JP2018155457A - 乾燥装置、画像形成装置および乾燥方法 - Google Patents

乾燥装置、画像形成装置および乾燥方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体に付着させた液滴を乾燥させる際に液滴が記録媒体上を流れることを抑制することができる乾燥装置を提供する。【解決手段】液滴が付着した記録媒体を乾燥させる乾燥装置であって、前記記録媒体に送風する送風供給部と、前記送風供給部による前記記録媒体に対する送風の速度を制御する乾燥制御部と、を有し、前記乾燥制御部は、前記記録媒体上に付着させた前記液滴の最大液滴付着量に応じて、前記送風の速度を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、乾燥装置、画像形成装置および乾燥方法に関する。
インク吐出ヘッドを用いて、連続用紙などの記録媒体にインク(液滴)を塗布して、記録媒体の印字面に画像を形成する画像形成装置がある。このような画像形成装置では、インクを付着させた記録媒体を乾燥させる乾燥装置が備えられている。
このような乾燥装置として、例えば、熱風ノズルおよび赤外線ヒータを用いて、用紙の記録面に塗布された処理液を乾燥させる乾燥装置がある(例えば、特許文献1参照)。この乾燥装置では、処理液が塗布された用紙の記録面に熱風ノズルより熱風を吹き付けると共に、赤外線ヒータより赤外線を照射している。これにより、用紙の記録面に塗布された処理液を乾燥している。
しかしながら、従来の乾燥装置では、用紙上に塗布された処理液の付着量が多い場合に、用紙の印字面に熱風を吹き付けると、処理液が熱風の圧力で用紙上を流れてしまう可能性がある。
本発明の一態様は、記録媒体に付着させた液滴を乾燥させる際に液滴が記録媒体上を流れることを抑制することができる乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る乾燥装置は、液滴が付着した記録媒体を乾燥させる乾燥装置であって、前記記録媒体に送風する送風供給部と、前記送風供給部による前記記録媒体に対する送風の速度を制御する乾燥制御部と、を有し、前記乾燥制御部は、前記記録媒体上に付着させた前記液滴の最大液滴付着量に応じて、前記送風の速度を制御する。
本発明の一態様に係る乾燥装置は、記録媒体に付着させた液滴を乾燥させる際に液滴が記録媒体上を流れることを抑制することができる。
第1の実施形態に係る乾燥装置を備える画像形成装置の構成を模式的に示す図である。 制御部を説明する図である。 画像が形成された記録媒体の乾燥方法を説明するフローチャートである。 送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。 制御情報記憶部に記憶されている情報の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。 制御情報記憶部に記憶されている他の情報の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。 制御情報記憶部に記憶されている他の情報の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。 制御情報記憶部に記憶されている他の情報の一例を示す図である。
以下、実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る乾燥装置を備える画像形成装置について、図面を参照して説明する。
<画像形成装置>
図1は、第1の実施形態に係る乾燥装置を備える画像形成装置の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、インクジェットヘッドユニット(画像形成部)20、搬送部30、乾燥装置(乾燥部)40、および制御部50を備えている。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系を用い、記録媒体Pの搬送方向を+X方向として説明する。また、本実施形態では、記録媒体Pとして、長尺のロール紙が用いられる。
(インクジェットヘッドユニット)
インクジェットヘッドユニット20は、搬送部30により搬送される記録媒体Pの印字面にインク(液滴)を付着させて画像を形成する。インクジェットヘッドユニット20は、複数のインク吐出ヘッド21を有する。本実施形態では、インク吐出ヘッド21は、四つのインク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yで構成されている。インク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yは、記録媒体Pの搬送方向(+X方向)の上流側から下流側に向かって、この順に、インクジェットヘッドユニット20内に配置されている。
インク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yは、それぞれ、記録媒体Pの搬送方向に対して、略直交する方向に複数の吐出口(ノズル)を有している。複数の吐出口は、記録媒体Pの幅方向(記録媒体Pの搬送方向に対して略直交する方向)の全幅に形成されている。インク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yは、それぞれの吐出口を、搬送部30により搬送される記録媒体Pと所定の隙間(例えば、1mm〜2mm程度)を保つように、図示しない固定機構により支持されている。
インク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yには、それぞれ、図示しないインク貯留部から、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクが供給される。インク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yは、搬送部30により搬送される記録媒体Pに対して、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクをそれぞれ吐出する。これにより、記録媒体Pには画像が形成される。
インク吐出ヘッド21は、駆動手段によって、インクを吐出口より吐出できるよう構成されている。前記駆動手段の駆動方式は、特に限定されず、例えば、オンデマンド型、または連続噴射型の駆動方式を用いることができる。オンデマンド型の駆動方式としては、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)などの圧電素子を用いるピエゾ方式、熱エネルギーを利用するサーマル方式、静電気力を利用する静電アクチュエータ方式などを用いることができる。連続噴射型の駆動方式としては、例えば、荷電制御方式などを用いることができる。
なお、インクは、顔料や染料などの着色剤と、水や有機溶媒などの溶媒とを含有し、必要に応じて、重合禁止剤、界面活性剤、光増感剤、または顔料分散剤などその他の成分を含有していてもよい。
(搬送部)
搬送部30は、元巻きローラ31、搬送ローラ32、搬送支持部材(プラテン)33、排出ローラ34、および巻取りローラ35をする。搬送部30は、記録媒体Pを元巻きローラ31から巻取りローラ35に向かって搬送している。
元巻きローラ31は、記録媒体Pの搬送方向の下流側(+X側)に、ロール状に巻かれた記録媒体Pを送り出す。
