JP2018157446A - データ処理ユニット及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パラメータに従ってデータを処理する処理回路を備えたデータ処理ユニットにおける、当該パラメータの設定の利便性を向上させる。
【解決手段】 ホスト装置に接続される通信ユニット100において、設定された第1パラメータの値に基づいてデータ通信を行う通信回路102と、ユーザにより、物理的に識別される第1状態及び第2状態の一方に選択的に設定される第1操作子111と、ユーザにより、上記第1パラメータの値を示す物理状態に設定される第2操作子112と、制御部101とを設け、制御部101が、当該データ処理ユニットの起動時に、第1操作子111が上記第1状態であれば、第2操作子112の物理状態が示す上記第1パラメータの値を通信回路102に設定し、第1操作子111が上記第2状態であれば、ホスト装置から供給される上記第1パラメータの値を通信回路102に設定するようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報処理装置に接続され、パラメータに従ってデータを処理する処理回路を備えたデータ処理ユニットと、このようなデータ処理ユニットを着脱可能に備える情報処理装置とに関する。
従来から、情報処理装置に接続され、パラメータに従ってデータを処理する処理回路を備えたデータ処理ユニットとして、例えば、デジタルミキサやアンプ装置等の音信号処理装置に着脱可能に搭載される通信ユニットが知られている。この通信ユニットは、例えば、MADI(Multichannel Audio Digital interface、TM)、Dante(TM)、CobraNet(TM)等の特定のプロトコルでデータ通信を行う機能を備えた通信回路を備え、ユーザは、その音信号処理装置に、所望のプロトコルのデータ通信機能を備えた通信ユニットを装着して使用する。
この種の通信ユニットにおいては、通信に使用するパラメータとして、サンプリング周波数、フレームのフォーマット、送信チャンネル(ch)数、送信チャンネル番号、受信チャンネル番号、機器ID等の通信プロトコルに応じた種々のパラメータの値を設定でき、設定されたパラメータの値に従って通信の処理を実行できることが一般的である。
そして、そのパラメータの設定方式としては大別して以下の2つが考えられる。1つめは、通信ユニット自体にディップスイッチやダイアルなど、ユーザが操作及び視認できる物理的な操作子を設けて設定を受け付ける方式である。2つめは、通信ユニットを搭載する音信号処理装置側に、通信ユニットに使用させるパラメータの値の設定を受け付ける機能を設けると共に、通信ユニットの起動時に通信ユニットに対してその設定されたパラメータの値を供給する機能を設ける方式である。
また、パラメータの値の設定に関連する技術として、音信号処理装置とその通信ユニットとは異なる例であるが、特許文献1に記載のものも知られている。特許文献1には、プリンタ装置において、ディップスイッチによってデータ授受のプロトコルを設定する機能を設ける一方、そのディップスイッチと別にプリンタ装置に配置されたスイッチが装置の起動時に操作されていた場合に、ディップスイッチによる設定を一時的に無効にし、検査用のホストコンピュータとの連携に適したプロトコルを自動的に設定して、そのホストコンピュータとのデータの授受を可能とすることが記載されている。
特開平10−340171号公報
しかしながら、上述した従来のパラメータの設定方式は、いずれも十分に利便性が高いものではなかった。
まず、1つめの方式では、物理的な操作子を、設定する可能性がある全パラメータに対応する数だけ設ける必要があり、パラメータの数が多くなると、コストや配置スペースの点から対応が困難になるという問題があった。また、ほとんど操作しないパラメータについても対応する操作子を設ける必要があり、その操作子にコストや配置スペースを費やすことには無駄が大きいという問題があった。さらに、ユニット毎に操作子を操作する必要があり、不具合が生じる等してユニットを交換した場合には、再度ユーザが操作子を操作して設定をやり直す必要があるという問題もあった。
一方、2つめの方式では、上記の1つめの方式の問題点は解決可能である。すなわち、パラメータの数が多くても、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)により設定を受け付ければ操作子の配置スペースの問題はないし、パラメータの値を音信号処理装置側で保存しておけば、通信ユニットが交換されても新しいユニットに交換前と同じパラメータ値を容易に設定できる。
しかし、2つめの方式では、音信号処理装置側に、通信ユニットが使用するパラメータの値の設定を受け付ける機能と、通信ユニットにパラメータの値を供給して設定させる機能とを予め設けておく必要がある。従って、対応する設定機能がない音信号処理装置では通信ユニットを使用できないという問題があった。また、ユーザが音信号処理装置毎の設定機能を十分把握していないと適切な設定操作ができないという問題もあった。
また、特許文献1に記載の方式でも、ディップスイッチを用いない場合には、検査用のホストコンピュータとの連携に適した特定のパラメータ値を設定するのみであり、交換可能なユニットを実運用する際に用いる設定を行う機能としては十分なものではなかった。
なお、ここではデータ処理の一例としてデータ通信を行う通信ユニットを挙げ、その通信ユニットを搭載する情報処理装置の一例として音信号処理装置を挙げて説明した。しかし、同様な問題は、他のデータ処理ユニットや情報処理装置においても同様に発生するものである。
この発明は、このような問題を解決し、パラメータに従ってデータを処理する処理回路を備えたデータ処理ユニットにおける、当該パラメータの設定の利便性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明のデータ処理ユニットは、情報処理装置に接続されるデータ処理ユニットであって、設定された第1パラメータの値に基づいてデータを処理する処理回路と、ユーザにより、物理的に識別される第1状態及び第2状態の一方に選択的に設定される第1操作子と、ユーザにより、上記第1パラメータの値を示す物理状態に設定される第2操作子と、そのデータ処理ユニットの起動時に、上記第1操作子が上記第1状態であれば、上記第2操作子の物理状態が示す上記第1パラメータの値を上記処理回路に設定し、上記第1操作子が上記第2状態であれば、上記情報処理装置から供給される上記第1パラメータの値を上記処理回路に設定するプロセッサとを設けたものである。
このようなデータ処理ユニットにおいて、上記処理回路が、上記第1パラメータに加えて第2パラメータの値にも基づいて上記処理を行い、上記プロセッサが、そのデータ処理ユニットの起動時に、上記第1操作子が上記第1状態であれば、上記第2操作子の物理状態が示す上記第1パラメータの値及び上記第2パラメータの所定の値を上記処理回路に設定し、上記第1操作子が上記第2状態であれば、上記情報処理装置から供給される上記第1パラメータ及び上記第2パラメータの値を上記処理回路に設定するとよい。
さらに、上記プロセッサが、上記第1操作子が上記第2状態である間は、上記情報処理装置から任意のタイミングで個別に供給される上記各パラメータの値を、上記処理回路に設定するとよい。
さらに、上記プロセッサが、上記第1操作子の状態に関わらず、上記処理回路に設定されている上記各パラメータの値を上記情報処理装置に通知するとよい。
