JP2018156510A - シート製造装置およびシート製造システム - Google Patents

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Masanori Kojima
政典 小島
中島 靖雅
Yasumasa Nakajima
靖雅 中島
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Seiichi Taniguchi
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Abstract

【課題】管理や制御を容易に行うことができるシート製造装置およびシート製造システムを提供することを提供すること。【解決手段】本発明のシート製造装置は、繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、前記情報を出力する通信部と、を備え、前記記憶部は、前記情報を、ツリー構造として各オブジェクトに識別子を割り振って記憶することを特徴とする。前記カテゴリーは、当該シート製造装置に用いられる消耗品に関する情報、当該シート製造装置のエラー状態に関する情報、当該シート製造装置のステータスに関する情報、当該シート製造装置の設定に関する情報および得られた前記シート材に関する情報を含む【選択図】図4

Description

本発明は、シート製造装置およびシート製造システムに関する。
近年では、環境への意識が高まり、職場での紙(記録媒体)の使用量の削減だけではなく、職場で紙の再生を行なうことが求められている。
記録媒体を再生する方法としては、古紙を離解処理しパルプ懸濁液を製造するパルプ懸濁液製造部と、パルプ懸濁液を抄紙し、再生紙を製造する抄紙部とを有する古紙再生処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載の古紙再生処理装置では、古紙再生処理、または古紙再生処理後のパルプ懸濁液製造部および抄紙部の洗浄処理における動作情報を含む運転状態情報を、通信回線を通じて接続された端末機器へ送信する機能を有する。
特開2013−87370号公報
ところで、古紙再生処理装置がさらに複雑な構成になった場合、各部の動作状況等、古紙再生に関する情報が膨大になる。この場合、記憶部にどのように情報を整理して記憶しておくかという課題が生じるが、これに対して、従来では十分に検討されているとは言えない。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、管理や制御を容易に行うことができるシート製造装置およびシート製造システムを提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
本発明のシート製造装置は、繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、
前記情報を出力する通信部と、を備え、
前記記憶部は、前記情報を、ツリー構造として各オブジェクトに識別子を割り振って記憶することを特徴とする。
このような本発明によれば、シート製造に関する情報の各オブジェクトに識別子が割り振られているため、シート製造に関する情報の量が多くなったとしても整理して記憶することができる。よって、シート製造に関する情報を検索する場合、識別子に基づいて各オブジェクトを割り出すことができる。その結果、シート製造装置の制御や管理が容易となる。さらに、外部機器からも、シート製造装置の制御や管理を行うのが容易となる。
本発明のシート製造装置では、前記オブジェクトは、ノードであるのが好ましい。
これにより、各オブジェクト内にさらに詳細な情報を格納することができる。
本発明のシート製造装置では、前記オブジェクトは、カテゴリーごとに分類されているのが好ましい。
これにより、シート製造に関する情報がカテゴリーごとに整理された状態となり、管理や制御がさらに容易となる。
本発明のシート製造装置では、前記カテゴリーは、当該シート製造装置に用いられる消耗品に関する情報、当該シート製造装置のエラー状態に関する情報、当該シート製造装置のステータスに関する情報、当該シート製造装置の設定に関する情報および得られた前記シート材に関する情報を含むのが好ましい。
これにより、シート製造に関する情報が詳細なものとなり、本発明の効果をより効果的に得られる。
本発明のシート製造装置では、当該シート製造装置内を撮像する撮像部を有し、
前記情報は、前記撮像部が撮像した撮像データを特定する識別情報を含むのが好ましい。
撮像データは、数(例えば、画像の枚数)が多くなる傾向があり、また、ファイルサイズも大きい。従って、撮像データそのものをオブジェクトとして記憶するよりは、撮像データを特定する識別情報をオブジェクトとして記憶部に記憶した方が管理が容易となり、本発明の効果がより顕著になる。
本発明のシート製造装置では、前記通信部は、ネットワークを介して、他の通信機器と前記情報の授受を行うのが好ましい。
これにより、監視統括サーバーやクライアント端末から、シート製造に関する情報の開示を要求することができたり、シート製造装置の設定を変更することができる。
本発明のシート製造装置では、前記記憶部に記憶された前記情報は、前記通信部を介して受信した外部からのアクセスに応じて書き換え可能であるのが好ましい。
これにより、例えば、監視統括サーバーやクライアント端末から、シート製造装置の設定を変更することができる。
本発明のシート製造装置では、前記記憶部に記憶された前記情報は、MIBであるのが好ましい。
これにより、シート製造装置の制御や管理が容易となる。さらに、外部機器からも、シート製造装置の制御や管理を行うのが容易となる。
本発明のシート製造システムは、繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、前記情報を出力する通信部と、を備えるシート製造装置と、
前記シート製造装置を監視統括する監視統括サーバーと、を備え、
前記記憶部は、前記情報を、ツリー構造として上位から各オブジェクトに識別子を割り振って記憶することを特徴とすることを特徴とする。
これにより、本発明のシート製造装置の利点を享受しつつ、監視統括サーバーからも、シート製造装置の制御や管理を行うのが容易となる。
図1は、本発明のシート製造装置の第1実施形態を示す概略構成図である。 図2は、図1に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。 図3は、本発明のシート製造システム(第1実施形態)の概略図である。 図4は、図3に示すMIBの系統図である。 図5は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図6は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図7は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図8は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図9は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図10は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図11は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。 図12は、図3に示すシート製造システムの制御動作のフローチャートである。 図13は、本発明のシート製造システム(第2実施形態)の概略図である。
以下、本発明のシート製造装置およびシート製造システムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1および図3に示すシート製造装置100は、繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、情報を出力する通信部と、を備えている。また、記憶部は、情報を、ツリー構造として上位から順番に各オブジェクトに識別子を割り振って記憶する。
このような本発明によれば、シート製造に関する情報の各オブジェクトに識別子が割り振られているため、シート製造に関する情報の量が多くなったとしても整理して記憶することができる。よって、シート製造に関する情報を検索する場合、識別子に基づいて各オブジェクトを割り出すことができる。その結果、シート製造装置100の制御や管理が容易となる。さらに、外部機器からも、シート製造装置100の制御や管理を行うのが容易となる。
また、本発明のシート製造システム1は、本発明のシート製造装置100と、監視統括サーバー4とを備える。すなわち、シート製造システム1は、繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、前記情報を出力する通信部と、を備えるシート製造装置100と、前記シート製造装置を監視統括する監視統括サーバーと、を備えている。また、記憶部は、前記情報を、ツリー構造として上位から順番に各オブジェクトに識別子を割り振って記憶する。
このような本発明によれば、前述したシート製造装置100の利点を享受しつつ、監視統括サーバーからも、シート製造装置100の制御や管理を行うのが容易となる。
<第1実施形態>
図1は、本発明のシート製造装置の第1実施形態を示す概略側面図である。図2は、図1に示すシート製造装置が実行する工程を順に示す図である。図3は、本発明のシート製造システム(第1実施形態)の概略図である。図4は、図3に示すMIB(Management Information Base)の系統図である。図5〜図11は、図4に示す「PaperLab」のオブジェクト内の各カテゴリーを説明するための表である。図12は、図3に示すシート製造システムの制御動作のフローチャートである。
なお、以下では、説明の都合上、図1の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言い、左側を「左」または「上流側」、右側を「右」または「下流側」と言うことがある。
図3に示すように、本発明のシート製造システム1は、本発明のシート製造装置100と、監視統括サーバー4とを備えている。また、シート製造装置100と監視統括サーバー4とはネットワーク300を介して通信可能である。
まず、シート製造装置100について説明する。
図1に示すシート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、シート形成部20と、切断部21と、ストック部22とを備えている。また、シート製造装置100は、加湿部231と、加湿部232と、加湿部233と、加湿部234と、加湿部235と、加湿部236と、撮像部51と、撮像部52と、撮像部53と、撮像部54と、制御部3と、を備えている。シート製造装置100が備える各部の作動は、制御部3によって制御されている。