搬送ローラ32は、元巻きローラ31よりも記録媒体Pの搬送方向の下流側(+X側)に配置されている。搬送ローラ32は、一対の駆動ローラ321および従動ローラ322で構成されている。駆動ローラ321および従動ローラ322は、Y軸方向を軸方向とし外周面同士が当接してニップ部32aを形成している。搬送ローラ32は、元巻きローラ31にセットされた記録媒体Pを搬送ローラ32のニップ部32aで挟持しつつ、インクジェットヘッドユニット20に対向配置されているプラテン33に搬送する。
プラテン33は、インク吐出ヘッド21の吐出口と所定の隙間を保って、インクジェットヘッドユニット20に対向して設けられている。プラテン33上に搬送された記録媒体Pに、インク吐出ヘッド21より、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクが吐出され、記録媒体Pには画像が形成される。
排出ローラ34は、乾燥装置40よりも記録媒体Pの搬送方向の下流側(+X側)に配置されている。排出ローラ34は、一対の駆動ローラ341および従動ローラ342で構成されている。駆動ローラ341および従動ローラ342は、Y軸方向を軸方向とし外周面同士が当接してニップ部34aを形成している。排出ローラ34は、乾燥装置40によって乾燥された記録媒体Pをニップ部34aで挟持しつつ下流側(+X側)に搬送する。
巻取りローラ35は、排出ローラ34よりも記録媒体Pの搬送方向の下流側(+X側)に配置され、排出ローラ34から搬送される記録媒体Pを巻き取る。
(乾燥装置)
乾燥装置40は、インクジェットヘッドユニット20よりも記録媒体Pの搬送方向の下流側に設けられている。乾燥装置40は、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクが印字面に吐出された記録媒体Pを乾燥している。乾燥装置40は、送風供給部41−1〜41−4と、加熱部として赤外線(IR)照射部42−1〜42−4とを有する。送風供給部41−1〜41−4およびIR照射部42−1〜42−4のうち、送風供給部41−1が記録媒体Pの搬送方向の最も上流側に配置されている。そして、送風供給部41−1〜41−4とIR照射部42−1〜42−4とは、記録媒体Pの搬送方向に交互に配置されている。
送風供給部41−1〜41−4は、それぞれ、記録媒体Pに送風し、記録媒体Pに付着されたインクに含まれる溶媒を蒸発させて記録媒体Pを乾燥させている。送風供給部41−1〜41−4は、記録媒体Pに送風することができれば、特に限定されない。送風供給部41−1〜41−4としては、例えば、外部から空気を取り込む送風手段と、取り込んだ空気を温める加温手段と、送風を吹き出す吐出口とで構成することができる。送風供給部41−1〜41−4は、送風手段より取り込んだ空気を加温手段で所定温度に温めた後、ノズルより記録媒体Pに向けて送風する。
送風の温度は、記録媒体Pの搬送速度によっても異なるが、例えば、150℃〜200℃程度に設定されている。
IR照射部42−1〜42−4は、記録媒体Pに赤外線を照射して加熱し、記録媒体Pに付着されたインクに含まれる水分を蒸発させて、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させている。IR照射部42−1〜42−4は、赤外線を照射して加熱することができれば、特に限定されない。IR照射部42−1〜42−4としては、例えば、ハロゲンランプなどを用いることができる。
乾燥装置40では、送風供給部41−1〜41−4から吹き出される送風およびIR照射部42−1〜42−4から照射される赤外線により、インクが乾燥されることで、画像が形成される。乾燥装置40において、画像が形成された記録媒体Pを乾燥させる具体的な方法については、後述する。
また、乾燥装置40の有する領域は、閉空間としている。乾燥装置40は、周囲に断熱材を設けて、乾燥装置40の内部の熱が乾燥装置40の外部に漏れないように断熱している。これにより、乾燥装置40の内部は、乾燥装置40の周囲よりも高温の空間になっている。
乾燥装置40で、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させた後、乾燥させた記録媒体Pは、乾燥装置40の外部へと搬送される。乾燥装置40から搬送された記録媒体Pは、巻取りローラ35により巻き取られる。
本実施形態では、乾燥装置40は、送風供給部41−1〜41−4およびIR照射部42−1〜42−4を有する構成とし、加熱部としてIR照射部42−1〜42−4を用いているが、これに限定されない。例えば、加熱部は、IR照射部42−1〜42−4に代えて、高周波誘導加熱を用いた加熱部、高周波誘電加熱を用いた加熱部、接触加熱を用いた加熱部などであってもよい。前記接触加熱を用いる場合、記録媒体Pにおいてインクが吐出された印字面の裏面に加熱体を接触させればよい。
(制御部)
制御部50は、インク吐出ヘッド21、搬送ローラ32、排出ローラ34、巻取りローラ35、および乾燥装置40など画像形成装置10を構成する各部材を制御可能にこれらと接続されている。制御部50は、インク吐出ヘッド21から吐出されるインクの吐出量、駆動ローラ321、341や巻取りローラ35の回転速度を制御している。また、制御部50は、送風供給部41から記録媒体Pに送風する風の速度、赤外線照射部42から照射される赤外線の照射量を制御している。なお、以下の説明では、送風供給部41から記録媒体Pに対して吹き送られる風(空気の移動)の速度を制御することは、送風供給部41による記録媒体Pに対する送風の速度を制御することに相当する。
制御部50の概要について図2を参照して説明する。図2は、制御部50を説明する図である。図2に示すように、制御部50は、ヘッド制御部501、搬送制御部502、および乾燥制御部503を有する。
制御部50は、制御プログラムや各種記憶情報を格納する記憶手段と、制御プログラムに基づいて動作する演算手段とを有している。制御部50を構成する各部は、それぞれ、演算手段が記憶手段に格納されている制御プログラムなどを読み出して実行することで実現される。
制御部50には、外部からの印刷画像に関する情報を入力する画像入力部504から画像データが与えられる。また、画像入力部504の画像データは、最大インク付着量算出部505に与えられて、画像の印刷に伴う最大インク付着量が算出された後、最大インク付着量算出部505から最大インク付着量の情報が制御部50に送られる。制御部50は、最大インク付着量算出部505から送られる最大インク付着量の情報に基づいて、送風供給部41による記録媒体Pに対する送風の速度を算出する。
なお、最大インク付着量とは、記録媒体Pに付着する単位面積当たりのインクの付着量の最大量をいう。最大インク付着量は、インクジェットヘッドユニット20から記録媒体Pに吐出されるインクの量によって決まる。即ち、最大インク付着量は、印刷画像に関する情報に基づいて算出されるインクの最大吐出量に相当する。
ヘッド制御部501は、画像入力部504より送られた画像データに基づいて、インクジェットヘッドユニット20のインク吐出ヘッド21を駆動制御して、記録媒体Pにインクを吐出させる。これにより、記録媒体Pに画像が形成される。
搬送制御部502は、搬送部30の駆動ローラ321、341、および巻取りローラ35を回転駆動させ、記録媒体Pを記録媒体Pの上流側から下流側に向かって搬送させる。
乾燥制御部503は、送風供給制御部511、赤外線(IR)照射制御部512、および制御情報記憶部513を有する。乾燥制御部503は、これらを用いて、画像が形成された記録媒体Pの乾燥を制御する。
また、乾燥制御部503は、最大インク付着量に基づき、送風供給部41−1〜41−4による送風の速度およびIR照射部42−1〜42−4から照射される赤外線の照射量、または、前記赤外線の照射量を制御する。