また、この発明の情報処理装置は、着脱可能な上記のようなデータ処理ユニットを備える情報処理装置であって、上記データ処理ユニットの起動時に上記第1操作子が上記第2状態であれば上記第1パラメータの値を上記データ処理ユニットに供給する供給部を設けたものである。
このような情報処理装置において、上記データ処理ユニットを停止させた時点で上記データ処理ユニットに設定されていた上記第1パラメータの値を記憶する記憶部を設け、上記供給部が、上記データ処理ユニットの起動時に、上記記憶部に記憶されている上記第1パラメータの値を上記データ処理ユニットに供給するようにするとよい。
さらに、ユーザの操作に従って、上記データ処理ユニットに設定すべき上記第1パラメータの値を編集する編集部を設け、上記供給部が、上記編集部によって上記第1パラメータの値が編集されたことに応じて、その編集されたパラメータの値を上記データ処理ユニットに供給し、上記データ処理ユニットの上記プロセッサが、上記第1操作子が上記第2状態である間は、上記情報処理装置から任意のタイミングで個別に供給される上記第1パラメータの値を、上記処理回路に設定するようにするとよい。
さらに、上記データ処理ユニットにおける上記第1操作子が上記第1状態である間は、上記編集部による編集を無効にする無効化部を設けるとよい。
あるいは、上記のいずれかの情報処理装置において、上記データ処理ユニットの上記処理回路に設定されている上記第1パラメータの値を所定の表示器に表示させる表示制御部を設け、上記データ処理ユニットの上記プロセッサが、上記第1操作子の状態に関わらず、上記処理回路に設定されている上記第1パラメータの値を上記情報処理装置に通知するとよい。
また、この発明は、上記のように装置として実施する他、システム、方法、プログラム、記録媒体等、任意の態様で実施することができる。
以上のようなこの発明の構成によれば、パラメータに従ってデータを処理する処理回路を備えたデータ処理ユニットにおける、上記パラメータの設定の利便性を向上させることができる。
この発明のデータ処理ユニットの一実施形態である通信ユニットのハードウェア構成を示す図である。 図1に示した通信ユニットを着脱可能に備える、この発明の情報処理装置の一実施形態である音信号処理装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示した通信ユニット及び図2に示した音信号処理装置が備える、通信ユニットに対するパラメータの設定に関連する機能の構成を示す図である。 図3に示したパラメータ設定部が扱うパラメータの仕様の一例を示す図である。 パラメータについて音信号処理装置が記憶するデータの一例を示す図である。 パラメータ設定画面の表示例を示す図である。 通信ユニット側で、自身の起動時に実行される処理のフローチャートである。 通信ユニット側で、ホスト装置からパラメータの値を個別に受信した場合に実行される処理のフローチャートである。 音信号処理装置側で、通信ユニットを起動する際に実行される処理のフローチャートである。 音信号処理装置側で、パラメータ設定画面の表示指示を検出した場合に実行される処理のフローチャートである。 この発明の情報処理装置及びデータ処理ユニットの変形例のハードウェア構成を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず図1に、この発明のデータ処理ユニットの一実施形態である通信ユニットのハードウェア構成を示す。
図1に示す通信ユニット100は、音信号処理装置等の情報処理装置(ホスト装置)に装着して用いるものであり、装着先のホスト装置に対し、特定のプロトコル(ここでは一例としてMADIとする)によるデータ通信の機能を付加するためのユニットである。この通信ユニット100は、制御部101、通信回路102、受信バッファ103、ホストI/F(インタフェース)104、送信バッファ105、第1操作子111、および第2操作子112を備える。
このような通信ユニット100は、例えばホスト装置のスロットに装着するネットワークカードとして構成することができる。
これらのうち制御部101は、CPU101a,フラッシュメモリ101b,RAM101cを備え、CPU101aがフラッシュメモリ101bに記憶された所要のプログラムを実行することにより、通信ユニット100の動作を統括的に制御する機能を備える。この機能は、通信回路102、受信バッファ103及び送信バッファ105等に対してその動作に使用するパラメータの値を設定する機能と、ホストI/F104を介してホスト装置と通信し、ホスト装置に対して、パラメータの値の取得及び提供、並びに通信ユニット100の動作状態の情報の提供等を行う機能を含む。なお、制御部101の機能を、専用の制御回路によって実現してもよいことはもちろんである。
通信回路102は、制御部101により設定されたパラメータの値に従い、特定のプロトコルに対応した他の通信回路あるいは通信装置との間で当該特定のプロトコルを用いたデータ通信を行い、データを送信ないし受信する機能を備える。この実施形態では、通信回路102が通信するデータとして主に音データを想定するが、それ以外のデータが含まれていてもよい。通信回路102は、受信したデータを受信バッファ103に格納し、送信バッファ105に格納されているデータを送信する。
受信バッファ103は、通信回路102が受信したデータを一時的に格納し、ホスト装置の都合のよいタイミングでホストI/F104を介してホスト装置に供給するためのバッファである。音データ用のバッファ領域と、その他のデータ用のバッファ領域とが区別して設けられているとよい。
受信バッファ103は、FIFO(ファーストイン・ファーストアウト)で動作するが、入力と出力のタイミングは必ずしも完全に同期していなくてよい。また、受信バッファ103は、SRC(サンプリングレートコンバータ)機能を備え、通信回路102から所定のサンプリングクロックに同期して入力される音データの各サンプルから、補間演算等により、任意の周期のサンプリングクロックが示すタイミングの音データのサンプルを生成して、当該任意のサンプリングクロックに同期してホストI/F104へ出力することができる。この場合、通信回路102から供給された各サンプル自体は、ホスト装置に供給されずに消去されることになる。
ホストI/F104は、ホスト装置と通信ユニット100との間のデータ授受を行う機能を備え、ホスト装置に接続するための端子を備える。
送信バッファ105は、ホストI/F104を介してホスト装置から供給されるデータを一時的に格納し、通信回路102によるデータ送信に適したタイミングで通信回路102に供給するためのバッファである。音データ用のバッファ領域と、その他のデータ用のバッファ領域とが区別して設けられているとよい。送信バッファ105は、データ伝送の向きが異なる点以外は、SRC機能も含め受信バッファ103と同様な機能を備える。
第1操作子111は、ユーザの操作により、物理的に識別される第1状態及び第2状態の一方に選択的に設定される操作子である。この第1操作子111は、通信回路102、受信バッファ103及び送信バッファ105などの、通信ユニット100の各部が動作に使用するパラメータの値を、第2操作子112の状態に従って設定するか、ホスト装置から供給される値に設定するかを設定するために用いる。第1操作子111は、スライドスイッチ、ロッカースイッチ、プッシュロックスイッチ等、任意の形状でよいが、操作子の外観から現在どちらの状態に設定されているかがわかるものが望ましい。また、第1状態と第2状態の2つの状態のみを取る操作子であることが望ましい。第1状態と第2状態の具体的態様は、例えば2端子間の電気的な導通有無や抵抗値等で規定することができるが、これに限られない。
