JP2018156879A - タンデム四重極型質量分析装置および該装置の制御パラメータ最適化方法 - Google Patents
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一般的なタンデム四重極型質量分析装置におけるMS/MS測定では、イオン源で生成された化合物由来のイオンが、まずは、前段の四重極マスフィルタ(慣用的に「Q1」と記述される)に導入され、ここで、特定の質量電荷比m/zを有するイオンがプリカーサイオンとして選別される。このプリカーサイオンが、四重極型(又はそれ以上の多重極型)のイオンガイド(慣用的に「q2」と記述される)が内装されたコリジョンセルに導入される。コリジョンセル内にはアルゴン等の衝突誘起解離(CID)ガスが供給されており、コリジョンセルに導入されたプリカーサイオンはここでCIDガスと衝突して開裂し、これにより各種のプロダクトイオンが生成される。このプロダクトイオンが、後段の四重極マスフィルタ(慣用的に「Q3」と記述される)に導入され、ここで、特定の質量電荷比を有するプロダクトイオンが選別されて検出器に到達し、検出される。
まず、目的化合物について、MRMトランジションが例えば分析者によって指定されると、当該目的化合物を含む既知の試料(標準試料)に対するMRM測定が実行される(1回目のMRM測定)。このMRM測定においては、Q3プリロッド電圧とコリジョンエネルギのそれぞれが、予め分析者等により設定された所定のデフォルト値に固定され、Q1プリロッド電圧だけが次々と変更されていく。このMRM測定が完了して測定結果が得られると、最も強い検出信号を与えたQ1プリロッド電圧の値が特定され、これが最適値に決定される。
イオンを開裂させるコリジョンセルを挟んで前後に、プリロッド電極を備える四重極マスフィルタを有する、タンデム四重極型質量分析装置において、化合物に対する最適な制御パラメータを決定する制御パラメータ最適化方法であって、
a)前記化合物を含む試料に対するMRM測定を行う測定工程と、
b)前記測定工程によって得られた測定結果に基づいて、制御パラメータの最適値を決定する決定工程と、
を備え、
前記測定工程が、
a1)コリジョンエネルギの値を所定の値に固定しつつ、前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値と後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値との組み合わせを変更しながら、前記MRM測定を行う第1測定工程、
を備え、
前記決定工程が、
b1)前記第1測定工程において、最も強い検出信号を与えた組み合わせを、前記前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値と前記後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値の組み合わせと決定する第1決定工程、
を備える。
この発明では、第1測定工程において、コリジョンエネルギの値は、適当な範囲(すなわち、少なくとも、プリカーサイオンを開裂させてプロダクトイオンを生成できるようなコリジョンエネルギの範囲)の中から任意に選択することができる。したがって、ここでは、第1測定工程において、コリジョンエネルギが最適値に固定されているとは限らないことになる。しかしながら、本件の発明者らは、各種の実験および考察によって、前段および後段の各四重極マスフィルタの各プリロッド電圧はイオンの導入態様に影響し、コリジョンエネルギはプリカーサイオンの壊し方に影響するものであって、前者と後者は、相関関係のない独立した制御パラメータである、との知見を得ており、この知見から、第1測定工程においてコリジョンエネルギが最適値に固定されていなくとも、各プリロッド電圧の各最適値を十分な精度で特定できると推測した。そして、発明者らは、実際に、この発明に係る態様によって、各プリロッド電圧の最適値を十分な精度で特定できることを実験により確認した。
また、上記に説明した従来の手法(すなわち、Q1プリロッド電圧とQ3プリロッド電圧のうちの一方の電圧を一定値に固定しつつ、他方の電圧だけを変更しながらMRM測定を行って、当該測定結果に基づいて、当該他方の電圧の最適値を決定する手法)では、MRM測定において適用されない電圧の値の組み合わせが多数存在することになるが、この発明によると、取り得る組み合わせを漏れなく網羅することができるので、各プリロッド電圧の最適値を精度よく決定することができる。
前記測定工程が、