言い換えれば、乾燥制御部503は、最大インク付着量に基づき、送風および赤外線を用いて記録媒体Pの乾燥を行うか、送風または赤外線のみで記録媒体Pの乾燥を行う。
送風供給制御部511は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量に基づいて、乾燥装置40の送風供給部41−1〜41−4による記録媒体Pに対する送風の速度を制御する。言い換えれば、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4から記録媒体Pに送風される風による風圧を制御する。例えば、送風の速度が速ければ、記録媒体Pに対する風圧は高くなり、送風の速度が遅ければ、記録媒体Pに対する風圧は低くなる。
IR照射制御部512は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量に基づいて、乾燥装置40のIR照射部42−1〜42−4をオン/オフ(ON/OFF)するなどIR照射部42−1〜42−4から照射される赤外線の照射量を制御する。
制御情報記憶部513は、制御情報520Aを記憶している。制御情報520Aは、最大インク付着量と、送風供給部41−1〜41−4のオン/オフと、IR照射部42−1〜42−4のオン/オフとを対応付けた情報である。
以上のように構成された画像形成装置10は、以下のように動作する。すなわち、駆動ローラ321、駆動ローラ341、および巻取りローラ35を回転させることで、記録媒体Pには記録媒体Pの搬送方向の上流側から張力が加わる。これにより、元巻きローラ31にロール状に巻かれた記録媒体Pが、元巻きローラ31から巻き出される。元巻きローラ31から巻き出された記録媒体Pは、記録媒体Pの搬送方向(+X方向)に沿って、プラテン33上に搬送される。
インクジェットヘッドユニット20のインク吐出ヘッド21K、21C、21M、21YからブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクが、プラテン33上に搬送された記録媒体Pに吐出される。これにより、記録媒体Pに画像が形成される。
画像が形成された記録媒体Pは、乾燥装置40に搬送される。そして、乾燥装置40の送風供給部41−1〜41−4とIR照射部42−1〜42−4とにより、記録媒体P上に付着されたインクが乾燥される。
乾燥された記録媒体Pは、排出ローラ34により、巻取りローラ35に搬送され、巻取りローラ35にロール状に巻き取られる。
(乾燥方法)
次に、乾燥装置40を用いて、画像が形成された記録媒体Pを乾燥させる方法について図3を参照して説明する。図3は、画像が形成された記録媒体Pの乾燥方法を説明するフローチャートである。図3に示すように、制御部50は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量に基づいて、送風の速度を算出する(ステップS11)。
続いて、乾燥制御部503は、算出された送風の速度に基づいて、送風供給部41−1〜41−4を制御する(ステップS12)。
これにより、記録媒体P上に付着させたインクの最大インク付着量に応じて、画像が形成された記録媒体Pに送風供給部41−1〜41−4から送風し、記録媒体Pを乾燥させることができる。
なお、本実施形態では、IR照射制御部512は、送風供給部41−1〜41−4の運転の有無に関わらず、IR照射部42−1〜42−4をオンとしている。よって、画像が形成された記録媒体Pに、送風されているか否かに関わらず、赤外線が照射されるので、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させることができる。
(速度の制御方法)
次に、図3のステップS12において、送風供給部41−1〜41−4が、算出された送風の速度に基づいて、送風の速度を制御する方法の一例について図4を参照して説明する。図4は、送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、制御部50において、乾燥制御部503は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量Dが予め定めた所定量D1未満(D<D1)か否かを判別する(ステップS21)。なお、本実施形態において、所定量D1は、送風供給部41−1〜41−4のオンまたはオフを制御する値である。また、図5に示すような制御情報520Aによれば、所定量D1は、2.0μl/inch2である。
ステップS21において、最大インク付着量Dが所定量D1未満である場合、乾燥制御部503において、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンとする(ステップS22)。これにより、送風供給部41−1〜41−4により、画像が形成された記録媒体Pに温風が送風される。
そのため、乾燥装置40内において、記録媒体Pの搬送方向の上流側から下流側まで、画像が形成された記録媒体Pに対して送風されると共に、IR照射部42−1〜42−4により赤外線が照射される。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
ステップS21において、最大インク付着量Dが所定量D1以上である場合、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4の運転をオフとする(ステップS23)。これにより、画像が形成された記録媒体Pには送風されない。そのため、乾燥装置40内において、記録媒体Pの搬送方向の上流側から下流側まで、画像が形成された記録媒体Pには、IR照射部42−1〜42−4により赤外線のみを照射して、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
このように、記録媒体Pの最大インク付着量が所定量未満である場合、送風供給部41−1〜41−4による送風と、赤外線照射部42−1〜42−4から照射される赤外線との両方を用いて、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。一方、記録媒体Pの最大インク付着量が所定量以上である場合、送風供給部41−1〜41−4は記録媒体Pに送風せず、赤外線照射部42−1〜42−4から照射される赤外線のみを用いて、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
なお、最大インク付着量Dに応じて、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる手段は、送風と赤外線との両方、または赤外線のみを用いているので、インクの加熱量が異なる。そのため、インクの乾燥速度が異なってくる。よって、最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整してもよい。例えば、ステップS21において、最大インク付着量Dが所定量D1以上である場合、記録媒体Pを乾燥させる手段には赤外線のみが用いられる。この場合、記録媒体Pを乾燥させる手段として、送風と赤外線との両方が用いられる場合に比べて、インクの加熱量が小さい。そのため、この場合、搬送制御部502は、駆動ローラ321、341や巻取りローラ35の回転速度を制御して、記録媒体Pの搬送速度を遅めに調整する。
ここで、例えば、制御情報記憶部513に、図5に示すような制御情報520Aが記憶されている。図5は、制御情報記憶部513に記憶されている制御情報520Aの一例を示す図である。制御情報520Aは、記録媒体Pに付着されたインクの最大インク付着量と、送風供給部41−1〜41−4およびIR照射部42−1〜42−4の動作との関係を示している。図5では、最大インク付着量が、2.0μl/inch2未満の場合、2μl/inch2以上3μl/inch2未満の場合、および3μl/inch2以上の場合の三通りに分類されている。なお、この三通りは、例えば、印刷モード等に対応した分類である。