第2操作子112は、通信ユニット100の各部が動作に使用するパラメータとそれぞれ対応する1以上の操作子として設けられ、ユーザの操作により、対応するパラメータの値を示す物理状態に設定される操作子である。典型的には、ディップスイッチが第2操作子112に該当するが、形状は任意であり、第1操作子111と同様、スライドスイッチ、ロッカースイッチ、プッシュロックスイッチ等を採用することができる。第2操作子112は、3以上の状態を取り得るスイッチでも問題ない。第2操作子112が取り得る各物理状態の具体的態様も、例えば2端子間の電気的な導通有無や抵抗値等で規定することができるが、これに限られない。制御部101は、これら導通や抵抗値等を電気的に測定することで各操作子111,112の物理状態を検出し、検出した物理状態に応じた制御を行う。
操作子の個体に対するパラメータの割り当てや、操作子の各状態に対するパラメータの値の割り当ては、図4を用いて後述する仕様の通りである。パラメータと操作子との対応関係は1対1対応でもよいが、1つのパラメータの値を複数の操作子の状態の組み合わせにより規定してもよい。逆に、1つの操作子の状態により、複数のパラメータの値の組み合わせを規定してもよい。パラメータの値を表示する表示器が用意されるとは限らないので、第2操作子112も、操作子の外観からその操作子が現在どの物理状態であるかがわかる形状のものが望ましい。
なお、上記の第1操作子111は、第2操作子112と用途が異なるため、ユーザがこれらを容易に区別できるように設けることが望ましい。
次に、図2に、図1に示した通信ユニット100を着脱可能に備える、この発明の情報処理装置の一実施形態である音信号処理装置のハードウェア構成を示す。
図2に示す音信号処理装置200は、CPU201、フラッシュメモリ202、RAM203、表示器I/F204、操作子I/F205、信号処理部(DSP)208、波形入出力部(I/O)209を備え、これらがシステムバス211によって接続されている。また、表示器206を表示器I/F204に接続し、操作子207を操作子I/F205に接続してそれぞれ設けている。さらに、図1に示した通信ユニット100を、波形I/O209及びシステムバス211に接続して設けている。
このような音信号処理装置200は、例えばデジタルミキサとして構成でき、その他、アンプ装置、シンセサイザ、レコーダ、電子楽器等として構成することもできる。
図2に示した構成のうち、CPU201は、音信号処理装置200の全体としての動作を制御する制御手段であり、フラッシュメモリ202に記憶された所要のプログラムを実行して所要のハードウェアを制御することにより、図3に示す機能を含め、種々の機能を実現する。
フラッシュメモリ202は、CPU201が実行するプログラムや通信ユニット100に設定すべきパラメータの値等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。
RAM203は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU201のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
表示器206は、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)ランプによって構成することができる。表示器I/F204は、表示器206の表示をCPU201から制御可能とするためのインタフェースである。CPU201は、ランプの点灯状態やGUI等により、表示器206に、音信号処理装置200の動作状態を表示させたり、音信号処理装置200(そこに搭載された通信ユニット100を含む)に対する操作を受け付けるための画面を表示させたりすることができる。
操作子207は、ユーザの操作を受け付けるための部品であり、種々のキー、ボタン、スライダ、ロータリーエンコーダ、タッチパネル等によって構成することができる。操作子I/F205は、CPU201が操作子207に対する操作を検出できるようにするためのインタフェースである。
なお、表示器206及び操作子207の全部又は一部は、音信号処理装置200に内蔵されたものでなく、音信号処理装置200に接続される外部装置であってもよい。
DSP208は、波形I/O209から供給されるデジタルの音信号にミキシングやイコライジング等の信号処理を施し、信号処理後の音信号を再び波形I/O209に出力する機能を備える。
波形I/O209は、DSP208で処理すべき音信号を外部機器から受け付け、また処理後の音信号を外部機器へ出力するためのインタフェースである。波形I/O209は、通信ユニット100を介さずに音信号を入力ないし出力する端子を備える。通信ユニット100の通信機能を利用する場合、波形I/O209は、出力する音信号を通信ユニット100を介して他の機器に出力し、また、他の機器からの音信号を通信ユニット100を介して取得する。
なお、音信号処理装置200のCPU201と通信ユニット100とは、システムバス211及び所要のインタフェースを介して、通信ユニット100が使用するパラメータの値や通信ユニット100の動作モード等のデータを相互に送受信することができる。
以上の通信ユニット100及び音信号処理装置200において特徴的な点の一つは、通信ユニット100が、起動時に、ユニット上の操作子で設定されているパラメータの値を使うかホスト装置(音信号処理装置200)から供給されるパラメータの値を使うかを、第1操作子111の状態に応じて決定するようにした点である。以下、この点について詳細に説明する。
図3は、通信ユニット100及び音信号処理装置200が備える、通信ユニット100に対するパラメータの設定に関連する機能の構成を示す図である。図3に示す通信ユニット100側の機能はここでは、制御部101のCPU101aがファームウェアを実行することにより図1の各部を制御して実現するものであり、音信号処理装置200側の機能は、CPU201が所要の制御プログラムを実行することにより図2の通信ユニット100を除く各部を制御して実現するものである。しかし、これらの機能は、専用のハードウェアによって実現しても、ソフトウェアによって実現しても、それらの組み合わせでもよい。
図3に示すように、通信ユニット100は、第1操作子状態検出部121、第2操作子状態検出部122、パラメータ設定部123、固定値記憶部124、パラメータ取得部125、通信処理部126、およびパラメータ通知部127の機能を備える。
これらのうち第1操作子状態検出部121は、第1操作子111が現在第1状態と第2状態のどちらの物理状態であるかを検出する機能を備える。
第2操作子状態検出部122は、第2操作子112を構成する各操作子の現在の物理状態を、操作子毎に検出する機能を備える。
パラメータ設定部123は、上記の第1操作子111の物理状態に応じて、通信処理部126が通信に用いるパラメータの値を通信処理部126に対して設定する機能を備える。