a2)前記前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧および前記後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の各値を一定の値に固定しつつ、前記コリジョンエネルギの値を変更しながら、前記MRM測定を行う第2測定工程、
を備え、
前記決定工程が、
b2)前記第2測定工程において、最も強い検出信号を与えた前記コリジョンエネルギの値を最適値と決定する第2決定工程、
を備える。
この発明では、第2測定工程において、前段および後段の四重極マスフィルタの各プリロッド電圧が最適値に固定されているとは限らない。しかしながら、上述したとおり、本件の発明者らは、各プリロッド電圧とコリジョンエネルギとは、相関関係のない独立した制御パラメータである、との知見を得ており、この知見から、第2測定工程において各プリロッド電圧が最適値に固定されていなくとも、コリジョンエネルギの最適値を十分な精度で特定できると推測した。そして、発明者らは、実際に、この発明に係る態様によって、各コリジョンエネルギの最適値が十分な精度で特定できることを実験により確認した。
前記測定工程において、複数種類の化合物を含む試料に対するMRM測定が行われ、
前記決定工程において、前記複数種類の化合物の各々について、制御パラメータの最適値が決定される。
イオンを開裂させるコリジョンセルを挟んで前後に、プリロッド電極を備える四重極マスフィルタを有する、タンデム四重極型質量分析装置であって、
a)化合物を含む試料に対するMRM測定を行う測定部と、
b)前記測定工程によって得られた測定結果に基づいて、前記化合物に対する制御パラメータの最適値を決定する最適値決定部と、
を備え、
前記測定部が、
コリジョンエネルギの値を一定の値に固定しつつ、前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値と後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値との組み合わせを変更しながら、前記MRM測定を行い、
前記決定部が、
前記MRM測定において、最も強い検出信号を与えた組み合わせを、前記前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値と前記後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値の組み合わせと決定する。
実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、液体クロマトグラフ質量分析装置100の要部の構成図である。
液体クロマトグラフ部1は、移動相が貯留された移動相容器10と、移動相を吸引して一定流量で送給するポンプ11と、移動相中に予め用意された試料を所定量だけ注入するインジェクタ12と、試料に含まれる各種化合物を時間方向に分離するカラム13と、を備える。
質量分析装置2は、イオンを開裂させるコリジョンセル232を挟んで前後に、プリロッド電極2312,2342を備える四重極マスフィルタ231,234を有する、タンデム四重極型質量分析装置である。
エレクトロスプレイイオン化用プローブ201にカラム13からの溶出液が到達すると、当該プローブ201の先端において電荷が付与されながら、溶出液が噴霧される。噴霧により形成された液滴(帯電した液滴)は、付与された電荷による静電気力の作用によって分裂しながら微細化され、その過程で溶媒が気化して化合物由来のイオンが飛び出す。なお、イオン化法は、このエレクトロスプレイイオン化法に限られるものではなく、大気圧化学イオン化法、大気圧光イオン化法等を用いてもよい。
制御部3は、パーソナルコンピュータをハードウエア資源として構成され、ディスプレイ等からなる表示部31およびキーボードやマウス等からなる入力部32が接続されている。制御部3は、液体クロマトグラフ部1および質量分析装置2と電気的に接続されており、分析作業の管理、イオン検出器235で得られたデータの解析・処理、等を行う。
制御パラメータの最適化に係る処理の流れについて、図2を参照しながら説明する。図2は、当該処理の流れを示す図である。
まず、メソッドファイル設定部301が、制御パラメータの最適化に係る処理に用いられる試料(以下「対象試料」ともいう)のMRM測定についてのメソッドファイルを設定する。ただし、この対象試料には、複数種類の化合物が含まれているものとする。
ステップS1の処理について、図2に加え、図3、図4を参照しながら具体的に説明する。図3は、メソッドファイルの設定に係る各種の入力操作をオペレータから受け付けるための受付画面9の構成例を示す図である。図4は、各チャンネルに、Q1プリロッド電圧、Q3プリロッド電圧、および、コリジョンエネルギの各値を設定する態様を説明するための図である。