図2に示すように、本実施形態では、シートの製造方法は、原料供給工程と、粉砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程とを有する。
以下、シート製造装置100が備える各部の構成について説明する。
原料供給部11は、粗砕部12に原料M1を供給する原料供給工程(図2参照)を行なう部分である。この原料M1としては、繊維(セルロース繊維)を含む繊維含有材料で構成された、例えばシート状をなすものである。また、原料M1は、本実施形態では、古紙、すなわち、使用済みのシートとなっているが、これに限定されず、未使用のシートであってもよい。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロース(狭義のセルロース)を主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロース(狭義のセルロース)の他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を気中(空気中)で粗砕する粉砕工程(図2参照)を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート(ホッパー)122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部231が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部231は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部231は、水分を含むフィルター(図示せず)を有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式(または温風気化式)の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管(流路)241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2(繊維を含む繊維含有材料)を気中(空気中)で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程(図2参照)を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ(気流)を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
解繊部13は、解繊物M3(粗砕片M2)に付着した樹脂粒や、インク、トナー等の色材、にじみ防止剤等の物質を、繊維から分離させる機能も有する。
また、解繊部13は、管(流路)242を介して、選別部14に接続されている。解繊物M3(解繊後の繊維含有材料)は、管242を通過して、選別部14に搬送される。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程(図2参照)を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4−1と、第1選別物M4−1よりも大きい第2選別物M4−2とに選別される。第1選別物M4−1は、その後のシートS(シート材)の製造に適した大きさのものとなっている。第2選別物M4−2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4−1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4−2として選別される。
第1選別物M4−1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4−2は、ドラム部141に接続されている管(流路)243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側(下流側)が管241とに接続されている。この管243を通過した第2選別物M4−2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4−2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141からの第1選別物M4−1は、空気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部(分離部)15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4−1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程(図2参照)を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト(分離ベルト)151と、3つの張架ローラー152と、吸引部(サクション機構)153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4−1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4−1は、下流側に搬送される。
また、シート製造装置100は、メッシュベルト151の上側に設けられ、当該シート製造装置100内を撮像する撮像部51を有している。撮像部51は、メッシュベルト151上の第1ウェブM5を撮像するものである。
第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4−1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4−1には、色材CMが混在している。この色材CMは、メッシュベルト151の目開きよりも小さい。これにより、色材CMは、メッシュベルト151を通過して、さらに下方に落下する。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト151を通過した色材CMを空気ごと吸引することができる。
また、シート製造装置100は、吸引部153内に設けられ、当該シート製造装置100内を撮像する撮像部52を有している。撮像部52は、吸引部153内を撮像するものである。
また、吸引部153は、管(流路)244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された色材CMは、回収部27に回収される。
回収部27には、管(流路)245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、色材CMが除去されたものとなる。また、色材CMは、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部232と接続されている。加湿部232は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4−1を加湿することができ、よって、第1選別物M4−1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部235が配置されている。加湿部235は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給(加湿)することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部235の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程(図2参照)を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161に第1ウェブM5が巻き込まれることにより、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部233と接続されている。加湿部233は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と樹脂P1とを混合する混合工程(図2参照)を行なう部分である。この混合部17は、樹脂供給部171と、管(流路)172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と樹脂P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、樹脂供給部171が接続されている。樹脂供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、樹脂P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された樹脂P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、樹脂P1は、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66等のポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、樹脂供給部171から供給されるものとしては、樹脂P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や樹脂P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤等が含まれていてもよい。また、澱粉等の植物性の材料でもよい。
また、以下では、これらの樹脂、着色剤、凝集抑制剤および難燃剤等を総称して「結合剤」とも言う。シート製造装置100では、「結合剤」として、後述するように、無着色の無着色結合剤、シアン色のCyan結合剤、マゼンタ色のMagenta結合剤、黄色のYellow結合剤および白色のWhite結合剤を供給することが可能であり、各色の結合剤は、別々のタンク(図示せず)に貯留されている。