より具体的には、パラメータ設定部123は、通信ユニット100の起動時に、第1操作子111が第1状態であれば、第2操作子112を構成する各操作子の物理状態が示す各パラメータ(第1パラメータ)の値を通信処理部126に設定する。また、対応する第2操作子112がないパラメータ(第2パラメータ)がある場合には、そのパラメータの値を固定値記憶部124から読み出して通信処理部126に設定する。
一方、第1操作子111が第2状態であれば、パラメータ設定部123は、音信号処理装置200からパラメータ取得部125を通じて供給される各パラメータの値を通信処理部126に設定する。この場合、基本的には必要な全てのパラメータの値が音信号処理装置200から供給されるはずであるが、値が供給されないパラメータがある場合には、そのパラメータについては固定値記憶部124からデフォルト値が読み出され設定される。
また、パラメータ設定部123は、第1操作子111が第2状態であれば、起動後も随時、音信号処理装置200から供給されるパラメータの値を通信処理部126に設定する。この随時の供給は、例えば音信号処理装置200においてユーザがパラメータの値を編集した場合に行われる。また設定は、値が供給されたパラメータについてのみ、既に設定されている値に新たな値を上書きするように行えばよい。さらに、この設定を行った場合、パラメータ設定部123は、設定の実行確認の意味も含め、上書き後のパラメータの値(上書きしたパラメータのみでも、全パラメータでもよい)を、パラメータ通知部127を介して音信号処理装置200へ通知する。
第1操作子111が第1状態であれば、パラメータ設定部123は、仮に音信号処理装置200からパラメータが供給されたとしても、そのパラメータの値を単に読み捨て、通信処理部126の動作には反映させない。
また、パラメータ設定部123は、第1操作子111の状態に関わらず、通信処理部126に設定されているパラメータの値の情報を、定期的にあるいは音信号処理装置200からの要求に応じて、パラメータ通知部127を通じて音信号処理装置200に通知する機能も備える。また、この通知においては、後述のような、通信処理部126に対して設定できないパラメータであって、通信処理部126が自動的に検出して保持するパラメータの値も合わせて音信号処理装置200に通知するとよい。
さらに、パラメータ設定部123は、音信号処理装置200からの要求に応じて、第1操作子111の状態(パラメータの設定に関する通信ユニット100の動作モード)を示す情報を音信号処理装置200に通知する機能も備える。
固定値記憶部124は、少なくとも、対応する第2操作子112がないパラメータについて、第2操作子112が示す値に代えて通信処理部126に設定される値を含む各種パラメータのデフォルト値を記憶する機能を備える。
パラメータ取得部125は、音信号処理装置200から供給される各パラメータの値を取得する機能を備える。
通信処理部126は、図1の通信回路102、受信バッファ103及び送信バッファ105により実現される、SRC機能を含むデータ通信に関する機能を備える。
パラメータ通知部127は、音信号処理装置200に対し、通信処理部126に設定あるいは保持されているパラメータの値を通知する機能を備える。
ここで、図4に、パラメータ設定部123が扱うパラメータに関する仕様の一例を示す。通信ユニット100および音信号処理装置200は、それぞれ図4に示された仕様に従う動作を行う。
図4に示す仕様は、「項目」、「取り得る値」、「ディップスイッチ」、「ホスト制御」、および「現在値」が含まれる。
これらのうち「項目」は、パラメータ設定部123が取り扱うパラメータの名称を示す。
「取り得る値」は、該当項目のパラメータが取り得る値を列挙したものである。ただし、括弧内の値は、パラメータ設定部123が自由に値を設定できないものである。「取り得る値」に括弧がついているパラメータは、通信処理部126が、通信相手から受信するデータの内容やデータの受信状況等から値を検出し、パラメータ設定部123はその検出した値を受け取って保持する。その他のパラメータは、パラメータ設定部123が値を設定可能である。下線を付した値は、指定がない場合に設定されるデフォルト値であり、固定値記憶部124には、この下線を付した値が記憶される。
また、値の記載順は、該当項目のパラメータの値を1ビット又は複数ビットのデータとして表す場合の、データ値との対応順を示す。取り得る値が2つの場合には、その各値は初めから順に「0」、「1」の2値と対応する。取り得る値が3つ又は4つの場合には、その各値は初めから順に「00」、「01」、「10」、「11」の4値と対応する(値が3つであれば、「11」と対応する値は規定されていないことになる)。
なお、図では見やすいようにカッコや下線を使って表記したが、実際にはデータとして取扱いやすい形式で上記の内容を表現すればよい。また、3ビット以上のデータにより表現されるパラメータ値があってもよい。
「ディップスイッチ」は、該当項目のパラメータの値を示すために用いられる操作子(第2操作子112に含まれる)のIDである。ここでは、第2操作子112を構成する各操作子は、1ビットのデータの2値を表現する2状態スイッチとしており、取り得る値の数が3つ又は4つのパラメータについては、2つのスイッチを対応付けている。なお、3状態スイッチ、4状態スイッチを用いる場合は、1つのスイッチで足りる。2つのスイッチにおいて、どちらのスイッチが上位ビットを示すかを「ディップスイッチ」に含めてもよいが、IDの小さい方が上位ビット等と予め定義しておいてもよい。また、「予備」のパラメータと対応付けられた第2操作子112は、現在、パラメータの値の設定に使用されないものである。
「ディップスイッチ」のIDが「−」(NA:Not Available)であるパラメータについては、その値を設定するための第2操作子112が用意されていない。パラメータ設定部123が値を設定できないパラメータは、「ディップスイッチ」のIDが「−」である。どのパラメータについて「−」とするかは、通信ユニットの設計者が、任意に決めてよい。変更されることが少ないため、第2操作子112での設定ができなくても不都合が小さく、変更したい場合には音信号処理装置200側で変更することとしても特に問題がないパラメータ等は、対応する第2操作子112を省略できる。このことにより、第2操作子112の数を低減できる。
「ホスト制御」は、第1操作子111が第2状態である場合に、該当項目のパラメータの値として、ホスト装置(ここでは音信号処理装置200)から供給される値を設定するか否か、すなわち、ホスト装置による制御が有効か否かを示す。「○」(有効)は、ホスト装置から供給される値を設定することを示し、「−」(無効)は、設定しないことを示す。実施例では、パラメータ設定部123が値を設定可能なパラメータは全て「ホスト制御」が「○」(有効)であるが、これは必須ではない。設定可能だが「ホスト制御」が「−」(無効)であるパラメータについては、第1操作子111が第2状態であっても、固定値記憶部124に記憶されている値を通信処理部126に設定すればよい。
「現在値」は、該当項目のパラメータの、通信処理部126に現在設定されている値(設定できないパラメータについては通信処理部126に保持されている値)の一例である。パラメータ設定部123は、通信処理部126に対してパラメータの値を設定した場合に「現在値」を更新する。設定できないパラメータについては、定期的に通信処理部126からその値を取得して、「現在値」を更新するとよい。
なお、「現在値」は、随時更新されるデータの実体であり、図4のその他の項目と性格が異なる。