図5の制御情報520Aによれば、乾燥制御部503は、最大インク付着量が2.0μl/inch2未満の場合、送風供給部41−1〜41−4はいずれもオン(ON)にされる。最大インク付着量が2μl/inch2以上3μl/inch2未満の場合、または最大インク付着量が3μl/inch2以上の場合、送風供給部41−1〜41−4は、いずれもオフ(OFF)にされる。このように、乾燥制御部503による制御のパターンは、二通りになる。なお、最大インク付着量が上記の何れの場合においても、IR照射部42−1〜42−4はオンにされる。
記録媒体Pの最大インク付着量が、2.0μl/inch2未満であるとする。この場合、図5の制御情報520Aを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにし、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
一方、記録媒体Pの最大インク付着量Dが、2.0μl/inch2以上であるとする。この場合、図5の制御情報520Aを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオフにしたまま、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
なお、図5の制御情報520Aを参照する場合、記録媒体Pの最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整して、インクの乾燥が確実に行われるようにする。例えば、記録媒体Pの最大インク付着量Dが3.0μl/inch2以上である場合、インクの乾燥手段は赤外線のみである。そのため、この場合、記録媒体Pの搬送速度は、遅めにする。
以上のように、本実施形態に係る乾燥装置40によれば、記録媒体Pの最大インク付着量に基づいて、送風供給部41−1〜41−4を制御する。そのため、記録媒体Pの最大インク付着量に合わせて、送風の速度を制御しながら、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させることが可能となる。
すなわち、記録媒体Pの単位面積当たりの最大インク付着量が多い場合、記録媒体Pに付着させたインク体積(表面積)は大きくなる傾向にあり、送風の影響を受け易くなる可能性がある。しかし、本実施形態によれば、単位面積当たりのインクの付着量が多い場合、送風の影響が小さくなるように制御している。そのため、乾燥時に記録媒体Pに付着させたインクが、送風により記録媒体P上を流れるなど乾燥の不具合が発生することを抑制することができる。よって、本実施形態では、記録媒体Pに付着させたインクの付着量が多いことに起因して記録媒体Pの乾燥が不十分となり、品質が低下することを抑制しながら、インクの乾燥を行うことができる。
したがって、乾燥装置40は、印刷用のオフセットコート紙などのようにインクが浸透しにくい用紙に対しても、用紙の種類と最大インク付着量に応じて、送風の有無を適切に調整することができる。
画像形成装置10は、乾燥装置40を有している。よって、画像形成装置10によれば、巻取りローラ35で記録媒体Pを巻き取る際の未乾燥インクの裏移り、ピッキング、またはオフセットなどの発生を抑制することができる。これにより、記録媒体P上に付着させた未乾燥インクに起因して印字品質が低下することを抑制することができるので、印字品質に優れた記録媒体を安定して提供することができる。なお、ピッキングとは、記録媒体上のインクが剥がれる現象をいい、オフセットとは、ローラなどに付着したインクの記録媒体への再転写をいう。
なお、本実施形態では、液滴として、インクジェット用のインクの場合について説明したが、これに限定されるものではない。液滴としては、例えば、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンを形成するための液、三次元造形用の液などでも用いることができる。
本実施形態では、搬送される記録媒体Pがロール紙のような連続用紙である場合について説明したが、乾燥装置によって搬送可能な記録媒体であれば特に限定されない。記録媒体としては、例えば、連帳紙、コート紙、樹脂フィルムでもよい。
本実施形態では、インク吐出ヘッド21K、21C、21M、21Yは、記録媒体Pの搬送方向(+X方向)にこの順に配置されているが、これに限定されるものではなく、他の順番でもよい。
本実施形態では、インクジェットヘッドユニット20から吐出されるインクをブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの四色としているが、インクの色の種類および数はこれに限定されるものではない。インクの色として、例えば、上記四色に代えて、レッドR、ブルーB、ホワイトW、ライトグレー、ライトシアン、またはライトマゼンタなどを用いてよい。また、上記四色の他に、レッドR、ブルーB、ホワイトW、ライトグレー、ライトシアン、またはライトマゼンタなどを追加してもよい。
本実施形態では、送風供給部41−1〜41−4とIR照射部42−1〜42−4とは、それぞれ、四つ設けられているが、これに限定されるものではなく、それぞれ、一つ以上あればよい。また、送風供給部41−1〜41−4とIR照射部42−1〜42−4とは、同じ数(本実施形態では、四つ)配置されているが、送風供給部とIR照射部の数は、異なっていてもよい。
本実施形態では、送風供給部41−1〜41−4とIR照射部42−1〜42−4とは、交互に配置されているが、これに限定されない。例えば、送風供給部41−1〜41−4とIR照射部42−1〜42−4とのうち、いずれかが連続して並んで配置されていてもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る乾燥装置を備える画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。本実施形態は、上記図1に示す第1の実施形態に係る乾燥装置を用いた乾燥方法のうち、図4に示す送風の速度の制御方法以外は同様であるため、乾燥装置の送風の速度の制御方法についてのみ説明する。また、本実施形態の乾燥制御部503は、図2に示す制御情報記憶部513に格納されている制御情報520Aを制御情報520Bに変更したこと以外は同様であるため、図2に示すような制御部50を説明する図は省略する。
第2の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例について図6を参照して説明する。図6は、第2の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、制御部50において、乾燥制御部503は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量Dが予め定めた所定量D1未満(D<D1)か否かを判別する(ステップS31)。なお、本実施形態において、所定量D1は、送風供給部41−1〜41−4のオンまたはオフを制御する値である。また、図7に示すような制御情報520Bによれば、所定量D1は、2.0μl/inch2である。