また、管172の途中には、樹脂供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と樹脂P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と樹脂P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程(図2参照)を行なう部分である。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、空気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程(図2参照)を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト(分離ベルト)191と、張架ローラー192と、吸引部(サクション機構)193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
また、シート製造装置100は、メッシュベルト191の上側に設けられ、当該シート製造装置100内を撮像する撮像部53を有している。撮像部53は、メッシュベルト191上の混合物M7を撮像するものである。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引することができる。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
また、シート製造装置100は、吸引部193内に設けられ、当該シート製造装置100内を撮像する撮像部54を有している。撮像部54は、吸引部193内を撮像するものである。
なお、撮像部51、撮像部52、撮像部53および撮像部54は、例えば、CCDカメラ等で構成され、図3に示す制御部3と電気的に接続されており、その作動が制御される。なお、撮像部51、撮像部52、撮像部53および撮像部54を総称して撮像部と記すことがある。
吸引部193には、管(流路)246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ハウジング部182は、加湿部234と接続されている。加湿部234は、加湿部231と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部236が配置されている。加湿部236は、加湿部235と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
第2ウェブ形成部19の下流側には、シート形成部20が配置されている。シート形成部20は、第2ウェブM8からシートSを形成するシート形成工程(図2参照)を行なう部分である。このシート形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対のカレンダーローラー203を有し、これらの間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対のカレンダーローラー203のうちの一方は、モーター(図示せず)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、これらの間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、樹脂P1が溶融して、この溶融した樹脂P1を介して繊維同士が結着する。これにより、シートSが形成される。そして、このシートSは、切断部21に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、モーター(図示略)の作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
シート形成部20の下流側には、切断部21が配置されている。切断部21は、シートSを切断する切断工程(図2参照)を行なう部分である。この切断部21は、第1カッター211と、第2カッター212とを有する。
第1カッター211は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断するものである。
第2カッター212は、第1カッター211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。
このような第1カッター211と第2カッター212との切断により、所望の大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
図3に示すように、制御部3は、CPU31(Central Processing Unit)とSNMPエージェント32と、通信部33と、記憶部34とを有している。
CPU31は、シート製造装置100の作動を制御する。また、CPU31は、記憶部34に記憶されている各種プログラムに基づいて各部を制御する。
SNMPエージェント32は、CPU31の指令に応じて、監視統括サーバー4のSNMPマネージャ42からの要求への応答、状態変化時の通知等を行う。また、SNMPエージェント32は、後述するように、予め指定した異常事態が発生したときや、MIB値が予め設定された値を超えた場合等に、監視統括サーバー4のSNMPマネージャ42に対してトラップ(通知)を発行する。
通信部33は、ネットワーク300を介して、監視統括サーバー4(他の通信機器)と通信を行い、シート製造に関する情報の授受を行う。これにより、後述するように、監視統括サーバー4やクライアント端末5から、シート製造に関する情報の開示を要求することができたり、シート製造装置100の設定を変更することができる。
なお、ネットワーク300としては、特に限定されないが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)や、MAN(Metropolitan Area Network)や、インターネット等が挙げられる。
記憶部34は、例えば、書き換え可能な不揮発性メモリーで構成され、シート製造に関する各種プログラムや、後述するMIB35が格納されている。なお、MIB35は、SNMP(Simple Network Management Protocol)で管理されるネットワーク機器が、自己の状態を外部に知らせるために公開する情報のことである。なお、撮像部が撮像した撮像データも記憶部に格納される。詳細は後述するが、この撮像データのファイル名はMIB35に格納される。撮像データのファイル名は撮像データを特定する識別情報である。
監視統括サーバー4は、CPU41と、SNMPマネージャ42と、通信部43と、記憶部44とを有している。
CPU41は、CPU31と同様に、各種プログラムを実行する。
SNMPマネージャ42は、CPU41の指令に応じて、SNMPエージェント32に対してデータの要求を行う。
通信部43は、ネットワーク300を介して、シート製造装置100と通信を行う。
記憶部44には、各種プログラムが記憶されている。また、記憶部44には、シート製造装置100から送信されたデータが一時的に記憶される。この記憶された情報は、クライアント端末5から要求があった場合に、クライアント端末5に送信される。
さて、シート製造装置100では、記憶部34は、シート製造に関する情報をMIB35として記憶する。すなわち、記憶部34は、シート製造に関する情報を、ツリー構造として上位から順番に各オブジェクトに識別子を割り振って記憶する。すなわち、記憶部34に記憶されたシート製造に関する情報は、MIBである。これにより、シート製造に関する情報の各オブジェクトに識別子が割り振られているため、シート製造に関する情報の量が多くなったとしても整理して記憶することができる。よって、例えば、シート製造に関する情報を検索する場合、識別子に基づいて各オブジェクトを割り出すことができる。その結果、シート製造装置100の制御や管理が容易となる。さらに、監視統括サーバー4やクライアント端末5からも、シート製造装置100の制御や管理を行うのが容易となる。
以下、このことに関して詳細に説明する。
図4は、MIB35の系統図である。各オブジェクトには、識別子が割り振られており、カッコ内の数字が識別子である。このMIB35では、「private(4)」内にシート製造に関する情報である「Paperlab(50)」のオブジェクトが、ツリー構造として上位から順番に各オブジェクトに識別子が割り振られて記憶されている。
図5〜図11では、シート製造に関する情報を表で表している。以下、各情報について詳細に説明する。
「Paperlab」の識別子は、「50」である。このため、「Paperlab」にアクセスするためのオブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50」となる。
「Paperlab」の下位には、「1.Consumables」、「2.PLDetectedErrorState」、「3.PLDeviceStatus」、「4.PLSettings」および「5.PLOutPutStatus」のオブジェクトがカテゴリーごとに分類されて格納されている。これにより、シート製造に関する情報がカテゴリーごとに整理された状態となり、管理や制御がさらに容易となる。
また、これら「1.Consumables」、「2.PLDetectedErrorState」、「3.PLDeviceStatus」、「4.PLSettings」および「5.PLOutPutStatus」のオブジェクトは、ノード(節目)である。すなわち、ツリー構造の分岐点に該当し、各オブジェクト内にさらに1つ以上のオブジェクトが格納されている。これにより、各オブジェクト内にさらに詳細な情報を格納することができる。
以下、「1.Consumables」、「2.PLDetectedErrorState」、「3.PLDeviceStatus」、「4.PLSettings」および「5.PLOutPutStatus」について順次説明する。
(「1.Consumables」)
図5に示す「1.Consumables」は、シート製造装置100にて使用する消耗品を示している。また、「1.Consumables」は、頭の数字の「1」が識別子であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1」である。
この「Consumables」のオブジェクトには、「1.Consumable_P」、「2.Consumalable_C」、「3.Consumalable_M」、「4.Consumalable_Y」、「5.Consumalable_W」および「6.WaterRemaining」の6つのオブジェクトが格納されている。
なお、各オブジェクトの表中右側には、「Access」、「Description」、「Status」および「Syntax」の4つの項目がある。「Access」は、監視統括サーバー4から見て、読み込みのみか、書き換えが可能なオブジェクトかどうかを示している。「Description」は、カテゴリー名を示している。「Status」は、MIB35を構築する際に必須な項目であるか否かを示している。「Syntax」は、データの形式を示している。