図4に示した具体的なパラメータのうち、「入力クロック系列(Fs)」は、通信回路102が音データの受信に使用している入力クロックの系列を、44.1kHz(キロヘルツ)系列か、48kHz系列かで示すパラメータである。「入力フレームフォーマット」は、通信回路102がデータの受信に使用しているフレームのフォーマットを示すパラメータである。「入力ch数」は、通信回路102が何ch分の音信号を受信しているかを示すパラメータである。これらのパラメータの値は、そのデータを載せたフレームを送信している他の装置により決められており、通信回路102はその送信されたデータのフレームの各パラメータを検出して、受信に必要なパラメータを自動的に決定して保持する。従って「取り得る値」がカッコ書きであり、対応する第2操作子112がなく、「ホスト制御」も「−」(無効)となっている。
「入力クロック倍率」は、その使用している入力クロックが、「入力クロック系列(Fs)」で示される系列の何倍の周波数かを示すパラメータである。このパラメータの値は、第2操作子112中の2つの操作子を用いて2ビットで設定可能であり、音信号処理装置200から送信される値も設定可能である。
「出力フレームフォーマット」及び「出力ch数」は、それぞれ通信回路102がデータの送信に使用するフレームのフォーマット及び何ch分の音信号を送信するかを示すパラメータである。これらのパラメータについては、対応する第2操作子112を設けていないが、音信号処理装置200から供給される値は設定できる。なお、「Same as Input」は、入力側の対応するパラメータ(ここではそれぞれ「入力フレームフォーマット」及び「入力ch数」)の値と同じ値を用いる旨の設定値である。これは、1つのMADIケーブルでデータ送信とデータ受信を行う場合、一般に、送信と受信とで同じフォーマット、同じch数が用いられるためである。
「入力SRC」は、受信バッファ103におけるSRC機能の有効/無効を示すパラメータである。「入力SRCクロック」は、そのSRCに使用する入力側のクロックを指定するパラメータである。「MADI IN」は通信回路102が受信した音データのクロックを、「WCLK IN」は外部のクロックソースからその音データとは独立して供給されるクロックを用いることを示す。「出力SRC」は、送信バッファ105におけるSRC機能の有効/無効を示すパラメータである。「出力SRCクロック」は、そのSRCに使用する出力側のクロックを指定するパラメータである。「MADI IN」は通信回路102が受信している音データのうち、送信する音データに対応する音データのクロックを、「WCLK IN」は外部のクロックソースから供給されるクロックを用いることを示す。これら4つのパラメータの値は、第2操作子112中の1つの操作子を用いて1ビットで設定可能であり、音信号処理装置200から送信される値も設定可能である。
「予備」は、上述の通り、特定のパラメータについての情報を示すものではない。
また、図5に、音信号処理装置200側に記憶させるパラメータの値のデータの例を示す。図5に示すデータは、フラッシュメモリ202に記憶させ、CPU201が適宜に参照できるようにする。
図5に示したデータのうち「ホスト側設定値」は、図4に示した仕様で「ホスト制御」が「○」になっているパラメータについて、音信号処理装置200側で不揮発的に記憶している値であり、通信ユニット100に供給して通信処理部126に初期設定させるために用いる。「ホスト側設定値」には、通信ユニット100の最終使用時の「現在値」と同じ値が記憶される。「ホスト制御」が「−」になっているパラメータについては「ホスト側設定値」はない。
また、音信号処理装置200は、「現在値」として、通信ユニット100から取得した「現在値」の値を記憶しており、後述するパラメータ設定画面300(図6参照)の表示や、通信ユニット起動時の、直前に使用したパラメータ値の復元に用いる。
図3の説明に戻り、次に音信号処理装置200側の機能について説明する。
音信号処理装置200は、モード判定部221、パラメータ供給部222、パラメータ記憶部223、パラメータ取得部224、表示制御部225、編集操作受付部226、パラメータ編集部227、編集無効化部228の機能を備える。
これらのうちモード判定部221は、通信ユニット100の起動時に、通信ユニット100における第1操作子111の状態により定まる、パラメータの設定に関する通信ユニット100の動作モードの情報を通信ユニット100から取得する機能を備える。また、動作モードが第2状態(ホスト側設定を使用)である場合には、パラメータ供給部222に対し、パラメータ記憶部223に記憶されているパラメータの値を通信ユニット100に供給することを指示する機能を備える。ここでは、初期設定のため、全パラメータの値を通信ユニット100へ供給する。
また、モード判定部221は、通信ユニット100の動作モードが第1状態(第2の操作子を参照)である場合には、編集無効化部228に対し、パラメータ設定画面300でのホスト側設定値の編集を禁止するよう指示する機能も備える。
次に、パラメータ供給部222は、上記のモード判定部221からの指示に応じて、パラメータの値をパラメータ記憶部223から読み出して、通信処理部126に設定させるべく通信ユニット100へ供給する機能を備える。また、後述のパラメータ編集部227からの指示に応じたパラメータの値の供給も同様に行う機能を備える。
パラメータ記憶部223は、音信号処理装置200側で編集した、通信ユニット100の通信処理部126に設定させるべきパラメータの値(図5の「ホスト側設定値」)を記憶する機能を備える。
パラメータ取得部224は、通信ユニット100のパラメータ通知部127から通知される、通信処理部126に設定あるいは保持されているパラメータの値を取得し、図5の「現在値」のデータとして管理する機能を備える。
表示制御部225は、図5の「現在値」のデータに基づき、表示器206に、パラメータの値の表示及び編集受付を行うためのパラメータ設定画面300(図6参照)を表示させる機能を備える。
編集操作受付部226は、操作子207により、パラメータ設定画面300に対するパラメータの値の編集操作を受け付ける機能を備える。
パラメータ編集部227は、編集操作受付部226が編集操作を受け付けると、パラメータ記憶部223からその操作されたパラメータの「ホスト側設定値」を読み出し、操作に従って変更を加えた後の値をパラメータ供給部222に渡して、通信ユニット100へ供給させる。ここでは、操作されたパラメータの値のみ供給すればよい。
そして、パラメータ供給部222によりこの供給が行われると、通信ユニット100側ではパラメータ設定部123がその供給されたパラメータの値を通信処理部126に設定し、その設定後のパラメータの値を音信号処理装置200へ通知してくる。パラメータ取得部224がこの通信ユニット100から通知される値に従って自身の記憶する「現在値」を更新すると、パラメータの値の編集結果がパラメータ設定画面300に反映される。またこのとき、パラメータ取得部224は、パラメータ記憶部223に記憶されている「ホスト側設定値」にも、編集結果を反映させる。
すなわち、音信号処理装置200は、通信ユニット100側の設定に編集結果が反映されたのを確認してから、「現在値」及び「ホスト側設定値」を更新する。このようにすると、パラメータ設定画面300の表示のレスポンスは多少遅くなるが、通信ユニット100が使用するパラメータの編集は頻繁に変更される設定ではないため、特段問題はない。この例は、通信ユニット100側の設定と「ホスト側設定値」とを確実に一致させることを優先したものである。しかし、表示のレスポンスを優先し、パラメータ編集部227が、変更後のパラメータの値を通信ユニット100に送信する前に、「現在値」と「ホスト側設定値」を更新してしまうことも考えられる。