ステップS31において、最大インク付着量Dが所定量D1未満である場合、乾燥制御部503において、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオン(ON)とする(ステップS32)。これにより、送風供給部41−1〜41−4から、画像が形成された記録媒体Pに温風が送風される。
そのため、乾燥装置40内において、記録媒体Pの搬送方向の上流側から下流側まで、画像が形成された記録媒体Pには、送風が吹き付けられる。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにして、IR照射部42−1〜42−4より画像が形成された記録媒体Pに赤外線が照射される。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
ステップS31において、最大インク付着量Dが所定量D1以上である場合、乾燥制御部503は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量Dが予め定めた所定量の範囲内(D1以上D2未満(D1≦D<D2))か否かを判別する(ステップS33)。なお、本実施形態において、所定量D2は、所定量D1と同様、送風供給部41−1〜41−4のオンまたはオフを制御する値である。また、図7に示すような制御情報520Bによれば、所定量D2は、3.0μl/inch2である。
ステップS33において、最大インク付着量Dが所定量D2未満である場合、送風供給制御部511は、送風供給部41−1をオフ(OFF)にしたまま、送風供給部41−2〜41−4をオンにする(ステップS34)。これにより、送風供給部41−2〜41−4から画像が形成された記録媒体Pに送風する。
そのため、乾燥装置40内において、IR照射部42−1で画像が形成された記録媒体Pに付着させたインクを少し乾燥させる。その後、記録媒体Pに、送風供給部41−2〜41−4から送風を吹き付けつつ、IR照射部42−2〜42−4から赤外線を照射して加熱する。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
ステップS33において、最大インク付着量Dが所定量D2以上である場合、送風供給制御部511は、送風供給部41−1、41−2をオフにしたまま、送風供給部41−3、41−4をオンとする(ステップS35)。これにより、送風供給部41−3、41−4から画像が形成された記録媒体Pに送風が吹き付けられる。
そのため、乾燥装置40内において、IR照射部42−1、42−2で画像が形成された記録媒体Pに付着させたインクをある程度乾燥させる。その後、記録媒体Pに、送風供給部41−3、41−4から送風を吹き付けつつ、IR照射部42−3、42−4から赤外線を照射して加熱する。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
よって、記録媒体Pの最大インク付着量が所定量D1以上の場合には、記録媒体Pの搬送方向の上流側に位置する送風供給部41−1をオフにする。記録媒体Pの最大インク付着量が所定量D2以上の場合には、送風供給部41−1とその下流側に位置する送風供給部41−2をオフにする。このように、記録媒体Pの最大インク付着量が多くなるにしたがって、送風供給部41−2をオフにする数を増やしていく。
これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる上流側では、記録媒体Pに送風を吹き付けず、赤外線を照射して加熱するだけで、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。そして、インクが送風により流れない程度に記録媒体Pを乾燥させた後、記録媒体Pに送風することで、記録媒体Pを乾燥させることができる。
なお、最大インク付着量Dに応じて、送風供給部41−1〜41−4のうち、オフにする数が異なるので、インクの加熱量が異なる。そのため、インクの乾燥速度が異なってくる。よって、最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整してもよい。例えば、ステップS33において、最大インク付着量Dが所定量D2以上である場合、送風供給部41−1、41−2がオフになっている。そのため、インクの乾燥手段は、赤外線と、送風供給部41−3、41−4から供給される送風となる。この場合、インクの乾燥手段として、赤外線と送風供給部41−1〜41−4から供給される四つの送風とが用いられる場合に比べて、インクの加熱量が小さい。そのため、この場合、搬送制御部502は、駆動ローラ321、341や巻取りローラ35の回転速度を制御して、記録媒体Pの搬送速度を遅めに調整する。
ここで、例えば、制御情報記憶部513に、図7に示すような制御情報520Bが記憶されている。図7は、制御情報記憶部513に記憶されている制御情報の一例を示す図である。図7では、最大インク付着量は、上記の第1の実施形態の場合と同様、三通りに分類されている。なお、この三通りは、上記の第1の実施形態の場合と同様、例えば、印刷モード等に対応した分類である。
図7の制御情報520Bによれば、乾燥制御部503は、最大インク付着量が2.0μl/inch2未満の場合、送風供給部41−1〜41−4は、いずれもオンにされる。最大インク付着量が2μl/inch2以上3μl/inch2未満の場合、送風供給部41−1はオフにされ、送風供給部41−2〜41−4は、いずれもオンにされる。最大インク付着量が3μl/inch2以上の場合、送風供給部41−1、41−2はオフにされ、送風供給部41−3、41−4はオンにされる。このように、乾燥制御部503による制御のパターンは、三通りになる。なお、最大インク付着量が上記の何れの場合においても、IR照射部42−1〜42−4はオンにされる。
記録媒体Pの最大インク付着量が、2.0μl/inch2未満であるとする。この場合、図7の制御情報520Bを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにし、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
一方、記録媒体Pの最大インク付着量Dが、2.0μl/inch2以上3.0μl/inch2未満とする。この場合、図7の制御情報520Bを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1をオフにすると共に、送風供給部41−2〜41−4をオンにする。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
また、記録媒体Pの最大インク付着量Dが、3.0μl/inch2以上であるとする。この場合には、図7の制御情報520Bを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1、41−2をオフにすると共に、送風供給部41−3、41−4をオンにする。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
なお、図7の制御情報520Bを参照する場合、記録媒体Pの最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整して、インクの乾燥が確実に行われるようにする。例えば、記録媒体Pの最大インク付着量Dが3.0μl/inch2以上である場合、インクの乾燥手段は、赤外線と、送風供給部41−3、41−4から供給される送風となる。そのため、この場合、記録媒体Pの搬送速度は、遅めにする。