「1.Consumable_P」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1.1」である。また、「Access」は、「Readonly」であり、「Readonly」は、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「無着色結合剤残量」であり、「1.Consumable_P」が、無着色結合剤残量の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、MIB35を構築する際に必須な項目であることを示している。また、「Syntax」は、「Counter」であり、「Counter」は、232-1まで増加し、また0に戻る整数値であることを示している。
なお、「2.Consumalable_C」、「3.Consumalable_M」、「4.Consumalable_Y」、「5.Consumalable_W」および「6.WaterRemaining」に関しては、「Access」、「Status」および「Syntax」の項目が「1.Consumable_P」と同様であるため、その説明を省略する。
「2.Consumalable_C」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1.2」である。また、「Description」は、「Cyan結合剤残量」であり、「2.Consumalable_C」が、シアン色のCyan結合剤残量の情報を格納していることを示している。
「3.Consumalable_M」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1.3」である。また、「Description」は、「Magenta結合剤残量」であり、「3.Consumable_M」が、マゼンタ色のMagenta結合剤残量の情報を格納していることを示している。
「4.Consumalable_Y」は、識別子が「4」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1.4」である。また、「Description」は、「Yellow結合剤残量」であり、「4.Consumalable_Y」が、黄色のYellow結合剤残量の情報を格納していることを示している。
「5.Consumalable_W」は、識別子が「5」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1.5」である。また、「Description」は、「White結合剤残量」であり、「5.Consumalable_W」が、白色のWhite結合剤残量の情報を格納していることを示している。
「6.WaterRemaining」は、識別子が「6」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.1.6」である。また、「Description」は、「水タンク残量」であり、加湿部231〜加湿部236の水タンク(図示せず)の水の残量の情報を格納していることを示している。
このように(「1.Consumables」)のオブジェクトには、無着色結合剤残量、Cyan結合剤残量、Magenta結合剤残量、Yellow結合剤残量、White結合剤残量および水の残量等、当該シート製造装置100に用いられる消耗品に関する情報が格納されている。これにより、消耗品の残量を把握することができる。
(「2.PLDetectedErrorState」)
図6に示すように、「2.PLDetectedErrorState」は、検出されたエラー状態を示している。また、「2.PLDetectedErrorState」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.2」である。
この「2.PLDetectedErrorState」のオブジェクトには、「1.ErrorState」および「2.FailurePart」の2つのオブジェクトが格納されている。
「1.ErrorState」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.2.1」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「エラー状態」であり、「1.ErrorState」が、エラー状態の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、MIB35を構築する際に必須な項目であることを示している。また、「Syntax」は、「OCTET STRING」であり、各エラー状態を数字(ビット)で表すものである。
「消耗品不足」は、前述した消耗品(例えば、結合剤)の残量が所定値を下回ったことを示しており、ビットは「1」で表される。
「消耗品切れ」は、消耗品が無くなったことを示しており、ビットは「2」で表される。
「水不足」は、水タンク内の水残量が所定値を下回ったことを示しており、ビットは「3」で表される。
「水切れ」は、水タンク内の水が無くなったことを示しており、ビットは「4」で表される。
「廃粉袋満杯に近い」は、図1に示す管246に接続された廃粉袋(図示せず)内の廃粉量が所定値を上回ったことを示しており、ビットは「5」で表される。
「廃粉袋満杯」は、廃粉袋(図示せず)が満杯になったことを示しており、ビットは「6」で表される。
「ドアオープン」は、シート製造装置100の稼働時に、安全のために閉じていた方がよいドア(図示せず)が開いた状態であることを示しており、ビットは「7」で表される。
「紙詰まり」は、シート製造装置100(例えば、図1に示す原料供給部11)において紙が詰まったことを示しており、ビットは「8」で表される。
「オフライン」は、シート製造装置100がオフライン状態であることを示しており、ビットは「9」で表される。
「サービスリクエスト」は、専門のオペレーターを呼ばないと対処ができないエラーが発生したことを示しており、ビットは「10」で表される。
「再生紙出力場所満杯に近い」は、図1に示すストック部22にストックされたシートSの量が所定値を上回ったことを示しており、ビットは「11」で表される。
「再生紙出力場所満杯」は、図1に示すストック部22が満杯になったことを示しており、ビットは「12」で表される。
「再生不可紙給紙」は、図1に示す原料供給部11に供給された原料が再生不可能であることを示しており、ビットは「13」で表される。
このように、シート製造装置100では、「消耗品不足」、「消耗品切れ」、「水不足」、「水切れ」、「廃粉袋満杯に近い」、「廃粉袋満杯」、「ドアオープン」、「紙詰まり」、「オフライン」、「サービスリクエスト」、「再生紙出力場所満杯に近い」、「再生紙出力場所満杯」および「再生不可紙給紙」等のエラー状態を対応するビットで表すので、複数のエラーが同時に発生しても各エラーを個別に把握することができる。
「2.FailurePart」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.2.2」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「故障個所」であり、「2.FailurePart」が、故障個所を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、MIB35を構築する際に必須な項目であることを示している。また、「Syntax」は、「OCTET STRING」であり、各故障個所を数字(以下の1ビット〜9ビット)で表すものである。
「1」ビットで表される「給紙部」は、図1に示す原料供給部11を示している。また、原料供給部11の故障とは、例えば、原料供給部11に原料M1が詰まったこと等が挙げられる。
「2」ビットで表される「粗砕部」は、図1に示す粗砕部12を示している。また、粗砕部12の故障とは、例えば、粗砕刃121の作動停止等が挙げられる。
「3」ビットで表される「解繊部」は、図1に示す解繊部13を示している。また、解繊部13の故障とは、例えば、解繊部13のローターの作動停止等が挙げられる。
「4」ビットで表される「分級部」は、図1に示す選別部14を示している。また、選別部14の故障とは、例えば、ドラム部141のモーターの作動停止等が挙げられる。
「5」ビットで表される「混合部」は、図1に示す混合部17を示している。また、混合部17の故障とは、例えば、ブロアー173の作動停止等が挙げられる。
「6」ビットで表される「堆積部」は、図1に示す第2ウェブ形成部19を示している。また、第2ウェブ形成部19の故障とは、例えば、吸引部193の作動停止等が挙げられる。
「7」ビットで表される「成形部」は、図1に示すシート形成部20を示している。また、シート形成部20の故障とは、例えば、加熱ローラー204の温度が所定範囲から外れたこと等が挙げられる。
「8」ビットで表される「切断部」は、図1に示す切断部21を示している。また、切断部21の故障とは、例えば、第1カッター211および第2カッター212の作動停止等が挙げられる。
「9」ビットで表される「出力部」は、図1に示すストック部22を示している。また、ストック部22の故障とは、例えば、ストック部22が満杯になったこと等が挙げられる。
このように、シート製造装置100では、「給紙部」、「粗砕部」、「解繊部」、「分級部」、「混合部」、「堆積部」、「成形部」、「切断部」および「出力部」等の故障個所を個別に把握することができる。
以上、「2.PLDetectedErrorState」には、エラー状態に関する情報が格納されている。これにより、エラー状態を把握することができる。
(「3.PLDeviceStatus」)
図7〜図9に示す「3.PLDeviceStatus」は、シート製造装置100の各部のステータスを表している。また、「3.PLDeviceStatus」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3」である。
この「3.PLDeviceStatus」のオブジェクトには、図7に示す「1.OutputCount」、「2.InputCount」、「3.LifeCount」、「4.ShredderStatus」、「5.DefibraterStatus」、図8に示す「6.FiberClassifierStatus」、「7.FiberMixerStatus」、図9に示す「8.FiberStackerStatus」、「9.HeatedRollerStatus」、「10.HumidifierStatus」、「11.EnvironmentalStatus」の11つのオブジェクトが格納されている。