以上の各部の機能により、音信号処理装置200は、搭載されている通信ユニット100が第2状態で動作している場合、その通信ユニット100に設定するパラメータの値を、パラメータ設定画面300を用いて任意に編集することができる。また、通信ユニット100が停止された場合(取り外された場合も含む)でも、その時点のパラメータの値を「ホスト側設定値」として保持し、次に起動された通信ユニット100に対して、停止時と同じパラメータ値を自動で設定することができる。
また、編集無効化部228は、モード判定部221からの指示に従い、通信ユニット100の動作モードが第1状態である場合に、編集操作受付部226の機能を無効にすると共に、表示制御部225にも、パラメータ設定画面300における各パラメータの値の表示をグレーアウトさせて、設定操作が無効であることを表示させる機能を備える。ここでは、第1状態では、通信ユニット100は「ホスト側設定値」を用いずに動作しているため、音信号処理装置200側でパラメータの値を操作させないようにしたものである。
一方で、第2操作子112の状態を確認しなくても、通信処理部126に設定されているパラメータの値を確認できるよう、通信ユニット100の動作モードが第2状態であっても、パラメータ設定画面300の表示は行うようにしている。この表示は、通信ユニット100が、第1操作子111の状態に関わらず、通信処理部126に設定されているパラメータの値を音信号処理装置200に通知することにより、実現される。
次に、図6に、パラメータ設定画面300の表示例を示す。
このパラメータ設定画面300は、図4及び図5に示した各項目のパラメータの値を表示し、またその編集操作を受け付けるための表示部品(つまみやボタン等の仮想操作子)を備える。上段が入力側のパラメータに関する表示領域であり、下段が出力側のパラメータに関する表示領域である。また、図6では編集操作が有効な状態を示している。
パラメータ設定画面300のうちSRC設定部311は、「入力SRC」のパラメータの値をトグルで切り替えるためのボタンである。図では、ハッチングによりオンの状態を示している。
SRCクロック設定部312には、「入力SRCクロック」のパラメータの値を択一的に設定するためのボタンが設けられている。図では、ハッチングを付した「MADI IN」が設定された状態を示している。
クロック系列表示部313、フレームフォーマット表示部315、ch数表示部316はそれぞれ、「入力クロック系列」、「入力フレームフォーマット」、「入力ch数」のパラメータの値を表示するラジオボタンである。これらのパラメータの値は設定できないので、単に現在値を表示するのみである。
クロック倍率設定部314は、「入力クロック倍率」のパラメータの値を択一的に設定するためのボタンを備える。
SRC設定部321、SRCクロック設定部322、フレームフォーマット設定部323、およびch数設定部324は、それぞれ「出力SRC」、「出力SRCクロック」、「出力フレームフォーマット」、および「出力ch数」のパラメータの値を設定及び表示するための操作部である。
次に、図3に示した機能を実現するために、通信ユニット100あるいは音信号処理装置200が実行する処理について、図7乃至図10を用いて説明する。これらのフローチャートに示す処理は、通信ユニット100側のものは制御部101のCPU101aが、音信号処理装置200側のものはCPU201が、所要のプログラムを実行することにより行うものである。しかし、説明の便宜上、通信ユニット100あるいは音信号処理装置200が処理を実行するものとして説明する。
まず図7に、通信ユニット100が自身の起動時に実行する処理のフローチャートを示す。
通信ユニット100は、起動されると図7に示す処理を開始し、まず第1操作子111の状態を検出する(S11)。そして、これが第1状態であれば、第2操作子112の状態を検出し、それが示すパラメータの値と、第2操作子112が用意されていないパラメータについてのデフォルト値とを取得して、通信回路102等の処理回路(ここでは通信回路102、受信バッファ103及び送信バッファ105、以下特に断らない限り同じ)に設定する(S12)。一方、第2状態であれば、通信ユニット100は、ホスト装置(ここでは音信号処理装置200)からのパラメータ値の供給(バルク設定命令)を待ち(S13)、供給があると、その供給されたパラメータの値を通信回路102等に設定する(S14)。これらのステップS11乃至S14の処理は、第1操作子状態検出部121、第2操作子状態検出部122、パラメータ設定部123及びパラメータ取得部125の機能と対応する。
また、ステップS12又はS14の後、通信ユニット100は、通信回路102等に設定又は保持されている全パラメータの値を音信号処理装置200に通知して(S15)、処理を終了する。このステップS15の処理は、パラメータ設定部123及びパラメータ通知部127の機能と対応する。
次に図8に、通信ユニット100がホスト装置からパラメータの値を個別に受信した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
通信ユニット100は、ホスト装置からパラメータの値(個別設定命令)を受信すると、図8に示す処理を開始し、まず第1操作子111の状態を検出する(S21)。この処理は図7のステップS11と同じである。そして、これが第2状態であれば、ホスト装置から受信したパラメータの値を、通信回路102等に上書きして設定する(S22)。ここでは、値を受信したパラメータのみ設定すればよい。その後、通信ユニット100は、ステップS22で設定したパラメータの値をホスト装置に通知して(S23)、処理を終了する。
ステップS21で第1状態であれば、通信ユニット100は、今回受信したパラメータの値を無視して処理を終了する。
以上の処理において、ステップS22の処理はパラメータ設定部123及びパラメータ取得部125の機能と、ステップS23の処理はパラメータ設定部123及びパラメータ通知部127と、それぞれ対応する。
次に図9に、音信号処理装置200が、通信ユニット100を起動する際に実行する処理のフローチャートを示す。
音信号処理装置200は、通信ユニット100が搭載された状態で音信号処理装置200に電源が投入され自身が起動されたり、起動中に音信号処理装置200に新たに通信ユニットが搭載されたりした場合に、通信ユニット100に電源を供給し通信ユニット100を起動するが、この時に図9に示す処理を開始する。
図9の処理において、音信号処理装置200はまず、起動しようとする通信ユニット100に動作モードを問い合わせる(S31)。この動作モードは、第1操作子111の状態として設定される。ここで、通信ユニット100から応答された動作モードが第2状態であれば(S32)、音信号処理装置200は次に、パラメータの「ホスト側設定値」を、バルク設定命令として通信ユニット100へ供給する(S33)。ここで供給されるパラメータの値に基づき、図7のステップS14の処理が実行される。ステップS32で第1状態であれば、ステップS33はスキップする。
