部スキン20の厚みと同じとすることができる。
内部セル44は、内部スキン20と複数の内部セル隔壁50により形成される複数の内部周辺セル44aと、内部周辺セル44aよりも内側にあり複数の内部セル隔壁50により形成される複数の内部中央セル44bと、を有する。
内部周辺セル44aは4角形、5角形、6角形、または7角形であることができる。内部周辺セル44aの3辺は、内部スキン20と、内部スキン20に接続された2つの内部セル隔壁50aとにより形成される。これら3辺及び他の内部セル隔壁50により4角形以上の多角形が形成される。
内部スキン20に接続する内部セル隔壁50aはそれぞれ内部スキン20と接する面50fを有し、外部セル隔壁30はそれぞれ内部スキン20と接する面30fを有する。本実施形態では、内部スキン20に接続する内部セル隔壁50aの各面50fは、内部スキン20を間に挟んでいずれかの外部セル隔壁30の面30fと対向している。また、本実施形態では、外部セル隔壁30の各面30fが、内部スキン20を間に挟んでいずれかの内部セル隔壁50aの面50fと対向している。
内部スキン20と内部スキン20に接続する内部セル隔壁50aとがなす角θは、60〜120°であることができる。また、内部周辺セル44aにおいて、内部セル隔壁50同士がなす角θは、70〜150°とすることができる。θが150°を超えると、接続部の強度が低下する傾向にある。
内部周辺セル44aの大きさは、内部周辺セル44a内に外径0.8mm(好ましくは1.0mm)の円を全て含むことができ、かつ、外径3.0mm(好ましくは2.0mm)の円内に内部周辺セル44aがすべて含まれるように設定できる。
内部中央セル44bの断面は六角形であり、内部中央セル44bは6つの内部セル隔壁50により形成される。内部中央セル44bにおいて内部セル隔壁50同士がなす角θは90〜150°とすることができる。また、内部中央セル44bの大きさは、内部周辺セル44aとおなじ範囲とすることができる。
本実施形態では、内部中央セル44bは、不規則セル44b1及び規則セル44b2を有する。規則セル44b2はハニカム構造体100の中央部を占める。また、規則セル44b2は、断面形状が正六角形である複数のAセル44b2aと、長辺と短辺とが交互に配置された等角六角形である複数のBセル44b2bとを有する。Bセル44b2bの長辺は、Aセル44b2aの辺と同じ長さである。
図2に示すように、1つのAセル44b2aに6つのBセル44b2bが隣接し、1つのBセル44b2bに3つのAセル44b2a及び3つのBセル44b2bが隣接している。
不規則セル44b1は、規則セル44b2と内部周辺セル44aとの間に配置される。不規則セル44b1の断面は六角形である。不規則セル44b1内に外径0.8mm(好ましくは1mm)の円を全て含むことができ、かつ、外径3.0mm(好ましくは2.0mm)の円内に不規則セル44b1がすべて含まれるように、辺の長さ及び角度を適宜設定できる。
このようなハニカム構造体100は、内部スキン20に接続した全ての内部セル隔壁50aの面50fが、内部スキン20を間に挟んでいずれかの外部セル隔壁30の面30fと対向しているため、アイソスタティック強度を高くすることができる。内部スキン20に接続した少なくとも1つの内部セル隔壁50の面50fが内部スキン20を間に挟んでいずれかの外部セル隔壁30の面30fと対向していない場合には、その場所で内部スキン20が破壊されやすくなるため、アイソスタティック強度が弱くなる傾向がある。
また、本実施形態では、内部スキン20に接続した全ての外部セル隔壁30の面30fが、内部スキン20を間に挟んで、いずれかの内部セル隔壁50の面50fと対向しているため、より一層アイソスタティック強度を高くすることができる。
なお、アイソスタティック強度とは、ハニカム構造体をその外部スキン10の外側から等方的に加圧を行った場合の破壊強度であり、例えばハニカム構造体をゴム等の袋に入れ、その後袋を水中に入れて袋を介してハニカム構造体に等方的圧力をかけることにより測定できる。
また、本実施形態では、外側の辺が内側の辺よりも短い複数の第1外部セル42aと、外側の辺が内側の辺よりも長い複数の第2外部セル42bとを有し、第1外部セル42aと第2外部セル42bとが交互に並んでいるため、成形時の不具合等により部分的に壁構造に歪みが発生した場合でも、外部セル42の側辺同士が平行になることが抑制され、アイソスタティック強度の向上に大きく寄与する。
また、外部スキン10、内部スキン20、及び、外部セル隔壁30を有する構造であると、外部セル42の高さを変えることにより、ハニカム構造体100の外径の微調節が容易である。
このようなハニカム構造体100は、セラミクス材料を所定の型から上述の構造となるよう押し出してグリーン成形体(未焼成成形体)を得、それを焼成することにより得ることができる。グリーン成形体は、セラミクス原料である無機化合物源粉末、メチルセルロース等の有機バインダ、及び必要に応じて添加される添加剤を含む。
例えば、チタン酸アルミニウムのグリーン成形体の場合、無機化合物源粉末は、αアルミナ粉等のアルミニウム源粉末、及びアナターゼ型やルチル型のチタニア粉末等のチタニウム源粉末を含み、必要に応じて、更に、マグネシア粉末やマグネシアスピネル粉末等のマグネシウム源粉末、及び/又は、酸化ケイ素粉末やガラスフリット等のケイ素源粉末を含むことができる。