このように、本実施形態によれば、記録媒体Pの最大インク付着量が多いほど、記録媒体Pの搬送方向の上流側の送風供給部41−1から下流側の送風供給部41−4の順に、記録媒体Pへの送風を停止する。これにより、記録媒体Pに付着させたインクは、赤外線を用いて送風で流れない程度に乾燥した後、さらに送風も用いて乾燥させることができる。そのため、乾燥時に記録媒体Pに付着させたインクが流れるなど乾燥の不具合が生じることを抑制することができる。よって、本実施形態によれば、乾燥時にインクの乾燥の不具合が発生することを抑制しながら、効率良く安定して乾燥を行うことができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る乾燥装置を備える画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。本実施形態は、上記図1に示す第1の実施形態に係る乾燥装置を用いた乾燥方法のうち、図4に示す送風の速度の制御方法以外は同様であるため、乾燥装置の送風の速度の制御方法についてのみ説明する。また、本実施形態の乾燥制御部503は、図2に示す制御情報記憶部513に格納されている制御情報520Aを制御情報520Cに変更したこと以外は同様であるため、図2に示すような制御部50を説明する図は省略する。
第3の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例について図6を参照して説明する。図8は、第3の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、制御部50において、乾燥制御部503は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量Dが予め定めた所定量D1未満(D<D1)か否かを判別する(ステップS41)。なお、本実施形態において、所定量D1は、送風供給部41−1〜41−4からの送風の速度の制御の際に参照される閾値である。なお、以下の説明では、送風の速度を吹き付け速度と呼ぶ。また、図9に示すような制御情報520Cによれば、所定量D1は、2.0μl/inch2である。
ステップS41において、最大インク付着量Dが所定量D1未満である場合、乾燥制御部503において、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオン(ON)にして吹き付け速度を吹き付け速度V1に調整する(ステップS42)。これにより、送風供給部41−1〜41−4により、画像が形成された記録媒体Pに所定の吹き付け速度V1で送風される。
そのため、乾燥装置40内において、記録媒体Pの搬送方向の上流側から下流側まで、画像が形成された記録媒体Pには、所定の吹き付け速度V1で送風される。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにして、IR照射部42−1〜42−4より画像が形成された記録媒体Pに赤外線が照射される。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
ステップS41において、最大インク付着量Dが所定量D1以上である場合、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにする。そして、送風供給制御部511は、吹き付け速度を、吹き付け速度V1よりも小さい吹き付け速度V2に調整する(ステップS43)。これにより、送風供給部41−1〜41−4により、画像が形成された記録媒体Pに所定の吹き付け速度V2で送風する。
そのため、乾燥装置40内において、記録媒体Pの搬送方向の最も上流側から下流側まで、画像が形成された記録媒体Pには、送風供給部41−1〜41−4は、吹き付け速度V2で送風する。また、IR照射部42−1〜42−4より記録媒体Pに赤外線が照射される。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
よって、本実施形態では、記録媒体Pの最大インク付着量が所定量D1以上である場合、所定量D1未満である場合よりも、送風供給部41−1〜41−4からの記録媒体Pに対する吹き付け速度を小さくする。そして、本実施形態では、送風供給部41−1〜41−4からの送風と、赤外線照射部42−1〜42−4から照射される赤外線との両方を用いて、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
なお、本実施形態では、最大インク付着量Dに応じて、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度が異なるので、インクの加熱量が異なるため、インクの乾燥速度が異なってくる。よって、本実施形態では、最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整してもよい。例えば、ステップS41において、最大インク付着量Dが所定量D1以上である場合、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度は遅い。この場合、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度が速い場合に比べて、インクの加熱量が小さい。そのため、この場合、搬送制御部502は、駆動ローラ321、341や巻取りローラ35の回転速度を制御して、記録媒体Pの搬送速度を遅めに調整する。
ここで、例えば、制御情報記憶部513に、図9に示すような制御情報520Cが記憶されている。図9は、制御情報記憶部513に記憶されている制御情報520Cの一例を示す図である。図9では、最大インク付着量は、上記の第1の実施形態の場合と同様、3通りに分類されている。なお、この三通りは、上記の第1の実施形態の場合と同様、例えば、印刷モード等に対応した分類である。
図9の制御情報520Cによれば、乾燥制御部503は、最大インク付着量が2.0μl/inch2未満の場合、送風供給部41−1〜41−4は、いずれもオンにされ、吹き付け速度は30m/sにされる。最大インク付着量が2μl/inch2以上3μl/inch2未満の場合、または3.0μl/inch2以上の場合、送風供給部41−1〜41−4は、いずれもオンにされ、吹き付け速度は10m/sにされる。このように、乾燥制御部503による制御のパターンは、三通りになる。なお、最大インク付着量が上記の何れの場合においても、IR照射部42−1〜42−4はオンにされる。
最大インク付着量が、2.0μl/inch2未満であるとする。この場合、図9の制御情報520Cを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにして、吹き付け速度を30m/sとする。
一方、最大インク付着量が、2.0μl/inch2以上3.0μl/inch2未満、または3.0μl/inch2以上であるとする。この場合、図9の制御情報520Cを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにして、吹き付け速度を10m/sとする。
また、IR照射制御部512は、最大インク付着量が上記の何れの場合でも、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
なお、図9の制御情報520Cを参照する場合、記録媒体Pの最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整して、インクの乾燥が確実に行われるようにする。例えば、記録媒体Pの最大インク付着量Dが2.0μl/inch2以上である場合、送風供給部41−3、41−4からの吹き付け速度は、10m/sである。この場合、記録媒体Pの最大インク付着量Dが2.0μl/inch2未満である場合よりも、吹き付け速度は遅い。そのため、この場合、記録媒体Pの搬送速度は、遅めにする。