いずれの場合も、音信号処理装置200はその後、通信ユニット100からのパラメータの値の通知を待ち(S34)、図7のステップS15でなされる通知を検出すると、通信ユニット100から受信したパラメータの値を、後でパラメータ設定画面300の表示に用いるべく「現在値」(図5参照)として保持し(S35)、処理を終了する。
以上の処理において、ステップS31及びS32の処理はモード判定部221の機能と、ステップS33の処理はパラメータ供給部222の機能と、ステップS34及びS35の処理はパラメータ取得部224の機能とそれぞれ対応する。
次に図10に、音信号処理装置200がパラメータ設定画面300の表示指示を検出した場合に実行する処理のフローチャートを示す。
音信号処理装置200は、パラメータ設定画面300の表示指示を検出すると、図10に示す処理を開始し、図9のステップS35で保持したパラメータの値を用いて、図6に示したようなパラメータ設定画面300を表示器206に表示させる(S41)。
音信号処理装置200は次に、通信ユニット100の動作モードを判定する(S42)。通信ユニット100の動作モードは、通常は動作中に変更されることはないので、図9の処理で取得した値を保持しておけばその値に基づき判定できる。
ステップS42で動作モードが第1状態であれば、音信号処理装置200は、ステップS41で表示したパラメータ設定画面300におけるパラメータの値の表示(仮想操作子)をグレーアウトし、パラメータ値の編集操作を受け付けない状態として(S43)、処理を終了する。
ここまでの処理において、ステップS41の処理は表示制御部225の機能と、ステップS42の処理はモード判定部221の機能と、ステップS43の処理は編集無効化部228の機能とそれぞれ対応する。
一方、ステップS42で動作モードが第2状態であれば、音信号処理装置200は、パラメータ設定画面300に仮想操作子をグレーアウトされない通常状態で表示して、パラメータ値の編集操作を受け付ける(S44)。そして、何れかの仮想操作子に対する編集操作を検出すると、その検出した編集操作に従って変更したその仮想操作子に対応するパラメータの「ホスト側設定値」(個別設定命令)を、通信ユニット100へ供給する(S45)。この時点では、保存されている「ホスト側設定値」にはまだ変更は反映させない。
その後、通信ユニット100はステップS45の個別設定命令の供給に応じて図8の処理を実行し、設定したパラメータの値を音信号処理装置200に通知してくるので、音信号処理装置200はこれを待つ(S46)。そして、通知があると、音信号処理装置200は、通知されたパラメータの値(ステップS45で供給した値と同じはずである)を、「ホスト側設定値」及び、パラメータ設定画面300の表示用に保持している値として保存する(S47)。その後、ステップS47で保存した値をパラメータ設定画面300のその仮想操作子の表示に反映させて(S48)、ステップS44に戻る。
以後、音信号処理装置200は、パラメータ設定画面300を閉じる指示を検出するまで、ステップS44乃至S48の処理をくり返し、閉じる指示を検出すると、割込処理によりパラメータ設定画面300を閉じると共に、図10の処理も終了させる。
以上の処理において、ステップS44の処理は編集操作受付部226の機能と、ステップS45の処理はパラメータ編集部227及びパラメータ供給部222の機能と、ステップS46及びS47の処理はパラメータ取得部224の機能と、ステップS48の処理は表示制御部225の機能とそれぞれ対応する。
以上説明してきたこの実施形態の通信ユニット100によれば、ユーザは、第1操作子111を操作することにより、第2操作子112による設定と、ホスト装置から供給される設定とのいずれかを選択して通信回路102等の動作に反映させることができる。従って、ユーザがホスト装置側のパラメータ設定機能を利用できる場合には、ホスト装置から供給される設定を選択すれば、多数のパラメータの値を任意に設定したり、通信ユニット100を交換した場合でも設定をやり直すことなく交換前の設定を使用したりすることができる。また、ユーザがホスト装置側のパラメータ設定機能に不慣れな場合や、ホスト装置がパラメータ設定機能を備えない場合でも、第2操作子112による設定を利用すれば、設定状態を目視で確認しながら通信ユニット100の設定を行うことができる。
従って、通信ユニット100におけるパラメータの設定に高い利便性を得ることができる。また、同じ設定で長期間運用したい場合には、物理操作子による固定的な設定としておけば、GUIを用いた設定で間違って設定を変更してしまうリスクを下げられる。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の具体的な構成、取り扱うパラメータの種類や取り得る値、処理の具体的な手順などが、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、上述した実施形態では、通信処理部126に設定するパラメータの値そのものを第2操作子112あるいはパラメータ設定画面300の仮想操作子により設定し、パラメータ設定部123が利用できるようにした。しかし、パラメータの値そのものではなく、現在設定されている値からの差分値や、所定の値を基準とした相対値を設定し、パラメータ設定部123に利用させるようにしてもよい。この場合、第2操作子112あるいはパラメータ設定画面300により設定されるパラメータの値と、通信処理部126に実際に設定すべきパラメータの値とは必ずしも一致しないので、パラメータ設定部123がその換算処理を行うとよい。
また、上述した実施形態では、音信号処理装置200の内部に搭載される通信ユニット100を例として説明したが、情報処理装置及びデータ処理ユニットの構成はこれに限られない。
まず、データ処理ユニットは情報処理装置に内蔵されまたは内部に搭載される必要はなく、USB(Universal Serial Bus)等の所要のインタフェースを介して外付けされるものであってもよい。すなわち、データ処理ユニットと情報処理装置とを、それぞれ独立した装置として構成することができる。また、情報処理装置が音信号処理の機能やそのための専用プロセッサを備えている必要はなく、情報処理装置は汎用コンピュータであってもよい。もちろん、音信号処理以外の何らかの機能のための専用ハードウェアを備える装置であってもよい。さらに、データ処理ユニットが行うデータ処理が、通信である必要もない。当該データ処理は音信号の加工であってもよいし、その他任意の情報処理であってよい。データ処理ユニットの内部で完結する処理であってもよい。
図11に、これらの点を踏まえた、この発明の情報処理装置及びデータ処理ユニットの変形例のハードウェア構成を示す。図11において、ホスト装置200′が情報処理装置の実施形態、データ処理ユニット100′がデータ処理ユニットの実施形態であり、図1又は図2と対応する構成要素には図1又は図2と同じ符号を用いた。
図11のホスト装置200′は、汎用コンピュータとして構成しており、DSP208及び波形入出力部209は備えない。また、データ処理ユニット100′は、外部機器I/F210に接続される外付けの装置として構成している。
データ処理ユニット100′においても、通信回路102、受信バッファ103及び送信バッファ105に代えてデータ処理回路106を設けている。このデータ処理回路106が、第2操作子112あるいはホスト装置200′により設定されるパラメータの値に従ってデータを処理する処理回路に該当する。データ処理の内容は任意である。