図7に示すように、「1.OutputCount」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.1」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「総再生枚数」であり、「1.OutputCount」が、総再生枚数(シートSの総出力枚数)を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「2.InputCount」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.2」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「総給紙枚数」であり、「2.InputCount」が、総給紙枚数(図1に示す原料供給部11に供給された原料M1の総枚数)の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「3.LifeCount」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.3」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「総稼働時間」であり、「3.LifeCount」が、シート製造装置100の総稼働時間の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「4.ShredderStatus」は、識別子が「4」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.4」である。また、「4.ShredderStatus」は、シュレッダー(図1に示す粗砕刃121)のステータスを表しており、「4.ShredderStatus」には、「1.ShredderPowerCurrent」のオブジェクトが格納されている。
「1.ShredderPowerCurrent」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.4.1」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「シュレッダーのモーターの駆動電流」であり、「4.ShredderStatus」が、シュレッダーのモーターの駆動電流の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「5.DefibraterStatus」は、識別子が「5」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.3.50.5」である。この「5.DefibraterStatus」は、図1に示す解繊部13のステータスを表すものであり、「5.DefibraterStatus」のオブジェクトには、「1.DefibraterVibration」、「2.DefibraterTemperature」および「3.DefibraterPowerCurrent」の3つのオブジェクトが格納されている。
「1.DefibraterVibration」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.5.1」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「解繊機のモーターの回転速度」であり、「1.DefibraterVibration」が、解繊機(解繊部13)のモーターの回転速度の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「2.DefibraterTemperature」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.5.2」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「解繊機の温度」であり、「2.DefibraterTemperature」が、解繊部13の温度の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「3.DefibraterPowerCurrent」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.5.3」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「解繊機の駆動電流」であり、「3.DefibraterPowerCurrent」が、解繊部13の駆動電流の温度の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
このようにシート製造装置100によれば、解繊部13に関するステータスを把握することができる。
「6.FiberClassifierStatus」は、識別子が「6」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.6」である。この「6.FiberClassifierStatus」は、分級部(図1に示す選別部14)のステータスを表すものであり、「6.FiberClassifierStatus」のオブジェクトには、「1.FiberClassifierPipeAirPressure」、「2.FiberClassifierBeltAirPressure」、「3.FiberClassifierBeltImage」および「4.FiberClassifierSuctionImage」の4つのオブジェクトが格納されている。
「1.FiberClassifierPipeAirPressure」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.6.1」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「分級搬送管の空気圧」であり、「1.FiberClassifierPipeAirPressure」が、図1に示す管242および管243の空気圧の情報を格納しているることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「2.FiberClassifierBeltAirPressure」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.6.2」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「分級サクションの空気圧」であり、「2.FiberClassifierBeltAirPressure」が、分級サクション(ブロアー262)の空気圧の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「3.FiberClassifierBeltImage」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.6.3」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「分級ベルト周辺撮像ファイル名」であり、「3.FiberClassifierBeltImage」が、図1に示す撮像部51が撮像した分級ベルト(図1に示すメッシュベルト151)周辺撮像ファイル名の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「4.FiberClassifierSuctionImage」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.6.4」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「分級サクション部周辺撮像ファイル名」であり、「4.FiberClassifierSuctionImage」が、図1に示す撮像部52が撮像した分級サクション部(吸引部153)周辺撮像ファイル名の情報を格納しているを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「7.FiberMixerStatus」は、識別子が「7」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.7」である。また、「7.FiberMixerStatus」は、混合部(図1に示す混合部17)のステータスを表しており、「7.FiberMixerStatus」には、「1.FiberMixerPipeAirPressure」のオブジェクトが格納されている。
「1.FiberMixerPipeAirPressure」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.7.1」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「混合部搬送管の空気圧」であり、「1.FiberMixerPipeAirPressure」が、混合部搬送管(図1に示す管172)の空気圧の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「8.FiberStackerStatus」は、識別子が「8」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.8」である。また、「8.FiberStackerStatus」は、堆積部(図1に示す第2ウェブ形成部19)のステータスを表しており、「8.FiberStackerStatus」には、「1. FiberStackerPipeAirPressure」「2. FiberStackerBeltAirPressure」「3. FiberStackerifierBeltImage」「4. FiberStackerSuctionImage」の4つのオブジェクトが格納されている。