有機バインダとしては、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、ヒドロキシアルキルメチルセルロース、ナトリウムカルボキシルメチルセルロース等のセルロース類;ポリビニルアルコール等のアルコール類;リグニンスルホン酸塩が挙げられる。
添加物としては、例えば、造孔剤、潤滑剤、可塑剤、分散剤及び溶媒が挙げられる。
造孔剤としては、グラファイト等の炭素材;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル等の樹脂類;でんぷん、ナッツ殻、クルミ殻、コーン等の植物材料;氷;及びドライアイス等が挙げられる。
潤滑剤及び可塑剤としては、グリセリン等のアルコール類;カプリル酸、ラウリン酸、パルミチン酸、アラキジン酸、オレイン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸;ステアリン酸Al等のステアリン酸金属塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(POAAE)等が挙げられる。
分散剤としては、例えば、硝酸、塩酸、硫酸等の無機酸;シュウ酸、クエン酸、酢酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸;メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類;ポリカルボン酸アンモニウム等の界面活性剤等が挙げられる。
溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、ブタノール、プロパノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール等のグリコール類;及び水等を用いることができる。
続いて、図4を参照して、第2実施形態に係るハニカム構造体100について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同じ事項は割愛し、相違点のみを述べる。本実施形態に係るハニカム構造体101が第1実施形態と異なる主な点は、内部中央セル44bの断面が4角形であり、内部中央セル44bが4つの内部セル隔壁50により形成される点である。内部中央セル44bにおいて内部セル隔壁50同士がなす角θは60〜120°とすることができる。
本実施形態では、内部中央セル44bは、複数の不規則セル44b1及び複数の規則セル44b2を有する。規則セル44b2は、ハニカム構造体100の中央部を占め、断面形状が正方形である。
不規則セル44b1は、規則セル44b2と内部周辺セル44aとの間に配置される。不規則セル44b1の断面は四角形である。規則セル44b2及び不規則セル44b1の大きさは、第1実施形態と同様にして定めることができる。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
続いて、図5を参照して、上述のハニカム構造体100を用いたハニカムフィルタ100Fを説明する。本実施形態に係るハニカムフィルタ100Fは、上述のハニカム構造体100と、複数の内部セル44及び複数の外部セル42の内の一部の軸方向の一端及び複数の内部セル44及び複数の外部セル42の内の残りの軸方向の他端を閉鎖する封口部Pとを有する。
封口部は、軸方向の端において内部セル44及び外部セル42の壁、例えば、内部スキン20、外部セル隔壁30、内部セル隔壁50を折り曲げて接合した構造でもよい。図5の(a)には、一端面100aにおいて、Aセル44b2aを内部セル隔壁50の端部を折り曲げて接合した構造を有する封口部Pを示す。また、封口部Pは、内部セル44及び外部セル42の軸方向の端に詰められた栓でもよい。図5の(b)には、Aセル44b2aの端部に詰められた栓を有する封口部Pを示している。
例えば、一端面100aにおいて、規則セル44b2の内のAセル44b2aを閉鎖すると共に、外部セル42、内部周辺セル44a、及び、不規則セル44b1の内の任意の一部を閉鎖し、他端面100bにおいて、規則セル44b2の内のBセル44b2bを閉鎖すると共に、外部セル42、内部周辺セル44a、及び、不規則セル44b1の内の残りのセルを閉鎖すればよい。
このような封口部Pを有することにより、ハニカムフィルタ100Fは、一端面から供給されるガス中の粒子を捕集してガスを浄化するフィルタとして用いられる。すなわち、ハニカムフィルタの一端に内燃機関から排出されたガスを供給すると、当該一端に封口部のない内部セル及び外部セルにガスが供給される。各セル内に流入したガスは、当該各セルの他端に封口部があるため、内部セル隔壁、外部セル隔壁、内部スキンを通過して他端に封口部を有さない隣接セルに流入し、他端側から排出される。この際に、ガス中の微細粒子(すす等)が壁に捕捉される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、内部中央セルの断面形状は、六角形や四角形に限定されず、これら以外の多角形、円形、楕円形、あるいはこれらを混合した形態などであることもできる。