このような構成であっても、データ処理ユニット100′に対するパラメータの値の設定につき、上述した実施形態の場合と同様な効果が得られる。
また、上述した実施形態では、ホスト装置において、パラメータの「ホスト側設定値」の編集を、その編集結果が随時通信ユニット100に供給される状態で行う例について説明した。しかし、このことは必須ではなく、このような編集に加え、又はこれに代えて、編集結果が通信ユニット100に供給されない状態で、ホスト装置側のみで「ホスト側設定値」を編集する機能を設けてもよい。この機能の場合、編集に際して通信ユニット100のモードが第1状態か第2状態かを気にする必要はなく、通信ユニット100がホスト装置に接続されていない状態でも編集が可能である。このように編集した「ホスト側設定値」は、編集完了後に、ユーザの指示に従い、上述の実施形態の場合のような通信ユニット100の設定に反映され得る状態に置くとよい。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。逆に、この発明に係る装置が、上述した実施形態の装置が備える構成を全て同時に備えている必要もない。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、パラメータに従ってデータを処理する処理回路を備えたデータ処理ユニットとして、当該パラメータの設定の利便性が高いデータ処理ユニットを提供することができる。
100,100′…通信ユニット、101…制御部、101a,201…CPU、101b,202…フラッシュメモリ、101c,203…RAM、102…通信回路、103…受信バッファ、104…ホストI/F(インタフェース)、105…送信バッファ、106…データ処理回路、111…第1操作子、112…第2操作子、121…第1操作子状態検出部、122…第2操作子状態検出部、123…パラメータ設定部、124…固定値記憶部、125,224…パラメータ取得部、126…通信処理部、127…パラメータ通知部、200…音信号処理装置(ホスト装置)、204…表示器I/F、205…操作子I/F、206…表示器、207…操作子、208…信号処理部(DSP)、209…波形入出力部(I/O)、210…外部機器I/F、211…システムバス、221…モード判定部、222…パラメータ供給部、223…パラメータ記憶部、224…パラメータ取得部、225…表示制御部、226…編集操作受付部、227…パラメータ編集部、228…編集無効化部、300…パラメータ設定画面

Claims (9)

  1. 情報処理装置に接続されるデータ処理ユニットであって、
    設定された第1パラメータの値に基づいてデータを処理する処理回路と、
    ユーザにより、物理的に識別される第1状態及び第2状態の一方に選択的に設定される第1操作子と、
    ユーザにより、前記第1パラメータの値を示す物理状態に設定される第2操作子と、
    当該データ処理ユニットの起動時に、前記第1操作子が前記第1状態であれば、前記第2操作子の物理状態が示す前記第1パラメータの値を前記処理回路に設定し、前記第1操作子が前記第2状態であれば、前記情報処理装置から供給される前記第1パラメータの値を前記処理回路に設定するプロセッサとを備えることを特徴とするデータ処理ユニット。
  2. 請求項1に記載のデータ処理ユニットであって、
    前記処理回路は、前記第1パラメータに加えて第2パラメータの値にも基づいて前記処理を行い、
    前記プロセッサは、当該データ処理ユニットの起動時に、前記第1操作子が前記第1状態であれば、前記第2操作子の物理状態が示す前記第1パラメータの値及び前記第2パラメータの所定の値を前記処理回路に設定し、前記第1操作子が前記第2状態であれば、前記情報処理装置から供給される前記第1パラメータ及び前記第2パラメータの値を前記処理回路に設定することを特徴とするデータ処理ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ処理ユニットであって、
    前記プロセッサは、さらに、前記第1操作子が前記第2状態である間は、前記情報処理装置から任意のタイミングで個別に供給される前記各パラメータの値を、前記処理回路に設定することを特徴とするデータ処理ユニット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ処理ユニットであって、
    前記プロセッサは、さらに、前記第1操作子の状態に関わらず、前記処理回路に設定されている前記各パラメータの値を前記情報処理装置に通知することを特徴とするデータ処理ユニット。
  5. 着脱可能なデータ処理ユニットを備える情報処理装置であって、
    前記データ処理ユニットが、
    設定された第1パラメータの値に基づいてデータを処理する処理回路と、
    ユーザにより、物理的に識別される第1状態及び第2状態の一方に選択的に設定される第1操作子と、
    ユーザにより、前記第1パラメータの値を示す物理状態に設定される第2操作子と、
    当該データ処理ユニットの起動時に、前記第1操作子が前記第1状態であれば、前記第2操作子の物理状態が示す前記第1パラメータの値を前記処理回路に設定し、前記第1操作子が前記第2状態であれば、前記情報処理装置から供給される前記第1パラメータの値を、前記処理回路に設定するプロセッサとを備え、
    当該情報処理装置が、
    前記データ処理ユニットの起動時に前記第1操作子が前記第2状態であれば前記第1パラメータの値を前記データ処理ユニットに供給する供給部を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記データ処理ユニットを停止させた時点で前記データ処理ユニットに設定されていた前記第1パラメータの値を記憶する記憶部を備え、
    前記供給部は、前記データ処理ユニットの起動時に、前記記憶部に記憶されている前記第1パラメータの値を前記データ処理ユニットに供給することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載の情報処理装置であって、
    ユーザの操作に従って、前記データ処理ユニットに設定すべき前記第1パラメータの値を編集する編集部を備え、
    前記供給部は、前記編集部によって前記第1パラメータの値が編集されたことに応じて、該編集されたパラメータの値を前記データ処理ユニットに供給し、
    前記データ処理ユニットの前記プロセッサは、前記第1操作子が前記第2状態である間は、前記情報処理装置から任意のタイミングで個別に供給される前記第1パラメータの値を、前記処理回路に設定することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置であって、
    前記データ処理ユニットにおける前記第1操作子が前記第1状態である間は、前記編集部による編集を無効にする無効化部を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記データ処理ユニットの前記処理回路に設定されている前記第1パラメータの値を所定の表示器に表示させる表示制御部を備え、
    前記データ処理ユニットの前記プロセッサは、前記第1操作子の状態に関わらず、前記処理回路に設定されている前記第1パラメータの値を前記情報処理装置に通知することを特徴とする情報処理装置。
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