「1. FiberStackerPipeAirPressure」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.8.1」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「堆積部搬送管の空気圧」であり、「1. FiberStackerPipeAirPressure」が、堆積部搬送管(図1に示す管246)の空気圧の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「2. FiberStackerBeltAirPressure」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.8.2」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「堆積部ベルト周辺の空気圧」であり、「2. FiberStackerBeltAirPressure」が、堆積部ベルト(図1に示すメッシュベルト191)周辺の空気圧の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「3. FiberStackerifierBeltImage」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.8.3」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「堆積部ベルト周辺撮像ファイル名」であり、「3. FiberStackerifierBeltImage」が、図1に示す撮像部53が撮像した堆積部ベルト(図1に示すメッシュベルト191)周辺撮像ファイル名の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「4. FiberStackerSuctionImage」は、識別子が「4」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.8.4」である。また、「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「堆積部サクション部周辺撮像ファイル名」であり、「4. FiberStackerSuctionImage」が、図1に示す撮像部54が撮像した堆積部サクション部(図1に示す吸引部193)周辺撮像ファイル名の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「9.HeatedRollerStatus」は、識別子が「9」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.9」である。また、「9.HeatedRollerStatus」は、加熱ローラー(図1に示す加熱ローラー204)のステータスを表しており、「9.HeatedRollerStatus」には、「1.HeatedRollerTemperature」のオブジェクトが格納されている。
「1.HeatedRollerTemperature」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.9.1」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「加熱ローラー温度」であり、「1.HeatedRollerTemperature」が、加熱ローラー(図1に示す加熱ローラー204)温度の駆動電流の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「10.HumidifierStatus」は、識別子が「10」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.10」である。また、「10.HumidifierStatus」は、湿度のステータスを表しており、「10.HumidifierStatus」には、「1.PLHumidity」のオブジェクトが格納されている。
「1.PLHumidity」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.10.1」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「古紙再生機内湿度」であり、「1.PLHumidity」が、シート製造装置100内の湿度の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「11.EnvironmentalStatus」は、識別子が「11」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.11」である。また、「11.EnvironmentalStatus」は、周囲の環境のステータスを表しており、「11.EnvironmentalStatus」には、「1.EnvironmentalAirTemperature」および「2. EnvironmentalAirHumidity」のオブジェクトが格納されている。
「1.EnvironmentalAirTemperature」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.11.1」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「外気温度」であり、「1.EnvironmentalAirTemperature」が、シート製造装置100の外気の温度の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「2.EnvironmentalAirHumidity」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.3.11.2」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「外気湿度」であり、「2.EnvironmentalAirHumidity」が、シート製造装置100の外気の湿度の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
このように、「3.PLDeviceStatus」のオブジェクトには、シート製造装置100の各部のステータスが格納されており、シート製造装置100では、上術したような各部のステータスを把握することができる。
また、前述したように、シート製造に関する情報は、撮像部51、撮像部52、撮像部53および撮像部54が撮像した撮像データのファイル名を含むものである。撮像データは、数(画像の枚数)が多くなる傾向があり、また、ファイルサイズも大きい。したがって、撮像データそのものをオブジェクトとして記憶するよりは、撮像データを特定するファイル名(識別情報)をオブジェクトとして記憶部に記憶した方が管理が容易となり、本発明の効果がより顕著になる。なお、識別情報はファイル名に限定されず、撮像データを特定できる情報であればよい。例えば、撮影日時と撮像部番号を組み合わせたものでもよい。
(「4.PLSettings」)
図10に示す「4.PLSettings」は、シート製造装置100の設定に関するものである。また、「4.PLSettings」は、識別子が「4」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4」である。
この「4.PLSettings」のオブジェクトには、「1.PLSettingNumber」、「2.PLSettingTable」および「3.PLShutdown」の3つのオブジェクトが格納されている。
「1.PLSettingNumber」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.1」である。「Access」が、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「保持しているPLSettingTableのセット数(最大値)」であり、「1.PLSettingNumber」が現在保持しているPLSettingTableのセット数の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。「PLSettingTable」は、同じ項目名で値を複数セット持つことができるTableであり、何セットのTableを持っているかの数を「PLSettingNumber」が値として保持している。
「2.PLSettingTable」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2」である。また、「2.PLSettingTable」は、テーブル設定を表しており、「2.PLSettingTable」には、「1.x PLSettingID」、「2.x PLColorSetting」、「3.x PLThicknessSetting」、「4.x PLPaperNumSetting」、「5.x PLStart」および「6.x PLStop」の6つのオブジェクトが格納されている。
「1.x PLSettingID」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2.1.x」である。「x」は、PLSettingTableのセットに対応した整数である。「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「タスクを特定する一意のID番号」であり、「1.x PLSettingID」が、タスクを特定する一意のID番号(例えば、日付、時分秒の数値などが好ましい)を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「2.x PLColorSetting」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2.2.x」である。「x」は、PLSettingTableのセットに対応した整数である。「Access」は、「Read/Write」であり、読み込みおよび書き換えの双方が可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「生成する紙の色」であり、「2.x PLColorSetting」が、生成する紙(以下、「紙」は、図1に示すシートSである)の色の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
また、「1」ビットで表される「Plain」は、無着色の紙を示し、「2」ビットで表される「White」は、白色の紙を示し、「3」ビットで表される「Cyan」は、シアン色の紙を示し、「4」ビットで表される「Magenta」は、マゼンタ色の紙を示し、「5」ビットで表される「Yellow」は、黄色の紙を示している。