また、セルの角部は若干の丸みを帯びていてもよい。さらに、ハニカム構造体100の外形形状は円柱でなくても、角柱や楕円柱でもよい。内部スキン20の形状も、外部スキン10の形状に合わせて変形することができる。
また、上記実施形態では、内部スキン20に接続された全ての内部セル隔壁50aの面50fは内部スキン20を間に挟んでいずれかの外部セル隔壁30の面30fと対向し、かつ、内部スキン20に接続された全ての外部セル隔壁30の面30fは内部スキン20を間に挟んでいずれかの内部セル隔壁50の面50fと対向しているが、前者のみを満たしていても実施は可能である。例えば、図3において、外部スキン10と内部スキン20との間に、さらに、外部セル隔壁30を追加しても実施は可能である。
(計算例1)
第1実施形態の図1〜図3に示すハニカム構造体のモデルのアイソスタティック強度を構造解析シミュレーション法により求めた。
具体的には、有限要素法シミュレーションを行うソフトウエアとして、ANSYS社製Mechanical(APDL)を用いた。計算には二次元メッシュを使用した。
ハニカム構造体の構造の詳細は、以下のようにした。
ハニカム構造体の直径:163mm、外部スキンの厚み0.5mm、内部スキンの厚み0.33mm、外部セル隔壁の厚み0.33mm、内部セル隔壁の厚み0.33mm、Aセルの1辺の長さ0.67mm、Bセルの短辺の長さ0.54mm、θ:5°、θ:109°、θ:120°、θ:120°、外部セル42の高さH42:0.90mm:外部セル42の外側の辺の長さL42:1.12mm、内部周辺セル44aの大きさ:内部周辺セル44a内に外径1.0mmの円を全て含むことができ、かつ、外径2.0mmの円内に内部周辺セル44aがすべて含まれるように設定した。内部周辺セル44aの一辺の長さの最大値は1.3mm、最小値は0.2mmであり、その形状は4〜7角形とした。
機械的パラメータとしては、弾性率1.5GPaとした。アイソスタティック強度は3.4MPaであった。
(比較計算例1)
計算例1では、内部スキンに接続された全ての内部セル隔壁が内部スキンを間に挟んでいずれかの外部セル隔壁と対向させたが、外部スキン10及び外部セル隔壁30の全体を内部スキン20に対して周方向に回転させた構造を作製し、内部スキンに接続された全ての内部セル隔壁が内部スキンを間に挟んでいかなる外部セル隔壁とも対向しないようにしたモデルを用いた以外は計算例1と同様とした。
アイソスタティック強度は1.5MPaであった。
(比較計算例2)
内部スキンを無くし、Aセル及びBセルからなる規則セルで外部スキンの内部を埋め尽くしたハニカム構造体のモデルを作製した。アイソスタティック強度は3.0MPaであった。
10…外部スキン、20…内部スキン、30…外部セル隔壁、42…外部セル、42a…第1外部セル、42b…第2外部セル、44…内部セル、44a…内部周辺セル、44b…内部中央セル、50…内部セル隔壁、100…ハニカム構造体、P…封口部。100F…ハニカムフィルタ。

Claims (6)

  1. 筒状の外部スキンと、
    前記外部スキンよりも内側に配置された筒状の内部スキンと、
    前記外部スキンと前記内部スキンとの間を連結して四角形の断面を有する複数の外部セルを形成する複数の外部セル隔壁と、
    前記内部スキン内に複数の内部セルを形成する複数の内部セル隔壁と、を備え、
    前記外部セル隔壁はそれぞれ前記内部スキンと接する面を有し、
    前記内部スキンに接している前記内部セル隔壁はそれぞれ前記内部スキンと接する面を有し、
    前記内部セル隔壁の前記面のそれぞれは前記内部スキンを間に挟んで前記外部セル隔壁の前記面のいずれかと対向している、多孔質のハニカム構造体。
  2. 前記外部セル隔壁の前記面のそれぞれは、前記内部スキンを間に挟んで前記内部セル隔壁の前記面のいずれかと対向している、請求項1記載のハニカム構造体。
  3. 前記外部セルは、外側の辺が内側の辺よりも短い複数の第1外部セルと、外側の辺が内側の辺よりも長い複数の第2外部セルとを有し、前記第1外部セルと前記第2外部セルとが交互に並んでいる、請求項1又は2に記載のハニカム構造体。
  4. 前記内部セルは、前記内部スキン及び複数の前記内部セル隔壁により形成される複数の内部周辺セルを有し、
    各前記内部周辺セルの断面形状は多角形であり、
    前記内部スキンに接続する前記内部セル隔壁と前記内部スキンとがなす角はそれぞれ、60〜120°である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のハニカム構造体。
  5. 前記内部セルは、さらに、複数の前記内部周辺セルよりも内側にあり複数の前記内部セル隔壁により形成される複数の内部中央セルを有し、
    各前記内部中央セルの断面形状は六角形であり、
    各前記内部中央セルにおいて前記内部セル隔壁と前記内部セル隔壁とがなす角は90〜150°である、請求項4に記載のハニカム構造体。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハニカム構造体と、
    前記ハニカム構造体の前記外部セル及び前記内部セルの一部の一端を閉鎖すると共に前記外部セル及び前記内部セルの残りの他端を閉鎖する封口部と、を備える、ハニカムフィルタ。
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