このように、本実施形態では、記録媒体Pの最大インク付着量が所定量以上である場合には、所定量未満である場合よりも、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度を遅くしている。これにより、記録媒体Pに付着させたインクは、送風と赤外線の両方を用いて乾燥させることができる。そのため、乾燥時に記録媒体Pに付着させたインクが流れるなど乾燥の不具合が生じることを抑制することができる。よって、本実施形態によれば、乾燥時にインクの乾燥の不具合が発生することを抑制しながら、効率良く安定して乾燥を行うことができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る乾燥装置を備える画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。本実施形態は、上記図1に示す第1の実施形態に係る乾燥装置を用いた乾燥方法のうち、図4に示す送風の速度の制御方法以外は同様であるため、乾燥装置の送風の速度の制御方法についてのみ説明する。また、本実施形態の乾燥制御部503は、図2に示す制御情報記憶部513に格納されている制御情報520Aを制御情報520Dに変更したこと以外は同様であるため、図2に示すような制御部50を説明する図は省略する。
第4の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例について図10を参照して説明する。図10は、第4の実施形態に係る乾燥装置を用いた送風の速度の制御方法の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、乾燥制御部503は、最大インク付着量算出部505で算出された最大インク付着量Dが予め定めた所定量D1未満(D<D1)か否かを判別する(ステップS51)。なお、本実施形態において、所定量D1は、送風供給部41−1〜41−4からの送風の速度の制御の際に参照される閾値である。また、図11に示すような制御情報520Dによれば、所定量D1は、2.0μl/inch2である。
ステップS51において、最大インク付着量Dが所定量D1未満である場合、乾燥制御部503において、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオン(ON)にする。そして、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度をV1に調整とする(ステップS52)。
これにより、送風供給部41−1〜41−4は、画像が形成された記録媒体Pに対して、所定の吹き付け速度V1で送風する。
そのため、本実施形態では、乾燥装置40内において、記録媒体Pの搬送方向の上流側から下流側まで、画像が形成された記録媒体Pに所定の吹き付け速度V1で送風される。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにして、IR照射部42−1〜42−4より画像が形成された記録媒体Pに赤外線を照射して加熱させる。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
ステップS51において、最大インク付着量Dが所定量D1以上である場合、乾燥制御部503は、最大インク付着量Dが予め定めた所定の範囲内(D1以上D2未満(D1≦D<D2))か否かを判別する(ステップS53)。なお、本実施形態において、所定量D2は、所定量D1と同様、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度の制御の際に参照される閾値である。また、図9に示すような制御情報520Dによれば、所定量D2は、3.0μl/inch2である。
ステップS53において、最大インク付着量Dが所定量D2未満である場合、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにする。そして、送風供給部41−1からの吹き付け速度を吹き付け速度V1よりも遅い吹き付け速度V2とし、送風供給部41−2〜41−4からの吹き付け速度を吹き付け速度V1とする(ステップS54)。
これにより、本実施形態では、送風供給部41−1により、画像が形成された記録媒体Pに所定の吹き付け速度V2で送風される。その後、本実施形態では、送風供給部41−2〜41−4により、画像が形成された記録媒体Pに吹き付け速度V1で送風される。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにして、IR照射部42−1〜42−4より画像が形成された記録媒体Pに赤外線を照射して加熱させる。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
ステップS53において、最大インク付着量Dが所定量D2以上である場合、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにする。そして、送風供給部41−1、41−2からの吹き付け速度を吹き付け速度V1よりも小さい吹き付け速度V2に調整し、送風供給部41−3、41−4からの吹き付け速度を吹き付け速度V1に調整とする(ステップS55)。
これにより、送風供給部41−1、41−2により、画像が形成された記録媒体Pに吹き付け速度V2で送風され、送風供給部41−3、41−4により、画像が形成された記録媒体Pに吹き付け速度V1で送風される。また、IR照射制御部512は、IR照射部42−1〜42−4をオンにして、IR照射部42−1〜42−4より画像が形成された記録媒体Pに赤外線を照射して加熱させる。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる。
よって、本実施形態では、記録媒体Pの最大インク付着量が所定量の範囲内(D1以上D2未満)の場合には、記録媒体Pの搬送方向の上流側に位置する送風供給部41−1の吹き付け速度を遅くする。記録媒体Pの最大インク付着量が所定量D2以上の場合には、送風供給部41−1とその下流側に位置する送風供給部41−2の吹き付け速度を遅くする。
このように、記録媒体Pの最大インク付着量が多くなるにしたがって、送風供給部41−2の吹き付け速度を遅くしていく。これにより、インクが付着された記録媒体Pを乾燥させる上流側では、吹き付け速度を遅くして、インクが送風で流れない程度に送風し、記録媒体Pを乾燥させる。そして、インクをある程度乾燥させた後、上流側よりも速い速度で送風し、記録媒体Pを乾燥させる。
なお、最大インク付着量Dに応じて、送風供給部41−1〜41−4のうち、吹き付け速度を遅くする数が異なるので、インクの加熱量が異なる。そのため、インクの乾燥速度が異なってくる。よって、最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整してもよい。例えば、ステップS53において、最大インク付着量Dが所定量D2以上である場合、送風供給部41−1、41−2からの吹き付け速度は遅い。この場合、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度が速い場合に比べて、インクの加熱量が小さい。そのため、この場合、搬送制御部502は、駆動ローラ321、341や巻取りローラ35の回転速度を制御して、記録媒体Pの搬送速度を遅めに調整する。