「3.x PLThicknessSetting」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2.3」である。「x」は、PLSettingTableのセットに対応した整数である。「Access」は、「Read/Write」であり、読み込みおよび書き換えの双方が可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「生成する紙の厚さ」であり、「3.x PLThicknessSetting」が、生成する紙の厚さの情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「4.x PLPaperNumSetting」は、識別子が「4」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2.4」である。「x」は、PLSettingTableのセットに対応した整数である。「Access」は、「Read/Write」であり、読み込みおよび書き換えの双方が可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「生成する紙の枚数」であり、「4.x PLPaperNumSetting」が、生成する紙の枚数の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「5.x PLStart」は、識別子が「5」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2.5」である。「x」は、PLSettingTableのセットに対応した整数である。「Access」は、「Read/Write」であり、読み込みおよび書き換えの双方が可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「Trueがセットされたときに再生処理開始」であり、「5.x PLStart」が、「再生処理が開始するとTrueがセットされる」ことを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「TruthValue」である。なお、「TruthValue」は、真偽値であることを示している。
「6.x PLStop」は、識別子が「6」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.2.6」である。「x」は、PLSettingTableのセットに対応した整数である。「Access」は、「Read/Write」であり、読み込みおよび書き換えの双方が可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「Trueがセットされたときに再生処理停止」であり、「6.x PLStop」が、「再生処理が停止するとTrueがセットされる」ことを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「TruthValue」である。
「3. PLShutdown」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.4.3」である。また、「Access」が、「Read/Write」であり、読み込みおよび書き換えの双方が可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「Trueがセットされたときシャットダウンする」であり、「3.PLShutdown」が、「シャットダウンされるとTrueがセットされる」ことを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「TruthValue」である。
このように、「4.PLSettings」には、シート製造装置100の設定に関する情報が格納されている。また、「4.PLSettings」の各カテゴリーの「Access」が、「Read/Write」である。すなわち、記憶部34に記憶された情報は、通信部33を介して受信した外部からのアクセスに応じて書き換え可能である。これにより、監視統括サーバー4やクライアント端末5から、シート製造装置100の設定を変更することができる。
(「5. PLOutPutStatus」)
図11に示す「5. PLOutPutStatus」は、シート製造装置100の出力(結果)に関するものである。また、「5. PLOutPutStatus」は、識別子が「5」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5」である。
この「5. PLOutPutStatus」のオブジェクトには、「1. PLOutPutNumber」、「2. PLOutputTable」の2つのオブジェクトが格納されている。
「1. PLOutPutNumber」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.1」である。また、「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「保持しているPLOutputTableのセット数」であり、「1. PLOutPutNumber」が、現在保持しているPLOutputTableのセット数の情報を格納するカテゴリーであることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「2. PLOutputTable」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.2」である。PLOutputTableは、同じ項目名で値を複数セット持つことができるTableであり、何セットのTableを持っているかの数をPLOutPutNumberが値として保持している。「2.PLOutputTable」のオブジェクトには、「1.x PLOutputJobID」、「2.x PLOutputColor」、「3.x PLOutputThickness」、「4.x PLOutputPaperNum」および「5.x PLConsumedPaperNum」の5つのオブジェクトが格納されている。なお、「x」には、PLOutputTableのセットに対応する正の整数が入る。
「1.x PLOutputJobID」は、識別子が「1」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.2.1.x」である。「x」は、PLOutputTableのセットに対応した整数である。また、「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「PLSettingIDに対応付くタスクID」であり、「1.x PLOutputJobID」が、PLSettingIDに対応付くタスクIDの情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「2.x PLOutputColor」は、識別子が「2」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.2.2.x」である。「x」は、PLOutputTableのセットに対応した整数である。また、「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「生成した紙の色(測色値)」であり、「2.x PLOutputColor」が、生成した紙の色(測色値)の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING(L*a*b*表色系)」である。すなわち、L*a*b*値で表される。
「3.x PLOutputThickness」は、識別子が「3」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.2.3.x」である。「x」は、PLOutputTableのセットに対応した整数である。また、「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「生成した紙の厚さ(計測値)」であり、「3.x PLOutputThickness」が、生成した紙の厚さ(計測値) の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
「4.x PLOutputPaperNum」は、識別子が「4」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.2.4.x」である。「x」は、PLOutputTableのセットに対応した整数である。また、「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「生成した紙の枚数」であり、「4.x PLOutputPaperNum」が、生成した紙の枚数の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「Counter」である。
「5.x PLConsumedPaperNum」は、識別子が「5」であり、オブジェクトIDは、「1.3.6.1.4.50.5.2.5.x」である。「x」は、PLOutputTableのセットに対応した整数である。また、「Access」は、「Readonly」であり、読み込みのみが可能なデータであることを示している。また、「Description」は、「投入した古紙の枚数」であり、「5.x PLConsumedPaperNum」が、投入した古紙の枚数の情報を格納していることを示している。また、「Status」は、「Mandatory」であり、「Syntax」は、「OCTET STRING」である。
このように、「5. PLOutPutStatus」には、シート製造装置100の設定に関する情報が格納されている。このため、シート製造装置100から、または、監視統括サーバー4から、シート製造装置100の設定を行うことができる。
以上説明したように、シート製造に関する情報である「Paperlab(50)」のオブジェクト内のカテゴリーは、シート製造装置100に用いられる消耗品に関する情報(「1.Consumables」)、シート製造装置100のエラー状態に関する情報(「2.PLDetectedErrorState」)、シート製造装置100のステータスに関する情報(「3.PLDeviceStatus」)、シート製造装置100の設定に関する情報(「4.PLSettings」)および得られたシートS(シート材)に関する情報(「5.PLOutPutStatus」)を含むものである。
シート製造装置100に用いられる消耗品に関する情報が記憶されていることにより、消耗品の補充時期を予期することができ、シートSを製造中に不本意な稼働停止を防止することができる。
また、シート製造装置100のエラー状態に関する情報が記憶されていることにより、
エラーの原因箇所を特定することができる。よって、エラーが多発する箇所や時期の傾向を把握することができ、装置開発に寄与する。
また、シート製造装置100のステータスに関する情報が記憶されていることにより、例えば、上記エラーが生じたときのシート製造装置100の状態を把握することができる。よって、エラーの原因を解明するのに寄与する。