分析者が、入力部32を介して、メソッドファイルの設定を開始する旨の指示を入力すると、メソッドファイル設定部301は、表示部31に、メソッドファイルの設定に係る各種の入力操作をオペレータから受け付けるための受付画面9を表示させる。受付画面9には、各種の設定項目の入力を受け付ける欄が表示され、分析者は、各入力欄に所望の数値等を入力することによって、各種の測定条件等を設定することができる。なお、設定項目は多岐にわたるため、図の例では一部の設定項目のみが示されている。
続いて、メソッドファイル設定部301は、ステップS11で設定された1以上のイベントのそれぞれに複数のチャンネルを割り当てて、各チャンネルに、Q1プリロッド電圧、Q3プリロッド電圧、および、コリジョンエネルギの各値を設定する。以下において、ステップS12の処理についてより具体的に説明する。
まず、メソッドファイル設定部301は、Q1プリロッド電圧の一群の候補値、および、Q3プリロッド電圧の一群の候補値をそれぞれ特定する。候補値は、例えば、Q1プリロッド電圧(あるいは、Q3プリロッド電圧)の取り得る範囲を所定の間隔で(例えば、5V刻みで)取った値とすればよい。そして、メソッドファイル設定部301は、Q1プリロッド電圧の一群の候補値とQ3プリロッド電圧の一群の候補値との全通りの組み合わせ(Q1-Q3組み合わせ)を作成する。
次に、メソッドファイル設定部301は、コリジョンエネルギの一群の候補値を特定する。候補値は、上述したとおり、例えば、コリジョンエネルギの取り得る範囲を所定の間隔で(例えば、5V刻みで)取った値とすればよい。
対象試料のMRM測定についてのメソッドファイルが設定され、さらに、分析者が測定開始の指示を入力すると、当該指示に応じて、測定制御部302が、液体クロマトグラフ部1および質量分析装置2に、当該メソッドファイルに記述された態様でのMRM測定を実行させる。つまり、ここでは、質量分析装置2と測定制御部302とが協働して、対象試料に対するMRM測定を行う測定部を構成する。
具体的には、質量分析装置2に導入された化合物は、イオン化室20にてイオン化され、第1中間真空室21および第2中間真空室22においてそれぞれ収束された上で、分析室23に送られる。測定制御部302は、分析室23の各部を、実行すべきチャンネルについて設定されている情報にしたがって制御する。例えば、図3の例において「イベントNo1のch3」に係る測定を実行する時刻には、前段四重極マスフィルタ231のメインロッド電極2311に質量電荷比が「111.30」のイオンをプリカーサイオンとして選択するような電圧を印加し、後段四重極マスフィルタ234のメインロッド電極2341に質量電荷比が「27.60」のイオンをプロダクトイオンとして選択するような電圧を印加する。また、前段四重極マスフィルタ231のプリロッド電極2312に「-30V」の電圧を印加し、後段四重極マスフィルタ234のプリロッド電極2342に「-20V」の電圧を印加する。また、コリジョンセル232内の電極には「-25V」の電圧を印加する。このようにして、メソッドファイルにて規定されている各イベント(具体的には、各イベントに設定された各チャンネル)に係るMRM測定が実行される。なお、各イベントは、測定時間範囲の重なりが許容されており、複数のイベントの測定時間範囲が重なっている時間帯では、当該複数のイベントに設定されたチャンネルが所定の短い周期で切り替えられながら実行される。
対象試料のMRM測定が完了すると、各イベントについて得られた測定データに基づいて、最適値決定部303が、各制御パラメータの最適値を決定する。
本件の発明者らは、各種の実験および考察によって、Q1プリロッド電圧およびQ3プリロッド電圧の各値はイオンの導入態様に影響し、コリジョンエネルギの値はプリカーサイオンの壊し方に影響するものであって、各プリロッド電圧とコリジョンエネルギとは、相関関係のない独立した制御パラメータである、との知見を得ており、この知見から、上記の態様でも、各制御パラメータの最適値を十分な精度で特定できると推測した。そして、発明者らは、実際に、上記の態様によって、各制御パラメータの最適値が十分な精度で特定できることを実験により確認した。
例えば、対象試料に500個の化合物(目的化合物)が含まれている場合に、分析者が、各目的化合物についてターゲットとするプリカーサイオンの質量電荷比を1個指定入力し、各プリカーサイオンについて1個のプロダクトイオンの質量電荷比を指定入力したとする(つまり、500個のMRMトランジションを指定入力したとする)。この場合、上記のステップS1で、メソッドファイルに500個のイベントが設定され、各イベントに複数個のチャンネルが設定される。そして、上記のステップS2で、対象試料のMRM測定において当該500個のイベントが実行される。そして、上記のステップS3で、500個のイベントのそれぞれ(すなわち、500個のMRMトランジションのそれぞれ)に対応する各制御パラメータの最適値(すなわち、3種類の制御パラメータの各最適値)が決定される。このように、上記の構成によると、1回の試料導入に伴う1回のMRM測定で、500個(あるいは、それ以上)の目的化合物のそれぞれに対応する各制御パラメータの最適値を決定できる。