ここで、例えば、制御情報記憶部513に、図11に示すような制御情報520Dが記憶されている。図11は、制御情報記憶部513に記憶されている制御情報520Dの一例を示す図である。図11では、最大インク付着量は、上記の第1の実施形態の場合と同様、3通りに分類されている。なお、この三通りは、上記の第1の実施形態の場合と同様、例えば、印刷モード等に対応した分類である。
図11の制御情報520Dによれば、乾燥制御部503は、最大インク付着量が2.0μl/inch2未満の場合、送風供給部41−1〜41−4は、いずれもオンにされ、吹き付け速度は30m/sにされる。
最大インク付着量が2μl/inch2以上3μl/inch2未満の場合、送風供給部41−1は、オンにされ、吹き付け速度は10m/sにされる。また、送風供給部41−2〜41−4は、いずれもオンにされ、吹き付け速度は30m/sにされる。
最大インク付着量が3μl/inch2以上の場合、送風供給部41−1、41−2は、いずれもオンにされ、吹き付け速度は10m/sにされる。また、送風供給部41−3、41−4は、いずれもオンにされ、吹き付け速度は30m/sにされる。
このように、乾燥制御部503による制御のパターンは、三通りになる。
なお、最大インク付着量が上記の何れの場合においても、IR照射部42−1〜42−4はオンにされる。
記録媒体Pの最大インク付着量Dが、2.0μl/inch2未満とする。この場合には、図11の制御情報520Dを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにして、送風供給部41−1〜41−4からの吹き付け速度を30m/sに調整とする。
一方、記録媒体Pの最大インク付着量Dが、2.0μl/inch2以上3.0μl/inch2未満とする。この場合、図11の制御情報520Dを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにする。そして、送風供給部41−1からの吹き付け速度を10m/sとし、送風供給部41−2〜41−4からの吹き付け速度を30m/sとする。
また、記録媒体Pの最大インク付着量Dが、3.0μl/inch2以上であるとする。この場合、図11の制御情報520Dを参照して、送風供給制御部511は、送風供給部41−1〜41−4をオンにする。そして、送風供給部41−1、41−2からの吹き付け速度を10m/sとする。また、送風供給制御部511は、送風供給部41−3、41−4からの吹き付け速度を30m/sとする。
IR照射制御部512は、最大インク付着量が、上記の何れの場合でも、IR照射部42−1〜42−4をオンにする。
なお、図11の制御情報520Dを参照する場合、記録媒体Pの最大インク付着量Dに応じて、記録媒体Pの搬送速度は適宜調整して、インクの乾燥が確実に行われるようにする。例えば、記録媒体Pの最大インク付着量Dが3.0μl/inch2以上である場合、送風供給部41−1、41−2からの吹き付け速度は、10m/sである。この場合、記録媒体Pの最大インク付着量Dが2.0μl/inch2未満である場合よりも、送風供給部41−1、41−2からの吹き付け速度(30m/s)よりも遅い。そのため、この場合、記録媒体Pの搬送速度は、遅めにする。
このように、本実施形態では、記録媒体Pの最大インク付着量が多くなるほど、送風供給部41−1〜41−4のうち、記録媒体Pの搬送方向の上流側から下流側の順に、記録媒体Pに対する吹き付け速度を遅くする。これにより、記録媒体Pの最大インク付着量に応じて、記録媒体Pに付着させたインクは、記録媒体Pの搬送方向の上流側で遅い速度による送風である程度乾燥させた後、速い速度の送風で乾燥させることができる。そのため、記録媒体Pに付着させたインクは、送風と赤外線の両方を用いて乾燥させることができる。よって、本実施形態によれば、乾燥時に記録媒体Pに付着させたインクが流れるなどインクの乾燥の不具合が発生することを抑制しながら、さらに効率良く安定して乾燥を行うことができる。
なお、本実施形態では、送風供給部41−1〜41−4は、送風/停止のみを制御しているが、これに限定されない。例えば、本実施形態の送風供給部41−1〜41−4は、オン/オフ(送風/停止)の制御と、送風供給部41−1〜41−4から吹き付け速度の制御との両方を調整するようにしてもよい。
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 画像形成装置
20 インクジェットヘッドユニット(画像形成部)
21、21K、21C、21M、21Y インク吐出ヘッド
30 搬送部
31 元巻きローラ
32 搬送ローラ
33 搬送支持部材(プラテン)
34 排出ローラ
35 巻取りローラ
40 乾燥装置(乾燥部)
41−1〜41−4 送風供給部
42−1〜42−4 赤外線(IR)照射部
50 制御部
特許第5230490号公報

Claims (8)

  1. 液滴が付着した記録媒体を乾燥させる乾燥装置であって、
    前記記録媒体に送風する送風供給部と、
    前記送風供給部による前記記録媒体に対する送風の速度を制御する乾燥制御部と、
    を有し、
    前記乾燥制御部は、前記記録媒体上に付着させた前記液滴の最大液滴付着量に応じて、前記送風の速度を制御することを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記記録媒体を加熱する加熱部を有し、
    前記乾燥制御部は、
    前記最大液滴付着量が所定量未満である場合には、前記送風の速度および前記加熱部による加熱を制御して前記記録媒体を乾燥させ、
    前記最大液滴付着量が所定量以上である場合には、前記送風供給部からの送風を停止させ、前記加熱部により前記記録媒体を加熱する請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記加熱部は、前記記録媒体に赤外線を照射する赤外線照射部を含む、請求項2に記載の乾燥装置。
  4. 前記送風供給部が前記記録媒体の搬送方向に複数設けられ、
    前記乾燥制御部は、
    前記最大液滴付着量が多くなるほど、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置される送風供給部から下流側に配置される送風供給部の順に、前記記録媒体に対する送風を停止する請求項1〜3の何れか一項に記載の乾燥装置。
  5. 前記乾燥制御部は、
    前記最大液滴付着量が所定量以上である場合には、前記送風の速度を、前記最大液滴付着量が所定量未満である場合よりも小さくなるように制御する請求項1〜3の何れか一項に記載の乾燥装置。
  6. 前記送風供給部が前記記録媒体の搬送方向に複数設けられ、
    前記乾燥制御部は、
    前記最大液滴付着量が多くなるほど、前記記録媒体の搬送方向の上流側に配置される送風供給部から下流側に配置される送風供給部の順に、前記送風の速度を遅くする請求項5に記載の乾燥装置。
  7. 搬送部により搬送される記録媒体に液滴を吐出して画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体に付着させた前記液滴を乾燥させる乾燥部と、
    を有し、
    前記乾燥部は、請求項1〜6の何れか一項に記載の乾燥装置である画像形成装置。
  8. 液滴が付着した記録媒体に送風する送風供給部を有し、前記記録媒体を乾燥させる乾燥装置による乾燥方法であって、
    前記送風供給部により前記記録媒体に対して送風する手順と、
    前記記録媒体上に付着させた前記液滴の最大液滴付着量に応じて、前記記録媒体に対する前記送風の速度を制御する手順と、を有することを特徴とする乾燥方法。
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