また。シート製造装置100の設定に関する情報が記憶されており、かつ、各設定が変更可能であるため、設定を変更することができる。特に、図3に示す監視統括サーバー4やクライアント端末5等からリモート操作を行うことができるため、利便性に優れる。
さらに、得られたシートSに関する情報が記憶されていることにより、例えば、シート製造装置100でどのようなシートSが製造されてきたか等の情報を把握することができる。
次に、シート製造システム1の制御動作について図12に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS101において、SNMPエージェント32が、各部の状態変化に伴い、MIB値を変更する。なお、以下では、一例として、無着色結合剤残量(「1.Consumable_P」)について説明する。
そして、ステップS102において、トラップを発行すべき値の変更があったか否かを判断する。すなわち、無着色結合剤残量が、予め記憶部34に記憶されている所定値を下回ったか否かを判断する。
ステップS102において、無着色結合剤残量が、予め記憶部34に記憶されている所定値を下回ったと判断した場合、ステップS103において、SNMPマネージャ42に対してトラップを発行し、ステップS104に移行する。
なお、ステップS102において、無着色結合剤残量が、予め記憶部34に記憶されている所定値を下回っていないと判断した場合、トラップを発行せずにステップS104に移行する。
次いで、ステップS104において、SNMPマネージャ42からMIB値取得要求があったか否かを判断する。すなわち、監視統括サーバー4からシート製造装置100に対して、シート製造に関する情報の開示要求があったか否かを判断する。
ステップS104において、シート製造に関する情報の開示要求があったと判断した場合、ステップS105において、指定されたオブジェクトID(「1.3.6.1.4.50.1.1」)のMIB値を読み出し、SNMPマネージャ42に送信する。このとき、オブジェクトIDにより、MIB値の読み出しを迅速に行うことができる。なお、図12において、オブジェクトIDを「OID」と表記する。
そして、ステップS106に移行する。なお、ステップS104において、シート製造に関する情報の開示要求がないと判断した場合、ステップS105に移行せずにステップS106に移行する。
ステップS106では、SNMPマネージャ42からMIB値の書き込み要求があったか否かを判断する。SNMPマネージャ42からMIB値の書き込み要求があったと判断した場合、ステップS107において、指定されたオブジェクトIDのMIB値を更新する(書き換える)。例えば、「4.PLSettings」のオブジェクトにおける「2.x PLColorSetting」において、「2」ビット(「White」)の書き込み要求があった場合、出力されるシートSは、白色に設定される。そして、ステップS108に移行する。
なお、ステップS106において、SNMPマネージャ42からMIB値の書き込み要求が無かったと判断した場合、ステップS108に移行する。
ステップS108において、MIB値更新により、シート製造装置100に処理が発生するか否かを判断する。ステップS108において、シート製造装置100に処理が発生すると判断した場合、ステップS109において、変更されたMIB値に基づいて処理を行う(ステップS109)。例えば、上記のように出力されるシートSが白色に設定された場合、使用する結合素材を白色の結合素材に設定する。
そして、ステップS110において、シートSの製造が完了したか否かを判断する。シートSの製造が完了していないと判断した場合、再度ステップS101に戻り、以下のステップを繰り返す。
以上説明したように、本発明によれば、シート製造に関する情報の各オブジェクトに識別子が割り振られているため、シート製造に関する情報の量が多くなったとしても整理して記憶することができる。よって、シート製造に関する情報を検索する場合、識別子に基づいて各オブジェクトを割り出すことができる。その結果、シート製造装置100の制御や管理が容易となる。さらに、外部機器(例えば、監視統括サーバー4やクライアント端末5等)からも、シート製造装置100の制御や管理を行うのが容易となる。
さらに、MIB35を採用することにより、例えば、クライアント端末等において、外部機器がシート製造装置100の情報を活用するためのソフトウェアを作成し易くなる。
また、MIB35では、予約ノード、すなわち、空のノードが複数設置されていてもよい。これにより、必要に応じてMIB35のカテゴリーを増設することができる。
<第2実施形態>
図13は、本発明のシート製造システム(第2実施形態)の概略図である。
以下、この図を参照して本発明のシート製造装置およびシート製造システムの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、シート製造装置が複数設けられていること以外は前記第1実施形態と同様である。
本実施形態のシート製造システム1では、シート製造装置100が複数設けられている。また、各シート製造装置100は、ネットワーク300を介して、監視統括サーバー4と接続されている。このような本実施形態によれば、1つの監視統括サーバー4で、複数のシート製造装置100を一括して管理することができる。
なお、本実施形態の場合、シート製造装置100が、サーバー機能を有していなくてもよい。
以上、本発明のシート製造装置およびシート製造システムを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、シート製造装置およびシート製造システムを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のシート製造装置およびシート製造システムは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、前記各実施形態では、撮像部が撮像した撮像結果が画像(静止画)である場合について説明したが、本発明ではこれに限定されず、動画であってもよい。
100…シート製造装置、300…ネットワーク、1…シート製造システム、3…制御部、31…CPU、32…SNMPエージェント、33…通信部、34…記憶部、35…MIB、4…監視統括サーバー、41…CPU、42…SNMPマネージャ、43…通信部、44…記憶部、5…クライアント端末、11…原料供給部、12…粗砕部、121…粗砕刃、122…シュート、13…解繊部、14…選別部、141…ドラム部、142…ハウジング部、15…第1ウェブ形成部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、16…細分部、161…プロペラ、162…ハウジング部、17…混合部、171…樹脂供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、18…ほぐし部、181…ドラム部、182…ハウジング部、19…第2ウェブ形成部、191…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、20…シート形成部、21…切断部、211…第1カッター、212…第2カッター、22…ストック部、201…加圧部、202…加熱部、203…カレンダーローラー、204…加熱ローラー、231…加湿部、232…加湿部、233…加湿部、234…加湿部、235…加湿部、236…加湿部、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、261…ブロアー、262…ブロアー、263…ブロアー、27…回収部、51…撮像部、52…撮像部、53…撮像部、54…撮像部、CM…色材、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4−1…第1選別物、M4−2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、P1…樹脂、S…シート、S101…ステップ、S102…ステップ、S103…ステップ、S104…ステップ、S105…ステップ、S106…ステップ、S107…ステップ、S108…ステップ、S109…ステップ、S110…ステップ

Claims (9)

  1. 繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記情報を出力する通信部と、を備え、
    前記記憶部は、前記情報を、ツリー構造として各オブジェクトに識別子を割り振って記憶することを特徴とするシート製造装置。
  2. 前記オブジェクトは、ノードである請求項1に記載のシート製造装置。
  3. 前記オブジェクトは、カテゴリーごとに分類されている請求項1または2に記載のシート製造装置。
  4. 前記カテゴリーは、当該シート製造装置に用いられる消耗品に関する情報、当該シート製造装置のエラー状態に関する情報、当該シート製造装置のステータスに関する情報、当該シート製造装置の設定に関する情報および得られた前記シート材に関する情報を含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  5. 当該シート製造装置内を撮像する撮像部を有し、
    前記情報は、前記撮像部が撮像した撮像データを特定する識別情報を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  6. 前記通信部は、ネットワークを介して、他の通信機器と前記情報の授受を行う請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  7. 前記記憶部に記憶された前記情報は、前記通信部を介して受信した外部からのアクセスに応じて書き換え可能である請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  8. 前記記憶部に記憶された前記情報は、MIBである請求項1ないし7のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  9. 繊維を含む材料からシート材を製造するシート製造に関する情報を記憶する記憶部と、前記情報を出力する通信部と、を備えるシート製造装置と、
    前記シート製造装置を監視統括する監視統括サーバーと、を備え、
    前記記憶部は、前記情報を、ツリー構造として上位から各オブジェクトに識別子を割り振って記憶することを特徴とするシート製造システム。
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