上記の実施形態においては、最適化の対象とされる制御パラメータは、Q1プリロッド電圧、Q3プリロッド電圧、および、コリジョンエネルギの3種であったが、さらに、他の制御パラメータ(例えば、DLバイアス、Qarrayバイアス、等)が最適化の対象に加えられてもよい。
1 液体クロマトグラフ部
2 質量分析装置
20 イオン化室
21 第1中間室
22 第2中間室
23 分析室
231 前段四重極マスフィルタ
2311 メインロッド電極
2312 プリロッド電極
232 コリジョンセル
234 後段四重極マスフィルタ
2341 メインロッド電極
2342 プリロッド電極
235 イオン検出器
3 制御部
301 メソッドファイル設定部
302 測定制御部
303 最適値決定部
Claims (4)
- イオンを開裂させるコリジョンセルを挟んで前後に、プリロッド電極を備える四重極マスフィルタを有する、タンデム四重極型質量分析装置において、化合物に対する最適な制御パラメータを決定する制御パラメータ最適化方法であって、
a)前記化合物を含む試料に対するMRM測定を行う測定工程と、
b)前記測定工程によって得られた測定結果に基づいて、制御パラメータの最適値を決定する決定工程と、
を備え、
前記測定工程が、
a1)コリジョンエネルギの値を所定の値に固定しつつ、前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値と後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値との組み合わせを変更しながら、前記MRM測定を行う第1測定工程、
を備え、
前記決定工程が、
b1)前記第1測定工程において、最も強い検出信号を与えた組み合わせを、前記前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値と前記後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値の組み合わせと決定する第1決定工程、
を備える、制御パラメータ最適化方法。 - 請求項1に記載の制御パラメータ最適化方法であって、
前記測定工程が、
a2)前記前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧および前記後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の各値を一定の値に固定しつつ、前記コリジョンエネルギの値を変更しながら、前記MRM測定を行う第2測定工程、
を備え、
前記決定工程が、
b2)前記第2測定工程において、最も強い検出信号を与えた前記コリジョンエネルギの値を最適値と決定する第2決定工程、
を備える、制御パラメータ最適化方法。 - 請求項1または2に記載の制御パラメータ最適化方法であって、
前記測定工程において、複数種類の化合物を含む試料に対するMRM測定が行われ、
前記決定工程において、前記複数種類の化合物の各々について、制御パラメータの最適値が決定される、制御パラメータ最適化方法。 - イオンを開裂させるコリジョンセルを挟んで前後に、プリロッド電極を備える四重極マスフィルタを有する、タンデム四重極型質量分析装置であって、
a)化合物を含む試料に対するMRM測定を行う測定部と、
b)前記測定工程によって得られた測定結果に基づいて、前記化合物に対する制御パラメータの最適値を決定する最適値決定部と、
を備え、
前記測定部が、
コリジョンエネルギの値を一定の値に固定しつつ、前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値と後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の値との組み合わせを変更しながら、前記MRM測定を行い、
前記決定部が、
前記MRM測定において、最も強い検出信号を与えた組み合わせを、前記前段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値と前記後段の四重極マスフィルタのプリロッド電圧の最適値の組み合わせと決定する、タンデム四重極型質量分析装置。
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